3104 富士紡HD 2021-05-14 11:30:00
2021年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月14日
上場会社名 富士紡ホールディングス株式会社 上場取引所 東
コード番号 3104 URL https://www.fujibo.co.jp/
代表者 (役職名) 取締役会長兼社長 (氏名) 中野 光雄
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 (氏名) 吉田 和司 TEL 03-3665-7612
定時株主総会開催予定日 2021年6月29日 配当支払開始予定日 2021年6月30日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月30日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 決算説明動画(録画)配信予定
(百万円未満切捨て)
1. 2021年3月期の連結業績(2020年4月1日∼2021年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 36,932 △4.6 5,285 29.6 5,450 25.9 4,315 90.2
2020年3月期 38,701 4.3 4,079 7.9 4,329 8.7 2,269 △10.6
(注)包括利益 2021年3月期 4,563百万円 (108.6%) 2020年3月期 2,187百万円 (△6.8%)
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2021年3月期 376.85 ― 12.1 10.1 14.3
2020年3月期 198.27 ― 6.8 8.3 10.5
(参考) 持分法投資損益 2021年3月期 ―百万円 2020年3月期 ―百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2021年3月期 55,789 37,282 66.8 3,254.99
2020年3月期 52,194 33,842 64.8 2,956.42
(参考) 自己資本 2021年3月期 37,282百万円 2020年3月期 33,842百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 6,792 △5,818 △1,312 4,571
2020年3月期 6,548 △4,289 △2,174 4,930
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2020年3月期 ― 50.00 ― 50.00 100.00 1,144 50.4 3.4
2021年3月期 ― 50.00 ― 55.00 105.00 1,202 27.9 3.4
2022年3月期(予想) ― 55.00 ― 55.00 110.00 ―
3. 2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日∼2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 16,500 ― 2,500 △13.3 2,600 △12.2 1,750 △14.1 152.78
通期 33,000 ― 5,000 △5.4 5,200 △4.6 3,500 △18.9 305.57
(注)2022年3月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の連結業績予想は当該会計基準等を適用した後
の金額となっており、当該会計基準等適用前の2021年3月期の売上高の実績値に対する増減率は記載しておりません。
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 11,720,000 株 2020年3月期 11,720,000 株
② 期末自己株式数 2021年3月期 265,993 株 2020年3月期 272,955 株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 11,451,909 株 2020年3月期 11,444,345 株
(参考)個別業績の概要
2021年3月期の個別業績(2020年4月1日∼2021年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 4,174 3.8 1,528 38.1 1,828 43.2 1,450 26.5
2020年3月期 4,020 △4.0 1,106 △15.9 1,276 △17.3 1,147 △16.5
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2021年3月期 126.68 ―
2020年3月期 100.24 ―
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2021年3月期 31,585 24,442 77.4 2,133.96
2020年3月期 31,269 23,830 76.2 2,081.85
(参考) 自己資本 2021年3月期 24,442百万円 2020年3月期 23,830百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の
業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料
4ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧下さい。
(決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手方法)
当社は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を考慮し、従来開催していた決算説明会に代えて、2021年5月19日(水)に決算説明の概要を録画した
動画及び説明会資料を当社ホームページにて公開する予定です。
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………4
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………5
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………7
