3092 ZOZO 2020-01-31 15:00:00
2020年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年1月31日
上 場 会 社 名 株式会社ZOZO 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3092 URL https://corp.zozo.com
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長兼CEO (氏名) 澤田 宏太郎
問合せ先責任者 (役職名) 取締役副社長兼CFO (氏名) 柳澤 孝旨 (TEL) 043(213)5171
四半期報告書提出予定日 2020年2月14日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有 ( アナリスト・機関投資家向け )
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 91,887 2.4 19,385 △6.0 19,224 △7.1 12,172 △10.9
2019年3月期第3四半期 89,774 26.6 20,630 △12.4 20,685 △12.4 13,665 △16.1
(注) 包括利益 2020年3月期第3四半期 12,172百万円( △10.9%) 2019年3月期第3四半期 13,659百万円( △17.0%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 39.87 -
2019年3月期第3四半期 44.58 -
(注) 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため、記載し
ておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第3四半期 86,473 28,005 32.4
2019年3月期 78,961 22,656 28.6
(参考) 自己資本 2020年3月期第3四半期 27,999百万円 2019年3月期 22,546百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 14.00 - 10.00 24.00
2020年3月期 - 12.00 -
2020年3月期(予想) 18.00 30.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 136,000 14.9 32,000 24.7 32,000 24.4 22,500 40.8 73.70
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :有
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 1社 (社名) ZOZO NEW ZEALAND LIMITED 、 除外 ―社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 311,644,285株 2019年3月期 311,644,285株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 6,349,103株 2019年3月期 6,349,103株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 305,295,182株 2019年3月期3Q 306,514,396株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想
の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっての注意事項等については、添付資料8ページ「連結業績予想な
どの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
・当社は、2020年1月31日に機関投資家及びアナリスト向けの決算説明会を開催する予定です。その模様及び説明
内容については、当日使用する決算説明資料とともに、開催後速やかに当社ホームページに掲載する予定です。
株式会社ZOZO(3092) 2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………8
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………8
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………9
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………9
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………11
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………13
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………13
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………13
