3103 ユニチカ 2019-11-26 15:30:00
2020年3月期 第2四半期決算説明会 [pdf]
2020年3月期 第2四半期決算説明会
2019年11月26日
内容
1.2020年3月期第2四半期決算概要 3.2020年3月期通期業績予想
・業績の概要 ・2020年3月期通期業績予想
・営業利益変動要因分析 ・セグメント別業績予想
・資産・負債・純資産 ・環境関連製品の主な展開
・財務体質健全化に向けた推移 ・品質保証体制に関して
2.各事業セグメントの状況 補足資料
・セグメント別 業績の概要 ・主要施策の進捗
・高分子事業の状況 ・国内シェア優位事業
・機能材事業の状況 ・事業構成
・繊維事業の状況
1
内容
1.2020年3月期第2四半期決算概要 3.2020年3月期通期業績予想
・業績の概要 ・2020年3月期通期業績予想
・営業利益変動要因分析 ・セグメント別業績予想
・資産・負債・純資産 ・環境関連製品の主な展開
・財務体質健全化に向けた推移 ・品質保証体制に関して
2.各事業セグメントの状況 補足資料
・セグメント別 業績の概要 ・主要施策の進捗
・高分子事業の状況 ・国内シェア優位事業
・機能材事業の状況 ・事業構成
・繊維事業の状況
2
業績の概要
連結合計 18年上期 19年上期 前年同期比
半導体用途や自動車用途等の (金額単位:億円) 実績 実績 金額 率
需要減少、火災の影響などに
売上高 634 605 ▲29 ▲5%
より減収。
営業利益 44 29 ▲15 ▲35%
営業利益率 7.0% 4.7% (▲2.2%) ー
営業利益は、高分子事業の販 営業外収益 7 3 ▲4 ー
売量の減少や、火災の影響な 営業外費用 9 11 +2 ー
どにより減益。
経常利益 43 21 ▲21 ▲50%
特別利益 4 1 ▲3 ー
為替差損の影響により、営業外 特別損失 3 32 +30 ー
損益はマイナスに影響。
税金等調整前四半期純利益 44 ▲10 ▲54 ー
親会社株主に帰属する
39 ▲14 ▲53 ー
四半期期純利益
訴訟損失引当金繰入額の計上
等による特別損失の発生によ 減価償却費 21 23 +2 +7%
り、四半期純利益は減益。
設備投資 33 32 ▲1 ▲4%
3
営業利益変動要因分析
(金額単位:億円) 原燃料
価格変動
+7 販売数量
▲16
売値・
商品構成
+2
コスト要因・
その他 宇治火災
▲1 要因
▲7
▲15
44
29
2018年度上期 2019年度上期
4
資産・負債・純資産
(金額単位:億円) 2019年3月末 2019年9月末 増減
資産合計
1,991 1,943 ▲48
流動資産
899 850 ▲49
固定資産
1,092 1,093 +1
負債合計
1,577 1,545 ▲32
純資産合計
414 398 ▲16
株主資本
373 356 ▲17
その他の包括利益累計額
6 7 +2
非支配株主持分
35 34 ▲0
5
財務体質健全化に向けた推移
有利子負債、自己資本比率の推移
1,800 40.0%
1,646 財務体質の健全化
1,500
1,339 ■有利子負債削減
1,263 30.0%
2019年9月末は1,009億円と
1,200 1,093 1,053
金 1,026 1,009 なり、着実に削減は進んでいる。
19.7%
額 18.4% 率 現預金を差し引いたネット有利子
( 900 20.0% ( 負債は787億円。
億 19.0% 18.7% %
円 )
15.7%
) 600 ■自己資本比率
12.0% B種種類株式の 10.0% 2019年9月末は2019年3月末
C種種類株式を 一部を2019年
300 2017年6月末 2月末に償還 と比較して0.3ポイント減少し
6.1% に償還 18.7%となった。
0 0.0%
2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2019年
3月末 3月末 3月末 3月末 3月末 3月末 9月末
有利子負債 自己資本比率 自己資本比率
6
内容
1.2020年3月期第2四半期決算概要 3.2020年3月期通期業績予想
・業績の概要 ・2020年3月期通期業績予想
・営業利益変動要因分析 ・セグメント別業績予想
・資産・負債・純資産 ・環境関連製品の主な展開
・財務体質健全化に向けた推移 ・品質保証体制に関して
2.各事業セグメントの状況 補足資料
・セグメント別 業績の概要 ・主要施策の進捗
・高分子事業の状況 ・国内シェア優位事業
・機能材事業の状況 ・事業構成