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………12
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………12
(未適用の会計基準等) ……………………………………………………………………………12
(表示方法の変更) …………………………………………………………………………………12
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………13
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………18
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………18
1
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行の影響を受け、経済活動の停滞
や個人消費の低迷が続くなど厳しい状況となりました。また、景気の先行きにつきましては、各種政策効果や海外経
済の改善により持ち直していくことが期待されるものの、感染再拡大による国内外経済の下振れリスクや金融資本市
場の変動等の影響により、不透明な状況が続いております。
このような経営環境の下、当フジボウグループは中期経営計画『加速17-20』において、研磨材事業・化学工業品事
業では、研究開発力、生産能力の強化を進めるとともに、コスト削減、効率化、収益力の向上に努めました。また、
繊維事業では、市場縮小に加えて、コロナ感染拡大に伴う売上減に対応するため、サプライチェーンの最適化・高度
化による競争力の強化や販売戦略の見直し、経費削減等、様々な事業改革を進めました。
この結果、当連結会計年度の売上高は前年同期比1,768百万円(4.6%)減収の36,932百万円、営業利益は1,206百万円
(29.6%)増益の5,285百万円、経常利益は1,120百万円(25.9%)増益の5,450百万円となりました。これに特別損益、法
人税等を加減した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比2,046百万円(90.2%)増益の4,315百万円と
なりました。
セグメント別の業績は以下の通りであります。
①研磨材事業
主力の超精密加工用研磨材は、新型コロナウイルス感染症の影響による部材調達遅延や経済活動の抑制などの
影響も懸念されましたが、シリコンウエハー用途および半導体デバイス用途(CMP)等は各種センサー用、5
G通信用およびパソコン用の半導体需要の増加に加え、自動車販売の急回復により拡大しました。ハードディス
ク用途は一部のユーザーからの受注が減少し、液晶ガラス用途についてもTV、パソコン用大型パネル向けの需
要は新型コロナウイルス感染症による巣ごもり消費により堅調に推移したものの、中小型パネル向けの需要は低
迷しました。
この結果、売上高は前年同期比1,472百万円(12.6%)増収の13,168百万円、営業利益は993百万円(39.1%)増益
の3,533百万円となりました。
②化学工業品事業
機能化学品および医薬中間体などの受託製造は、機能性材料用の一部製品で新型コロナウイルス感染症の影響
を受け減産となりましたが、その他農薬用、機能性材料用を中心に受注は堅調に推移しました。また、中国にお
ける環境規制の影響による化学工業品生産の日本国内回帰の傾向が続いており、柳井工場・武生工場ともに高い
稼働率を維持し、売上高・営業利益が過去最高となりました。
この結果、売上高は前年同期比364百万円(2.7%)増収の13,664百万円、営業利益は117百万円(9.3%)増益の
1,383百万円となりました。
③繊維事業
繊維事業は、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴い、消費行動の自粛やインバウンド需要の減少が続き、
収益環境は厳しいものとなりました。そのため、百貨店および量販店向け肌着の在庫削減による物流費用の低減
や、国内外生産拠点の適正化によるコストダウンを進めるとともに、不採算分野からの縮小撤退など、体質改善
に向けた構造改革を進めました。一方でインターネットなど新規チャネルでは、巣ごもり消費の活発化を背景に
ネット限定商品の拡充を図りました。
この結果、売上高は前年同期比2,686百万円(27.5%)減収の7,067百万円、営業利益は61百万円(37.9%)増益の
224百万円となりました。
2
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
④その他
化成品部門は、デジタルカメラ用部品および医療機器用部品はコロナ禍で落ち込んだ需要が徐々に回復してき
たものの、苦戦しました。金型部門は自動車・二輪車各メーカーのモデルチェンジに向けた量産用金型が堅調に
推移しました。貿易部門は、中米カリブ海地域向け自動車・農業用機械などの三国間貿易が大幅に減少し、低調
に終わりました。
この結果、売上高は前年同期比919百万円(23.3%)減収の3,032百万円、営業利益は32百万円(29.4%)増益の143
百万円となりました。
(2)当期の財政状態の概況
①資産
資産合計は前連結会計年度末に比べて3,595百万円増加の55,789百万円となりました。
流動資産は455百万円減少の18,433百万円となりましたが、これは現金及び預金やたな卸資産が減少したことな
どによります。
固定資産は4,050百万円増加の37,355百万円となりましたが、これは主力の研磨材事業および化学工業品事業に
おいて設備投資を進めたことによります。
②負債
負債合計は前連結会計年度末に比べて154百万円増加の18,506百万円となりました。
流動負債は471百万円増加の11,882百万円となりましたが、これは、設備関係支払手形などのその他の流動負債
が増加したことなどによります。
固定負債は316百万円減少の6,623百万円となりました。これは、退職給付に係る負債が減少したことなどによ
ります。
③純資産
純資産合計は前連結会計年度末に比べて3,440百万円増加し、37,282百万円となりました。これは、剰余金の配
当による減少が1,145百万円ありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による増加が4,315百万円あ
ったことなどによります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、法人税等の支払などがありましたが、税金
