3179 シュッピン 2019-05-07 15:00:00
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2019年5月7日
上場会社名 シュッピン株式会社 上場取引所 東
コード番号 3179 URL https://www.syuppin.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長CEO (氏名)小野 尚彦
問合せ先責任者 (役職名) 取締役CFO (氏名)辻本 拓 TEL 03(3342)0088
定時株主総会開催予定日 2019年6月25日 配当支払開始予定日 2019年6月26日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月26日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・証券アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2019年3月期の業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 34,608 11.9 1,444 △6.0 1,433 △5.8 982 △8.8
2018年3月期 30,921 23.7 1,536 40.1 1,521 41.1 1,077 45.4
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2019年3月期 41.11 40.45 21.3 15.4 4.2
2018年3月期 45.00 44.19 27.9 19.7 5.0
(参考)持分法投資損益 2019年3月期 -百万円 2018年3月期 -百万円
(注)当社は、2018年1月1日付で普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。これに伴い、
前事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当
期純利益を算定しております。
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 9,871 4,909 49.7 206.90
2018年3月期 8,780 4,331 49.3 180.68
(参考)自己資本 2019年3月期 4,903百万円 2018年3月期 4,325百万円
(注)当社は、2018年1月1日付で普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。これに伴い、
前事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり純資産を算定しております。
(3)キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年3月期 689 △419 △135 1,403
2018年3月期 134 △184 675 1,268
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 純資産
(合計)
配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2018年3月期 - 0.00 - 10.00 10.00 239 22.2 6.2
2019年3月期 - 0.00 - 14.00 14.00 331 34.1 6.8
2020年3月期(予想) - 0.00 - 14.00
14.00 32.3
3.2020年3月期の業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 18,277 11.7 741 8.6 736 8.4 481 4.1 20.40
通期 37,672 8.9 1,574 9.0 1,564 9.2 1,023 4.1 43.34
※ 注記事項
(1)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(2)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期 23,946,581株 2018年3月期 23,940,800株
② 期末自己株式数 2019年3月期 245,176株 2018年3月期 176株
③ 期中平均株式数 2019年3月期 23,903,535株 2018年3月期 23,940,711株
(注)当社は、2018年1月1日付で普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。これに
伴い、前事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、発行済株式数(普通株式)を算定しておりま
す。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。
(決算説明会資料の入手方法について)
当社は2019年5月16日(木)に機関投資家・証券アナリスト向け説明会を開催する予定であります。当日使用する資
料については、開催後速やかにTDnet及び当社ウェブサイトに掲載する予定であります。
シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績・財政状態の概況 ……………………………………………………………………………… 2
(2)今後の見通し………………………………………………………………………………………………………… 4
(3)利益配分に関する基本方針 ……………………………………………………………………………………… 5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 5
3.財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………………… 6
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………………… 6
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………………………… 8
(3)株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………………………… 9
(4)キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………………………… 10
(5)財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 11
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………………………… 11
(持分法損益等) …………………………………………………………………………………………………… 11
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 11
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 14
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 14
