3159 丸善CHI 2019-03-15 15:00:00
2019年1月期 決算発表ご説明資料 [pdf]
2019年1月期
決算発表ご説明資料
(当社第9期 2018年2月1日∼2019年1月31日)
丸善CHIホールディングス株式会社
2019年3月15日
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1. 当社の体制図
1
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2. 当期・2019年1月期 業績サマリー・期初予想比
当期売上高は、期初予想に対して文教市場販売事業、店舗・ネット販売事業、出版事
業において厳しい市場環境や自然災害の影響を受けたものの、公共図書館向けサポー
ト事業や総合保育事業及びパソコンの修理等のその他事業が堅調に推移し、期初予想
を1.2%上回った。
比較的粗利率の高い商品での売上増や、設備・内装事業関連の粗利率改善が想定以上
に進んだことで、営業利益は期初業績予想との比で127.6%となり、経常利益は129.8%
となった。
親会社株主に帰属する当期純利益は、期初に計画していなかった特別利益の計上も
あったことで、24.2億円となり、期初予想から約12.2億円の増となった。
◆2018年2月1日〜2019年1月31日 (単位:百万円)
親会社株主に帰属
【2019年1月期】 売上高 営業利益 経常利益 する当期純利益
業績予想値 175,000 2,500 2,400 1,200
(2018年3月15日発表)
実績(本日発表) 177,041 3,191 3,116 2,424
対業績予想 増減 2,041 691 716 1,224
対業績予想 比率 101.2% 127.6% 129.8% 202.0%
2
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2. 当期・2019年1月期 業績サマリー・前年比
前年との比較で、売上高は、公共図書館向けのサポート事業や、その他セグメントの総
合保育事業及びパソコンの修理等の事業が堅調に推移したものの、店舗・ネット販売事
業における退店の影響などにより、前年比99.3%となった。(期初に予想した計画との
比では101.2%)
当期営業利益は、文教市場販売事業、その他事業の店舗内装業において粗利率の改善が
進んだこと、図書館サポート事業で業務改善が効果を上げたこと、さらに店舗・ネット
販売事業が販管費の削減等で収益改善が進んだことで、前年比138.7%、約8.9億円の増
益となった。
親会社株主に帰属する当期純利益は、前期において、店舗・ネット販売事業で資産除去
債務の見直しにより減損損失を計上したこと、また今期特別利益の計上があったことか
ら約27億円の大幅な増益となった。
◆2018年2月1日〜2019年1月31日 前年同期比 (単位:百万円)
親会社株主に帰属
【2019年1月期】 売上高 営業利益 経常利益 する当期純利益
前年同期実績 178,349 2,301 2,255 △321
(2018年1月期)
当期実績
177,041 3,191 3,116 2,424
(2019年1月期)
対前年同期 増減 △1,307 889 861 2,745
対前年同期 比率 99.3% 138.7% 138.2% ー%
3
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2. 業績サマリー 推移表(連結)
(単位:百万円)
200,000 4,000
150,000 2,000
100,000 0
50,000 -2,000
0 -4,000
2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
1月期 1月期 1月期 1月期 1月期 1月期 1月期 1月期 1月期
売上高 115,270 176,013 172,289 163,337 168,812 175,137 178,405 178,349 177,041
営業利益 -1,255 5 1,172 1,473 2,024 2,204 2,032 2,301 3,191
当期純利益 -1,273 -3,096 416 904 845 1,025 539 -321 2,424
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3. 当期・2019年1月期のセグメント損益(連結)
◆2018年2月1日〜2019年1月31日
(単位:百万円)
売 上 高 営業利益
連 結
当期 前期 対前比 当期 前期 対前比
文教市場販売事業 59,335 60,655 97.8% 3,239 3,123 103.7%
店舗・ネット販売事業 74,046 75,683 97.8% 33 △326 ---
図書館サポート事業 26,486 25,155 105.3% 2,046 1,628 125.7%
出版事業 4,300 4,318 99.6% 0.5 40 1.5%
その他事業 12,872 12,535 102.7% 623 379 164.2%
消去又は全社 --- --- --- △2,752 △2,543 ---
合 計 177,041 178,349 99.3% 3,191 2,301 138.7%
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4. 主要事業 ①文教市場販売事業
