3176 三洋貿易 2021-05-24 16:00:00
2021年9月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]

2021年9月期 第2四半期
決算説明会資料
三洋貿易株式会社(証券コード:3176)




                       2021年5月24日
INDEX


  ◼ 2021年9月期 第2四半期実績

        ◼ 2021年9月期見通し

          ◼ 中長期的施策


                        2
INDEX


    2021年9月期 第2四半期実績

        ◼ 2021年9月期見通し

          ◼ 中長期的施策


                        3
2021年9月期 第2四半期 業績のポイント


幅広い産業で生産活動が活発化

 *前年同期比で増収増益
 *期首計画から大幅上方修正
 *日系自動車メーカー等関連産業で増産継続
 *海外拠点も素材需要、自動車生産が好調


                         4
   連結実績表
                                                                                              (単位:百万円)
           2020年9月期                  2021年9月期
                                                                              2021年9月期
               2Q                        2Q
                                                               期初計画           修正計画(B)            進捗率
             金額           実績(A)        前期比       構成比         (2020/11/6公表)    (2021/5/11公表)     (A)/(B)

売上高           40,977       45,525       +11.1%   100.0%            82,000          88,000          51.7%

売上総利益          7,757        8,463        +9.1%    18.6%
<売上総利益率>          18.9%      18.6%       -        -
販売費及び
               4,809        4,828        -        10.6%
一般管理費

営業利益           2,947        3,634       +23.3%        8.0%           4,000          6,000          60.6%

経常利益           3,184        4,018       +26.2%        8.8%           4,200          6,300          63.8%
<経常利益率>           7.8%        8.8%       -        -                    5.1%            7.2%        -
親会社株主に帰属
               2,114        2,667       +26.1%        5.9%           2,700          4,200          63.5%
する四半期純利益
EPS(円)         73.87        93.12        -        -                  94.27         146.59          -

配当(円)             18.5       19.0        -        -                   37.5            38.0         -
                                                                                                           5
  計画修正の要因
⚫ コロナ感染症拡大が業績に与える影響は想定よりも限定的でした。自動車業界を中心とした増産継続により、
  需要は急回復しました。
セグメント                   2020年9月末想定
                                               実際の影響・現状         影響
             事業部           コロナの影響
化成品     ゴム           •自動車/建機向け需要減       •自動車/OA/建機用途で需要急増
                     •新規拡売の停滞           •仕入先減産や物流混乱などで供給逼迫

        化学品          •塗料/インキ関連の需要減      •幅広い産業で原材料の需要増
                                        •食品添加物の三洋ライフマテリアルも好調

機械資材    産業資材 第1/第2   •自動車生産台数大幅減        •自動車生産台数の急回復により高水準の生産
                                         継続
        機械・環境        •地方自治体との面談機会減      •飼料用造粒機は底堅く推移
                                        •消耗品や保守サービスが好調

        科学機器         •デモ/展示会の中止(機会喪失)   •Webを活用した非接触納品方式が実現
                                        •コロナ対策関連機器の需要旺盛

海外                   •自動車生産台数大幅減        •自動車生産台数の急回復に伴い大幅増
                     (中国を除く)            •幅広い産業で原材料の需要増
                                                                     6
  セグメント情報1
         化成品                    ゴム事業部、化学品事業部
                                                                                                  (単位:百万円)

                                          前期比増減率                                          前期比増減率
                      売上高                                                営業利益
                                            +0.5%                                          +26.4%
                       15,838
                                                                 1,063
                                           15,353        965                                922
             15,248              15,274                                    880
                                                                                   729

   14,265




  17/9      18/9      19/9      20/9      21/9      17/9       18/9      19/9    20/9    21/9
   2Q       2Q        2Q        2Q        2Q        2Q         2Q        2Q      2Q      2Q