・繊維事業の状況
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セグメント別 業績の概要
セグメント別 18年上期 19年上期 前年同期比
(金額単位:億円) 実績 実績 金額 率
売上高 634 605 ▲29 ▲5%
高分子事業 311 290 ▲20 ▲7%
機能材事業 63 65 +2 +3%
繊維事業 252 248 ▲4 ▲2%
その他 8 1 ▲7 ▲83%
営業利益 44 29 ▲15 ▲35%
高分子事業 40 29 ▲12 ▲29%
機能材事業 6 5 ▲1 ▲23%
繊維事業 ▲0 ▲3 ▲3 -
その他 ▲2 ▲1 +1 -
8
高分子事業の状況
半導体用途、自動車用途は減少。フィルム、樹脂は火災の影響を受ける。
フィルムは「エンブレムHG」などの高付加価値品が伸長。
(金額単位:億円) 18年上期 19年上期 増減 □フィルム 包装分野
高分子事業 売上高 311 290 ▲20 〔減収・ 梅雨明けが例年よりも遅れたことなどから一部の季節
利益横ばい〕 商品用途の需要が鈍化。バリアナイロンフィルム「エン
フィルム 166 159 ▲6
ブレムHG」などの高付加価値品は、売上が順調に拡
樹脂・他 87 79 ▲9 大。
不織布 58 53 ▲5 ◆工業分野
高分子事業 営業利益 40 29 ▲12
シリコーンフリー離型ポリエステルフィルム「ユニピー
ル」、耐熱性ポリアミドフィルム「ユニアミド」などの高付
加価値品は好調。
400 100
売上高
□樹脂・他 ◆ポリアリレート樹脂「Uポリマー」
311
290
〔減収・減益〕 情報通信機器用途は堅調に推移したが、海外向け自
300 75 動車用途の需要が減少。
◆その他の機能樹脂の各素材については、米中貿易
売
営 摩擦による市況悪化などにより低調に推移。
営業利益 業
上 200 40 29
50
利
高
益
□不織布 ポリエステルスパンボンド
100 25
〔減収・減益〕 海外向けの販売は、顧客開拓も進み順調に推移した
が、国内販売は全般的に伸び悩む。
コットンスパンレース
0 0
18年上期 19年上期 国内需要は一時的に減少したが、海外向けの衛材用
途は順調に販売が拡大。
フィルム 樹脂・他 不織布 高分子事業 営業利益
9
機能材事業の状況
全体では増収減益。ガラス繊維の産業資材が好調、
電子材料は、半導体市況悪化の影響を受けたが、高付加価値品は堅調。
(金額単位:億円) 18年上期 19年上期 増減 □機能材 ガラス繊維・産業資材分野
機能材事業 売上高 63 65 +2 〔増収・減益〕 テント・防煙垂れ壁・延焼防止シート等の建
ガラス繊維 37 39 +2 築用途の販売が順調に推移、環境関連用途
ガラスビーズ関連 13 13 +0
の販売も回復。
活性炭繊維(ACF) 13 13 ▲0
ガラス繊維・電子材料分野
機能材事業 営業利益 6 5 ▲1
海外向けでは超薄物や低熱膨張タイプなど
80 20 の高付加価値品の販売は好調、国内では半
売上高 導体市況の悪化の影響を受け、収益減少。
63 65
60 15
ガラスビーズ関連
営 工業用途は自動車分野や電子部品分野の
売 業
上 40 10
利
需要減少により苦戦、反射材用途は需要が
高 営業利益 益 回復したが採算面で苦戦。道路用途は順調
5
6 に売上が伸長。
20 5
活性炭繊維(ACF)
0 0 主力の浄水器用途は水栓一体型を中心に
18年上期 19年上期 好調に推移、VOC除去用途も販売が堅調、
ガラス繊維 ガラスビーズ関連 ACF 機能材事業 営業利益 工業用フィルター用途の販売は低調。
10
繊維事業の状況
これまでの減収トレンドに歯止め。
ユニフォーム分野は好調を維持したが、他は全体的に低調に推移。
(金額単位:億円) 18年上期 19年上期 増減 □繊維 産業繊維
繊維事業 売上高 252 248 ▲4 〔減収・減益〕 短繊維は、生活資材用途、産業資材用途
産業繊維 53 51 ▲3 の販売が堅調に推移したが、輸出が低調。
衣料繊維・他 199 197 ▲1
ポリエステル高強力糸は、土木建築用途で
販売が堅調に推移。
繊維事業 営業利益 ▲0 ▲3 ▲3
複合繊維は、資材用途の需要が減少。
450 30
売上高
252 248
300 20
衣料繊維・他
営
売
10
業 ユニフォーム分野のワーキング用途を中心
上 150 利
高 益
に好調、スポーツ分野や寝装分野の販売
営業利益
▲0 ▲3 は低調に推移、高機能素材の原糸輸出も
0 0 減少。
海外向けデニム生地の販売は前年並みで
