3176 三洋貿易 2019-11-26 17:30:00
2019年9月期 決算説明資料 [pdf]

2019年11月26日
2019年9月期実績



  2019年9月期TOPICS



    VISION2023と業績見通し



                       2
業績のポイント    2019年9月期実績




    10期連続の経常増益達成、過去最高益更新



   VISION2023の達成に向け、順調なスタート



   機械資材セグメントで自動車関連が引続き好調、
        バイオマス大型案件実現



    前期比で通期10円増配、年間配当は74円

                              3
   連結実績表               2019年9月期実績


           2018年
                                    2019年9月期
            9月期                                               単位:百万円
                              前期比                 修正計画
            金額       金額                 構成比                    計画比
                              増減率                 (5月13日開示)

売上高         78,450   83,230   +6.1%     100.0%      86,000     ▲3.2%
売上総利益       13,410   14,883   +11.0%    17.9%       15,400     ▲3.4%
<売上総利益率>     17.1%    17.9%         -         -           -           -
販売費及び
             8,147    9,011   +10.6%    10.8%         9,500    ▲5.1%
一般管理費
営業利益         5,263    5,871   +11.6%     7.1%         5,900    ▲0.5%
経常利益         5,575    6,075   +9.0%      7.3%         6,200    ▲2.0%
<経常利益率>       7.1%     7.3%         -         -           -           -
親会社株主に
             3,635    4,018   +10.5%     4.8%         4,200    ▲4.3%
帰属する純利益
EPS(円)      253.99   280.73         -         -     293.38            -
配当(円)         64.0     74.0         -         -        74.0           -

                                                                  4
長期業績推移                               2019年9月期実績

2010年9月期以降、10期連続の経常増益を達成
過去10年間で売上高2.1倍、経常利益は9.1倍に成長
                                                                                            単位:百万円
 ■売上高
 ■経常利益                                                                                           83,230
                                                                                       78,450

                   リーマン                                                      67,738
                   ショック                                      60,672 59,908
                                                   58,618
53,447                                   51,075
                  47,463 48,790 48,070
         40,333




                                                                                         5,575     6,075
                                                                               5,270
                                                               4,110   4,274
                                                     3,516
                                           2,772
                           1,810 2,366
 1,433             1,472
            665
2008.9 2009.9 2010.9 2011.9 2012.9 2013.9 2014.9 2015.9 2016.9 2017.9 2018.9 2019.9

                                                                                                           5
      セグメント別 売上高・営業利益                                           2019年9月期実績

         機械資材
                                                                                      単位:百万円

                    売上高                                              営業利益
                                       32,993                                        4,039
                              27,955
                                                                             3,125
           22,708   23,823                                           2,881
  21,986                                                     2,688
                                                     2,448




  15.9     16.9     17.9      18.9     19.9          15.9    16.9    17.9    18.9    19.9


                                                   自動車内装用部品を中心とした産業資材事業が
                     金額                前期比増減率
                                                   業績を牽引
売上高                        32,993         +18.0%   5月には北海道で大型バイオマス熱電併給施設が
                                                   本格稼働
営業利益                        4,039         +29.2%


                                                                                             6
      セグメント別 売上高・営業利益                                              2019年9月期実績

         化成品
                                                                                         単位:百万円

                    売上高                                                 営業利益
                                                                                1,976
                                                                        1,825
                              30,702   31,092
                    28,586                                                              1,577
  25,961   26,173                                               1,371
                                                        1,262




  15.9     16.9     17.9      18.9     19.9             15.9    16.9    17.9    18.9    19.9



                     金額                前期比増減率         ゴムは仕入れ価格の上昇や米中貿易摩擦が業績
                                                      に影響
売上高                        31,092             +1.3%   化学品は中国の環境規制に起因した塗料・高付
                                                      加価値商材が低調
営業利益                        1,577         ▲20.2%


                                                                                                7
      セグメント別 売上高・営業利益                                             2019年9月期実績

      海外子会社
                                                                                     単位:百万円

                    売上高                                               営業利益
                              19,610   18,950
                                                                              879    880
                    15,093                                             727
  12,353
           10,751                                        502
                                                                366




  15.9     16.9     17.9      18.9     19.9             15.9   16.9   17.9   18.9   19.9


                                                      中国・東南アジアでは自動車内装用部品が好調に
                     金額                前期比増減率
                                                      推移
売上高                        18,950             ▲3.4%   米国では米中貿易摩擦がフィルム関連やゴムに影響

営業利益                         880              +0.1%


                                                                                           8
         地域別売上                              2019年9月期実績

                                                                                                 単位:百万円
                                                                                    2019年9月期     地域別売上高