(単位:百万円)
売上高 営業利益
書籍売上が厳しく推
2019年
59,335 3,239 移し売上高は前年比
1月期
△2.2%となった。
△1,320 116
対前比 一方、比較的粗利益
(97.8%) (103.7%)
の⾼い商品の伸⻑
や、設計施工事業等
売上高 営業利益
における粗利益率の
80,000
2,994
3,123 3,239
3,500
改善効果もあり、営
61,055 60,655
3,000 業利益は前年比+
59,531 59,547 59,335
60,000
2,500 3.7%の増益となっ
た。
2,000
40,000
1,808 1,500
1,562
1,000
20,000
500
0 0
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
1月期 1月期 1月期 1月期 1月期
6
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4. 主要事業 ②店舗・ネット販売事業
(単位:百万円)
売上高 営業利益
3店舗閉店や自然災害の
2019年 影響もあったことで、
74,046 33
1月期 売上高は前年比約16億
△1,637 360 円の減収となった。
対前比
(97.8%) (---) 原価改善、販管費の削
減に努めた結果、前年
売上高 営業利益
比約3.6億円の増益とな
100,000 500
り、セグメント営業利
益は⿊字転換。
33
76,382 75,683
73,993 75,223 74,046
0 2019年1月末時点にお
-64 ける店舗数は
-335
50,000
-326
-500
「MARUZEN」「ジュ
ンク堂書店」ブランド
以外の店舗名を含め、
-1,000
-978
90店舗となっている。
0 -1,500
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
7 1月期 1月期 1月期 1月期 1月期
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4. 主要事業 ③図書館サポート事業
(単位:百万円)
売上高 営業利益 当期末の図書館受託館数
は期初と同数であった
2019年
26,486 2,046 が、比較的規模の大きな
1月期
図書館の新規受託があっ
1,331 418 た影響で、売上高は前年
対前比
(105.3%) (125.7%) 比+5.3%の増収となっ
た。
売上高 営業利益
30,000 2,500 営業利益は、人件費増の
26,486
2,124 25,155 基調が続く厳しい状況の
2,000 22,801 2,000 中、業務の改善・効率化
20,669
20,000
19,269 1,935 2,046 に継続的に取り組んだこ
1,628 1,500 となどにより、前年比+
25.7%の増益となった。
1,000
10,000
500
0 0
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
8 1月期 1月期 1月期 1月期 1月期
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4. 主要事業 ④出版事業
(単位:百万円)
当期は、企画段階から、
売上高 営業利益 タイトルごとの販売予想
2019年 をさらに厳しく見積もっ
4,300 0.5 たこともあり、児童書分
1月期
野及び専門書分野をあわ
△17 △39 せて、236点の新刊刊行
対前比
(99.6%) (1.5%) (前年245点から9点減
売上高 営業利益
少)となった。
6,000
362
400 その結果、売上高は前年
325 比99.6%の減収となっ
4,714 4,571 4,467 4,318 4,300 300
た。
4,000
営業利益は、上記減収の
200
影響や、過年度の新刊の
在庫引当及び返品調整引
2,000 160 当等の原価増により約58
100 万円であった(前年比
1.5%)。
40
0
0 0
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
9 1月期 1月期 1月期 1月期 1月期
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4. 主要事業 ⑤その他事業
(単位:百万円)
売上高 営業利益 総合保育サービスの㈱明
2019年 日香及びグローバルソ
12,872 623 リューションサービス㈱
1月期
(ともにTRC子会社)が
337 243
対前比 順調に業績を伸ばし売上
(102.7%) (164.2%) 高は前年比102.7%と
売上高 営業利益 なった。
18,000 1,000 店舗内装業(丸善雄松堂
15,125 ㈱)において、粗利率の
15,000 13,698
12,535 12,872 改善が進んだ結果、営業
12,000 11,304
755 利益は前年比164.2%
623
と、増益となった。
9,000 500
518
6,000
378 379
3,000
0 0
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
10 1月期 1月期 1月期 1月期 1月期
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5. 来期・2020年1月期(当社第10期)業績予想