▲ 150 -10
推移。
18年上期 19年上期
産業繊維 衣料繊維・他 繊維事業 営業利益
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内容
1.2020年3月期第2四半期決算概要 3.2020年3月期通期業績予想
・業績の概要 ・2020年3月期通期業績予想
・営業利益変動要因分析 ・セグメント別業績予想
・資産・負債・純資産 ・環境関連製品の主な展開
・財務体質健全化に向けた推移 ・品質保証体制に関して
2.各事業セグメントの状況 補足資料
・セグメント別 業績の概要 ・主要施策の進捗
・高分子事業の状況 ・国内シェア優位事業
・機能材事業の状況 ・事業構成
・繊維事業の状況
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2020年3月期通期業績予想
2019年度
2018年度
(金額単位:億円) 通期予想 増減 前提 2019年度
通期実績
(11/8 修正)
売上高 1,291 1,290 ▲1 原油($/バレル) 60
営業利益 81 65 ▲16 為替(円/$) 110
経常利益 71 52 ▲19
親会社株主に帰属
52 2 ▲50
する当期純利益
13
セグメント別業績予想
売上高 営業利益
(金額単位:億円)
2018年度 2019年度 2018年度 2019年度 主な施策
増減 増減
通期実績 通期予想 通期実績 通期予想
包装フィルムは、シェアの維持に努めるとともに、「エン
ブレムHG」など高付加価値品の拡販や非食品分野で
の採用拡大。工業フィルムは、「ユニピール」や「ユニア
ミド」などの高機能フィルムの拡販。
高分子事業 620 620 - 71 54 ▲17 樹脂は、「Uポリマー」は情報通信機器用途での販売に
注力し、米国やアジア向けで拡販。高耐熱ポリアミド樹
脂「ゼコット」は用途開拓、拡販。
不織布は、高付加価値品の拡販、コストダウン施策の
推進。また、海外のグローバル販売網を強化。
ガラス繊維は、環境関連用途と電子材料関連資材用
途の販売に注力、海外向けに、建築用途の拡販。ICク
ロスは、低熱膨張タイプ、超薄物タイプなどの高付加
機能材事業 127 135 +8 12 11 ▲1 価値品の拡販。
活性炭繊維は、浄水器用途でフィルターの高性能化を
進め、水栓一体型を中心に拡販。
産業繊維は、当社の強みであるポリエステル共重合技
術などを活かした高付加価値品の開発・拡販を加速。
繊維事業 529 535 +6 2 2 -
衣料繊維は、環境に配慮した素材の新規顧客拡大、
海外サプライチェーンの拡充、再構築。
その他 15 0 ▲15 ▲3 ▲2 +1 耐火スクリーン是正対応がほぼ完了。
合計 1,291 1,290 ▲1 81 65 ▲16
14
環境関連製品の主な展開 (環境トレンドの高まりに向けて)
SDGsを念頭に置き、その達成に貢献し得る事業・製品展開を推進してまいります
天然由来素材
環境貢献型 機能素材 □ 「テラマック」 3R関連製品
生分解性ポリ乳酸素材
※ Reduce Reuse Recycle
□ 活性炭繊維 □ 「コットエース」
浄水、空気浄化フィルター用 □ 「エコフレンドリー」
綿スパンレース
各種環境配慮型ポリエステル繊維
□ ナイロン中空糸膜 製品 (ケミカル・マテリアルリサイクル等)
化学物質除去フィルター用 □ 「ゼコット」
植物由来高耐熱ポリアミ □ 「エンブレムHG」
ド 高バリア性食品包装用
ナイロンフィルム (フードロス削減)
環境トレンドの高まりに
向けた製品展開の推進 15
品質保証体制に関して
8月27日、および11月1日に公表しておりますとおり、当社および当社子会社が製造、販売しました一部の製品に
おいて、品質管理上の不適切な事案が判明いたしました。これら事案に対しまして、順次、お客様への説明を行
い、適切な対応に努めておりますが、お客様を始めとするステークホルダーの皆様には、大変なご心配をおかけ
しておりますことにつきまして、あらためてお詫び申し上げます。
当社グループは、このたびの品質管理上の不適切事案について真摯に受け止め、原因究明、再発防止に向け
た取り組みを徹底し信頼回復に努めてまいります。現在、以下の再発防止策に取り組んでおりますが、引続き外
部調査委員会による調査を進め、その指摘、提言を受けながら、さらなる見直しを実施してまいります。
再発防止策について
(1)品質保証に関するコンプライアンス体制の強化 (2)品質保証に関する意識の改革、教育等