                                                                                             前期比
                           28,607                      11,618                       金額                構成比
                  29,801                                          12,272                     増減率
         23,630                              9,063
18,597                                                                       日本     54,622   +12.3%   65.6%
                                    6,773
                                                        8,348
                                                                  8,002      中国      8,332   ▲15.3%   10.0%
                           54,622            7,552
         44,107   48,648            6,208
41,310
                                                        9,835                アメリカ    8,002   ▲4.1%     9.6%
                                             7,014                8,332
                                    5,615
                                                                             その他    12,272   +5.6%    14.7%
 16.9     17.9     18.9     19.9    16.9     17.9       18.9       19.9
            日本     海外                       中国       アメリカ       その他          合計     83,230   +6.1%    100.0%



変動要因

           日本                         中国                              アメリカ                   その他

  ●自動車関連ビジネスの                ●自動車内装部品は堅調                    ●フィルム関連やゴムが減少           ● タ イ、 シ ン ガポ ー ル な ど の
   好調に加え、掘削関連ビジ               に推移したが、一過 性の                                           アセアン地区に加え、中南
   ネスが好調                      売上の反動で減収                                               米(メキシコ)向けが好調に
                                                                                     推移



                                                                                                       9
営業利益増減要因分析                         2019年9月期実績

機械資材の好調により営業2ケタ増益を達成

                                                      単位:百万円




                    ▲399


                                                  5,871
                                           +36
                            +1      +57



   5,263


             +913




  18.9営業利益   機械資材   化成品    海外子会社    その他   全社費用等 19.9営業利益


                                                           10
VISION2023   2019年9月期実績



VISION2023 の達成目標

      項目        目標          実績


連結経常利益          75億円      60.7億円
                          (19.9実績)


ROE             15%        14.5%
                          (19.9実績)

海外拠点成長率                    10.0%
                10%/年率
(売上高)                     (過去2年平均)


                                     11
2019年9月期実績



  2019年9月期TOPICS



    VISION2023と業績見通し
経営理念の再構築                    2019年9月期TOPICS

企業理念を社内に浸透させることを目的として、国内及び海外拠点全従業員を対象とした企業理念
研修会を複数回にわたって実施

                                            スローガン(Slogan)
  < 経営理念 再構築の目的 >
*「経営理念」の位置づけ再考               理             最適解への挑戦
*「新長期計画」の起点                       ~ Challenging ourselves for the BEST solution ~

*30年後(100周年)を見据えた視点
                             念
<スローガンロゴ>

                             体
                                                   事業理念
                                                   Solution
                             系
◆チャレンジする能動的・積極的な姿勢、向上心を表す
                                                   行動指針
◆スローガンのもと、挑戦し続ける「未来」を表現      図                       Credo
◆コーポレートカラーをベースにし、会社ロゴと調和



                                                                                    13
 ESGへの取組み①              2019年9月期TOPICS

長期経営計画VISION2023は「人材への投資」を基本戦略の一つとしている
当社では、2019年9月期より「カエルカレッジ」をスタートし、研修体系を整理
また、海外研修生制度、短期留学制度等により、グローバルに活躍できる人材育成を目指す


             カエルカレッジの研修体系            カエルカレッジの目的
  2019年9月期
                                         社員の心・技・体を育てる
                                         会社の発展を実現
                                         「最適解」の具現化



  2020年9月期




「人材への投資」を通じて従業員の就業環境の向上(ESGのS)を追求していく


                                                        14
 ESGへの取組み②              2019年9月期TOPICS

  低分子量PTFE微粉末ワックスの                木質バイオマス発電
        販売開始

2020年4月よりストックホルム条約(POPs条     <当社事業の特徴>
約)によってPFOAの輸入、製造、使用が制限       ①「国産間伐材」による調達
される。                          日本林業の活性化や地産地消という地域
当社はPFOAを大幅に低減した、低分子量          振興に貢献
PTFE微粉末ワックス(米Shamrock社)の在    ②熱電併給装置の展開
庫販売を開始。来年1月に在庫も含めた完全切         当社が取り扱う「木質ペレットガス化熱
り替えを完了予定                      電併給装置」は発電時に発生する熱も活
※PFOA                         用することで高エネルギー効率を実現
パーフルオロオクタン酸の                 ③一気通貫体制
略。有機フッ素化合物のひ
とつで、撥水、撥油性があ
                              原木の加工から熱電併給システム稼働後
り、難分解性で安定してい                  のサポートまでに対応
る事から、コーティング剤
や界面活性剤、表面処理剤
として様々な製品に使用さ
れてきた。
しかし、その構造的な安定
性から、環境中での残留性
や生体中の蓄積性が問題視
され、世界的な規制の対象   PTFE微粉末ワックス                北海道下川町PJ
となった。

