3104 富士紡HD 2021-01-29 11:30:00
中期経営計画『増強21-25』について [pdf]

                                                            2021 年 1 月 29 日
各   位

                                   会社名         富士紡ホールディングス株式会社
                                   代表者名        取締役会長兼社長 中 野 光 雄
                                               (コード番号 3104 東証第一部)
                                   問合せ先        取締役           吉 田 和 司
                                                       (Tel. 03-3665-7612)



                   中期経営計画『増強 21-25』について

  富士紡ホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、取締役会長兼社長:中野光雄)は、
2021 年度から 2025 年度までの当社グループ中期経営計画『増強 21-25』を策定いたしました。
  2021 年3月に終了します現中期経営計画『加速 17-20』では、研磨材事業・化学工業品事業で
は、研究開発力、生産能力の強化を進めるとともに、コスト削減、効率化、収益力の向上に努めまし
た。また、繊維事業では、市場縮小に加えてコロナ感染拡大に伴う売上減に対応するため、サプライ
チェーンの最適化・高度化による競争力の増強や販売戦略の見直し、経費削減等、様々な事業改
革を進めました。
  今回策定いたしました中期経営計画『増強 21-25』では、未来のありたい姿から導出した 2025 年
像と現状の延長線上の 2025 年像とのギャップを埋めるべく、中期的に取り組む施策を着実に実施
し、持続可能な儲かるビジネスへの転換を図ります。
  新たな計画における経営の方針は次のとおりです。

    “圧倒的なニッチナンバーワン”を目指し、
     (1)収益機会の“増” 加(高成長・高収益な事業領域への特化・進出)
     (2)提供価値の“強” 化(ソリューション提供型の“高度受託ビジネス”化)
     (3)DX の継続・深化による、業務プロセス革新(デジタルを活用したサプライチェーン全体の
        高度化の一層の推進による、生産性の飛躍的向上)
     を推進し、稼ぐ力を“増強”します。

 これにより、2025 年度の連結業績目標(売上高: 600 億円、営業利益: 100 億円)の達成に向け
フジボウグループ一丸となって取り組んでまいります。
 中期経営計画の概要につきましては、別紙(中期経営計画『増強 21-25』)をご覧ください。

                                                                       以 上

        ※   当資料に掲載されている内容は、種々の前提に基づいて作成したものでありますが、
            記載された将来の業績を保証するものではなく、経営環境の変化等により異なる結果と
            なる可能性があることにご留意ください。


〔本件に関するお問合せ先〕
  経営企画部 大 宅              TEL      :03-3665-7602
                         E-Mail   :tooya@fujibo.co.jp
              中期経営計画 『 増強 21-25 』(骨子)
                     (   2021 年度~2025 年度 )
                                              2021 年1月 29 日
                                         富士紡ホールディングス株式会社
Ⅰ. FUJIBO グループの企業理念
   私たちは、一世紀を超える歴史の中で培った技術と経験を生かし、
   つねに時代が求める新しい技術・製品を提供することで先端産業を支え、
   人・社会・地球環境にとってより豊かで持続可能な未来の創造に貢献し続けます。


Ⅱ. FUJIBO グループの企業ビジョン
   壁を破る、時代を拓く ~ メーカーとしての指針
     主力事業の競争力強化、成長市場での新事業創出など、つねに壁をうち破るチャレ
     ンジを続け、人の暮らしと産業の発展に貢献する。
   誠実な経営、持続可能な成長 ~ 経営の指針
     コーポレートガバナンス、リスクマネジメントの強化が重要であると認識し、企業理念に則
     り、株主をはじめとするステークホルダーの皆さまから信頼される誠実な経営を目指す。
   個を尊ぶ、和を育む ~ 労働環境の指針
     社員一人ひとりに公平な機会と公正な評価を与え、切磋琢磨して共に向上し合える環
     境を創造。個を尊重することで、競争力とチームワークが育つ職場を創る。


Ⅲ. 新中期経営計画の全体方針
   『増強 21-25』のビジョン
   ➢ “圧倒的なニッチナンバーワン”を目指し、稼ぐ力の“増強”と DX の継続・深化




                              -1-
Ⅳ. 経営目標




   【2025年度(2026年3月期)の連結業績目標】
                      2020年度        2025年度
                        予想           計画
           売上高              365億円      600億円
          営業利益               49億円      100億円
          営業利益率             13.4%       16.7%
           ROE               9.4%      10%以上
           ROIC              9.0%      10%以上
          自己資本比率            68.0%      65%以上



                      -2-
    【セグメント別計数目標】
                       売上高 (億円)              営業利益 (億円)
                   2020年度予想   2025年度計画    2020年度予想   2025年度計画

      研磨材事業            130          280       33         70
     化学工業品事業           135          200       12         20
      生活衣料事業            70           70        2          7
          その他事業         30           50        2          3
           合計          365          600       49        100


Ⅴ. 基本戦略
1. ポートフォリオ改革
   ① 研磨材・化学工業品・化成品事業における有望市場向けの更なる高付加価値化
   ② 衣料品・特化素材・汎用素材事業における低採算領域の構造改革
   を推進する。




2. 事業別の“増強”




Ⅵ. 投資計画
                21-25年度累計
    設備投資                      150億円
    減価償却                      150億円
    M&A 予算など           100~150億円

                              -3-
Ⅶ. 株主還元方針
  ・中長期的な企業価値向上のため、成長投資に振り向ける内部留保を確保
  ・株主の皆さまへの還元を最重要と認識しており、配当は長期安定的かつ業績に対応して
   実施、自己株式の買入は機動的に実施


Ⅷ. ESG(環境・社会・企業統治)・SDGsへの取組み
 当社は、従来より独自のESG・SDGsに取組んでおります(詳細は後日ホームページに掲載)。
 新中期経営計画においても、持続可能な成長を目指し、一層積極的に取組んでまいります。




Ⅸ. 富士紡のROIC経営
 ROIC をブレイクダウンし、個々の施策を達成することで全社の ROIC 向上を図る。




                                               以 上



                       -4-