・ゴム事業は自動車用途に加えOA/医療/建機用途も需要回復、放熱剤向け機能性フィラーも好調。
・化学品事業はUVインキ原料が牽引、電子材料およびフィルム関連の輸出も好調。
・ケムインターの韓国向け電材輸出、三洋ライフマテリアルの食品添加物および飲料業界向けHot Melt堅調。
・子会社ワイピーテックを機械資材セグメントへ移管。
                                                                                                             7
  セグメント情報2
   機械資材                          産業資材第一/第二事業部、機械・環境事業部、科学機器事業部
                                                                                                   (単位:百万円)
                                           前期比増減率                                            前期比増減率
                      売上高                                                営業利益
                                               +3.4%                                              +15.5%
                                 16,999    17,569
                       16,692
             15,094
                                                                          2,325            2,373
   12,402                                                                          2,054
                                                                 1,932
                                                        1,684




  17/9      18/9      19/9      20/9      21/9         17/9     18/9     19/9     20/9     21/9
   2Q       2Q        2Q        2Q        2Q           2Q       2Q       2Q       2Q       2Q




・産業資材事業は国内自動車メーカーの生産復調し、特にシート用ヒーターやランバーサポート好調。
・機械・環境事業は飼料用造粒機の本体納入が堅調、消耗品や保守サービスも順調。
・木質バイオマス機器の北海道当別町大型案件は3Q竣工に向け最終段階。
・子会社ワイピーテックは事業シナジーをより追及するため当期から機械・環境事業部管轄。
                                                                                                              8
  セグメント情報3
 海外現地法人                       アメリカ、中国、タイ、ベトナム、メキシコ、インドネシア
                                                                                             (単位:百万円)
                                        前期比増減率                                         前期比増減率
                    売上高                                              営業利益
                                            +45.6%                                          +39.6%
                                                                                      714
                                       12,549
                                                                       572
                     10,663                                                    511
            9,255              8,618                   413
   7,022                                                       374




  17/9     18/9     19/9      20/9     21/9          17/9    18/9    19/9    20/9    21/9
   2Q      2Q       2Q        2Q       2Q            2Q      2Q      2Q      2Q      2Q




・米国/中国/タイの三大拠点が揃って好調、日系自動車メーカーの海外生産復調が主要因。
・米国はオムツ用高吸水性樹脂の販売増加、中国製自動車部品の関税負担増加と販管費増加で営業利益は微増。
・中国は自動車部品の需要旺盛、タイは合成ゴムの需要回復。
・当期からインドネシア現法を連結化、合成ゴムを中心に化成品関連商材の開拓に注力。
                                                                                                        9
               仕向国別売上高
                                                                                             (単位:百万円)

                                                                                               18,914
                                                                  17,445   17,271                                       前期比
                                                                                                        仕向国    売上高      増減率      構成比
                                                                                    14,280     7,410
                                               18,914              5,920
                         17,271       14,280             12,746             7,708                       日本     26,611   ▲0.3%     58.5%
                17,445
    12,746                                                                           6,413
                                                          5,183
                                                                   6,229                       5,171    アメリカ    6,332   +42.7%   13.9%
                                                                            4,754
                                                          3,274                      3,428
      21,057




                                                                                                        中国      5,717   +50.9%   11.4%
                                                                                               6,332
                                                          4,288    5,295    4,809    4,438

                                                                                                        その他     7,410   +15.5%   16.3%
    17/9        18/9      19/9        20/9     21/9       17/9     18/9     19/9     20/9       21/9
     2Q          2Q       2Q           2Q       2Q         2Q      2Q       2Q        2Q        2Q

                         日本      海外                                  アメリカ     中国    その他
                                                                                                        合計     45,525   +11.1%   100.0%


変動要因
                    日本                                  アメリカ                                    中国                      その他