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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
(当期の経営成績)
[表1]前年同期比 (単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日 前年同期比
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
商品取扱高 235,418 (100.0%) 253,867 (100.0%) 7.8%
売上高 89,774 (38.1%) 91,887 (36.2%) 2.4%
差引売上総利益 81,057 (34.4%) 83,934 (33.1%) 3.5%
営業利益 20,630 (8.8%) 19,385 (7.6%) △6.0%
経常利益 20,685 (8.8%) 19,224 (7.6%) △7.1%
親会社株主に帰属する四半期純利益 13,665 (5.8%) 12,172 (4.8%) △10.9%
( )内は商品取扱高に対する割合です。
当社グループは、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。 Be unique. Be equal.」という企業理念のもと、日
本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」の運営、及びファッションメディア「WEAR」の運営を中心に事業活
動を行っております。
当第3四半期連結累計期間における当社グループは、ZOZOTOWNにおいてはユニークユーザー数拡大及びコンバー
ジョンレート(ユニークユーザーの購買率)向上のために、ユーザーとブランド双方にとって魅力的なサイト作り
に注力してまいりました。具体的には、引き続き多様化するユーザーニーズに対応できるよう積極的に幅広いジャ
ンルの新規ブランドの出店を進めたことや、2019年5月、同9月、及び同11月にセールイベント「ZOZOWEEK」の実
施をいたしました。また、第2四半期連結会計期間以降、既存会員の活性化を目的に、会員毎の購買履歴等の情報
をもとにパーソナライズされた値引・ポイント施策を継続して実施しております。
また、2019年12月17日より、ヤフー㈱が運営するオンラインショッピングモール「PayPayモール」へZOZOTOWNを
出店いたしました。ZOZOTOWNに出店している約9割のショップがPayPayモールでも販売するなど出店状況は好調で
す。他ECモールへZOZOTOWNが出店することは初の試みであり、従来のZOZOTOWNユーザーとは属性の異なる幅広いユ
ーザーとの接点を増やすことで、新たな顧客層拡大を目指しております。
今秋ローンチを目指し準備を進めていたMSP(マルチサイズプラットフォーム)事業については、当初予定通り、
2019年9月6日からZOZOTOWN上にて受注予約を開始し、当第3四半期連結会計期間より本格的な出荷が進んでおり
ます。体型計測デバイスとしては、足の形の3Dデータ化を行い靴選びに必要な複数部位の計測を可能とする
「ZOZOMAT」の先行予約の受付を、同6月24日付で開始しております。ZOZOTOWNでの靴カテゴリーの商品取扱高拡大
を目指すとともに、ユーザーにとって快適で便利な靴選びが可能となる、新しい購買体験を提供できるよう取り組
んでまいります。こちらにつきましては、当期中のリリースを予定しております。
BtoB事業においては、当第3四半期連結会計期間より、フルフィルメント支援に特化したサービス「Fulfillment
by ZOZO」を開始いたしました。ZOZOTOWNの出店ブランドを対象にZOZOTOWNと自社ECの在庫一元化を図り機会損失の
最小化を目指してまいります。
また、2019年10月24日~10月28日の5日間で、当社が大会タイトルスポンサーとして、日本初となるPGA TOUR ト
ーナメント「ZOZO CHAMPIONSHIP」を開催いたしました。悪天候によるトラブルにも見舞われましたが、世界トップ
クラスの選手の素晴らしいプレーと日本中のゴルフファンの熱い歓声に支えられ、初年度大会はタイガー・ウッズ
選手の優勝と共に大盛況のうちに幕を閉じました。なお、同大会タイトルスポンサーは来期以降も継続予定であり、
引き続き新たな顧客層に対して当社の認知拡大を図っていく所存です。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における商品取扱高は253,867百万円(前年同期比7.8%増)、売上高
は91,887百万円(同2.4%増)、差引売上総利益は83,934百万円(同3.5%増)となりました。当第3四半期連結会
計期間においては、2019年10月1日の消費税増税後の反動や暖冬による市況悪化の影響に鑑み、効率性の観点から
積極的なプライスプロモーションを抑制していたこともあり、商品取扱高成長率は期初計画対比で低い水準に留ま
り ま し た 。 な お、 前 第 3 四 半 期 連 結 会 計 期 間 よ り、 商 品 取 扱 高 は 商 品 販 売 価 格 か ら 有 料 会 員 サ ー ビ ス
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「ZOZOARIGATO」に起因する値引額を控除する前の金額を以て表示しております。また、同有料会員サービスに起因
しない当社負担値引施策についても同様に当第3四半期連結会計期間より値引額控除前の金額で表示するよう変更
