3179 シュッピン 2020-05-15 15:00:00
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年5月15日
上 場 会 社 名 シュッピン株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3179 URL https://www.syuppin.co.jp
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長CEO (氏名)小野 尚彦
問合せ先責任者 (役職名) 取締役CFO (氏名)辻本 拓 (TEL) 03 (3342) 0088
定時株主総会開催予定日 2020年6月25日 配当支払開始予定日 2020年6月26日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月26日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期の業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 34,658 0.1 1,754 21.5 1,735 21.1 1,193 21.5
2019年3月期 34,608 11.9 1,444 △6.0 1,433 △5.8 982 △8.8
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2020年3月期 50.55 50.12 22.5 15.9 5.1
2019年3月期 41.11 40.45 21.3 15.4 4.2
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 - 百万円 2019年3月期 - 百万円
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 12,008 5,703 47.5 241.31
2019年3月期 9,871 4,909 49.7 206.90
(参考) 自己資本 2020年3月期 5,698 百万円 2019年3月期 4,903 百万円
(3)キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 1,094 △136 1,166 3,528
2019年3月期 689 △419 △135 1,403
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 純資産
配当性向
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) 配当率
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年3月期 - 0.00 - 14.00 14.00 331 34.1 7.2
2020年3月期 - 0.00 - 16.00 16.00 377 31.6 7.1
2021年3月期(予想) - - - - - -
(注)2021年3月期の配当予想につきましては、現時点では未定としております。
3.2021年3月期の業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
2021年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症による影響を現段階において合理的に算定す
ることが困難なことから未定としております。業績予想の開示が可能となった段階で、速やかに開示いたします。
なお、詳細につきましては、添付資料5ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(2)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 23,959,657 株 2019年3月期 23,946,581 株
② 期末自己株式数 2020年3月期 342,276 株 2019年3月期 245,176 株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 23,617,451 株 2019年3月期 23,903,535 株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
2021年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症による影響を現段階において合理的に算定す
ることが困難なことから未定としております。なお、詳細につきましては、添付資料5ページ「1.経営成績等の
概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
シュッピン株式会社 (3179) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………4
(3)当期キャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………5
(5)利益配分に関する基本方針 ……………………………………………………………………5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………5
3.財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………6
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………6
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………8
(3)株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………9
(4)キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………10
(5)財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………11
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………11
(持分法損益等) ……………………………………………………………………………………11
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………11
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………15
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………15
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シュッピン株式会社 (3179) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当事業年度における我が国経済は、期の半ばまでは雇用・所得環境の改善と各種政策の効果もあって、緩やか
