3182 オイシックスラ大地 2020-11-12 15:00:00
2021年3月期 第2四半期 決算説明資料 [pdf]
FY2021/3 2Q決算説明資料
オイシックス・ラ・大地株式会社
2020.11.12
目次
1. FY2021/3 2Q全社業績
2. FY2021/3 2Q事業セグメント別業績
3.コロナ禍における社会活動について
4.業績予想の修正および下期の業績見通しについて
5. 事業トピックについて
6.当社の新しいグリーンシフト施策について
■ APPENDIX・DATA SHEET
1
「これからの食卓、これからの畑」
より多くの人が、よい食生活を楽しめる
サービスを提供します
よい食を作る人が、報われ、誇りを持てる
仕組みを構築します
食べる人と作る人とを繋ぐ方法をつねに進化させ、
持続可能な社会を実現します
食に関する社会課題を、ビジネスの手法で解決します
私たちは、食のこれからをつくり、ひろげていきます
2
1. FY2021/3 2Q全社業績
3
前年同期比較時の差異について
【Purple Carrot社の連結】
✓ 2019年4月に子会社化した、アメリカでヴィーガンに特化したミールキット宅配を展開する
Purple Carrot社について、前期3Qより売上・利益・のれん償却の連結を開始
✓ 前期(FY2020/3期)は下期6か月の半期連結、今期(FY2021/3)は通期連結
✓ 前期比較において、上期はPurple Carrot分が上積みとなる
◆Purple Carrot連結期間
会計年度 連結期間 1Q 2Q 3Q 4Q
FY2020/3 3Qから
前期 下期6か月 連結開始
(FY2020/3期) 連結
今期 通期12か月
(FY2021/3期) 連結
※決算期の違いにより、連結期間は3か月ずれて連結(2QはPurple Carrotの4月~6月期の実績が計上)
4
エグゼクティブサマリ
ーFY2021/3 2Q業績
売上
✓ 足元ではコロナによる宅配ニーズの高まりが徐々に落ち着きつつあるものの、
2Qも継続的に会員数・ARPUが順調に伸長し増収
✓ 会員数は、Oisixにおいて1Qに発生した物流キャパシティ逼迫の課題がほぼ解消し、
2Q途中より制限の無い新規会員獲得を再開した結果、2Q中に約2万人増
✓ ARPUは、夏季の旅行や帰省自粛により宅配ニーズが底上げされ、
3ブランドとも前年同期比約15~20%増
✓ 海外宅配事業もPurple Carrot/香港事業とも順調に売上伸長し、初の四半期黒字化
✓ 保育園卸などリアル事業は、2Qも継続して売上減少するも、徐々に前年水準に戻りつつある
利益
✓ 1Qに引き続き、売上増による利益増に加え、
ARPUの上昇による物流・配送の効率化により限界利益率が良化
✓ Oisixにおいてキャパシティ逼迫により、
1Qを中心に新規獲得を制限していた影響などにより、
上期計で新規販促費未消化分 約7.5億円 が上積み
注)本ページ以降、”新型コロナウイルス感染症”を“コロナ”と略記します 5
FY2021/3 2Q業績サマリ
売上高:1Qに引き続き、コロナによる宅配ニーズ増により会員数・ARPUが順調に伸長
利益 :売上・ARPU増による利益増に加え、Oisix新規販促費の未消化により、
当初想定を上回る進捗
売上高 475.6億円 EBITDA 46.7億円
(前年同期比 146%) (前年同期比 347%)
39.7億円 24.5億円
親会社株主に
帰属する
営業利益 四半期
441%) 628%)
(前年同期比
純利益 (前年同期比
6
FY2021/3 2Q業績推移
コロナによる需要増の効果もあり、上期時点では過去最高の売上・利益を記録
売上高 EBITDA 営業利益
475.6 億円 46.7 億円 39.7 億円
(前年同期比 146%) (前年同期比 347%) (前年同期比 441%)
475.6 46.7 39.7
325.5
301.2
189.3
14.4 13.4 10.4
9.0
6.3
2.3
FY FY FY FY FY FY FY FY FY FY FY FY
2018/3 2019/3 2020/3 2021/3 2018/3 2019/3 2020/3 2021/3 2018/3 2019/3 2020/3 2021/3
上期 上期 上期 上期 上期 上期 上期 上期 上期 上期 上期 上期
注)FY2019/3期は、らでぃっしゅぼーやは決算期変更のため、
13ヶ月計上(1Qに4ヶ月計上)
7
同条件比較のため、らでぃっしゅの1か月分(18年3月分)を除外
売上高:前年推移
売上高:前年推移
(億円)
2 その他事業
売上増
475.6 1 国内宅配3事業の売上増:約101億円
約8 約41
・ARPU増影響 :約66億円
約101 3 ・会員数増影響 :約35億円
Purple
325.5 Carrot
連結
2 その他事業の売上増:約8億円
1
宅配3事業
売上増 ・他社EC支援・香港 :約10億円
・保育園卸などその他事業 :約▲2億円
3 Purple Carrot連結:約41億円
・前期3Qより連結開始したため、
前年同期比で上期は上積み (詳細は3ページ参照)
FY2020/3 FY2021/3
上期 上期
8
EBITDA:前年推移
EBITDA:前年推移(億円)
1 宅配3事業の利益増:約25億円
3 ・ARPU増影響 :約16億円
その他事業の
利益増 約3.5 約4.5 ・会員数増影響 :約9億円
約1 46.7
1 2 Oisix新規販促費未消化:約7.5億円
宅配3事業の
利益増 約7.5 4 Purple
5
Carrot
固定費増 3 その他事業の利益増:約1億円
連結
・他社EC支援・香港 :約1億円
2 ・保育園卸などその他事業 :±0億円
Oisix:
約25 新規販促費
未消化 4 Purple Carrot連結:約3.5億円
・前期3Qより連結開始し、今期初めて黒字化
13.4
・前年同期比で上期は上積み(詳細は3ページ参照)
5 固定費増:約4.5億円
・1Qのコロナ対応費用や
