3073 DDホールディングス 2019-11-28 17:30:00
湘南レーベル株式会社の株式取得及び合同会社サニーサイドインの持分取得並びに資産(優先出資証券)の取得に関するお知らせ [pdf]
2019 年 11 月 28 日
各 位
会 社 名 株式会社DDホールディングス
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 松村 厚久
(コード番号:3073 東証第一部)
問合せ先 上席執行役員 グループ経営企画本部長 斉 藤 征 晃
電話番号 03-6858-6080(代表)
湘南レーベル株式会社の株式取得及び合同会社サニーサイドインの持分取得並びに
資産(優先出資証券)の取得に関するお知らせ
当社は、2019 年 11 月 28 日開催の臨時取締役会において、下記のとおり「8HOTEL」等のホテル運営をはじめ神奈川県湘
南エリア、鎌倉エリアに複数の事業を展開する湘南レーベル株式会社(本社:神奈川県藤沢市(以下、
「湘南レーベル社」という。)
)
の株式取得(自己株式を除く発行済株式の 90.1%)
、及び、合同会社サニーサイドイン(本社:神奈川県藤沢市(以下、
「サニー
サイドイン」という。)の全持分取得による両社の連結子会社化、並びに、湘南ファンド第1号特定目的会社(登記上の本店:
)
東京都新宿区(以下、「湘南ファンド」という。)の優先出資証券取得(優先出資持分 4.8%)について決議いたしましたので、
)
下記のとおりお知らせいたします。
記
Ⅰ.湘南レーベル社及びサニーサイドインの取得について
1.事業等の経緯及び株式の取得の理由
当社は、1995 年6月に創業し、2007 年3月に株式会社大阪証券取引所ヘラクレスに上場後、2010 年 10 月に JASDAQ スタンダ
ードへの移行を経て、2014 年 11 月に株式会社東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、2015 年7月に同取引所市場第一部指
定となっております。当社、連結子会社 20 社及び非連結子会社1社の計 22 社(2019 年8月 31 日現在)からなる当社グループ
は、2017 年9月1日に①各事業及び本社機能における人材及び資金等の経営資源配分の最適化、②M&Aを活用した業容拡大を
目的とする機動的な組織体制構築の推進、③各事業における収益性及び経営責任を明確化し、経営人材の育成を図ることによ
り、グループ経営体制を強化し、グループ競争力を高め、さらなる企業価値向上を目指すことを目的として持株会社体制に移
行いたしました。これにともない、『GIVE “FUN & IMPACT ” TO THE WORLD』(注1)から世界に誇る『オープンイノベーシ
ョン企業』(注2)へと経営理念を変更し、グループ会社の理念・個性を尊重し、オープンコミュニケーション(自由な発言
や交流)による相互補完と相乗効果で企業価値の最大化を追求しております。1995 年6月の創業以降、現在は飲食事業を中心
に、当社グループ行動指針である『Dynamic & Dramatic (大胆かつ劇的に行動する)』を掲げ、アミューズメント事業、ウェデ
ィング事業、カプセルホテル事業へも事業領域を拡大しております。
当社グループは、国内飲食事業を主力事業と位置付けており、力強い荒波をイメージした重厚感ある空間で、「かつを」や
「土佐はちきん地鶏」などを「藁(わら)焼き」にし、素材のうまみを一層引き立てた料理を土佐の地酒や果実酒などと一緒
にお楽しみ頂ける『わらやき屋』、秋田県産の比内地鶏を使用した「究極のやきとり」をはじめ、全国を行脚して探し求めた
「奇跡のおかず」(各地の特産品を活かしたこだわりのおかず)などを、落ち着いた上質な和の空間でお楽しみ頂ける『今井
屋』 スタイリッシュ且つ艶やかな雰囲気のラウンジ及びバーで、
、 世界のビールとグリル料理をお楽しみ頂ける『GLASS DANCE』、
「不思議の国のアリス」をコンセプトにしたファンタジックな店内で、物語に出てくる個性的なキャラクターをモチーフにし
たユニークな料理やオリジナルカクテルをお楽しみ頂ける『アリスのファンタジーレストラン』、リーズナブルなボトルワイ
ンと、熟成豚の炭火焼をはじめとした自慢の肉料理をお楽しみ頂ける『ベルサイユの豚』、「九州にある美味しい居酒屋が東