な回復基調で推移しましたが、国外では長期化する米中貿易摩擦や英国のEU離脱及び中東地域の地政学リスク
などによる諸問題、国内では消費増税や気候変動にともなう景況感の一時的な停滞がありました。さらに、新型
コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大による経済全体の収縮が始まり、先行きは極めて厳しい状況が続くと
見込まれています。
当社が置かれていますEコマース市場は、経済産業省の公表による2018年の国内BtoCのEC市場規模は前年
から9.0%伸長して18.0兆円となり、EC化率も継続し上昇しながら、その市場規模は拡大しております。そし
て、その中の中古品市場は、中古ビジネスへの注目から多様な業態が参入したことによるBtoC取引の増加、ス
マートフォンによる購入環境の進化と取扱品の多様化によるユーザー層の広がりによって、フリマアプリ、イン
ターネットオークションなどを利用したCtoC取引が増加し、市場の拡大を牽引しています。一方で、市場拡大
にともない、模倣品や盗品に関するトラブルが多発し社会的に重要な問題となっていることから、インターネッ
ト取引における安心・安全はより一層求められております。
このような経営環境のもと、当社は「お客様に『価値ある新品と中古品』を安心・安全にお取引できるマーケ
ットを創出すること」を方針として、インターネットにおける中古品取引を可能とする仕組みをいち早く構築し
事業展開を推進してまいりました。
当事業年度におきましては、前事業年度において課題となった売上総利益率の改善のために、One To Oneマー
ケティングの活用及びMD機能の強化によって、中古商品の需要と供給を適切な水準に戻すことに注力しまし
た。そして、当社が構築したプラットフォームにおいては、購入前から購入時そして購入後までの循環の輪を大
きくすることで収益の拡大を図るステージに移行しました。主力となるカメラ事業においては、“購入前”には
商品を選ぶ上で有益な情報が得られる当社スタッフのブログ「THE MAPTIMES」や500機種以上のフォトプレビュー
サイト「Kasyapa」、“購入時”には欲しい商品が先に届く「先取交換」、リアルな商品イメージが伝わる商品動
画(Youtube)や約30カットの商品画像、質の高いユーザーの声や情報を活用した「見積りSNS」と「コミュレ
ビ」、“購入後”にはWeb上で気軽に本格的なフォトコンテストにも参加出来る写真共有サイト「EVERYBODY×
PHOTOGRAPHER.com」、その他様々なサービスと仕組みを活用してまいりました。時計事業においては、前事業年
度に注力した在庫の量的拡充とレディース商品も含めた戦略的ラインナップを更に推し進め、時計専門店「GM
T」から新たにスマートフォンを中心とし、SNSとの連携を強化したレディース腕時計専門サイト「BRILLER」を
開設しました。また、Web会員の新規入会は継続的に確保され、総会員数も順調に増加しており、2月中旬か
らはコロナウイルス感染拡大による市場低迷の影響を大きく受けたものの、売上高は前事業年度の水準を維持し
34,658,950千円(前年同期比0.1%増)となりました。
販売費及び一般管理費では、顧客を自社サイトへ誘導することで他社ショッピングサイトの取引きが減少した
ことによる利用手数料の減少、店舗設備投資の縮小による諸費用の減少等がありました。一方で、ECサイトの
機能強化及び運用に係る業務委託手数料や人員補強にともなう諸費用、カメラ事業では市場が一眼レフからミラ
ーレスへの転換期を迎えたことによる需要鈍化に対応するための販売促進策の強化に加え、消費増税後の中小事
業者を対象としたキャッシュレス決済ポイント還元政策への対策として、自社サイトおよび店舗における自社ポ
イント施策を強化したこともあり、売上高販売管理費比率は前事業年度から0.9ポイント上昇し12.9%となり、結
果、4,487,191千円(同7.6%増)となりました。ただし、当事業年度のスタート時からの取り組みにより売上総
利益率が従前の水準にまで改善したことによって、利益面では営業利益は1,754,784千円(同21.5%増)、経常利
益は1,735,657千円(同21.1%増)となり、当期純利益は1,193,962千円(同21.5%増)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
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シュッピン株式会社 (3179) 2020年3月期 決算短信
[カメラ事業]
新品カメラ市場が一眼レフからミラーレスへの転換期を迎えたことで需要の鈍化が続く中、前事業年度から引
き続き、ECサイト独自の機能及びサービスを活用したOne To OneアプローチとSNSの活性化及びブログ、フォト
プレビューサイトなどで価値ある情報の活用に積極的に取り組んできたことで、自社サイトの売上高は増進し、
同時に新規Web会員も順調に確保することができました。一方で、消費税率引き上げ直前の9月は駆け込み需
要が高まったものの、その後の反動減の影響及び他社ショッピングサイトの取引きが減少し、あわせて新型コロ
ナウイルスの感染拡大にともないメーカーからの一部商品供給の遅延や新製品発売の延期などもあり、売上高は
23,274,236千円(前年同期比2.1%減)となりました。ただし、売上総利益率の改善に取り組んできたことが奏功
し、セグメント利益は2,305,801千円(同22.2%増)となりました。
[時計事業]
コアな時計愛好者に向けた希少価値の高い高額商品と幅広い客層に支持されている人気ブランドの商品を確保
することによる、積極的な在庫投資と戦略的な商品展開に注力してきたことが売上の拡大に繋がりました。また、
新たな販売チャネルとして、世界中の時計愛好家が集まるオンラインマーケットプレイス「Chrono24」に出店し、
販売機会の増加と広告効果・認知度向上を図りました。そして、レディース時計の商品ラインナップの拡充と合
わせて、女性顧客に時計の魅力がより直感的に伝わるように美しい商品写真を中心とした専門サイト「BRILLER」
を開設し、親しみやすいスマートフォンを中心に考えたサイト作りを行いました。消費増税後の反動減や2月中
旬からは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によるインバウンド需要の減少がありましたが、期初からの
様々な取り組みによって、売上高は10,330,235千円(前年同期比4.8%増)、セグメント利益は555,898千円(同
2.2%増)となりました。
[筆記具事業]
ECサイトでは、カメラ事業に続いて顧客が買取と購入を同時に行う際に購入商品を先渡しする当社独自のサ
ービス「先取交換」を開始しました。また、商品検索機能を前面に押し出すことで顧客の利便性を図り、商品画
像掲載数の増量と中古商品詳細ページで動画掲載を開始することによって情報の拡充を図りました。従来より注
力しておりますオリジナル商品では、主要メーカーの協力による独創的な万年筆とインクの企画・販売に継続し