しております。なお、当該当社負担値引施策は2017年3月期より開始をしておりましたので、比較可能性の観点か
ら進行期含め過去の商品取扱高実績について値引額控除前の金額に遡及して修正しております。一方で、売上高に
ついては、いずれの場合も値引控除後の金額となっていることから、計算上の受託販売手数料率は低下する結果と
なっております。差引売上総利益率(対商品取扱高)は、対商品取扱高比33.1%(前年同期比1.3ポイント低下)と
なっておりますが、これは、広告事業売上増加及び送料収入等のその他売上の増加といった上昇要因以上に、前述
した「ZOZOARIGATO」等の当社負担値引施策に起因する値引額やPB事業における商品及び原材料の評価損計上等の影
響がマイナスに作用したことが理由です。
販売費及び一般管理費は64,549百万円(前年同期比6.8%増)、商品取扱高に対する割合は25.4%と前年同期と比
較して0.3ポイント低下しております。前年同期比で販管費率が低下している主な理由は以下の通りです。
・上昇(悪化)要因
① ポイント施策の積極化に伴い、ポイント関連費(対商品取扱高)が0.5ポイント上昇。
② 商品単価下落に伴う比率増加、物流拠点増加に伴う拠点間移動に係る費用の増加及びアルバイト時給増加
により、物流関連費(対商品取扱高比)が0.3ポイント上昇。
③ 物流拠点増加に伴い、賃借料(対商品取扱高比)が0.3ポイント上昇。
・低下(改善)要因
① PGA TOUR トーナメント「ZOZO CHAMPIONSHIP」スポンサー費用等が発生した一方で、ZOZOSUITの配布枚数
減少により広告宣伝費(対商品取扱高)が0.6ポイント低下。
② 前第3四半期連結累計期間において発生していた高額のスポット費用(センサー方式の旧型ZOZOSUITに関
連した清算費用・マーカー方式の新型ZOZOSUITの改良研究に起因した成功報酬費用)の影響が当期におい
てはないことから、その他費用(対商品取扱高)が0.2ポイント低下。
③ 前期に行った賞与支給方針の変更に伴う影響が収まったことにより、社員人件費(対商品取扱高)が0.1ポ
イント低下。
④ ZOZOSUITの配布枚数減少に伴い、荷造運搬費(対商品取扱高)が0.1ポイント低下。
⑤ 決済構成比の変化に伴い、代金回収手数料(対商品取扱高)が0.1ポイント低下。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の営業利益は19,385百万円(前年同期比6.0%減)、営業利益率は対商品
取扱高対比7.6%と前年同期と比較して1.2ポイント低下しております。また、経常利益は19,224百万円(同7.1%
減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12,172百万円(同10.9%減)となりました。
当社グループはEC事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりますが、単一セグメン
ト内の各事業区分の業績を以下のとおり示しております。
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各事業別の業績は、以下のとおりです。
[表2]事業別前年同期比
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日 取扱高 売上高
事業別 至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日) 前年同期比 前年同期比
取扱高 構成比 売上高 取扱高 構成比 売上高 (%) (%)
(百万円) (%) (百万円) (百万円) (%) (百万円)
ZOZOTOWN事業
(受託ショップ) 213,722 90.7 63,078 232,478 91.5 65,187 8.8 3.3
(買取ショップ) 128 0.1 128 166 0.1 162 29.3 26.4
(ZOZOUSED) 12,649 5.4 12,427 11,810 4.6 11,196 △6.6 △9.9
小計 226,501 96.2 75,634 244,455 96.2 76,546 7.9 1.2
PayPayモール - - - 409 0.2 114 - -
PB事業 2,260 1.0 2,260 927 0.4 918 △59.0 △59.4
MSP事業 - - - 443 0.2 441 - -
BtoB事業 6,656 2.8 1,516 7,631 3.0 1,545 14.6 1.9
広告事業 - - 857 - - 1,917 - 123.6
その他 - - 9,506 - - 10,405 - 9.5
合計 235,418 100.0 89,774 253,867 100.0 91,887 7.8 2.4
① ZOZOTOWN事業
ZOZOTOWN事業は、「受託ショップ」「買取ショップ」「ZOZOUSED」の3つの事業形態で構成されております。
「受託ショップ」は各ブランドの商品を受託在庫として預かり、受託販売を行っております。「買取ショップ」は
各ブランドからファッション商材を仕入れ、自社在庫を持ちながら販売を行っております。「ZOZOUSED」は主に個
人ユーザー等から中古ファッション商材を買取り、販売を行っております。
当社では、ZOZOTOWN事業を持続的に成長させていくためには「購入者数の拡大」及び「ファッション消費におけ
