3070 J-アマガサ 2020-09-10 15:30:00
2021年1月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年1月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年9月10日
上場会社名 株式会社アマガサ 上場取引所 東
コード番号 3070 URL http://www.amagasa-co.com/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)早川 良一
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 (氏名)市川 裕二 TEL 03-3871-0111
四半期報告書提出予定日 2020年9月11日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無: 有
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2021年1月期第2四半期の連結業績(2020年2月1日~2020年7月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年1月期第2四半期 1,191 △54.3 △436 - △448 - △361 -
2020年1月期第2四半期 2,605 △5.4 △8 - △10 - △35 -
(注)包括利益 2021年1月期第2四半期 △363百万円(-%) 2020年1月期第2四半期 △47百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年1月期第2四半期 △127.73 -
2020年1月期第2四半期 △19.01 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年1月期第2四半期 1,686 389 23.0 120.48
2020年1月期 2,459 392 16.0 210.64
(参考)自己資本 2021年1月期第2四半期 387百万円 2020年1月期 392百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年1月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2021年1月期 - 0.00
2021年1月期(予想) - - -
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無: 無
当社は定款において期末日を配当基準日と定めておりますが、現時点では当該基準日における配当予想額は未定としております。
3.2021年1月期の連結業績予想(2020年2月1日~2021年1月31日)
2021年1月期の連結業績予想につきましては、本資料の発表日現在において、新たな計画を策定しており、未定と
しております。新たな計画に基づく連結業績予想の精査が完了次第速やかに公表いたします。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用: 有
(注)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用の有無となります。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年1月期2Q 3,270,000株 2020年1月期 1,920,000株
② 期末自己株式数 2021年1月期2Q 56,848株 2020年1月期 56,802株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年1月期2Q 2,829,948株 2020年1月期2Q 1,863,198株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ その他特記事項
・決算補足説明資料については、2020年9月11日に当社ホームページに掲載する予定です。
(株)アマガサ(3070) 2021年1月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 8
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 9
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 11
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 11
3.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 11
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(株)アマガサ(3070) 2021年1月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
第2四半期連結累計期間における婦人靴業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を強
く受け、従前にも増して大変厳しい経営環境となっております。
このような状況下において、当社グループにおきましては、2019年1月期において、親会社株主に帰属する当期
純損失を計上し、金融機関からの新たな資金調達が困難となったことから再建計画を策定し、「2.(4)四半期
連結財務諸表に関する注記事項(継続企業の前提に関する注記)」に記載のとおり当該状況解消に向けての取り組
みを行っております。
当第2四半期連結累計期間につきましては、売上高1,191百万円(前年同期比54.3%減)、営業損失436百万円(前
年同期は8百万円の営業損失)、経常損失448百万円(前年同期は10百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半
期純損失361百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失35百万円)となりました。
当第2四半期連結累計期間におけるセグメントの経営成績は以下のとおりであります。なお、セグメントの経営
成績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。
(卸売事業)
卸売事業におきましては、お取引先におけるコロナ休業等の影響や方針としての与信管理の強化等により売上高
は279百万円(前年同期比59.3%減)、営業損失は15百万円(前年同期は営業利益117百万円)となりました。
(小売事業)
当第2四半期連結累計期間の末日である7月31日現在における直営店舗数は33店舗(前年同期は39店舗)であり
ます。
