3088 マツキヨココカラ 2021-05-13 15:00:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
決算短信 日本基準 連結)
2021年5月13日
上場会社名 株式会社マツモトキヨシホールディングス 上場取引所 東
コード番号 3088 URL https://www.matsumotokiyoshi-hd.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)松本 清雄
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員 管理本部財務経理部長 (氏名)西田 浩 TEL 047-344-5110
定時株主総会開催予定日 2021年6月29日 配当支払開始予定日 2021年6月30日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月29日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 556,907 △5.7 31,533 △16.1 34,091 △14.7 21,568 △17.6
2020年3月期 590,593 2.5 37,563 4.3 39,985 2.6 26,176 4.6
(注) 包括利益 2021年3月期 24,316百万円( △10.5%) 2020年3月期 27,169百万円( 10.0%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 210.12 210.03 9.1 9.5 5.7
2020年3月期 255.04 254.94 11.9 11.9 6.4
(参考) 持分法投資損益 2021年3月期 △0百万円 2020年3月期 -百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 368,924 246,461 66.8 2,400.47
2020年3月期 351,809 229,304 65.2 2,233.54
(参考) 自己資本 2021年3月期 246,418百万円 2020年3月期 229,261百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 25,875 △6,311 △9,409 38,517
2020年3月期 24,764 △48,840 9,089 28,363
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 35.00 - 35.00 70.00 7,194 27.4 3.3
2021年3月期 - 35.00 - 35.00 70.00 7,194 33.3 3.0
2022年3月期(予想) - 35.00 - - - -
(注)当社は、2021年10月1日付で株式会社ココカラファインとの経営統合を予定しており、期末配当予想につきまし
ては、現時点では未定としております。確定次第、改めてお知らせいたします。
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期純
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 274,000 - 15,000 - 17,000 - 11,000 - 107.16
(注)1.2022年3月期の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用する予定であ
り、当該基準に基づいた予想となっております。このため、当該基準等適用前の実績値に対する増減率は記載しており
ません。
2.当社は、2021年10月1日付で株式会社ココカラファインとの経営統合を予定しており、通期連結業績予想につきま
しては、現時点では未定としております。確定次第、改めてお知らせいたします。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) :無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 109,272,214株 2020年3月期 109,272,214株
② 期末自己株式数 2021年3月期 6,618,022株 2020年3月期 6,627,096株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 102,650,741株 2020年3月期 102,637,028株
(注) 期末自己株式数には、「役員報酬BIP信託口」及び「株式付与ESOP信託口」が保有する当社株式
(2021年3月期 127,394株、2020年3月期 127,754株)が含まれております。また、「役員報酬BIP信託
口」及び「株式付与ESOP信託口」が保有する当社株式を、期中平均株式数の計算において控除する自己
株式に含めております。
(参考) 個別業績の概要
1.2021年3月期の個別業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 372,268 △6.7 △790 - 12,019 △34.9 11,580 △35.3
2020年3月期 399,109 1.5 △226 - 18,472 21.7 17,889 20.7
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期 112.82 112.77
2020年3月期 174.30 174.23
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 317,203 178,068 56.1 1,734.22
2020年3月期 306,487 170,931 55.8 1,664.85
(参考) 自己資本 2021年3月期 178,025百万円 2020年3月期 170,888百万円
※決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※業績予想の適切な利用に関する説明、 その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
上記の業績予想につきましては、 発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものです。実際の業績は、 今後
様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。なお、 業績予想に関する事項につきましては、 添付資料の5ページをご
参照下さい。
株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………………4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………………4
(4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………………5