FY2020/3 FY2021/3 指定替えなどのスポット費用増 約4億円
上期 上期
9
セグメント別業績サマリ
売上 セグメント利益※ FY2021/3 2Q事業概況
230.4億円 43.3億円
・出荷キャパ逼迫解消により、新規獲得を再開。
Oisix 2Qで約2万人の会員増
・ARPUは、前年同期比約20%増
(前年同期比 140%) (前年同期比 232%)
大地を守る会※ 70.9億円 13.6億円 ・今期より会員拡大フェーズに移行。
2Qで約1,000人の会員増。
・ARPUは、前年同期比約15%増
(前年同期比 138%) (前年同期比 155%)
90.8億円 16.2億円
・2Qは調達物流の改革に注力し、
らでぃっしゅ 会員数は微減
ぼーや ・ARPUは、前年同期比約15%増
(前年同期比 122%) (前年同期比 128%)
・他社EC支援や海外事業は順調に伸長
その他事業※
(子会社含む)
85.2億円 10.3億円 ・保育園卸事業などのリアル媒体の事業は、
ほぼ前年売上に回復しつつある
(前年同期比 242%) (前年同期比 186%) ・上期はPurple Carrotの売上・利益が
新規連結で上積み
※大地を守る会、その他事業のセグメント利益は 10
のれん償却影響を控除しており、短信のセグメント数値と異なります。
事業セグメント概要
売上高
475.6 億円
その他 セグメント利益率
セグメントコスト
事業 12.2%
セグメントコスト計
らでぃっしゅ セグメント利益率 セグメントコスト
392.0億円
ぼーや 17.9%
セグメントコスト
セグメント利益率
大地を
守る会 19.3%
セグメント利益計 全社固定費
83.6
のれん償却費など
億円 43.9億円
セグメント利益率 セグメントコスト 営業利益
Oisix
39.7
18.8%
億円
11
2. FY2021/3 2Q事業セグメント別業績
12
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC宅配事業(アライアンス)
とくし丸(子会社)
③ その他事業
海外宅配事業
店舗外販事業
13
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC宅配事業(アライアンス)
とくし丸(子会社)
③ その他事業
海外宅配事業
店舗外販事業
14
国内宅配 主要3ブランド
Oisix KPI 国内宅配 その他
その他 事業
会員数:出荷キャパ逼迫が解消し、制限のない新規獲得を再開した結果、2Qで約2万人の会員増
ARPU:夏季の旅行や帰省の自粛により、おうちごはん需要が底上げされ、前年同期比約20%増
会員数 ARPU※
274,929人 12,986円
(前年同期比 121%) 274,929
(前年同期比 122%) FY2020/3
FY2021/3
252,303
239,837
230,393 13,822
226,187
221,612
12,986
202,427
193,461
186,929
177,606
11,745
11,379
11,095
10,634
FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2020/3 FY2020/3 FY2020/3 FY2021/3 FY2021/3
1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
※ ARPU=Average Revenue Per User:一人当たり月単価 15
国内宅配 主要3ブランド
Oisix KPI 国内宅配 その他
その他 事業
コロナによる外出自粛の長期化により、おうちごはんのマンネリ化の課題が顕在化。
時短かつプレミアムな調理体験を提供するKit Oisixコースの会員数が大幅増加
Kit Oisixコース会員数推移※ ◆コロナによるKit Oisix販売食数の増加
(上期の販売食数推移)
185,875人
1,167万食
830万食
(前年同期比 138%) 608万食
185,875
CAGR
150,093
160,112 +39%
141,292
134,895
128,551 FY2019/3 FY2020/3 FY2021/3
上期 上期 上期
111,169
94,841
✔ おうちごはんの増加により
87,232 Kit Oisixの販売食数は急増
79,674
FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2020/3 FY2020/3 FY2020/3 FY2021/3 FY2021/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
※Oisix会員数の内数。Kit Oisixコースに加え、 16
「ちゃんとOisixコース」「サクっとOisixコース」会員を含む
国内宅配 主要3ブランド
Oisixトピックス 国内宅配 その他
-Kit Oisixコラボ その他 事業
当社のミールキット開発ノウハウと提携先のレシピ・食材を活かしたコラボKitを複数リリース。
今後も商品コラボを始め、両社のEC事業連携などのソリューションを検討
モスバーガーコラボ 大戸屋コラボ
◆時を忘れる 魅惑のボロネーゼ ◆大戸屋監修 鶏と野菜の黒酢あん
✔ リニューアルした「モスバーガー」のミートソースを活 ✔ 大戸屋で18年連続の人気No.1メニューを
かしたボロネーゼは、12,000セット即日完売 Kit Oisixで再現し、即日完売
Future Food Fundへの出資に加え、 大戸屋EC事業や大戸屋店舗での
食領域での協業を検討中 コラボメニューの共同開発を進める
17
国内宅配 主要3ブランド
Oisixトピックス 国内宅配 その他
ーおうちレストラン その他 事業
コロナによる新しいお客さまニーズを捉えた「おうちレストラン」は、
外食店・お客さま双方のニーズが非常に高く、今後も取扱いを拡大予定
【外食店 販売実績】
串カツの販売本数が
17万本突破
