3176 三洋貿易 2020-11-26 16:00:00
2020年9月期 決算説明資料 [pdf]
ドイツの木質バイオマス熱電併給施設
2020年11月26日
2020年9月期実績
2020年9月期第2四半期実
2021年9月期見通し
長期計画VISION2023進捗
2
業績のポイント 2020年9月期実績
2012年上場以来初の減益
コロナ不況で下期以降の収益環境悪化
企業体質と収益基盤の強化への継続的な取り組み
3
連結実績表 2020年9月期実績
単位:百万円
2019年9月期 2020年9月期 2020年9月期
単位:百万円
金額 実績(A) 前期比 構成比 修正計画 計画比
(2020/5/12公表)
売上高 83,230 76,087 ▲8.6% 100.0% 75,500 +0.8%
売上総利益 14,883 14,206 ▲4.6% 18.7%
<売上総利益率> 17.9% 18.7% - -
販売費及び
一般管理費
9,011 9,414 +4.5% 12.4%
営業利益 5,871 4,791 ▲18.4% 6.3% 4,700 +1.9%
経常利益 6,075 5,271 ▲13.2% 6.9% 4,800 +9.8%
<経常利益率> 7.3% 6.9% - - 6.4%
親会社株主に帰属
する当期純利益
4,018 3,013 ▲25.0% 4.0% 3,300 ▲8.7%
EPS(円) 140.36 105.22 - - 115.24 -
配当(円) 37.0 - - - 37.5 -
※19.9期EPS、配当は権利落修正考慮済
4
減益の要因 2020年9月期実績
コロナ感染症拡大による影響とそれ以外の要因に分けて、セグメント別にご説明します。
セグメント 単位:百万円
事業部 コロナの影響 コロナを除く要因
化成品 ゴム ・自動車/建機向け需要減 ・OA・家電・電線向け需要減
・新規拡売の停滞
化学品 ・塗料/インキ関連の需要減 ・ワイピーテック買収費用の一括計上
機械資材 産業資材 ・自動車生産台数大幅減 ・国内・海外競合先との競争激化
・原価低減圧力
機械・環境 ・地方自治体との面談機会減 ・木質バイオマス機器販売の端境期
科学機器 ・デモ/展示会の中止(機会喪失) ・輸入製品の価格上昇
海外 ・自動車生産台数大幅減(中国 ・自動車部品の原価低減圧力
を除く)
5
コロナ期の施策 2020年9月期実績
コロナ禍で先行きが不透明な中、新たなステージに向けた内部体制強化を徹底、全社員一丸でやるべきこと
を迅速に実行しました。
単位:百万円
【IT化推進】
➢ テレワーク体制の構築 :全社員を対象にテレワーク化、現在も運用を継続中
➢ ワークフロー導入 :グループウェアを活用し、業務効率化を実現
➢ 電子申請導入 :社内申請手続きをペーパレス化、業務速度向上
➢ 税関処理を自動化 :関税・消費税に関する社内業務を大幅に簡素効率化
➢ 遠隔支援による検収 :海外からの遠隔支援による機械機器の検収作業IT化を実現
➢ ウェビナー活用 :デモ・展示会の代替として実施、累計30回、2千名以上参加
【業務整備】
➢ 在庫管理の徹底 :受発注体制を再チェック、危機時の効率的な供給体制整備
➢ 与信管理の徹底 :取引先の与信状況を再確認、対応方針の統一と与信関連教育を実施
➢ 管理部門改善活動 :業務効率化の案出し90件、うち60項目完了
【資金繰り】
➢ 年明けを目途とした潤沢な短期資金を確保中、不測の事態を回避
6
セグメント別 売上高・営業利益 2020年9月期実績
化成品
単位:百万円
売上 営業利益
1,976
1,825
30,702 31,092 30,508 1,577
26,173 28,586
1,371 1,353
16/9 17/9 18/9 19/9 20/9 16/9 17/9 18/9 19/9 20/9
金額 前期比増減率 ゴム事業は自動車向けや家電・情報機器向けの合成
ゴムや副資材の採算が振るわず、輸出も落ち込む
売上高 30,508 ▲1.9% 化学品事業は塗料・インキが夏場以降急激に落ち込
み、ワイピーテック買収関連費用の計上も影響
営業利益 1,353 ▲14.2%
7
セグメント別 売上高・営業利益 2020年9月期実績
機械資材
単位:百万円
売上 営業利益
32,993 4,039
27,955 27,205 3,333
