3180 ビューティガレージ 2020-06-12 15:00:00
2020年4月期 決算補足説明資料 [pdf]
株式会社ビューティガレージ
2019年度(2020年4月期)
決算補足説明資料
本資料に記載された意見や予測などは資料作成時点での当社の判断であり、その情報の正確性を保証するものではありません。様々な要因の変化により実際の業績や結果とは大きく異なる可能性があることを
ご承知おきください。
会社概要
会社名 株式会社ビューティガレージ(BEAUTY GARAGE Inc.)
本社 東京都世田谷区桜新町一丁目34番25号
設立 2003年4月24日
資本金 768,385,250円
上場証券取引所 東京証券取引所 市場第一部(証券コード:3180)
代表取締役CEO 野村 秀輝(ノムラ ヒデキ)
従業員数 342名(連結2020年4月末)
<営業拠点>札幌/仙台/金沢/東京/名古屋/大阪/広島/福岡
拠点 <その他拠点>千葉物流センター/中国広州/シンガポール/マレーシア/台湾
株式会社タフデザインプロダクト(店舗設計・施工事業)
株式会社アイラッシュガレージ(アイラッシュ商材の卸販売/開業・経営支援事業)
株式会社BGパートナーズ(美容サロンの店舗リース・転貸・設備リース事業)
株式会社足立製作所(金属製器具・用品の製造販売事業)
グループ会社 株式会社BGベンチャーズ(投資業)
BEAUTY GARAGE SINGAPORE PTE.LTD.(シンガポール)
BEAUTY GARAGE MALAYSIA SDN.BHD.(マレーシア) 2
BEAUTY GARAGE TAIWAN Inc.(台湾)
事業概要図
事業内容 販売経路 主な顧客
ECサイト
プロ向け美容商材の 理容室
美容室
物販事業
ショールーム
エステサロン
店舗設計 マッサージ
デザイン事業 カタログ4種
リラクゼーション
ネイルサロン
ソリューション
事業 法人営業
資金調達、リース、物件紹介、 まつ毛サロン
集客支援、POS、保険、等
3
2019年度 業績ハイライト(連結・累計)
■売上高 15,730百万円 前年同期比 113.6%
■経常利益 747百万円 前年同期比 115.6%
(経常利益率4.8%)
店舗設計事業 その他周辺 海外売上
20.6% ソリューション事業 1.4%
(3,246百万円) 3.1% (221百万円)
(491百万円)
物販事業 国内売上
76.2% 98.6%
(11,991百万円) (15,508百万円)
4
これまでの業績推移
売上高 経常利益
百万円 2019年度業績結果(連結) 百万円
売上高 15,730百万円
売上高 経常利益
経常利益 747百万円 1,000
15,000
13,852
800
11,680
12,000
9,642 653 646 600
9,000 8,398
7,276 535
6,458
420 400
6,000 5,289 391
4,347
3,740 4,058 333 295
3,332 252 200
3,000 176
1,839 168
1,363
909 79 113
472
97
30 28 23
0 0 0
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
5
年度
2019年度 決算概要(連結・累計)
3事業セグメントともに堅調に推移した結果、売上高および各利益で着実な成⾧を実現出来た
が、年度末に新型コロナウイルス感染拡大の影響があり、僅かに予算未達という結果となった。
2018年度 2019年度 前年
連結 予算比
同期比
実績値 実績値 (%)
売上比(%) 売上比(%) (%)
(百万円) (百万円)
売上高 13,852 100.0 15,730 100.0 113.6 98.1
売上総利益 4,214 30.4 4,774 30.4 113.3 -
販売費及び
一般管理費
3,586 25.9 4,044 25.7 112.8 -
営業利益 628 4.5 730 4.6 116.2 98.2
経常利益 646 4.7 747 4.8 115.6 99.4
親会社株主に帰属する ※
当期純利益
380 2.7 408 2.6 107.1 90.3
※物販事業に属する連結子会社BEAUTY GARAGE MALAYSIA SDN .BHD並びにBEAUTY GARAGE SINGAPORE PTE.LTDに係るのれんについ
6
て、当初想定していた計画値の達成には時間を要すると判断したことから、未償却残高32百万円を減損損失として特別損失に一括計上しており
ます。
<参考> 新型コロナウイルスの影響について
新型コロナウイルス感染拡大の影響は美容サロン業界にも大きく、各サロンの休業や
制限営業による材料発注の抑制に加えて、新規出店計画の延期・中止という現象が起