累計4,000セット販売
【お客さまの声】
✔ 一度お店に行ってラムすき焼きを食べてみたかったのですが、
緊急事態宣言中だったので外食するのも難しい時にこちらを見つけて
すぐに注文しました。大変美味しかったです。
✔ 医療従事者で毎日頑張っているお父さんに、久しぶりの居酒屋気分
を楽しんでもらおうと、父の日に串カツセットをいただきました。
秘伝のソースをつけるおかわり自由の生キャベツ、
✔ 取扱い商品は、23店舗43アイテムまで拡大 チンチロリンハイボールも再現し、盛り上がりました。
また利用したいのでよろしくお願いします。
18
国内宅配 主要3ブランド
Oisixトピックス 国内宅配 その他
ー狭山ステーション その他 事業
当初予定通り10月に竣工。3Qは来期の新センター稼働を見据えたテスト稼働を行いつつ、
今後の出荷増に対応できる体制が整った
狭山ステーションの状況
✔ 当初3Q稼働を予定していたが、
既存センターの生産性改善がうまくいき、4Q稼働に変更
✔ 3Qは来期の新センター稼働を見据えたテスト稼働を実施
✔ 出荷キャパは前期末比+50%となり、
コロナの再拡大による出荷増にも対応できる体制が整った
初期投資・物流費増について
① 初期投資:約50百万
② 物流費増:約15百万/月(今期4Qから来期3Qの新海老名ステーション稼働まで)
19
(再掲)
今後の出荷キャパ体制について
狭山ステーション増設により、新海老名ステーションの稼働開始までの安定的な
出荷キャパシティ確保が完了
2020年 2020年 2021年
4月 10月 10月
・少SKUサービス
「サクッとOisix」ローンチ
事業状況 ・サテライトセンター増設 ・狭山ステーション稼働開始 ・新海老名ステーション稼働に
対策 より、キャパ大幅拡大
キ ⇒4月末から新規獲得を
段階的に再開
・積極的な新規獲得再開
ャ
パ
シ ・現海老名ステーション
・現海老名ステーション
新海老名ステーション
テ +
・藤沢(少SKU専任)
・座間(お試しセット)
物流拠点 ィ ・藤沢(少SKU専任) +
(※藤沢・狭山は2021年10月以降に
閉鎖予定、
超 ・座間(お試しセット)
・狭山ステーション 座間はらでぃっしゅ出荷に専任)
過
発
生 出荷キャパ
出荷 出荷キャパ 3月比で最大+50%増まで対応可 出荷キャパ
キャパシティ 約+10%増 ※新海老名ステーション稼働開始 最大+200%増まで対応可
までのキャパシティをカバー
20
国内宅配 主要3ブランド
大地を守る会 KPI 国内宅配 その他
その他 事業
会員数:自粛期間の新規入会者の継続利用もあり、増加基調を継続
ARPU:夏季の旅行や帰省の自粛による宅配需要の高まりにより、前年同期比約15%増
定期会員数 ARPU※
44,878人 24,128円
(前年同期比 120%) (前年同期比 114%)
FY2020/3
44,086 43,775
44,878 FY2021/3
43,941
42,071
40,189
38,517
37,532 37,121 37,127
27,117
24,128
22,391
21,604
20,821
21,159
FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2020/3 FY2020/3 FY2020/3 FY2021/3 FY2021/3
1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
※ ARPU=Average Revenue Per User:一人当たり月単価 21
国内宅配 主要3ブランド
大地を守る会トピックス 国内宅配 その他
その他 事業
コロナ対応を行いつつ、会員再拡大に向けた集客手法の改善や、
ターゲット層のLTV向上に向けた販売企画を実施
新規集客手法の改善
✔ 「野菜の日」を上手くリーズニングしたお試しセットが大きく伸長
✔ アウトバウンド人員の増加による掛電体制の強化
⇒チャンスロスを最小化し、2Qも会員数純増を継続
LTV向上の取組
◆二人暮らしのシニア層に向け、
✔ 桃の定期便など青果品の追加サブスクコースの販売が好調で
前年比120%の売上を記録
✔ 新しいブランド「目利きの旬魚」は、メインターゲット層を中心に
お客さまから好評を頂いており、当初想定を上回る売上
◆コロナ自粛のお客さま変化に向け、
✔ ニーズに合わせた「世界の食卓」特集が大きく売上伸長
22
国内宅配 主要3ブランド
らでぃっしゅぼーや KPI 国内宅配 その他
その他 事業
会員数:2Qは従来戦略通りオペレーション改善に注力し、新規獲得を抑制したため微減
ARPU:夏季の旅行や帰省の自粛による宅配需要の高まりにより、前年同期比約15%増
定期会員数 ARPU※
61,822人 20,884円
(前年同期比 104%) (前年同期比 117%)
74,240 FY2020/3
71,616
FY2021/3
66,070 62,515
62,935 61,822
61,009
59,400 58,528
56,935
23,189
20,884
19,659
18,621
18,202
17,926
FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2020/3 FY2020/3 FY2020/3 FY2021/3 FY2021/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
1Q 2Q 3Q 4Q
※ ARPU=Average Revenue Per User:一人当たり月単価 23
国内宅配 主要3ブランド
らでぃっしゅぼーやトピックス 国内宅配 その他
その他 事業
今期の収益力強化施策の一つである「らでぃっしゅぼーや集荷センターの集約」を
6月より段階的に実施。センター集約により青果品の原価が約0.4pt削減
改善前 集荷センター集約後
生 生
産 産
者 者
全国の生産者から各物流センターに
商品 集荷センターの集約により、
個別納品され、不要な調達物流コスト、