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シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績・財政状態の概況
① 当期の経営成績の概況
当事業年度における我が国経済は、企業収益及び雇用・所得環境の改善が続く中で、緩やかな回復基調を継続
していますが、通商問題が世界経済に与える影響や海外経済の不確実性、金融資本市場の変動に留意する必要も
あるなど、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。
当社が置かれていますEコマース市場は、経済産業省の公表による2017年の国内BtoCのEC市場規模は前年
から9.0%伸長して16.5兆円となり、EC化率も継続し上昇しながら、その市場規模は拡大しております。そし
て、その中の中古品市場は、中古ビジネスへの注目から多様な業態が参入したことによるBtoC取引の増加、ス
マートフォンによる購入環境の進化と取扱品の多様化によるユーザー層の広がりによって、インターネットオー
クション、フリマアプリなどを利用したCtoC取引が増加し、市場の拡大を牽引しています。一方で、市場拡大
にともない、模倣品の氾濫や違法性の有無で社会的に問題視されつつある取引等も浮き彫りになっていることか
ら、インターネット取引における安心・安全はより一層求められております。
このような経営環境のもと、当社は「お客様に『価値ある新品と中古品』を安心・安全にお取引できるマーケ
ットを創出すること」を方針として、インターネットにおける中古品取引を可能とする仕組みをいち早く構築し
事業展開を推進してまいりました。
当事業年度におきましては、これまで取り組んできたパーソナルレコメンドを活用して、購入前から購入後ま
での流れの中で価値ある情報を提供するプラットフォームを完成させ、その循環の輪を広げるための取り組みを
推し進めました。主なものとしては、一般ユーザーの参加によってコンテンツが形成されるCGM(コンシュー
マージェネレイテッドメディア)の活用の一つとして、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトの商品詳細ペ
ージにフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」掲載の作例写真を自動表示することで、顧
客が購入時に有益な情報を得られるようになりました。また、当社が運営するすべての専門店の中古商品詳細ペ
ージには商品の動画を掲載することで購買意欲を促進し、同時にYouTubeに投稿することでその動画自体が広告
となって、各専門店の国内外での認知度の向上に繋げております。これらにより、当社ECサイトでの当事業年
度末の会員登録数は順調に増加し406,981名となりました。一方で、前事業年度末に前倒しで物流及び商品化ス
ペースの拡張を実施し、買取から商品化に係る業務の効率化を図ることで、中長期的な成長を見据えた基盤固め
にも取り組んでまいりました。各種サービスを活用したOne To Oneアプローチによって買い替えを促進すること
も継続して実施することで、売上高は34,608,865千円(前年同期比11.9%増)となりました。
販売費及び一般管理費では、カメラ市場が一眼レフからミラーレスへの転換期を迎えたこと、またそれらミラ
ーレス用の交換レンズがこれから拡充されることなどもあり、買い替えによる需要動向が鈍かったことに対応す
るための買取及び販売促進策に係る費用の増加がありました。また、ECサイトの新サービス導入と機能強化及
び運用に係る業務委託手数料、クレジット及び他社ポータルサイト利用手数料の増加等がありました。あわせ
て、物流及び商品化スペースの拡張に伴う地代家賃と店舗改装にともなう諸費用の発生もあり、売上高販売管理
費比率は前事業年度から0.4ポイント上昇し12.0%となり、結果、4,168,864千円(同16.8%増)となりました。
これらと新品カメラの需要が伸び悩む中、買い替えの促進、セールの実施等による中古買取・販売強化に起因し
て売上総利益率が低下したこともあり、利益面では営業利益は1,444,069千円(同6.0%減)、経常利益は
1,433,033千円(同5.8%減)となり、当期純利益は982,620千円(同8.8%減)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
[カメラ事業]
従来通りの潤沢で幅広い品揃えと買取及び販売における各種サービスを提供すること、ECサイトでは中古商
品のシャッター音や動作などの臨場感のある動画を掲載することで、売上確保に注力しました。あわせて、
YouTubeでも配信を開始することで、国内外での認知度の向上にも繋げております。One To Oneアプローチを中
心とした施策としては、AIを活用したトップページレコメンドやマイページに顧客自身が登録した「欲しいリ
スト」などの活用により、顧客それぞれのニーズにあったサービスの提供にも努めました。
「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」との連携、場所や季節をテーマとしたフォトコンテストを定期的に実施する
ことなどでCGMへの取り組みも積極的に行っております。前事業年度に開始した越境ECについては、海外カ
メラユーザーからの認知度及び信頼度の向上が得られていることで取引量は増加傾向を維持し、また利用者が来
日した際の店舗への送客へも寄与しております。これら施策の効果により、売上高は23,776,104千円(前年同期
比8.4%増)、セグメント利益は1,886,530千円(同2.9%増)となりました。
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シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
[時計事業]
希少価値の高い高額商品を多数取り揃え、幅広い客層に支持されている人気ブランドの商品確保、新たなニー
ズに応えるための個性的な商品の品揃えなど、積極的な在庫投資によるボリュームの拡充と戦略的な商品展開に
注力したことで売上の拡大に繋げました。また、スマホアプリを活用して時計に関するあらゆる情報の提供を行
ったこと、ECサイトでは、中古商品詳細ページでの価値ある商材の動画掲載とYouTubeでの配信、顧客が登録
した欲しい商品や条件に合った商品の入荷情報をお知らせするOne To Oneアプローチが奏功したことで、新規顧
客の獲得と既存顧客のリピート化が図られて、売上高は9,860,215千円(前年同期比23.7%増)、セグメント利
益は543,957千円(同14.4%増)となりました。
[筆記具事業]
店舗移転リニューアルを実施し、新たな顧客の取り込みと同時に、今まで分散していた店舗と事務所を同一館
内に併設することで業務効率の改善を図りました。ECサイトでは、商品検索機能を前面に押し出すことで顧客
の利便性を図り、商品画像掲載数の増量と中古商品詳細ページで動画掲載を開始することで情報の拡充を図りま
した。また、従来より注力しておりますオリジナル商品では、主要メーカーの協力による独創的な万年筆とイン
クの企画・販売に継続して取り組み、あわせて当社独自の保証サービスを拡充してきましたが、客数及び客単価
の回復にはまだ繋がらず、売上高は491,664千円(前年同期比14.3%減)となりました。店舗移転リニューアル
