3121 マーチャント 2021-02-12 19:10:00
2021年3月期 第3四半期決算・補足説明資料 [pdf]
マーチャント・バンカーズ(株)
2021年3月期 第3四半期決算・補足説明資料
February 12, 2021
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東証2部(コード:3121)
3Q営業黒字化・通期業績予想は変えず!
■ 3Qで営業利益ベースで黒字化達成、マーチャント・バンキング事業は安定的な賃貸収入確保、オペレーション事業はホ
テルオペレーション事業撤退により赤字幅が縮小。当期純利益は、2Qにホテル事業撤退損159百万円を計上。
■ 審査・プロモーション手数料としての受領済み米ドル連動型ステーブルコイン196.4万枚分(約2億円)の換金化による
売上計上を目指す予定で、通期の業績予想は変更せず。
(百万円) 2020/3期 2021/3期 2021/3期 前期比 2021/3期 進捗率 2020/3期 前期比
3Q実績 2Q実績 3Q実績 % 通期予想 % 前期実績 %
売上高 1,581 666 1,045 ▲33.9% 2,500 41.8% 2,448 +2.1%
マーチャント・バンキング 736 376 552 ▲25.0% - - 1,370
オペレーション 845 289 493 ▲41.7% - - 1,077
営業利益 150 ▲35 3 ▲97.6% 600 0.5% 215 +178.2%
経常利益 66 ▲81 ▲61 - 500 - 108 +362.4%
3Q当期純利益 50 ▲217 ▲197 - 300 - 83 +259.2%
2
2021年3期 第3四半期決算総括
■ 業績面: 3Q累計で営業利益ベースでは黒字化となり、通期業績予想達成を目指す!
①マーチャント・バンキング事業:全国25物件のレジデンス賃貸収益物件は、新型コロナによる影響を受けず、
継続して安定的な収益源となっています。一部、企業投資資金の回収もあり、全体黒字化に貢献。不動産テッ
ク、メディカルテックに向けたブロックチェーン技術によるプラットフォームを自社開発で推進中。
②オペレーション事業:長期化する新型コロナの状況下で、ホテルオペレーション事業は11月に完全撤退。当
社保有の「Rホテルイン北九州」においては、自社運営を継続し付加価値を上げ、将来売却予定。商業施設内
の催事場でのファンションブランド販売のケンテンはコロナ禍で堅調に需要取込み、持分適法子会社のアビスジャパ
ンも既存のLED事業に加え、「空き家対策事業」をスタート,またコロナ禍での撤退店舗に伴う現状復帰工事が
順調に推移。
■ 通期業績予想達成に向けて!
①子会社のMBKブロックチェーンは、AKTインド社と提携しブロックチェーンによる医療エコシステムの日本市場向け開
発を推進中。既にインドで開発済みの「ヘルスノード」をベースに日本市場対応とするため開発コスト抑制。
②ブロックチェ-ン技術と子会社運営のエストニア暗号資産交換所を活用した不動産プラットフォーム(不動産テッ
ク)の開発を推進し、今期4Qにはリリース予定。日本の不動産の海外投資家へのグローバル販売を計画。
3
今期3Qまでの主な事業活動リリース
2020/12/21 子会社MBKブロックチェーンによるシステム開発開始のお知らせ
2020/11/16 株式会社 EST corporation との業務提携に関するお知らせ
エストニアでの事業統括会社 (株式会社バルティック・フィンテック・ホールディングス)
2020/10/26 の子会社化のお知らせ
中国・香港・ベトナムの富裕者層向け 国内(大阪中心)投資用分譲マンション開発・販売
2020/10/5 に関する業務提携のお知らせ
2020/8/31 香港の投資会社柏⾈投資株式会社との業務提携に関するお知らせ
2020/8/24 ホテル事業からの撤退に関するお知らせ
2020/7/6 100%子会社のケンテンがネットショップ「lafan」とリアルショップ共同展開
2020/6/29 台湾の大手暗号資産交換所のIDCM TAIWAN・福賀鳳龍股分有限公司との業務提携に関する基本合意
2020/5/11 MBKブロックチェーンによる「ANGOO Fintech」運営業務受託に関するお知らせ
4
4Q:直近リリース
インドAKT社とのブロックチェーンベースの医 当社海外子会社(Estonian Japan Trading Company
療エコシステムの共同開発・実証実験・販売 AS)の上場申請
5
2021/3期 第3四半期損益サマリー
• セグメント別利益は、マーチャント・バンキング事業が220百万円(前期比▲18.4%)、
オペレーション事業が▲85百万円(前期利益9百万円)
• 特別利益:助成金収入35百万円
• 特別損失:新型コロナ関連損失28百万円、ホテルオペレーション関連の減損損失140百万円
(百万円) 2020/3期 3Q 構成比% 2021/3期 3Q 構成比% 前期比 前期比
増減額 %
売上高 1,581 100% 1,045 100% ▲536 ▲33.9%
マーチャント・バンキング 736 46.6% 552 52.8% ▲184 ▲25.0%
オペレーション 845 53.4% 493 47.2% ▲352 ▲41.7%
売上総利益 833 52.6% 490 46.9% ▲343 ▲41.2%
