3099 ミツコシイセタン 2020-07-29 15:00:00
特別損失の計上及び繰延税金資産の取崩し、並びに連結業績予想及び配当予想に関するお知らせ [pdf]
2020 年7月 29 日
各 位
上場会社名 株式会社三越伊勢丹ホールディングス
代表者 代表執行役社長 杉江 俊彦
(コード:3099 東証第 1 部、福証)
問合せ先責任者 チーフオフィサー室広報・IR部長 神山 大
(TEL. 03-6730-5003)
特別損失の計上及び繰延税金資産の取崩し、並びに連結業績予想及び配当予想に関するお知らせ
当社は、2021 年3月期第1四半期において、下記の通り特別損失の計上及び繰延税金資産の取崩しを行うことといた
しましたのでお知らせいたします。また、2020 年5月 11 日に公表した「2020 年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」
において未定としておりました、2021 年3月期(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)連結業績予想及び配当予
想を下記の通りといたしましたので併せてお知らせいたします。
記
1.特別損失の計上について
新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言を受け、当社グループは各店舗において臨時休業(一部店舗
は部分休業及び営業時間の短縮)いたしました。当該休業中に発生した固定費等(人件費や地代家賃等)につい
て臨時性があると判断し、連結グループ各社において総額 122 億円(当社連結子会社である株式会社三越伊勢丹
において 80 億円)を「新型コロナウイルス感染症による損失」として特別損失に計上いたしました。
2.繰延税金資産の取崩しについて
新型コロナウイルス感染症拡大の今後の影響が不確実な状況を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について当第
1 四半期連結会計期間において慎重に検討をおこなった結果、連結グループ各社において総額 53 億円(当社連結
子会社である株式会社三越伊勢丹において 47 億円)繰延税金資産を取崩すことといたしました。
3.2021 年3月期業績予想について
(1)2021 年 3 月期連結業績予想(2020 年 4 月 1 日~2021 年 3 月 31 日)
親会社株主に帰属 1 株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) - - - - -
今回発表予想(B) 823,000 △38,000 △41,000 △60,000 △157.81
増減額(B-A) - - - - -
増減率(%) - - - - -
(ご参考)前期実績
1,119,191 15,679 19,771 △11,187 △28.90
(2020 年 3 月期)
(2)公表の理由
当社は、2020 年5月 11 日に公表しました「2020 年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」において、2021
年 3 月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大が当社グループの事業活動に与える影響につい
て不確定な要素が多く、合理的に算出することが困難であることから未定としておりました。2020 年5月中旬以降、段
階的に緊急事態宣言が解除されたことを踏まえ、現時点において入手可能な情報や予測等に基づき連結業績予想を
公表するものです。
未だ同感染症の収束時期は不明な状態が続いておりますが、緊急事態宣言が 5 月に解除されて以降、安心・安全
に万全を期した営業体制のもと、当該影響が 2021 年 3 月末頃まで続くなどの仮定を置き、算出いたしました。
なお、今回の業績予想にあたりましては、新型コロナウイルス感染症拡大の第 2 波による再度の緊急事態宣言等の
大規模な社会的制限について想定・反映はしておりません。実際の感染症影響や消費動向等により、当予想は大きく
変動する可能性があり、今後の業績動向を踏まえ開示すべき重要な事項が発生した場合には速やかに業績への影響
を開示いたします。
4.2021 年3月期配当予想について
(1)2021 年 3 月期配当予想について
年間配当金(円)
第 2 四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭
前回予想 - - -
今回修正予想 3.00 6.00 9.00
(ご参考)前期実績
6.00 6.00 12.00
(2020 年 3 月期)
(2)公表の理由
2021 年3月期の配当予想につきましては、連結業績予想の合理的な算出が困難であったことから未定としておりま
したが、上記業績予想を踏まえ配当予想を公表いたします。
当社の配当方針は、経営環境、業績、財務の健全性を総合的に勘案しながら、安定的な配当水準を維持すること
を基本姿勢とし、中長期的には利益成長にあわせた安定的な増配を目指すこととしております。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大により、第1四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益が大幅
な損失計上となり、第2四半期に入ってからも同感染症による業績への影響が継続しており、通期にわたって厳しい業
績で推移することが見込まれます。
このような状況を踏まえ、中間配当予想につきましては財務健全性を維持する観点から前期実績から 3 円減配の 1
株当たり 3 円といたしました。一方、期末配当予想につきましては安定的な配当水準を可能な限り維持する観点から 1
株当たり 6 円とし、年間配当予想につきましては 1 株当たり 9 円といたします。
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が本資料の発表日現在において入手可能な情報に
基づいて算定しており、実際の業績は、様々な要素により記載の予想数値とは異なる可能性があります。
以上