て取り組み、あわせて社外で開催された文具のイベントなどにも積極的に出店したことで、売上高は502,865千円
(前年同期比2.3%増)となり、セグメント利益は22,729千円(同38.8%増)となりました。
[自転車事業]
スマホアプリではロードバイクに関する情報の拡充を図ることで、初心者からプロユーザーまでが楽しめる情
報ポータルサイトとしての展開を推し進め、完成車やホイール等の高単価商品の販売にも繋がりました。また、
インドアトレーニング関連商品やサイクルコンピューターなどの人気の高い商品や新規商材の積極的な販売施策
で集客効果を高め、新たな顧客の囲い込みにも取り組みました。あわせて、中古品の品揃え拡充とともに商品化
クオリティーに見合った適正な販売価格へ見直しを図ったことで売上総利益率も改善し、売上高は551,613千円
(前年同期比14.7%増)、セグメント利益は13,109千円(前年同期は5,217千円の損失)と黒字転換することがで
きました。
[販売チャネル別売上高の状況]
販売チャネル 売上高 構成比 前年同期比
EC 21,544,438千円 62.2% 99.2%
店舗 13,114,511千円 37.8% 101.7%
合計 34,658,950千円 100.0% 100.1%
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シュッピン株式会社 (3179) 2020年3月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
当事業年度末の資産につきましては、総資産が12,008,879千円となり、前事業年度末と比較し2,137,420千円の
増加となりました。
流動資産は10,810,757千円となり、前事業年度末と比較して2,153,887千円の増加となりました。これは主とし
て現金及び預金が2,125,063千円増加したことによるものであります。
固定資産は1,198,122千円となり、前事業年度末と比較して16,467千円の減少となりました。これは主として有
形固定資産が17,174千円減少したことによるものであります。
負債につきましては、6,304,880千円となり、前事業年度末と比較して1,342,785千円の増加となりました。
流動負債は3,633,841千円となり、前事業年度末と比較して309,511千円の減少となりました。これは主として、
買掛金が456,430千円減少したこと、短期借入金が400,000千円減少したこと、一年内返済予定長期借入金が
323,372千円増加したこと、未払法人税等が91,436千円増加したこと、ポイント引当金が124,842千円増加したこ
とによるものであります。
固定負債は2,671,039千円となり、前事業年度末と比較して1,652,297千円の増加となりました。これは長期借
入金が1,652,297千円増加したことによるものであります。
純資産につきましては、5,703,999千円となり前事業年度末と比較して794,635千円の増加となりました。これ
は利益剰余金が862,142千円増加したこと、自己株式が76,925千円増加したことによるものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当事業年度末における現金及び現金同等物は、3,528,508千円となり、前事業年度末と比較して2,125,063千円
の増加となりました。
各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得られたキャッシュ・フローは、1,094,731千円(前年同期比58.7%増)となりました。これ
は、主として税引前当期純利益1,736,202千円、たな卸資産の増加額511,885千円、法人税等の支払額505,335千
円、仕入債務の減少額456,430千円、減価償却費213,153千円、売上債権の減少額226,326千円、ポイント引当金の
増加額124,842千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用されたキャッシュ・フローは、136,591千円(前年同期比67.5%減)となりました。これは、主と
して無形固定資産の取得による支出142,961千円、差入敷金保証金の差入による支出100,016千円、その他の投資
活動112,970千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって得られたキャッシュ・フローは、1,166,923千円(前年同期は135,060千円の使用)となりまし
た。これは、主として長期借入れによる収入2,400,000千円、長期借入金の返済による支出424,331千円、短期借
入金の純減少額400,000千円、配当金の支払額331,819千円、自己株式の取得による支出76,925千円によるもので
あります。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率(%) 49.3 49.7 47.5
時価ベースの自己資本比率(%) 346.8 196.6 124.9
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 19.2 4.1 4.0
インタレスト・カバレッジ・レシオ 10.7 60.8 108.3
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
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シュッピン株式会社 (3179) 2020年3月期 決算短信
(注) 1.いずれも財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
4.有利子負債は貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としてお
ります。
(4)今後の見通し
我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない不透明な状況が続いております。
当社では、新型コロナウイルス感染拡大に対し、政府・地域の法令・要請・指導に従い、お客様、従業員及び
その家族の健康と安全確保を最優先に考え、実店舗を臨時休業としており、2021年3月期の業績予想につきまし
ては、新型コロナウイルス感染症による影響を現段階において合理的に算定することが困難なことから未定とさ
せていただきます。
今後、業績への影響を慎重に見極め、合理的な予想の開示が可能となった時点で速やかに公表いたします。
(5)利益配分に関する基本方針
当社は、株主各位に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして認識しております。配当につきましては、
当期・中長期の業績見通し、将来の事業展開および内部留保を総合的に勘案した上で、25~35%の配当性向を当
面の基準とし、将来的には更なる積極的な利益還元を行う方針であります。
この方針に基づき、当期の配当金につきましては、1株につき16円00銭の株主配当を行うことを予定しており
