3099 ミツコシイセタン 2021-01-27 15:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年1月27日
上 場 会 社 名 株式会社三越伊勢丹ホールディングス 上場取引所 東・福
コ ー ド 番 号 3099 URL https://www.imhds.co.jp
代 表 者 (役職名) 代表執行役社長 (氏名) 杉江 俊彦
問合せ先責任者 (役職名) チーフオフィサー室広報・IR部長 (氏名) 神山 大 (TEL) 03-6730-5003
四半期報告書提出予定日 2021年1月28日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :無
四半期決算説明会開催の有無 : 有 ( 証券アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 602,435 △31.2 △14,870 - △13,444 - △34,759 -
2020年3月期第3四半期 875,260 △2.9 21,098 △17.1 23,099 △14.1 7,862 △31.3
(注) 包括利益 2021年3月期第3四半期 △36,737百万円( -%) 2020年3月期第3四半期 4,461百万円( △26.9%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 △91.39 -
2020年3月期第3四半期 20.20 20.10
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 1,232,194 511,067 40.9
2020年3月期 1,223,800 550,161 44.3
(参考) 自己資本 2021年3月期第3四半期 503,905百万円 2020年3月期 542,345百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 6.00 - 6.00 12.00
2021年3月期 - 3.00 -
2021年3月期(予想) 6.00 9.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 800,000 △28.5 △33,000 - △34,000 - △45,000 - △118.31
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 ―社 (社名) 、 除外 ―社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有
(注)詳細は、添付資料P9「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(四半期連結
財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 396,366,754株 2020年3月期 396,100,954株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 15,401,686株 2020年3月期 15,938,328株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 380,355,650株 2020年3月期3Q 389,277,741株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績
等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっ
ての注意事項等については、添付資料P4「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測
情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社三越伊勢丹ホールディングス(3099) 2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………5
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………7
四半期連結損益計算書 ………………………………………………………………………………7
四半期連結包括利益計算書 …………………………………………………………………………8
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………9
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………9
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………9
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………9
(セグメント情報) ……………………………………………………………………………………10
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………12
3.補足情報 …………………………………………………………………………………………………13
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株式会社三越伊勢丹ホールディングス(3099) 2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)における業況は、世界的新型コロナウイルス感染症
の影響により、内外経済が大幅に悪化して推移しました。6月の緊急事態宣言の解除後からは、経済活動の再開が進めら
れる中、特別定額給付金、GoToキャンペーンなどの政策効果もあり、個人消費は緩やかに持ち直してきました。し
かし、欧米における感染者の再拡大や変異種の出現、また国内においても感染の再拡大により2回目の緊急事態宣言発
