3121 マーチャント 2021-06-07 15:30:00
新中期経営計画策定のお知らせ~「Develop the New Market」(2022/3 期~2024/3 期)~ [pdf]

                                                                http://www.mbkworld.co.jp


                                                                    2021 年 6 月 7 日
各   位
                                         会 社 名   マーチャント・バンカーズ株式会社
                                                  代表取締役社長兼 CEO           一 木         茂
                                                        (コード 3121 東証 2 部)
                                         問合せ先     取締役 CFO 兼財務経理部長 髙 﨑 正 年
                                                              (TEL 03-5224-4900)



                       新中期経営計画策定のお知らせ
              ~「Develop the New Market」(2022/3 期~2024/3 期)~


 当社グループは、コア事業であるマーチャント・バンキング事業において不動産投資・企業投資に加えブロッ
クチェーン技術によるテック事業(不動産テック、メディカルテック、NFT プラットフォーム等)の伸長による
次期 3 ヶ年中期経営計画を策定いたしましたのでお知らせいたします。

                                   記

1. 中期経営計画の戦略ポイント:
  環境認識:日本国内は、少子高齢化の中で世界的な新型コロナ感染拡大によるインバウンド需要の消滅から飲
  食・宿泊・旅行等のサービス産業に甚大な影響を及ぼしております。不動産市場におきましても百貨店等の大
  型商業施設の撤退、観光都市の低迷による地方不動産価格の下落、空き家問題等、アフターコロナを見据えて
  も需要の大幅喚起には、かなりの時間を要すると認識しております。また、人口減少の中で少子高齢化による
  中小企業経営者の高齢化も事業継承の問題、廃業問題等の中で体系的な解決策が必要とされております。一方
  で、デジタル化の急速な波は、ECによる通販市場の拡大、キャッシュレス・ペーパーレスによる売買市場の
  拡大であらゆる業種においてデジタル化の波は急速に進んでおります。デジタル化を促進する技術としてブロ
  ックチェーン技術はセキュリティ(改ざん不可能)      、トレーサビリティ、情報共有のオープン化、低コストの
  画期的な技術であります。当社は、2017 年よりブロックチェーン技術に着目し、エストニアの暗号資産交換所
  「ANGOO FINTECH」の運営を行い決済手段に暗号資産・法定通貨双方の活用可能な機能を持ちました。またブ
  ロックチェーン技術を基に日本国内不動産の国内外投資家向けに不動産プラットフォームを構築し既に実績
  を上げております。また、ブロックチェーン技術によつ医療エコシステムの構築、NFT売買プラットフォー
  ムの構築を急いでおります。      ブロックチェーンの市場規模は 2020 年で 36.7 億US ドル(約 4,000 億円) 2021
                                                                   で
  年から 2028 年に掛けては年平均成長率 82.4%成長が見込まれております(Grandview Research 社)  。

  <中期経営計画の事業方針並びに財務・資本政策>
1)マーチャント・バンキング事業 (売上高計画 21/3 期 9.3 億円 → 24/3 期 20 億円)
 ・不動産投資事業:安定的な居住用の賃貸収益物件の積み上げと在庫入れ替え
 ・企業投資事業:安定的事業基盤のある中小企業の事業継承に伴うM&Aと Value-up によるエグジット
 ・ブロックチェーン・テック事業:成長ドライバーとして、不動産テックプラットフォーム、メディカルテッ
  クプラットフォーム、NFT売買プラットフォームによる仲介・決済等の手数料収益の拡大
    *システム部門強化に向け、事業提携先のインド企業 AKT HEALTH ANALYTICS 社日本法人代表の
     アディティア タラブラガダ氏を社外役員に招聘
                                   -1-
2)オペレーション事業 (売上高計画 21/3 期 6.5 億円 → 24/3 期 7 億円)
 ・給食事業を中心に各商業店舗のオペレーション事業による利益貢献
3)財務・資本政策
 ・自己資本比率 30%以上、ROE12%以上
 ・配当性向は中期的に 30%以上を目標に業績に応じた安定的・継続的な配当を実施

<経営数値目標>
2. 経営数値目標:           2021 年 3 期(実績)            →    2024 年 3 期(目標)
   売上高                 1,635 百万円               →     2,700 百万円
   経常利益                 132 百万円                →       900 百万円
   自己資本比率 %                32.8%               →      30%以上
   ROE %                   ▲1.3%               →      10%以上
   配当性向 %                    -                 →      30%以上