京上陸!」をコンセプトに、活イカや活サバなどのこだわりの食材を使い、九州の美味しい料理をお楽しみ頂ける『九州熱中
屋』、ワイキキに本店を構え、温かみのあるウッドを多用したインテリアにはヴィンテージポスターが飾られ、落ち着いた雰
囲気で、ディフォルメすることなくリアルなハワイをお楽しみ頂ける大人のカジュアル・カフェダイニング『アロハ・テーブ
ル』、現代風にアレンジした 21 世紀の「お茶の間」をコンセプトに、まるで我が家のようにゆったりと会話が楽しめ、広々と
1
した小上がり席でおくつろぎ頂けるカフェ『chano-ma』、「瓦」をモチーフとし、和のテイストを取り入れたカフェダイニン
グであり、和風創作料理をメインとした料理をご提供する『kawara CAFE&DINING』を主力ブランドとした『マルチ(複数)ブ
ランド戦略』を推進しており、首都圏主要都市、東海、関西、中国、東北、九州地方に直営店(国外含む)計 178 ブランド 489
店舗(2019 年8月 31 日現在)のドミナント展開(特定の地域に絞り集中的に出店)をしております。
(注1)「世界中に楽しみと驚きを届けたい」という想いを果たすべく、食材・コンセプト・内装・エンターテインメント等
に『熱狂』的にこだわったサービス提供を行うという、当社の事業展開における経営理念をいいます。
(注2)大きな変化が続く世界の中で、社内外の多様な才能やリソースを柔軟に絡め、既存の枠組みにとらわれない発想を活
発に展開していくことにより、相乗効果と相互補完で革新的な商品やサービスの創出を図る企業をいいます。
一方、湘南レーベル社は、2007 年の創業以来、「湘南を世界のSHONANへ」というスローガンのもと、湘南の感度の高い
ビーチカルチャーをベースとした、人々の暮らしにかかわる事業に注力しており、神奈川県に「8HOTEL(神奈川県藤沢
市)」「パークインホテル厚木アンドリグナ厚木(神奈川県厚木市)」「THE HOURS(神奈川県平塚市)」のホテル運
営事業の他、飲食事業、貸コンテナ事業、賃貸事業、戸建て不動産販売事業、貸別荘事業等、複数の事業を展開しているとの
ことです。
国内外食業界を取り巻く業界環境は、個人消費の持ち直しや訪日外国人による旺盛なインバウンド需要などの影響もあり
徐々に回復傾向にある一方で、人材不足の問題、酒類消費の減退傾向を強める状況の下、ファーストフードやファミリーレス
トラン業態による酒類販売強化、消費者嗜好の多様化や業界内の低価格化の進行により、業界の垣根を超えた競争環境は一段
と激化しております。
このような環境の中、当社は、さらなるスピードをもって成長すべく『Dynamic & Dramatic (大胆かつ劇的に行動する)』
という新しい行動指針の下、ブランドポートフォリオの拡充(新規ブランドの開発及び新規ブランドによる新規出店並びに新
規事業セグメント)、仕入面等におけるスケールメリットの追求、優秀な人材の確保等の経営資源配分の適正化、事業領域の
強化・拡大を目的としたM&Aの活用による業容拡大を模索しておりました。加えて、当社は、2019 年 4 月 19 日付で公表させ
ていただきました連結中期経営計画のM&Aの方針に記載させていただきましたとおり、現在に至るまで飲食事業領域における
規模の経済の拡大を目的とした事業再生型のM&Aを実施してまいりました。連結中期経営計画の立案・策定段階から、中期M
&A方針として、「M&Aを通じ、当社グループのシナジー領域を拡充し、かつ、連結収益モデルの多角化を図る」ことが可
能となり得る対象企業の検討を行っていたところ、2018 年 10 月初旬に湘南レーベル社のファイナンシャルアドバイザーから、
湘南レーベル社の株式取得及びサニーサイドインの持分取得並びに湘南ファンドの優先出資証券取得(以下、「本件取得」と
いう。)に係る提案を受け、当社にて検討を行いたい旨の申入れを行いました。
一方、湘南レーベル社は、今後の事業拡大、新たな収益機会の確保及び成長スピードの加速のためには、事業上のシナジー
が得られるパートナー企業を新たに大株主として迎えることを含む迅速かつ大胆な変革を実施することが必要であると認識し
ていたことから、当社からの上記申入れに関し、協議に応じることとしたとのことです。