にともなう諸費用が発生したこともあり、セグメント利益は16,377千円(同58.2%減)となりました。
[自転車事業]
ECサイトでは、商品画像掲載数の増量と中古自転車本体の動画掲載を開始しました。スマホアプリではロー
ドバイクに関する情報の拡充を図ることで、初心者からプロユーザーまでが楽しめる情報ポータルサイトとして
の展開を推し進めました。また、他社ショッピングサイトへの積極的な出店により新たな顧客の囲い込みにも取
り組むことで、ECサイトでの集客効果を高めました。店舗では商談会などのイベントを定期的に開催し、その
後の販売に繋げるオムニ戦略を推し進めたこともあわせ、売上高は480,880千円(前年同期比10.1%増)となり
ましたが、販売強化の為に増加した諸費用を補うまでには至らず、セグメント損失は5,217千円(前年同期は
4,885千円の損失)となりました。
[販売チャネル別売上高の状況]
販売チャネル 売上高 構成比 前年同期比
EC 21,709,533千円 62.7% 113.9%
店舗 12,899,331千円 37.3% 108.8%
合計 34,608,865千円 100.0% 111.9%
② 当期の財政状態の概況
当事業年度末の資産につきましては、総資産が9,871,459千円となり、前事業年度末と比較し1,090,672千円の
増加となりました。
流動資産は8,656,869千円となり、前事業年度末と比較して964,318千円の増加となりました。これは主として
現金及び預金が134,602千円増加したこと、売掛金が65,699千円増加したこと、商品が586,863千円増加したこと
によるものであります。
固定資産は1,214,589千円となり、前事業年度末と比較して126,354千円の増加となりました。これは主として
ソフトウエアが65,377千円減少したこと、及び差入敷金保証金が127,858千円増加したことによるものでありま
す。
負債につきましては、4,962,095千円となり、前事業年度末と比較して512,675千円の増加となりました。
流動負債は3,943,353千円となり、前事業年度末と比較して589,599千円の増加となりました。これは主とし
て、買掛金が160,473千円増加したこと、短期借入金が500,000千円増加したことによるものであります。
固定負債は1,018,742千円となり、前事業年度末と比較して76,924千円の減少となりました。これは長期借入
金が76,924千円減少したことによるものであります。
純資産につきましては、4,909,364千円となり前事業年度末と比較して577,997千円の増加となりました。これ
は利益剰余金が743,214千円増加したこと、自己株式が175,047千円増加したことによるものであります。
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シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
③ 当期のキャッシュ・フローの概況
当事業年度末における現金及び現金同等物は、1,403,445千円となり、前事業年度末と比較して134,602千円の
増加となりました。
各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得られたキャッシュ・フローは、689,650千円(前年同期比414.4%増)となりました。こ
れは、主として税引前当期純利益1,426,886千円、たな卸資産の増加額586,863千円、法人税等の支払額
501,924千円、仕入債務の増加額160,473千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用されたキャッシュ・フローは、419,987千円(前年同期比127.4%増)となりました。これ
は、主として差入敷金保証金の差入による支出192,130千円、無形固定資産の取得による支出134,726千円によ
るものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用されたキャッシュ・フローは、135,060千円(前年同期は675,051千円の獲得)となりまし
た。これは、短期借入金の純増加額500,000千円、長期借入れによる収入300,000千円、長期借入金の返済によ
る支出520,607千円、配当金の支払額239,406千円、自己株式の取得による支出175,047千円によるものであり
ます。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
自己資本比率(%) 50.8 49.3 49.7
時価ベースの自己資本比率
291.7 346.8 196.6
(%)
キャッシュ・フロー対有利子
4.5 19.2 4.1
負債比率
インタレスト・カバレッジ・
98.1 123.2 127.0
レシオ
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.いずれも財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
4.有利子負債は貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象とし
ております。
(2)今後の見通し
次期の見通しにつきましては、不安定な国際情勢の影響による景気減速懸念や消費税再増税が予定されるな
ど、個人消費の動向は今後も不透明な状態が想定されます。このような経営環境のもと、当社は販売・買取及び
マーケティングに関する様々な仕組みの活用、専門性の高さを活かした情報発信と商品提案、ネット媒体等を利
用した当社認知度の向上とECサイト新規会員の獲得強化を継続して進めてまいります。また、買取、販売価格
の管理強化による売上総利益率の改善及び業務効率の向上による売上高販売管理費比率の低減、そして将来へ向
けた新たな収益事業の構築により、安定した利益の確保に努めます。次期の業績見通しにつきましては、売上高
37,672百万円(前年同期比8.9%増)、営業利益1,574百万円(同9.0%増)、経常利益1,564百万円(同9.2%
増)、当期純利益1,023百万円(同4.1%増)を見込んでおります。
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シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
(3)利益配分に関する基本方針
当社は、株主各位に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして認識しております。配当につきましては、
当期・中長期の業績見通し、将来の事業展開および内部留保を総合的に勘案した上で、20~30%の配当性向を当
面の基準とし、将来的には更なる積極的な利益還元を行う方針であります。
当期における1株当たり配当金は、年間14円を予定しております。また、次期の年間配当金につきましては、
1株当たり14円を予定しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、企業間及び経年での比較可能性を確保するため、当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作
成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて作成しております。
