3103 ユニチカ 2021-11-09 11:00:00
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                                                                                                            
 
               2022年3月期             第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                       2021年11月9日
上場会社名   ユニチカ株式会社                                                                     上場取引所        東
コード番号   3103  URL https://www.unitika.co.jp/
代表者     (役職名) 代表取締役社長                (氏名)上埜 修司
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長                   (氏名)藤本 真澄                                       TEL       06-6281-5721
四半期報告書提出予定日   2021年11月12日            配当支払開始予定日                                -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無      :有 (証券アナリスト・機関投資家向け)

                                                                                                 (百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
 (1)連結経営成績(累計)                                                                 (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                                  親会社株主に帰属する
                     売上高                             営業利益                経常利益
                                                                                                    四半期純利益

                    百万円               %              百万円       %         百万円               %           百万円            %
2022年3月期第2四半期       55,514            -              3,392    21.2           2,922     81.4            2,214       △40.7
2021年3月期第2四半期       54,828         △9.4              2,798   △2.4            1,610    △25.0            3,731          -
(注)包括利益    2022年3月期第2四半期              3,260百万円 (△20.8%)          2021年3月期第2四半期                   4,114百万円 (-%)


                                                潜在株式調整後
                    1株当たり
                                                  1株当たり
                   四半期純利益
                                                 四半期純利益

                                   円 銭                       円 銭
2022年3月期第2四半期                      35.61                     18.16
2021年3月期第2四半期                      61.93                     29.48
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、2022年3
月期第2四半期の売上高については、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前年同四半期増減率は記載しておりません。


    (2)連結財政状態
                         総資産                                    純資産                              自己資本比率

                                            百万円                              百万円                                      %
2022年3月期第2四半期                              192,017                           44,131                                 22.0
2021年3月期                                   190,403                           41,192                                 20.7
(参考)自己資本        2022年3月期第2四半期                    42,314百万円           2021年3月期           39,476百万円

2.配当の状況
                                                              年間配当金
                  第1四半期末                   第2四半期末            第3四半期末                   期末                      合計
                             円 銭                     円 銭               円 銭                     円 銭                 円 銭
2021年3月期                      -                      0.00               -                      0.00                 0.00
2022年3月期                      -                      0.00
2022年3月期(予想)                                                            -                      0.00                 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
(注)上記「配当の状況」は、普通株式に係る配当の状況です。当社が発行する普通株式と権利関係の異なる種類株式
(非上場)の配当の状況については、後述の「種類株式の配当の状況」をご覧ください。
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
                                                                         (%表示は、対前期増減率)
                                                                     親会社株主に帰属         1株当たり
                     売上高       営業利益            経常利益
                                                                      する当期純利益         当期純利益

                    百万円    %   百万円      %      百万円           %        百万円        %          円 銭
          通期    116,500    -   6,600   9.7     5,400        0.3       4,000     3.5         63.80
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、上記の連
結予想は当該会計基準等を適用した後の数値となっております。このため、当該基準適用前の2021年3月期の売上高の実績値に対する増減率は記
載しておりません。



※    注記事項
    (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
       新規 -社 (社名)  、除外 -社 (社名)


    (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無



    (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
      ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更    :有
      ② ①以外の会計方針の変更           :無
      ③ 会計上の見積りの変更            :無
      ④ 修正再表示                 :無
     (注)詳細は、添付資料10ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変
     更)」をご覧ください。

    (4)発行済株式数(普通株式)
      ① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期2Q                   57,752,343株   2021年3月期         57,752,343株
      ②   期末自己株式数                 2022年3月期2Q              95,485株    2021年3月期            95,236株
      ③   期中平均株式数(四半期累計)          2022年3月期2Q           57,657,021株   2021年3月期2Q       57,657,898株




※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です

※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
     本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
     する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
     様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注
     意事項等については、四半期決算短信(添付資料)4ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績
     予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。