そして、2019 年1月下旬以降、当社は、湘南レーベル社との間で、本格的な本件取得の検討を具体的に開始し、その後、両
社の間で、様々なM&A手法を検討する中で、当社が本件取得の方法で湘南レーベル社の株式及び湘南レーベル社が運営する資
産を保有するサニーサイドインの出資持分並びに湘南ファンドの優先出資証券を取得することも見据え、その場合の買収の対
価や最終的な出資比率、役員派遣を含む当社による湘南レーベル社の経営への参画の可能性、具体的な今後の事業方針につい
て、2019 年 11 月中旬まで継続的な協議を実施しました。
また、かかる協議と並行して、当社は、2019 年2月下旬から同年 11 月初旬にかけて、本件取得のデュー・デリジェンス等
を実施し、その結果も踏まえて、同年 11 月初旬に湘南レーベル社の代表取締役であり筆頭株主である島田雅光氏に対して、
島田雅光氏他が保有する湘南レーベル社の株式、及び、島田雅光氏が保有するサニーサイドインの出資持分並びに同湘南フ
ァンドの優先出資証券を当社が取得することを提案し、島田雅光氏との間で、本件取得を実施した場合における価額を含む
諸条件について交渉を行いました。
さらに、当社は、同年 11 月中旬に、島田雅光氏との間で本件取得の実現についてさらに検討を進めた結果、以下の点でシナ
ジーが得られるものと考えるに至りました。
(ⅰ)当社グループは、和食、洋食問わず、アルコール類を提供するディナー営業のブランド、カフェ業界のランチ営業の
ブランドの運営する飲食事業が当社グループの主力事業であることに対して、湘南レーベル社は、主要事業であるホ
テル運営事業の他、飲食事業、貸コンテナ事業、賃貸事業、戸建て不動産販売事業、貸別荘事業等を運営しているこ
2
とから、消費者のライフスタイルや嗜好の多様化に対応できる事業ポートフォリオの拡充に資すること。
(ⅱ)当社グループは、関東圏主要都市部の繁華街エリアを中心に、東海、関西、中国、東北、九州地方に展開しているこ
とに対して、湘南レーベル社は、神奈川県藤沢市を中心に展開していることから、当社が展開していないエリアでの
事業醸成が実現されること。
このように、当社が本件取得を実施し、湘南レーベル社及びサニーサイドインを当社の連結子会社とすることは、両社が認
識するそれぞれの経営課題に対処する観点からも望ましく、かつ、両社の有する独自の強みを共有することで両社の企業価値
の拡大に資するという認識が 2019 年 11 月中旬に一致し本件取得を実施することを本日決議いたしました。
2-1.異動する子会社(湘南レーベル社)の概要
(1) 名 称 湘南レーベル株式会社
(2) 所 在 地 神奈川県藤沢市片瀬海岸一丁目 13 番 18 号
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役 島田 雅光
ホテル運営事業、飲食事業、貸コンテナ事業、賃貸事業、戸建て不動産販売事業、貸別
(4) 事 業 内 容
荘事業等
(5) 資 本 金 100,000 千円
(6) 設 立 年 月 日 2007 年3月2日
島田雅光氏 62.1%、島田和美氏 14.9%、トランジットモール株式会社 13.0%
(7) 大株主及び持株比率
その他 9.9%(注)
当社と当該会社との間には、記載すべき資本関係はありません。また、
資 本 関 係 当社の関係者及び関係会社と当該会社の関係者及び関係会社の間に
は、特筆すべき資本関係はありません。
当社と当該会社との間には、記載すべき人的関係はありません。また、
上場会社と当該会社
(8) 人 的 関 係 当社の関係者及び関係会社と当該会社の関係者及び関係会社の間に
と の 間 の 関 係
は、特筆すべき人的関係はありません。
当社と当該会社との間には、記載すべき取引関係はありません。また、
取 引 関 係 当社の関係者及び関係会社と当該会社の関係者及び関係会社の間に
は、特筆すべき取引関係はありません。
(9) 当該会社の最近3年間の経営成績及び財政状態 (単位:千円)
決 算 期 2017 年8月期 2018 年8月期 2019 年8月期
純 資 産 929,283 1,107,649 1,307,410
総 資 産 1,698,102 2,019,781 2,269,639
1 株 当 た り 純 資 産 5,771 6,879 8,120
売 上 高 2,089,123 1,545,834 1,763,683