販売管理費 681 43.1% 487 46.6% ▲194 ▲28.5%
営業利益 150 9.5% 3 0.28% ▲147 ▲98.0%
営業外損益 ▲84 ▲5.3% ▲64 - +20 -
経常利益 66 4.2% ▲61 - ▲127 -
3Q当期純利益 50 3.2% ▲197 - ▲247 -
6
四半期毎の売上推移
(百万円)
2018年度 2019年度 2020年度 四半期売上
1,500
ホテル事業撤退
1,000 867
685
468 549 489
459 429 437 379
500 303 363
0
1Q 2Q 3Q 4Q
四半期累計売上
2018年度 2019年度 2020年度
3,000
2,448 [値]E
2,500
1,935
2,000
1,581
1,446
1,500
1,045
897 896
1,000 666
468 459
500 303
0
1Q 2Q 3Q 4Q
7
四半期毎の営業利益の推移
(百万円)
2018年度 2019年度 2020年度
四半期営業利益
400
300
ホテル事業撤退
200
114
100 47 65
22 30 32 39
6 4
0
1Q -5 2Q 3Q 4Q
-100 -39
四半期累計営業利益
2018年度 2019年度 2020年度
800
[値]E
600
400
215
200 150
64 103
22 30 17 36 3
0
1Q -39 2Q -35 3Q 4Q
-200
8
マーチャント・バンキング事業
(当社安定収益源の賃貸マンション)
■全国に25棟の不動産賃貸ビル保有
(約100億円)
■年間家賃収入(約7億円、5~6%利回り)
■賃貸マンションが中心でコロナ禍の影響無し
■今後、優良物件あれば積極購入
売上高 セグメント利益
(百万円)
800 736
600 559
400
269
220
200
0
2020/3Q 2021/3Q
9
オペレーション事業
北九州空港近く
福岡県京都郡苅田町苅田3787-61
■新型コロナ禍の影響を受け、 ■愛媛大学医学部附属病院
ホテルオペレーション事業より撤退
給食事業
自社物件の「Rホテルイン北九州エア
ポート」は自社オペレーションに切り替え、売
却予定
(百万円)
売上高 セグメント利益
1000 845
800
600 493 ■子会社(株)ケンテンは東急、JR東日
400 本、イオンモール等の商業施設内の店舗、催 ■持分適法子会社
200 事場での期間限定店舗の企画・販売を実施。 (株)アビスジャパン
9.8
コロナ禍でのニーズ拡大。 コロナ禍でテナント入れ
0
2020/3Q 2021/3Q 替え工事等が堅調
-200 -85
10
貸借対照表 & キャッシュフロー
単位:百万円 2020年3月期 2020年12月末
流動資産 985 810
現預金 290 189
受取手形及び売掛金 67 85
投資有価証券・販売用不動産 453 386
その他 175 150
固定資産 9,872 9,607
有形固定資産 9,425 9,310
無形固定資産
投資その他の資産
178
268
72
225
●自己資本比率32.5% → 31.7%
総資産 10,858 10,418
流動負債 536 492
●長短借入金6,865百万円
(賃貸収益物件9,310百万円)
買掛金 35 33
短期借入金 326 319
その他 175 140
固定負債 6,792 6,620
長期借入金 6,698 6,546
その他 94 74
純資産 3,529 3,305
株主資本合計 3,540 3,314
その他包括利益累計等 ▲11 ▲9
負債純資産合計 10,858 10,418
11
通期(2021/3期)業績予想
■ コロナ禍でのオペレーション事業の減収分を、マーチャントバンキング事業におけるブロックチェーン・暗号通貨関連事
業でカバーし、通期業績予想は期初予想と変えず。配当予想も2円の変更なし。
■ 既に受領済みの米ドル連動型ステーブルコイン1,964千枚分を下期に売上計上予定。
(百万円) 2020/3期 構成比% 2021/3期 構成比% 前期比増 前期比
実績 計画 減額 %
売上高 2,448 100% 2,500 100% +52 +2.1%
マーチャント・バンキング 1,370 56.0% - - - -
オペレーション 1,077 44.0% - - - -
営業利益 215 8.8% 600 24.0% 385 +178.2%
経常利益 108 4.4% 500 20.0% 392 +362.4%
当期純利益 83 3.4% 300 12.0% 217 +259.2%
12
配当方針
• 安定配当を前提に、成長への内部留保と株主還元の継続性を基本方針
(円)
配当金の推移 (%)
12 10.7 0.4
36.4% 10.1
10 33.3%
0.3
8
5.5 19.8% 18.7% 0.2
6
4 3 0.1
2 2 2
2 1 1 0
0
-0.1
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期予
-2
-20.4% -0.2
-4
-6 -4.9 -0.3
EPS(円) 配当(円) 配当性向%
13
当社ビジネス戦略
会社概要
商号: マーチャント・バンカーズ株式会社 (東証2部:3121)
MBK Co.,Ltd.