2.経営方針 …………………………………………………………………………………………………………………5
(1)会社の経営の基本方針 ……………………………………………………………………………………………5
(2)目標とする経営指標 ………………………………………………………………………………………………5
(3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 ………………………………………………………………5
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………………6
4.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………………7
(1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………………7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………9
連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………………………9
連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………………………11
(3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………………12
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………………14
(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………………15
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………15
(会計方針の変更) …………………………………………………………………………………………………15
(セグメント情報) …………………………………………………………………………………………………16
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………………………20
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………………………21
5.その他 ……………………………………………………………………………………………………………………22
売上及び仕入の状況 ………………………………………………………………………………………………22
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度(2020年4月1日~2021年3月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)の影響により、企業収益や業況感は厳しさが残り、設備投資も減少しており、感染症が再拡大する
なかで、雇用・所得環境に持ち直しの動きがみられたものの、厳しい状況で推移しました。
ドラッグストア業界におきましても、業種・業態を越えた競合企業の新規出店、商勢圏拡大に向けた新たなエ
リアへの侵攻、M&Aによる規模拡大、同質化する異業種との競争、それらが要因となる狭小商圏化など、当社
を取り巻く経営環境は厳しい状況が継続しております。
このような環境の中、当社グループは、「ライフライン」「社会インフラ」であるドラッグストアの使命とし
て、お客様と従業員の安心・安全を最優先しながら、営業時間の短縮、臨時休業等を行う事で多くの店舗におい
て営業を継続するとともに、3つの重点戦略「デジタル化の更なる高度化」「グローバル化の更なる進展」「専
門領域での事業規模拡大」を新たに設定し取組んでおります。また、当社は美と健康の分野で圧倒的なプレゼン
スを獲得し、国内ドラッグストアの競争に勝ち残ることを目的に、株式会社ココカラファインと経営統合に向
け、2020年4月から資本業務提携を開始しております。
具体的には、デジタル化の更なる高度化として、急速に進化するITを活用することで、お客様の生活スタイ
ルの変化や嗜好・ニーズを的確にとらえ、一人ひとりのお客様との距離を縮め、深く繋がれるようデジタルマー
ケティング基盤を中心に強化しております。当社グループの強みとなる顧客接点数(ポイントカード会員/LI
NEの友だち/公式アプリのダウンロード数)は、2021年3月末現在、延べ7,800万超まで拡大いたしました。
グローバル化の更なる進展では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大に伴い、日本国政府から発出さ
れた出入国制限の解除後を念頭に、海外SNSを活用した情報配信やキャッシュレス決済対応などをはじめ、ア
ジアを中心とした海外店舗展開やグローバル会員獲得に向けた仕組みづくり、海外で支持される商品の開発、提
供などに積極的に取組むことで蓄積されたノウハウを最大限に活用し、美と健康への意識が高まっているアジア
地域における事業基盤を早期に確立することを目指しております。海外での新規出店に関しましては、ベトナム
社会主義共和国ホーチミン市に1号店となる「マツモトキヨシ ビンコムセンタードンコイ店」がオープンし、
2021年3月末の海外店舗数は、タイ王国で30店舗、台湾で17店舗、ベトナム社会主義共和国で1店舗の合計48店
舗となりました。
専門領域での事業規模拡大では、競争がますます激しくなる環境において、三大都市圏におけるエリアドミナ
ント化の推進や次世代ヘルスケア・調剤事業の拡大を基軸として、次なる成長ドライバーの早期確立を進めてお
ります。厚生労働省の認可を受けた37店舗の健康サポート薬局は地域医療連携を推進するとともに、調剤サポー
トプログラムの加盟店舗も122店舗まで拡大いたしました。プライベートブランド(PB)商品につきましては、
“matsukiyo LAB アスリートライン”に国際的アンチドーピング認証であるインフォームドチョイスを取得した
「BCAA7100パウダー」とプロテインバーとしては日本初となる、機能性表示を取得した「プレミアムプロテイン
バーチョコレート」を、“matsukiyo LAB”の新商品として機能性表示を取得した「プロテインスムージー」を、
人気のエナジードリンクからは「EXSTRONG ENERGY GUMMY(エクストロング エナジー グミ)」と「EXSTRONG
HAPPY&SALT ENERGY DRINK(エクストロング ハッピーアンドソルト エナジードリンク)」を発売すると共に
オーガニックコスメブランド「ARGELAN(アルジェラン)」のスキンケア及びヘアケアシリーズをさらに環境に
配慮した商品にリニューアルするなどマツキヨらしい驚きや楽しさのあるPB商品の拡充に努めてまいりまし
た。また、当社は株式会社ナリス化粧品との共同開発エイジングケアブランド「Retinotime(レチノタイム)」