(四半期決算説明内容の入手方法について)
当社は、2021年11月24日(水)に証券アナリスト及び機関投資家向け説明会を電話会議にて開催する予定です。
この説明会で使用する四半期決算説明資料については、当社ウェブサイトにて掲載する予定です。
種類株式の配当の状況
普通株式と権利関係の異なる種類株式に係る1株当たり配当金の内訳は以下のとおりです。


                                    年間配当金
                第1四半期末   第2四半期末     第3四半期末   期末          合計
A種種類株式             円 銭      円 銭        円 銭     円 銭         円 銭
 2021年3月期         -          0.00     -      12,000.00   12,000.00
 2022年3月期         -          0.00
 2022年3月期(予想)                         -      12,000.00   12,000.00
B種種類株式             円 銭      円 銭        円 銭     円 銭         円 銭
 2021年3月期         -          0.00     -      23,740.00   23,740.00
 2022年3月期         -          0.00
 2022年3月期(予想)                         -      23,740.00   23,740.00
                                 ユニチカ㈱(3103)2022年3月期 第2四半期決算短信


○添付資料の目次

1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………      2
 (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………      2
 (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………      3
 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………      4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………      5
 (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………      5
 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………      7
    四半期連結損益計算書
     第2四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………      7
    四半期連結包括利益計算書
     第2四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………      8
 (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………      9
 (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………      10
   (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………      10
   (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………      10
   (会計方針の変更) …………………………………………………………………………………………………      10
   (追加情報) …………………………………………………………………………………………………………      10
   (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………      11
3.補足資料 …………………………………………………………………………………………………………………      12




                         - 1 -
                                    ユニチカ㈱(3103)2022年3月期 第2四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
   第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適
  用しております。この結果、前第2四半期累計期間と収益の会計処理が異なることから、当第2四半期連結累計期
  間における経営成績に関する説明は、売上高については前第2四半期連結累計期間と比較しての増減額及び前年同
  四半期比(%)を記載せずに説明しております。

    当第2四半期連結累計期間における国内経済は、断続的に緊急事態宣言が発令される中、堅調な外需を背景に製
  造業などでは回復が見られた一方、飲食・宿泊などサービス業は厳しい状況で推移するなど一進一退の状況となり
  ました。世界経済では、国や地域によってばらつきを伴いつつも、新型コロナウイルス感染症(以下「新型コロ
  ナ」とします。)のワクチン普及が進むなど総じて回復の動きが持続しました。しかし、新型コロナの変異株拡
  大、部品や原料の世界的な不足及び価格上昇、米中の地政学的な緊張への懸念などもあり、先行き不透明な状況で
  推移しました。
    このような状況の下、当社グループは、中期経営計画「G-STEP30 1st(ジーステップ・サーティ
  ~ファースト)」に掲げる成長ステージに向けた基盤強化を最優先とした基本方針である、強固な事業ポートフォ
  ーリオの構築、グローバル化の推進、社内風土・意識改革の実現を進めてきました。
    この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は55,514百万円(前年同四半期は54,828百万円)、営業利益は
  3,392百万円(前年同四半期比21.2%増)、経常利益は2,922百万円(同81.4%増)となり、親会社株主に帰属する
  四半期純利益は2,214百万円(同40.7%減)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用による売上高への影
  響は1,444百万円の減少でした。
    セグメント別の経営成績は次のとおりです。

  【高分子事業セグメント】
    高分子事業セグメントは、原燃料価格の上昇、海上物流の混乱及び新型コロナ感染拡大に伴う活動抑制によるマ
  イナス影響を受けましたが、期間を通じて新型コロナの影響による前年の需要減少から回復し、販売は堅調に推移
  しました。
    フィルム事業では、包装分野は、引き続き堅調な巣ごもり需要により食品包装などで好調に販売が伸長し、バリ
  アナイロンフィルム「エンブレムHG」などの高付加価値品も国内外で好調でした。また、CO₂排出量削減に貢献
  する環境配慮型食品包装フィルムの採用も拡大しました。工業分野は、半導体関連用途が好調に推移し、シリコー
  ンフリー離型ポリエステルフィルム「ユニピール」などの高付加価値品も好調でした。この結果、事業全体で増収
  増益となりました。
    樹脂事業では、新型コロナの影響による前年の需要落ち込みからの回復基調が続き販売が増加しました。ナイロ
  ン樹脂は、自動車用途や電気電子用途などが好調に推移し、ポリアリレート樹脂「Uポリマー」は、自動車用途や
  情報端末機器用途などで需要が堅調でした。高耐熱ポリアミド樹脂「ゼコット」は新たな自動車用途の開発に成功
  し、販売が伸長しました。その他の機能樹脂の各素材も堅調でした。この結果、事業全体で増収増益となりまし
  た。
    以上の結果、高分子事業セグメントの 売上高は25,151百万円(前年同四半期 は20,193百万円)、営業利益は
  3,818百万円(前年同四半期比59.1%増)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用による売上高への影響
  は1,610百万円の増加でした。