23,823 3,125
22,708 2,881
2,688
16/9 17/9 18/9 19/9 20/9 16/9 17/9 18/9 19/9 20/9
金額 前期比増減率 産業資材事業は国内自動車メーカーの生産活動が
急激に落ち込んだ影響
売上高 27,205 ▲17.5% 機械・環境事業は飼料加工機器が好調な一方、
木質バイオマス関連で新規大型案件がなかった
営業利益 3,333 ▲17.1%
8
セグメント別 売上高・営業利益 2020年9月期実績
海外子会社
単位:百万円
売上 営業利益
19,610 18,950 18,227 879 880 839
15,093 727
10,751
366
16/9 17/9 18/9 19/9 20/9 16/9 17/9 18/9 19/9 20/9
金額 前期比増減率 中国はコロナの影響から一転急回復
米国は吸水性樹脂の販売増加や販管費の減少
売上高 18,227 ▲3.8% により増益
タイは自動車業界の不振を受け大きく落ち込む
営業利益 839 ▲4.7%
9
地域別売上 2020年9月期実績
単位:百万円
2020年9月期
地域別売上高
前期比
金額 構成比
増減率
日本 49,834 ▲8.8% 65.5%
中国 7,880 ▲5.4% 10.4%
アメリカ 8,781 +9.7% 11.5%
その他 9,591 ▲21.9% 12.6%
17/9 18/9 19/9 20/9 17/9 18/9 19/9 20/9
合計 76,087 ▲8.6% 100.0%
日本 海外 中国 アメリカ その他
変動要因
日本 中国 アメリカ その他
●自動車関連ビジネスやバイオ ●上期はコロナ問題の影響が発 ●吸水性樹脂が大きく伸び、ゴ ●特にタイでの自動車関連が大
マス等が落ち込む 生したが、下期以降は自動車 ム関連やフィルム関連の不調を きく減速
●新規連結対象となったワイピー 関連で持ち直しの動き カバー
テックが売上寄与
10
営業利益増減要因分析 2020年9月期実績
特に機械資材の減益が大きい 単位:百万円
5,871 ▲686
▲223
▲40 +7 ▲137
29582958
29582958 29582958 4,791
29582958
19.9営業利益 機械資材 化成品 海外子会社 その他 全社費用等 20.9営業利益
11
連結貸借対照表 参考資料
単位:百万円
19.9末 20.9末 増減額 【貸借対照表概要】
現金・預金 4,548 10,418 5,870
• 商品及び製品や売掛金等が減少する一方で
受取手形・売掛金等 17,479 15,113 ▲ 2,366 現金・預金が大きく増加したことで流動資産
商品・製品 12,820 12,285 ▲ 535 は増加
その他流動資産 1,528 1,674 146 • 土地の取得により固定資産が増加
有形固定資産 2,195 2,675 480 • 金融機関からの借入が増加したことにより流
その他固定資産 5,159 5,063 ▲ 96 動負債は増加
資産合計 43,731 47,230 3,499 • 利益の積み上げにより純資産は増加
支払手形・買掛金 8,348 7,098 ▲ 1,250
<ポイント>
短期借入金 1,239 4,369 3,130 • 現預金を大きく積み増し
その他流動負債 3,640 3,391 ▲ 249
長期借入金 70 160 90
• 自己資本比率は依然として高水準
その他固定負債 1,089 1,172 83
純資産 29,343 31,038 1,695
負債純資産合計 43,731 47,230 3,499
増減率
有利子負債比率 3.00% 9.60% 6.60%
現預金比率 10.40% 22.10% 11.70%
自己資本比率 66.20% 64.90% ▲1.30%
12
キャッシュフロー 参考資料
営業CF:売上債権,在庫の減少により前期比で増加
投資CF:M&Aや有形固定資産の取得により減少
財務CF:短期借入金の増加に伴う増加
7,000
単位:百万円
6,186
6,000
5,088
5,000
4,000
2,997
3,000
1,834
2,000 1,583
909
1,000
178
0
▲ 196 ▲ 15
(1,000) ▲ 408
▲ 1,047 ▲ 1,201 ▲ 1,220 ▲ 1,057