売上高につきましては、店舗の休業・時短営業、外出自粛による客足の鈍化などの影響を受け、小売事業におけ
る売上高は676百万円(前年同期比57.4%減)、営業損失169百万円(前年同期は営業利益136百万円)となりました。
(EC事業)
EC事業におきましては、マスクやエコバックのプレゼントキャンペーン、IGTV(インスタグラムの動画配信機
能)・SNS上でのコミュニケーション強化などにより、自社オンラインサイトへの集客拡大を図りましたが、売上
高は236百万円(前年同期比28.7%減)、営業利益15百万円(前年同期は営業利益55百万円)となりました。
(2)財政状態に関する説明
①資産、負債、純資産の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、1,548百万円(前連結会計年度末は1,375百万円)とな
り、172百万円増加しました。主な理由は、現金及び預金の増加(580百万円から924百万円へ344百万円増)、未収
入金の増加(0百万円から29百万円へ28百万円増)、売上債権の減少(516百万円から332百万円へ183百万円減)
及び商品及び製品の減少(276百万円から252百万円へ23百万円減)であります。
また、固定資産の残高は、137百万円(前連結会計年度末は1,083百万円)となり、946百万円減少しました。主
な理由は、固定資産の売却による減少(918百万円減)、差入保証金の減少(25百万円減)及び減価償却による減
少(9百万円減)であります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、825百万円(前連結会計年度末は1,210百万円)とな
り、384百万円減少しました。主な理由は、1年内返済予定の長期借入金の減少(659百万円から284百万円へ374百
万円減)、電子記録債務の減少(199百万円から103百万円へ95百万円減)、支払手形及び買掛金の減少(112百万
円から43百万円へ69百万円減)及び短期借入金の増加(30百万円から206百万円へ175百万円増)であります。
また、固定負債の残高は、471百万円(前連結会計年度末は857百万円)となり、385百万円減少しました。主な
理由は、長期借入金の減少(736百万円から366百万円へ370百万円減)、リース債務の減少(24百万円から17百万
円へ7百万円減)及び退職給付に係る負債の減少(87百万円から82百万円へ5百万円減)であります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は、389百万円(前連結会計年度末は392百万円)となり、3
百万円減少しました。主な理由は、親会社株主に帰属する四半期純損失361百万円の計上による減少、新株予約権
の行使による株式の発行に伴い資本金、資本準備金がそれぞれ178百万円の増加であります。
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(株)アマガサ(3070) 2021年1月期 第2四半期決算短信
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ
て394百万円増加し、916百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりでありま
す。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は516百万円(前年同期は110百万円の支出)となりました。
これは主に、税金等調整前四半期純損失357百万円、仕入債務の減少165百万円及び有形固定資産売却益128百万
円に対し、売上債権の減少205百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、獲得した資金は1,158百万円(前年同期は148百万円の収入)となりました。
これは主に、有形固定資産の売却による収入1,100百万円、定期預金の払戻による収入57百万円、差入保証金の
回収による収入20百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は247百万円(前年同期は19百万円の支出)となりました。
これは、長期借入金の返済による支出1,044百万円、新株予約権の発行による支出30百万円に対し、新株予約権
の行使による株式の発行による収入356百万円、長期借入れによる収入300百万円、短期借入れによる収入175百万
円によるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
通期業績予想につきましては、本資料の発表日現在において、新たな計画を策定しており、未定としておりま
す。新たな計画に基づく連結業績予想の精査が完了次第速やかに公表いたします。
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(株)アマガサ(3070) 2021年1月期 第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年1月31日) (2020年7月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 580,187 924,334
受取手形及び売掛金 516,418 332,475
商品及び製品 276,102 252,885
その他 4,479 39,952
貸倒引当金 △1,400 △900
流動資産合計 1,375,789 1,548,747
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 610,509 -
土地 313,007 -
その他(純額) - 4,686
有形固定資産合計 923,517 4,686
無形固定資産 95 2,760
投資その他の資産 160,295 130,007
固定資産合計 1,083,907 137,455
資産合計 2,459,697 1,686,202
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 112,486 43,061
電子記録債務 199,054 103,267
短期借入金 30,791 206,315
1年内返済予定の長期借入金 659,214 284,387
未払法人税等 12,466 9,866
返品調整引当金 1,700 1,700
その他 194,467 176,740
流動負債合計 1,210,180 825,338
固定負債
長期借入金 736,906 366,755
退職給付に係る負債 87,633 82,186
その他 32,498 22,623
固定負債合計 857,037 471,565
負債合計 2,067,218 1,296,903
