3121 マーチャント 2020-11-04 15:30:00
Angoo Fintechとの連携による「不動産テック」への取組みのお知らせ [pdf]
http://www.mbkworld.co.jp
2020 年 11 月 4 日
各 位
会 社 名 マーチャント・バンカーズ株式会社
代表取締役社長兼 CEO 一 木 茂
(コード 3121 東証 2 部)
問合せ先 取締役 CFO 兼財務経理部長 髙 﨑 正 年
(TEL 03-5224-4900)
Angoo Fintech との連携による「不動産テック」への取組みのお知らせ
当社は、当社の子会社である株式会社バルティック・フィンテック・ホールディングスを通じ、同社が
運営するエストニアの暗号資産(仮想通貨)交換所「Angoo Fintech」と連携し、ブロックチェーン技術や
決済手段としての暗号資産を活用した、不動産テックへの取組みを今月中に開始することといたしました
ので、お知らせします。
不動産業界は、取引や業務の多くをアナログ手法で行い、金融などに比べテクノロジーに遅れた業界と
して知られていましたが、近年では IT や AI など先端情報テクノロジーを活用したサービスも多く見られ
ます。
2018 年 6 月に設立された「一般社団法人不動産テック協会」では、不動産テックを、「不動産×テクノ
ロジーの略であり、テクノロジーの力によって、不動産に関わる業界課題や従来の商習慣を変えようとす
る価値や仕組みのこと」と定義しておりますが、当社の取組みは、ブロックチェーン技術や決済手段とし
ての暗号資産を活用することにより、国境を越えた不動産取引決済を、安全かつ迅速に行うことを目的と
するものであります。
日本の不動産は海外から注目され、今後、ますます不動産取引の国際化が進展いたしますが、当社は、
不動産テックにより、海外からの日本の不動産情報へのアクセスを容易にし、また、海外からの不動産取
引決済を安全かつ円滑に行う取組みを行ってまいります。
不動産テックへの取組みの第1弾といたしまして、子会社株式会社バルティック・フィンテック・ホー
ルディングスを通じまして、エストニアの暗号資産(仮想通貨)交換所「Angoo Fintech」の行う「送金サ
ービス(法定通貨も含む)」との連携により、暗号資産(仮想通貨)によるグローバルな不動産取引決済
サービスを開始いたします。
海外投資家が日本の不動産を購入する際、「Angoo Fintech」に開設した口座から、決済代金をビットコ
イン等の仮想通貨で、当社の暗号資産ウオレットに送金し、当社から物件所有者に、暗号資産又は、物件
所有者が法定通貨での受取を希望する場合には、暗号資産を法定通貨に交換し、送金いたします。なお、
暗号資産を法定通貨に交換する際は、当社が、金融庁に登録された暗号資産交換業者に開設する口座を通
し、交換します。
仲介手数料並びに暗号資産から法定通貨への交換手数料、また、国内の物件所有者が仮想通貨での決済
を希望される場合、 仮想通貨の受領に必要なウォレットの開設手数料が、 当社の収益となりますとともに、
当社で、日本の不動産を購入した海外投資家から受託し、不動産の管理事業も行ってまいります。
当社は、この取組みを、2020 年 10 月 5 日付「中国・香港・ベトナムの富裕者層向け国内(大阪中心)
投資用分譲マンション開発・販売に関する業務提携のお知らせ」でご報告させて頂きました中国・香港・
ベトナムの富裕層向けの不動産販売で活用するとともに、海外投資家向けに日本の不動産を紹介するサイ
トとも連携し、展開いたします。
今回の不動産テックへの取組みにより、2021 年 3 月期の業績に与える影響は軽微であると考えており
ますが、重要な影響を与える事象が生じましたら、改めて開示させて頂きます。
以 上