原価 青果品原価が約0.4pt削減
廃棄ロスが増加
青果 センター集約により、「品質基準の均一化」、
各センターでの品質チェックに依存し、
クレーム 「産地への迅速な品質フィードバック」が
ばらつきがある状態
可能となり、3Q以降に重点的に取り組む
24
国内宅配トピックス
国内宅配 主要3ブランド
国内宅配 その他
-おせち販売進捗 その他 事業
コロナ影響でお正月を自宅過ごすと考えている人が増加。おせち販売においても、
自宅+実家のペア販売など離れた家族を繋ぐ新提案により、3ブランドとも前年比超えで進捗
Oisix 大地を守る会 らでぃっしゅぼーや
✔ 自宅+実家のペア販売など ✔ おせちに加え、鍋や蟹など ✔ 家族などへのお歳暮として、
少人数・複数買いを提案 のハレ食材の販売強化 「転送サービス」を実施
3ブランド計で、前年比120%を超える販売着地を目指す
25
国内宅配 主要3ブランド
事業セグメント全体像 国内宅配 その他
その他 事業
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC宅配事業(アライアンス)
とくし丸(子会社)
③ その他事業
海外宅配事業
店舗外販事業
26
国内宅配 主要3ブランド
他社EC宅配事業 国内宅配 その他
その他 事業
物流キャパシティの逼迫の解消を受け、新規獲得を再開し、
順調に定期会員数が増加。ARPUも自社ブランドの国内宅配事業と同様に増加
ISETAN DOOR dミールキット
・・三越伊勢丹HDのEC宅配事業の支援事業。 ・・NTTドコモと協業で、ドコモの契約者様向けに
ECサイト運営管理から物流・配送まで受託 ミールキットを中心とした定期宅配サービスを運営
✔ キャパ逼迫の解消を受け、新規獲得を再開 ✔ コロナによる宅配需要の増加を捉え、
定期会員数は前期末比で約2倍に伸長
✔ 宅配需要の増加により、 ✔ サービス1周年を記念したお試しセットも好調で、
順調に会員が伸長し前期末比で約2倍に伸長 dミールキットの累計食数は40万食を突破
27
国内宅配 主要3ブランド
とくし丸(子会社) 国内宅配 その他
その他 事業
流通総額、稼働台数ともに大幅に伸長。コロナにより小売店の移動販売のニーズ拡大。
当初計画の年間300台の稼働台数増に対し順調に進捗
上期累計 流通総額 稼働台数増の背景
77.2 億円
✔ 密集を避けられる販売方法として、
小売店の移動販売ニーズが拡大し問合せ増
(前年同期比 155.0%) 77.2
✔ 増車スキームの改善により拡大スピードが加速
稼動車両台数
✔ 雇用の受け皿として、
614台 49.8
614台
販売パートナーの応募数も増加
36.7
25.3 9月以降、週1台のペースで増車し、
440台
15.5
336台
車両台数11台
268台 に一気に稼働拡大
189台
FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2021/3
上期 上期 上期 上期 上期
28
国内宅配 主要3ブランド
事業セグメント全体像 国内宅配 その他
その他 事業
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC宅配事業(アライアンス)
とくし丸(子会社)
③ その他事業
海外宅配事業
店舗外販事業
29
※Purple Carrotは12月決算であり、 国内宅配 主要3ブランド
Purple Carrot事業(アメリカ) 決算連結が当社と3カ月ずれているため、
2Qは4月~6月の事業数値を連結しています
国内宅配 その他
その他 事業
1Qに引き続き宅配需要の急増により四半期黒字を達成も、売上・会員数の伸長は、
徐々に落ち着きつつある状況。サービス改善の取組に注力し、本質的な収益創出を目指す
事業状況 卸事業の進捗
✔ 1Qに引き続き、2Q(4月~6月)も
四半期黒字化達成 ✔ 7月に開始した米国オーガニック小売最大手
「Whole Foods Markets」への
✔ 会員数は、引き続きコロナ影響により大幅増加も、 ミールキット卸は、順調に規模拡大
足元では徐々に落ち着きつつある
✔ 本質的な収益創出に向け、お客さま満足に特化した
社内部署の立ち上げなど、サービス改善に注力
◆会員数推移 四半期比
約+35%
四半期比
約+30%
四半期比
約+20%
FY2019/12 FY2019/12 FY2020/12 FY2020/12
3Q 4Q 1Q 2Q
30
国内宅配 主要3ブランド
香港・上海事業 国内宅配 その他
その他 事業
香港:コロナによる需要増によりサービス開始後初の四半期黒字を達成。
一時的な売上増の効果のため、今後も安定的な売上・利益創出を目指す
上海:現地のお客さまニーズに沿ったミールキットの磨き上げを完了
■ Oisix香港 ■ Oisix 上海
・・2009年よりサービスを開始。 ・・2017年よりサービス開始。
日本産商品を越境でお届けするモデルで展開 Oisix商品基準を満たす商品を現地調達でお届け
✔ コロナ第2波の影響により引き続き需要が増加し、 ✔ 今年6月に開始したミールキットサービスは、
四半期黒字化を達成 現地ニーズに合わせたプロダクトの磨き上げを完了
✔ 空輸便、現地のラストワンマイルを増便し、 ✔ 次フェーズの「継続されるサービス確立」に向け、
宅配需要の急増に対応 コミュニティなどを活用したロイヤリティ向上施策を実施
31
国内宅配 主要3ブランド
店舗外販事業 国内宅配 その他
その他 事業
SinS:注力して取組を行ってきたKit Oisix卸店舗のモデル構築が順調に進捗
保育園卸:1Qの休園影響から回復し、2Qはほぼ前年並みの売上まで回復
Shop in Shop 保育園卸
上期累計 売上高 上期累計 売上高
4.0 億円 4.1 億円
取引店舗 取引園数
150 店 412 園
5.0
3.9 4.0
3.8
3.7 4.1
3.6
1.8
FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2021/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3 FY2021/3
上期 上期 上期 上期 上期 上期 上期 上期
32
国内宅配 主要3ブランド
Future Food Fund 国内宅配 その他
その他 事業
新規LPに扶桑化学工業とJALUXが参画。LPとは出資の領域にとどまらず食領域での
事業提携を協議中。またおやつのサブスク販売を行うsnaq. meへ新規出資が決定
フードイノベーション領域に特化したCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)。
食領域の事業会社が、国内外の先進的な「食・農・ヘルスケア」領域への積極的な投資を行い、
エコシステムの構築を目指す。
LP(出資企業) 食領域のスタートアップ企業
NEW
NEW
ハッピーでわくわく美味しい
「おやつ体験」を提供する
LPとは出資に留まらず、 自然派おやつのサブスク販売
当社との食領域での事業提携を幅広く協議
33
国内宅配 主要3ブランド
関連会社トピック 国内宅配 その他
その他 事業
関連会社のウェルカム(DEAN & DELUCA)について、
2Qは引き続き減収であるものの、徐々に前年並みの売上まで回復しつつある
1Qまでの状況
✔ 4月~5月は、コロナ対応として、
全店休業を行ったことにより、大幅な売上減少
✔ オンラインショップの売上は好調で、前年同期比2倍で推移
2Qの状況
✔ 引き続き減収であるもの、
店舗への来客が順調に戻り、
徐々に前年並みまで回復
✔ レジ袋有料化の影響もあり、
エコバック及び季節限定のトートバックの販売が好調
34
3. コロナ禍における社会活動について
35
社会的活動
-We support (医療従事者支援)
医療従事者向けの食品支援プラットフォーム「We Support」は、延べ36万食の食品を
医療機関へ提供し、支援総額は3億円を突破。西日本の医療機関にも支援を拡大
支援実績
◆支援総額:
約3.3億円
・・医療機関と食品サポート企業とを ◆支援食数:
約36万食
つなぐプラットフォーム
◆支援企業:
・味の素株式会社
94社
・株式会社伊藤園
・カゴメ株式会社
・亀田製菓株式会社 など
◆支援先医療機関: 76機関
・永寿総合病院
・東京曳船病院
・東京品川病院 など
※10月末時点 36
社会的活動
-生産者・地方自治体支援
外食や観光の自粛の影響により、消費量が減少し、行き場を失った食材を活用した
商品開発や支援販売を実施
徳島ブランド鶏「阿波尾鶏」 日本酒用の酒米
✔ 外食の落ち込みに伴い、
✔ 観光客の減少により、売り先がなくなった 需要が減少した日本酒用の酒米を
徳島のブランド鶏「阿波尾鶏」を使った 新しい食べ方提案としてリゾットセットにして販売
ミールキットを開発、支援販売
✔ 2020年度の株主優待商品としてもお届け
※11月19日~ 販売開始 ※12月20日~ 販売開始
37
4. 業績予想の修正および
下期の業績見通しについて
38
全社業績修正
5月時点の当初予想に対し、会員数・ARPUが大きく伸長したため、通期業績予想を修正
当初予想 修正予想 増減額 増減率
売上高 780.0億円 900.0億円 +120.0億円 +15.4%
EBITDA 44.0億円 64.0億円 +20.0億円 +45.5%
営業利益 30.0億円 50.0億円 +20.0億円 +66.7%
親会社株主に帰属する
当期
純利益
12.0億円 25.0億円 +13.0億円 +108.3%
39
下期の見通しについて
上期の会員数増により、下期も増加分の会員数について継続的に売上・利益が上積み。
一方、ARPUはコロナによる追い風がなくなり低下する可能性を保守的に織り込む。
また、未消化分と春の集客へのPR費用投下、狭山ステーション稼働に伴う物流費増などを見込む
修正予想 上期実績・進捗率 下期見通し
900.0億円 (475.6%)
売上サイド
億円
売上高 + 定期会員増分の売上・利益は継続的に増加
53
通期進捗率
+ 年末年始の予約商品売上が好調
EBITDA 64.0億円 46.7億円 -
ARPUは段階的に漸減する可能性があり、
売上・利益率ともに徐々に落ち着く可能性
(通期進捗率 73%)
コストサイド
営業利益 50.0億円 39.7億円 ✔ Purple Carrot業績好調のため、
追加のアーンアウト費用発生(3Q)
(通期進捗率 80%)
✔ 上期未消化分のPR費の投下(3Q/4Q)
✔ Oisix:春季大規模PRの費用投下(4Q)
24.5億円
親会社株主に帰属する
当期
25.0億円
(未消化分とは別に、来期に向けた先行投資を見込む)
純利益 (通期進捗率 98%) ✔ 狭山ステーション稼働に伴う物流費増(4Q)
40
セグメント別予想修正
当初予想 修正予想
売上高 セグメント利益※ 売上高 セグメント利益※
Oisix
430.0億円 61.5億円 450.0億円 70.0億円
(増減率 +5%) (増減率 +14%)
宅
配
事
大地を
守る会 110.0億円 20.5億円 120.0億円 24.5億円
(増減率 +9%) (増減率 +20%)
業
165.0億円 30.0億円
らでぃ
っしゅ
ぼーや
140.0億円 25.5億円 +18
(増減率 +18
%) (増減率 %)
その他
事業
100.0億円 9.0億円 165.0億円 14.0億円
+65
(増減率 +56
%) (増減率 %)
※大地を守る会、その他事業のセグメント利益は 41
のれん償却影響を控除しております。
宅配3ブランドの *当初予想発表時から、
会員数の定義を、より適切な事業状況を
会員数計画修正 反映したものへと変更しております。
そのため、過去2期・当初予想について
前回発表から数値を更新しております
会員数予想
FY2021/3期末
FY2019/3期末 FY2020/3期末
修正後予想 当初予想
389,000
(+55,000)
362,000
334,000 らでぃっしゅぼーや