を「THE RETINOTIME(ザ・レチノタイム)」として全面リニューアルし、しわを改善するUV乳液、ふき取り化粧
水、クリームなどが加わり、スキンケアブランドとしては日本で初めて、同一ブランドにシワ改善アイテムを5
つ展開し、国内最多数のラインナップとなりました。
新規出店に関しましては、和歌山県内グループ1号店となる「薬マツモトキヨシキーノ和歌山店」をオープン
したことで、国内47都道府県全てに「マツモトキヨシ」グループ店舗の出店がかないました。また、中国エリア
1号店となる「薬マツモトキヨシmatsukiyoLAB岡山駅B-1店」のオープンもありmatsukiyoLABは26店舗まで拡大
しております。当期末において、出店71店舗、閉店24店舗、改装40店舗となり、2021年3月末におけるグループ
店舗数は1,764店舗となりました(※海外店舗はグループ店舗数の総数に含んでおりません)。
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
環境に対する取組みとしましては、2020年7月1日からの義務化に先行し、4月1日よりポリエチレン製レジ
袋の無料配布を終了し、植物由来のバイオマス成分30%を含んだ素材の有料レジ袋を用意するとともに、再生ポ
リエステル100%を使用した当社オリジナルショッピングエコバックを発売することでCO2削減と環境保全に取組
んでおります。また、当社はロート製薬株式会社と共同で、使い終わったスキンケア製品の空き容器の回収・リ
サイクルを通じて、地球の緑に変えていく「地球も肌も潤うリサイクルプログラム」を2020年9月1日より全国
の薬マツモトキヨシ「matsukiyo LAB(マツキヨ ラボ)」で開始しております。
従業員に対する取組みとしましては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する緊急事態宣言が全国に
発出される環境の中で、当社グループの多くの店舗が営業を継続できたことは、店舗スタッフの理解と協力によ
るものであることから、店舗スタッフに対して緊急事態宣言発令期間に応じて「特別手当」を支給いたしまし
た。さらに、当社は、当社グループで働く従業員ができる限り安心して生活が送れ、勤務が継続できる環境を支
援するため、無利息の「従業員緊急貸付制度」を新たに導入するなど、従業員の働く環境の整備にも取組んでお
ります。
マツモトキヨシのブランドについて、世界最大のブランディング専門会社であるインターブランド社によるグ
ロ-バルに展開される日本発のブランド価値評価ランキング「Best Japan Brands 2021」において81位となり、
2021年も日本のドラッグストアとしてナンバーワンブランドの評価をいただきました。
当社の健康経営について、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営®」の取組
みが優良であると認められ、昨年に引き続き、経済産業省と日本健康会議が共同で選出する「健康経営優良法人
2021(大規模法人部門)」に認定されました。
以上の結果、売上高5,569億7百万円(前期比5.7%減)、営業利益315億33百万円(同16.1%減)、経常利益340
億91百万円(同14.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益215億68百万円(同17.6%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
<小売事業>
第1四半期は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、マスクや除菌関連及び日用品や食品な
どの特需が郊外型店舗を中心に発生いたしました。一方で、外出自粛や在宅勤務の推進等により繁華街や都心店
舗では客数が減少するとともに、営業時間の短縮、テナント店舗での臨時休業、感染拡大防止への対策とした至
近距離出店店舗での週末臨時休業などにより売上は影響を受けましたが、緊急事態宣言が全国で解除された後
は、繁華街や都心店舗の客数は増加傾向となりました。また、インバウンド売上も出入国制限等の影響により、
僅かなものとなりました。
第2四半期は、第1四半期と同様にマスクや除菌関連及び日用品や食品などの特需が郊外型店舗を中心に発生
いたしました。繁華街や都心店舗の客数は回復基調となり医薬品と化粧品は苦戦しているものの、回復傾向が見
られました。一方で、当第2四半期は前年の消費増税前の特需の反動を受けました。また、インバウンド売上は
出入国制限等の影響により、引き続き僅かなものとなりました。
第3四半期は、マスクや除菌関連及び日用品などの特需が郊外型店舗を中心に発生するとともに、前年の消費
増税後の買い控えに対する反動増がありました。一方で、新型コロナウイルス感染症が再拡大したこともあり、
繁華街や都心店舗を中心に客数は11月以降減少基調となり、売上は影響を受けました。また、インバウンド売上
は出入国制限等の影響により、引き続き僅かなものとなりました。
第4四半期は、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が再発出されたことから、繁華街や都心店舗を中心に
客数が減少するとともに前年同期にあったマスク、除菌関連商品、ティッシュペーパー等の紙製品や食品の特需
が落ち着き、反動減の影響を受けました。一方で、花粉症関連薬、スキンケアなどの商品を中心に医薬品と化粧
品は回復基調となりました。また、インバウンド売上は出入国制限等の影響により、引き続き僅かなものとなり
ました。
調剤事業は、コロナウイルス禍に伴う医療機関への受診を控える動きや処方箋応需枚数の減少がありました
が、調剤店舗の新規開局などもあり前期を上回る売上高となりました。
<卸売事業>
卸売事業は、フランチャイズにおける新規出店や調剤サポートプログラムの加盟店舗増加等により事業地域が
拡大するとともに、2020年10月から株式会社ココカラファインに対するプライベートブランド(PB)商品の供
給が始まったことから、売上高は前期を上回りました。
このような営業活動に基づき、小売事業の売上高は5,276億74百万円(前期比7.1%減)、卸売事業256億62百
万円(同31.7%増)、管理サポート事業35億71百万円(同8.7%増)となりました。
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における総資産につきましては、前連結会計年度末に比べて171億14百万円増加して3,689
億24百万円となりました。これは主に現金及び預金が101億49百万円、商品が45億56百万円、受取手形及び売掛
金が39億37百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
(負債)
負債につきましては、41百万円減少して1,224億62百万円となりました。これは主に買掛金が19億50百万円、
未払法人税等が17億25百万円減少したものの、流動負債その他が23億84百万円、繰延税金負債が12億17百万円増
加したこと等によるものであります。
(純資産)