ます。
なお、次期の配当金につきましては、当期の業績見通し等の新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に
算定することが困難なことから、現時点での配当額は未定であります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、企業間及び経年での比較可能性を確保するため、当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成
方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて作成しております。
なお、国際会計基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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シュッピン株式会社 (3179) 2020年3月期 決算短信
3.財務諸表及び主な注記
(1)貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,403,445 3,528,508
売掛金 1,916,744 1,690,417
商品 4,781,031 5,292,917
前渡金 50 -
前払費用 75,095 89,889
その他 480,502 209,024
流動資産合計 8,656,869 10,810,757
固定資産
有形固定資産
建物 179,134 179,634
減価償却累計額 △62,282 △69,515
建物(純額) 116,851 110,118
工具、器具及び備品 190,461 194,541
減価償却累計額 △151,057 △167,381
工具、器具及び備品(純額) 39,403 27,159
建設仮勘定 - 1,802
有形固定資産合計 156,255 139,080
無形固定資産
商標権 - 5,048
ソフトウエア 370,241 275,593
ソフトウエア仮勘定 7,211 49,748
無形固定資産合計 377,453 330,390
投資その他の資産
差入敷金保証金 494,813 488,398
長期前払費用 17,213 19,918
繰延税金資産 148,225 199,715
その他 20,628 20,618
投資その他の資産合計 680,881 728,651
固定資産合計 1,214,589 1,198,122
資産合計 9,871,459 12,008,879
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シュッピン株式会社 (3179) 2020年3月期 決算短信
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 1,206,303 749,873
短期借入金 1,500,000 1,100,000
1年内返済予定の長期借入金 331,087 654,459
未払金 301,811 312,908
未払費用 72,176 67,489
未払法人税等 279,094 370,530
預り金 20,694 10,800
ポイント引当金 225,901 350,743
その他 6,283 17,035
流動負債合計 3,943,353 3,633,841
固定負債
長期借入金 1,018,742 2,671,039
固定負債合計 1,018,742 2,671,039
負債合計 4,962,095 6,304,880
純資産の部
株主資本
資本金 513,683 518,665
資本剰余金
資本準備金 413,683 418,665
資本剰余金合計 413,683 418,665
利益剰余金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金 4,151,721 5,013,864
利益剰余金合計 4,151,721 5,013,864
自己株式 △175,271 △252,197
株主資本合計 4,903,816 5,698,996
新株予約権 5,548 5,002
純資産合計 4,909,364 5,703,999
負債純資産合計 9,871,459 12,008,879
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(2)損益計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 34,608,865 34,658,950
売上原価
商品期首たな卸高 4,194,168 4,781,031
当期商品仕入高 29,606,371 28,975,845
合計 33,800,540 33,756,876
他勘定振替高 23,577 38,313
商品期末たな卸高 4,808,580 5,339,387
商品評価損 27,549 37,799
商品売上原価 28,995,931 28,416,974
売上総利益 5,612,933 6,241,975
販売費及び一般管理費
役員報酬 113,548 120,194
給与手当 970,734 1,038,957
法定福利費 161,519 175,588
広告宣伝費 54,876 54,419
販売促進費 712,642 732,853
業務委託費 205,554 264,825
支払手数料 839,749 824,996
減価償却費 214,899 213,153
地代家賃 263,585 269,167
ポイント引当金繰入額 108,248 280,929
その他 523,505 512,106
販売費及び一般管理費合計 4,168,864 4,487,191
営業利益 1,444,069 1,754,784
営業外収益
受取利息 29 100
受取手数料 196 218
賠償金収入 400 -
還付加算金 520 107
受取保険金 - 415
その他 307 1,271
営業外収益合計 1,455 2,114
営業外費用
支払利息 11,371 9,544
為替差損 151 3,119
その他 967 8,577
営業外費用合計 12,490 21,241
経常利益 1,433,033 1,735,657
特別利益
新株予約権戻入益 223 545
特別利益合計 223 545
特別損失
固定資産除却損 6,370 -
特別損失合計 6,370 -
税引前当期純利益 1,426,886 1,736,202
法人税、住民税及び事業税 482,269 593,730
法人税等調整額 △38,003 △51,490
法人税等合計 444,266 542,240
当期純利益 982,620 1,193,962
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(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益 株主資本 新株予約権 純資産合計
資本金 資本剰余金 剰余金 利益剰余金 自己株式
資本準備金 合計
合計 繰越利益 合計
剰余金