•    全事業部で幅広い産業向け  •                             高吸水性樹脂の需要が大幅                 •     日系自動車メーカーの復調い   •           タイは自動車用途中心に合
     に需要回復。                                      に増加。                               ち早く、その後も好調を維持。              成ゴムの需要回復、シート
•    特に自動車関連商材が牽引。 •                             通信機器向け機能性フィ                  •     前期はコロナの影響有り。                関連センサー等自動車部品
•    前期計上した大型特殊機械                                ラーの販売増加。                     •     リチウムイオン電池用のフィ               も順調。
     案件の剥落。                                                                         ルム/接着剤ビジネス新規獲得。 •           ベトナムは遮熱塗料、メキ
                                                                                                                シコは自動車内装部品増加。
                                                                                                                                          10
 営業利益増益要因分析
⚫ 3事業セグメントで増益
                                                      (単位:百万円)

                               +202     ▲71    +44       3,634
                      +319
             +192
 2,947




                     ・自動車部品   ・自動車部品
           ・ゴム・化学品
                      好調       好調
            素材好調
                     ・畜産堅調    ・合成ゴム
                               好調




20.3営業利益     化成品      機械資材    海外現地法人
                               海外現地法人   その他   会社費用等    21.3営業利益



                                                                  11
INDEX


■   2021年9月期 第2四半期実績

        2021年9月期見通し

         ■   中長期的施策


                       12
   2021年9月期見通し
▲ ゴム・化学品の素材関連商材は下半期も堅調。
▲ 木質バイオマス大型案件とコスモス商事レアアース案件が実現。
▼ 日系自動車メーカーの反動増産は一服、コロナ感染症再拡大、半導体部品・樹脂部品の供給問題の
  影響を一部織り込む。                                                                                  (単位:百万円)

                      2020年9月期                                            2021年9月期

             実績         前期比      構成比       期初計画            修正計画            増減率(%)    前期比       構成比
                                          (2020/11/6公表)   (2021/5/11公表)


売上高          76,087     ▲8.6%    100.0%      82,000          88,000          +7.3%   +15.7%     100.0%

売上総利益        14,206     ▲4.6%    18.7%         -               -             -        -          -

販売費及び
一般管理費         9,414     +4.5%    12.4%         -               -             -        -          -

営業利益          4,791    ▲18.4%     6.3%         4,000           6,000        +50.0%   +25.2%          6.8%

経常利益          5,271    ▲13.2%     6.9%         4,200           6,300        +50.0%   +19.5%          7.2%

親会社株主に帰属する
              3,013    ▲25.0%     4.0%         2,700           4,200        +55.6%   +39.4%          4.8%
当期純利益

EPS(円)       105.22      -        -            94.27         146.59          -        -          -
                                                                                                            13
   セグメント別 上半期進捗状況①
セグメント                                    機械資材
           産業資材第一/産業資材第二                 機械・環境                     科学機器
事業部       前期末                       前期末                      前期末
        決算説明会資料
                          進捗      決算説明会資料
                                                    進捗     決算説明会資料
                                                                             進捗

 期待     • 既存販路を活用   ➢新規商材のラッチリ    • 畜産はワイピー   ➢飼料会社向けに生    • バイオテクノロ   ➢ライフサイエンス
          した新規商材の    リースアクチュエー      テックと粉体G    産効率向上やコス      ジー関連機器     関連商材の吸入製剤
          開発および横展    ターが一部SUVに採     のシナジー      ト改善提案を共同                 試験装置が好調
          開          用、EV用バッテリー                実施          • 新素材構造解析   ➢提携大学へのデモ
                     関連商材など新規商    • バイオマスは当   ➢木質バイオマス当      機器         機設置を完了しデモ
                     材の提案継続         別町大型案件始    別町PJは予定通り                測定を本格開始
                    ➢新規商材の車両3D      動          機材搬入、遠隔試    • 三洋テクニカル   ➢三洋テクニカルセ
                     データ、ベンチマー                 運転実施          センター(仮     ンターの5月末竣工
                     クサービス拡販注力    • 南鳥島レアアー   ➢コスモス商事レア      称)竣工       は予定通り
        • 顧客対応の迅速   ➢二事業部制は順調な      スPJ        アースPJはコロナ
          化・顧客と仕入    滑り出し                      の影響あるも一部
          先双方との関係                              納入済
          深化を目的に事
          業部を二分割