純資産につきましては、171億56百万円増加して2,464億61百万円となりました。これは主に、利益剰余金143
億74百万円増加したこと等によるものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は385億17百万円となり、前連結会計年度末と比較して
101億53百万円増加となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、258億75百万円(前期は247億64百万円の獲得)となりました。これは主に、
税金等調整前当期純利益326億17百万円の計上等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、63億11百万円(前期は488億40百万円の使用)となりました。これは主に、
有形固定資産の取得による支出36億30百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、94億9百万円(前期は90億89百万円の獲得)となりました。これは主に、配
当金の支払による支出71億93百万円等によるものであります。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、主に営業活動により得られた資金を新規出店に係る
設備投資に充当しております。
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
次期の見通しにつきましては、わが国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン接種
への期待感がある一方、その終息時期は不透明であり、企業収益や雇用・所得環境への影響が懸念され、依然と
して厳しい状況が継続するものと見込まれます。
このような状況の中、当社グループは、国内戦略として「お客様のライフステージに応じた価値提供」を戦略
テーマに①利便性の追求‐お客様との繋がりの深化、②独自性の追求‐体験やサービス提供の新化、③専門性の
追求‐トータルケアの進化と、グローバル戦略として「アジア市場での更なるプレゼンス向上」を戦略テーマに
④グローバル事業の更なる拡大を重点戦略として設定し、取組んでまいります。
以上を踏まえて、2022年3月期第2四半期(累計)における連結業績予想は、売上高2,740億円、営業利益150
億円、経常利益170億円、当期純利益110億円を見込んでおります。
なお、上記の業績予想は、当社が本資料の発表日現在において入手可能な情報と予測に基づき作成したもので
あり、実際の業績は様々な要因により、上記予想数値と異なる可能性があります。
2.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「1st for you.あなたにとっての、いちばんへ。」をグループ経営理念としてお
ります。また、この理念に基づき、以下を経営の基本方針としております。
・当社は、当社グループに関わるすべての人が、いつまでも美しく、健康で心豊かな生活を送れるよう奉仕して
まいります。
・当社は、これからの高齢化社会を支えるため、セルフメディケーションを推進し、お客様とその大切な人の健
康を守る「かかりつけ薬局」として貢献していきたいと考えております。
・当社は、美と健康の分野で、常に新しい価値の創造とまごころを込めたサービスを提供することにより、“美
と健康の分野になくてはならない企業グループ”を目指してまいります。
・当社は、美と健康を通じて、すべてのステークホルダーから信頼され支持される企業グループを目指し、その
ための努力を惜しまず、常に挑戦し、成長し続けてまいります。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、“美と健康の分野においてなくてはならない企業グループ”となり、更に、将来的に“美と
健康の分野でアジアNo.1”となることを目指しております。
その過程における経営目標として「2024年3月期 グループ売上高 1兆2,000億円、営業利益率 6.5%以上、R
OE 10%以上」を設定しております。
(注)2021年3月期の定時株主総会における承認を得られることを条件として、2021年10月1日に株式会社コ
コカラファインとの経営統合を実施する予定としておりますが、上記目標とする経営指標につきましては従来ベ
ースで記載しております。
(3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題
当社グループは、“美と健康の分野においてなくてはならない企業グループ”となり、更に、将来的に“美と
健康の分野でアジアNo.1”となることを目指しております。重点戦略を国内とグローバルに分け設定し、国内
戦略として「お客様のライフステージに応じた価値提供」を戦略テーマに3つの重点戦略、①利便性の追求-お客
様との繋がりの深化、②独自性の追求-体験やサービス提供の新化、③専門性の追求-トータルケアの進化と、グ
ローバル戦略として「アジア市場での更なるプレゼンス向上」を戦略テーマに④グローバル事業の更なる拡大を
重点戦略として設定し、取組んでまいります。
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
国内における重点戦略及び対処すべき課題は、次のとおりであります。
① 利便性の追求 – お客様との繋がりの深化
当社グループは、社会全体のデジタル化が進み、お客様のライフスタイルが変化しつつある中で、一人
ひとりのお客様と深く繋がっていくことでニーズを的確に捉え、最も身近な存在となることが必要と考えて
おります。そのため、デジタルと店舗網を活用したお客様に届ける仕組みづくり、様々な買い物スタイルの
提供など、利便性を追求していくことで、お客様により深く寄り添う企業を目指してまいります。
② 独自性の追求 – 体験やサービス提供の新化
当社グループは、激しい競争環境の中で、お客様との様々な接点から蓄積されたデータと高いマーケテ
ィング分析力を活かし、お客様の価値観に基づいた商品・サービスや店舗モデルの開発、メーカー様向け広
告配信事業の展開など、当社ならではの独自性を追求していくことで、お客様に選ばれる企業を目指してま
いります。
③ 専門性の追求 – トータルケアの進化
当社グループは、少子高齢化が進み、健康長寿社会の実現を目指す我が国においては、様々なお客様のラ
イフステージに応じた質の高いサービスを提供することで、地域社会により大きな安心と喜びを提供してい
くことが求められていると考えております。そのため、セルフメディケーションの推進やオンラインを活用
した服薬指導・接客などに加え、当社の強みである心と身体の両面でのビューティーケアなど、専門性を追
求していくことで、地域包括ケアシステムを支え、すべての人がいつまでも美しく、健康で心豊かな生活を
送れるよう取組んでまいります。
グローバルにおける重点戦略及び対処すべき課題は、次のとおりであります。
④ グローバル事業の更なる拡大
当社グループは、アジアを中心とした新たな進出国の開拓や海外店舗展開、越境EC事業の拡大を図る
