3113 Oak 2020-06-18 17:00:00
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社(東証マザーズ6573)に向けた成長支援投資のお知らせ [pdf]

                                                               2020 年 6 月 18 日
 各     位
                                           会社名    Oak キャピタル株式会社
                                           代表者名   代表取締役会長兼 CEO 竹井 博康
                                                    (コード番号 3113 東証第二部)
                                           問合せ先   執行役員 IR・PR 室長 小玉 誠一
                                                          (TEL.03-5412-7700)

     アジャイルメディア・ネットワーク株式会社(東証マザーズ 6573)に向けた成長支援投資のお知らせ

 当社はアジャイルメディア・ネットワーク株式会社(以下「AMN社」)が実施する経営戦略の推進と財務強化を目的とした、
総額 4 億円のエクイティファイナンスの引受けを決定いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。

                                      記

1. 投資サマリー
   -動画活用支援および中小企業向けマーケティング支援で企業価値拡大-
   AMN社では創業来、企業やブランドのファンの育成・活性化の支援に注力し、自発的にクチコミ、推奨する熱量の高い
 ファン”を『アンバサダー』と定義し、”情報発信する人”と”企業”を繋ぐことで「コミュニケーション」を活性化する
 事業を展開してきました。近年ではWebマーケティングの潮流は大企業から中小企業に拡がり、その手法も多岐に渡って
 きています。AMN社では動画活用による支援事業並びに中小企業に向けた支援事業の拡大および収益拡大を成長戦略とし
 ており、これら取り組みは同社の将来的な企業価値および株主価値向上に繋がるものと考えております。
   当社は同社が掲げるビジョンの実現に向け支援を実行してまいります。

        内 訳      引受金額        引受株式数
     新株式の引受         1 億円       132,700 株
     新株予約権の引受       3 億円       397,900 株
        総 額         4 億円       530,600 株

     投資実行予定日         2020 年 7 月 6 日

2. 投資の視点
     (1)セクター注目                 企業のマーケティング活動は消費者のライフスタイルの変化に伴い
                               大きく変化してきている。その中でも動画を活用したマーケティン
                               グ活動が拡大しており、次世代通信規格 5G サービスの普及の後押し
                               もあり、動画広告市場は今後4年間で倍増すると予想されている。
                               また、インターネット広告に占めるソーシャル広告   (SNS/動画)
                               の比率も高まっており、全体の約 30%を占めるまで成長している。
                               このような社会変化は中小企業にとっても無視できないトレンドで
                               あり、デジタルマーケティングを強化する企業の増加による関連市
                               場の拡大に注目。
     (2)事業優位性およびポテンシャル         AMN社が提供するアンバサダー支援サービスは、導入から分析ま
                               で企業の要望に合わせたオーダーメイド型のサービスで、大手消費
                               財メーカーを中心に採用されている。消費スタイルの移り変わりに
                               伴い自社のファンによるクチコミよるマーケティング効果に対する
                               関心の高まりから、中小規模の消費財メーカーやEC事業者におい
                               ても導入検討が進んでいる。同社は既に中小事業者に対しアンバサ
                               ダー支援サービス提供についてのテストマーケティングを通じ、一
                               定の需要掘り起こしに着手している。今後、更なる需要の高まりに
                               よる事業拡大によりアップサイドが期待できる。
   (3)成長戦略                     AMN社は、動画活用支援事業の推進および中小企業向けのアンバ
                               サダー支援事業拡大を成長戦略としており、戦略推進にあたっては
                               事業シナジーを期待できる企業との資本業務提携またはM&Aなど
                               を検討している。動画活用支援事業については既存サービスである
                               「PRISM」 アンバサダー支援事業については既にテストマーケテ
                                      を、
                               ィングを実施済であり、資金調達後の提携やM&Aの進捗によって
                               は、加速度的に成長戦略の推進が図られ、早期収益貢献に繋がるこ
                               とが期待できる。

3.AMN社の概要および業績ハイライト
                   会社概要                                   トレーディングデータ
   (1)商号   アジャイルメディア・ネットワーク株式会社                        時価総額     1,574 百万円
   (2)代表者  代表取締役社長 上田 怜史                               発行済株式総数 2,087 千株
   (3)所在地  東京都港区虎ノ門 3-8-21 虎ノ門 33 森ビル                  PER         -倍
   (4)設立   2007 年 2 月
   (5)従業員数 72 名(連結)※2019 年 12 月現在
   (6)決算期  12 月
   (7)資本金  3 億 75 百万円
   (8)URL  https://agilemedia.jp/                             ※2020 年 6 月 17 日現在


                                  事業内容
   (1)アンバサダー支援事業               企業の持つ顧客基盤を活用した販売促進・ブランド育成支援事業。
                               ※好きな企業の商品やサービスについて、SNS やブログ等のインター
                               ネットメディアを通じ、自発的にクチコミや推奨する顧客を「アンバ
                               サダー(親善大使)」と定義し、SNS 分析にて得た技術・ノウハウを
                               活用し、アンバサダー発見から、商品やサービスの魅力を伝える情報
                               発信までを促進する支援事業。
   (2)テストマーケティング支援事業           新商品等のテストマーケティング支援事業。
   (3)動画活用支援事業                 動画を活用したマーケティング支援並びに業務の効率化の支援事業。
                               連結子会社:株式会社クリエ・ジャパン

                               業績ハイライト(単体)
               2015/12       2016/12     2017/12           2018/12       2019/12
   売上高             498,617       554,679     734,596           910,357       823,371
   営業利益             32,673        21,434      66,376            90,494     △113,494
   経常利益             32,865        20,903      67,593            79,597     △118,984
   当期純利益            45,623        11,232      63,791            79,959     △167,361
   EPS               76.03         17.40       78.21             40.74       △80.64
  ※単位:千円/¥

4.Oakキャピタルの投資方針
  当社は投資銀行として、不確実性が高い時代において企業価値向上に向け積極的に取り組む企業の支援を積極的に実施して
 まいります。上場企業の財務強化並びに成長戦略資金の調達を目的に行うファイナンスの引受けにおいては、公正な資金調達
 の担い手として金融庁や証券取引所の定める厳正かつ公正なルールに従い実施すると共に、株式市場に対しては透明性を重視
 し、投資家の不利益にならない条件でファイナンスの引受けを実施しております。
  今後も、上場企業の価値向上を高めるタグボート役となることをミッションとして積極的に支援してまいります。
(特記事項)
  本開示は投資先企業より情報提供を受けて作成しておりますが、
                              「2.投資の視点」に記載した仮説や結論などは当該企業
 によるものではなく、当社分析および評価によるものです。
                                                      以 上