るZOZOTOWN利用率上昇」が重要なファクターであると認識しております。そのために、ユーザーとブランド双方に
とって魅力的なサイト作りに取り組んでおります。
なお、ZOZOTOWN事業に係る主なKPIの推移は以下のとおりです。
(ショップ数等)
[表3]ショップ数、ブランド数の推移
前連結会計年度 当連結会計年度
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
ZOZOTOWN出店ショップ数(注)1 1,139 1,183 1,255 1,245 1,297 1,312 1,345 -
内)買取ショップ(注)2 5 5 5 5 5 5 5 -
受託ショップ 1,134 1,178 1,250 1,240 1,292 1,307 1,340 -
ブランド数(注)1、2 6,820 6,957 7,115 7,056 7,349 7,305 7,462 -
(注) 1 四半期会計期間末日時点の数値を使用しております。
2 プライベートブランド「ZOZO」及び「マルチサイズ」は含んでおりません。
当第3四半期連結会計期間に新規出店したショップ数は、53ショップ(純増33ショップ)となりました。主な新
規出店ショップは、トラッドファッションブランド「EAST BOY」、レインブーツが著名な「HUNTER」、及びイタリ
ア発のステーショナリーブランド「MOLESKINE」となっております。
当第3四半期連結累計期間での新規出店ショップ数は169ショップ(純増100ショップ)となり、期初計画を上回
るペースで増加しています。
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株式会社ZOZO(3092) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(年間購入者数)
[表4]年間購入者数の推移
前連結会計年度 当連結会計年度
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
年間購入者数(注)2 7,392,126 7,769,546 8,073,672 8,126,524 8,121,663 8,226,388 8,156,256 -
(前年同期比) 657,386 805,560 867,895 903,297 729,537 456,842 82,584 -
(前四半期比) 168,899 377,420 304,126 52,852 △4,861 104,725 △70,132 -
アクティブ会員数(注)3 5,458,643 5,782,227 6,156,837 6,450,686 6,557,144 6,749,012 6,800,435 -
(前年同期比) 1,276,770 1,191,210 1,198,976 1,337,825 1,098,501 966,785 643,598 -
(前四半期比) 345,782 323,584 374,610 293,849 106,458 191,868 51,423 -
ゲスト会員数 1,933,483 1,987,319 1,916,835 1,675,838 1,564,519 1,477,376 1,355,821 -
(前年同期比) △619,384 △385,650 △331,081 △434,528 △368,964 △509,943 △561,014 -
(前四半期比) △176,883 53,836 △70,484 △240,997 △111,319 △87,143 △121,555 -
(注) 1 集計期間は会計期間末日以前の直近1年間としております。
2 年間購入者数は過去1年以内に1回以上購入したアクティブ会員数とゲスト購入者数の合計です。
3 アクティブ会員数は過去1年以内に1回以上購入した会員数になります。
4 「PayPayモール」の購入者は含んでおりません。
当第3四半期連結会計期間においては、新規会員の獲得ペースが鈍化したことから、前四半期比で年間購入者数
は減少に転じました。第2四半期連結会計期間から引き続き、既存会員の活性化を目的に、会員毎の購買履歴等の
情報をもとにパーソナライズされた値引・ポイント施策を実施したことにより、アクティブ会員数は前四半期比で
増加した一方で、ゲスト会員数については前四半期比で減少しております。
(年間購入金額及び年間購入点数)
[表5]年間購入金額、年間購入点数の推移
前連結会計年度 当連結会計年度
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
年間購入金額(全体)
(注)1、2、3、4
46,870 46,120 46,009 46,315 46,934 47,506 47,593 -
(前年同期比) △0.5% △1.5% △1.5% △2.8% 0.1% 3.0% 3.4% -
(前四半期比) △1.7% △1.6% △0.2% 0.7% 1.3% 1.2% 0.2% -
年間購入点数(注)1、2、3 11.3 11.2 11.1 11.1 11.3 11.6 11.7 -
(前年同期比) 5.8% 3.0% 1.4% △2.9% △0.4% 3.5% 5.1% -
(前四半期比) △0.5% △1.0% △0.7% △0.6% 2.0% 2.9% 0.8% -
年間購入金額(既存会員)
(注)1、2、3、4
59,569 57,563 56,304 55,792 55,048 54,750 54,092 -