なお、国際会計基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
3.財務諸表及び主な注記
(1)貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,268,843 1,403,445
売掛金 1,851,044 1,916,744
商品 4,194,168 4,781,031
前渡金 130 50
前払費用 68,838 75,095
その他 309,525 480,502
流動資産合計 7,692,551 8,656,869
固定資産
有形固定資産
建物 162,350 179,134
減価償却累計額 △65,102 △62,282
建物(純額) 97,248 116,851
工具、器具及び備品 200,500 190,461
減価償却累計額 △160,787 △151,057
工具、器具及び備品(純額) 39,712 39,403
有形固定資産合計 136,960 156,255
無形固定資産
ソフトウエア 435,619 370,241
ソフトウエア仮勘定 7,532 7,211
無形固定資産合計 443,152 377,453
投資その他の資産
差入敷金保証金 366,954 494,813
長期前払費用 10,317 17,213
繰延税金資産 110,221 148,225
その他 20,628 20,628
投資その他の資産合計 508,122 680,881
固定資産合計 1,088,235 1,214,589
資産合計 8,780,786 9,871,459
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シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 1,045,830 1,206,303
短期借入金 1,000,000 1,500,000
1年内返済予定の長期借入金 474,770 331,087
未払金 233,124 301,811
未払費用 63,692 72,176
未払法人税等 301,740 279,094
預り金 17,580 20,694
ポイント引当金 154,410 225,901
その他 62,603 6,283
流動負債合計 3,353,753 3,943,353
固定負債
長期借入金 1,095,666 1,018,742
固定負債合計 1,095,666 1,018,742
負債合計 4,449,419 4,962,095
純資産の部
株主資本
資本金 508,656 513,683
資本剰余金
資本準備金 408,656 413,683
資本剰余金合計 408,656 413,683
利益剰余金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金 3,408,507 4,151,721
利益剰余金合計 3,408,507 4,151,721
自己株式 △224 △175,271
株主資本合計 4,325,595 4,903,816
新株予約権 5,771 5,548
純資産合計 4,331,367 4,909,364
負債純資産合計 8,780,786 9,871,459
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シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
(2)損益計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 30,921,474 34,608,865
売上原価
商品期首たな卸高 3,209,371 4,194,168
当期商品仕入高 26,828,345 29,606,371
合計 30,037,717 33,800,540
他勘定振替高 27,358 23,577
商品期末たな卸高 4,214,724 4,808,580
商品評価損 20,556 27,549
商品売上原価 25,816,190 28,995,931
売上総利益 5,105,284 5,612,933
販売費及び一般管理費
役員報酬 119,370 113,548
給与手当 880,883 970,734
法定福利費 147,930 161,519
広告宣伝費 53,670 54,876
販売促進費 545,246 712,642
業務委託費 167,481 205,554
支払手数料 747,375 839,749
減価償却費 195,777 214,899
地代家賃 218,513 263,585
ポイント引当金繰入額 66,723 108,248
貸倒引当金繰入額 △726 -
その他 426,122 523,505
販売費及び一般管理費合計 3,568,369 4,168,864
営業利益 1,536,914 1,444,069
営業外収益
受取利息 14 29
受取手数料 185 196
賠償金収入 - 400
還付加算金 - 520
その他 240 307
営業外収益合計 441 1,455
営業外費用
支払利息 12,470 11,371
為替差損 656 151
その他 3,088 967
営業外費用合計 16,215 12,490
経常利益 1,521,139 1,433,033
特別利益
新株予約権戻入益 1,146 223
特別利益合計 1,146 223
特別損失
固定資産除却損 1,762 6,370
特別損失合計 1,762 6,370
税引前当期純利益 1,520,524 1,426,886
法人税、住民税及び事業税 459,076 482,269
法人税等調整額 △15,855 △38,003
法人税等合計 443,221 444,266
当期純利益 1,077,303 982,620
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シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益 新株予約権 純資産合計
資本金 自己株式 株主資本合計
資本剰余金合 剰余金 利益剰余金合
資本準備金
計 計
繰越利益剰余
金
当期首残高 508,656 408,656 408,656 2,474,848 2,474,848 - 3,392,161 6,918 3,399,079
当期変動額
新株の発行
剰余金の配当 △143,644 △143,644 △143,644 △143,644
当期純利益 1,077,303 1,077,303 1,077,303 1,077,303
自己株式の取
得
△224 △224 △224
株主資本以外
の項目の当期
変動額(純
△1,146 △1,146
額)
当期変動額合計 - - - 933,658 933,658 △224 933,435 △1,146 932,289
当期末残高 508,656 408,656 408,656 3,408,507 3,408,507 △224 4,325,595 5,771 4,331,367
当事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益 新株予約権 純資産合計
資本金 自己株式 株主資本合計
資本剰余金合 剰余金 利益剰余金合
資本準備金
計 繰越利益剰余 計
金
当期首残高 508,656 408,656 408,656 3,408,507 3,408,507 △224 4,325,595 5,771 4,331,367