出もあり、自粛要請の強化や消費マインドの悪化により回復が鈍る懸念があります。加えて、失業者が増加するなど雇
用は弱含み、賃金も労働時間の減少やボーナスの落ち込みにより減少し個人消費の低迷が続く可能性があります。ワク
チン普及により世界的な経済の改善が待たれますが、局所的に感染増を繰り返し、先行きは見通しにくく、経済活動の
制約解消にも時間がかかることが想定されます。
このような不透明な状況の中、当社グループでは、緊急事態宣言下における外出自粛要請に応え、お客さまや従業員
の感染拡大防止に配慮し、1月より改めて閉店時間を前倒しし営業時間を短縮しております。
「安心・安全重視」「働き方改革」「デジタルシフト」等、新しい生活様式や消費行動の変化の中、当社の原点でも
ある「私たちの考え方」に基づき、安心・安全の取組みを徹底するとともに、お客さまのニーズにお応えする価値提供
や、新しいコミュニケーションの在り方を検討しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は602,435百万円(前年同四半期比31.2%減)、営業損失
は14,870百万円(前年同四半期は営業利益21,098百万円)、経常損失は13,444百万円(前年同四半期は経常利益23,099
百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は34,759百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益
7,862百万円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 百貨店業
百貨店業におきましては、1回目の緊急事態宣言下において休業や営業時間の短縮により、売上高は大きく減少いた
しました。営業再開後は、全店舗においてサーモグラフィーの導入や検温、マスクの着用、定期的な消毒等を徹底して
まいりました。訪日外国人の入国制限によりインバウンドによる売上はほぼ消失したまま前年を下回り推移しています
が、日本人による消費行動は来店客数、売上ともに回復傾向に転じました。しかし、年末にかけて感染症が再拡大した
影響により来店客数は再び減少に転じ、厳しい状況が続いています。
そのような環境下において、新しい生活様式・消費行動にあわせてデジタルの活用を強化することで、ご来店いただ
かなくても店頭と同様のお買い物やサービスが受けられるよう様々な取組みを推進しております。年末年始のオケージ
ョン、在宅需要に対するオンライン提案を強化することで、クリスマスケーキやおせち、福袋等のオンライン予約や販
売は伸長しました。
また、11月には、新たなアプリ「三越伊勢丹リモートショッピング」を立ち上げ、オンライン上においても、お客さ
まと販売員が双方向のコミュニケーションを通じて、リアル店舗でのお買い物体験と同様に、百貨店ならではのOne to
Oneのおもてなしや商品のレコメンドを行い、お客さまの要望にお応えしています。チャットによる会話から接客を受け
て頂くことができ、ご自宅にいながら伊勢丹新宿本店にあるほぼすべての商品購入が、アプリ内で完結することが可能
となりました。今後、全店に拡大を図ってまいります。本取組みをはじめ、お客さまの過去の購買行動や接客時に得た
情報に基づき、一人一人のお客さまに対して最適なタイミングで最適なレコメンドが行えるような仕組みの構築に取り
組んでまいります。
オンラインでお買い物が完結できるEC事業の強化も継続的に図っており、食品宅配の「ISETAN DOOR」やオンライン
化粧品サイト「meeco」は順調に計画を上回り推移しました。
このセグメントにおける売上高は553,902百万円(前年同四半期比31.8%減)、営業損失は21,903百万円(前年同四半
期は営業利益9,775百万円)となりました。
-2-
株式会社三越伊勢丹ホールディングス(3099) 2021年3月期 第3四半期決算短信
② クレジット・金融・友の会業
クレジット・金融・友の会業におきましては、当社の持つシステムインフラや優良顧客を基盤にビジネス拡大を目指
しております。
株式会社エムアイカードは、緊急事態宣言を受けたグループ百貨店の店舗臨時休業や営業時間の短縮、その後の外出
自粛の影響もあり、百貨店内のカード獲得において、退会が入会を上回り推移しました。一方、カード取扱高において
は、百貨店外の利用において、EC・通販や家電領域の好調により、前年は下回っているものの計画値は上回り推移し
ました。また、販売管理費は運営費や販売促進費のコントロール、店内カウンター要員の効率化、人件費削減等を進め
ることで、前年比、計画比ともに削減しました。
このセグメントにおける売上高は24,426百万円(前年同四半期比18.3%減)、営業利益は3,191百万円(前年同四半期
比32.6%減)となりました。
③ 不動産業
不動産業におきましては、グループの保有する国内外の優良不動産を活用した収益性のある事業機会の創出に向けた
検討を進めております。
株式会社三越伊勢丹プロパティ・デザインは、商業施設事業においては、新型コロナウイルス感染症の影響によるテ
ナントへの賃料減免や、テナントの売上減少による手数料収入の減少が響き苦戦が続いています。一方、建装事業にお
いては大型物件などの売上を計上し、計画を上回り推移しました。
なお、2020年11月に、賃貸管理住宅事業を運営する株式会社三越伊勢丹不動産の全株式(発行済数)を譲渡すること
を決定いたしました。当社の重点戦略の一つとして「保有不動産の有効活用」「不動産事業の強化」を掲げていますが、
今後は、保有不動産を中心に「商業を核とした複合用途化」に向けた取組みを推進してまいります。
このセグメントにおける売上高は22,080百万円(前年同四半期比13.7%減)、営業利益は4,400百万円(前年同四半期
比4.2%減)となりました。
④ その他
その他の事業におきましては、お客さまのニーズにお応えする新たな価値提供を目指しておりますが、新型コロナウ
イルス感染症の影響により、厳しい状況下にて推移しました。