(2,000) ▲ 1,359 ▲ 1,297
▲ 1,957 ▲ 2,189
(3,000)
15.9 16.9 17.9 18.9 19.9 20.9
キャッシュの増減 ▲289 511 ▲1,147 ▲133 2,023 5,818
キャッシュの期末
3,201 3,712 2,601 2,468 4,548 10,418
残高
営業CF 投資CF 財務CF
13
2020年9月期実績
2021年9月期見通し ~新たなステージへ~
長期計画VISION2023進捗
14
見通しのポイント 2021年9月期見通し
2021年9月期見通し ~新たなステージへ~
各セグメントの現状と対策
事業開発室創設
15
2021年9月期計画 2021年9月期見通し
単位:百万円
2020年9月期実績 2021年9月期予想
金額 前期比 構成比 金額 前期比 構成比
売上高 76,087 ▲8.6% 100.0% 82,000 7.8% 100.0%
売上総利益 14,206 ▲4.6% 18.7% 14,000 ▲1.5% 17.1%
販売費及び
9,414 +4.5% 12.4% 10,000 6.2% 12.2%
一般管理費
営業利益 4,791 ▲18.4% 6.3% 4,000 ▲16.5% 4.9%
経常利益 5,271 ▲13.2% 6.9% 4,200 ▲20.3% 5.1%
親会社株主に帰属する
3,013 ▲25.0% 4.0% 2,700 ▲10.4% 3.3%
当期純利益
EPS(円) 105.22 94.27
※EPSは権利落ち修正済
16
各セグメントの状況 2021年9月期見通し
コロナの影響が継続することを前提としておりますが、下記の明るい材料も立ち上がる新たなステージとなり
ます。
単位:百万円
セグメント 化成品 機械資材
産業資材第一 海外
事業部 ゴム 化学品 産業資材第二 機械・環境 科学機器
期待 ・アランセオ合 ・塗料、インキ ・既存販路を ・畜産はワイ ・バイオテクノロ ・北米吸収性
成ゴムの競争 向け添加剤の 活用した新規 ピーテックと粉 ジー関連機器 樹脂の販売
力向上 回復 商材の開発お 体飼料機器の ・新素材構造 増
・ダウ東レの ・三洋ライフマ よび横展開 シナジー 解析機器 ・中国市場の
Authorized テリアルを軸に ・顧客対応の ・バイオマスは ・三洋テクニカ 回復
代理店指定 ライフサイエン 迅速化・顧客 当別町大型 ルセンター(仮 ・STA(タイ)レ
・環境配慮型 ス分野強化 と仕入先双方 案件始動 称)竣工 ムチャバン事
素材/機能性 ・㈱グローバ との関係深化 ・南鳥島レア 務所開設
フィラーの新規 ル・トレーディン を目的に事業 アースPJ
開拓 グ買収 部を二分割
懸念 ・汎用分野の ・PFOA規制 ・国内・海外 ・電力固定価 ・科学研究費 ・自動車部品
価格競争激 強化の開始延 競合先との競 格買取制度、 助成事業の低 の原価低減
化 期 争激化 系統連系の動 減 圧力
・原価低減圧 ・原価低減圧 向 ・自動車部品
力 力 の米中貿易
関税
17
対策の具体例1 2021年9月期見通し
機械・環境事業部 コロナ禍でも畜産事業は安定、会社業績を支えています。当期から
子会社ワイピーテックは機械・環境事業部の傘下となりました。
単位:百万円
当社グループ 販売先
ワイピーテック
CPM社 畜産飼料用
ペレットミル※
飼料用機能性添加剤
シナジー 全国へ納入実績
飼料メーカー
※飼料用ペレットミルの国内市場占有率9割超 18
対策の具体例2 2021年9月期見通し
産業資材事業部 自動車内の快適性・居住性の向上に寄与する商材を中心に、
開発提案を継続しています。
単位:百万円
当社グループ 取引先
シートヒーター
ランバーサポート シート用モーター センサー
空調システム
レザー
海
外
サ
プ
ラ
イ
ヤ
ネックウォーマー ラッチリリース Caresoft社
アクチュエータ 高エネルギー解析スキャン
ー
他日系OEM、Tier1
19
事業開発室創設 2021年9月期見通し
事業部の垣根を超え、規模が大きく有望なビジネスを優先的に開発する社長直轄の組織
単位:百万円
事業開発室
ゴ 化 産 産 機 科 海
ム 学 業 業 械 学 外
品 資 資 ・ 機
材 材 環 器
第 第 境
一 二
各事業部・海外拠点で開発継続