文教市場販売事業、図書館サポート事業においては、紙と電子のハイブリッド型図書館の
拡大による利便性の向上、業務受託で提供する機能・サービスの拡張による付加価値向
上、大学や地域のコミュニティ活性化のための施設環境のデザイン力強化など、「学び」
や「暮らし」をサポートし、より豊かにする提案により事業拡大を目指します。
店舗・ネット販売事業は当期において営業⿊字転換を果たすことができましたが、継続す
る厳しい市場環境において、「これからの社会を生きる生活者に必要とされる書店」とし
て変革を進める必要があります。効率的店舗運営に向けた業務改善を継続していくほか、
マーケティングデータの活用と提案力のある棚づくり、生活者の暮らしや仕事のニーズに
応える商品の多角化や、棚企画やイベントを通じた場作りなど、書店としての業態改革を
進めて参ります。
売上高については、市場の厳しさもあり、微増にとどまる予想ですが、上記の取り組みに
より、営業利益、経常利益は増益を見込みます。一方、親会社株主に帰属する当期純利益
については2019年1月期に特別利益があった影響で減益となる見込みです。
(単位:百万円)
親会社株主に帰属する
【2020年1月期予想】 売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
通期業績予想 178,000 3,250 3,150 2,150
959 59 34 -274
当期実績との比較
100.5% 101.8% 101.1% 88.7%
[2019年1月期通期実績] 177,041 3,191 3,116 2,424
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ご参考資料
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当期のトピックス
2月 丸善雄松堂が大学公開講座管理システム販売・保守のセカンドアカデミー(株)を子会社化
3月 丸善雄松堂、アイセック・ジャパンとの販売代理店契約を締結し、講義や講演等の音声を即時
に文字で配信するリアルタイム字幕サービスを開始
4月 丸善ジュンク堂書店、Ponta及びdポイントとポイント連携開始
5月 図書館流通センターが受託する長崎市立図書館で開館10周年、来館者1,000万人達成を記念
しクラウドファンディングで地域一体となったイベントを実施
6月 図書館流通センター、立命館大学、EBSCOとともに長崎市立図書館で、図書館が提供する
様々なリソースを同一のインターフェイスで検索できるディスカバリーサービスの運用を開始
7月 図書館流通センターが提供する電子図書館サービス「LibrariE&TRC-DL」がECCジュニア
電子図書館で採用
7月 図書館流通センターが受託する大和市文化創造拠点「シリウス」(2016年11月オープン)
で来館者500万人を突破
8月 丸善ジュンク堂書店、全国の店舗でPonta及びdポイントを導入
11月 図書館流通センター、図書館のない久米島町で沖縄県初の電子図書館サービス開始
12月 丸善ジュンク堂書店、スマホアプリ決済サービス「楽天ペイ」を全国73店舗で導入
1月 丸善創業150周年
1月 丸善ジュンク堂書店、スマホアプリ「honto with」を活用した近刊書籍の予約&店頭受取
サービス開始
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新規出店・リニューアル店舗
丸善ジュンク堂書店店舗情報
2月 ジュンク堂書店 梅田ヒルトンプラザ店閉店
3月 ジュンク堂書店 松戸伊勢丹店閉店
3月 ジュンク堂書店 名古屋店、名古屋栄店に文具売場オープン
3月 ジュンク堂書店 松山店で文具売場オープン
5月 丸善 関西国際空港店閉店
7月 ジュンク堂書店 南船橋店リニューアルオープン
8月 ジュンク堂書店 三宮店リニューアルオープン
(三宮店) (南船橋店)
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丸善創業150周年記念事業
2018年11月 丸善創業150周年記念サイトオープン
11月∼ 丸善出版 創業150周年記念出版第1弾刊行(2019年1月まで
に4冊刊行)
2019年1月 丸善150周年記念フェア∼次の半世紀まで読み継ぎたい丸善の
本∼(展示・販売)
1月 特製リーフレット「丸善はじめ物語」
丸善ジュンク堂書店店頭にて配布
1月 「檸檬」初版カバー販売等オリジナル出版企画
1月 「學鐙」1897-2018 電子ブック発売
1月 全国の丸善、ジュンク堂書店店員とhonto会員の投票による
文庫・新書復刊企画
2月 著者・編集者と読者をつなぐ
「日本橋BOOKCON2019」開催
2月 万年筆、ペンケース、
手ぬぐいなどの記念文房具第一弾発売
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本資料には、当社および当社グループの将来についての計画や戦略、業績に関する予想および
見通しの記述が含まれています。
これらの記述は、当社が現時点で入手可能な情報に基づき当社で判断した予測であり、潜在的
なリスクや不確実性が含まれています。
そのため、様々な要因の変化により、実際の業績や結果とは大きく異なる可能性があります。
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