(前年同期比) △5.5% △10.5% △10.3% △8.7% △7.6% △4.9% △3.9% -
(前四半期比) △2.5% △3.4% △2.2% △0.9% △1.3% △0.5% △1.2% -
年間購入点数(注)1、2、3 14.2 13.8 13.6 13.4 13.3 13.4 13.4 -
(前年同期比) 0.6% △5.5% △6.2% △6.8% △6.2% △2.7% △1.6% -
(前四半期比) △1.4% △3.0% △1.5% △1.1% △0.8% 0.6% △0.3% -
(注) 1 集計期間は会計期間末日以前の直近1年間としております。
2 アクティブ会員1人当たりの指標となっております。
3「PayPayモール」の購入者は含んでおりません。
4 円単位となっております。
当第3四半期連結会計期間において全体の年間購入金額が前年同期比及び前四半期比で増加しておりますが、こ
れは新規会員の獲得ペースが鈍化した結果、会員全体に占める既存会員の構成比が上昇したことが理由です。既存
会員の年間購入金額が前年同期比及び前四半期比で減少している要因は、会員歴の浅い既存アクティブ会員の構成
割合が上昇したことによるもの(会員歴の長さに応じて年間購入金額が高くなる傾向)です。
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株式会社ZOZO(3092) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(平均商品単価等)
[表6]平均商品単価、平均出荷単価、出荷件数の推移
前連結会計年度 当連結会計年度
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
平均商品単価
(注)1、2、3
3,959 3,660 4,770 4,379 3,903 3,516 4,501 -
(前年同期比) △3.7% △1.1% △2.3% 4.1% △1.4% △3.9% △5.6% -
平均出荷単価
(注)1、2、3
8,134 7,788 9,581 9,487 8,390 7,529 8,973 -
(前年同期比) △4.9% △5.8% 5.5% 10.1% 3.2% △3.3% △6.3% -
1注文あたり購入点数
(注)1、3
2.05 2.13 2.01 2.17 2.15 2.14 1.99 -
(前年同期比) △1.3% △4.8% 7.9% 5.7% 4.6% 0.6% △0.8% -
出荷件数(注)1、3 8,425,033 8,865,330 9,512,052 9,065,816 9,209,344 10,347,938 10,101,875 -
(前年同期比) 24.1% 24.0% 14.6% 9.3% 9.3% 16.7% 6.2% -
(注) 1 四半期会計期間の数値を使用しております。
2 円単位となっております。
3「PayPayモール」は含んでおりません。
平均商品単価につきましては、前年同期比で減少いたしました。タイムセールやZOZOWEEK等のセールイベントを
積極的に行ったことにより、セール商材の売れ行きが好調であった一方で、プロパー消費の伸び悩みもありセール
比率が上昇したことが主な要因です。同様に平均出荷単価についても平均商品単価の下落の影響により、前年同期
比で減少しております。
ZOZOTOWN事業(受託ショップ、買取ショップ及びZOZOUSED)の実績は以下のとおりです。
a. 受託ショップ
当第3四半期連結累計期間の商品取扱高は232,478百万円(前年同期比8.8%増)、商品取扱高に占める割合は
91.5%(前年同期実績90.7%)となりました。売上高(受託販売手数料)は65,187百万円(前年同期比3.3%増)と
なりました。2019年12月末現在、受託ショップは1,345ショップ(2019年9月末1,307ショップ)を運営しておりま
す。
b. 買取ショップ
当第3四半期連結累計期間の商品取扱高は166百万円(前年同期比29.3%増)、商品取扱高に占める割合は0.1%
(前年同期実績0.1%)となりました。売上高は162百万円(前年同期比26.4%増)となりました。2019年12月末現
在、買取ショップでは5ショップ(2019年9月末5ショップ)を運営しております。
c. ZOZOUSED
当第3四半期連結累計期間の商品取扱高は11,810百万円(前年同期比6.6%減)、商品取扱高に占める割合は4.6
%(前年同期実績5.4%)となりました。売上高は11,196百万円(前年同期比9.9%減)となりました。
② PayPayモール
ヤフー㈱が運営するオンラインショッピングモール「PayPayモール」へZOZOTOWNを出店しております。当第3四
半期連結累計期間の商品取扱高は409百万円、商品取扱高に占める割合は0.2%となりました。売上高は114百万円と
なりました。
③ PB事業
PB事業では、ユーザー個人の体型に合わせた当社の自社企画アパレル商品を販売する事業を行っております。当
第3四半期連結累計期間の商品取扱高は927百万円(前年同期比59.0%減)、商品取扱高に占める割合は0.4%(前
年同期実績1.0%)となりました。売上高は918百万円(前年同期比59.4%減)となりました。
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株式会社ZOZO(3092) 2020年3月期 第3四半期決算短信
④ MSP事業