設立 : 1947年3月
事業内容: 国内外の企業・不動産への投資・M&A、
グローバルでのブロックチェーンビジネス
本社所在地: 東京都千代田区有楽町一丁目7番1号
資本金: 2,848百万円(株主数 3,690名 )2020/9末
決算期: 3月31日
従業員数: 50名(正社員) 2020/3末
役員: 代表取締役社長兼CEO 一木 茂
他常勤取締役 4名、社外取締役 2名
社外監査役3名(うち常勤監査役1名)
子会社: (株)ホテルシステム二十一、(株)ケンテン 代表取締役社長兼CEO 一木 茂
MBKブロックチェーン(株) 1997年:日本長期信用銀行
(株)バルティック・フィンテック・ホールディングス (現新生銀行)入社
2006年:アセット・マネージャーズ
[値] 0.2 8.8% (現いちご株式会社)取締役兼代表執行役
金融機関 2007年:当社代表取締役会長
2014年:当社代表取締役社長
株主構成 金融商品取引業者
[値]
2020/9末 その他法人
[値]
(株主数:3,690) 外国法人等
15
個人その他
過去からの業績推移
(百万円)
売上高 経常利益
(百万円)
4,000
3,423
600 ■ 2016年に投資会社としての再出発!
500
3,000 2,555 2,448 2,500 400 「RESTART」計画を推進
1,794 1,935
2,000 200 ・リストラクチャリングによるコンパクトなグループ体制構築
108
37
1,000 ▲ 23 ▲4 0 ・収益不動産による安定収益体質構築
▲ 156
0 ▲ 200 ・増資/投資回収による本格的な投資活動再開
2016/3. 2017/3. 2018/3. 2019/3. 2020/3. 2021/3E
(百万円) 総資産 純資産 自己資本比率%
12,000 11,115 10,858 11,000 100
●約100億円の賃貸住宅25物件を全国に保有
9,935
10,000
8,000
6,000
52.4% 49.0%
6,398
32.5% 31.4% 32.4% 34.5% ●Withコロナ時代を見据え、2020年上期ホテ
4,000
5,339
3,137 3,240 3,508 3,529 3,800 ルオペレーション事業から撤退
2,797
2,000 ●ブロックチェーンを活用した暗号資産取引
0 -100 所運営(エストニア)による収益拡大
2016/3. 2017/3. 2018/3. 2019/3. 2020/3. 2021/3E
16
当社のビジネスモデル(現状)
• 現在、①マーチャント・バンキング事業 ②オペレーション事業の2セグメントであるが、オペレーション事業内のホテルオ
ペレーションは撤退し、病院給食業務、服飾雑貨運営業務を強化。マーチャント・バンキング事業は、ブロックチェーン
関連事業が今後の成長ドライバー
オペレーション事業 2021/3期
●愛媛大学医学部付属病院の給食業務
マーチャント・バンキング事業 ●5月:エストニアで暗号資産
●収益不動産からの賃貸収入
<(株)ケンテン> ●国内不動産投資 (仮想通貨)交換所運営開始
●服飾雑貨店の運営 ●販売用不動産の売買等 「ANGOO Fintech」
1,077 ●国内外企業への企業投資 →子会社BFHが運営
2020/3期:売上高
2,448百万円 1,370 ●海外展開コンサルテイング
●10月:BFH(株)バルティック・
フィンテック・ホールディングスを子会社化
<MBK ブロックチェーン(株)>
●ブロックチェーン関連事業
<(株)アビスジャパン> ●11月:ブロクチェーン技術と
●LED及び電気工事、内装工事
暗号資産交換所を活用した不動
産テック事業を本格化
マーチャントBK事業 オペレーション事業
17
ブロックチェーン・暗号資産交換所運営の沿革
筆頭株主 ●2017年2月:仮想通貨事業への参入検討開始
マーチャントバンカーズ アートポートインベスト
50% 連結 50%
●2018年4月:MBKブロックチェーン社設立