等調整前当期純利益や減価償却費の計上などにより6,792百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローにつきましては、主として固定資産の取得による支出により、5,818百万円の支
出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローにつきましては、借入金の返済や配当金の支払などにより、1,312百万円の支出
となりました。
この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べて358百万円減少の
4,571百万円となりました。
3
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
景気の先行きにつきましては、各種政策効果や海外経済の改善により持ち直していくことが期待されるものの、新
型コロナウイルス感染症再拡大による国内外経済の下振れリスクや金融資本市場の変動などにより、不透明な状況が
続いております。
次期の業績予想につきましては、売上高では新たに導入される収益認識基準の影響を化学工業品事業を中心に受け
ること、利益では研磨材事業および化学工業品事業において今年度実施した積極的な設備投資による減価償却負担が
急増することなどにより、売上高33,000百万円(収益認識基準適用前37,000百万円 前年同期比0.2%増収)、営業利
益5,000百万円(前年同期比5.4%減益)、経常利益5,200百万円(前年同期比4.6%減益)、親会社株主に帰属する当期
純利益3,500百万円(前年同期比18.9%減益)を見込んでおります。
なお、業績予想につきましては、当社が現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は
様々な要因により予想値と大きく異なる可能性があります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性および企業間の比較可能性等を考慮し、当面は日本基準で連結財務
諸表を作成する方針であります。
なお、国際会計基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
4
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 4,994 4,616
受取手形及び売掛金 8,368 8,622
商品及び製品 1,692 1,119
仕掛品 2,474 2,012
原材料及び貯蔵品 1,172 1,094
その他 331 984
貸倒引当金 △146 △16
流動資産合計 18,888 18,433
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 15,655 19,248
減価償却累計額 △8,791 △8,892
建物及び構築物(純額) 6,863 10,355
機械装置及び運搬具 28,795 32,783
減価償却累計額 △23,661 △23,938
機械装置及び運搬具(純額) 5,134 8,845
土地 13,891 13,806
リース資産 122 132
減価償却累計額 △81 △75
リース資産(純額) 40 56
建設仮勘定 3,614 279
その他 2,971 3,038
減価償却累計額 △2,184 △2,388
その他(純額) 787 650
有形固定資産合計 30,331 33,995
無形固定資産 744 673
投資その他の資産
投資有価証券 1,771 2,165
繰延税金資産 136 194
その他 363 327
貸倒引当金 △42 △0
投資その他の資産合計 2,229 2,687
固定資産合計 33,305 37,355
資産合計 52,194 55,789
5
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 3,841 3,743
電子記録債務 873 851
短期借入金 1,189 1,194
リース債務 42 38
未払法人税等 759 947
賞与引当金 602 598
返品調整引当金 37 17
その他 4,065 4,491
流動負債合計 11,411 11,882
固定負債
長期借入金 298 164
リース債務 60 68
繰延税金負債 712 832
再評価に係る繰延税金負債 732 729
退職給付に係る負債 4,730 4,413
資産除去債務 311 312
その他 94 101
固定負債合計 6,940 6,623
負債合計 18,351 18,506
純資産の部
株主資本
資本金 6,673 6,673
資本剰余金 2,176 2,184
利益剰余金 23,580 26,481
自己株式 △555 △541
株主資本合計 31,874 34,797
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 390 721
繰延ヘッジ損益 △17 △2
土地再評価差額金 1,270 1,540
為替換算調整勘定 313 227
退職給付に係る調整累計額 9 △1
その他の包括利益累計額合計 1,967 2,485
非支配株主持分 0 0
純資産合計 33,842 37,282
負債純資産合計 52,194 55,789
6
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 38,701 36,932
売上原価 25,962 24,728
売上総利益 12,738 12,203
販売費及び一般管理費
運送費及び保管費 960 779
給料及び賃金 1,747 1,477
貸倒引当金繰入額 171 △128
退職給付費用 249 133
賞与引当金繰入額 187 149
技術研究費 1,220 1,080
その他 4,122 3,426
販売費及び一般管理費合計 8,659 6,918
営業利益 4,079 5,285
営業外収益
受取利息 2 1
受取配当金 52 48
固定資産賃貸料 266 263
その他 77 39
営業外収益合計 398 353
営業外費用
支払利息 15 14
固定資産賃貸費用 63 59
コミットメントフィー 32 32
為替差損 8 26
その他 27 54
営業外費用合計 147 187
経常利益 4,329 5,450
特別利益
固定資産売却益 2 ―
投資有価証券売却益 0 15
補助金収入 ― 900
特別利益合計 2 915
特別損失