 当社ではバイオマス発電事業やPFOA低減商品の取扱いを通じて、環境の維持
 (ESGのE)に貢献していく
                                                   15
 新規ビジネスの実績                         2019年9月期TOPICS

下川町では木材投入以降の過程を自動化する欧州スタイルのシステムを一括して納入

 1.樹皮剥き(デバーカー)   2.一次破砕(ツインチッパー)        3.搬送(ウォーキングフロア)




 4.乾燥(ベルトドライヤ)   5.二次破砕(ハンマーミル)         6.成形(ペレットミル)




 7.冷却(クーラー)      8.熱化 (熱化ユニット)          9. ガス化(ガス化ユニット)




                                                          16
M&A 実績                 2019年9月期TOPICS


  企業名      新東洋機械工業株式会社                       株式会社ワイピーテック

                                                                  2019年9月
 譲渡契約日                         2019年5月
                                                           (取得月は2019年10月)

議決権所有割合                          100.0%                            100.0%


 業務内容     耐蝕ポンプの製造販売及びメンテナンス                 機能性飼料原料と飼料添加物の輸入販売

          当社子会社の三洋古江サイエンス株式会社で               当社機械環境の粉体事業および化学品事業
 シナジー
          展開するマイクロポンプ事業                      部畜産事業
                       【世界のポンプ市場(用途別)】
           三洋古江サイエンス                              シナジー創出

           新東洋機械工業
                                         市場の横展開




                               市場規模6~7兆円


                                                                       17
2019年9月期実績



  2019年9月期TOPICS



     VISION2023と業績見通し
 当社計画の建付            VISION2023と業績見通し

当社は長期経営計画として2023年を最終年度としたVISION2023のマイルストーンとして、
単年度計画と2カ年計画の2つを策定し、計画達成を目指しております。


             19.9      20.9       21.9     22.9    23.9
             実績        計画         計画       計画      計画


 単年度計画      単年計画      単年計画       単年計画      単年計画   単年計画



中期経営計画                     2カ年計画               2カ年計画



長期経営計画                        VISION2023



連結経常利益     60.7億円   62億円        67億円       -       75億円



                                                          19
   中期経営計画                       VISION2023と業績見通し

                                                                          単位:百万円

             2019年9月期実績               2020年9月期予想               2021年9月期予想
             金額       前期比     構成比     金額       前期比     構成比     金額       前期比     構成比


   売上高       83,230    6.1% 100.0% 94,500      13.5% 100.0% 102,000      7.9% 100.0%


  売上総利益      14,883   11.0%   17.9% 16,000      7.5%   16.9% 17,500      9.4%   17.2%

  販売費及び
              9,011   10.6%   10.8% 10,000     11.0%   10.6% 11,000     10.0%   10.8%
  一般管理費

  営業利益        5,871   11.6%    7.1%    6,000    2.2%    6.3%    6,500    8.3%    6.4%


  経常利益        6,075    9.0%    7.3%    6,200    2.0%    6.6%    6,700    8.1%    6.6%

親会社株主に帰属する
              4,018   10.5%    4.8%    4,200    4.5%    4.4%    4,500    7.1%    4.4%
  当期純利益

  EPS(円)     280.73                   293.39                   314.34



                                                                                 20
    VISION2023 進捗報告                    VISION2023と業績見通し

    収益性の改善と規模の拡大を両立。
    今後についても収益性を維持し成長を目指す。


                              売上/経常利益率の推移 2000年度以降)
                                         (
     (億円)                                                    ③VISION2023へ
    1,000
連     900
      800                            ②自動車とグローバル化         2019年9月期
結
      700        ①選択と集中
売
      600
上     500        2000年9月期開始


高     400
      300
      200
            0%            2%          4%           6%         8%
                                 経   常 利   益   率
            ①・農水産事業から撤退          ②・自動車関連躍進         ③・新規ビジネスの開拓
             ・高付加価値工業製品へ          ・海外拠点網構築          ・グローバル展開の加速
                                                    ・新規投資案件の推進
                                                                    21
VISION2023の戦略    VISION2023と業績見通し


VISION2023の各戦略を初志貫徹することが基本戦略

VISION2023 の基本戦略

基本方針    企業体質の強化          収益基盤の強化

        A.最適解への挑戦        D.事業領域の深化

        B.企業基盤の強化       E.新規ビジネスの開拓
  戦略
         C.人材への投資      F.グローバル展開の加速

                       G.新規投資案件の推進

                                      22
 収益基盤の強化①          VISION2023と業績見通し


VISION2023の基本戦略にある「収益基盤の強化」の各戦略の概要は以下のとおり



                    ・エリア制から市場制に移行(化成品)
  戦略D.事業領域の深化
                    ・自動車メーカー・Tier 1との関係強固


   戦略E.新規ビジネスの      ・新規ビジネスのプロジェクトが4年目
        開拓          ・44件が進行中(2020年9月期)