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(株)アマガサ(3070) 2021年1月期 第2四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年1月31日) (2020年7月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 308,100 486,975
資本剰余金 230,600 409,475
利益剰余金 △88,323 △449,798
自己株式 △71,057 △71,076
株主資本合計 379,318 375,575
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △129 △550
為替換算調整勘定 13,289 12,124
その他の包括利益累計額合計 13,160 11,573
新株予約権 - 2,150
純資産合計 392,478 389,298
負債純資産合計 2,459,697 1,686,202
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(株)アマガサ(3070) 2021年1月期 第2四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年2月1日 (自 2020年2月1日
至 2019年7月31日) 至 2020年7月31日)
売上高 2,605,649 1,191,939
売上原価 1,386,387 741,175
売上総利益 1,219,261 450,763
販売費及び一般管理費 1,227,475 887,454
営業損失(△) △8,213 △436,690
営業外収益
受取利息 446 155
受取配当金 1,102 130
受取補償金 867 -
助成金収入 6,472 28,848
その他 1,313 2,907
営業外収益合計 10,202 32,042
営業外費用
支払利息 10,968 5,711
新株予約権発行費 - 30,477
その他 1,339 7,234
営業外費用合計 12,307 43,424
経常損失(△) △10,319 △448,073
特別利益
固定資産売却益 3,257 128,096
投資有価証券売却益 12,953 -
特別利益合計 16,210 128,096
特別損失
投資有価証券売却損 1,189 -
特別退職金 35,424 -
臨時休業による損失 - 37,152
特別損失合計 36,613 37,152
税金等調整前四半期純損失(△) △30,721 △357,129
法人税等 4,713 4,345
四半期純損失(△) △35,434 △361,474
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △35,434 △361,474
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(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年2月1日 (自 2020年2月1日
至 2019年7月31日) 至 2020年7月31日)
四半期純損失(△) △35,434 △361,474
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △8,749 △421
為替換算調整勘定 △3,036 △1,165
その他の包括利益合計 △11,785 △1,586
四半期包括利益 △47,220 △363,061
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △47,220 △363,061
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
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(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年2月1日 (自 2020年2月1日
至 2019年7月31日) 至 2020年7月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純損失(△) △30,721 △357,129
減価償却費 18,528 9,218
臨時休業による損失 - 37,152
助成金収入 △6,472 △28,848
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △35,035 △5,446
貸倒引当金の増減額(△は減少) △690 △20,749
受取利息及び受取配当金 △1,549 △286
支払利息 10,968 5,711
新株予約権発行費 - 30,477
有形固定資産売却損益(△は益) △3,257 △128,096
投資有価証券売却損益(△は益) △11,764 -
特別退職金 35,424 -
売上債権の増減額(△は増加) △174,135 205,812
たな卸資産の増減額(△は増加) 46,620 23,217
仕入債務の増減額(△は減少) 60,882 △165,211
その他 22,633 △69,907
小計 △68,568 △464,085
利息及び配当金の受取額 1,549 247
利息の支払額 △11,226 △6,736
特別退職金の支払額 △35,424 -
臨時休業による支出 - △37,152
助成金の受取額 6,472 -
法人税等の支払額 △3,090 △8,893
営業活動によるキャッシュ・フロー △110,288 △516,620
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △56,700 △7,690
定期預金の払戻による収入 103,770 57,690
投資有価証券の取得による支出 △603 △625
投資有価証券の売却による収入 59,033 -
有形固定資産の取得による支出 △28,204 △4,754
有形固定資産の売却による収入 16,416 1,100,304
無形固定資産の取得による支出 △2,875 △2,733
差入保証金の回収による収入 13,352 20,417
差入保証金の差入による支出 △8,632 -
その他 52,631 △3,640
投資活動によるキャッシュ・フロー 148,188 1,158,969
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 101,626 175,524
長期借入れによる収入 - 300,000
長期借入金の返済による支出 △101,626 △1,044,978
新株予約権の行使による株式の発行による収入 - 356,400
新株予約権の発行による収入 - 3,500
新株予約権の発行による支出 - △30,477
自己株式の取得による支出 - △18
配当金の支払額 △1 -
リース債務の返済による支出 △19,192 △7,172