らでぃっしゅ
60,000
306,000 52,000
56,935
+3,000
大地を
62,935 大地を守る会 守る会
44,000 40,000
37,127 +7,000
40,189
Oisix Oisix
285,000 270,000
202,427 239,837 +45,000
42
5. 事業トピックスについて
43
ディズニー社とライセンス契約開始
-Table for Tomorrow
子どもの食の未来を創造する「Table for Tomorrow」プロジェクトを始動。
ミールキットなどの共同商品開発や、子どもの食育応援の商品・サービスなどを展開予定
◆「Table for Tomorrow」プロジェクト
・・共同商品開発、イベント実施など、ディズニーの世界観を通し
「圧倒的に楽しい食体験」や「課題解決型のサービス・商品展開」を予定
子どもたちが食に対して主体的に関われる商品づくり 中長期的な取組
◆第1弾の取組み
家族でつくるKit Oisix
<ミッキー&ミニー>野菜たっぷりハンバーグ
今後も、 食を起点とした
✓ 家族で食に関わる コンテンツ・イベントなども提供
✓ バランスの良い食事を学ぶ
✓ 味覚を育てる
などのテーマについて
共同での商品づくりを予定
©Disney
44
大戸屋HDとの提携の進捗
8月発表の大戸屋HDとの提携については、コロワイド社のTOB成立を受け、新経営陣との
協議を進めていく予定。また、新たにコロワイド社との協業についても議論を開始
これまでの経緯 協議ステータス
7月10日:大戸屋HDに対し、 ✔ 大戸屋HDとの事業提携については、
コロワイド社によるTOB開始 新経営陣との協議を進めていく予定
8月14日:当社と大戸屋HDの業務提携を発表
9月8日:コロワイド社によるTOB成立
11月4日:大戸屋HD臨時株主総会にて
役員選任案について承認
✔ 大戸屋との事業以外にも、
コロワイド社との協業のディスカッションを開始
11月10日:大戸屋HDの親会社が
コロワイド社へ変更
45
6. 当社の新しいグリーンシフト施策について
46
「これからの食卓、これからの畑」
より多くの人が、よい食生活を楽しめる
サービスを提供します
よい食を作る人が、報われ、誇りを持てる
仕組みを構築します
食べる人と作る人とを繋ぐ方法をつねに進化させ、
持続可能な社会を実現します
食に関する社会課題を、ビジネスの手法で解決します
私たちは、食のこれからをつくり、ひろげていきます
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新ORDグリーンシフト 5つの施策
新しいグリーンシフト5施策
農業生産での 当社独自の
温室効果ガス削減
1
グリーン基準の導入
ラストワンマイルでの 配送車のグリーンエネルギー
2
温室効果ガス削減 実証実験の開始
商品パッケージの
包装の脱プラ推進 3
さらなるグリーン化
従来のフードロス削減の
4
取組強化
フードロス削減
5 アップサイクル食品の販売推進
48
①当社独自の
グリーン基準導入の検討開始
農業生産における温室効果ガス削減に向け、当社独自のグリーン基準導入の検討開始。
5年以内に当社の生産に係る温室効果ガス排出量の半減を目指す
1 当社独自のグリーン基準導入の検討開始
ダイレクト取引の生産者 ✔ 温室効果ガス排出量を最小限にするため、
当社独自のグリーン基準導入の検討開始
✔ 生産者と連携し、当社に関わる農業生産において、
温室効果ガス排出量を、今後5年で半減を目指す
✔ 下記のような観点において、
栽培における温室効果ガス削減効果の指標化を行う予定
①使用資材
②生産方法
③使用重機・機材
④非可食部の処理方法
⑤可食部の廃棄率
49
②配送車のクリーンエネルギー
実証実験の開始
ラストワンマイルにおける温室効果ガスの削減に向け、自社のラストワンマイル車両について、
グリーンエネルギーシフトに向けた実証実験を開始する
2 配送車のグリーンエネルギー実証実験の開始
✔ 大地・らでぃっしゅ・とくし丸など、
自社のラストワンマイル車両の、 今期中に、とくし丸の販売トラックから
温室効果ガス削減の取組を開始 グリーンエネルギー燃料の車両を導入し、
実証実験を開始予定
50
③商品パッケージのさらなるグリーン化
Kit Oisixを初め、青果や加工品など当社取扱商品の包装を、
今後5年以内に50%以上環境対応素材への変更を目指す
3 商品パッケージのさらなるグリーン化
✔ 今後5年以内に、当社取扱商品の50%以上を環境対応包装への変更を目指す
◆ 2020年2月~ ✔ Kit Oisixは食材や調味料の中袋も含め、
「Kit Oisix」の全品の外袋を 生分解性素材へと変更
バイオマスプラスチック素材に切り替え。
年間で13トンのCO2排出量を削減
✔ 青果品や加工品についても
+ 包装の簡素化や素材変更などにより
脱プラを進める
51
④従来のフードロス削減の取組強化
⑤アップサイクル食品の販売推進
フードロス削減に向け、従来のフードロス削減の取組強化や、
アップサイクル食品の販売推進を行う
4 従来のフードロス削減の取組強化 5 アップサイクル食品の販売推進
✔ Kit Oisixを中心としたサプライチェーン全体での
フードロス削減の取組強化
✔ 廃棄されるはずの食材にひと工夫加えて
◆Kit Oisixのフードロス削減 新しい食品に生まれ変わらせた食品。
食品廃棄物を減らす取り組みとして注目
産 ✔ サイズなどの基準緩和で
地 畑のロスを大幅削減 ✔ Oisixで独自のアップサイクル商品の
売場を開設予定
✔ 流通プロセスでの廃棄は
わずか0.2%
流 (小売スーパー平均:5~10%)
通
✔ 出荷センターで発生した
ロス品を子ども食堂へ寄付
▲snaq. me(FFFの出資先)のアップサイクルグラノーラ
食 ✔ 食材使い切りのため、
卓 家庭でのロスは、
1/3まで削減
52
APPENDIX・DATA SHEET
53
会社概要
会社名: オイシックス・ラ・大地株式会社(英名:Oisix ra daichi Inc.)
