2021.2.9
2020年度
第3四半期決算説明
東洋紡株式会社
決算のポイント
第3四半期累計実績
・新型コロナ影響あるも、フィルムが堅調に推移し、減収増益(営業利益)
・ただし、当期純利益はアクリル繊維の減損(▲78 億円)もあり、大幅減
2021年3月期通期予想
・フィルム、PCR検査試薬が堅調に推移していることから、営業利益 230 億円に
上方修正。当期利益ゼロを予想
親会社株主に
売上高 営業利益
帰属する当期純利益
▲1.7% +14.6% ▲99.6%
(億円)
2,480 2,439
160 183
59 0.3
’19/3Q累 ’20/3Q累 ’19/3Q累 ’20/3Q累 ’19/3Q累 ’20/3Q累 2
決算サマリー|PL (億円)
19年度 20年度 増減
3Q累 3Q累 金額 率
売上高 2,480 2,439 ▲ 41 ▲1.7%
営業利益 160 183 +23 +14.6%
(率) 6.4% 7.5% - -
経常利益 134 125 ▲ 10 ▲7.3%
特別損益 ▲ 50 ▲ 127 - -
親会社株主に帰属する当期純利益 59 0 ▲ 59 ▲99.6%
EBITDA* * 営業利益+減価償却費(のれんを含む) 283 325 +42 +14.7%
EPS(円) 66.2 0.3 - -
* 年換算ベース。
ROE* (当期純利益×4/3)÷期首・期末平均自己資本 4.4% 0.0% - -
減価償却費 123 142 +18 +14.8%
設備投資 235 168 ▲ 67 ▲28.7%
為替レート(円/US$) 109 106
国産ナフサ(千円/kl) 42 29
自己資本 19/3末
■営業外費用 操業休止費用 16 億円
■特別損失 アクリル繊維の減損 78 億円 3
営業利益の増減要因
原燃料 売値
240 +51 ▲25 数量 その他
220 +23 ▲27
’20/3Q累
200
180 ’19/3Q累
+23
160 工業用フィルム
(億円)
140 VOC処理装置
PCR検査関連
120
100
160 減価償却費 183
80
フィルム立上げ費用
60
40
20
0
19/3Q累 20/3Q累
為替レート(円/US$) 109 106
国産ナフサ(千円/kl) 42 29
4
決算サマリー|BS
(億円)
(B) (A)
19/3末 20/3末 20/12末 増 減 (A)-(B)
総資産 4,610 4,889 4,815 ▲ 74
現預金 223 252 296 +43
たな卸資産 768 806 788 ▲ 19
有形固定資産 2,085 2,315 2,257 ▲ 58
純資産 1,812 1,826 1,800 ▲ 26
自己資本 1,766 1,779 1,771 ▲8
うち利益剰余金 519 619 602 ▲ 18
非支配株主持分 46 47 29 ▲ 18
有利子負債 1,648 1,751 1,890 +138
D/E レシオ 0.93 0.98 1.07 -
Net D/E レシオ*
*(有利子負債ー現預金)
÷自己資本にて算出 0.81 0.84 0.90 -
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決算サマリー|セグメント別
(億円)
売上高 営業利益
19/3Q累 20/3Q累 19/3Q累 20/3Q累 増減
フィルム・機能マテリアル 904 1,130 106 143 +37
モビリティ 330 255 ▲6 ▲ 17 ▲ 11
生活・環境 956 773 39 30 ▲9
ライフサイエンス 189 192 27 32 +4
不動産・その他 101 88 17 16 ▲1
消去・全社 - - ▲ 24 ▲ 22 +2
合計 2,480 2,439 160 183 +23
※当年度より報告セグメントの区分を変更しており、19年度3Q累計は、変更後の区分に組み替えた数値としています。
6
フィルム・機能マテリアル
(億円)
19年度 20年度 3Q累増減
上期 3Q 3Q累 上期 3Q 3Q累 金額 率
売上高 599 305 904 738 392 1,130 +226 +25.0%
営業利益 73 33 106 87 56 143 +37 +34.9%
(率) 12.2% 10.9% 11.8% 11.8% 14.3% 12.7% ‐ ‐
包装用フィルム
■新型コロナウイルス感染症拡大により、業務用製品は減少も、巣ごもり需要あり
■火災により、一部の製品販売が減少
■環境意識の高まりにより、環境対応製品が販売を伸ばす
環境に配慮した包装用フィルム
・リサイクル樹脂使用比率80%以上のフィルム“サイクルクリーン”など
・2020年度3Q累計は、約 5 %増収。
包装用フィルムに占める割合は、約 20 %に
7
フィルム・機能マテリアル
工業用フィルム
“コスモシャインSRF”
・3Q累計は、約 30 %増収
・3号機は2020年7月 量産開始。生産能力約1.5倍に
・非吸湿性、耐久性に優れ、大型テレビ向けを中心に拡販
“コスモピール”
セラコン用離型フィルム“コスモピール”
滑剤
・3Q累計は、約 15 %増収 離型層コート
・3Qに、車載用途の需要が回復 従来フィルム
