3179 シュッピン 2019-08-06 15:00:00
2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2019年8月6日
上場会社名 シュッピン株式会社 上場取引所 東
コード番号 3179 URL https://www.syuppin.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長CEO (氏名)小野 尚彦
問合せ先責任者 (役職名) 取締役CFO (氏名)辻本 拓 TEL 03(3342)0088
四半期報告書提出予定日 2019年8月7日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第1四半期の業績(2019年4月1日~2019年6月30日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第1四半期 8,402 8.5 530 53.2 526 53.5 359 52.6
2019年3月期第1四半期 7,741 14.8 346 8.5 343 8.6 235 8.2
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第1四半期 15.24 15.17
2019年3月期第1四半期 9.85 9.66
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期第1四半期 9,692 4,860 50.1 205.68
2019年3月期 9,871 4,909 49.7 206.90
(参考)自己資本 2020年3月期第1四半期 4,854百万円 2019年3月期 4,903百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 0.00 - 14.00 14.00
2020年3月期 -
2020年3月期(予
想)
0.00 - 14.00 14.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年3月期の業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 18,277 11.7 741 8.6 736 8.4 481 4.1 20.40
通期 37,672 8.9 1,574 9.0 1,564 9.2 1,023 4.1 43.34
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期1Q 23,946,581株 2019年3月期 23,946,581株
② 期末自己株式数 2020年3月期1Q 342,276株 2019年3月期 245,176株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期1Q 23,619,243株 2019年3月期1Q 23,940,624株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっての注意事項等については、添付資料4ページ「1.当
四半期決算に関する定性的情報 (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
(四半期決算補足説明資料の入手方法について)
四半期決算補足説明資料はTDnet及び当社ウェブサイトに同日開示しております。
シュッピン株式会社(3179) 2020年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………………… 3
2.四半期財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………………… 5
第1四半期累計期間 ……………………………………………………………………………………………… 5
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………… 6
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 6
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 6
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 6
- 1 -
シュッピン株式会社(3179) 2020年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期累計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩
やかな回復基調の継続が期待されております。一方で、通商問題の動向が世界経済に与える影響や中国経済の先行
き、海外経済の動向と政策に関する不確実性、また金融資本市場の変動の影響に留意する必要にもなっておりま
す。
当社が置かれていますEコマース市場は、経済産業省の公表による2018年の国内BtoCのEC市場規模は前年か
ら9.0%伸長して18.0兆円となり、EC化率も継続し上昇しながら、その市場規模は拡大しております。そして、
その中の中古品市場は、中古ビジネスへの注目から多様な業態が参入したことによるBtoC取引の増加、スマート
フォンによる購入環境の進化と取扱品の多様化によるユーザー層の広がりによって、フリマアプリ、インターネッ
トオークションなどを利用したCtoC取引が増加し、市場の拡大を牽引しています。一方で、市場拡大にともな
い、模倣品や盗品に関するトラブルが多発し社会的に重要な問題となっていることから、インターネット取引にお
ける安心・安全はより一層求められております。
このような経営環境のもと、当社は「お客様に『価値ある新品と中古品』を安心・安全にお取引できるマーケッ
トを創出すること」を方針として、インターネットにおける中古品取引を可能とする仕組みをいち早く構築し事業
展開を推進してまいりました。
当第1四半期累計期間におきましては、前事業年度において課題となった売上総利益率の改善に取り組み、One
To Oneマーケティングの活用によって、中古商品の需要と供給を適切な水準に戻すことに注力いたしました。一方
で、新品カメラ市場が一眼レフからミラーレスへの転換期を迎え、それに適合するミラーレス用の交換レンズがこ
れから拡充される状況の中、これまでに完成させた当社のプラットフォームにおいて、購入前から購入時そして購