旅行事業におきましては、1回目の緊急事態宣言解除後、6月より国内ツアーが規模を縮小して催行再開し、全経営
資源を国内事業に集中してまいりました。GoToトラベルによる恩恵もあり、10月・11月は売上計画比を大きく上回
ったものの、年末にかけて感染症が再拡大した影響によりキャンセルが増加し、年末年始催行ツアーの半数が中止とな
る等、減収減益の厳しい状況が続いております。
美容事業におきましても、5月後半からの順次営業再開により、客数が徐々に回復してきましたが、年末にかけて感
染症が再拡大した影響によりエステやヘア等の主要分野をはじめ、売上高は計画、前年とも大きく下回り推移しまし
た。人件費の削減や広告宣伝費の抑制に努めてきたものの売上減少をカバーするには至らず、厳しい結果となりまし
た。海外(台湾)においては、国内と比べ新型コロナウイルス感染症の影響が比較的少なく、売上は回復傾向にありま
す。前年度より引き続き、不採算店舗の統廃合や構造改革を進めてまいります。
物流子会社の株式会社三越伊勢丹ビジネス・サポートは、グループ百貨店の店舗閉鎖や営業自粛によるグループ百貨
店からの荷役業務が減少し売上高は減少したものの、EC関連の受注の増加やその他のクライアントの受託拡大や新規
顧客の獲得が進み、営業利益では前年を上回りました。
このセグメントにおける売上高は48,380百万円(前年同四半期比24.8%減)、営業損失は522百万円(前年同四半期は
営業利益1,805百万円)となりました。
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株式会社三越伊勢丹ホールディングス(3099) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は1,232,194百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,394百万円増加しまし
た。これは主に、季節要因により受取手形及び売掛金が増加したことなどによるものです。
負債合計では721,127百万円となり、前連結会計年度末から47,488百万円増加しました。これは主に、季節要因により
支払手形及び買掛金が増加したこと、有利子負債が増加したことなどによるものです。
また、純資産は511,067百万円となり、前連結会計年度末から39,093百万円減少しました。これは主に、親会社株主に
帰属する四半期純損失を計上したことなどによるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴う2回目の緊急事態宣言発出もあり、自粛要請強化や消費マインド悪化によ
り個人消費の回復が鈍化してきていること、また1月から国内グループ百貨店の一部で営業時間短縮を実施しているこ
とを考慮し、2020年11月11日に公表した連結業績予想の売上高を下記のとおり修正いたしました。
2021年3月期通期(2020年4月1日~2021年3月31日)連結業績予想
親会社株主に
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 帰属する
当期純利益※
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 815,000 △33,000 △34,000 △45,000 △118.34
今回発表予想(B) 800,000 △33,000 △34,000 △45,000 △118.31
増減額(B-A) △15,000 - - - 0.03
増減率(%) △1.8 - - - -
(ご参考)前期実績
1,119,191 15,679 19,771 △11,187 △28.90
(2020年3月期)
※1株当たり当期純利益については、前回発表予想では2021年3月期第2四半期での期中平均株式数(四半期累計)を
用いて計算し、今回発表予想では2021年3月期第3四半期での期中平均株式数(四半期累計)を用いて計算しておりま
す。
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株式会社三越伊勢丹ホールディングス(3099) 2021年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 74,301 83,728
受取手形及び売掛金 119,441 133,801
有価証券 1,718 867
商品及び製品 38,153 33,799
仕掛品 2,797 787
原材料及び貯蔵品 629 607
その他 39,007 43,698
貸倒引当金 △3,736 △4,252
流動資産合計 272,313 293,037
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 170,907 167,667
土地 533,433 534,603
その他(純額) 30,631 28,986
有形固定資産合計 734,972 731,257
無形固定資産
ソフトウエア 18,044 15,673
のれん 15 9
その他 22,702 22,668
無形固定資産合計 40,762 38,351
投資その他の資産
投資有価証券 108,743 105,187
その他 67,048 64,429
貸倒引当金 △173 △178
投資その他の資産合計 175,618 169,438
固定資産合計 951,353 939,047
繰延資産
社債発行費 133 109
繰延資産合計 133 109
資産合計 1,223,800 1,232,194
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株式会社三越伊勢丹ホールディングス(3099) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 79,742 112,339
短期借入金 21,401 26,214
コマーシャル・ペーパー 50,000 50,000
未払法人税等 2,897 739
商品券回収損引当金 32,799 31,814
引当金 20,864 13,844
その他 173,607 167,701
