3105 日清紡HD 2020-04-30 18:30:00
モビリティ領域の事業拡大・成長に向けたドイツ企業買収に関するお知らせ [pdf]

                                           2020 年 4 月 30 日
各 位
                         会 社 名   日清紡ホールディングス株式会社
                         代表者名    取締役社長             村上 雅洋
                                 (コード番号 3105)
                         問合せ先    IR 広報グループ
                                 (TEL03-5695-8854)


      モビリティ領域の事業拡大・成長に向けたドイツ企業買収に関するお知らせ


 日清紡ホールディングス株式会社の連結子会社である JRC モビリティ株式会社(以下、「JRC モ
ビリティ」)は、大手自動車メーカーの車載機器の開発支援を行っているドイツの現地法人 RBI
GmbH と LEAS GmbH を買収し、本日付で完全子会社といたしましたのでお知らせいたします。
 日清紡グループでは、「環境・エネルギーカンパニー」グループとして、「モビリティ」「インフラスト
ラクチャー&セーフティー」「ライフ&ヘルスケア」の 3 つの戦略的事業領域で未来社会の創造に
取り組んでいます。今回のドイツ企業 2 社の買収は、主力であるモビリティ領域の ITS(高度道路交
通システム)事業の拡大・成長を図るものです。

 JRC モビリティでは、輸入車に搭載する ETC(電子料金収受システム)車載器を製造・販売して
います。現在、日本の ETC のような道路課金システムが世界的に広がりつつあり、国によっては車
載器搭載を義務化するところも出てきています。その一方で、システムの仕組みや方式が国・地域
によって異なることもあり、車載器の仕様が多種多様化され、開発スピードの向上が重要な戦略と
なります。そこで、JRC モビリティと協力関係にあり開発エンジニアリング機能ならびに組み立て・ロ
ジスティックス機能を持つ現地法人 2 社を買収することとしました。ドイツに新たな開発拠点を設け
たことで、欧州自動車メーカー向けの車載器ビジネスをさらに機動的、かつ戦略的にグローバル展
開していくことが可能になりました。

 現在、自動車業界は CASE(コネクティッド、自動化、シェアリング、電動化)という新たな領域で
技術革新が進んでいます。高度な情報通信技術分野で多くの実績と強みを持つ JRC モビリティが
コネクティッド領域の発展に貢献し、日清紡グループのモビリティ領域をさらに成長させるエンジン
になるものと確信しています。

<RBI GmbH 概要>
 所 在 地 : ドイツ・ハイムスハイム
 設      立 : 1999年12月
 従 業 員 数 : 95名(2020年3月末現在)
 事 業 内 容 : インフォテイメント関連車載機器の開発支援

<LEAS GmbH 概要>
 所 在 地 : ドイツ・ハイムスハイム
 設      立 : 2017年1月
 従 業 員 数 : 12名(2020年3月末現在)
 事 業 内 容 : 車載器の組立・ロジスティクス
                                                      以上