所在地: 東京都品川区
設立: 2000年6月
代表者: 代表取締役社長 高島 宏平
資本金: 3,993百万円(2020年9月末)
従業員数: 連結 860名 (2020年3月末)
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関係会社概要
連結子会社
株式会社とくし丸 移動スーパー事業における提携スーパーの開拓、販売パートナーへのノウハウ提供
株式会社フルーツバスケット 果実・野菜等の農産物の加工・商品開発、販売
カラビナテクノロジー株式会社 ECサイトのプラットフォームシステム開発、運用、Webサイト制作
株式会社クレイジーキッチン ケータリングサービス事業、イベントプロデュース事業、空間演出事業
Oisix Hong Kong Co.,Ltd. 当社の香港現地業務の受託
上海愛宜食食品貿易有限公司 中国における食品宅配事業
Purple Carrot アメリカにおけるミールキットの宅配サービス
Oisix Inc 海外における投資事業
Future Food Fund株式会社 食分野のスタートアップ企業への投資事業
Future Food Fund 食分野のスタートアップ企業への投資組合
1号投資事業有限責任組合
主な関連会社
株式会社日本農業 農産物輸出事業
株式会社ウェルカム 小売及び飲食業を通したライフスタイル事業
55
連結従業員推移
860
735
680
421
210
192
163 179
FY2013/3 FY2014/3 FY2015/3 FY2016/3 FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3
56
主な事業リスク
天候悪化による影響 食品の安全性による影響
当社グループの売上高の約3割を占めている青果物については、取引産地を日本全国各 当社グループいずれの主要ブランドにおいても、独自の取り扱い基準を設定し、青果物は可能な限り農
地に分散するとともに、主要品目については原則として複数産地から調達可能な状況とす 薬や化学肥料を使わず栽培した作物を、加工品は食品添加物を極力使用しない製品を取り扱ってお
ることにより、特定地域の天候悪化による収穫不能・品質劣化時も別産地から商品の供 ります。また、青果物については産地視察や残留農薬の検査を実施し、加工品等については外部の有
給ができる体制をとっております。しかしながら、予想以上に天候悪化が長期化・広域化し 識者や第三者機関等を活用した独自の検査体制を設け、さらには仕入先メーカーの衛生管理指導を
た場合、欠品や品質劣化等の問題の発生などにより、当社グループの事業及び業績に影 行うなど、客観的かつ合理的な品質・安全性の確保に努めております。
響を与える可能性があります。 しかしながら、当社グループの取り扱い商品について、生産者による農薬使用等に関する表示の偽装や
品質に関する虚偽の情報提供などが行われる可能性は否定できません。かかる事象が発生した場合、
行政機関からの指摘又は処分並びにお客様からのクレーム又は損害賠償等が生じ
る可能性があり、当社グループのブランドイメージの失墜や対外的信用力の低下等により、当社グループ
の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります
物流業務拠点の集中による影響 ヤマト運輸株式会社との取引関係の影響
当社では、自社運営による物流センターを構え、取り扱い商品の検品・保管・仕分・梱包と 当社グループのお客様への商品配送は、その大半をヤマト運輸株式会社によっております。
いった物流関連業務を集約しており、主にOisixブランドは神奈川県海老名市、大 当社グループとしては同社との良好な取引関係の維持に努めるとともに、代替的な配送業
地を守る会ブランドは千葉県習志野市の物流センターを通してお客様向けに出荷しており 者との関係構築にも努めておりますが、昨今の物流業界の状況に鑑み、同社グループから
ます。これら物流センターが自然災害又は火事などにより操業できなくなった場合、在庫の の大幅な配送料の値上げ要請や取引関係の縮小などがあった場合、当社グループの事業
損失や配送遅延、サービス一時停止などといった事態の発生により、当社グループの事業 及び業績に影響を与える可能性があります。
及び業績に影響を与える可能性があります。
57
国内宅配 主要3ブランド
当社の強み 国内宅配 その他
その他 事業
宅配3ブランドで蓄積したサブスクリプションモデルにおける強みを活かし、
アライアンスや他社マーケティング支援まで事業領域を拡大
消費者 オイシックス・ラ・大地の強み
「コト」を届ける
サブスクリプション
宅配
マーケティング
自社ブランド 他社アライアンス
収益構造を徹底管理する
サブスクリプション経営
仕入
生産者
生産者との
サブスクリプション
ネットワーク
58
国内宅配 主要3ブランド
3ブランドの届ける「コト」 国内宅配 その他
その他 事業
3ブランドそれぞれに、安心・安全な食品の流通を通して
お客さまの生活・価値観に沿った「コト」をお届け
子どもが小さいワーキングママ 家事も子育てもこだわる主婦 2人暮らしのシニア女性
時短だけど誇らしい食事 消費を通した自己実現 健やかな毎日の暮らし
生産者
59
国内宅配 主要3ブランド
サブスクリプション経営 国内宅配 その他
その他 事業
新規顧客の獲得コストの回収、1配送あたりの収支管理を徹底し
「持続的に利益を生むサブスクリプションモデル」を構築
CPA・LTV管理の徹底 ユニット収支管理の徹底
CPA回収期間を定め、 配送ユニットあたりの赤字割合を
その範囲内でCPAをコントロール 可視化し、構造的に削減
継続的な収益化
購
利益 買
CPA
回収期間 単
価
利益
LTV
0 黒字配送
時間
CPA
CPA:1人当たり獲得コスト 赤字配送
利益LTV:生涯利益
人数
60
国内宅配 主要3ブランド
サブスクリプション ネットワーク 国内宅配 その他
その他 事業
全国約4,000軒の生産者と事前に取引条件を取り決めて調達を行う
サブスクリプション ネットワークにより、お互いがリスクを軽減し持続的に取引
一般的な農産品の流通 当社の取引
消費者 消費者
作況により
相場に関係なく
購入価格が大きく
安定価格で購入
変動
小売店 オイシックス・ラ・大地
予定供給量から
市場調達のため
販売プランを立てて
調達量や価格は
卸売市場 需要をコントロール
コントロール不可
しやすい
3~6ヶ月前に数量・価格
農協等 などを決め、購入を約束
生産者 作況により相場が 生産者 収入の見通しが
変動し収入の見通 明確になり、
しが不明瞭 投資判断も可能に
61
国内宅配 主要3ブランド
3ブランドのアセットの違い 国内宅配 その他
その他 事業
入会方法 WEB中心 WEB・訪問営業 WEB中心
WEB・紙カタログ・ WEB・紙カタログ・
注文方法 WEBのみ
TEL TEL
3箇所 4箇所 1箇所
物流拠点 (海老名・藤沢・座間) (札幌・板橋・ (習志野)
座間・東大阪)
ラスト ヤマト便 約99% 専用便 約95% 専用便 約85%
ワンマイル (物流拠点のある主要都市圏) (首都圏)
62
国内宅配 主要3ブランド
他社EC支援事業 国内宅配 その他
その他 事業
当社の強みであり、国内食品宅配事業で培ったサブスクリプションノウハウや
アセットを活用し、他社ECの支援事業を展開
63
国内宅配 主要3ブランド
とくし丸事業 国内宅配 その他
その他 事業
インターネットではアプローチが困難なシニア・買い物難民向けに、
移動販売スーパーを展開
事業モデル
とくし丸
本部機能
契約料 ブランド、ノウハウ、
ロイヤリティ 情報提供
地域スーパー
商品供給基地
13%
商品 +5円
商品粗利
30%
17%