ため、海外SNSの活用やグローバル会員獲得によるアプローチ強化、グローバルで活躍する人材の開発、
海外で支持される商品の開発などに積極的に取組むことで、美と健康への意識が高まっているアジア地域で
の事業規模拡大とプレゼンス向上を目指してまいります。
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準に基づき連
結財務諸表を作成する方針であります。
なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方
針であります。
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4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 28,368 38,517
受取手形及び売掛金 23,479 27,417
商品 81,231 85,788
貯蔵品 673 655
未収入金 19,553 18,692
その他 6,750 4,687
貸倒引当金 △29 △62
流動資産合計 160,027 175,696
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 64,826 66,407
減価償却累計額 △39,804 △41,914
建物及び構築物(純額) 25,021 24,493
土地 40,073 39,933
リース資産 16,697 17,603
減価償却累計額 △11,213 △12,558
リース資産(純額) 5,483 5,045
建設仮勘定 140 119
その他 14,071 14,910
減価償却累計額 △10,695 △11,712
その他(純額) 3,376 3,197
有形固定資産合計 74,095 72,789
無形固定資産
のれん 4,870 4,029
その他 4,532 4,861
無形固定資産合計 9,403 8,891
投資その他の資産
投資有価証券 63,345 66,897
繰延税金資産 5,370 5,349
敷金及び保証金 37,858 37,766
その他 1,782 1,623
貸倒引当金 △72 △89
投資その他の資産合計 108,283 111,546
固定資産合計 191,782 193,227
資産合計 351,809 368,924
7
株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 57,466 55,515
リース債務 2,004 1,981
未払法人税等 7,385 5,660
賞与引当金 3,871 3,872
ポイント引当金 2,531 2,543
資産除去債務 13 -
その他 12,929 15,313
流動負債合計 86,202 84,887
固定負債
長期借入金 18,400 18,400
リース債務 3,776 3,319
繰延税金負債 3,212 4,430
株式給付引当金 134 164
役員株式給付引当金 39 39
債務保証損失引当金 - 349
退職給付に係る負債 255 282
資産除去債務 7,518 7,731
その他 2,963 2,857
固定負債合計 36,301 37,575
負債合計 122,504 122,462
純資産の部
株主資本
資本金 22,051 22,051
資本剰余金 22,996 23,003
利益剰余金 196,253 210,627
自己株式 △20,707 △20,679
株主資本合計 220,593 235,003
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 8,667 11,393
退職給付に係る調整累計額 - 22
その他の包括利益累計額合計 8,667 11,415
新株予約権 43 43
純資産合計 229,304 246,461
負債純資産合計 351,809 368,924
8
株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 590,593 556,907
売上原価 401,154 374,811
売上総利益 189,438 182,096
販売費及び一般管理費
広告宣伝費 1,788 1,397
ポイント引当金繰入額 - 11
給料及び手当 50,720 50,939
賞与引当金繰入額 3,871 3,872
退職給付費用 1,065 1,099
減価償却費 7,499 7,738
地代家賃 36,483 36,226
のれん償却額 904 840
その他 49,541 48,436
販売費及び一般管理費合計 151,875 150,562
営業利益 37,563 31,533
営業外収益
受取利息 103 88
受取配当金 361 409
固定資産受贈益 510 374
発注処理手数料 1,087 1,080
その他 459 693
営業外収益合計 2,522 2,646
営業外費用
支払利息 18 44
為替差損 5 -
貸倒引当金繰入額 10 12
支払手数料 34 -
現金過不足 15 17
持分法による投資損失 - 0
その他 15 13
営業外費用合計 100 88
経常利益 39,985 34,091
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
特別利益
固定資産売却益 7 20
投資有価証券売却益 7 354
受取保険金 177 -
新型コロナウイルス感染症による助成金収入 - 197
特別利益合計 191 572
特別損失
固定資産除却損 220 175
店舗閉鎖損失 86 130
減損損失 490 427
災害による損失 108 -
関係会社株式評価損 163 -
債務保証損失引当金繰入額 - 349
新型コロナウイルス感染症による損失 - 960
その他 28 3
特別損失合計 1,098 2,046
税金等調整前当期純利益 39,078 32,617
法人税、住民税及び事業税 12,802 10,999
法人税等調整額 100 49
法人税等合計 12,902 11,049
当期純利益 26,176 21,568
親会社株主に帰属する当期純利益 26,176 21,568
10
株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 26,176 21,568
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 993 2,716
持分法適用会社に対する持分相当額 - 31
その他の包括利益合計 993 2,747
包括利益 27,169 24,316
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 27,169 24,316
非支配株主に係る包括利益 - -
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 22,051 22,994 177,270 △20,765 201,551
当期変動額
剰余金の配当 △7,193 △7,193
親会社株主に帰属す