BFH社(バルティック・フィンテック・ホールディングス) ●2018年9月-12月:MAKERS FARM社、アーリーワークス社と提携
100% 連結
●2019年3月:当社15%出資のBFK社(現連結子会社が、
エストニアのユーロ圏仮想通貨交換所のCRYPTOFEX(現
エストニア・ジャパン・トレーディングス
ANGOO Fintechを買収。MBKブロックチェーンがANGOO
Fintechの顧客開拓からシステム運営の一切を運営受託
暗号資産交換所 運営受託 (2020/10月、現在BFH社へ運営受託業務移管)
●1号案件として米ドル連動のステーブルコインの取扱い
暗号資産交換所
受託料200万枚の暗号資産をMBK保有
「ANGOO Fintech」
●台湾の大手暗号通貨交換所のIDCMと業務提携
●2020年5月:エストニア金融当局の許可のもとANGOO
FINTEC運営開始
●子会社MBKブロックチェーンによるブロックチェーンシステム開発の内製化
着手 → 外部委託システム開発を内製化
当社のビジネスモデル(今期以降の発展)
• マーチャントバンキング事業で培った、不動産投資・開発ノウハウを生かし、ブロックチェーン技術による国内収益不動
産のトークン(デジタル権利証)によるグローバル市場での販売、管理・運営を実施。
「不動産テック」
エストニア
暗号資産交換所 世界の投資家
世界の投資家
暗号資産
or
法定通貨
ANGO Fintech
取引所運営支援
トークン発行
手数料
(デジタル権利書)
手数料
コンサル、仲介、管理
MBKグループ 不動産オーナー
19
マーチャント・バンキング事業:不動産テック
■ 子会社MBKブロックチェーンによる、海外向け日本不動産のプラットフォームの構築
■ 今期4Q中には不動産プラットフォームをリリース予定
MBKトークンによる安心・安全・透明な取引
不動産テック
不動産オーナー 「海外向け日本不動産プラットフォーム」
(MBKブロックチェーンが開発)
ペーパーレス
ブロックチェーンでの透明性ある不動産取引サイト
海外投資家・ファンド
ワンストップ取引
不動産会社
不動産ファンド エストニア暗号資産交換所 キャッシュレス決済
暗号資産/法定通貨
20
メディカル分野への拡大:ESTとの提携
■ 株式会社 EST corporation との業務提携に関するお知らせ(2020/11/16リリース参照)
●暗号資産交換所 ●病院検索「エストドッグ」
●MBKブロックチェーン ●医療ビッグデータ活用
●健診ソリューション
●病院給食事業
●自治体支援サービス
(マーチャントバンカーズ)
21
メディテック:日本市場向け医療エコシステム開発
AKT HEALTH ANALYTICS(インド本社)
RASHMI GURNANI
CEO
ラシュミはハイデラバード事務所で働き、製薬事業管理
のディプロマと共に臨床研究の修士号を取得。
AKT HEALTH(日本法人)
業務提携先 アディティア タラプラガダ氏
代表取締役社長
Blockchain技術による医療エコシステム
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【お問い合わせ先】
マーチャント・バンカーズ株式会社
取締役CFO兼財務経理部長
髙﨑 正年
TEL:03-5224-4900
■本資料の注意点
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行われるようお願いいたします。本資料に掲載されている業績見通し、中期計画、その他今後の予測・戦略等に関わる情報は、現時点で入手可能
な情報と合理的であると判断する一定の前提に基づき当社が予測したものです。実際の業績は、様々なリスク要因や不確実な要素により、業績見
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れ、本資料を無断で複写複製、または転送等を行わないようにお願いいたします。