販売パートナー 対面販売
お客様
オーナー経営者
+10円ルール
+5円
64
国内宅配 主要3ブランド
海外宅配事業サマリ 国内宅配 その他
その他 事業
香港・上海はOisixブランドを展開、アメリカは、2019年4月にヴィーガン向け
ミールキットを販売するPurPle Carrot社を子会社化
アメリカのミールキットの市場規模
Oisix上海
✔ 2017年よりサービス開始。
中国人サブスクモデルの確立に $9
$2.5
向け、ニーズを確認 Billion
USD
Billion
USD
2017 2025
Purple Carrot事業(アメリカ)
Oisix香港
✔ 2009年よりサービスを開始。
×
日本産商品を越境でお届け
するモデルで展開
✔ ヴィーガン食×日本食の“ヘルスコンシャスフード”
をアジア・アメリカ双方へのグローバル展開
✔ 2020年3月期の第3四半期より業績連結開始
65
国内宅配 主要3ブランド
店舗外販事業:Shop in Shop 国内宅配 その他
その他 事業
提携スーパーの青果売り場に各ブランドのコーナーを設置し、
各ブランドの基準をクリアした青果・加工品を販売
66
国内宅配 主要3ブランド
店舗外販事業:保育園卸 国内宅配 その他
その他 事業
2015年よりサービスを開始。献立ベースで給食の食材を発注できるシステム。
「おまかせぼーや」を活用し、給食・食育の面から保育園の施設運営をサポート
保育園 オイシックス・ラ・大地
保育園向け受発注システム
「おまかせぼーや」
生産者
発注
仕入
◆厳しい基準をクリアした安全な青果・加工品を
安定的に調達
希望日
お届け
◆豊富なラインナップで追加の買出しが不要
◆専属管理栄養士による独自の献立が利用可能、
栄養相談も受付
◆簡単なWEBフォームにより発注作業が軽減
◆仕入先を統一することによる管理の簡便化
67
国内宅配 主要3ブランド
コンサル/広告事業 国内宅配 その他
その他 事業
当社が持つ安心安全な商品、優良な顧客層、サブスクリプションECノウハウを活用し、
BtoB向けのビジネスソリューションを提案
ECコンサルティング 定期会員向け広告「Ad Oisix」 旬野菜ノベルティ「タベルティ」
リピートマーケティング、サイトのUI/UX 月間120万UVを誇るECサイトに加え、大 年間約300万件以上の定期宅配で
改善、食品3温度帯物流、EC新規 地を守る会、らでぃっしゅぼーやの定期宅配 培った、サービス・商品・お届けの
顧客獲得、オムニチャネルのノウハウの 会員も含めた約30万世帯へリーチできる ノウハウをノベルティとしてご提供
ソリューション支援 広告出稿サービス
68
データシート:業績数値
業績数値
FY2019/3 FY2020/3 FY2021/3
(百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
売上高 16,853 31,720 48,906 64,026 16,265 32,552 52,425 71,040 23,132 47,567
営業利益 610 1,115 2,265 2,312 543 900 1,597 2,467 2,076 3,976
EBITDA 808 1,513 2,882 3,154 755 1,348 2,381 3,595 2,419 4,679
親会社株主に
帰属する 537 893 2,533 2,387 270 390 695 790 1,184 2,452
当期純利益
69
データシート:セグメント別業績
セグメント別業績
FY2019/3 FY2020/3 FY2021/3
(百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
売上高 6,863 13,769 22,190 29,619 8,308 16,524 26,522 35,829 11,265 23,047
Oisix
限界利益 970 1,943 3,371 4,036 933 1,868 3,261 4,801 2,367 4,335
売上高 2,769 5,440 8,405 10,902 2,587 5,137 7,936 10,541 3,636 7,094
大地を守る会
限界利益 479 960 1,536 1,989 457 885 1,397 1,889 724 1,368
売上高 5,811 9,926 14,346 18,028 3,770 7,459 11,410 14,980 4,721 9,083
らでぃっしゅ
ぼーや
限界利益 1,030 1,765 2,657 3,342 688 1,273 2,001 2,667 899 1,626
売上高 1,482 2,755 4,198 5,793 1,663 3,529 6,383 9,497 3,601 8,522
その他事業
限界利益 154 290 479 724 256 557 656 846 391 1,038
固定費、のれん・減価償却費
2,024 3,844 5,779 7,779 1,792 3,683 5,719 7,736 2,305 4,391
など
70
データシート:重要KPI
業績数値
FY2019/3 FY2020/3 FY2021/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
会員数
177,606 186,929 193,461 202,427 221,612 226,187 230,393 239,837 252,303 274,929
(人)
ARPU
11,558 11,118 11,522 11,173 11,095 10,634 11,379 11,745 13,822 12,986
(円)
Oisix
購買単価
6,005 5,973 6,149 6,013 5,884 5,840 6,055 6,166 6,748 6,201
(円)
購買頻度
1.92 1.86 1.87 1.86 1.89 1.82 1.88 1.90 2.05 2.09
(回)
会員数
44,086 43,775 42,071 40,189 38,517 37,532 37,121 37,127 43,941 44,878
(人)
ARPU
20,247 19,807 20,226 19,171 20,821 21,159 22,391 21,604 27,117 24,128
大地を (円)
守る会 購買単価
7,899 8,121 8,573 8,046 8,195 8,292 8,732 8,508 9,234 8,610
(円)
購買頻度
2.56 2.44 2.36 2.38 2.54 2.55 2.56 2.54 2.94 2.80
(回)
会員数
74,240 71,616 66,070 62,935 61,009 59,400 58,528 56,935 62,515 61,822
(人)
ARPU
らでぃっ 17,158 17,076 18,439 17,401 18,202 17,926 19,659 18,621 23,189 20,884
(円)
しゅ
購買単価
ぼーや 5,460 5,616 6,114 5,869 6,055 6,060 6,398 6,206 7,028 6,373
(円)
購買頻度
3.14 3.04 3.02 2.97 3.01 2.96 3.07 3.00 3.30 3.28
(回)
71
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◆本資料に記載された業績予想及び将来予測については、資料作成時点で入手可能な情報に基づき当社が
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