26,176 26,176
る当期純利益
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 2 57 59
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - 2 18,982 57 19,042
当期末残高 22,051 22,996 196,253 △20,707 220,593
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差 退職給付に係る調整累 その他の包括利益累計 新株予約権 純資産合計
額金 計額 額合計
当期首残高 7,674 - 7,674 43 209,269
当期変動額
剰余金の配当 △7,193
親会社株主に帰属す
26,176
る当期純利益
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 59
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 993 - 993 993
額)
当期変動額合計 993 - 993 - 20,035
当期末残高 8,667 - 8,667 43 229,304
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 22,051 22,996 196,253 △20,707 220,593
当期変動額
剰余金の配当 △7,194 △7,194
親会社株主に帰属す
21,568 21,568
る当期純利益
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 7 28 35
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - 7 14,374 27 14,409
当期末残高 22,051 23,003 210,627 △20,679 235,003
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差 退職給付に係る調整累 その他の包括利益累計 新株予約権 純資産合計
額金 計額 額合計
当期首残高 8,667 - 8,667 43 229,304
当期変動額
剰余金の配当 △7,194
親会社株主に帰属す
21,568
る当期純利益
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 35
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 2,725 22 2,747 2,747
額)
当期変動額合計 2,725 22 2,747 - 17,156
当期末残高 11,393 22 11,415 43 246,461
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 39,078 32,617
減価償却費 7,499 7,738
減損損失 490 427
のれん償却額 904 840
賞与引当金の増減額(△は減少) 148 0
貸倒引当金の増減額(△は減少) 21 49
ポイント引当金の増減額(△は減少) △252 11
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 21 27
受取利息及び受取配当金 △464 △498
支払利息 18 44
固定資産売却損益(△は益) 19 △16
固定資産除却損 220 175
売上債権の増減額(△は増加) △7 △3,937
たな卸資産の増減額(△は増加) △5,080 △4,538
未収入金の増減額(△は増加) △1,423 △540
仕入債務の増減額(△は減少) △6,653 △1,950
未払金の増減額(△は減少) 805 240
敷金及び保証金の家賃相殺額 1,193 1,116
その他 1,400 4,384
小計 37,941 36,191
利息及び配当金の受取額 364 988
利息の支払額 △22 △44
法人税等の支払額 △16,098 △14,625
法人税等の還付額 2,579 3,365
営業活動によるキャッシュ・フロー 24,764 25,875
投資活動によるキャッシュ・フロー
関係会社株式の取得による支出 △39,173 △275
有形固定資産の取得による支出 △4,521 △3,630
無形固定資産の取得による支出 △1,708 △1,636
敷金及び保証金の差入による支出 △2,108 △1,392
敷金及び保証金の回収による収入 410 529
投資有価証券の取得による支出 △1,034 △0
投資有価証券の売却による収入 41 459
その他 △745 △365
投資活動によるキャッシュ・フロー △48,840 △6,311
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入れによる収入 18,400 -
リース債務の返済による支出 △2,149 △2,216
自己株式の取得による支出 △0 △0
配当金の支払額 △7,192 △7,193
その他 32 0
財務活動によるキャッシュ・フロー 9,089 △9,409
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △14,985 10,153
現金及び現金同等物の期首残高 43,349 28,363
現金及び現金同等物の期末残高 28,363 38,517
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
該当事項はありません。
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能で
あり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっ
ているものであります。
当社グループは、ドラッグストア・保険調剤薬局等のチェーン店経営を行う「小売事業」を核に、関
係会社・フランチャイジー等への商品供給をしている「卸売事業」、グループ企業の管理・間接業務の
受託、店舗の建設・営繕、生命保険・損害保険の販売代理業等をしている「管理サポート事業」といっ
た活動をしており、グループ各社が「小売事業」「卸売事業」の各事業を戦略立案・実行展開し、当社
を中心に事業・経営サポートを行っております。
したがって、これら事業活動のうち、小売事業の中核となる「マツモトキヨシ小売事業」を別掲し、
その他を「その他小売事業」とし、同様に卸売事業の「マツモトキヨシホールディングス卸売事業」と
「その他卸売事業」を区分し、「管理サポート事業」を加えた5つを報告セグメントとしております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、最近の有価証券報告書(2020年6月26日提出)
の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。報告セグ