  【機能資材事業セグメント】
   機能資材事業セグメントは、原燃料価格の上昇、海上物流の混乱、半導体不足等による自動車の生産減少及び新
  型コロナ感染拡大に伴う活動抑制によるマイナス影響を受けました。
   活性炭繊維事業では、主力の浄水器用途は、住宅設備の需要が回復し、またVOC除去用途の需要も回復しまし
  た。環境関連用途は、電子産業の好調を受け、販売が伸長しました。
   ガラス繊維事業では、産業資材分野は、電気電子分野関連資材用途で販売が回復しましたが、テント、シート等
  の建築土木用途では新型コロナによる前年の需要減少からの回復が遅れ、苦戦しました。電子材料分野のICクロ
  スは、情報端末及び周辺機器の半導体用途が好調に推移し、超薄物や低熱膨張タイプなどの高付加価値品の販売は
  好調でした。
   ガラスビーズ事業では、道路用途は、一部で需要回復の遅れや豪雨災害の影響も受け、販売は前年並みで推移し
  ました。反射材用途は、国内外での販売が伸長し、工業用途も自動車の生産回復の影響を受け販売が伸長しまし
  た。
   不織布事業では、前年に旺盛であった生活資材用途の医療用ガウンや衛生材料用途の除菌シートなどの需要は落
  ち着きました。一般産業資材、建築用途は、新型コロナの影響による前年の需要減少から緩やかに回復しました
  が、自動車用途は半導体不足等の影響により販売が減少し、スキンケア用途は、人流抑制により低調に推移しまし

                            - 2 -
                                    ユニチカ㈱(3103)2022年3月期 第2四半期決算短信


  た。
    産業繊維事業では、短繊維は、海外向け及びフィルター用途が好調に推移し、ポリエステル高強力糸は、建築土
  木用途で、新型コロナの影響による前年の需要減少から緩やかに回復するなど全般的に販売は伸長しましたが、原
  燃料価格の上昇や海上物流の混乱によるコスト上昇の影響を受け苦戦しました。
    以上の結果、機能資材事業セグメントの売上高は16,848百万円(前年同四半期は14,546百万円)、営業利益は20
  百万円(前年同四半期比93.3%減)となりました。なお、収益認識会計基準等 の適用による売上高への影響は
  1,163百万円の増加でした。

  【繊維事業セグメント】
   衣料繊維事業では、新型コロナの感染拡大の影響を引き続き大きく受けています。主力のユニフォーム分野は、
  需要回復の兆しが見られる一方、レディス・スポーツ・寝装などの他の分野は、厳しい状況で推移しました。ま
  た、前年に旺盛であった医療用ガウンの需要が落ち着いたことにより、収益が減少しました。
   以上の結果、繊維事業セグメントの売上高は13,476百万円(前年同四半期は20,073百万円)、営業損失は444百
  万円(同165百万円の利益)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用による売上高への影響は4,218百万円
  の減少でした。

  【その他】
   その他の事業につきましては、売上高は37百万円(前年同四半期は14百万円)、営業損失は14百万円(同33百
  万円の損失)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用による売上高への影響はありませんでした。