固定資産処分損 176 271
減損損失 355 160
新型コロナウイルス感染症に係る支援費用 ― 78
構造改革費用 206 ―
その他 43 21
特別損失合計 781 532
税金等調整前当期純利益 3,551 5,834
法人税、住民税及び事業税 1,321 1,586
法人税等調整額 △39 △68
法人税等合計 1,281 1,518
当期純利益 2,269 4,315
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に
△0 0
帰属する当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益 2,269 4,315
7
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 2,269 4,315
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △159 330
繰延ヘッジ損益 △11 15
為替換算調整勘定 75 △86
退職給付に係る調整額 13 △11
その他の包括利益合計 △81 247
包括利益 2,187 4,563
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 2,187 4,563
非支配株主に係る包括利益 0 △0
8
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 6,673 2,174 22,455 △573 30,729
当期変動額
剰余金の配当 △1,144 △1,144
親会社株主に帰属す
2,269 2,269
る当期純利益
土地再評価差額金の
0 0
取崩
自己株式の取得 △1 △1
自己株式の処分 2 19 21
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― 2 1,124 17 1,145
当期末残高 6,673 2,176 23,580 △555 31,874
その他の包括利益累計額
その他の 非支配
その他有価証 繰延ヘッジ 土地再評価 為替換算 退職給付に係 純資産合計
包括利益 株主持分
券評価差額金 損益 差額金 調整勘定 る調整累計額
累計額合計
当期首残高 550 △6 1,270 238 △3 2,048 0 32,778
当期変動額
剰余金の配当 △1,144
親会社株主に帰属す
2,269
る当期純利益
土地再評価差額金の
0
取崩
自己株式の取得 △1
自己株式の処分 21
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △159 △11 △0 75 13 △81 0 △81
額)
当期変動額合計 △159 △11 △0 75 13 △81 0 1,063
当期末残高 390 △17 1,270 313 9 1,967 0 33,842
9
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 6,673 2,176 23,580 △555 31,874
当期変動額
剰余金の配当 △1,145 △1,145
親会社株主に帰属す
4,315 4,315
る当期純利益
土地再評価差額金の
△269 △269
取崩
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 8 14 22
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― 8 2,900 13 2,922
当期末残高 6,673 2,184 26,481 △541 34,797
その他の包括利益累計額
その他の 非支配
その他有価証 繰延ヘッジ 土地再評価 為替換算 退職給付に係 純資産合計
包括利益 株主持分
券評価差額金 損益 差額金 調整勘定 る調整累計額
累計額合計
当期首残高 390 △17 1,270 313 9 1,967 0 33,842
当期変動額
剰余金の配当 △1,145
親会社株主に帰属す
4,315
る当期純利益
土地再評価差額金の
△269
取崩
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 22
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 330 15 269 △86 △11 517 △0 517
額)
当期変動額合計 330 15 269 △86 △11 517 △0 3,440
当期末残高 721 △2 1,540 227 △1 2,485 0 37,282
10
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 3,551 5,834
減価償却費 2,318 2,540
のれん償却額 56 48
減損損失 355 160
貸倒引当金の増減額(△は減少) 171 △172
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △113 △331
受取利息及び受取配当金 △54 △50
支払利息 15 14
為替差損益(△は益) 3 5
固定資産売却損益(△は益) △2 ―
固定資産処分損益(△は益) 176 271
投資有価証券売却損益(△は益) △0 △15
補助金収入 ― △900
売上債権の増減額(△は増加) 1,029 △254
たな卸資産の増減額(△は増加) △78 1,102
仕入債務の増減額(△は減少) 76 △111
その他 192 △510
小計 7,696 7,632
利息及び配当金の受取額 54 50
利息の支払額 △16 △14
補助金の受取額 ― 500
法人税等の支払額 △1,187 △1,375
営業活動によるキャッシュ・フロー 6,548 6,792
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形及び無形固定資産の取得による支出 △4,178 △5,869
有形及び無形固定資産の売却による収入 16 27
有形固定資産の除却による支出 △146 △58
投資有価証券の取得による支出 △7 △10
投資有価証券の売却による収入 0 73
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
26 ―
る収入
その他 0 19
投資活動によるキャッシュ・フロー △4,289 △5,818