メントの利益又は損失は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は市
場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
小売事業 卸売事業
連結財務諸表
マツモトキヨシ 管理サポート 調整額
マツモトキヨシ その他 その他 合計 計上額
ホールディングス 事業 (注)1
小売事業 小売事業 卸売事業 (注)2
卸売事業
売上高
外部顧客への売上高 369,956 197,864 158 19,327 3,286 590,593 - 590,593
セグメント間の
10 38 388,769 - 14,990 403,808 △403,808 -
内部売上高又は振替高
計 369,966 197,902 388,928 19,327 18,276 994,401 △403,808 590,593
セグメント利益又は
25,148 11,972 1,688 375 △984 38,200 △637 37,563
セグメント損失(△)
セグメント資産 142,401 129,546 90,436 2,296 211,382 576,063 △224,254 351,809
その他の項目
減価償却費 3,758 2,311 12 44 1,534 7,661 △161 7,499
のれんの償却額 7 52 - - - 59 844 904
持分法適用会社への
- 39,242 - - - 39,242 - 39,242
投資額
有形固定資産の増加額 4,561 2,776 - 46 134 7,518 △142 7,376
無形固定資産の増加額 17 6 - 0 1,542 1,568 - 1,568
(注)1.調整額は、以下のとおりであります。
(1) セグメント利益又はセグメント損失(△)の調整額△637百万円には、のれんの償却額△844百万円及び
セグメント間取引消去207百万円が含まれております。
(2) セグメント資産の調整額△224,254百万円には、のれんの未償却残高4,670百万円及びセグメント間取引
消去△228,924百万円が含まれております。
(3) 減価償却費の調整額△161百万円はセグメント間取引消去額であります。
(4) 有形固定資産の増加額の調整額△142百万円はセグメント間取引消去額であります。
2.セグメント利益又はセグメント損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
小売事業 卸売事業
連結財務諸表
マツモトキヨシ 管理サポート 調整額
マツモトキヨシ その他 その他 合計 計上額
ホールディングス 事業 (注)1
小売事業 小売事業 卸売事業 (注)2
卸売事業
売上高
外部顧客への売上高 331,295 196,378 5,062 20,599 3,571 556,907 - 556,907
セグメント間の
12 12 356,772 - 11,405 368,202 △368,202 -
内部売上高又は振替高
計 331,308 196,390 361,834 20,599 14,976 925,110 △368,202 556,907
セグメント利益又は
17,938 13,734 1,674 458 △1,731 32,074 △541 31,533
セグメント損失(△)
セグメント資産 145,313 132,156 86,684 3,517 222,098 589,770 △220,845 368,924
その他の項目
減価償却費 3,771 2,396 9 53 1,667 7,899 △160 7,738
のれんの償却額 7 54 - - - 61 779 840
持分法適用会社への
- 38,697 - - - 38,697 - 38,697
投資額
有形固定資産の増加額 3,402 2,132 - 89 54 5,678 △114 5,563
無形固定資産の増加額 29 3 - 1 1,604 1,639 - 1,639
(注)1.調整額は、以下のとおりであります。
(1) セグメント利益又はセグメント損失(△)の調整額△541百万円には、のれんの償却額△779百万円及び
セグメント間取引消去238百万円が含まれております。
(2) セグメント資産の調整額△220,845百万円には、のれんの未償却残高3,891百万円及びセグメント間取引
消去△224,737百万円が含まれております。
(3) 減価償却費の調整額△160百万円はセグメント間取引消去額であります。
(4) 有形固定資産の増加額の調整額△114百万円はセグメント間取引消去額であります。
2.セグメント利益又はセグメント損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
【関連情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:百万円)
小売事業 卸売事業 管理サポート事業 合計
外部顧客への売上高 567,820 19,486 3,286 590,593
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しておりま
す。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:百万円)
小売事業 卸売事業 管理サポート事業 合計
外部顧客への売上高 527,674 25,662 3,571 556,907
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しておりま
す。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
小売事業 卸売事業
マツモトキヨシ 管理サポート
マツモトキヨシ その他 その他 全社・消去 合計
ホールディングス 事業
小売事業 小売事業 卸売事業
卸売事業
減損損失 314 155 - - 24 △4 490
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
小売事業 卸売事業
マツモトキヨシ 管理サポート
マツモトキヨシ その他 その他 全社・消去 合計
ホールディングス 事業
小売事業 小売事業 卸売事業
卸売事業
減損損失 348 42 - - 46 △10 427
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
小売事業 卸売事業
マツモトキヨシ 管理サポート
マツモトキヨシ その他 その他 全社・消去 合計
ホールディングス 事業
小売事業 小売事業 卸売事業
卸売事業
当期償却額 7 52 - - - 844 904
当期末残高 56 143 - - - 4,670 4,870
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
小売事業 卸売事業
マツモトキヨシ 管理サポート
マツモトキヨシ その他 その他 全社・消去 合計
ホールディングス 事業
小売事業 小売事業 卸売事業
卸売事業
当期償却額 7 54 - - - 779 840