(2)財政状態に関する説明
   総資産は、前連結会計年度末に比べ1,614百万円増加し、192,017百万円となりました。これは、主として棚卸資
  産が増加したことによります。負債は、前連結会計年度末に比べ1,324百万円減少し、147,886百万円となりまし
  た。これは、主として長期借入金が減少したことによります。純資産は、前連結会計年度末に比べ2,938百万円増
  加し、44,131百万円となりました。これは、主として親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金
  が増加したことによります。

   また、キャッシュ・フローの状況については、次のとおりです。
  (営業活動によるキャッシュ・フロー)
   当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、棚卸資産の増加などがありましたが、税金
  等調整前四半期純利益の計上や売上債権の減少、仕入債務の増加などにより、5,067百万円の資金の増加(前年同
  四半期比36.5%減)となりました。
  (投資活動によるキャッシュ・フロー)
   当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資に伴う支出などにより、4,252百
  万円の資金の減少(前年同四半期は3,297百万円の資金の減少)となりました。
  (財務活動によるキャッシュ・フロー)
   当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済などにより、2,031百万円の
  資金の減少(前年同四半期は1,681百万円の資金の減少)となりました。
   以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ987百万円減少し、21,605百万円とな
  りました。




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                                        ユニチカ㈱(3103)2022年3月期 第2四半期決算短信


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
   2022年3月期の連結業績予想につきましては、第2四半期までの需要回復が継続する一方で、原燃料価格や物流
  コストの上昇による影響もしばらくの間は継続することが見込まれるため、2021年8月5日に発表した通期の連結
  業績予想を下記のとおり修正します。

 2022年3月期通期連結業績予想数値の修正(2021年4月1日~2022年3月31日)
                                                 親会社株主に帰属する    1株当たり
                  売上高        営業利益      経常利益
                                                   当期純利益       当期純利益
                   百万円        百万円       百万円            百万円       円 銭
   前回発表予想(A)
                   113,000     7,000     5,600         4,700     75.94

   今回修正予想(B)       116,500     6,600     5,400         4,000     63.80

   増減額(B-A)         3,500      △400      △200          △700

    増減率(%)            3.1      △5.7      △3.6          △14.9

 (ご参考)前期連結実績
                   110,375     6,018     5,381         3,864     61.44
   (2021年3月期)




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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                    (単位:百万円)
                         前連結会計年度               当第2四半期連結会計期間
                        (2021年3月31日)             (2021年9月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                          23,370                 22,424
   受取手形及び売掛金                       29,182                     -
   受取手形、売掛金及び契約資産                      -                  28,374
   棚卸資産                            26,033                 27,733
   その他                              2,595                  2,611
   貸倒引当金                             △91                   △119
   流動資産合計                          81,088                 81,024
 固定資産
   有形固定資産
     機械装置及び運搬具(純額)                 20,108                 21,051
     土地                            62,647                 62,563
     その他(純額)                       20,255                 20,819
     有形固定資産合計                     103,010                104,434
   無形固定資産
     その他                               1,991              2,185
     無形固定資産合計                          1,991              2,185
   投資その他の資産
     その他                            4,378                  4,443
     貸倒引当金                           △65                    △69
     投資その他の資産合計                     4,312                  4,373
   固定資産合計                         109,314                110,993
 資産合計                             190,403                192,017




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                                               (単位:百万円)
                       前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                      (2021年3月31日)          (2021年9月30日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                     13,606              14,446
   短期借入金                          2,130               2,105
   1年内返済予定の長期借入金                  2,664               2,657
   未払法人税等                           923                 580
   賞与引当金                          1,770               1,714
   製品改修引当金                           40                  36
   その他                           10,210               9,436
   流動負債合計                        31,346              30,976
 固定負債
   長期借入金                         92,002              90,479
   退職給付に係る負債                     14,324              14,715
   その他                           11,537              11,713
   固定負債合計                       117,864             116,909
 負債合計                           149,211             147,886
純資産の部
 株主資本
   資本金                              100                 100
   資本剰余金                         13,126              13,126
   利益剰余金                         25,695              27,588
   自己株式                            △57                 △57
   株主資本合計                        38,865              40,757
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                     480                 482
   繰延ヘッジ損益                           16                  20
   土地再評価差額金                       6,313               6,313
   為替換算調整勘定                     △4,374              △3,572
   退職給付に係る調整累計額                 △1,823              △1,688
   その他の包括利益累計額合計                    611               1,556
 非支配株主持分                          1,715               1,816
 純資産合計                           41,192              44,131
負債純資産合計                         190,403             192,017