こった。その結果、第4四半期会計期間の中でとりわけ2020年4月月次の当社業績に
特に大きな影響が出た。
前期と今期の第4四半期売上実績対比(前期実績を100とする)
コロナ影響が
(%) 117 サロンに出始める 緊急事態宣言
113.5 の元、多くのサロ
100 100 100 ンが休業に
100
86.5
50
0
2019年 2020年 2019年 2020年 2019年 2020年
2月 2月 3月 3月 4月 4月
ただしこのコロナウイルス問題は、美容サロン業界流通で遅れていたデジタル化(EC化)
が進む大きな契機になると思われ、中期的には当社に追い風だと考えております。 7
売上高・経常利益率の推移(連結)
2019年度も、第4四半期が期中最高値となる傾向自体は継続中。
(百万円)
5,000 15.0%
売上高
4,243
4,107 3,938
4,000 経常利益率 3,773 3,775
3,408
3,283 3,272
3,190 10.0%
2,894
3,000 2,416 2,843 2,708 2,668
2,331
8.9% 2,300 8.3%
1,994 2,132 2,166
2,000 1,855 5.1% 8.3%
6.9% 4.8% 7.5%
7.2% 5.0%
4.0%
3.3%
5.0% 4.2%
1,000 3.7% 4.0% 3.6% 3.3%
3.6% 3.1%
3.0%
1.8%
0 0.0%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
8
販売費および一般管理費について(連結・累計)
2018年度 2019年度
主な要因
実績値 実績値 前年同期比
(百万円) (百万円) (%)
人件費 人員増に伴う給料手当等の増大
(役員報酬/給料手当/法定福利費/通勤費/
人材派遣料等)
1,253 1,445 115.3% (対前期で21名増)
受注増に伴う出荷量の増大
物流関連費
(荷造運賃/倉庫保管料/物流賃借料) 752 849 112.9% 運送料の値上げの影響
賃借料
(オフィス・ショールーム) 191 201 105.2%
マーケティング費用の増大
広告宣伝費/販売促進費 231 277 119.9%
IT設備費/ソフトウェア償却費 177 217 122.6%
カード決済、代引き決済の増加
支払手数料 245 287 117.1%
減価償却費の増大
その他 737 768 104.2%
販管費合計 3,586 4,044 112.8% 9
販売費及び一般管理費の売上比率推移(連結)
販管費比率は中期的にはスケールメリットが出て減少傾向にある。
ただし2019年度においては、人件費率、広告宣伝費/販売促進費が僅かに上昇した。
35.0%
30.0% 28.5%
27.1% 27.6%
26.5% 25.9% 25.7%
25.0%
20.0%
15.0%
11.3%
10.5% 10.0% 9.8% 9.2%
9.0%
10.0%
5.4% 5.6% 5.6% 5.4% 5.4%
5.3%
5.0%
2.2% 2.8% 1.9%
2.0% 1.6% 1.8%
0.0% 2.0% 1.7% 1.6% 1.4% 1.3%
1.5%
2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
10
販管費全体 人件費 物流関連費 賃借料 広告宣伝費/販売促進費
貸借対照表サマリー(連結)
安定的な財務基盤は維持している。
2018年度末 2019年度末 主な増減要因
前年度
実績値 構成比 実績値 構成比
末比 (百万円)
(百万円) (%) (百万円) (%)
(%)
資産 6,827 100.0 7,267 100.0 106.4
現金・預金の増加 +159
流動資産 5,424 79.5 5,978 82.3 110.2 商品在庫の増加 +121
固定資産 1,402 20.5 1,288 17.7 91.8
負債 3,017 44.2 3,164 43.5 104.9
流動負債 2,678 39.2 2,526 34.8 94.3
⾧期借入金の増加 +262
固定負債 338 5.0 637 8.8 188.2
当期純利益の増加 +408
純資産 3,810 55.8 4,102 56.5 107.7 自己株式の取得 -97
自己資本比率 54.9% 55.0%
流動比率 202.5% 236.6%
11
2019年度 主なトピックス
2019年5月 - 千葉物流センター内にオートメーション機器導入
- BEAUTY GARAGE TAIWANが台北に約400㎡のショールーム
を開設
2019年6月 - 初のサロン向け海外進出支援セミナーを開催(約160名参加)
2019年9月 - 株式会社大広製作所と販売代理店契約を締結