 全国に展開するレジデンス賃貸収益資産(約 100 億円)からくる安定賃貸収益をベースに、企業投資の再生
においても過去の実績を踏まえ中小企業の事業継承問題からくるM&Aを積極的に進め、IT化促進等による
中小企業の Value-up を進め投資収益を上げていきます。ブロックチェーン・テック事業においては、2021 年
度に不動産プラットフォームに続いて医療エコシステム、NFT売買プラットフォームを立上げ収益化を目指
していきます。このブロックチェーン技術は企業投資の Value-up にもつながってまいります。オペレーショ
ン事業におきましては、安定成長を目指しております。中期的な成長ドライバーは、M&Aを含む企業投資事
業、利益率の高いブロックチェーン・テック事業の伸長を計画しております。

<業績目標>                                                          (単位:百万円)
                        2021/3 期         2022/3 期    2023/3 期     2024/3 期
                          実績               計画          目標           目標
   売上高                     1,635            1,850      2,250        2,700
   マーチャントバンキング事業
     不動産投資                   926            1,000      1,150        1,300
      企業投資(M&A)               50              100        200          300
      ブロックチェーン・テック            10               50        200          400
   オペレーション事業                 649              700        700          700
   営業利益                      219              300        500        1,000
   経常利益                      132              200        400          900
    経常利益率 %                  8.0             13.5       20.0         35.0
   当期純利益                    ▲44               130        260          580
   EPS 円                   ▲1.58             4.66       9.32        20.80
   1 株当たり配当金 円              2.00             2.00       4.00         7.00
   配当性向    %                   -             42.9       42.9         33.7

                                                                             以 上




                                   -2-
 マーチャント・バンカーズ(株)
 新中期経営計画 (2022/3期~2024/3期)
「Development the New Market」

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 Jun 7, 2021                   東証2部(コード:3121)
新中期経営計画:事業方針
■日本の抱える問題解決に向けたソリューション提供による、企業価値の拡大を目指す。

                      環境認識とビジネス機会           当社事業方針
マーチャント・バンキング事業       ・国内需要不足による不動産低迷    安定収益をベースに②企業投資事
                     ・デジタル化の進展          業と③ブロックチェーン・テック事業拡大

  ①不動産投資事業           ・地方不動産への需要不足、空き家 ・レジデンス中心の安定収益不動
                     問題、中古流通市場への需要喚起  産の取得と、テック事業との協業

  ②企業投資事業            ・経営者高齢化による事業継承問題 ・M&Aによる企業投資とValue-up

  ③ブロックチェーン・テック事業   ・デジタル(DX)化へのニーズ    ・ブロックチェーンによる不動産テック、
                     ・グローバル市場へのアクセス     メディテック、NFT展開

オペレーション事業            ・アフターコロナに向けた効率運営 ・既存事業の安定的成長を目指す
                     ・人手不足


                                                               2
 過去からの業績推移
 ■前期(2021/3期)は、新型コロナ禍の影響を受け、ホテルオペレーション事業から完全撤退したため、売上は減収
 となったが、経常利益ベースでは増益を確保
 ■財務基盤も強化できてきており、自己資本比率は33.0%まで改善。

                          売上高         経常利益
(百万円)                                                                  (百万円)              総資産         純資産           自己資本比率%
 4,000                                                         200
                                                                       12,000                                 11,115                           100
         3,423                                                                                                           10,858     10,517
                                                         132                                        9,935
                                                                       10,000
 3,000                                         108
                  2,555                    2,448
                                                                        8,000
             37
                                  1,935                                          52.4%     49.0%     32.5%     31.4%      32.4%      33.0%
 2,000                    1,794       ▲4                       0                          6,398
                      ▲ 23                           1,635              6,000

                                                                                5,339
                                                                        4,000                         3,240      3,508      3,529      3,473
                                                                                  2,797     3,137
 1,000

                              ▲ 156                                     2,000

    0                                                          ▲ 200
                                                                           0                                                                   -100
         2016/3. 2017/3. 2018/3. 2019/3. 2020/3. 2021/3.
                                                                                2016/3.   2017/3.   2018/3.    2019/3.    2020/3.   2021/3E


