3113 Oak 2021-05-28 10:00:00
株式会社三光マーケティングフーズ(東証2部2762)に向けた成長支援投資のお知らせ [pdf]
2021 年 5 月 28 日
各 位
会社名 Oak キャピタル株式会社
代表者名 代表取締役会長兼 CEO 竹井 博康
(コード番号3113 東証第二部)
問合せ先 執行役員 IR・PR 室長 小玉 誠一
(TEL.03-5412-7700)
株式会社三光マーケティングフーズ(東証 2 部 2762)に向けた成長支援投資のお知らせ
当社子会社であるスターリング証券株式会社は、株式会社三光マーケティングフーズ(以下「三光MF社」)が実施する業
績の安定化へ向けた構造改革と企業価値の拡大を目的とした成長戦略のための総額 10 億円のエクイティ ファイナンスの買
・
受けを決定いたしましたので、お知らせいたします。
記
1. 投資サマリー
-持続可能な世界の実現に向けた「漁業・水産業における取引のDX化」と「プラットフォーマーへの取り組み」-
持続可能な世界の実現の為の SDGs(Sustainable Development Goals )とは、「誰一人取り残さない」という理念のも
と、貧困や格差をなくし、持続可能な社会を実現するために 2030 年までに世界が取り組むべき行動計画です。三光MF社
は、この SDGs を念頭に置いて、2020 年9月に日本の漁業の活性化及び相互の事業の発展を目的として、沼津我入道漁業協
同組合と業務提携を行いました。三光MF社は、漁業生産の減少、漁師の後継者不足と高齢化、漁村の限界集落化、魚価の
低迷等、漁業が抱えるこうした様々な問題に漁師と共に手を携え、日本の漁業延いては魚食文化を次の世代へとバトンタッ
チできるように守り続けていくことを使命としています。その挑戦には、持続的に最大利益をもたらすことができる漁業・
水産業への転換が必要不可欠と考え、三光MF社は BtoSforS(Business to Society for Sustainability)企業を目指し、
SDGs が掲げる目標に挑戦し、社会の課題解決と持続的な企業価値の向上を実現していくとしています。
三光MF社の成長戦略の着実な実行とイノベーションにより、企業価値および株主価値向上に繋がるものと考えており、
スターリング証券は同社に対し財務戦略に留まらず成長戦略実施の側面支援やIR支援など様々な支援を実行してまいりま
す。
内 訳 買受金額 買受株式数
新株式の買受 1 億円 370,400 株
新株予約権の買受 9 億円 3,333,400 株
総 額 10 億円 3,703,800 株
投資実行予定日 2021 年 6 月 14 日
2. 三光MF社の成長戦略
三光MF社では長期的かつ安定的な企業価値の向上へ向けて、アフターコロナでも利益を出していけるための「構造改革の
推進」と「成長分野の育成」としての新規事業への取り組みを強化して、既存の飲食事業を黒字・安定化させることを目指し
つつ、かつ、将来の成長基盤の一つとする水産事業は、業績の貢献には時間を要すると考えられるものの、更なる積極的な投
資を行うことが重要な事業戦略と考えております。
「成長分野の育成」としては、将来において三光MF社の企業価値拡大を伴う成長の軌跡を築いていける新たな事業基盤を構
築していくことにあると考え、水産事業への参入を決定しており、三光MF社における新たな事業展開のエントリー・ポイン
トと据え、今後は漁業プラットフォーム構築、鮮魚の D2C、魚の加工品ブランドの EC 通販などへ展開を広げていく取り組みを
開始しております。
戦略①水産DX競りプラットフォーム構築
A.「バーチャル競り(B2B)」システム構築
※適正価格による卸・仕入れの実現
B.「バーチャル競り(B2C)」システム構築
※個人の競り直接参加による卸先拡大の実現
C.全国魚市場標準化プラットフォーム構築
※沼津漁港プラットフォームを基盤としてマーケティング・PR をデジタル化し、全国標準化を実現
戦略②新規事業参入に向けた業務提携・買収
A.水産の6次産業化へ向けた移動販売事業
※鮮魚の消費者への直接配送実現
B.水産の6次産業化へ向けたリアル店舗展開
※購買感度が高い消費者の取り込み
C.水産DXプラットフォーム構築の事業買収
※EC通販を始めとする水産業の横展開を目的としたICTに精通した事業会社の買収
戦略③既存事業への投資
A.主力ブランド店舗の新規出店
3. 三光MF社の概要
会社概要 トレーディングデータ
(1)商号 株式会社三光マーケティングフーズ 時価総額 4,131 百万円
(2)代表者 代表取締役社長 長澤 成博 発行済株式総数 15,826 千株
(3)本社 東京都新宿区高田馬場一丁目 28 番 10 号 PER -倍
(4)設立 1977 年 4 月
(5)従業員数 272 名
(6)決算期 6月
(7)資本金 29 億 12 百万円
(8)URL https://www.sankofoods.com/ ※2021 年 5 月 27 日現在
事業内容
(1)店舗事業 「金の蔵」「アカマル屋」を主力として、首都圏を中心に居酒屋業態
を展開。また、日常食業態として「東京チカラめし」「焼肉万里」等
を展開。
(2)非店舗事業 官公庁の飲食施設の受託運営、中食およびEC通販を主軸とした展
開。
(3)水産事業 沼津我入道漁業協同組合と事業提携。 今後は水産の 6 次産業化まで裾
野を広げた水産事業を展開
(4)海外ライセンス事業 2021 年 4 月に香港の現地企業と「東京チカラめし」ブランドのライセ
ンス事業を開始するなど、自社ブランドを海外にてライセンス展開。
4.Oakキャピタルグループの投資方針
スターリング証券は、ファイナンスの買受けに際し、公正な資金調達の担い手として金融庁や証券取引所の定める厳正かつ
公正なルールに従い実施すると共に、株式市場に対しては透明性を重視し、投資家の不利益にならない条件でファイナンスの
買受けを実施しております。
当社100%子会社であるスターリング証券は、第一種ならびに第二種金融商品取引業ライセンスを保有し、投資銀行事業、証
券事業、アセットマネジメント事業の3事業を展開しており、投資銀行事業では企業価値向上に取り組む企業を積極的に支援
してまいります。
以 上