MSP事業では、当社がPB事業で培った多サイズ展開のノウハウ・販売力、及びZOZOTOWN出店ショップの企画力を融
合させることで、ユーザーが求める当該ショップ商品の一部についてマルチサイズ展開を行い、ZOZOTOWN上で販売
を行う事業を行っております。ユーザーからは身長・体重情報を入力頂くことで、推奨サイズの商品提供が可能と
なります。当第3四半期連結累計期間の商品取扱高は443百万円となりました。売上高は441百万円となりました。
⑤ BtoB事業
BtoB事業では、ブランドの自社ECサイトの構築及び運営を受託しております。当第3四半期連結累計期間の商品
取扱高は7,631百万円(前年同期比14.6%増)、商品取扱高に占める割合は3.0%(前年同期実績2.8%)となりまし
た。売上高(受託販売手数料)は1,545百万円(前年同期比1.9%増)となりました。2019年12月末現在、受託サイ
ト数は47サイト(2019年9月末28サイト)となっております。
⑥ 広告事業
広告事業は、ZOZOTOWN及びWEARのユーザーリーチ基盤を活用し、取引先ブランドや広告代理業者に広告枠を提供
し、広告収入を得る事業形態となります。当第3四半期連結累計期間の売上高は1,917百万円(前年同期比123.6%
増)となりました。WEARについては、引き続きユーザーの拡大及びコンテンツの拡充を行うとともに、広告による
収益化を図ってまいります。2019年12月末時点のアプリダウンロード数は1,400万ダウンロードを超えており、月間
利用者数ともに堅調に推移しております。
⑦ その他
その他には、ZOZOTOWN事業に付随した事業の売上(送料収入、決済手数料収入、有料会員収入等)、連結子会社
のその他売上高などが計上されております。当第3四半期連結累計期間のその他売上高は10,405百万円(前年同期
比9.5%増)となりました。
なお、2019年11月14日付当社プレスリリース「Zホールディングス株式会社による当社株式に対する公開買付けの
結果並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」にて周知の通り、Zホールディングス㈱
(以下「本件買付者」といいます。)が2019年9月30日から実施しておりました当社株式に対する公開買付けは、
同11月13日をもって終了いたしました。本公開買付けの結果、同11月20日の決済をもって、本件買付者は当社株式
の50.1%を取得し、所有する議決権の数が過半数を超えたため、新たに当社の親会社及び主要株主である筆頭株主
となりました。また、公開買付者の親会社であるソフトバンク㈱、ソフトバンクグループジャパン㈱、ソフトバン
クグループ㈱及び汐留Zホールディングス㈱についても、公開買付者を通じて当社株式を間接的に所有することと
なるため、同日をもって、新たに当社の親会社となっております。今後は、親会社との連携深化を促進し、早期の
シナジー創出に努めてまいります。
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株式会社ZOZO(3092) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
(資産、負債及び純資産の状況)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間 増減率
総資産 78,961 86,473 9.5%
負債 56,304 58,468 3.8%
純資産 22,656 28,005 23.6%
(総資産)
総資産については、前連結会計年度末に比べ7,512百万円増加(前連結会計年度末比9.5%増)し、86,473百万円
となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べ6,517百万円増加(同11.3%増)し、64,421百万円となりまし
た。主な増減要因としては、現金及び預金の減少1,349百万円、売掛金の増加10,640百万円、商品及び製品の減少
1,057百万円、原材料及び貯蔵品の減少1,082百万円、前払費用の減少586百万円などによるものであります。固定資
産は、前連結会計年度末に比べ994百万円増加(同4.7%増)し、22,051百万円となりました。主な増減要因として
は、有形固定資産の増加2,672百万円、投資その他の資産の減少1,647百万円などによるものであります。
(負債)
負債については、前連結会計年度末に比べ2,163百万円増加(前連結会計年度末比3.8%増)し、58,468百万円と
なりました。流動負債は、前連結会計年度末に比べ2,110百万円増加(同4.0%増)し、54,355百万円となりまし
た。主な増減要因としては、受託販売預り金の増加4,687百万円、未払法人税等の減少2,438百万円などによるもの
であります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ53百万円増加(同1.3%増)し、4,112百万円となりました。主
な増減要因としては、事業整理損失引当金の減少680百万円、資産除去債務の増加613百万円などによるものであり
ます。
(純資産)
純資産については、前連結会計年度末に比べ5,348百万円増加(前連結会計年度末比23.6%増)し、28,005百万円
となりました。主な増減要因としては、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加12,172百万円、剰余