新規プロジェクト44件(2020年9月期選定)
20
2020年9月期実績
2021年9月期見通し
長期計画VISION2023進捗
100年企業を目指して
21
当社の理念体系 VISION2023
「経営理念」から「行動指針」までブレイクダウンし、それをスローガンとして一つにまとめた言葉を定める
ことで社員全員による三洋貿易の理念の「体現」を目指す
スローガン(Slogan)
< 経営理念 再構築の目的 >
*「経営理念」の位置づけ再考 理 最適解への挑戦
*「長期計画」の起点 ~ Challenging ourselves for the BEST solution ~
* 約30年後(100周年)を見据えた視点
念
<スローガンロゴ>
体
事業理念
Solution
系
◆チャレンジする能動的・積極的な姿勢、向上心を表す
行動指針
◆スローガンのもと、挑戦し続ける「未来」を表現 図 Credo
◆コーポレートカラーをベースにし、会社ロゴと調和
22
基本戦略 VISION2023進捗
VISION2023は、企業体質の強化と収益基盤の強化の2つの
基本方針及びその下に立案された7つの戦略によって構成される。
現在の進捗状況についてご説明します。
企業体質の強化 収益基盤の強化
A. 最適解への挑戦 D. 事業領域の深化 注力4市場
B. 企業基盤の強化 E. 新規ビジネスの開拓
C. 人材への投資 F. グローバル展開の加速
G. 新規投資案件の推進
人事部創設 買収と子会社合併
ESG
23
戦略D
注力する4市場 100年企業を目指して
将来の会社成長を見据え、当社の事業領域をより広義に捉え直しました。
市場 分野 目的
移動手段であるモビリティや産業の10年後(2030年)の
モビリティ あらゆるモビリティ 姿を具現化するために、商材、サービスを通じ付加価値を提
供していく
マテリアル分野の発展に貢献するために機能性材料、素材、
ゴム、塗料、インキ、コー 自然由来の新素材を通じゴム、塗料、インク、コーティング、
ファインケミカル ティング 各種産業分野に安定供給・技術改革・環境対応を提供す
る。
再生エネルギー(バイオマ 持続可能な社会に貢献するために、再生エネルギーにおいて
サステナビリティ ス、地熱、海洋)、畜産 は木質バイオマス・地熱・海洋資源を通じ、畜産分野におい
飼料 ては食の安全と質の向上に貢献していく
将来必ずやってくる高齢化社会・コロナ後の新社会に対処す
在宅医療、化粧品、食品、
ライフサイエンス 科学機器、電材等
るために、生活全般、医療に関するあらゆる商材・サービスを
提供していく
24
戦略G
新規投資案件 100年企業を目指して
NKS買収、アズロへ吸収合併、子会社の組織再編を通じてライフサイエンス分野を強化しました。
三洋ライフマテリアル㈱
◆ ライフサイエンス分野の原料・素材を幅広く取り
扱う専門商社
◆ さらなる事業拡大に向けて、グローバルネット
ワークを駆使、顧客ニーズに合った商材を国内外
に展開する。
◆ 総勢18名から構成
アズロ㈱ ㈱NKSコーポレーション 接着事業/トライテックス事業
◼ 医薬原料・ファインケミカル ◼ 有機酸類を中心とした食品添 ◼ ホットメルト及び関連装置の接着
中間体の取扱いに特色、イン 加物の取扱いに特色、中国か 事業、土木関連資材のトライテッ
ドからのソーシングに強み らのソーシングに強み クス事業
◼ 2017年10月買収 ◼ 2020年3月買収 ◼ 2020年10月化学品事業部から移管
25
戦略ABDEF
環境配慮型商材 100年企業を目指して
ESGへの取組み
当社では、従来より注力している木質バイオマス機器、地熱開発機器をはじめ、石油由来の化学
原料から、環境配慮型素材や自然由来原料など代替品への移行を積極的に進めており、新しい
商材を通じて環境負荷低減及び生態系の持続に貢献しています。
フタル酸(環境ホルモン懸念物質) 木質バイオマス100%由来の高純度
を用いない安全な可塑剤メザモール カーボンブラック
PFOA(環境ホルモン)を大幅に VOC(揮発性有機化合物)低減に繋
低減した微粉末PTFEワックス がるUVインキ/UVコーティング向け添加剤
26
戦略C
人事部創設 100年企業を目指して
ESGへの取組み
2020年10月、総務部人事グループを独立させ人事部を創設
◆ 従業員に対する取組み