流動負債合計 381,313 402,652
固定負債
社債 40,000 40,000
長期借入金 64,146 87,800
繰延税金負債 128,011 132,404
退職給付に係る負債 36,150 35,918
引当金 242 119
持分法適用に伴う負債 1,651 2,539
その他 22,123 19,692
固定負債合計 292,325 318,474
負債合計 673,639 721,127
純資産の部
株主資本
資本金 50,790 50,944
資本剰余金 322,985 323,704
利益剰余金 183,644 145,184
自己株式 △19,304 △18,653
株主資本合計 538,115 501,179
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,523 476
繰延ヘッジ損益 43 44
為替換算調整勘定 4,625 4,152
退職給付に係る調整累計額 △1,962 △1,947
その他の包括利益累計額合計 4,229 2,725
新株予約権 1,857 1,551
非支配株主持分 5,958 5,610
純資産合計 550,161 511,067
負債純資産合計 1,223,800 1,232,194
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株式会社三越伊勢丹ホールディングス(3099) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 875,260 602,435
売上原価 621,828 432,929
売上総利益 253,431 169,506
販売費及び一般管理費 232,333 184,376
営業利益又は営業損失(△) 21,098 △14,870
営業外収益
受取利息 531 376
受取配当金 724 572
持分法による投資利益 1,027 487
固定資産受贈益 3,188 2,502
その他 738 1,606
営業外収益合計 6,210 5,545
営業外費用
支払利息 684 670
固定資産除却損 849 1,208
その他 2,675 2,240
営業外費用合計 4,209 4,119
経常利益又は経常損失(△) 23,099 △13,444
特別利益
雇用調整助成金等 - 5,890
固定資産売却益 3,171 -
投資有価証券売却益 735 -
事業譲渡益 649 -
その他 14 -
特別利益合計 4,571 5,890
特別損失
固定資産処分損 2,684 1,004
減損損失 400 852
投資有価証券評価損 - 1,837
関係会社株式評価損 - 599
店舗閉鎖損失 1,485 1,276
事業構造改善費用 8,763 2,592
新型コロナウイルス感染症による損失 - 12,579
その他 - 349
特別損失合計 13,334 21,091
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
14,336 △28,645
純損失(△)
法人税等 6,362 6,346
四半期純利益又は四半期純損失(△) 7,973 △34,991
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
111 △232
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
7,862 △34,759
に帰属する四半期純損失(△)
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株式会社三越伊勢丹ホールディングス(3099) 2021年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) 7,973 △34,991
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △383 933
繰延ヘッジ損益 4 1
為替換算調整勘定 △1,120 △865
退職給付に係る調整額 204 14
持分法適用会社に対する持分相当額 △2,217 △1,830
その他の包括利益合計 △3,512 △1,746
四半期包括利益 4,461 △36,737
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 4,555 △36,263
非支配株主に係る四半期包括利益 △94 △474
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株式会社三越伊勢丹ホールディングス(3099) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用の計算
当連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積もり、税引前四半
期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算する方法を採用しております。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積り)
当社グループにおいては、2021年1月に政府から発令された緊急事態宣言を受け、国内百貨店の一部店舗で
営業時間の短縮をしております。
新型コロナウイルス感染症の影響については今後の広がり方や収束時期等を正確に予測することは困難な状
況にありますが、当該影響が2021年3月末頃まで続くなどの仮定を置き、当第3四半期会計期間の繰延税金資
産の回収可能性及び固定資産の減損会計等の会計上の見積りを行っており、第1四半期連結会計期間の四半期
報告書の(追加情報)(新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積もり)に記載した内容から、
重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響は不確実性が高いため、上記仮定に変化が生じた