営 業 利 益 260,448 236,606 262,597
経 常 利 益 377,426 266,834 302,530
当 期 純 利 益 231,809 179,627 198,499
1 株 当 た り 当 期 純 利 益 1,439 1,115 1,232
1 株 当 た り 配 当 金 -円 -円 -円
(注)発行済株式の持株比率の計算において、自己株式の数は除いております。
2-2.株式取得の相手先の概要
(1) 氏 名 島田雅光氏 他
(2) 住 所 株式取得の相手先との守秘義務に基づき非開示と致します。
当社と当該個人(その近親者、当該個人及びその近親者が過半数所有している会社等並
上 場 会 社 と
(3) びにその子会社を含む。)との間には、記載すべき資本関係・人的関係・取引関係はあ
当 該 個 人 の 関 係
りません。また、当社の関係者及び関係会社と当該個人並びに当該個人の関係者及び関
3
係会社の間には、特筆すべき資本関係・人的関係・取引関係はありません。
2-3.取得株式数,取得価額及び取得前後の所有株式の状況
-株
(1) 異動前の所有株式数 (議決権の数:-個)
(議決権所有割合:-%)
145 株
(2) 取 得 株 式 数
(議決権の数:145 個)
145 株
(3) 異動後の所有株式数 (議決権の数:145 個)
(議決権所有割合:90.1%)
(注)取得価額については、契約上の守秘義務並びに取得相手先の要望により非公表とさせていただきます。なお、取得価額は、
公平性・妥当性を確保するため、第三者機関による株式価値の算定結果を勘案し決定しております。
3-1.異動する子会社(合同会社サニーサイドイン)の概要
(1) 名 称 合同会社サニーサイドイン
(2) 所 在 地 神奈川県藤沢市片瀬海岸一丁目 13 番 18 号
(3) 代表者の役職・氏名 代表社員 島田 雅光
(4) 事 業 内 容 収益不動産の所有及びこれらに付帯する一切の事業
(5) 資 本 金 1,000 千円
(6) 設 立 年 月 日 2018 年 7 月 17 日
主要な持分所有者及び
(7) 島田雅光氏 100.0%
持 分 比 率
当社と当該会社との間には、記載すべき資本関係はありません。また、
資 本 関 係 当社の関係者及び関係会社と当該会社の関係者及び関係会社の間に
は、特筆すべき資本関係はありません。
当社と当該会社との間には、記載すべき人的関係はありません。また、
上場会社と当該会社
(8) 人 的 関 係 当社の関係者及び関係会社と当該会社の関係者及び関係会社の間に
と の 間 の 関 係
は、特筆すべき人的関係はありません。
当社と当該会社との間には、記載すべき取引関係はありません。また、
取 引 関 係 当社の関係者及び関係会社と当該会社の関係者及び関係会社の間に
は、特筆すべき取引関係はありません。
(9) 当該会社の最近3年間の経営成績及び財政状態 (単位:千円)
決 算 期 2017 年3月期 2018 年3月期 2019 年3月期
純 資 産 - - ▲1,130
総 資 産 - - 362,770
1 株 当 た り 純 資 産 - - -
売 上 高 - - 11,448
営 業 損 失 - - ▲1,101
経 常 損 失 - - ▲2,078
当 期 純 損 失 - - ▲2,130
1 株 当 た り 当 期 純 利 益 - - -
1 株 当 た り 配 当 金 -円 -円 -円
※2018 年 7 月 17 日に会社設立であることから 2017 年3月期及び 2018 年3月期における数値はございません。
4
3-2.持分取得の相手先の概要
(1) 氏 名 島田雅光氏
(2) 住 所 持分取得の相手先との守秘義務に基づき非開示と致します。
当社と当該個人(その近親者、当該個人及びその近親者が過半数所有している会社等並
上 場 会 社 と びにその子会社を含む。)との間には、記載すべき資本関係・人的関係・取引関係はあ
(3)
当 該 個 人 の 関 係 りません。また、当社の関係者及び関係会社と当該個人並びに当該個人の関係者及び関
係会社の間には、特筆すべき資本関係・人的関係・取引関係はありません。
3-3.取得持分及び取得前後の持分の状況
-千円
(1) 異動前の所有持分
(議決権所有の割合:-%)