                    ・メキシコ現地法人の連結子会社化
  戦略F.グローバル展開の      (2019年9月期)
       加速           ・化粧品ビジネス(タイ)や自動車部材
                     ビジネス(インド)が進展


                                            23
   収益基盤の強化②                                      VISION2023と業績見通し

戦略G.新規投資案件の推進
2015年度よりM&Aを基本戦略に組み込み、投資先が徐々に収益貢献
シナジー、グローバル、成長性を切り口とした投資による収益拡大は今後も継続
                  連結と単独売上高の推移
120,000                                                                                 単位:百万円
                                                 Sun Phoenix      今後も買収や連結
                                                   Mexco          子会社の拡大による
            日本フリーマン買収                 ソート本体に     連結子会社化           収益拡大を見込む
          Sanyo Trading Viet Nam       吸収合併
100,000       連結子会社化

           ソート、日本ルフト
              買収
 80,000

          非中核事業子会社売却                                             子会社の売り上げ貢献が拡大
           M&Aを基本戦略に
 60,000



 40,000



 20,000



     0
             12.9         13.9     14.9   15.9   16.9     17.9     18.9   19.9   20.9     21.9


                                                                                                 24
VISION2023 進捗状況                                      VISION2023と業績見通し

                                                     単位:百万円
        経常利益         ROE                               7,500
                                            6,700
                     6,075         6,200
5,270      5,575                                                      経常利益は順調に増加
                                                                      しており、2023年度目
                                                                      標のトレンドに入っている。
15.2%                                                  15.0%
           14.5%      14.5%
                                                                      ROEは目標の15%に近
                                                                      い水準で推移している。
17.9       18.9       19.9         20.9計画   21.9計画    23.9目標

                                                     約315億円    190%
                                                                      海外拠点売上高成長率
         海外拠点売上高       海外拠点成長率                                 180%
                                                               170%
                                                               160%
           19,610    18,950
                                                               150%
                                                               140%   は2019年度こそ中国で
15,093                                                         130%
                                                               120%
                                                               110%   の特需が終わり、一服と
                                                               100%
                                                               90%
                                                               80%    なったが、米国や東南ア
                                                               70%
                                                               60%
                                                               50%    ジアを中心に2020年度
                                                                      以降の再拡大を目指す。
             29.9%                                             40%
 40.4%                                                         30%
                                                               20%
                                                               10%
                                                               0%
                           -3.4%                               -10%
 17.9       18.9      19.9         20.9計画   21.9計画    23.9目標



                                                                                  25
       株主還元                 VISION2023と業績見通し

  今後も、中長期的な「一株当たり配当額」の増額に重点を置き、長期安定的な株主還元を行っていく方針
  2020年9月期は、前期比で1円の増配予想

                                     1株あたり配当金
                    2Q末予想             4Q末予想            合計予想
 2020年9月期            37円               38円             75円
                                                                  (円)
80                                              74        75
                                                         (予想)
70                                       64
                              59
60
             49      49                          37          38
                                                          (予想)
50
                                         34
                               31
40     34
              25      26
30
       19
20                                               37          37
                               28        30              (予想)
10            24      23
       15
0
      14.9   15.9    16.9     17.9      18.9    19.9     20.9
                     中間配当               期末配当


                                                                   26
27
参考資料
連結貸借対照表                      参考資料
                                                単位:百万円
           16.9末        17.9末      18.9末         19.9末        【貸借対照表概要】
現金・預金         3,712        2,635      2,468         4,548
                                                              ・売掛債権が減少する一方で現金・預金や
受取手形・売掛金     12,856       15,902     17,133        16,440
                                                               商品及び製品を積み増したことで流動資産が
商品・製品         7,745       10,456     11,637        12,807
                                                               増加
その他流動資産       1,975        2,406      2,673         2,579     ・減価償却やのれんの償却により固定資産は
有形固定資産        1,984        2,006      2,143         2,195      減少
その他固定資産       4,180        5,580      5,550         5,159     ・金融機関からの借り入れが減少したことにより
資産合計         32,455       38,987     41,606        43,731
                                                               流動負債は減少
                                                              ・利益の積み上げにより純資産は増加
支払手形・買掛金      7,006        8,175      8,357         8,348
短期借入金          795         1,555      1,856         1,239
                                                              <ポイント>
その他流動負債       2,546        3,144      3,413         3,640     ・有利子負債は低水準が続く
長期借入金              50       100            50            70   ・現預金比率は上昇しているが、10月のM&A
その他固定負債       1,101        1,412      1,172         1,089      を考慮すると、依然として低水準
                                                              ・自己資本比率は高水準
純資産          20,954       24,600     26,756        29,343