当期首残高 508,656 408,656 408,656 3,408,507 3,408,507 △224 4,325,595 5,771 4,331,367
当期変動額
新株の発行 5,026 5,026 5,026 10,053 10,053
剰余金の配当 △239,406 △239,406 △239,406 △239,406
当期純利益 982,620 982,620 982,620 982,620
自己株式の取得 △175,047 △175,047 △175,047
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △223 △223
額)
当期変動額合計 5,026 5,026 5,026 743,214 743,214 △175,047 578,220 △223 577,997
当期末残高 513,683 413,683 413,683 4,151,721 4,151,721 △175,271 4,903,816 5,548 4,909,364
当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益 株主資本 新株予約権 純資産合計
資本金 資本剰余金 剰余金 利益剰余金 自己株式
資本準備金 合計
合計 繰越利益 合計
剰余金
当期首残高 513,683 413,683 413,683 4,151,721 4,151,721 △175,271 4,903,816 5,548 4,909,364
当期変動額
新株の発行 4,981 4,981 4,981 9,963 9,963
剰余金の配当 △331,819 △331,819 △331,819 △331,819
当期純利益 1,193,962 1,193,962 1,193,962 1,193,962
自己株式の取得 △76,925 △76,925 △76,925
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △545 △545
額)
当期変動額合計 4,981 4,981 4,981 862,142 862,142 △76,925 795,180 △545 794,635
当期末残高 518,665 418,665 418,665 5,013,864 5,013,864 △252,197 5,698,996 5,002 5,703,999
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(4)キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期純利益 1,426,886 1,736,202
減価償却費 217,619 213,153
受取利息 △29 △117
支払利息 11,371 9,544
固定資産除却損 6,370 -
売上債権の増減額(△は増加) △65,699 226,326
たな卸資産の増減額(△は増加) △586,863 △511,885
仕入債務の増減額(△は減少) 160,473 △456,430
ポイント引当金の増減額(△は減少) 71,490 124,842
その他 △38,729 268,439
小計 1,202,889 1,610,076
利息及び配当金の受取額 29 100
利息の支払額 △11,344 △10,110
法人税等の支払額 △501,924 △505,335
営業活動によるキャッシュ・フロー 689,650 1,094,731
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △93,231 △6,583
無形固定資産の取得による支出 △134,726 △142,961
差入敷金保証金の差入による支出 △192,130 △100,016
その他の投資活動 100 112,970
投資活動によるキャッシュ・フロー △419,987 △136,591
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 500,000 △400,000
長期借入れによる収入 300,000 2,400,000
長期借入金の返済による支出 △520,607 △424,331
自己株式の取得による支出 △175,047 △76,925
配当金の支払額 △239,406 △331,819
財務活動によるキャッシュ・フロー △135,060 1,166,923
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 134,602 2,125,063
現金及び現金同等物の期首残高 1,268,843 1,403,445
現金及び現金同等物の期末残高 1,403,445 3,528,508
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(5)財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(持分法損益等)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
(1) 報告セグメントの決定方法
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源
の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、商品別の営業部を置き、各営業部は取り扱う商品・サービスについて包括的な戦略を立案し、事業活動
を展開しております。
従って、当社の報告セグメントは、当社が取り扱う商品の種類・性質・市場等に基づくセグメントから構成され
ており、「カメラ事業」、「時計事業」、「筆記具事業」及び「自転車事業」の4区分を報告セグメントとしてお
ります。
(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
事業区分 主要商品
カメラ事業 デジタルカメラ、フィルムカメラ、交換レンズ、周辺機器等の中古及び新品商品
時計事業 中古腕時計、新品腕時計
筆記具事業 中古万年筆、新品万年筆・文具・革小物等
自転車事業 自転車車体、フレーム、パーツ、小物類等の中古及び新品商品
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「重要な会計方針」における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
また、共用資産については、各報告セグメントに配分しておりませんが、関連する費用については、合理的な基準
に基づき、各報告セグメントへ配分しております。
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3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 財務諸表
調整額
計上額
カメラ事業 時計事業 筆記具事業 自転車事業 計 (注)1
(注)2
売上高
外部顧客への売上高 23,776,104 9,860,215 491,664 480,880 34,608,865 - 34,608,865
セグメント間の内部
- - - - - - -