1,000 千円
(2) 取 得 持 分
(全持分に対する比率:100.0%)
1,000 千円
(3) 異動後の所有持分
(議決権所有割合:100.0%)
(注)取得価額については、契約上の守秘義務並びに取得相手先の要望により非公表とさせていただきます。なお、取得価額は、
公平性・妥当性を確保するため、第三者機関による株式価値の算定結果を勘案し決定しております。
Ⅱ.優先出資証券の取得について
1.優先出資証券取得の理由
湘南ファンドは「パークインホテル厚木アンドリグナ厚木(神奈川県厚木市)」、及び「THE HOURS(神奈川県平塚
市)」の不動産を主な信託財産とする信託受益権を運用資産(以下、「本件特定資産」という。)とする特定目的会社であり
ます。湘南レーベル社は、本件特定資産の信託受託者である三菱UFJ信託銀行株式会社から本件特定資産に係る不動産の賃
貸を受け、その運営を行っております。また、当社は、本件特定資産に係る不動産の賃借人である湘南レーベル社からの賃料
収入等を原資とする利益の配当を湘南ファンドから受けることとなります(「3.取得予定資産の内容」内「(2)スキーム
の概要」に記載)。また、湘南ファンドによる本件特定資産の管理・運用が現在に至るまで安定した業績推移を維持している
こと及び不動産地価変動による湘南レーベル社の賃料負担増加リスクを低減でき、湘南ファンドより安定した優先出資に対す
る利益の配当が見込めることから、当該優先出資証券の取得を本日決議いたしました。
2.資産(湘南ファンドの優先出資証券)取得の概要
資産の流動化に関する法律(平成 10 年法律第 105 号、その後の改正を含みます。以下、
(1) 取 得 予 定 資 産
「資産流動化法」という。)第2条9項に定める優先出資証券
(2) 取 得 先 島田雅光氏
以下2物件(神奈川県厚木市、平塚市)を主な信託財産とする信託受益権
(3) 特 定 資 産 の 名 称
①パークインホテル厚木アンドリグナ厚木②THE HOURS
(4) 契 約 締 結 日 2019年11月28日
(5) 出資持分取得予定日 2019年12月26日(予定)
(6) 出資持分取得資金 金融機関からの借入を予定
(注)取得価額については、契約上の守秘義務並びに取得相手先の要望により非公表とさせていただきます。なお、取得価額は、
公平性・妥当性を確保するため、第三者機関による不動産価値の鑑定結果を勘案し決定しております。
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3.取得予定資産の内容
(1) 名 称 湘南ファンド第1号特定目的会社優先出資証券
①取得の対象となる優先出資証券は、(i)資産流動化法に基づく資産流動化計画に従った
特定資産の取得並びにその管理及び処分にかかる業務、並びに(ii)それらの附帯業務を
営むことを目的とする湘南ファンドが発行する優先出資証券の一部です。
②湘南ファンドの2019年9月期決算の貸借対照表の概要は以下のとおりであります。
湘南ファンド第1号特定目的会社
(資産) 特定借入れ :228,900万円
特定資産(注1) 特定社債 : 10,000万円
244,558万円
その他負債 : 3,130万円
優先資本金等 本取得分 :4.8%
その他資産
(注2)
19,515万円 湘南レーベル社
22,033万円
保有分:95.2%
特定出資 : 10万円
資産の部合計 負債及び純資産の部合計
264,073万円 264,073万円
(注1)特定資産244,558万円は「パークインホテル厚木アンドリグナ厚木」「THE H
OURS」の各ホテルを主な信託財産とする信託受益権であります。
(注2)湘南ファンドの発行済み優先出資証券は2,100口であり、湘南レーベル社が
95.2%(2,000口)、島田雅光氏が4.8%(100口)を保有しております。当社は
島田雅光氏より、その保有する優先出資証券4.8%(100口)のすべてを譲り受
けるものであります。取得価額については、契約上の守秘義務並びに取得相手
(2) ス キ ー ム の 概 要 先の要望により非公表とさせていただきます。なお、取得価額は、公平性・妥
当性を確保するため、第三者機関による鑑定評価額を参考に、その他価格に影
響する要素を勘案し決定しております。