 懸念     • 国内・海外競合   ➢同左           • 電力固定価格買   ➢同左          • 科学研究費助成   ➢同左
          先との競争激化                   取制度、系統連                  事業の低減
        • 原価低減圧力                    系の動向

                                                                                    14
   セグメント別 上半期進捗状況②
セグメント                              化成品
                                                                               海外
                         ゴム                        化学品
事業部        前期末                          前期末                        前期末
         決算説明会資料
                              進捗      決算説明会資料
                                                         進捗      決算説明会資料
                                                                                     進捗

 期待     • アランセオ合成        ➢世界的な供給制限    • 塗料、インキ向     ➢環境配慮の観点か    • 北米吸水性樹脂     ➢北米大手量販店向
          ゴムの競争力向         と輸送の遅延で在庫     け添加剤の回復      らUVインキの需要     の販売増         けのオムツ用途を中
          上               逼迫、アランセオと                  増加傾向、コロナ                   心に高吸水性樹脂の
                          当社の連携のもと綱                  以前の状況に回復                   需要増加
                          渡りの供給を確保    • 三洋ライフマテ     ➢天然由来の食品添    • 中国市場の回復     ➢中国の日系自動車
        • ダウ東レの          ➢シリコーンも供給      リアルを軸にラ      加物など需要増加                   メーカーの反動増産
          Authorized代理    逼迫、需要対応のた     イフサイエンス                                 後も需要継続
          店指定             めダウ東レ緊密に連     分野強化
                          携のうえ供給対応                               • STA(タイ)レム   ➢タイ・レムチャバ
                                      • ㈱グローバル・ト    ➢北米向けタウリン
        • 環境配慮型素材/       ➢機能性フィラーは      レーディング買      (ペットフード添      チャバン事務所      ン事務所は予定通り
          機能性フィラー         電子機器向けの放熱     収            加物)の輸出継続      開設           開設
          の新規開拓           用途に販売増
 懸念     • 汎用分野の価格        ➢化学メーカーの供    • PFOA規制強化    ➢需要家による当社    • 自動車部品原価     ➢同左
          競争激化            給逼迫とコンテナ不     の開始延期        商材の評価が順調      低減圧力
                          足等で価格よりも玉                  に進行中
                                                                 • 自動車部品の米     ➢中国製モーターの
        • 原価低減圧力          確保が喫緊の課題
                                                                   中貿易関税        米国関税適用除外期
                                                                                間終了、一部負担増
                                                                                          15
  注力市場
                     当社事業領域 ありたい姿
 上半期4トピック


                      畜産関連
① ライフサイエンス関連商材                                 ② 畜産関連シナジー
  科学機器事業部                                       機械・環境事業部
                 サステナビリティ


                                       モビリティ
④ M&A            科学分析機器                        ③ 海外子会社の躍進
  化学品事業部                                         産業資材第一事業部
  科学機器事業部                                        産業資材第二事業部
                   ライフサイエンス                      ゴム事業部
                                                 化学品事業部

                            ファインケミカル




                                                             16
 2021年9月期上半期のトピック①
 英COPLEY社
            ライフサイエンス関連商材として出荷台数増加
吸入製剤試験装置

                    吸入製剤試験装置とは、喘息やインフルエンザ、肺高血圧症などの
                    治療にも使われる吸入製剤の送達量や粒子径の試験を行う機器です。

                    薬剤を肺へダイレクトかつ効果的に吸入する方式がコロナ禍で注目
                    され、製薬メーカーの試験装置として採用が続いております。

                    英国COPLEY社製品は世界で最も普及している機器の一つです。




                                                      17
 2021年9月期上半期のトピック②
畜産事業シナジー         国内飼料会社へペレット飼料製造の為の提案強化



➢ ワイピーテックの機能性飼料添加物提案と粉体グループによるCPM社ペレットミル設備条件調整などのサポートにより、
  飼料会社のペレット飼料製造の生産効率・作業効率・品質向上に繋がる提案を積極的に共同で進めております。