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △608 △16
長期借入れによる収入 ― 72
長期借入金の返済による支出 △331 △181
自己株式の取得による支出 △1 △0
配当金の支払額 △1,139 △1,140
リース債務の返済による支出 △92 △46
財務活動によるキャッシュ・フロー △2,174 △1,312
現金及び現金同等物に係る換算差額 14 △21
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 100 △358
現金及び現金同等物の期首残高 4,830 4,930
現金及び現金同等物の期末残高 4,930 4,571
11
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(未適用の会計基準等)
・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)
・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2020年3月31日)
(1)概要
収益認識に関する包括的な会計基準であります。収益は、次の5つのステップを適用し認識されます。
ステップ1:顧客との契約を識別する。
ステップ2:契約における履行義務を識別する。
ステップ3:取引価格を算定する。
ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する。
ステップ5:履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する。
(2)適用予定日
2022年3月期の期首より適用予定であります。
(3)当該会計基準等の適用による影響
影響額は、当連結財務諸表の作成時において評価中であります。
(表示方法の変更)
(連結損益計算書関係)
前連結会計年度において、「営業外費用」の「その他」に含めていた「為替差損」は、営業外費用の総額の100分
の10を超えたため、当連結会計年度より独立掲記することとしております。この表示方法の変更を反映させるため、
前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外費用」の「その他」に表示していた36百万円は、
「為替差損」8百万円、「その他」27百万円として組み替えております。
12
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
(セグメント情報等)
①セグメント情報)
1 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会
が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものでありま
す。
当社は持株会社として製品・サービスについて国内及び国外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開して
おります。
したがって、当社グループは製品・サービス別のセグメントから構成されており、「研磨材事業」、「化学
工業品事業」、「繊維事業」の3つを報告セグメントとしております。
「研磨材事業」は、超精密加工用研磨材及び不織布の製造及び販売をしております。「化学工業品事業」は、
化学工業製品の製造及び販売をしております。「繊維事業」は、紡績糸、織物及び編物などの素材から二次製
品にいたる各種繊維工業品の製造、加工及び販売をしております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成において採用している会計処理の方
法と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
13
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
3 報告セグメントごとの売上高、利益、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結財務諸
その他 調整額
化学 合計 表計上額
研磨材 (注)1 (注)2
工業品 繊維事業 計 (注)3
事業
事業
売上高
外部顧客への売上高 11,695 13,300 9,753 34,749 3,952 38,701 ― 38,701
セグメント間の内部
8 ― ― 8 0 8 △8 ―
売上高又は振替高
計 11,703 13,300 9,753 34,757 3,952 38,709 △8 38,701
セグメント利益 2,540 1,265 162 3,969 110 4,079 △0 4,079
セグメント資産 17,195 10,070 8,567 35,833 4,581 40,414 11,779 52,194
その他の項目
減価償却費 1,028 934 197 2,160 142 2,303 ― 2,303
のれんの償却額 ― ― ― ― 56 56 ― 56
有形固定資産及び
1,396 1,695 154 3,245 199 3,445 26 3,471
無形固定資産の増加額
(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、自動車関連事業、化成品事業及
び精製事業等を含んでおります。
2 調整額は以下の通りであります。
(1)セグメント利益の調整額△0百万円には、セグメント間取引消去が含まれております。
(2)セグメント資産の調整額11,779百万円には、各報告セグメントに配分していない全社資産11,782百万
円及びセグメント間の債権の相殺消去△2百万円が含まれております。全社資産の主なものは、当社
での余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)、賃貸等不動産及び管理部門に
係る資産等であります。
(3)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額26百万円は、事務機器および情報システム等への設
備投資額であります。
3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
14
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結財務諸
その他 調整額
化学 合計 表計上額
研磨材 (注)1 (注)2
工業品 繊維事業 計 (注)3
事業
事業
売上高