③湘南ファンドの事業年度は、毎年10月1日から翌年9月末までであり、利益配当及び
残余財産の分配の方法は下記のとおりであります。
(利益配当)
(i)決算期において、資産流動化法に基づく利益の配当の限度額(以下「配当可能利益」
という。)の範囲内で、かつ、特定社債に係る債権者及び特定借入れに係る債権者に対す
る債務の履行に劣後して、社員総会において決定される金額の配当を受ける権利を有し
ます。
(ⅱ)上記(i)に関わらず、特定借入れに係る融資契約の規定により、特定借入れに係る融
資契約に定める期間中、配当可能利益の全部又は一部が配当される旨の利益処分がなさ
れない場合があります。
(残余財産の分配)
湘南ファンドの特定社債に係る債権者及び特定借入れに係る債権者に対する債務の履行
を完了した後の分配可能な残余財産については、すべての特定社員及び優先出資社員に
対してその保有する特定出資又は優先出資の口数及び内容に応じて分配されます。なお、
湘南ファンドは、特定社員への残余財産の分配は1口50,000円を上限とし、第1号優先
出資を保有する優先出資社員への残余財産の分配は、1口50,000円を上限として、当社
が取得する第2号優先出資を保有する優先出資社員への残余財産の分配は上限無く、湘
南ファンドの資産流動化計画に従って行われます。
(注)残余財産の分配は、湘南ファンドの清算時における分配であり、清算時に当社が
優先出資証券を保有している場合に限り当社は残余財産の分配を受けることができま
す。
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④湘南ファンドの優先出資を譲渡処分する場合、特定借入れ及び特定社債の貸付人の承
諾を得る必要があります。
4.出資先の概要
(1) 名 称 湘南ファンド第1号特定目的会社
(2) 所 在 地 東京都新宿区四谷4-32-8 YKB サニービル6階
1.資産流動化法に基づき作成される資産流動化計画に従った特定資産の取得、開発及
(3) 事 業 内 容 び保有並びにその管理及び処分に係る業務
2.その他前記特定資産の流動化に係る業務に付帯する一切の業務
(4) 代表者の役職・氏名 取締役 矢澤 学
(5) 特 定 資 本 金 100千円
(6) 優先出資者の概要 湘南レーベル株式会社、島田雅光氏
(7) 設 立 年 月 日 2007年4月3日
(8) 純 資 産 22,043万円(注)
(9) 総 資 産 264,073万円(注)
資 本 関 係 当社と湘南ファンドとの間には、記載すべき資本関係、人的関係、取引関係はありませ
(10) 人 的 関 係 ん。また、当社の関係者及び関係会社と湘南ファンドの関係者及び関係会社の間には、
取 引 関 係 特筆すべき資本関係、人的関係、取引関係はありません。
関 連 当 事 者 へ の 湘南ファンドは、当社の関連当事者には該当しません。また、湘南ファンドの関係者及
(11)
該 当 状 況 び関連会社は、当社の関連当事者に該当しません。
(注)純資産及び総資産については、湘南ファンドの2019年9月30日付け決算報告書に基づいております。
Ⅲ.決済方法、日程及び今後の見通しについて
1.決済方法
当社は、本日締結を決議いたしました株式等譲渡契約により、譲渡実行日に湘南レーベル社の株式取得(自己株式を除く発行
済株式の 90.1%)、及び、サニーサイドインの全持分取得、並びに、湘南ファンドの優先出資証券取得(優先出資持分 4.8%)を
現金にて取得することを予定しており、取得価額は 4,000 百万円を想定しております。決済方法につきましては、本日公表の「資
金の借入に関するお知らせ」のとおり銀行より借入れを行い一括決済する事を予定しております。
2.日 程
(1) 取 締 役 会 決 議 日 2019 年 11 月 28 日
(2) 契 約 締 結 日 2019 年 11 月 28 日
(3) 湘南レーベル社及びサ
ニーサイドイン並びに
2019 年 12 月 26 日(予定)
優 先 出 資 証 券 の
譲 渡 実 行 日
3.今後の見通し
2020 年2月期の当社連結業績に与える影響は軽微であります。なお、本件は来期以降の当社連結業績向上に資するものと考え
ております。
以 上
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