                     【シナジーによる導入試験の進め方例】
<機能性飼料添加物>                                         <飼料用造粒機>
                                               機
                                              粉械
             ワ                                体・
             イ    飼料会社に対して、ワイピーテックが長年培った配合知   グ環
             ピ    識を生かし、顧客の配合飼料に合った配合をアドバイス   ル境
             ー    します。併せて、粉体グループからの技術アドバイスに   ー事
             テ    基づき、最適な設備条件を決定します。          プ業
             ッ                                 部
             ク
                  試験当日は、試験立ち合いを行い、ペレット製造設備を調整しながら、飼料会社が求
                  めるペレット品質になるように試験を行います。
                  飼料会社任せの受け身営業ではなく、総合的にサポートして、顧客に最適解を提供で
                  きるよう努めています。
                                                              18
 2021年9月期上半期のトピック③                                        海外子会社
                                                          セグメント




海外子会社の躍進                     自動車生産の急回復を中心に、幅広い素材で需要回復、海外拠点全般が好調



           アジア                               中国                             北米
  1)合成ゴム                              1)自動車内装部材                   1)高吸水性ポリマー




  特長)仕入先アランセオとの強固                      特長)人間工学に基づいた快適性             特長)自重の数百倍の水を吸収
     な関係性、アジア圏でも供                         の追求、系列なく日系OEM               するSAP、吸水性と保水
     給体制構築                                に幅広く採用                      性に優れる

  2)自動車内装部材                           2)化学品                       2)工業用フィルム
  3)化学品                                                           3)自動車内装部材
  Sanyo Trading Asia Co., Ltd.         三洋物産貿易(上海)                 Sanyo Corporation of America
  Sanyo Trading (Viet Nam)                                        Sun Phoenix Mexico
  PT. Sanyo Trading Indonesia



                                                                                                 19
      2021年9月期上半期のトピック④
        M&A          相乗効果・成長性・海外展開を目的として2件実現



    ㈱グローバル・トレーディング                     ㈱テストマテリアルズ



契約締結日:2020年11月6日                      契約締結日:2020年12月9日
出資比率 :100%                            出資比率 :100%
事業内容 :食品原料・化粧品原料・工業薬品の輸出販売            事業内容 :研究用純金属・合金・非金属の販売

【シナジー】                                【シナジー】
• 当社グループが注力するライフサイエンス分野の強化及び海外拠点の     • 子会社三洋テクノス㈱が買収、当社の孫会社化。
  ネットワーク活用による事業拡大。                    • 研究機器向けの試験片及び部材を独自の仕入ルート及び加
• 主力商材の国産合成タウリンは、ヒト・猫・一部魚類にとって必須物       工ノウハウで付加価値を付与し調達、三洋テクノス及び三
  質であり安全性の高い日本製品は需要拡大が見込まれる。(現在世界       洋貿易科学機器事業部が取扱う理化学研究機器事業(主に
  市場の供給は中国製品90%、残り10%が日本製品)             トライボロジー関連)との相乗効果が期待される。
•   国内タウリンメーカー(2社のみ)本荘ケミカル
    ㈱の輸出販売を当社が担っており、2021年に新
    設プラントが稼働し生産能力を大幅に増強、今後
    取扱高の増加が期待される。
                                       ※試験片の一例

                                                                 20
INDEX


■   2021年9月期 第2四半期実績

    ■   2021年9月期見通し

           中長期的施策


                       21
   VISION2023
⚫ 業績見通し修正とVISION2023達成への道筋
                                                                                                                                                                 100年企業へ
                                                                                経常利益推移
         (単位:百万円)
10,000


 9,000


 8,000
                                                                                                                                      目標値:75億円