滑剤
東洋紡フイルムソリューション(株)を吸収合併 離型層コート
・2021年4月1日 吸収合併予定
・両社の強みを融合し、シナジー効果を発揮する
機能マテリアル
■工業用接着剤“バイロン”、ポリオレフィン用接着性付与剤“ハードレン”は、
電材用途、自動車用途を中心に回復傾向
8
モビリティ
(億円)
19年度 20年度 3Q累増減
上期 3Q 3Q累 上期 3Q 3Q累 金額 率
売上高 222 108 330 150 105 255 ▲ 75 ▲22.8%
営業利益 ▲4 ▲2 ▲6 ▲ 13 ▲4 ▲ 17 ▲ 11 ‐
(率) - - - - - - ‐ ‐
■世界的な自動車生産の復調に伴い、販売は回復基調も、
上期までの自動車減産の 影響を補えず
エアバッグ用基布
■北米を中心に販売は回復傾向も、生産調整等により苦戦続く
エンジニアリングプラスチック
■国内・中国を中心に販売が回復傾向も、上期までの減少を補えず
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品質に関する不適切な事案
■概要 エンプラ事業
①PBT樹脂 “プラナック”のUL認証取消し(2020年10月28日付)
・認証品の確認試験時、実際に販売する商品と異なる組成サンプルを提出
・第三者による原因調査を実施(~2020年12月)
・全てのお客さまへの説明を完了。 現時点で、“プラナック”使用製品の回収要請はありません
②上記に関する調査結果報告(2020年12月29日)
・原因は、チェック体制・監査機能の不備、内部通報制度の機能不全、人材交流の少ない組織 など
③上記に関するISO9001認証の取消し・一時停止(2021年1月28日付)
・エンプラ事業総括部の認証取消し
・機能マテリアル生産技術部の認証一時停止。6ヶ月以内に一時停止解除をめざす
④エンジニアリングプラスチック製品のUL認証取消し(2021年2月3日付)
・対象製品 “バイロペット”、“グラマイド”、“ペルプレン”
・認証取消し理由:認証取得時と、実際に販売する製品の組成が異なる
UL登録外工場での生産 などの理由
・第三者評価機関などによる性能の検証と、お客さまへの説明および協議を継続
■再発防止に向けて
・執行機関から独立性を確保した委員会が継続調査
・関係役員の報酬の一部返上・退任・降格(決定・一部実施済)
・原因究明の上、再発防止策の策定・実行(検討中も、喫緊の対応については一部実施)
・品質保証プロセスの再構築・マネジメントの強化(検討中) 10
生活・環境
(億円)
19年度 20年度 3Q累増減
上期 3Q 3Q累 上期 3Q 3Q累 金額 率
売上高 638 317 956 502 271 773 ▲ 183 ▲19.1%
営業利益 24 15 39 18 12 30 ▲ 9 ▲22.4%
(率) 3.8% 4.6% 4.1% 3.5% 4.6% 3.9% ‐ ‐
環境ソリューション
■VOC処理装置・エレメントは、海外向けエレメントが回復基調
不織布
■スパンボンドは、建築・土木用途の販売が伸び悩む
■機能フィルターは、空気清浄機やマスク向けの販売は堅調も、事務機器向けが苦戦
繊維機能材
■衛材用のポリエステル短繊維、 寝具向け“ブレスエアー”は、堅調
■“ツヌーガ”は、工場向け手袋の需要が減少
衣料繊維
■店頭販売の不振により、受注大幅減
■アクリル繊維は、市況悪化に加えコロナ影響大で苦戦
11
ライフサイエンス
(億円)
19年度 20年度 3Q累増減
上期 3Q 3Q累 上期 3Q 3Q累 金額 率
売上高 125 64 189 124 69 192 +3 +1.6%
営業利益 20 7 27 16 16 32 +4 +16.6%
(率) 16.1% 10.9% 14.3% 12.9% 22.7% 16.4% ‐ ‐
バイオ
■生化学診断薬用原料、一般検査の需要減少
■PCR関連の検査用原料、研究用試薬は、販売を大きく伸ばす
2021年2月から、生産量倍増計画
“GENECUBE”用遺伝子検査試薬
・検査室への検体到着から最短約 35 分で新型コロナウイルスを検出
・インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスを同時検出
メディカル
■透析用中空糸膜は、販売堅調
医薬
■操業が一部停止した影響により、苦戦 12
2020年度業績見通し
フィルム、PCR検査試薬が堅調に推移していることから、営業利益 230 億円に
上方修正。当期利益ゼロを予想
(億円)
19年度 20年度 増減 直近予想
実績 3Q累 見通し 金額 率 (20/11)
売上高 3,396 2,439 3,350 ▲46 ▲1.4% 3,300
営業利益 228 183 230 +2 +0.9% 200
(率) 6.7% 7.5% 6.9% - - 6.1%
経常利益 180 125 160 ▲20 ▲11.3% 140
特別損益 17 ▲ 127 ▲ 152 - - ▲ 42
親会社株主に帰属する当期純利益 138 0 0 ▲138 - 70
EPS(円) 155.1 0.3 0.0 - - 78.8
減価償却費 170 142 190 +20 +11.7% 188