負債純資産合計      32,455       38,987     41,606        43,731


有利子負債比率       2.6%         4.2%       4.6%          3.0%
現預金比率        11.4%         6.8%       5.9%         10.4%

自己資本比率       64.6%        63.1%      64.3%         67.1%

                                                                                29
  キャッシュフロー                                           参考資料

営業CF:売上債権や前渡金の減少により前期比で増加
投資CF:関係会社株式の取得や払い込みで減少
財務CF:短期借入金の減少や配当の支払いにより減少
  6,000                                                                                                                       単位:百万円
                    営業CF               投資CF                 財務CF                                                             5,088
  5,000

  4,000
                                                            2,997
  3,000
            2,106
  2,000                                                                                                  1,583

                                      909
  1,000
                                                                                   178
       0
                           ▲ 82
                                                                                                ▲ 15
               ▲ 385                        ▲ 196
  (1,000)                                                                                                    ▲ 408
                                                              ▲ 1,201                                                          ▲ 1,057
                                               ▲ 1,047             ▲ 1,220           ▲ 1,359                      ▲ 1,297
  (2,000)                                                                                                                              ▲ 1,957
                    14.9                    15.9                    16.9                 17.9                18.9                19.9

                      14.9                    15.9                   16.9                 17.9                   18.9                19.9

キャッシュの増減                      1,675                 ▲289                    511             ▲1,147                   ▲133                2,023
キャッシュの期末
                              3,490                 3,201                  3,712                 2,601               2,468               4,548
   残高

                                                                                                                                                 30
       会社概要                  参考資料


会社名          三洋貿易株式会社

英文社名         SANYO TRADING CO., LTD.

設立           1947年5月

代表取締役社長      新谷 正伸

本社所在地        東京都千代田区神田錦町2丁目11番地

             ゴム、化学品、機械機器、科学機器、自動車部品その他各種商品の輸出入、
事業内容         国内販売を行う
             市場ニーズの高い商品を取り扱い、技術的サポートを得意とする

             東京、大阪、名古屋、広島、ニューヨーク、デトロイト、イラプアト(メキシコ)、
拠点           上海、広州、天津、香港、バンコク、ホーチミン、ハノイ、グルガオン(インド)、
             ジャカルタ、シンガポール、デュッセルドルフ

売上高           83,230百万円 (2019年9月期、連結ベース)

経常利益           6,075百万円 (2019年9月期、連結ベース)

親株主帰属当期純利益     4,018百万円 (2019年9月期、連結ベース)

従業員数                 368人 (2019年9月末、連結ベース)


                                                      31
                 沿革                            参考資料

           旧三井物産の解体に伴い、同社神戸支店有志により神                      2013年 10月 メキシコにSun Phoenix Mexico S.A. de C.Vを設立
1947年   5月 戸 を 本 店 と し て 資 本 金 195 千 円 を も っ て 三 洋 貿 易           10月 東京証券取引所 市場第1部指定
           株式会社を設立
                                                         2014年 8月 インドネシアにPT. Sanyo Trading Indonesiaを設立
1948年   5月 東京支店を設置                                                Bestrade Precision Singapore社を子会社化。 7
1952年 12月 大阪支店を設置                                        2015年 6月 月 Singapore Sanyo Trading Pte. Ltd. に 社名
                                                                  変更
              ニューヨーク駐在員事務所を開設(1961年2月 Sanyo
1954年   1月                                                        株式会社ケムインターがコムスタージャパン株式会社を 子
              Corporation of Americaに改組)                       9月
                                                                  会社化
1958年   8月 名古屋支店を設置                                           10月 タイ に Sanyo Trading(Thailand) Co., Ltd.を設立
1961年 11月 本店を神戸から東京に移転                                   2016年   2月 株式会社ソートを子会社化(2018年4月 吸収合併)
              ホー チミン駐在員事務所を開設(2010年2月 Sanyo                      7月 日本ルフト株式会社を子会社化
1992年 10月
              Trading(Viet Nam)Co., Ltd.に改組)
                                                                    古江サイエンス株式会社を孫会社化 (2017年9月 三
2002年 10月 ニューリー・インスツルメンツ株式会社を吸収合併                        2017年   2月 洋テクノス株式会社と合併。三洋古江サイエンス株式会社
              バンコク駐在員事務所をSan-Thap International                     に商号変更)
2003年   6月
              Co.,Ltd.社へ業務移管                                        ドイツ に Sanyo Trading Co., Ltd. Dusseldorf
                                                                 3月
                                                                    Representative Officeを設立
2004年    1月 コスモス商事株式会社を子会社化
                                                                 6月 日本フリーマン株式会社を子会社化
            株式会社東知との共同出資にて、三洋東知(上海)橡
        10月
            胶有限公司を設立                                             8月 広島事務所を開設
2006年   4月 三洋テクノス株式会社を設立
                                                                 10月 アズロ株式会社を子会社化
          株 式 会 社 ケム イ ンタ ー に 資本 参 加 し 、 発行 済 株 式の
        10月                                                       San-Thap International Co., Ltd.を完全子会社化
          68.52%を取得(現在 76.85%)
          インド駐在員事務所(ニューデリー)開設 (2011年12月                  2018年 2月 (2018年6月 Sanyo Trading Asia Co., Ltd.に商号
2010年 10月                                                         変更)
          Sanyo Trading India Private Ltd.に改組)
2012年   2月 三洋物産貿易(香港)有限公司を設立                             2019年 5月 新東洋機械工業株式会社を子会社化