商社である私たちにとって、社員一人ひとりが最大の財産です。様々な教育機会の検討を推し進
め、従業員の継続的な教育、そして働く環境の整備に取り組んでいます。
・教育制度の例(階層別研修、海外研修生制度、ニューヨーク短期研修、eラーニングなど)
◆ 社会に対する取組み
社会的課題への取り組みも積極的に行っております。
今年7月にはユニバーサルマナー検定3級を147名の社員
が取得しました。今後もこのような社会貢献活動を進めて
参ります。
27
株主還元 100年企業を目指して
⚫ 今後も、中長期的な「一株当たり配当額」の増額に重点を置き、長期安定的な株主還元を行っていく
方針
⚫ 2021年9月期は前期比同額の予想
1株あたり配当金
2Q末予想 4Q末予想 合計予想
2021年9月期 18.5円 19円 37.5円
分割調整後配当推移
(円)
40
(予想)
30
18.5 19 19
17
15.5
20
12.5 13
(予想)
10 18.5 18.5 18.5
14 15
12 11.5
0
15.9 16.9 17.9 18.9 19.9 20.9 21.9
中間配当 期末配当
28
29
参考資料
30
会社概要 参考資料
会社名 三洋貿易株式会社
英文社名 SANYO TRADING CO., LTD.
設立 1947年5月
代表取締役社長 新谷 正伸
本社所在地 東京都千代田区神田錦町2丁目11番地
ゴム、化学品、機械機器、科学機器、自動車部品その他各種商品の輸出入、
事業内容 国内販売を行う
市場ニーズの高い商品を取り扱い、技術的サポートを得意とする
東京、大阪、名古屋、広島、ニューヨーク、デトロイト、イラプアト(メキシコ)、
拠点 上海、広州、天津、香港、バンコク、レムチャバン、ホーチミン、ハノイ、グルガオン(インド)、
ジャカルタ、シンガポール、デュッセルドルフ
売上高 76,087百万円 (2020年9月期、連結ベース)
経常利益 5,271百万円 (2020年9月期、連結ベース)
親株主帰属当期純利益 3,013百万円 (2020年9月期、連結ベース)
従業員数 413人 (2020年9月末、連結ベース)
31
沿革 参考資料
旧三井物産の解体に伴い、同社神戸支店有志により神 2013年 10月 メキシコにSun Phoenix Mexico S.A. de C.Vを設立
1947年 5月 戸 を 本 店 と し て 資 本 金 195 千 円 を も っ て 三 洋 貿 易 10月 東京証券取引所 市場第1部指定
株式会社を設立
2014年 8月 インドネシアにPT. Sanyo Trading Indonesiaを設立
1948年 5月 東京支店を設置 Bestrade Precision Singapore社を子会社化。 7月
2015年 6月
Singapore Sanyo Trading Pte. Ltd. に社名変更
1952年 12月 大阪支店を設置
株式会社ケムインターがコムスタージャパン株式会社を 子会
ニューヨーク駐在員事務所を開設(1961年2月 Sanyo 9月
1954年 1月 社化
Corporation of Americaに改組)
10月 タイ に Sanyo Trading(Thailand) Co., Ltd.を設立
1958年 8月 名古屋支店を設置 2016年 2月 株式会社ソートを子会社化(2018年4月 吸収合併)
1961年 11月 本店を神戸から東京に移転 7月 日本ルフト株式会社を子会社化
ホーチミン駐在員事務所を開設(2010年2月 Sanyo 古江サイエンス株式会社を孫会社化 (2017年9月現三
1992年 10月 2017年 2月
Trading(Viet Nam)Co., Ltd.に改組) 洋テクノス株式会社と合併。)
2002年 10月 ニューリー・インスツルメンツ株式会社を吸収合併 ドイツ に Sanyo Trading Co., Ltd. Dusseldorf
3月
バンコク駐在員事務所をSan-Thap International Representative Officeを設立
2003年 6月 6月 日本フリーマン株式会社を子会社化
Co.,Ltd.社へ業務移管
2004年 1月 コスモス商事株式会社を子会社化 8月 広島事務所を開設
株式会社東知との共同出資にて、三洋東知(上海)橡 10月 アズロ株式会社を子会社化