 7,000


 6,000


 5,000


 4,000


 3,000
                                                                                            VISION2023
                                                                                                発表
                                                                                                                                      (第77期)
 2,000
          2010.09   2011.09   2012.09   2013.09   2014.09   2015.09   2016.09   2017.09   2018.09   2019.09   2020.09   2021.09   2022.09   2023.09   2024.09   2025.09   2026.09


                                                                 実績                期首予想                   修正計画
                                                                                                                                                                                    22
経営理念
“堅実と進取の精神、自由闊達な社風のもと、柔軟かつ迅速に最適解を提供し、国際社会の永続的な発展と
従業員の幸福を共創する”

                                         事業理念
                      ゴム事業部       長きにわたって蓄積した信用と実績を基盤とし、パイオニア精神と
                                  タイムリーなサービスで世界のゴム産業発展に寄与する。



                      化学品事業部      幅広い技術知識とニッチなスペシャルティ商材の取扱いで最適なソ
                                  リューションを提供し、 かつ積極的な資本投下を行うことで、 ファイ
                                  ンケミカル分野の発展に寄与する。



                      産業資材第一事業部   社会に変革をもたらす先端技術を、機動力と知見、ジャスト・イ
                      産業資材第二事業部   ン・タイムの体制を通じ顧客へ展開し、モビリティ分野を中心に社
                                  会の発展に寄与する。



                      機械・環境事業部    粉体加工、木質バイオマスの分野で海外の優れた技術と設備を発
                                  掘・提供し、食の安全と再生可能エネルギーの推進に寄与する。

                      科学機器事業部     科学、医療、産業の発展に寄与する機器の提供を通じて、技術の進
                                  歩と人々の健康に貢献する。




                                                                      23
理念実現に向けての施策
      戦略                   概要                  上半期の具体的施策

                                        • 経営陣を中心メンバーとした定例会実施、
A. 最適解への挑戦      • VISION2023推進チームにて推進
                                          理念浸透策を討議・実行

                • テレワーク体制の整備            • テレワーク体制完備
B. 企業基盤の強化      • 事務処理のIT化              • 費用精算処理のIT化整備中

                                        • 全社員へのe-Learning導入済の他、
C. 人材への投資       • 社内研修制度の充実
                                          各種研修企画中

                                        • 一商品一仕入先の真価を発揮
D. 事業領域の深化      • 市場混乱期における既存商材の強化
                                        • 環境配慮型商材の積極的取扱い


                • 事業開発室による事業部横断的な       • 新規ビジネスの種蒔き推進
E. 新規ビジネスの開拓      新規ビジネス推進              • ベンチャー企業とのビジネスマッチング参加


                • 日系メーカーの海外製造増強の動きを     • タイ国レムチャバン事務所開設
F. グローバル展開の加速     ビジネスチャンスと捉える          • 米国アラバマ事務所開設

                                        • グローバルトレーディング買収
G. 新規投資案件の推進    • M&Aによる事業ポートフォリオの拡大
                                        • テストマテリアルズ買収
                                                                  24
  持続的発展への取組み
⚫ 当社の持続的な成長に向けた取組みをまとめたコーポレートレポートを2020年12月に発行



             マテリアリティ                  重要課題                               概要          主な取組み

                                 環境負荷低減                 ・石油由来の原料から環境負荷        ・フタル酸不使用の可塑剤
                                 への取組み                   低減素材、自然由来原料への        ・バイオマス由来のカーボンブラック
                                                         移行                   ・UVインキ/UVコーティング原料

                                 気候変動                   ・再生可能エネルギーを通じた        ・木質バイオマス熱電併給装置販売、
                                 への取組み                   持続可能な社会への貢献           メンテナンス
                                                                              ・地熱開発機械の供給

                                 希少資源獲得                 ・レアアース揚収技術の確立に        ・レアアース揚収実証実験における
                                 への貢献                    向けた貢献                 揚収パイプ、浮力体等の調達・供給