        10月 東京証券取引所 市場第2部に上場                                     10月 株式会社ワイピーテックを子会社化


                                                                                                       32
           事業拠点                             参考資料

化成品セグメント                                               海外現地法人セグメント

        ゴム事業部                         化学品事業部
                                                       北米 中南米

                                     (株)ワイピーテック
  三洋東知(上海)橡胶
                                     (株)ケムインター
  三洋物産貿易(香港)
                                       アズロ(株)
                                                                                      Sanyo Corporation of America
機械資材セグメント
 機械・環境事業部              産業資材事業部          科学機器事業部
                                                                                          Sun Phoenix Mexico
                                      三洋古江サイエンス(株)
三洋機械工業(株)
                      日本フリーマン(株)       新東洋機械工業(株)
 コスモス商事(株)
                                        日本ルフト(株)       アジア アセアン
                                            ※青色は連結対象

駐在員事務所                                                                                三洋物産貿易(上海)
                                                            Sanyo Trading India
欧州
                                                                                               三洋物産貿易(香港)
                                                         Sanyo Trading (Thailand)
          Sanyo Trading Co., Ltd.                                                         Sanyo Trading (Viet Nam)
                                                       Sanyo Trading Asia Co., Ltd.
  Dusseldorf Representative Office

                                                             2012年以前に設立
                                                                                       Singapore Sanyo Trading
                                                             2013年に設立
                                                             2014年に設立
                                                             2015年に設立                     PT. Sanyo Trading Indonesia
                                                             2017年に設立
                                                             ※青色は連結対象

                                                                                                               33
 事業ポートフォリオ                            参考資料


売上高                                               営業利益

                    その他                                             その他
                    0.1%                                               1%

                                                                海外現地
             海外現地
                                                                 法人         化成品
              法人           化成品                                   13%        24%
              23%          37%



                                                                  機械資材
             機械資材
                                                                   62%
             40%




             セグメント別 売上実績                                       セグメント別 営業利益実績
2019年9月期                     (金額単位:百万円)           2019年9月期                    (金額単位:百万円)
                           海外現地                                             海外現地
  化成品        機械資材                     その他           化成品         機械資材                    その他
                            法人                                               法人

    31,092     32,993        18,950         122        1,577       4,039          880         65
(注) 調整前                                           (注) 調整前


                                                                                              34
  セグメント区分              参考資料

弊社は以下の3つのセグメントを軸として、国内外で様々な事業を展開しております。
※子会社は連結ベース


         化成品セグメント                    機械資材セグメント

    ゴム事業部                       産業資材事業部

    化学品事業部                      機械環境事業部
                                科学機器事業部
    国内子会社                       国内子会社