10月
胶有限公司を設立 San-Thap International Co., Ltd.を完全子会社化
2006年 4月 三洋テクノス株式会社を設立 2018年 2月 (2018年6月 Sanyo Trading Asia Co., Ltd.に商号
株式会社ケムインターに資本参加し、発行済株式の 変更)
10月 2019年 5月 新東洋機械工業株式会社を子会社化
68.52%を取得(現在 76.85%)
インド駐在員事務所(ニューデリー)開設 (2011年12月 10月 株式会社ワイピーテックを子会社化
2010年 10月
Sanyo Trading India Private Ltd.に改組) 2020年 3月 株式会社NKSコーポレーションを子会社化
2012年 2月 三洋物産貿易(香港)有限公司を設立 アズロ株式会社と株式会社NKSコーポレーションが合併し、
10月
三洋ライフマテリアル株式会社に社名変更
10月 東京証券取引所 市場第2部に上場 11月 株式会社グローバル・トレーディングを子会社化
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事業拠点 参考資料
化成品セグメント 海外現地法人セグメント
ゴム事業部 化学品事業部
北米 中南米
(株)ケムインター
三洋東知(上海)橡胶
三洋ライフマテリアル(株)
三洋物産貿易(香港)
(株)グローバル・トレーディング
Sanyo Corporation of America
機械資材セグメント
機械・環境事業部 産業資材事業部 科学機器事業部
Sun Phoenix Mexico
三洋機械工業(株) 三洋テクノス(株)
コスモス商事(株) 日本フリーマン(株) 新東洋機械工業(株) アジア アセアン
(株)ワイピーテック 日本ルフト(株)
※青色は連結対象
駐在員事務所 Sanyo Trading India
三洋物産貿易(上海)
欧州
三洋物産貿易(香港)
Sanyo Trading (Thailand)
Sanyo Trading Asia Co., Ltd. Sanyo Trading (Viet Nam)
Sanyo Trading Co., Ltd.
Dusseldorf Representative Office
2012年以前に設立
Singapore Sanyo Trading
2013年に設立
2014年に設立
2015年に設立 PT. Sanyo Trading Indonesia
2017年に設立
2020年に設立
※青色は連結対象
33
事業ポートフォリオ 参考資料
売上高 営業利益
その他 その他
0.2% 1%
海外現地
海外現地
法人 化成品
法人
化成品 15% 24%
24%
40%
機械資材
機械資材
60%
36%
セグメント別 売上実績 セグメント別 営業利益実績
2020年9月期 (金額単位:百万円) 2020年9月期 (金額単位:百万円)
海外現地 海外現地
化成品 機械資材 その他 化成品 機械資材 その他
法人 法人
30,508 27,205 18,227 114 1,353 3,333 839 72
(注) 調整前 (注) 調整前
34
セグメント区分 参考資料
弊社は以下の3つのセグメントを軸として、国内外で様々な事業を展開しております。
※子会社は連結ベース
化成品セグメント 機械資材セグメント
ゴム事業部 産業資材第一事業部
産業資材第二事業部
化学品事業部
機械・環境事業部
科学機器事業部
国内子会社 国内子会社
日本フリーマン、コスモス商事、ワイピーテック
ケムインター、三洋ライフマテリアル
三洋機械工業、日本ルフト
海外現地法人セグメント
アメリカ、メキシコ、中国、タイ、ベトナム、インドネシア
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各事業部の強みと特徴 参考資料
ゴム事業部 取扱い商材例とその最終製品例
合成ゴム(ブチルゴム、NBR、シリコーンゴム等)、 当社
主要取扱商材 ゴム充填材(放熱材、特殊クレー、難燃剤等)、
可塑剤、熱可塑性エラストマー・樹脂等
主要販売先業界 自動車、情報機器等 ゴム補強・充填材
合成ゴム 熱可塑性エラストマー・樹脂
タイヤ、自動車部品(内外装部品、防振ゴム、