                                 職場環境の充実                ・教育研修制度の充実や職場環境       ・海外研修生制度
                                                         のより一層の改善             ・テレワーク体制の整備
                                                                              ・ユニバーサルマナー検定

                                 ガバナンスの強化               ・コーポレート・ガバナンス体制       ・ガバナンス体制の整備
                                                         の強化                  ・社外取締役3分の1以上
                                                                              ・指名・報酬委員会の設置

          当社HP掲載
          https://www.sanyo-trading.co.jp/images/csr/report2020_a3.pdf                            25
                                                                   E
       持続的発展への取組み①
                          国産材による木質バイオマス発電(再生可能エネルギー)の普及に注力

•   北海道2例目となる当別町プロジェクトは2021年6月竣工予定
•   貴重な国内資源である未利用間伐材を有効活用した地産地消を促進

    当別町バイオマス発電所
    ✓ 当社はブルクハルト熱電併給装置6基納入、
      また工場全体の施工も担当。                             ✓ 日本初となる木材投入から発電まで自動
                                 ●下川町
    ✓ 下川町バイオマス発電所で製造した木質ペ                         制御で行う本格的な欧州式を導入。当社
      レットを利用。                                     は熱電併給装置11基と関連機器を含む
    ✓ 年間で2,000世帯以上の需要に相当する電                       EPCを実施。
      気を供給予定。                                   ✓ ペレットの原料にも用いられる日本国内
                                                  の間伐材は、年間約2,000万㎥がほぼ未
                               ●当別町
                                                  利用のまま森林に残置されている。
                                                ✓ 当社納入のCPM社ペレットミルで木質ペ
                                                  レットを製造、下川町だけでなく当別町
                                                  のバイオマス発電所でも活用を図る。
                                  下川町産の木質ペレット




                                                                         26
                                                                                                       E
       持続的発展への取組み②
                                              生物多様性の重要性に注目、事業を通じた社会貢献

                                                       •     経団連「生物多様性宣言イニシアチブ」へ賛同
                                                       •     子会社コスモス商事が取扱う海洋機器を活用した生態系と環境のモニタリング


                                                                                   •   コスモス商事の海洋機器は、
                                                                                       サンゴの生態に及ぼす地球温
                                                                                       暖化の影響の検証に使用され
                                                                                       ています。

                                                                                   •   水中ドローンは、2021年1月
                                                                                       の八景島沖海底の海ゴミ調査
                                                                                       (JAMSTEC)、3月の下田沖海底
                                                                                       砂採取調査(科学博物館)など
                                                                                       多くの海洋環境調査に起用さ
                                                                                       れています。




引用:経団連HP(https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/055.html)
                                                                                                            27
                                                           S
       持続的発展への取組み③
                 職場環境改善への取り組み

•   科学機器事業部のメーカー機能を集約したテクニカルセンターが2021年6月より本格稼働
•   安全性や作業環境が大幅に改善され、グループ内に分散していた設計・開発・製造・販売・保守サービスを一元化

                                三洋貿易 科学機器事業部
                                子会社三洋テクノス㈱の作業場に設置していた
                                デモ機をテクニカルセンターに集約、大型機器
                                に対応可能なデモルームを新設し拡販活動を強
                                化。

                                三洋テクノス
                                食品製造ラインなど多様な用途で使われる
                                チューブ式ローラーポンプを製造。築31年の手
                                狭となった工場から移転、作業効率化や配送合
                                理化とともに事業シナジーを追求。


                                新東洋機械工業
                                耐蝕ポンプ製造、国内外の化学プラント向けに多く
                                の納入実績を有する。築36年の老朽化した工場から
                                移転、安全面強化と動線の効率化を図る。新たにゴ
    所在地:埼玉県川口市南鳩ヶ谷              ム加硫窯を導入し重要部品を内製化、ゴムライニン
                                グ技術者の育成へ取り組む。