売上高又は振替高
計 23,776,104 9,860,215 491,664 480,880 34,608,865 - 34,608,865
セグメント利益又は
1,886,530 543,957 16,377 △5,217 2,441,647 △997,577 1,444,069
損失(△)
セグメント資産 4,220,635 3,015,430 164,653 156,395 7,557,115 2,314,344 9,871,459
その他の項目
減価償却費 76,231 12,304 4,723 964 94,223 120,675 214,899
有形固定資産及び無
105,259 17,114 27,415 2,157 151,947 25,036 176,983
形固定資産の増加額
(注) 1.調整額は以下のとおりです。
(1) セグメント利益又は損失の調整額△997,577千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり
ます。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない管理統括部門に係る費用であります。
(2) セグメント資産の調整額2,314,344千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係るものであ
ります。
(3) 減価償却費の調整額120,675千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係るものでありま
す。
(4) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、ソフトウエア仮勘定の増加額は含めておりません。また有
形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額25,036千円は、報告セグメントに帰属しない全社資産の設
備投資額であります。
2.セグメント利益又は損失は、損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 財務諸表
調整額
計上額
カメラ事業 時計事業 筆記具事業 自転車事業 計 (注)1
(注)2
売上高
外部顧客への売上高 23,274,236 10,330,235 502,865 551,613 34,658,950 - 34,658,950
セグメント間の内部
- - - - - - -
売上高又は振替高
計 23,274,236 10,330,235 502,865 551,613 34,658,950 - 34,658,950
セグメント利益又は
2,305,801 555,898 22,729 13,109 2,897,538 △1,142,753 1,754,784
損失(△)
セグメント資産 4,134,950 3,210,859 173,983 202,663 7,722,457 4,286,421 12,008,879
その他の項目
減価償却費 60,932 15,554 5,677 1,822 83,986 129,167 213,153
有形固定資産及び無
15,162 40,137 1,378 991 57,669 43,679 101,348
形固定資産の増加額
(注) 1.調整額は以下のとおりです。
(1) セグメント利益又は損失の調整額△1,142,753千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であ
ります。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない管理統括部門に係る費用であります。
(2) セグメント資産の調整額4,286,421千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係るものであ
ります。
(3) 減価償却費の調整額129,167千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係るものでありま
す。
(4) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、ソフトウエア仮勘定の増加額は含めておりません。また有
形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額43,679千円は、報告セグメントに帰属しない全社資産の設
備投資額であります。
2.セグメント利益又は損失は、損益計算書の営業利益と調整を行っております。
【関連情報】
前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦における売上高が90%を超えているため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
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当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦における売上高が90%を超えているため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
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(1株当たり情報)
前事業年度 当事業年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 206.90円 241.31円
1株当たり当期純利益 41.11円 50.55円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 40.45円 50.12円
(注) 1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりでありま
す。
前事業年度 当事業年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益
当期純利益(千円) 982,620 1,193,962
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る当期純利益(千円) 982,620 1,193,962
普通株式の期中平均株式数(株) 23,903,535 23,617,451
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
当期純利益調整額(千円) - -
普通株式増加数(株) 391,445 206,318
(うち新株予約権(株)) 391,445 206,318
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり
- -
当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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