3121 マーチャント 2021-05-14 19:10:00
2021年3月期 決算・補足説明資料 [pdf]
マーチャント・バンカーズ(株)
2021年3月期 決算説明資料
May 14, 2021
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東証2部(コード:3121)
2021年3期 決算総括
■ 業績面: 新型コロナ禍の影響、米ドルステーブルコインの売上未計上で通期業績未達
①マーチャント・バンキング事業:全国25物件のレジデンス賃貸収益物件は、新型コロナによる影響を受けず、継続して安定
的な収益源を維持。エストニア暗号資産交換所運営に伴う預かり手数料(米ドル連動のステーブルコイン)の換金化が進ま
ず、売上未計上となり、通期業績予想には届かず。ブロックチェーン技術による不動産テック、メディカルテックプラットフォームの構築
と、MBKコインによるNFT(非代替性トークン)ECサイト構築に着手。
②オペレーション事業:長期化する新型コロナの状況下で、ホテルオペレーション事業は11月に完全撤退。当社保有の「R
ホテルイン北九州」においては、自社運営を継続し付加価値を上げ、将来売却予定。商業施設内の催事場でのファッンションブ
ランド販売のケンテンはコロナ禍で堅調に需要取込み、持分適法子会社のアビスジャパンも既存のLED事業に加え、「空き
家対策事業」をスタート,またコロナ禍での撤退店舗に伴う現状復帰工事が順調に推移。
■ 事業面:
①MBKコイン並びに主要暗号資産取引可能な、海外投資家向け不動産プラットフォーム「MBK REALITY」をローンチ。
香港上場企業の L & A International Holdings Limited(HKSE: 8195)と越境不動産取引において業務提携。
②ブロックチェ-ン技術を基にお宝グッズの「NFTバンカーズ」( https://nft-bankers.com/ )への取組を開始。2021 年
7 月中にブロックチェーンを実装し、海外のNFT売買プラットフォーム同様、ユーザーのウォレットと直結し、NFTトークンの所
有者や売買履歴をトレースできる、本格的なNFT売買プラットフォームを構築予定。
2
2021年3月期 決算サマリー
■ 期初業績予想に対しては未達となったものの、新型コロナ禍の影響でのホテル運営事業の撤退はあったものの、
前期比では、営業利益・経常利益スでは増益となった。受領済み米ドル連動型ステーブルコイン196.4万枚分(約2
億円)の換金化が想定通りに進まず売上未計上となった。
■ ホテル事業撤退損等により、当期純利益は▲44百万円のとなった。配当金は予定通り2円とする。
(百万円) 2020/3期 構成比 2021/3期 2021/3期 構成比 予想比 前期比
% % % %
実績 予想 通期予想
売上高 2,448 100% 2,500 1,635 41.8% ▲34.6% ▲33.2%
マーチャント・バンキング 1,370 56% - 986 60% - ▲28.0%
オペレーション 1,077 44% - 649 40% - ▲39.7%
営業利益 215 8.8% 600 219 13.4% ▲63.5% +1.9%
経常利益 108 4.4% 500 132 8.1% ▲73.6% +22.2%
当期純利益 83 3.4% 300 ▲44 - - -
3
四半期毎の売上推移
(百万円)
2018年度 2019年度 2020年度 四半期売上
1,000 867
800 ホテル事業撤退 685
549 590
600 468 459 489
429 437
363 379
400 303
200
0
1Q 2Q 3Q 4Q
四半期累計売上
2018年度 2019年度 2020年度
3,000
2,448
2,500
1,935
2,000 1,635
1,581
1,446
1,500
1,045
897 896
1,000 666
468 459
500 303
0
1Q 2Q 3Q 4Q
4
四半期毎の営業利益の推移
(百万円)
2018年度 2019年度 2020年度
四半期営業利益
250 216
200
150 ホテル事業撤退 114
100 65
47 32 39
50 22 30
6 4
0
-50 1Q -5 2Q 3Q 4Q
-39
-100
四半期累計営業利益
2018年度 2019年度 2020年度
400
215 219
200 150
103
64
22 30 17 36
3
0
1Q 2Q -35 3Q 4Q
-39
-200
5
マーチャント事業活動と活動主要リリース(1)
マーチャント事業
不動産・不動産テック関連
不動産テック / 暗号資産取引所 / MBKコイン
4/12 香港上場企業L&A internationalと業務提携
3/29 香港子会社によるMBKトークンの発行
3/1 不動産テック「MBK Realty」のオープン
