3088 マツキヨココカラ 2020-09-25 15:00:00
優先して取り組むべき重要課題(マテリアリティ)の特定に関するお知らせ [pdf]
2020 年9月 25 日
各 位
会 社 名 株式会社マツモトキヨシホールディングス
代 表 者 名 代表取締役社長 松本 清雄
コード番号 3088 東証一部
問 合 せ 先 経営企画本部広報部長 高橋 伸治
TEL( 047-344-5110)
優先して取り組むべき重要課題(マテリアリティ)の特定に関するお知らせ
株式会社マツモトキヨシホールディングス(以下「当社」
)は、社会課題の解決を目指すにあたり今般、経営
の基本方針、目標とする経営指標の実現に向けて、当社グループが、優先して取り組むべき重要課題(マテリ
アリティ)を下記のとおり特定いたしましたのでお知らせいたします。
記
1.マテリアリティ特定の背景
当社グループは、
「1st for you.あなたにとっての、いちばんへ。
」をグループ経営理念として
“美と健康の分野においてなくてはならない企業グループ”となり、更に、将来的に“美と健康の分野で
アジアNo.1”となることを目指しております。
現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、経済社会活動へ多大な影響を及ぼし
続けている中、当社グループはドラッグストア・薬局としての使命を果たすべく、社会インフラ機能の一部
として、当社グループ全従業員が一丸となり可能な限り店舗運営を継続し、この状況に挑み続けております。
当社グループは、公衆衛生の維持向上を担う社会インフラであるドラッグストア・薬局として、目指す姿を
着実に具現化する持続可能な企業へと更に成長を遂げるべく、
このたびのマテリアリティの特定に至りました。
2.特定したマテリアリティ
当社は、次の4つのマテリアリティを特定いたしました。
(*各課題の主旨は次ページご参照)
<当社グループの成長の基盤となるマテリアリティ>
■ 従業員の成長 ■ ガバナンス・コンプライアンスの充実
<社会的課題解決と当社成長が両立するマテリアリティ>
■ お客様・地域医療の美と健康を考える ■ 地球の健康を考える
マテリアリティ(ESGとの関連) 主旨(目指すべき姿)
従業員の成長 ・当社グループにおいて最重要の経営リソースである「人材」の育成・
(S) 活躍推進に取り組む
・働きがい・働きやすい環境を整備し、多様な人とかかわる人材が、
各フィールドで能力を最大限に発揮できるようにすることで、自律
型価値創造人材の育成・活躍推進に取り組む
ガバナンス・ ・グループ経営理念、マツモトキヨシWAY*、グループ行動規範の
コンプライアンスの充実 更なる 浸透を図り、企業の土台となるガバナンス、コンプライア
(G・S) ンスを充実させ、経営の効率性・透明性や企業モラルを維持・向上
し、信頼され続ける企業 グループとなる
お客様・地域医療の ・お客様がいつまでも笑顔で過ごせるよう、お客様の「安全・安心・
美と健康を考える 美・健康」を優先に考え、地域に必要とされる(有事にもライフラ
(S) インの一部)ドラッグストア・薬局となる
・少子・超高齢社会が進むなか、地域医療の一翼を担う企業として、
地域医療の高度化を支える
地球の健康を考える ・ステークホルダーと繋がり、地球にとっての「1st for y
(E) ou.
」を考え、エシカルな社会づくりへ貢献する
・サステナブル・マーケティングにより、地球の健康も考え、本当に
欲しい・必要とされる商品の創出や情報の発信をする
*…マツモトキヨシWAYとは、マツモトキヨシで働く全ての人が共有すべき信条であると共に遵守すべき憲法に相当するものです。
3.マテリアリティの特定までの過程
当社においてこのマテリアリティを特定するまでの過程は、次のとおりです。
カテゴリ 具体的実施事項
理解:当社の状態 ・当社がステークホルダーの皆様と現在共鳴させていただいて
(当社グループの将来目指すべき姿) いる存在意義の再確認
・現在及び将来の当社における機会・リスクの想定と社会課題と
の親和性の評価
・当社事業活動と社会課題との親和性の評価
理解:社会の状況 ・SDGsや国連グローバル コンパクト等の国際的な枠組みや、
・
(ステークホルダーの皆様への影響) グローバルリスク、幅広いステークホルダーの視点(評価基準)
など、多角的な視点から持続成長のための課題を抽出
マテリアリティの抽出と議論 ・これら当社の状態、社会の状況を考慮し、外部有識者との意見
交換も重ねた後、マテリアリティを抽出し、常勤役員を中心に
数カ月にわたり議論を重ね、社外取締役の意見も踏まえて、取
締役会での承認を経て特定
4.マテリアリティの経営への統合について
当社グループは、今回特定したマテリアリティを、当社グループの今後の事業活動を進めるうえでの基盤と
すべく、次期の経営計画へ反映し経営へ統合することで、持続可能な経営の実践を本格的に開始いたします。
その準備体制として、当社の環境対策を強化すべく社内に設置したタスクチームを進化させ、当チームを
中心に、優先課題にかかる事業戦略とKPIの設定を検討し、持続可能な経営の実践にむけ準備を進めて
まいります。
当社グループは、マテリアリティにも掲げた最重要の経営リソースである従業員の成長を通して、全ての
ステークホルダーの皆様とつながりながら、これらマテリアリティに取り組み、当社グループにできる社会
課題の解決に貢献してまいります。
以 上