                                                               28
                                                                      S
   持続的発展への取組み④
         すべての人の平等と、平和であるための取組みを一歩一歩推進

<ユニバーサルマナー検定 実施>

“自分とは違う様々な人への「心くばり」を三洋貿易グループ全社員が身につけること”を目標
に開始したユニバーサルマナー検定の社内講習は、コロナ禍においてもWebにて開催、3月末現
在で過半数の社員が3級認定を取得しました。

多様な人々に向き合うためのマインドとアクションを学び、街中で困っている人に声をかける。
小さな一歩かもしれませんが、社員全員が自分にできる事を一歩一歩積み上げていき、社会貢
献につなげています。

                      <認定NPO法人ブリッジフォースマイルへ寄付継続>
                      児童養護施設から社会へ巣立つ子どもたちの自立支援に取組んでいる特定非営利活動法人ブ
                      リッジフォー スマイルの活動を支援しています。
                      2020年の当社寄付は、“巣立ちプロジェクト“(※)に参加する子どもたちへの一人暮らし応援資
                      金として活用されました。


       🄫ブリッジフォースマイル   ※巣立ちプロジェクトとは、子どもたちが施設退所後に自立した社会生活が過ごせるように、
                       一人暮らしで必要となる知識やスキルを習得する機会を設け生活必需品を支給する支援活動です。

                                                                          29
                                                               G
  持続的発展への取組み⑤
⚫ コーポレートガバナンスの強化を推進

1.独立社外取締役を1/3選任(取締役総数:9名、内 独立社外取締役※:3名)
                                 ※他社での経営経験を有する者を含む

2.指名・報酬委員会設置(2020年5月設置、3名で構成、内 社外取締役:2名)

3.議決権電子行使プラットフォームに参加(2019年12月開催定時株主総会より)
         役職                氏名             独立役員       指名・報酬委員
   代表取締役社長 社長執行役員     新谷    正伸                          〇
      取締役兼執行役員        中村    浩人
      取締役兼執行役員         白井    浩
      取締役兼執行役員        進藤    健一
      取締役兼執行役員        水澤    俊明
       社外取締役          宮嶋    之雄              〇
      取締役 監査等委員       西村    泰彦
     社外取締役 監査等委員      山田    洋之助             〇           〇
     社外取締役 監査等委員      長谷川    麻子             〇           〇
                                                               30
     株式還元
⚫ 今後も中長期的な「一株当たり配当額」の増額に重点を置き、長期安定的な株主還元を行っていく方針
⚫ 2021年9月期中間配当は前期比50銭の増配

                                            1株あたり配当
                       2Q末                   4Q末予想               合計予想
2021年9月期            19円(50銭増配)                   19円             38円
                                                                               (円)
40




30
                                                   18.5   19            19
                                                                       (予想)
                                     17
20
                       15.5
      12.5   13

10
                                                   18.5   18.5          19
                        14           15
      12     11.5
0
      15.9   16.9      17.9      18.9              19.9   20.9          21.9

                              中間配当        期末配当
                                                                                     31
32
IRに関するお問い合わせ先

三洋貿易株式会社      経営戦略室室長          大谷 隆一
電話:03-3518-1111   e-mail:ir@sanyo-trading.co.jp


将来見通し等に関する注意事項
本資料につきましては投資家の皆様への情報提供のみを目的としたものであり、売買の勧誘を
目的としたものではありません。
本資料における、将来予想に関する記述につきましては、目標や予測に基づいており、確約や
保証を与えるものではありません。また、将来における当社の業績が、現在の当社の将来予想
と異なる結果になることがある点を認識された上で、ご利用ください。
また、業界等に関する記述につきましても、信頼できると思われる各種データに基づいて作成
されていますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。
本資料は、投資家の皆様がいかなる目的にご利用される場合においても、お客様ご自身のご判
断と責任においてご利用されることを前提にご提示させていただくものであり、当社はいかな
る場合においてもその責任は負いません。

                                                  33