2/15 販売用不動産の売却により2億円の売却益計上
11/9 アスミ建設と提携し建設業への取組開始
暗号資産交換所 運営関連
3/24 海外子会社EJTC社のNasdaq Baltic上場
2/22 エストニア暗号資産交換所Interact techsol社と提携
11/4 Ango Fintechによる不動産テックへの取組み
6
マーチャント事業活動と活動主要リリース(2)
お宝グッズ「NTF売買プラットフォーム」2021年7月OPEN予定
マーチャント事業
ブロックチェーン関連事業
4/26 お宝グッズのNTF売買プラットフォーム開始
4/5 IT担当特別顧問としてタラプラガダ・アディ
ティア氏を招聘 当社IT特別顧問タラプラガダ アデイテイア
(株式会社 Block Co+代表取締役社長)
)
3/1 不動産テック「MBK Realty」のオープン
1/12 ブロックチェーンベースの医療エコシステム開発着手
11/24 MBKブロックチェーンによるシステム開発開始
11/16 EST corporationとの業務提携
https://www.youtube.com/watch?v=YCIBQ2HpjDc
7
オペレーション事業活動と活動主要リリース
オペレーション事業
「ボーノ相模大野」 KENNTEN
8/24 20/11末にホテルオペレーションから完全撤退
子会社:ケンテン
4/14「KENTEN×lafan」による「ボーノ相模大野」出店
2/1 「KENTEN×lafan」リアルショップイベント4弾開始
1月~8ヵ月連続増収を記録
持分子会社:
アビスジャパン 解体原状回復工事 飲食店内装工事
10/19 解体業のDX化による見えるかを促進
8/11 中小企業等経営強化法に基づく空き家対策事
業が東京都知事の承認
6/8 節水装置販売による節水事業への取組み開始
8
マーチャント・バンキング事業
(当社安定収益源の賃貸マンション)
■全国に25棟の不動産賃貸ビル保有
(約100億円)
■年間家賃収入(約7億円、5~6%利回り)
■賃貸マンションが中心でコロナ禍の影響無し
■21/3期は販売用不動産を売却
売上高 セグメント利益
(百万円)
1,500 1,370
998
1,000
487
500 390
0
2020/3期 2021/3期
9
オペレーション事業
北九州空港近く
福岡県京都郡苅田町苅田3787-61
■新型コロナ禍の影響を受け、 ■愛媛大学医学部附属病院
ホテルオペレーション事業より撤退
給食事業
自社物件の「Rホテルイン北九州エア
ポート」は自社オペレーションに切り替え、売
却予定
(百万円)
売上高 セグメント利益
1,500 新型コロナの
1,077 影響
1,000
649 ■子会社(株)ケンテンは東急、JR東日
本、イオンモール等の商業施設内の店舗、催 ■持分適法子会社
500
-6 -92 事場での期間限定店舗の企画・販売を実施。 (株)アビスジャパン
0
コロナ禍でのニーズ拡大。 コロナ禍でテナント入れ
2020/3期 2021/3期 替え工事等が堅調
-500
10
貸借対照表 & キャッシュフロー
単位:百万円 2020年3月期 2021年3月末
流動資産 985 1,021 ●自己資本比率32.4% → 32.8%
現預金 290 523
受取手形及び売掛金
●長短借入金6,794百万円
67 67
投資有価証券・販売用不動産 453 303
(賃貸収益物件9,262百万円)
その他 175 128
固定資産 9,872 9,504
有形固定資産 9,425 9,262
無形固定資産 178 43
投資その他の資産 268 190
(単位:百万円)
総資産 10,858 10,517
流動負債 536 486
買掛金 35 31
短期借入金 326 307
その他 175 148
固定負債 6,792 6,558
長期借入金 6,698 6,486
その他 94 72
純資産 3,529 3,473
株主資本合計 3,540 3,468
その他包括利益累計等 ▲11 ▲18
負債純資産合計 10,858 10,517
11
通期(2022/3期)業績予想
■ 新型コロナの影響はワクチンの普及により下期以降に経済活動の回復を見込み、オペレーション事業におけるホテル
オペレーションの撤退による減収をマーチャント・バンキング事業の成長でカバーし、増収・増益を計画。
■各段階利益も前期比で二桁増益を計画。
(百万円) 2021/3期 構成比% 2022/3期 2022/3期 構成比% 前期比
実績 上期計画 通期計画 %
売上高 1,635 41.8% 890 1,850 100% +10.0%
マーチャント・バンキング 986 60% - - - -
オペレーション 649 40% - - - -
営業利益 219 13.4% 90 300 16.2% +36.4%
経常利益 132 8.1% 50 200 10.8% +50.5%
