3088 マツキヨココカラ 2021-03-30 15:00:00
マテリアリティに紐づくKPI設定に関するお知らせ [pdf]

                                                      2021 年3月 30 日
各 位
                       会    社   名    株式会社マツモトキヨシホールディングス
                       代 表 者 名       代表取締役社長           松本 清雄
                       コード番号         3088              東証一部
                       問 合 せ 先       経営企画本部広報部長        高橋 伸治
                                         TEL( 047-344-5110)

            マテリアリティに紐づくKPI設定に関するお知らせ

 株式会社マツモトキヨシホールディングス(以下「当社」
                          )は、当社グループが優先して取り組むべき重要
課題(マテリアリティ)を4つ特定し 2020 年9月 25 日に公表いたしました。今般、当社は、特定した4つの
マテリアリティについて、グループ横断のタスクチームにて協議・検討をすすめ、社外取締役の意見も踏まえ
て、取締役会承認を経て、下記の通り経営目標達成指標(KGI)及び重要業績評価指標(KPI)を設定い
たしましたのでお知らせいたします。


                            記


1.マテリアリティに紐づくKPI(サマリ)※詳細は次ページ以降参照
 マテリアリティ         KGI                      KPI(2023 年度まで)
 従業員の成長    ➢目的意識を共有し成長を促す       ・従業員の意識調査 0.5pt 向上
           組織づくりと価値を創造できる
                                ・変化に順応し未来の常識を創り出す人材の育成
           自立型人材が自発的に育つ
                                ・ホワイト 500 取得
           企業グループとして存在している
                                ・女性管理職比率 22.5%以上
 ガバナンス コ
      ・    ➢経営の透明性、企業モラルが       ・独立社外取締役比率 40%以上
 ンプライアン    維持・向上し、信頼され続ける
                                ・マツモトキヨシWAY評価 0.5pt 向上
 スの充実      企業グループとして存在している
                                ・社内通報 不正案件 5%削減
                                ・PB商品リスクの低減
 お客様 地域医
    ・      ➢「美」と「健康」を根幹に置き、     ・グループ会員数 900 万人
 療の美と健康    社会インフラの一部として、人々
                                ・matsukiyoLAB 50 店舗
 を考える      の豊かな社会を支え、地域医療の
                                ・健康サポート薬局 75 店舗
           高度化を支える
                                ・地域連携薬局の展開
           企業グループとして存在している
                                ・専門医療機関連携薬局の開局
                                ・全店舗でのオンライン服薬指導対応
 地球の健康を    ➢エシカルな社会づくりに貢献する     ・1店舗あたりCO2 排出量 20%削減
 考える       企業グループとして存在している
                                    (2015 年度比)
                                             【参考】2030 年度 30%削減
                                ・PB商品環境配慮型比率 20%
                                ・サプライチェーン全体での省エネルギー・
                                    省資源化の推進



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2.KPI設定の背景
 当社グループは、
        「1st for you.あなたにとっての、いちばんへ。
                                   」をグループ経営理念として
“美と健康の分野においてなくてはならない企業グループ”となり、更に、将来的に“美と健康の分野で
アジアNo.1”となることを目指しております。
 今般、当社は、当社グループ全従業員による日々の事業活動が社会課題解決への貢献に「つながる」
                                             「つなげ
る」という当事者意識を促すべくKPIを設定いたしました。また、本KPIは、事業活動を支えてくださる
お取引先様や地域社会の皆様と共有することで、バリューチェーン全体の向上の機会とするために設定いたし
ました。


3.KPI設定の具体的内容
                 ・従業員の成長
 マテリアリティ

                 ・目的意識を共有し成長を促す組織づくりと価値を創造できる自立型人材
 KGI
                     が自発的に育つ企業グループとして存在している
    KPI(2023 年度まで)                  代表的取り組み例
   従業員の意識調査 0.5pt 向上    ・従業員エンゲージメント
   (20 年度比)*1
                        ・働きやすい、働きがいのある労働環境の整備
                         ‐ハラスメント研修の実施
                         ‐エンゲージメントが低い従業員との面談、聞き取りの強化
                         ‐女性専用相談窓口の新設
                         ‐ジョブローテーションの実施 等
   変化に順応し未来の常識を創り       ・経営者・次世代リーダーの育成
   出す人材の育成
                        ・専門人材、グローバル人材の採用・育成
                        ・社会に役立つ自立型価値創造人材の育成
                        ・ニューノーマル時代における人材育成計画の構築
                        ・
                        「美容」
                           「健康」
                              「ウエルネス」の分野においてお客様のライフ
                         ステージに合わせた専門知識や価値をお提供できる人材育成
                         等
   ホワイト 500 取得          ・健康経営の推進
                        ・効果的・効率的な健診・保健指導体制による健康管理・維持
                         増進施策の推進
                         ‐定期健康診断受診率 100%、ストレスチェック受検率 100%
                         ‐特定健診受診促進(管理栄養士による従業員への特定保健指導)
                        ・健康保険組合との協働による、健康増進と疾病予防施策の推進
                        ・労働災害が発生しない職場づくりの推進
                        ・働き方改革による長時間労働の削減      等
   女性管理職比率 22.5%以上      ・多様な人材が活躍できる職場づくりの推進
                         ‐毎年 25 名 チャレンジ店長・薬局長任命
                         ‐女性管理職辞退者防止面談の実施
                         ‐従業員のダイバーシティ意識醸成・啓発       等
*1…年1度実施する社内キャリア面談シート「現在の職務適正」、「所属の部署店舗環境」のスコア数値