                                                                                                                                                      3
マーチャント・バンキング事業(不動産投資)
          ■全国に25棟の不動産賃貸ビル保有
          (約100億円)
          ■年間家賃収入(約7億円、5~6%利回り)
          ■賃貸マンションが中心でコロナ禍の影響無し
          ■今後、優良物件あれば積極購入
          ■不動産テック事業との連携




                                  4
マーチャント・バンキング事業(企業投資)
 社長年齢別に見た、後継者決定状況   ■当社は企業投資においては、国内外において実績を上げている。
                              M&Aの実績例として、旭工業(株)を
                              連結子会社化しValue-upしエグジット。




 事業継承M&Aの推移         ■令和3年3月1日から改正会社法による株式交付制度が創設。
                      事業継承問題に悩む中小企業のM&Aを
                      積極的に株式交付等も活用し推進。



                                                       5
マーチャント・バンキング事業(ブロックチェーン・テック事業)
■世界のブロックチェーンテクノロジーの市場規模は2020年         ■2020年のNFT市場規模は3.4億米ドル(約
に36.7億米ドル。2021年から2028年にかけて82.4%の      370億円)市場で、前年比2.4倍の伸び。NFT は
複合年間成長率(CAGR)で拡大予想。(出所:               暗号通貨とは異なります。具体的には、非ファンガル
Grand View Research社                  トークンは、ビデオゲーム資産、芸術作品、収集可能
https://www.grandviewresearch.com/)   なカードや画像、またはブロックチェーン上に保存および
                                      管理されるその他の「ユニークな」オブジェクトです。




                                                                   6
デジタル化による新流通市場の構築
マーチャントバンキング事業
                           新たな成長ドライバー
      不動産投資        ● ブロックチェーン技術(安心・安全、本物担保)
    企業投資(M&A)          アディティア氏(社外役員:インド先端IT技術)
                   ● 暗号通貨を含む決済手段(ゼキュア・利便性)
  ブロックチェーン・テック
                      ANGOO FINTECH / MBKコイン
   ・暗号資産交換所        ● MBKプラットフォーマー(上場企業)
   ・不動産テック
   ・メディテック          (不動産・メディカル・NFTプラットフォーム)
   ・NFTプラットフォーム   ● グローバルな流通市場の拡大

 オペレーション事業
                   当社IT特別顧問タラプラガダ アデイテイア
                   (株式会社 Interact 代表取締役社長)


                                                 7
ブロックチェーン・テックビジネスモデル
• 2021/3期は、新型コロナ禍の影響を考慮し、ホテルオペレーション事業から完全撤退
• 次期成長に向けたブロックチェーン技術による「不動産プラットフォーム」、「NFTプラットフォーム」を構築

                            海外                                                                     日本国内
                                                                        50%
              Estonian Japan Trading Company AS
                  (Nasadaq Balic上場会社)
                                                                               50%                                       筆頭株主
                暗号資産交換所運営
                                                                              100%
                                 MBK               MBK ASIA Hong Kong
                                 COIN

     Wallet                 BTC,法定通貨                                                                              100%
     作成                     ⇒USDT                                                                       MBK ASIA Hong Kong
                                                    MBK REALTY
                                                  (海外投資家専用)
                            API連携
                                                                                      MBK REALTY                         DIGITAL NFT
                                                  ブロックチェーンデジタル
                                                                                      (国内専用)
MBK COIN購入                          MBK           資産取引プラットフォーム
(USDTペッグ)                           COIN                                                                                 NFT ECサイト
 MBK                                                    不動産                            医療テック
 COIN
                                    BTC
                                                                                      (国内専用)                              お宝もの
       投資家                                               NFT
                                                                                                                    ネット画像・音楽
                                                                                           決済手段
                                    ETH               SMARTCON                       BTC          ETH
                                                                                                                         ゲーム・IP
                                                        その他
                                                                                                                     車・家具等実物
                                                                                                                                       8
  ブロックチェーン・テック:不動産テック
  ■ 子会社MBKブロックチェーンによる、海外向け日本不動産のプラットフォームの構築
  ■ 今期不動産プラットフォームのバージョンアップを推進

                   MBKトークンによる安心・安全・透明な取引
                           不動産テック
不動産オーナー              「海外向け日本不動産プラットフォーム」
                         (MBKブロックチェーンが開発)
          ペーパーレス
                      ブロックチェーンでの透明性ある不動産取引サイト
                                                           海外投資家・ファンド
          ワンストップ取引