当期変動額
新株の発行 5,026 5,026 5,026 10,053 10,053
剰余金の配当 △239,406 △239,406 △239,406 △239,406
当期純利益 982,620 982,620 982,620 982,620
自己株式の取
得
△175,047 △175,047 △175,047
株主資本以外
の項目の当期
変動額(純
△223 △223
額)
当期変動額合計 5,026 5,026 5,026 743,214 743,214 △175,047 578,220 △223 577,997
当期末残高 513,683 413,683 413,683 4,151,721 4,151,721 △175,271 4,903,816 5,548 4,909,364
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シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
(4)キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期純利益 1,520,524 1,426,886
減価償却費 195,777 217,619
貸倒引当金の増減額(△は減少) △726 -
受取利息 △14 △29
支払利息 12,470 11,371
固定資産除却損 1,762 6,370
売上債権の増減額(△は増加) △238,314 △65,699
たな卸資産の増減額(△は増加) △984,796 △586,863
仕入債務の増減額(△は減少) 222,345 160,473
ポイント引当金の増減額(△は減少) 17,356 71,490
その他 △178,982 △38,729
小計 567,402 1,202,889
利息及び配当金の受取額 14 29
利息の支払額 △12,504 △11,344
法人税等の支払額 △420,855 △501,924
営業活動によるキャッシュ・フロー 134,057 689,650
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △36,724 △93,231
無形固定資産の取得による支出 △104,178 △134,726
差入敷金保証金の差入による支出 △45,781 △192,130
その他の投資活動 1,998 100
投資活動によるキャッシュ・フロー △184,685 △419,987
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 200,000 500,000
長期借入れによる収入 1,400,000 300,000
長期借入金の返済による支出 △781,079 △520,607
自己株式の取得による支出 △224 △175,047
配当金の支払額 △143,644 △239,406
財務活動によるキャッシュ・フロー 675,051 △135,060
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 624,422 134,602
現金及び現金同等物の期首残高 644,420 1,268,843
現金及び現金同等物の期末残高 1,268,843 1,403,445
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(5)財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期会計期間
の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示しております。
この結果、前事業年度の貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」106百万円は、「投資その他の
資産」の「繰延税金資産」110百万円に含めて表示しております。
(持分法損益等)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
(1)報告セグメントの決定方法
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会
が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであ
ります。
当社は、商品別の営業部を置き、各営業部は取り扱う商品・サービスについて包括的な戦略を立案
し、事業活動を展開しております。
従って、当社の報告セグメントは、当社が取り扱う商品の種類・性質・市場等に基づくセグメントか
ら構成されており、「カメラ事業」、「時計事業」、「筆記具事業」及び「自転車事業」の4区分を報
告セグメントとしております。
(2)各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
事業区分 主要商品
カメラ事業 デジタルカメラ、フィルムカメラ、交換レンズ、周辺機器等の中古及び新品商品
時計事業 中古腕時計、新品腕時計
筆記具事業 中古万年筆、新品万年筆・文具・革小物等
自転車事業 自転車車体、フレーム、パーツ、小物類等の中古及び新品商品
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「重要な会計方針」における記載と概ね同一であ
ります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
また、共用資産については、各報告セグメントに配分しておりませんが、関連する費用については、合
理的な基準に基づき、各報告セグメントへ配分しております。
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シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前事業年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 財務諸表計
調整額
上額
(注)1
カメラ事業 時計事業 筆記具事業 自転車事業 計 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 21,937,135 7,974,047 573,409 436,882 30,921,474 - 30,921,474
セグメント間の内部
- - - - - - -
売上高又は振替高
計 21,937,135 7,974,047 573,409 436,882 30,921,474 - 30,921,474
セグメント利益又は
1,833,917 475,291 39,196 △4,885 2,343,519 △806,605 1,536,914
損失(△)
セグメント資産 3,936,362 2,512,000 151,345 167,764 6,767,472 2,013,313 8,780,786
その他の項目
減価償却費 63,768 9,602 2,218 1,402 76,991 118,785 195,777
有形固定資産及び無
111,488 14,680 2,324 1,614 130,108 55,709 185,817
形固定資産の増加額
(注)1.調整額は以下のとおりです。
(1) セグメント利益又は損失の調整額△806,605千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり
ます。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない管理統括部門に係る費用であります。
(2) セグメント資産の調整額2,013,313千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係るものであ
ります。
(3) 減価償却費の調整額118,785千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係るものでありま
す。
(4) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、ソフトウエア仮勘定の増加額は含めておりません。また有
形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額55,709千円は、報告セグメントに帰属しない全社資産の設
備投資額であります。
2.セグメント利益又は損失は、損益計算書の営業利益と調整を行っております。
当事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 財務諸表計
調整額
上額
(注)1
カメラ事業 時計事業 筆記具事業 自転車事業 計 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 23,776,104 9,860,215 491,664 480,880 34,608,865 - 34,608,865
セグメント間の内部
- - - - - - -
売上高又は振替高
計 23,776,104 9,860,215 491,664 480,880 34,608,865 - 34,608,865
セグメント利益又は
1,886,530 543,957 16,377 △5,217 2,441,647 △997,577 1,444,069
損失(△)
セグメント資産 4,220,635 3,015,430 164,653 156,395 7,557,115 2,314,344 9,871,459
その他の項目
減価償却費 76,231 12,304 4,723 964 94,223 120,675 214,899
有形固定資産及び無
105,259 17,114 27,415 2,157 151,947 25,036 176,983
形固定資産の増加額
(注)1.調整額は以下のとおりです。
(1) セグメント利益又は損失の調整額△997,577千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり
ます。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない管理統括部門に係る費用であります。
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シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
(2) セグメント資産の調整額2,314,344千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係るものであ
ります。
(3) 減価償却費の調整額120,675千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係るものでありま
す。
(4) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、ソフトウエア仮勘定の増加額は含めておりません。また有
形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額25,036千円は、報告セグメントに帰属しない全社資産の設
備投資額であります。
2.セグメント利益又は損失は、損益計算書の営業利益と調整を行っております。
【関連情報】
前事業年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦における売上高が90%を超えているため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありま
せん。
当事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦における売上高が90%を超えているため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありま
せん。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
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シュッピン株式会社(3179) 2019年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前事業年度 当事業年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額 180.68円 1株当たり純資産額 206.90円
1株当たり当期純利益金額 45.00円 1株当たり当期純利益金額 41.11円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 44.19円 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 40.45円
(注)1.当社は、2018年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。これに伴い、前
事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及
び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額を算定しております。
2.1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおり
であります。
前事業年度 当事業年度
項目 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
当期純利益(千円) 1,077,303 982,620
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る当期純利益(千円) 1,077,303 982,620
普通株式の期中平均株式数(株) 23,940,711 23,903,535
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額
当期純利益調整額(千円) - -
普通株式増加数(株) 480,616 391,445
(うち新株予約権(株)) 480,616 391,445
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整
後1株当たり当期純利益金額の算定に含め ― ―
なかった潜在株式の概要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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