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マテリアリティ     ・ガバナンス・コンプライアンスの充実


KGI         ・経営の透明性、企業モラルが維持・向上し、信頼され続ける企業グループとして
              存在している
   KPI(2023 年度まで)                   代表的取り組み例
   独立社外取締役比率 40%以上      ・現在の独立社外取締役比率の維持

   マツモトキヨシWAY評価         ・トップメッセージの発信
   (WAY 行動)0.5pt 向上
                        ・社内冊子の発刊
   (2020 年度比)*2
                        ・共通の価値観「マツモトキヨシ WAY」に基づいた行動の実施
                        ・階層別のWAY研修構築と実施
                        ・人権に対する意識の醸成    等
   社内通報不正案件 5%削減        ・法務研修及びテストの実施
  (2020 年度比)*3          ・コンプライアンス・リスク委員会の定期開催
                        ・情報セキュリティ委員会の定期開催
                        ・階層別のグループ行動規範の研修
                        ・内部通報制度の理解促進    等
   PB商品リスクの低減           ・製造委託先様への品質管理監査の実施
                        ・製造委託先様のCSR調査の実施  等
                         (委託先企業様でのCSRセルフチェック 60%の実施)

*2…マツモトキヨシで働く全ての人が共有すべき信条であると共に遵守すべき憲法に相当するもの
*3…内部通報制度に問い合わせがあったうち不正行為となった件数を 2020 年度と比較して5%削減する


マテリアリティ           ・お客様・地域医療の美と健康を考える


KGI               ・
                  「美」と「健康」を根幹に置き、社会インフラの一部として、人々の豊かな
                  社会を支え、地域医療の高度化を支える企業グループとして存在している
      KPI(2023 年度まで)               代表的取り組み例
   グループ会員数 900 万人          ・お客様のライフステージに応じた価値提供
                           ・お客様に寄り添ったサービス提供
                           ・ニューノーマルに応じた新たな店舗モデルの変革
                            等
   matsukiyoLAB 50 店舗      ・地域特性に応じた店舗網の運営体制の構築

   健康サポート薬局 75 店舗          ・新たな店舗モデルの変革
                           ・地域包括ケアシステムの構築推進
   地域連携薬局の展開 *4
                           ・ウエルネス事業の変革
   専門医療機関連携薬局の開局 *5
                            等
   全店舗でのオンライン服薬指導対応

*4…地域の病院や介護施設と情報連携や、在宅医療等に地域の薬局と連携しながら一元的・継続的に
   対応できる薬局
*5…がん等の専門の病院と情報連携して、専門的な薬学管理に関係機関と対応できる薬局




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 マテリアリティ    ・地球の健康を考える


 KGI        ・エシカルな社会づくりに貢献する企業グループとして存在している


       KPI(2023 年度まで)               代表的取り組み例
   1店舗あたりCO2 排出量 20%削減   ・LED照明の採用及び切り替え
   (15 年度比)              ・再生可能エネルギーの活用
   *6
                         ・クールビズ、スーパークールビズ、ウォームビズの継続
   【参考】 2030 年度 30%削減
                          等
   PB商品環境配慮型比率 20%       ・PB「matsukiyo」商品の環境対応化
   *7                     ‐植物油インキの採用検討
                          ‐FSC 認証紙の採用検討
                          ‐バイオマスプラの採用検討       等

   サプライチェーン全体で省エネルギ      ・お取引先様とのエシカル企画の実施
   ー・省資源化を推進             ・自治体とのエシカル企画の実施
                         ・TCFDへの賛同の検討
                         ・配送委託企業様との省エネ対応
                         ・サプライチェーン全体での返品率の低減
                         ・レジ袋辞退率の向上
                         ・廃棄物の減量
                         ・社有車の効率的活用       等

*6…当社グループCO2 排出総量÷グループ店舗数
*7…当社プライベートブランド「matsukiyo」の全アイテム数のうち 20%を環境配慮した商品へシフト


4.今後について
 当社グループは、持続可能な経営の実践を、来期以降の戦略を進めるうえでの基盤として位置付け、今回
設定した4つのマテリアリティに紐づくKPIの達成を当社グループ全体で目指してまいります。
なお、その進捗状況については、来期から統合報告書を作成し、報告する準備を進めております。
 当社グループは、マテリアリティにも掲げる最重要の経営リソースである従業員の成長を通して、全ての
ステークホルダーの皆様とつながりながら、これらマテリアリティに紐づくKPIの達成を目指し、社会課題
の解決に貢献してまいります。


                                                   以 上




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