不動産会社
不動産ファンド                                     エストニア暗号資産交換所   キャッシュレス決済
                                                           暗号資産/法定通貨


                                                                        9
  不動産テックのポータルサイトへの発展を目指す
   ■ ①中古不動産へのリノベによる付加価値 ②物件品質・ロケーション・環境等の付加価値向上
   ③暗号資産でも決済可能なグローバル投資家への投資促進によるポータル機能強化
   ■ 日本全国の付加価値物件掲載とグロール投資家との決算可能なポータルサイトへ育成
   ■ 成約時の暗号資産交換手数料、掲載料、物件管理・収益化業務委託料による収益モデルを育成


             ①デザイン・機能性、②環境・ロケーション、③決済機能、④管理・メンテ
MKグループの付加価値不動産


                  直販物件




                 全国業者からの物件
                                       情報発進




                             グローバル配信              10
日本の不動産の抱える問題を解決
■国内の少子高齢化による、空き家問題、地方不動産の疲弊、リゾート・観光地の疲
弊化をMBKは不動産テックで再生を図ります。

             空き家
        ・リノベーション

       ・滞在型セカンドハウ
              ス


                              不動産テック
旅館・ホテ
                   賃貸収益物件
 ル・別荘
                   ・安定利回り投資
・シェアリング投資
                   ・資産分散投資
・利用券の小口
                                       出所:経済産業省データ



                                                     11
メディテック:日本市場向け医療エコシステム開発
                              AKT HEALTH ANALYTICS(インド本社)
                                       RASHMI GURNANI
                                            CEO




                              ラシュミはハイデラバード事務所で働き、製薬事業管理
                              のディプロマと共に臨床研究の修士号を取得。



                                  AKT HEALTH(日本法人)
                           業務提携先 アディティア タラプラガダ氏
                                 代表取締役社長(弊社社外役員)
 Blockchain技術による医療エコシステム
                                                            12
お宝グッズ「NFT売買プラットフォーム」
●NFT(Non-Fungible-Token)とはブロックチェーン上の識別子を保有した非代替性のトークン。
●MBKではお宝グッズ、映画・ゲーム等のNFTからスタートし、アライアンスによりマーケットプレースを拡大




                       NFT売買プラットフォーム
                                    NFTの発行                      NFT
              スタート時
                                                       NFT                   NFT
                                                      所有者                   購入者
                                                               暗号資産
                                                               クレジットカード
アライアンス先               GAME
                                   画像            映画
                                   動画            書籍
                             アート        キャラクター
                              芸術         書籍            手数料収益


                                                                                   13
収益計画
■マーチャント・バンキング事業(不動産投資、企業投資、フロックチェーン・テック)の成長による利益成長


                             売上高(左軸)/           営業利益(右軸)                                    (百万円)
  (百万円)
    3,000
                                                                              2,700     1,200

                                                                               1,000
    2,500                                                  2,250                        1,000
                                                                               700
                               1,850
    2,000                                                                               800
             1,635                                          700
                                                                               [値]
    1,500                        700                        [値]
                                                            500                300      600
               649                                          200
                                 50
    1,000       10               100                                                    400
               50                300
               219
                                                            1,150              1,300
     500       926               1,000                                                  200


       0                                                                                0
            2021/3期実績          2022/3期予                   2023/3期予           2024/3期予

                     不動産投資    企業投資        ブロックチェーン・テック        オペレーション事業   営業利益

                                                                                                    14
配当方針
• 安定配当を前提に、成長への内部留保と株主還元の継続性を基本方針

 (円)
                                 配当金の推移                                (%)
  25                                                                   0.5
                                                        20.8           0.45
  20                       42.9%                42.9%
                                                                       0.4
                                                                       0.35
  15                                                           33.7%
                                                                       0.3
                                       9.32
  10                                                                   0.25
                                                                 7
                                                                       0.2
                    4.66                          4
  5
                2            2                                         0.15
                                                                       0.1
  0
          2021/3期   2022/3期予               2023/3期予     2024/3期予       0.05
       -1.58
  -5                                                                   0
                    EPS(円)         配当(円)       配当性向%



                                                                              15
                                      【お問い合わせ先】

                                      マーチャント・バンカーズ株式会社
                                      取締役CFO兼財務経理部長
                                      髙﨑   正年
                                      TEL:03-5224-4900

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