外部顧客への売上高 13,168 13,664 7,067 33,899 3,032 36,932 ― 36,932
セグメント間の内部
7 ― ― 7 0 7 △7 ―
売上高又は振替高
計 13,175 13,664 7,067 33,907 3,032 36,939 △7 36,932
セグメント利益 3,533 1,383 224 5,141 143 5,284 0 5,285
セグメント資産 20,650 12,541 6,739 39,930 3,513 43,444 12,345 55,789
その他の項目
減価償却費 1,193 1,013 166 2,374 151 2,525 ― 2,525
のれんの償却額 ― ― ― ― 48 48 ― 48
有形固定資産及び
3,167 3,242 122 6,532 101 6,634 36 6,670
無形固定資産の増加額
(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、自動車関連事業、化成品事業及
び精製事業等を含んでおります。
2 調整額は以下の通りであります。
(1)セグメント利益の調整額0百万円には、セグメント間取引消去が含まれております。
(2)セグメント資産の調整額12,345百万円には、各報告セグメントに配分していない全社資産12,364百万
円及びセグメント間の債権の相殺消去△19百万円が含まれております。全社資産の主なものは、当社
での余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)、賃貸等不動産及び管理部門に
係る資産等であります。
(3)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額36百万円は、情報システム等への設備投資額であり
ます。
3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
15
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
②関連情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
日本 その他 合計
33,948 4,752 38,701
(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載
を省略しております。
3 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありま
せん。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
日本 その他 合計
32,576 4,356 36,932
(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載
を省略しております。
3 主要な顧客ごとの情報
(単位:百万円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
住友商事ケミカル㈱ 4,814 研磨材事業
16
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
③報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
化学 その他 全社・消去 合計
研磨材
工業品 繊維事業 計
事業
事業
減損損失 ― 41 307 348 ― 6 355
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
化学 その他 全社・消去 合計
研磨材
工業品 繊維事業 計
事業
事業
減損損失 ― 13 ― 13 ― 147 160
④報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
化学 その他 全社・消去 合計
研磨材
工業品 繊維事業 計
事業
事業
当期償却額 ― ― ― ― 56 ― 56
当期末残高 ― ― ― ― 415 ― 415
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
化学 その他 全社・消去 合計
研磨材
工業品 繊維事業 計
事業
事業
当期償却額 ― ― ― ― 48 ― 48
当期末残高 ― ― ― ― 366 ― 366
⑤報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
該当事項はありません。
17
富士紡ホールディングス株式会社(3104) 2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 2,956.42円 3,254.99円
1株当たり当期純利益 198.27円 376.85円
(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2 1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下の通りであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 2,269 4,315
普通株主に帰属しない金額(百万円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
2,269 4,315
(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 11,444 11,451
3 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下の通りであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 33,842 37,282
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 0 0
(うち非支配株主持分(百万円)) (0) (0)
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 33,842 37,282
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式
11,447 11,454
の数(千株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
18