主要用途 ホ ー ス 、 オ イ ル シ ー ル 等 ) 、 OA 部 品 ( 各 種
ロール等)、医療関連商品等
注力分野 海外連携
各製造メーカー
特徴・強み
⚫ 1952年 日本で最初に合成ゴムを輸入。ゴム産業に係る幅広い商品を取 ウエザーストリップ
扱う
防振ゴム
⚫ 取引先は国内タイヤ、工業用ゴム製品の主要メーカーをほぼ網羅
⚫ 合成ゴム、充填剤等の一般原材料のみならず、特殊ポリマー、配合剤等、
多彩な商品を取扱う
⚫ 技術系営業員によるユーザーへの技術支援、共同開発も可能
⚫ 安定供給を維持するためのロジスティクス分野でも実績と経験を保有 ゴムホース ベルト タイヤ
⚫ 顧客の海外進出にも対応可能なネットワークを構築
主な仕入先 主な取扱商品 特徴
ARLANXEO/Lanxess 各種合成ゴム、可塑剤 世界No.1の合成ゴム総合メーカー、幅広い製品群を安定供給
KaMin 特殊クレー タイヤ、工業用ゴム部品で性能向上と低コスト化を両立させる戦略商品
ダウ・東レ シリコーンゴム 耐熱性に優れ、OAロール・自動車部品・医療用部品等幅広い用途
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各事業部の強みと特徴 参考資料
化学品事業部 取扱い商材例とその最終製品例
塗料・インキ用添加剤等、各種樹脂、 当社
主要取扱商材 高機能性フィルム、医薬中間体/API、
電子材料、
主要販売先業界 化学、建材、自動車、電子機器等 塗料・インキ プラスチック 医薬中間体/API
主要用途 塗料、インキ、プラスチック、フィルム、医薬等
注力分野 UV塗料原料、高機能性フィルム
各製造メーカー
特徴・強み
⚫ 高付加価値のファインケミカルを取り扱う
太陽電池用封止材
⚫ 医薬中間体/API、太陽電池関連、環境対応型商品など、医薬、
エネルギー、環境向けにライフサイエンス商品も展開
⚫ 優 れ た ロ ジ ス テ ィッ ク ノウ ハ ウ で の 物 流 サ ー ビ ス 、 在庫 販売 及 び
きめ細やかな技術サービスを提供 各種フィルム
水処理関連
⚫ 海外仕入先にてトレーニングを受けた営業員による高付加価値商
品の提案、用途開発ならびに技術支援
壁用塗料 電子材料原料 医薬品
主な仕入先 主な取扱商品 特徴
Shamrock 各種ワックス インキ・塗料用の高性能ワックス
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各事業部の強みと特徴 参考資料
産業資材第一事業部
産業資材第二事業部 取扱い商材
自動車シート用本革、シートヒーター、
シートヒーター ランバーサポート レザーシート
主要取扱商材
ランバーサポート、センサー等
主要販売先業界 自動車関連
主要用途 自動車用内装部品(主として高級車)
エアーバッグ用センシングデバイス、空調シート(温・
注力分野
冷風)
特徴・強み
⚫ 新車の開発段階からデザインの提案や性能開発・改良に参加
⚫ 受注→開発→立ち上げ→量産管理→旧型補給品対応 まで
一貫して対応する体制
⚫ 自動車メーカー及びTier1との深い関係構築
⚫ 皮革シートの厳しい納入基準をクリア
⚫ 契約獲得できればその生産期間は売上が見通しやすい
シートセンサー シート用モーター
主な仕入先 主な取扱商品 特徴
GST/Seton Autoleather 自動車用の本革 デザインから自動車メーカーと共同開発
Gentherm シートヒーター カーボンファイバー仕様の市場を独占
L&P Group ランバーサポート 高い技術力で世界市場で大きなシェアをもつ
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各事業部の強みと特徴 参考資料
機械・環境事業部 取扱い商材
ペレットミルおよび関連部品、木質バイオマス関連機器
主要取扱商材
畜産関連資材
⚫ ペレットミル;飼料、エネルギー、リサイクル
主要販売先業界 ⚫ 木質バイオマス関連機器;地方公共団体 等
⚫ ペレットミル;飼料製造、固形燃料(ペレット)製造
主要用途 ⚫ 木質バイオマス関連機器;電力、熱供給
注力分野 木質ペレットガス化熱電併給装置
CPM社 ペレットミル 各種ペレット
特徴・強み
CPM社製ペレットミル
⚫ 日本総代理店として60年以上の歴史
⚫ 飼料用ペレットミルのシェアは9割以上