場合には、当社グループの連結財務諸表に影響を及ぼす可能性があります。
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株式会社三越伊勢丹ホールディングス(3099) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
クレジッ 合計
(注)1 (注)2 計上額
百貨店業 ト・金融・ 不動産業 計
(注)3
友の会業
売上高
外部顧客への売上高 809,581 17,860 23,133 850,574 24,685 875,260 - 875,260
セグメント間の内部売
2,396 12,052 2,463 16,912 39,650 56,562 △56,562 -
上高又は振替高
計 811,977 29,912 25,596 867,487 64,335 931,823 △56,562 875,260
セグメント利益 9,775 4,732 4,594 19,103 1,805 20,908 189 21,098
(注) 1「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、製造・輸出入等・卸売業、物流業、
人材サービス業、情報処理サービス業、旅行業、美容業等を含んでおります。
2 セグメント利益の調整額189百万円は、セグメント間取引消去等であります。
3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
(単位:百万円)
報告セグメント
クレジッ その他 合計
百貨店業 ト・金融・ 不動産業 計
友の会業
減損損失 542 - - 542 77 619
(注)減損損失のうち219百万円は店舗閉鎖損失に含まれております。
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Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
クレジッ 合計
(注)1 (注)2 計上額
百貨店業 ト・金融・ 不動産業 計
(注)3
友の会業
売上高
外部顧客への売上高 551,766 15,805 20,592 588,164 14,271 602,435 - 602,435
セグメント間の内部売
2,136 8,621 1,488 12,245 34,109 46,355 △46,355 -
上高又は振替高
計 553,902 24,426 22,080 600,410 48,380 648,790 △46,355 602,435
セグメント利益又は損失
△21,903 3,191 4,400 △14,312 △522 △14,835 △35 △14,870
(△)
(注) 1「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、製造・輸出入等・卸売業、物流業、
人材サービス業、情報処理サービス業、旅行業、美容業等を含んでおります。
2 セグメント利益又は損失の調整額△35百万円は、セグメント間取引消去等であります。
3 セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
(単位:百万円)
報告セグメント
クレジッ その他 合計
百貨店業 ト・金融・ 不動産業 計
友の会業
減損損失 282 72 - 355 880 1,235
(注)減損損失のうち310百万円は店舗閉鎖損失に、72百万円は特別損失のその他に含まれております。
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(重要な後発事象)
(子会社株式の譲渡)
当社は、2020年11月11日開催の執行役会において、当社の完全子会社である株式会社三越伊勢丹(以下、
IM)が保有する連結子会社の株式会社三越伊勢丹不動産(以下、IMRE)の全株式(発行済株式数の100.0%)
をThe Blackstone Group Inc.(NYSE:BX)とその関連会社が運用又は投資アドバイザーを務める特定のファンド
(以下、総称してBlackstone)が設立した法人であるエチゴ合同会社(以下、エチゴ)に譲渡することを決議
し、同日付で株式譲渡契約を締結、2021年1月4日に譲渡を完了いたしました。
(1)株式譲渡の理由
IMREは、自社で所有する物件の賃貸営業やマンションの分譲を中心に事業を展開する一方、不動産オーナー
が所有する物件のサブリース事業・賃貸管理事業や管理組合事業にも取り組んでまいりました。
当社は、グループ3ヵ年計画における重点取組の一つとして、「不動産事業の強化」を掲げており、グルー
プ保有不動産の有効活用による中長期的な収益拡大に向けた事業の検討を進めています。
具体的には、保有不動産を中心に商業を核とした複合用途化に向けた取り組みを推進し、今後は当該分野に
経営資源を重点的に配分していく方針です。
このような当社グループ方針のもと、Blackstoneが有する日本の不動産業界における経営の専門知識及び実
績を評価し、IMREのさらなる発展のために、今般、IMが保有するIMRE全株式をエチゴに譲渡することといたし
ました。
(2)株式譲渡の相手先の名称
エチゴ合同会社
(3)株式譲渡の時期
① 契約締結日 2020年11月11日
② 株式譲渡実行日 2021年1月4日
(4)当該子会社の名称、事業内容及び当社との取引関係
① 名称 株式会社三越伊勢丹不動産
② 事業内容 不動産賃貸、不動産賃貸管理
③ 当社との取引関係 当社および連結子会社との間で業務委託等の取引関係があります。
(5)譲渡株式数、譲渡価額、譲渡損益及び譲渡後の所有株式数
① 譲渡株式数 192,542株(議決権所有割合:100.0%)
② 譲渡価額 譲渡相手先との譲渡契約における守秘義務を踏まえ、開示を差し控えさせて頂きます。
当該価額については、譲渡相手先との交渉により決定しており、公正価額と認識してお
ります。
③ 譲渡損益 2021年3月期第4四半連結会計期間において、約71億円を関係会社株式売却益として特