金の配当による減少6,716百万円などによるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2019年4月25日に発表いたしました通期の連結業績予測数値に変更はありません。
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株式会社ZOZO(3092) 2020年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 21,560 20,210
売掛金 27,404 38,044
商品及び製品 4,533 3,476
原材料及び貯蔵品 1,352 270
その他 3,053 2,419
流動資産合計 57,904 64,421
固定資産
有形固定資産 6,318 8,990
無形固定資産
のれん 2,291 2,261
その他 820 820
無形固定資産合計 3,112 3,081
投資その他の資産 11,626 9,978
固定資産合計 21,056 22,051
資産合計 78,961 86,473
負債の部
流動負債
買掛金 1,693 60
受託販売預り金 16,310 20,998
短期借入金 22,000 22,000
未払法人税等 3,671 1,232
賞与引当金 395 221
ポイント引当金 1,343 1,377
返品調整引当金 92 103
その他 6,739 8,361
流動負債合計 52,245 54,355
固定負債
退職給付に係る負債 1,730 1,950
資産除去債務 1,028 1,641
事業整理損失引当金 812 131
その他 488 389
固定負債合計 4,059 4,112
負債合計 56,304 58,468
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株式会社ZOZO(3092) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 1,359 1,359
資本剰余金 1,328 1,328
利益剰余金 44,252 49,707
自己株式 △24,412 △24,412
株主資本合計 22,528 27,983
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 77 59
為替換算調整勘定 18 19
退職給付に係る調整累計額 △77 △63
その他の包括利益累計額合計 17 15
新株予約権 110 6
純資産合計 22,656 28,005
負債純資産合計 78,961 86,473
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株式会社ZOZO(3092) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 89,774 91,887
売上原価 8,726 7,941
売上総利益 81,048 83,946
返品調整引当金戻入額 106 92
返品調整引当金繰入額 97 103
差引売上総利益 81,057 83,934
販売費及び一般管理費 60,426 64,549
営業利益 20,630 19,385
営業外収益
受取利息 0 1
受取賃借料 4 -
補助金収入 10 41
業務支援料 56 45
リサイクル収入 42 30
ポイント失効益 38 34
その他 12 28
営業外収益合計 165 181
営業外費用
支払利息 52 69
支払賃借料 4 -
支払手数料 - 5
為替差損 22 51
投資事業組合運用損 30 28
貸倒引当金繰入額 - 186
営業外費用合計 110 342
経常利益 20,685 19,224
特別利益
固定資産売却益 8 18
事業譲渡益 169 -
特別利益合計 178 18
特別損失
固定資産除売却損 16 23
投資有価証券評価損 85 1,697
減損損失 1,176 -
特別損失合計 1,278 1,721
税金等調整前四半期純利益 19,585 17,521
法人税、住民税及び事業税 6,494 5,413
法人税等調整額 △574 △64
法人税等合計 5,919 5,348
四半期純利益 13,665 12,172
親会社株主に帰属する四半期純利益 13,665 12,172
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株式会社ZOZO(3092) 2020年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益 13,665 12,172
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △28 △17
為替換算調整勘定 7 3
退職給付に係る調整額 14 14
その他の包括利益合計 △6 0
四半期包括利益 13,659 12,172
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 13,659 12,172
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株式会社ZOZO(3092) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
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