・品質保証委員会の設置 ・品質とコンプライアンスに係る教育
・品質管理組織の見直し ・品質保証部門の能力向上
・品質管理監査の実施
・品質保証ガイドライン
・改ざん防止のためのシステム高度化促進
16
内容
1.2020年3月期第2四半期決算概要 3.2020年3月期通期業績予想
・業績の概要 ・2020年3月期通期業績予想
・営業利益変動要因分析 ・セグメント別業績予想
・資産・負債・純資産 ・環境関連製品の主な展開
・財務体質健全化に向けた推移 ・品質保証体制に関して
2.各事業セグメントの状況 補足資料
・セグメント別 業績の概要 ・主要施策の進捗
・高分子事業の状況 ・国内シェア優位事業
・機能材事業の状況 ・事業構成
・繊維事業の状況
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主要施策の進捗
成長戦略(高分子セグメント)
施策 進捗状況(前年同期比) 評価
エンブレムアジア製品のグローバル市場 中国製品のアジア市場流入等の影
△
拡大 響を受け、やや苦戦。
惣菜やレトルトコーン向けなどに採
バリアナイロンフィルム「エンブレムHG」の ○
用が国内外で拡大しており、売上高
展開
は1.4倍に拡大。
フィルム
シリコーンフリー離型ポリエステル
○
工業用ポリエステルフィルムの拡販 フィルム「ユニピール」は国内外に拡
販、売上高は2.5倍に拡大。
一部用途で需要が回復し、売上高は
耐熱ポリアミドフィルム「ユニアミド」の拡販 ○
2.3倍に拡大。
18
主要施策の進捗
成長戦略(高分子セグメント)
施策 進捗状況(前年同期比) 評価
太陽電池用途では需要減少。新規
「アローベース」の拡販 △
用途での拡販を進める。
樹脂 情報通信機器用途は堅調、海外向
「Uポリマー」の拡販 △
け自動車部品用途で苦戦。
化粧品ボトル用途などの差別化アイ
高機能性PETの拡販 △
テムの拡販を進める。
19
主要施策の進捗
成長戦略(機能材、繊維セグメント)
施策 進捗状況 評価
活性炭 工業用フィルター用途の販売は低
浄水器用、及び空気浄化用フィルターの
繊維 調、主力の浄水器用途やVOC除去 △
拡販による海外市場の開拓
(ACF) 用途は堅調に推移。
産業資材分野は建築用途が順調、
環境関連用途も回復。電材分野は、
ガラス 産業資材・電材分野(特殊クロス等)の拡
半導体市況悪化の影響を受けるが、 ○
繊維 販
超薄物、低熱膨張タイプなど高付加
価値品の販売は順調。
ガラス 需要拡大が見込まれる高精度ガラスビー 工業用途、反射材用途で苦戦、道
△
ビーズ ズの生産強化・拡販 路用途は売上が伸長。
産業 主要顧客への付加価値品の販売拡
ポリエステル 付加価値品の拡販 △
繊維 大を進める。
20
国内シェア優位事業
※シェアは当社推定
国内
製品 主な用途 当社の強み
シェア
40% 食品包装用 同時二軸延伸技術
ナイロンフィルム
(1位) (世界シェア 約15%) 商品のバリエーション
35% 自動車内装、建築、土木資材
ポリエステルスパンボンド 複合繊維化技術
(1位) 農業資材、衛生材料、生活資材
高分子
60%
コットンスパンレース 衛生材料、生活資材、医療資材 天然素材のシート化技術
(1位)
当社
ポリアリレート樹脂 自動車部品、電気・精密機器部材 耐熱性・透明性
独自
20% フィルター素材、FRP用、建築
ガラスクロス(産業用) 原繊・製織技術
(2位) 土木資材
機能材
40%
ガラスビーズ 各種反射材、工業用ビーズ 商品のバリエーション
(1位)
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事業構成
高分子事業(売上高構成比 48%)
◆フィルム ナイロンフィルム
ポリエステルフィルム
◆樹脂 ナイロン樹脂
ポリエステル樹脂
ポリアリレート樹脂
その他(売上高構成比 0%) ◆不織布 ポリエステルスパンボンド
スパンレース
19年上期
売上高
605億円
繊維事業(売上高構成比 41%) 機能材事業(売上高構成比 11%)
◆産業繊維 ポリエステル高強力糸 ◆ガラス繊維
ポリエステル短繊維 等 ◆ガラスビーズ
◆衣料繊維 ユニフォーム ◆活性炭繊維
一般・婦人衣料素材
スポーツ衣料素材 等 22
ご注意
本資料中の予想は、現時点における将来の経済環境予想等の仮
定に基づいております。実際の業績は、今後の種々の要因によっ
て異なる結果となる可能性があります。
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