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                                ユニチカ㈱(3103)2022年3月期 第2四半期決算短信


(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
 (四半期連結損益計算書)
  (第2四半期連結累計期間)
                                                   (単位:百万円)
                        前第2四半期連結累計期間         当第2四半期連結累計期間
                         (自 2020年4月1日          (自 2021年4月1日
                          至 2020年9月30日)        至 2021年9月30日)
売上高                                 54,828               55,514
売上原価                                41,587               41,375
売上総利益                               13,241               14,139
販売費及び一般管理費                          10,443               10,747
営業利益                                 2,798                3,392
営業外収益
 受取利息                                  21                   20
 受取配当金                                 49                   35
 持分法による投資利益                            -                     8
 受取賃貸料                                 41                   40
 助成金収入                                 72                  106
 その他                                  149                  115
 営業外収益合計                              334                  327
営業外費用
 支払利息                                 584                  561
 持分法による投資損失                            24                   -
 為替差損                                 726                   -
 その他                                  186                  235
 営業外費用合計                            1,522                  797
経常利益                                1,610                2,922
特別利益
 固定資産売却益                              135                   94
 受取保険金                              3,398                  556
 特別利益合計                             3,534                  650
特別損失
 固定資産処分損                              691                  438
 固定資産圧縮損                               -                   398
 投資有価証券評価損                             26                   -
 訴訟損失                                  70                   -
 その他                                  187                   25
 特別損失合計                               976                  863
税金等調整前四半期純利益                        4,169                2,710
法人税、住民税及び事業税                          499                  464
法人税等調整額                              △61                    32
法人税等合計                                437                  496
四半期純利益                              3,731                2,213
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                   △0                   △0
親会社株主に帰属する四半期純利益                    3,731                2,214




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 (四半期連結包括利益計算書)
  (第2四半期連結累計期間)
                                             (単位:百万円)
                   前第2四半期連結累計期間        当第2四半期連結累計期間
                    (自 2020年4月1日         (自 2021年4月1日
                     至 2020年9月30日)       至 2021年9月30日)
四半期純利益                         3,731               2,213
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                     48                   2
 繰延ヘッジ損益                         △4                    4
 為替換算調整勘定                        132                 904
 退職給付に係る調整額                      207                 135
 その他の包括利益合計                      383               1,047
四半期包括利益                        4,114               3,260
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益               4,124               3,159
 非支配株主に係る四半期包括利益                △10                  101




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                                  ユニチカ㈱(3103)2022年3月期 第2四半期決算短信