入後までの循環の輪を大きくすることで収益の拡大を図るステージに移行しました。具体的には、主力となるカメ
ラ事業では、購入前に商品を選ぶ上で有益な情報が得られる当社スタッフのブログ「THE MAP TIMES」や500機種以
上のフォトプレビューサイト「Kasyapa」、購入時には欲し商品が先に届く「先取交換」、よりリアルな商品イメ
ージが伝わる商品動画(Youtube)や約30カットの商品画像、質の高いユーザーの声や情報を活用した「見積り
SNS」や「コミュレビ」、購入後はWeb上で気軽に本格的なフォトコンテストにも参加出来る写真共有サイト
「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」、その他様々なサービスと仕組みを活用してまいりました。これらの取り組み
により、Web会員の新規入会は継続的に確保され、総会員数は順調に増加しております。そして時計事業におい
ては、前事業年度に注力した在庫の量的拡充とレディース商品も含めた戦略的ラインナップの構築が奏功したこと
もあわせて、売上高は8,402,912千円(前年同四半期比8.5%増)となりました。
販売費及び一般管理費では、カメラ市場環境に起因した需要動向の鈍化に対応するための中古買取及び販売促進
策に係る費用の増加、ECサイトの新サービス導入と機能強化及び運用に係る業務委託手数料の増加等がありまし
たが、他社ショッピングサイトの利用手数料の減少及び販売時の自社ポイント付与の抑制等により、売上高販売管
理費比率は前年同四半期から0.3ポイント低下し11.9%となり、結果、997,049千円(同5.5%増)となりました。
これらと売上総利益率が従前の水準にまで改善したことによって、利益面では営業利益は530,144千円(同53.2%
増)、経常利益は526,846千円(同53.5%増)となり、四半期純利益は359,888千円(同52.6%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
[カメラ事業]
前事業年度から引き続き、ECサイトにおける独自の機能及びサービスを活用したOne To Oneアプローチを中心
とする施策に積極的に取り組みました。新品カメラの需要動向の鈍化が続く中、それを補うべく中古カメラの買い
替え・販売促進策に取り組む一方で、買取価格の見直しと計画的な値引き施策の実施により、売上総利益率が大幅
に改善したことで、売上高は5,520,417千円(前年同四半期比2.5%増)、セグメント利益は588,884千円(同
33.6%増)となりました。
[時計事業]
コアな時計愛好者に向けた希少価値の高い高額商品と幅広い客層に支持されている人気ブランドの商品確保など
で、積極的な在庫投資と戦略的な商品展開に注力してきたことが、売上の拡大に繋がりました。また、新たな販売
チャネルとして、世界中の時計愛好家が集まるオンラインマーケットプレイス「Chrono24」に出店し、販売機会の
増加と広告効果・認知度向上を目指しております。今後、新たな事業展開を予定しているレディース時計への取り
組みとしては、人材の確保と商品ラインナップ拡充の為の在庫投資も行っております。これらにより、売上高は
2,633,965千円(前年同四半期比24.5%増)、セグメント利益は176,150千円(同59.2%増)となりました。
- 2 -
シュッピン株式会社(3179) 2020年3月期 第1四半期決算短信
[筆記具事業]
ECサイトでは、商品検索機能を前面に押し出すことで顧客の利便性を図り、商品画像掲載数の増量と中古商品
詳細ページで動画掲載を開始することで情報の拡充を図りました。また、カメラ事業に続いて、顧客が買取と購入
を同時に行う際に購入商品を先渡しする当社独自のサービス「先取交換」を開始しました。従来より注力しており
ますオリジナル商品では、主要メーカーの協力による独創的な万年筆とインクの企画・販売に継続して取り組むこ
とで、売上高は126,012千円(前年同四半期比1.3%増)となり、セグメント利益は8,389千円(同10.5%増)とな
りました。
[自転車事業]
スマホアプリではロードバイクに関する情報の拡充を図ることで、初心者からプロユーザーまでが楽しめる情報
ポータルサイトとしての展開を推し進めました。また、他社ショッピングサイトでは人気の高い商品や新規商材の
積極的な販売施策で集客効果を高め、新たな顧客の囲い込みにも取り組みました。これらにより、売上高は
122,517千円(前年同四半期比8.0%増)となりましたが、中古買取及び販売の落ち込みにより、売上総利益が想定
を下回ったことで、セグメント損失は1,596千円(前年同四半期は2,597千円の損失)となりました。
[販売チャネル別売上高の状況]
販売チャネル 売上高 構成比 前年同四半期比
EC 4,894,094千円 58.2% 100.5%
店舗 3,508,818千円 41.8% 122.1%
合計 8,402,912千円 100.0% 108.5%
(2)財政状態に関する説明
資産、負債及び資本の状況
(資産)
当第1四半期会計期間末の総資産は9,692,121千円となり、前事業年度末と比較し、179,338千円の減少となりま
した。
流動資産は8,552,512千円となり、前事業年度末と比較して104,357千円の減少となりました。これは主として売
掛金が269,724千円、現金及び預金が214,414千円、その他流動資産が293,873千円減少したこと、商品が673,655千
円増加したことによるものであります。
固定資産は1,139,608千円となり、前事業年度末と比較して74,981千円の減少となりました。これは主として減
価償却等により有形固定資産、無形固定資産の帳簿価格が33,312千円減少したこと、繰延税金資産が45,851千円減
少したことによるものであります。
(負債)
負債につきましては4,831,852千円となり、前事業年度末と比較して130,243千円の減少となりました。
流動負債は3,592,889千円となり、前事業年度末と比較して350,464千円の減少となりました。これは主として短
期借入金が50,000千円増加したこと、1年内返済予定の長期借入金が62,948千円増加したこと、買掛金が287,826千
円減少したこと、未払法人税等が145,702千円減少したことによるものであります。
固定負債は1,238,963千円となり、前事業年度末と比較して220,221千円の増加となりました。これは長期借入金
が220,221千円増加したことによるものであります。
(資本)