当期純利益 ▲44 - 30 130 7.0% +130%
12
配当方針
• 安定配当を前提に、成長への内部留保と株主還元の継続性を基本方針
(円)
配当金の推移 (%)
12 0.5
10.1
10 43.4%
0.4
36.4%
8 33.3%
0.3
6 5.5
19.8% 4.6 0.2
4 3
2 2 2 2 0.1
2 1 1
0
0
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期予 2022/3期計 -0.1
-2
-1.6
-4 -20.4% -0.2
-6 -4.9 -0.3
EPS(円) 配当(円) 配当性向%
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当社ビジネス戦略
当社のビジネスモデル(2020年⇒2021年)
• 現在、①マーチャント・バンキング事業 ②オペレーション事業の2セグメントであるが、オペレーション事業内のホテルオ
ペレーションは撤退し、病院給食業務、服飾雑貨運営業務を強化。マーチャント・バンキング事業は、ブロックチェーン
関連事業が今後の成長ドライバー
オペレーション事業 2021/3期
●愛媛大学医学部付属病院の給食業務
マーチャント・バンキング事業 ●5月:エストニアで暗号資産
●収益不動産からの賃貸収入
<(株)ケンテン> ●国内不動産投資 (仮想通貨)交換所運営開始
●服飾雑貨店の運営 ●販売用不動産の売買等 「ANGOO Fintech」
1,077 ●国内外企業への企業投資 →子会社BFHが運営
2020/3期:売上高
2,448百万円 1,370 ●海外展開コンサルテイング
●10月:BFH(株)バルティック・
フィンテック・ホールディングスを子会社化
<MBK ブロックチェーン(株)>
●ブロックチェーン関連事業
<(株)アビスジャパン> ●11月:ブロクチェーン技術と
●LED及び電気工事、内装工事
暗号資産交換所を活用した不動
産テック事業を本格化
マーチャントBK事業 オペレーション事業
15
ビジネスモデルの転換
• 2021/3期は、新型コロナ禍の影響を考慮し、ホテルオペレーション事業から完全撤退
• 次期成長に向けたブロックチェーン技術による「不動産プラットフォーム」、「NFTプラットフォーム」を構築
海外 日本国内
50%
Estonian Japan Trading Company AS
(Nasadaq Balic上場会社)
50% 筆頭株主
暗号資産交換所運営
100%
MBK MBK ASIA Hong Kong
COIN
Wallet BTC,法定通貨 100%
作成 ⇒USDT MBK ASIA Hong Kong
MBK REALTY
(海外投資家専用)
API連携
MBK REALTY DIGITAL NFT
ブロックチェーンデジタル
(国内専用)
MBK COIN購入 MBK 資産取引プラットフォーム
(USDTペッグ) COIN NFT ECサイト
MBK 不動産 医療テック
COIN
BTC
(国内専用) お宝もの
投資家 NFT
ネット画像・音楽
決済手段
ETH SMARTCON BTC ETH
ゲーム・IP
その他
車・家具等実物
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マーチャント・バンキング事業:不動産テック
■ 子会社MBKブロックチェーンによる、海外向け日本不動産のプラットフォームの構築
■ 今期不動産プラットフォームのバージョンアップを推進
MBKトークンによる安心・安全・透明な取引
不動産テック
不動産オーナー 「海外向け日本不動産プラットフォーム」
(MBKブロックチェーンが開発)
ペーパーレス
ブロックチェーンでの透明性ある不動産取引サイト
海外投資家・ファンド
ワンストップ取引
不動産会社
不動産ファンド エストニア暗号資産交換所 キャッシュレス決済
暗号資産/法定通貨
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マーチャント・バンキング事業:不動産テック(海外向け)
■ 香港子会社MBK ASIAによる、独自トークン「MBKコイン」発行予定
■ 「MBKコイン」は子会社BFHが運営するエストニアの暗号資産交換所ANGOO FINTECH
に加え、他の暗号資産(仮想通貨)交換所へ上場し、いつでも法定通貨と交換できることによる、流動
性や利便性を高めていきます。MBKコインは海外のみで発行する予定です。
「MBKコインの発行」 流動性・利便性
不動産テック
「海外向け日本不動産プラットフォーム」
(MBKブロックチェーンが開発)
ブロックチェーンでの透明性ある不動産取引サイト
暗号通貨交換所上場
海外投資家・ファンド