(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                    (単位:百万円)
                          前第2四半期連結累計期間        当第2四半期連結累計期間
                           (自 2020年4月1日         (自 2021年4月1日
                            至 2020年9月30日)       至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前四半期純利益                         4,169               2,710
 減価償却費                                2,412               2,426
 固定資産圧縮損                                 -                  398
 事業構造改善費用                               184                  -
 訴訟損失                                    70                  -
 受取保険金                               △3,398               △556
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                       △14                   32
 退職給付に係る負債の増減額(△は減少)                    400                 511
 製品改修引当金の増減額(△は減少)                       -                  △4
 その他の引当金の増減額(△は減少)                      △2                 △56
 支払利息                                   584                 561
 固定資産処分損益(△は益)                          691                 438
 固定資産売却損益(△は益)                        △135                 △94
 投資有価証券評価損益(△は益)                         26                  -
 売上債権の増減額(△は増加)                       3,957                 883
 棚卸資産の増減額(△は増加)                         526              △1,635
 仕入債務の増減額(△は減少)                      △2,668                 728
 その他                                    435               △226
 小計                                   7,239               6,117
 利息及び配当金の受取額                             71                  56
 利息の支払額                               △560                △591
 法人税等の支払額                             △199                △671
 保険金の受取額                              4,064                 157
 訴訟関連損失の支払額                          △2,636                  -
 営業活動によるキャッシュ・フロー                     7,979               5,067
投資活動によるキャッシュ・フロー
 定期預金の増減額(△は増加)                         198                 △0
 投資有価証券の取得による支出                         △6                  △5
 有形固定資産の取得による支出                      △3,108              △3,816
 有形固定資産の売却による収入                         165                 244
 有形固定資産の除却による支出                       △433                △251
 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による
                                        197                  -
 収入
 その他                                  △311                △423
 投資活動によるキャッシュ・フロー                    △3,297              △4,252
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の純増減額(△は減少)                       117               △119
 長期借入れによる収入                              40                  -
 長期借入金の返済による支出                       △1,335              △1,529
 配当金の支払額                              △321                △321
 その他                                  △181                 △60
 財務活動によるキャッシュ・フロー                    △1,681              △2,031
現金及び現金同等物に係る換算差額                      △171                  228
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                   2,829               △987
現金及び現金同等物の期首残高                       18,194              22,593
現金及び現金同等物の四半期末残高                     21,023              21,605




                          - 9 -
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(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
 (継続企業の前提に関する注記)
  該当事項はありません。


 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
 該当事項はありません。

 (会計方針の変更)
   (収益認識に関する会計基準等の適用)
  「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)
 等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該
 財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。
  これにより、顧客との約束が財又はサービスを他の当事者によって提供されるように手配する履行義務である場
 合には、代理人として純額で収益を認識しております。
  この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高及び売上原価は1,444百万円減少しております。
  収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従ってお
 りますが、利益剰余金期首残高に与える影響はありません。
  収益認識会計基準等を適用したため、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」に表示していた
 「受取手形及び売掛金」は、第1四半期連結会計期間より「受取手形、売掛金及び契約資産」に含めて表示する
 ことといたしました。なお、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度につ
 いて新たな表示方法により組替を行っておりません。さらに、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基
 準第12号 2020年3月31日)第28-15項に定める経過的な取扱いに従って、前第2四半期連結累計期間に係る顧客
 との契約から生じる収益を分解した情報を記載しておりません。


  (時価の算定に関する会計基準等の適用)
  「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
 う。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計
 基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基
 準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することといたしました。これによる、四半期連結財務諸
 表への影響はありません。

 (追加情報)
 (連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用)
  当社及び一部の国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創設
 されたグループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた項目
 については、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実務対応
 報告第39号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準
 適用指針第28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額について、改正
 前の税法の規定に基づいております。

 (新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響について)
  前連結会計年度の有価証券報告書の(重要な会計上の見積り)に記載した、新型コロナウイルス感染症拡大の影
 響に関する仮定について、当第2四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。




                          - 10 -
                                                  ユニチカ㈱(3103)2022年3月期 第2四半期決算短信


  (セグメント情報等)
    【セグメント情報】
     Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
      1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                        (単位:百万円)
                          報告セグメント                                          四半期連結
                                                       その他            調整額 損益計算書
                                                             合計
                高分子       機能資                         (注1)            (注2)  計上額
                                   繊維事業       計
                事業        材事業                                               (注3)
売上高
 外部顧客への売上高       20,193   14,546   20,073    54,814     14   54,828       -    54,828
 セグメント間の内部売上
                 3,747    2,378      136      6,263     -    6,263    △6,263      -
 高又は振替高
       計         23,941   16,925   20,210    61,077     14   61,091   △6,263   54,828
セグメント利益又は損失
                 2,400      302      165      2,867    △33   2,834      △35    2,798
(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。
   2.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、セグメント間取引消去によるものであります。
   3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

      Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
       1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                        (単位:百万円)
                          報告セグメント                                          四半期連結
                                                      その他             調整額 損益計算書
                                                             合計
                高分子       機能資                         (注1)            (注2)  計上額
                                   繊維事業       計
                事業        材事業                                               (注3)
売上高
 外部顧客への売上高       25,151   16,848   13,476    55,477     37   55,514       -    55,514
 セグメント間の内部売上
                 2,493      899      111      3,504     -    3,504    △3,504      -
 高又は振替高
       計         27,645   17,748   13,587    58,981     37   59,018   △3,504   55,514
セグメント利益又は損失
                 3,818       20     △444      3,394    △14   3,379        12   3,392
(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。
   2.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、セグメント間取引消去によるものであります。
   3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

       2.報告セグメントの変更等に関する事項
        (収益認識会計基準等の適用)
         (会計方針の変更)に記載のとおり、第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用
        し、収益認識に関する会計処理方法を変更しました。
         この結果、従来の方法と比べて、当第2四半期連結累計期間の売上高は、「高分子事業」で1,610百万
        円および「機能資材事業」で1,163百万円増加し、「繊維事業」で4,218百万円減少しております。




                                    - 11 -
                                                                ユニチカ㈱(3103)2022年3月期 第2四半期決算短信


3.補足資料

①業績及び2022年3月期業績予想(連結)
                                                                             (百万円)
                                                                             親会社株主に
                                    売上高         営業利益            経常利益          帰属する
                                                                              当期純利益
    連 結      2020/3    年 間           119,537            5,467        3,153        △ 2,158
             2021/3    第2Q            54,828            2,798        1,610          3,731
                       年 間           110,375            6,018        5,381          3,864
             2022/3    第2Q            55,514            3,392        2,922          2,214
                      年間(予想)         116,500            6,600        5,400          4,000
                       第2Q               685              593        1,311        △ 1,517
             前年比較
                       年 間             6,124              581           18            135

②セグメント情報(連結)
                                                                                                     (百万円)
                                    高分子         機能資材             繊   維            その他       調整額       連    結
                      外部売上高           20,193        14,546         20,073            14      ―            54,828
             2020/9   構成比(%)            36.8          26.5           36.6           0.0      ―             100.0
    前年実績
             (実績)      営業利益            2,400           302            165          △ 33       △ 35         2,798
                      構成比(%)            85.8          10.8            5.9         △ 1.2      △ 1.3         100.0
                      外部売上高           25,151        16,848         13,476            37      ―            55,514
             2021/9   構成比(%)            45.3          30.3           24.3           0.1      ―             100.0
    当期実績
             (実績)      営業利益            3,818            20         △ 444           △ 14         12         3,392
                      構成比(%)           112.6           0.6        △ 13.1          △ 0.4        0.4         100.0
                      外部売上高            4,958         2,302       △ 6,597             22      ―               685
                      増減率(%)          ―             ―              ―              ―          ―            ―
       前年同期比較
                      営業利益             1,418        △ 281          △ 609             18         48           593
                      増減率(%)            59.1       △ 93.3         ―               ―          ―              21.2



③設備投資実施額・減価償却費(有形固定資産)・研究開発費・有利子負債・金融収支・正従業員数(連結)
                                                          (百万円、人)
                設備投資     減 価     研 究      有利子      金 融     正従業員数
                実 施 額    償却費     開発費     負債(期末)    収 支      (人)
   2020/3 年 間      9,316   4,765   3,624    99,595 △ 1,014    3,438
   2020/9 第2Q      3,033   2,179   1,832    98,313  △ 513     3,435
   2021/3 年 間      7,387   4,517   3,639    96,798 △ 1,054    3,007
   2021/9 第2Q      3,575   2,168   1,784    95,243  △ 505     3,020



④キャッシュ・フロー(連結)
                                                                             (百万円)
                      営業活動による 投資活動による 財務活動による                    現金及び現金同等物の
                      キャッシュ・フロー    キャッシュ・フロー   キャッシュ・フロー             期 末 残 高
    2020/3   年 間           9,797    △ 10,192     △ 3,482                 18,194
    2020/9   第2Q           7,979     △ 3,297     △ 1,681                 21,023
    2021/3   年 間          14,869     △ 6,171     △ 4,141                 22,593
    2021/9   第2Q           5,067     △ 4,252     △ 2,031                 21,605




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