純資産につきましては4,860,268千円となり、前事業年度末と比較して49,096千円の減少となりました。これは
主として利益剰余金が28,069千円増加したこと、自己株式取得による76,926千円の減少によるものであります。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
業績予想につきましては、現時点においては2019年5月7日の「2019年3月期 決算短信」で公表いたしました
第2四半期累計期間及び通期の業績予想に変更はありません。
なお、本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的で
あると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
- 3 -
シュッピン株式会社(3179) 2020年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第1四半期会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,403,445 1,189,031
売掛金 1,916,744 1,647,020
商品 4,781,031 5,454,686
その他 555,647 261,774
流動資産合計 8,656,869 8,552,512
固定資産
有形固定資産 156,255 150,114
無形固定資産
ソフトウエア 370,241 333,420
ソフトウエア仮勘定 7,211 16,862
無形固定資産合計 377,453 350,282
投資その他の資産 680,881 639,211
固定資産合計 1,214,589 1,139,608
資産合計 9,871,459 9,692,121
負債の部
流動負債
買掛金 1,206,303 918,477
短期借入金 1,500,000 1,550,000
1年内返済予定の長期借入金 331,087 394,035
未払法人税等 279,094 133,392
賞与引当金 - 8,222
ポイント引当金 225,901 217,711
その他 400,964 371,051
流動負債合計 3,943,353 3,592,889
固定負債
長期借入金 1,018,742 1,238,963
固定負債合計 1,018,742 1,238,963
負債合計 4,962,095 4,831,852
純資産の部
株主資本
資本金 513,683 513,683
資本剰余金 413,683 413,683
利益剰余金 4,151,721 4,179,790
自己株式 △175,271 △252,197
株主資本合計 4,903,816 4,854,958
新株予約権 5,548 5,310
純資産合計 4,909,364 4,860,268
負債純資産合計 9,871,459 9,692,121
- 4 -
シュッピン株式会社(3179) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(2)四半期損益計算書
(第1四半期累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期累計期間 当第1四半期累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
売上高 7,741,124 8,402,912
売上原価 6,450,340 6,875,718
売上総利益 1,290,783 1,527,194
販売費及び一般管理費 944,752 997,049
営業利益 346,031 530,144
営業外収益
受取利息 3 0
受取手数料 47 54
為替差益 24 -
その他 7 251
営業外収益合計 83 305
営業外費用
支払利息 2,548 2,325
為替差損 - 1,181
その他 299 97
営業外費用合計 2,848 3,604
経常利益 343,266 526,846
特別利益
新株予約権戻入益 56 238
特別利益合計 56 238
特別損失
固定資産除却損 207 -
特別損失合計 207 -
税引前四半期純利益 343,115 527,084
法人税、住民税及び事業税 67,215 121,344
法人税等調整額 40,069 45,851
法人税等合計 107,285 167,195
四半期純利益 235,830 359,888
- 5 -
シュッピン株式会社(3179) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
前第1四半期累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年6月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期
調整額
損益計算書
(注)
カメラ事業 時計事業 筆記具事業 自転車事業 合計 計上額
売上高
外部顧客への売上高 5,387,526 2,115,849 124,356 113,391 7,741,124 - 7,741,124
計 5,387,526 2,115,849 124,356 113,391 7,741,124 - 7,741,124
セグメント利益又は損失
440,776 110,679 7,594 △2,597 556,452 △210,420 346,031
(△)
(注) セグメント利益又は損失(△)は、四半期損益計算書上の営業利益でありますが、各報告セグメントへの配分
が困難な本部人件費等の一般管理費210,420千円については調整額としております。
当第1四半期累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期
調整額
損益計算書
(注)
カメラ事業 時計事業 筆記具事業 自転車事業 合計 計上額
売上高
外部顧客への売上高 5,520,417 2,633,965 126,012 122,517 8,402,912 - 8,402,912
計 5,520,417 2,633,965 126,012 122,517 8,402,912 - 8,402,912
セグメント利益又は損失
588,884 176,150 8,389 △1,596 771,827 △241,682 530,144
(△)
(注) セグメント利益又は損失(△)は、四半期損益計算書上の営業利益でありますが、各報告セグメントへの配分
が困難な本部人件費等の一般管理費241,682千円については調整額としております。
- 6 -