- 累計登録会員数が40万会員を突破
2019年10月 - コーポレートサイトをリニューアル
2020年2月 - 「失敗しない美容室開業BOOK」を発売
- 美容サロン専門居抜き物件情報サイト「サロン不動産ネット」
全面刷新
2020年3月 - 株式会社ユーグレナと販売代理契約を締結 12
2019年度 物販事業 KPIハイライト
■EC売上構成比率 76.4% 前年同期 72.1%
■PB売上構成比率 49.2% 前年同期 53.1%
■化粧品・材料売上構成比率 48.4% 前年同期 44.2%
前年同期比 111.9%
■累計登録会員口座数 431,193口座 (前年同期 385,481 口座)
■アクティブユーザー数 前年同期比 112.6%
109,817口座 (前年同期 97,516 口座)
過去1年間に1回以上購入履歴のあるユーザー
■ロイヤルユーザー数 前年同期比 121.4%
34,327口座 (前年同期 28,268 口座)
過去1年間に6回以上購入履歴のあるユーザー
13
2019年度 物販事業①(売上高・売上総利益率の推移)
売上高 11,991百万円 (前年同期比 114.2%)
セグメント利益 611百万円 (前年同期比 119.2%)
■第4四半期に新型コロナウイルス感染拡大の影響があり、売上高の伸⾧が減速した
■NB比率と化粧品・材料比率の増加の影響から、売上総利益率はやや低下傾向
(百万円) 45.0%
3,138
売上高 売上総利益率 3,030
2,927 2,946 2,876
3,000
2,628 2,581
2,480 2,514 40.0%
38.3% 2,254
35.7% 37.1% 37.3% 37.6% 36.9% 37.7%
36.4%
2,000 1,785 1,776 1,790 2,088
35.0% 35.3% 35.0% 1,708 2,043 35.3%
2,042 34.5% 34.7%
1,567 1,599 1,531
34.1% 33.8% 35.0%
34.6%
33.7% 34.0%
32.9%
1,000
30.0%
0 25.0%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
14
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
2019年度 物販事業②(商品タイプ別)
機器・用品売上高 6,184百万円 (前年同期比 106.6%)
化粧品・材料売上高 5,807百万円 (前年同期比 123.4%)
うちPB商品売上高 5,899百万円 (前年同期比 105.8%)
■NB化粧品売上の増大に伴って、化粧品・材料比率が50%を覗う水準まで拡大
商品タイプ別売上構成比推移
100% 3.0% 2.2% 1.1% 1.1% 中古品・アウトレット品
3.9% 3.7%
15.6% 13.1% 12.4%
15.8% NB機器・用品
17.1% 17.4%
PB機器・用品
PB化粧品・材料
38.1%
41.6% NB化粧品・材料
41.7%
44.8%
49.9% 46.3%
50%
PB商品
11.1%
11.5% 比率
12.8%
14.0%
49.2%
10.8%
10.2%
37.3%
32.7%
18.9% 21.8% 23.6% 26.5% 化粧品・材料
0%
比率
2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
48.4% 15
2019年度 物販事業③(販路別)
EC売上高 9,163百万円 (前年同期比 120.8%)
■EC経由売上高は順調に伸⾧し、特にモバイルサイト経由での売上比率が拡大
販路別売上構成比推移
100% 2.4% 3.3% その他
4.3% 8.6% 10.2% 9.3%
18.3% 14.9% 13.6%
来店
11.2% 8.7% 7.3%
電話
5.4%
11.3% 8.5% 6.5% 1.7%
13.3% FAX
15.8% 2.4%
3.8% 3.1%
4.2% モバイル
5.3%
31.9% 38.1% PCサイト
19.0% 24.8% 28.0%
50% 11.0%
EC売上比率
47.1%
76.4%
45.3% 42.3% 40.6% 40.3% 38.3%
0%
2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
16
<参考>NBヘア化粧品メーカー取引口座数の推移
注力しているNBヘア化粧品メーカー(正規代理店契約分)との取引先口座開設が
着実に進んでおり、2016年度からの3年間で50%超の増加となった。
NBヘア化粧品メーカー(正規代理店契約分)数推移
(社)
58
60
52
43
38
40
化粧品・材料売上高
は、3年間で2倍超に!