⚫ メンテナンス部隊による保守点検
⚫ 自動制御装置のソフト開発およびカスタマイズ化で他社の輸入品と差別化
木質バイオマス関連機器
⚫ 独ブルクハルト社製。 木質ペレットとのシナジー効果を期待
⚫ 再生エネルギー利用、地域振興の政策意義 ブルクハルト社 熱電併給ユニット ブルクハルト社 ガス化ユニット
主な仕入先 主な取扱商品 特徴
⚫ 飼料、餌料においては固形化により自動給餌が可能
CPM ペレットミル
⚫ 保管と輸送費の節減が可能
ブルクハルト 木質ペレットガス化熱電併給装置 ⚫ 再生可能エネルギーとして、熱電併給が可能
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各事業部の強みと特徴 参考資料
科学機器事業部 取扱い商材
各種検査・試験機器(摩擦試験機、金属分析
主要取扱商材 器、ガス分析計、耐候性試験機、バイオセンサー、
表面物性試験機等)・医療機器
国立研究所、防衛省、大学、石油、化学、
主要販売先業界
自動車、製薬等
主要用途 研究開発、品質管理、判別、危機管理
バイオリアクター
注力分野 バイオリアクター、医療機器 ガス分析装置
特徴・強み
⚫ 特定の分野ではなく、公官庁、民間企業とも幅広い分野に顧客を
有する
⚫ 海外の先端技術を有する多くのメ ーカーの優れた商品を国内に
輸入、販売を行う
⚫ 保守サービス専門子会社を保有している
⚫ 自社ブランド商品の開発と輸入機器のカスタマイズを得意とする
耐候性試験機 摩耗粉分析装置
主な仕入先 主な取扱商品 主な仕入先 主な取扱商品
FALEX 摩擦試験機 Q-LAB 耐候性試験機
SPECTRO INC. 潤滑油劣化診断機器 PICARRO 温室効果ガス・同位体比分析計
PRESENS 非破壊酸素濃度計 ASI 二次イオン質量分析計
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各事業部の強みと特徴 参考資料
海外現地法人
ゴム 化学品 産業資材 三洋物産貿易(上海)
Sanyo Corporation of America(米国)
北米地域 主力商材
Sun Phoenix Mexico(メキシコ) ⚫ 自動車内装用部材
⚫ 化成品
三洋物産貿易(上海)有限公司(中国) 注力分野
⚫ リチウム電池材料
Sanyo Trading Asia Co., Ltd.(タイ)
アジア地域 ⚫ 工業用接着剤
Sanyo Trading(Viet Nam)Co., Ltd.(ベトナム)
PT.Sanyo Tradng Indonesia(インドネシア)
Sanyo Trading Asia(タイ) Sanyo Corporation of America (米国)
主力商材 主力商材
⚫ 高機能性フィルム
⚫ 自動車向けゴム原材料
⚫ 吸水性ポリマー
⚫ 自動車内装用部材
⚫ 自動車内装用部材
⚫ 化成品
⚫ ゴム副資材
注力分野 注力分野
⚫ 高付加価値フィルム
⚫ 高機能電材添加剤
⚫ メキシコ現地法人との連携
⚫ アジア複数現地法人との連携
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上場来の株価推移 参考資料
(修正後/円)
1,800 70
1→2分割 65
1,600
60
1,400 55
50
1,200 45
(億円)
1,000 40
35
800 30
600 25
20
400 15
10
200 月間売買代金
(右目盛) 5
0 0
12/10 13/10 14/10 15/10 16/10 17/10 18/10 19/10 20/10
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IRに関するお問い合わせ先
三洋貿易株式会社 経営戦略室長 大谷 隆一
電話:03-3518-1111 e-mail:ir@sanyo-trading.co.jp
将来見通し等に関する注意事項
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るものではありません。また、将来における当社の業績が、現在の当社の将来予想と異なる結果になること
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