設備投資 364 168 230 ▲134 ▲36.9% 265
配当(円) 40.0 - 40.0 - - 40.0
為替レート(円/US$) 109 106 106 107
国産ナフサ価格(千円/kl) 43 29 31 32 13
営業利益の増減要因
350 原燃料 売値
+58 ▲39 数量 その他
300
+18 ▲35 20年度
250 19年度 +2
(億円)
200 工業用フィルム
PCR検査関連
衣料繊維
150
228 減価償却費増
100 230
フィルム立ち上げ費用
50
0
19年度 20年度
為替レート(円/US$) 109 106
国産ナフサ(千円/kl) 43 31
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セグメント別見通し
(億円)
売上高 営業利益
19年度 20年度 19年度 20年度 直近予想
増減
実績 見通し 実績 見通し (20/11)
フィルム・機能マテリアル 1,271 1,530 146 190 +44 158
モビリティ 439 370 ▲7 ▲ 22 ▲15 ▲ 19
生活・環境 1,284 1,070 59 33 ▲26 40
ライフサイエンス 255 260 38 39 +1 35
不動産・その他 146 120 26 22 ▲4 20
消去・全社 - - ▲ 34 ▲ 32 +2 ▲ 34
合計 3,396 3,350 228 230 +2 200
※当年度より報告セグメントの区分を変更しており、19年度実績は、変更後の区分に組み替えた数値としています。
※19年度実績は監査前の数値となります。
15
補足
セグメント別情報 (億円)
19年度 20年度
売上高 1Q 2Q 3Q 3Q累 通期 1Q 2Q 3Q 3Q累
フィルム・機能マテリアル 295 304 305 904 1,271 363 375 392 1,130
モビリティ 117 105 108 330 439 68 82 105 255
生活・環境 307 331 317 956 1,284 229 273 271 773
ライフサイエンス 60 65 64 189 255 63 60 69 192
不動産・その他 29 36 36 101 146 31 31 27 88
消去・全社 - - - - - - - - -
合計 808 841 831 2,480 3,396 755 821 864 2,439
19年度 20年度
営業利益 1Q 2Q 3Q 3Q累 通期 1Q 2Q 3Q 3Q累
フィルム・機能マテリアル 33 40 33 106 146 39 48 56 143
モビリティ 3 ▲7 ▲2 ▲6 ▲7 ▲7 ▲6 ▲4 ▲ 17
生活・環境 9 15 15 39 59 3 14 12 30
ライフサイエンス 9 11 7 27 38 10 6 16 32
不動産・その他 6 6 4 17 26 5 6 6 16
消去・全社 ▲8 ▲7 ▲9 ▲ 24 ▲ 34 ▲7 ▲7 ▲8 ▲ 22
合計 52 59 49 160 228 44 61 79 183
※当年度より報告セグメントの区分を変更しており、19年度実績は、変更後の区分に組み替えた数値としています。
17
※19年度通期は監査前の数値となります。
マテリアリティ
「人と地球に求められるソリューション」を創造し続けるグループ
未来への責任に基づく イノベーション:
「クリーンテクノロジー」「高いQoL」「新しい移動空間」の実現
経営基盤
(マテリアリティの前提となる基本事項)
安全・防災・品質 コーポレート・ガバナンス 人権の尊重
極めて
重要 ◆ソリューション提供力(事業を通じた貢献)
ス ◆温室効果ガス削減 ◆サプライチェーンマネジメント
とテ
っー ◆環境負荷低減 ◆製品のライフサイクルマネジメント
てク
のホ
重ル ◆データ・セキュリティ, プライバシー ◆人材マネジメント
要ダ
性ー ◆コンプライアンス
に
重要 東洋紡グループにとっての重要性 極めて重要
ステークホルダー・コミュニケーション 環境(E), 社会(S), ガバナンス(G) 18
マテリアリティの実践
サステナビリティ ウェブサイトをリニューアル
・活動のプロセスと成果を、より分かりやすく伝えることを
目的に、2020年12月リニューアル
・ESG情報を大幅拡充
・https://www.toyobo.co.jp/sustainability/
マテリアリティのKPI・目標を策定中
・2020年11月取締役会での承認を経て、
設定済みのKPIを12月公表
・進捗管理を行うと同時に、今後は、長・中期経営計画へも反映
東洋紡グループ 人権方針を策定
企業行動憲章を見直し
CSR調達ガイドラインを見直し
19
ご注意
本資料中の見通しや目標等、将来に関する記載事項は、本資料作成時点において
入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は、今後の種々の要
因によって、本資料の記載事項と異なる場合がありますことをご了承ください。
東洋紡株式会社
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