当期末残高 49 88 - - - 3,891 4,029
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
該当事項はありません。
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 2,233円54銭 2,400円47銭
1株当たり当期純利益 255円04銭 210円12銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 254円94銭 210円03銭
(注)1.当社は「役員向け株式報酬制度」及び「株式付与ESOP信託」を導入しております。1株当たり純資産額の
算定上、当該信託口が保有する当社株式を期末発行済株式総数から控除する自己株式(前連結会計年度127千株、
当連結会計年度127千株)に含めております。
また、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算にお
いて控除する自己株式(前連結会計年度132千株、当連結会計年度125千株)に含めております。
2.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 26,176 21,568
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
26,176 21,568
当期純利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 102,637 102,650
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額(百万円) - -
普通株式増加数(千株) 40 40
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり
- -
当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
(重要な後発事象)
(経営統合に関する吸収分割契約等の締結)
株式会社マツモトキヨシホールディングスと株式会社ココカラファインは、2021年2月26日付「株式会社マツモト
キヨシホールディングスと株式会社ココカラファインとの経営統合に関する経営統合契約の締結のお知らせ」にてお
知らせいたしましたとおり、両社の間の経営統合に係る経営統合契約及び本経営統合のための一連の取引の一環とし
てマツモトキヨシホールディングスを株式交換完全親会社とし、ココカラファインを株式交換完全子会社とする、株
式交換に係る株式交換契約の締結を決議した旨を公表しております。また、2021年4月28日に開催したそれぞれの取
締役会の決議に基づき、本経営統合のための一連の取引の一環として以下の新設分割計画の作成及び吸収分割契約の
締結をいたしました。
① 2021年10月1日を効力発生日とし、本株式交換の効力が発生していることを条件とする、マツモトキヨシホール
ディングスを分割会社として、株式会社マツモトキヨシその他の子会社等の株式の保有及び経営管理等を主たる目
的とする株式会社マツモトキヨシグループを設立する新設分割に係る新設分割計画。
② 2021年10月1日を効力発生日とし、本株式交換の効力が発生していることを条件とする、マツモトキヨシホール
ディングスを分割会社、2021年2月18日に設立したマツモトキヨシホールディングスの全額出資子会社であるMKCF
分割準備株式会社を承継会社として、マツモトキヨシホールディングスの営業企画・運営支援機能等を承継させる
ことを目的とする吸収分割に係る吸収分割契約。
③ 2021年10月1日を効力発生日とし、本株式交換の効力が発生していることを条件とする、ココカラファインを分
割会社、マツモトキヨシホールディングスを承継会社とし、ココカラファインの本部機能を承継させることを目的
とする吸収分割に係る吸収分割契約。
④ 2021年10月1日を効力発生日とし、本株式交換の効力が発生していることを条件とする、ココカラファインの完
全子会社である株式会社ココカラファインヘルスケアを分割会社、マツモトキヨシホールディングスを承継会社と
し、ココカラファインヘルスケアの本部機能を承継させることを目的とする吸収分割に係る吸収分割契約。
なお、本経営統合の詳細については、2021年4月28日付「株式会社マツモトキヨシホールディングスと株式会社
ココカラファインとの経営統合に際しての吸収分割契約等の締結のお知らせ」をご参照ください。
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
5.その他
売上及び仕入の状況
(1) 事業部門別売上状況
当連結会計年度の売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
当連結会計年度
(自 2020年4月1日
セグメントの名称 至 2021年3月31日)
金額(百万円) 前期比(%)
小売事業 527,674 92.9
卸売事業 25,662 131.7
管理サポート事業 3,571 108.7
合計 556,907 94.3
(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.売上に係る消費税等の会計処理は税抜方式によっております。
(2) 商品別売上状況
当連結会計年度の売上実績を商品ごとに示すと、次のとおりであります。
当連結会計年度
(自 2020年4月1日
商品別 至 2021年3月31日)
金額(百万円) 前期比(%)
小売事業
医薬品 159,482 88.6
化粧品 191,528 84.7
雑貨 121,959 114.0
食品 53,727 100.6
小計 526,697 92.9
卸売事業 25,080 132.4
合計 551,777 94.2
(注) 1.商品別売上状況は管理サポート事業を除いております。また、上記の金額には営業収入(テナントからの受
取家賃及びフランチャイジーからのロイヤルティ収入等)は含まれておりません。
2.売上に係る消費税等の会計処理は税抜方式によっております。
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株式会社マツモトキヨシホールディングス(3088) 2021年3月期 決算短信
(3) 商品別仕入状況
当連結会計年度の仕入実績を商品ごとに示すと、次のとおりであります。
当連結会計年度
(自 2020年4月1日
商品別 至 2021年3月31日)
金額(百万円) 前期比(%)
小売事業
医薬品 90,891 86.5
化粧品 130,443 82.5
雑貨 87,144 111.9
食品 45,270 98.9
小計 353,750 91.5
卸売事業 20,016 106.1
合計 373,767 92.1
(注) 1.商品別仕入状況は管理サポート事業を除いております。
2.仕入に係る消費税等の会計処理は税抜方式によっております。
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