20
2016年度:26.8億円
2019年度:58.0億円
0
17
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
2019年度 店舗設計事業(売上・売上総利益率の推移)
売上高 3,246百万円 (前年同期比 110.9%)
セグメント利益 190百万円 (前年同期比 134.3%)
■大手チェーン店本部からの受注が増加したことや、設計士・デザイナーの増員を行った
結果、売上高/売上総利益率ともに堅調に推移
(百万円)
1,200 45.0%
売上高 売上総利益率 1,061 1,082
40.0%
35.0%
776
800 709 693 716 30.0%
677 672
619 25.0%
549 561 579 580 591
458 486 20.0%
449
398
400 352 13.0% 12.8% 15.0%
259 15.1% 14.7%13.8%
12.9%12.2% 13.9% 12.7% 14.0% 13.4%13.7% 10.0%
11.4%12.8% 11.7% 11.3%12.3% 11.3%
8.5% 9.7%
5.0%
0 0.0%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 18
<参考>店舗設計事業におけるKPI
2019年度 受託案件数 / 平均単価 拠点別売上高構成
①受託案件数(売上高100万円以上) 名古屋 金沢
大阪
350件
6.6%
11.2%
年間
12.9%
※100万未満を含めた案件総数は1,127件
福岡 11.4%
58.0%
②平均案件単価(売上高100万円以上) 東京
平均 @8,980千円
19
2019年度 その他周辺ソリューション事業
(売上・売上総利益率の推移)
売上高 491百万円 (前年同期比 117.0%)
セグメント利益 45百万円 (前年同期比 206.8%)
■開業プロデュース、店舗リース事業、講習・アカデミーサービス事業が堅調に推移
100.0%
売上高 売上総利益率
128 130
(百万円) 123
82.6% 118
120 110
78.5% 109
73.3% 75.1%74.1%
71.0% 98
70.3% 70.8% 71.3% 94
69.0% 67.1% 64.2%
65.3%
65.1%
81 69.9% 63.1% 61.3%
73 74 77 70
68 60.0%
64 61 64
59 60 59.1%
60 54.9%
45
45.3%
0 20.0%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
20
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
<参考>セグメント別売上高の推移
(百万円)
5,000
物販事業
店舗設計事業
118
130
4,000 その他周辺ソリューション事業 128
110 123
1,061 672 1,082
70 716
109 98 776
94
3,000 709
77 60 693 580 591
45 64 579
81 677 619
68 61 561
74 549 59
2,000 73 486 449
458 64 398
352 259 3,138 3,030
2,927 2,946
2,628 2,480 2,514 2,581 2,876
1,000 2,088 2,043 2,042 2,254
1,785 1,776 1,790 1,708
1,567 1,599 1,531
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
21
2020年度の業績予想値(連結)
2020年度は、引き続きコロナウイルス問題の影響が想定されるものの、中期的な成⾧実現の
ための積極投資を継続する計画のため、増収減益を見込んでおります。
(百万円)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2019年度
(実績値)
15,730 730 747 408
16,732 601 605 350
2020年度
(予想値)
営業利益率 経常利益率 当期純利益率
―
3.6% 3.6% 2.1%
前年同期比 106.4% 82.4% 81.0% 85.9%
※上記予想値は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が2020年度第2四半期(2020年10月末)迄であるとの前提で作成して
おります。新型コロナウイルス感染拡大の影響が⾧期化する場合や、第二波、第三波の感染拡大が発生する場合には、数値を
22
見直す可能性があります。