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日本の不動産の抱える問題を解決
■国内の少子高齢化による、空き家問題、地方不動産の疲弊、リゾート・観光地の疲
弊化をMBKは不動産テックで再生を図ります。
空き家
・リノベーション
・滞在型セカンドハウ
ス
不動産テック
旅館・ホテ
賃貸収益物件
ル・別荘
・安定利回り投資
・シェアリング投資
・資産分散投資
・利用券の小口
出所:経済産業省データ
19
メディテック:日本市場向け医療エコシステム開発
AKT HEALTH ANALYTICS(インド本社)
RASHMI GURNANI
CEO
ラシュミはハイデラバード事務所で働き、製薬事業管理
のディプロマと共に臨床研究の修士号を取得。
AKT HEALTH(日本法人)
業務提携先 アディティア タラプラガダ氏
代表取締役社長(弊社社外役員)
Blockchain技術による医療エコシステム
20
お宝グッズ「NFT売買プラットフォーム」
●NFT(Non-Fungible-Token)とはブロックチェーン上の識別子を保有した非代替性のトークン。
●MBKではお宝グッズ、映画・ゲーム等のNFTからスタートし、アライアンスによりマーケットプレースを拡大
NFT売買プラットフォーム
NFTの発行 NFT
スタート時
NFT NFT
所有者 購入者
暗号資産
クレジットカード
アライアンス先 GAME
画像 映画
動画 書籍
アート キャラクター
芸術 書籍 手数料収益
21
<APENDIX>
会社概要
商号: マーチャント・バンカーズ株式会社 (東証2部:3121)
MBK Co.,Ltd.
設立 : 1947年3月
事業内容: 国内外の企業・不動産への投資・M&A、
グローバルでのブロックチェーンビジネス
本社所在地: 東京都千代田区有楽町一丁目7番1号
資本金: 2,848百万円(株主数 3,690名 )2020/9末
決算期: 3月31日
従業員数: 50名(正社員) 2020/3末
役員: 代表取締役社長兼CEO 一木 茂
他常勤取締役 4名、社外取締役 2名
社外監査役3名(うち常勤監査役1名)
子会社: (株)ホテルシステム二十一、(株)ケンテン 代表取締役社長兼CEO 一木 茂
MBKブロックチェーン(株) 1997年:日本長期信用銀行
(株)バルティック・フィンテック・ホールディングス (現新生銀行)入社
2006年:アセット・マネージャーズ
[値] 1.5 8.8% (現いちご株式会社)取締役兼代表執行役
金融機関 2007年:当社代表取締役会長
2014年:当社代表取締役社長
株主構成 金融商品取引業者
[値]
2021/3末 その他法人
[値]
(株主数:3,499) 外国法人等
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個人その他
過去からの業績推移
(百万円)
売上高 経常利益
(百万円)
4,000
3,423
200 ■ 2016年に投資会社としての再出発!
132
3,000 2,555 108
2,448 「RESTART」計画を推進
37 1,935
1,794
2,000
▲ 23
▲4 1,635 0 ・リストラクチャリングによるコンパクトなグループ体制構築
1,000 ・収益不動産による安定収益体質構築
▲ 156
0 ▲ 200 ・増資/投資回収による本格的な投資活動再開
2016/3. 2017/3. 2018/3. 2019/3. 2020/3. 2021/3.
(百万円) 総資産 純資産 自己資本比率%
12,000 11,115 10,858 100
10,527
●約100億円の賃貸住宅25物件を全国に保有
9,935
10,000
8,000
6,000
52.4% 49.0%
6,398
32.5% 31.4% 32.4% 33.0% ●Withコロナ時代を見据え、2020年上期ホテ
4,000
5,339
3,137 3,240 3,508 3,529 3,473 ルオペレーション事業から撤退
2,797
2,000 ●ブロックチェーンを活用した暗号資産取引
0 -100 所運営(エストニア)による収益拡大
2016/3. 2017/3. 2018/3. 2019/3. 2020/3. 2021/3.
24
【お問い合わせ先】
マーチャント・バンカーズ株式会社
取締役CFO兼財務経理部長
髙﨑 正年
TEL:03-5224-4900
■本資料の注意点
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行われるようお願いいたします。本資料に掲載されている業績見通し、中期計画、その他今後の予測・戦略等に関わる情報は、現時点で入手可能
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れ、本資料を無断で複写複製、または転送等を行わないようにお願いいたします。