別利益に計上する見込みです。
④ 譲渡後の所有株式数 0株(議決権所有割合:0%)
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3.補足情報
(1)連結業績の概要 (単位:百万円)
当第3四半期累計期間 前第3四半期累計期間
項目 前年差 前年比
(2020年4月~12月) (2019年4月~12月)
連結売上高 602,435 875,260 △ 272,824 68.8%
連結売上総利益 169,506 253,431 △ 83,924 66.9%
連結販売費及び一般管理費 184,376 232,333 △ 47,956 79.4%
宣伝費 6,987 13,712 △ 6,725 51.0%
ポイント関連費 11,385 16,069 △ 4,684 70.8%
人件費 64,565 77,384 △ 12,819 83.4%
減価償却費 17,270 20,179 △ 2,908 85.6%
地代家賃 18,581 23,892 △ 5,310 77.8%
業務委託費 21,357 24,691 △ 3,334 86.5%
その他 44,229 56,403 △ 12,173 78.4%
連結営業利益 △ 14,870 21,098 △ 35,968 -
連結経常利益 △ 13,444 23,099 △ 36,543 -
親会社株主に帰属する
△ 34,759 7,862 △ 42,621 -
四半期純利益
(2)三越伊勢丹個別の業績の概要
①業績の概要 (単位:百万円)
当第3四半期累計期間 前第3四半期累計期間
項目 前年差 前年比
(2020年4月~12月) (2019年4月~12月)
売上高 298,327 464,716 △ 166,388 64.2%
売上総利益 81,405 131,269 △ 49,863 62.0%
その他の営業収支 9,191 9,415 △ 224 97.6%
営業総利益 90,597 140,685 △ 50,087 64.4%
販売費及び一般管理費 102,813 129,819 △ 27,005 79.2%
宣伝費 3,185 6,307 △ 3,121 50.5%
ポイント関連費 5,130 7,507 △ 2,376 68.3%
人件費 32,754 40,958 △ 8,204 80.0%
減価償却費 7,198 8,244 △ 1,045 87.3%
地代家賃 5,478 7,468 △ 1,990 73.4%
業務委託費 13,922 16,642 △ 2,719 83.7%
その他 35,143 42,691 △ 7,547 82.3%
営業利益 △ 12,216 10,865 △ 23,082 -
経常利益 538 14,312 △ 13,774 3.8%
四半期純利益 △ 12,966 4,404 △ 17,371 -
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株式会社三越伊勢丹ホールディングス(3099) 2021年3月期 第3四半期決算短信
②店別売上高 (単位:百万円)
当第3四半期累計期間 前第3四半期累計期間
店舗名 前年差 前年比
(2020年4月~12月) (2019年4月~12月)
伊勢丹新宿本店 149,040 214,278 △ 65,238 69.6%
三越日本橋本店 75,850 106,347 △ 30,497 71.3%
三越銀座店 32,200 67,452 △ 35,252 47.7%
伊勢丹立川店 19,338 26,897 △ 7,559 71.9%
伊勢丹浦和店 21,898 29,634 △ 7,736 73.9%
伊勢丹相模原店 ※ - 11,555 △ 11,555 -
伊勢丹府中店 ※ - 8,549 △ 8,549 -
計 298,327 464,716 △ 166,388 64.2%
既存店計(相模原店・府中店除く) 298,327 444,611 △ 146,283 67.1%
※伊勢丹相模原店・伊勢丹府中店は、2019年9月に営業を終了しております。
(3)国内グループ百貨店の売上高の状況 (単位:百万円)
当第3四半期累計期間 前第3四半期累計期間
会社名 前年差 前年比
(2020年4月~12月) (2019年4月~12月)
札幌丸井三越 31,976 48,294 △ 16,318 66.2%
函館丸井今井 4,477 5,860 △ 1,382 76.4%
仙台三越 18,378 23,295 △ 4,916 78.9%
名古屋三越 38,632 49,646 △ 11,013 77.8%
静岡伊勢丹 10,645 13,420 △ 2,775 79.3%
新潟三越伊勢丹 23,313 31,815 △ 8,501 73.3%
広島三越 8,950 10,768 △ 1,817 83.1%
高松三越 13,434 16,789 △ 3,355 80.0%
松山三越 5,214 9,330 △ 4,116 55.9%
岩田屋三越 63,068 84,306 △ 21,238 74.8%
(4)免税売上高の状況 (単位:百万円)
当第3四半期累計期間 前第3四半期累計期間
会社名 前年差 前年比
(2020年4月~12月) (2019年4月~12月)
伊勢丹新宿本店 2,317 20,578 △ 18,261 11.3%
三越日本橋本店 190 2,485 △ 2,294 7.7%
三越銀座店 265 19,830 △ 19,564 1.3%
その他 30 289 △ 258 10.7%
三越伊勢丹計 2,803 43,183 △ 40,379 6.5%
札幌丸井三越 14 2,863 △ 2,849 0.5%
名古屋三越 153 2,172 △ 2,018 7.1%
岩田屋三越 144 4,057 △ 3,912 3.6%
その他 33 775 △ 741 4.4%
国内地域百貨店計 346 9,868 △ 9,521 3.5%
国内百貨店計 3,150 53,051 △ 49,900 5.9%
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