                              日本フリーマン、コスモス商事、
  ケムインター、ワイピーテック、アズロ
                              三洋機械工業、日本ルフト、



                       海外現地法人セグメント

               アメリカ、メキシコ、中国、タイ、ベトナム

                                                 35
各事業部の強みと特徴                                参考資料


     ゴム事業部                                            取扱い商材例とその最終製品例

             合成ゴム(ブチルゴム、NBR、シリコーンゴム等)、                                当社
主要取扱商材       ゴム補強・充填材(特殊クレー、難燃剤 等)、
             可塑剤、熱可塑性エラストマー・樹脂 等
主要販売先業界      自動車、情報機器 等
                                                      合成ゴム      ゴム補強・充填材   熱可塑性エラストマー・樹脂
             タ イヤ 、自動車部品(内外装部品、防振ゴム 、
主要用途         ホ ー ス 、 オ イ ル シ ー ル 等 ) 、 OA 部 品 ( 各 種
             ロール等)、医療関連商品等
注力分野         海外連携
                                                                各製造メーカー
特徴・強み
   1952年 日本で最初に合成ゴムを輸入。ゴム産業に係る幅広い商品を取                                     ウエザーストリップ
    扱う
                                                                    防振ゴム
   取引先は国内タイヤ、工業用ゴム製品の主要メーカーをほぼ網羅
   合成ゴム、充填剤等の一般原材料のみならず、特殊ポリマー、配合剤等、
    多彩な商品を取扱う
   技術系営業員によるユーザーへの技術支援、共同開発も可能
   安定供給を維持するためのロジスティクス分野でも実績と経験を保有                   ゴムホース   ベルト                 タイヤ
   顧客の海外進出にも対応可能なネットワークを構築
        主な仕入先               主な取扱商品                                  特徴
ARLANXEO/Lanxess         各種合成ゴム、可塑剤            世界No.1の合成ゴム総合メーカー、幅広い製品群を安定供給
KaMin                        特殊クレー             タイヤ、工業用ゴム部品で性能向上と低コスト化を両立させる戦略商品
ダウ・東レ                       シリコーンゴム            耐熱性に優れ、OAロール・自動車部品・医療用部品等幅広い用途

                                                                                        36
各事業部の強みと特徴                                      参考資料


    化学品事業部                                                 取扱い商材例とその最終製品例

                 塗料・インキ用添加剤等、各種樹脂、                                        当社
主要取扱商材           高機能性フィルム、医薬中間体/API、
                 電子材料、接着機器等

主要販売先業界          化学、建材、自動車、電子機器 等                          塗料・インキ     プラスチック         医薬中間体/API


主要用途             塗料、インキ、プラスチック、フィルム、医薬等

注力分野             医薬中間体/API、高機能性フィルム
                                                                      各製造メーカー
特徴・強み
   高付加価値のファインケミカルを取り扱う
                                                              太陽電池用封止材
   医薬中間体/API、太陽電池関連、環境対応型商品など、医薬、
    エネルギー、環境向けにライフサイエンス商品も展開
   優 れ た ロ ジ ス テ ィッ クノ ウ ハ ウ で の物 流 サービ ス 、 在 庫 販 売 及 び
    きめ細やかな技術サービスを提供                                                                       各種フィルム
                                                                               接着剤
   海外仕入先にてトレーニングを受けた営業員による高付加価値商
    品の提案、用途開発ならびに技術支援



                                                             壁用塗料              ホットメルトガン     医薬品
        主な仕入先                    主な取扱商品                                  特徴
Shamrock                          各種ワックス            インキ・塗料用の高性能ワックス
東洋紡                               各種フィルム            ナイロン、PET他高機能フィルムの幅広い品揃え
                                                                                                   37
各事業部の強みと特徴                          参考資料


 産業資材事業部                                  取扱い商材

              自動車シート用本革、シートヒーター、           シートヒーター   ランバーサポート    レザーシート
主要取扱商材
              ランバーサポート、センサー等

主要販売先業界       自動車関連

主要用途          自動車用内装部品(主として高級車)

              エアーバッグ用センシングデバイス、空調シート(温・
注力分野
              冷風)

特徴・強み
    新車の開発段階からデザインの提案や性能開発・改良に参加
    受注→開発→立ち上げ→量産管理→旧型補給品対応 まで
     一貫して対応する体制
    自動車メーカー及びTier1との深い関係構築
    皮革シートの厳しい納入基準をクリア
    契約獲得できればその生産期間は売上が見通しやすい
                                                  シートセンサー       シート用モーター
       主な仕入先             主な取扱商品                          特徴
GST/Seton Autoleather    自動車用の本革     デザインから自動車メーカーと共同開発
Gentherm                 シートヒーター     カーボンファイバー仕様の市場を独占
L&P Group                ランバーサポート    高い技術力で世界市場で大きなシェアをもつ

                                                                          38
各事業部の強みと特徴                       参考資料


 機械環境事業部                                    取扱い商材


主要取扱商材     ペレットミルおよび関連部品、木質バイオマス関連機器

            ペレットミル;飼料、エネルギー、リサイクル
主要販売先業界     木質バイオマス関連機器;地方公共団体 等

            ペレットミル;飼料製造、固形燃料(ペレット)製造
主要用途        木質バイオマス関連機器;電力、熱供給


注力分野       木質ペレットガス化熱電併給装置
                                                CPM社 ペレットミル    各種ペレット
特徴・強み
CPM社製ペレットミル
 日本総代理店として60年以上の歴史
 飼料用ペレットミルのシェアは8割以上
 メンテナンス部隊による保守点検
 自動制御装置のソフト開発およびカスタマイズ化で他社の輸入品と差別化

木質バイオマス関連機器
 独ブルクハルト社製。 木質ペレットとのシナジー効果を期待
 再生エネルギー利用、地域振興の政策意義                         ブルクハルト社 熱電併給ユニット     ブルクハルト社 ガス化ユニット

      主な仕入先            主な取扱商品                                 特徴
                                           飼料、餌料においては固形化により自動給餌が可能
CPM                     ペレットミル             保管と輸送費の節減が可能
ブルクハルト            木質ペレットガス化熱電併給装置          再生可能エネルギーとして、熱電併給が可能

                                                                               39
各事業部の強みと特徴                               参考資料


科学機器事業部                                             取扱い商材

               各種検査・試験機器(摩擦試験機、金属分析
主要取扱商材         器、ガス分析計、耐候性試験機、バイオセンサー、
               表面物性試験機等)・医療機器

               国立研究所、防衛省、大学、石油、化学、
主要販売先業界
               自動車、製薬等

主要用途           研究開発、品質管理、判別、危機管理
                                                       バイオリアクター
注力分野           バイオリアクター、医療機器                                          ガス分析装置


特徴・強み
   特定の分野ではなく、公官庁、民間企業とも幅広い分野に顧客を
    有する
   海 外 の先 端 技 術を 有 す る 多く のメーカ ーの優 れ た 商 品を 国 内に
    輸入、販売を行う
   保守サービス専門子会社を保有している
   自社ブランド商品の開発と輸入機器のカスタマイズを得意とする                       耐候性試験機       摩耗粉分析装置


         主な仕入先                  主な取扱商品                 主な仕入先         主な取扱商品
          FALEX                  摩擦試験機                  Q-LAB        耐候性試験機
      SPECTRO INC.            潤滑油劣化診断機器                PICARRO    温室効果ガス・同位体比分析計
         PRESENS               非破壊酸素濃度計                  ASI        二次イオン質量分析計

                                                                                 40
各事業部の強みと特徴                       参考資料


 海外現地法人
                ゴム         化学品         産業資材                 三洋物産貿易(上海)

            Sanyo Corporation of America(米国)
北米地域                                                主力商材
                Sun Phoenix Mexico(メキシコ)              自動車内装用部材
                                                      化成品

             三洋物産貿易(上海)有限公司(中国)                     注力分野
                                                      リチウム電池材料
アジア地域        Sanyo Trading Asia Co., Ltd.(タイ)         工業用接着剤

         Sanyo Trading(Viet Nam)Co., Ltd.(ベトナム)


        Sanyo-Trading Asia(タイ)                  Sanyo Corporation of America (米国)

主力商材                                        主力商材
                                              高機能性フィルム
  自動車向けゴム原材料
                                              吸水性ポリマー
  自動車内装用部材
                                              自動車内装用部材
  化成品
                                              ゴム副資材


注力分野                                        注力分野
                                              高付加価値フィルム
  高機能電材添加剤
                                              メキシコ現地法人との連携
  アジア複数現地法人との連携



                                                                                    41
当社の4つの強み   参考資料




                  42
上場来の株価推移                         参考資料




3,500                                                                    70
                                                                         65
3,000                                                                    60
                                                                         55
2,500                                                                    50
                                                                         45
2,000                                                                    40
                                                                         35
1,500                                                                     30
                                                                         (億円)

                                                                         25
1,000                                                                    20
                                                                         15
 500                                                                     10
                                                月間売買代金                   5
                                                 (右目盛)
   0                                                                     0
        12/10   13/10   14/10   15/10   16/10    17/10   18/10   19/10



                                                                                43
IRに関するお問い合わせ先
三洋貿易株式会社 経営戦略室長 大谷 隆一
電話:03-3518-1111 e-mail:ir@sanyo-trading.co.jp



将来見通し等に関する注意事項
本 資 料 に つ き ま し て は 投 資 家 の 皆 様 へ の 情 報 提 供 の み を 目 的 と した もの で あ り 、 売 買 の
勧誘を目的としたものではありません。
本資料における、将来予想に関する記述につきましては、目標や予測に基づいており、確約や保証
を与えるものではありません。また、将来における当社の業績が、現在の当社の将来予想と異なる
結果になることがある点を認識された上で、ご利用ください。
ま た 、 業 界 等 に 関 す る 記 述 に つ き ま し て も 、 信 頼 で き ると 思 わ れ る 各 種 デ ー タに 基 づ い て
作成されていますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。
本資料は、投資家の皆様がいかなる目的にご利用される場合においても、お客様ご自身のご判断
と責任においてご利用されることを前提にご提示させていただくものであり、当社はいかなる場合にお
いてもその責任は負いません。




                                                                                44