財務活動によるキャッシュ・フロー △19,193 △247,222
現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,502 △759
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 17,204 394,366
現金及び現金同等物の期首残高 330,565 522,352
現金及び現金同等物の四半期末残高 347,770 916,719
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(株)アマガサ(3070) 2021年1月期 第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
当社グループは、2016年1月期以降、継続的な売上高の減少傾向にあり、前連結会計年度において営業損失
266,603千円及び親会社株主に帰属する当期純損失254,407千円を計上しました。さらに当第2四半期連結累計期間に
おいても、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を強く受けたことが重なり、営業損失436,690千円及び親会
社株主に帰属する四半期純損失361,474千円を計上しております。このような業績悪化等により、引き続き金融機関
から、借入金の返済期限について条件変更契約を締結する等の支援を受けております。
以上のことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
当社グループでは当該状況を解消すべく当第2四半期連結貸借対照表日の翌日から9ヶ月にわたり新型コロナウイ
ルス感染症の影響を受けると見込み、以下の事業施策により収益性を高め、財務施策により資金繰りの改善を図りま
す。
事業施策
1.全社、機能、セグメント毎の計画策定とアクションプランの立案、プロセス管理と実行
成功体験に依拠した手法を根本的に見直し、外部環境を踏まえた中期の戦略を策定し、更に、具体的なアクション
プランを立案したうえで、プロセス管理を実行してまいります。
2.成長エンジンとしてのEC事業の強化と収益性の向上
ECでの販売に親和性を高めた既存ブランドのリブランディングとプロモーションを実施し、WEB広告(リスティン
グ、アフィリエイト)、インターネット検索サイトでのヒット率向上策、SNS等によるインフルエンサーマーケティ
ングを強化することで自社ECサイトでより多くの顧客を獲得してまいります。またSNS等でのコーディネート提案や
自社ECサイトでのイベント時期に合わせた特設ページの展開等の更新頻度を高め訪問者を増加させることにより、売
上高の増加につなげてまいります。
3.店舗特性に合わせた戦略策定と店舗統廃合、出店計画
店舗特性に合わせた戦略策定と店舗統廃合、出店候補の検討を実行いたします。
出店エリアや出店先商業施設の顧客特性の変化に対する感受性を高め、「JELLY BEANS」ブランドを店舗特性に応
じて戦略を策定し展開してまいります。前連結会計年度では3店舗を閉店しましたが、引き続きスクラップ・アン
ド・ビルドによる店舗戦略を実行し、赤字店舗の損失削減を進めてまいります。また経年による劣化や陳腐化が認め
られる店舗には適切なリニューアルを実施するとともに好立地・好条件の候補地へ新規出店することにより売上高の
増加を図ってまいります。
4.在庫一元管理とチャネル連携によるオムニチャネル化体制の構築
小売及びEC事業の物流の外部委託を実行し、在庫一元管理が進んだことに伴い、今後は在庫システムと商品データ
べースの連携をより強化し、自社EC及び店頭での効率的な在庫運用を進めてまいります。また小売店の店頭ではPOS
レジの刷新や機能向上、導線分析システムの導入を計画しており、蓄積される顧客情報を活用した提案型の顧客サー
ビスを強化し、自社ECと実店舗間での相互送客を実現するオムニチャネル化体制構築を進めてまいります。これらの
小売とECの連携強化により、販売ロスの抑制、顧客満足度の向上、売上高の増加につなげてまいります。
5.ブランド統廃合とチャネル戦略に合わせたブランド展開
当社グループの主力ブランドであるJELLY BEANSを高・中・低価格帯の3ラインに区分けし、営業戦略とマーケテ
ィング戦略を明確にしてまいります。JELLY BEANSは、シーズントレンドによりフォーカスをした主幹ブランドと
し、JELLY BEANS Richeでは、機能性や素材に拘りをもった付加価値の高い商品を提供してまいります。Style JELLY
BEANSは、幅広いラインナップとレンジの価格で、より身近に感じてもらえるブランドとして位置付けており、これ
らの営業戦略及びマーケティング戦略を適正なチャネルで展開することにより、売上高の増加を図ってまいります。
6.原価率の圧縮と粗利率の向上を実現する仕入施策(海外生産商品の活用)の推進
マーケット特性や顧客志向に合わせた商品開発を鮮明化し、特に低価格志向の顧客向けのブランドであるStyle
JELLY BEANSやLampe Jenteの商品を中心に、原価率の低い海外生産商品比率を高めることで、原価率の圧縮を進める
とともに豊富なデザイン性の維持を図ってまいります。
7.日本ブランドを活用したアジア市場への参入
2020年1月31日の取締役会において決議をした第三者割当による第1回新株予約権の発行における割当先である株
式会社ストライダーズの有するネットワークを活用することで、以前から重要性を認識しマーケティングを展開して
まいりましたが、浸透が十分ではなかったタイ市場をはじめとした、より多くのアジア市場への参入を図り、日本ブ
ランドとしての商品の販路拡大と価値向上を目指すことで売上高の増加につなげてまいります。
8.セグメント毎の収益性の改善、パフォーマンスに合わせた人員見直し
セグメント毎の最適人員の見直し等を行い、収益性の改善を目指してまいります。卸事業では、商品企画担当者と
連携して商品の提案を実施することにより、先行受注の獲得拡大を実現できる体制を構築いたします。小売事業で
は、エリア戦略と販売戦略の観点から直営店、百貨店と分かれていたグループを統合して全社での業務フローの改善
を図ります。また、全社的なトレーニングプログラムを設定し、実行していくことにより、店舗のパフォーマンスを
向上させ、売上高の増加につなげてまいります。EC事業においては、自社サイトにてコーディネート提案や特設ペー
ジを設ける等、更新頻度を高めることにより訪問者数を増加させ、売上高の増加につなげてまいります。
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(株)アマガサ(3070) 2021年1月期 第2四半期決算短信
9.固定費の削減
すでに実施した本社での人員整理に加え、不採算店舗を整理することで配置転換等による人的資源の再配分を行
い、さらなる人件費の圧縮及び管理可能な経費の削減等、固定費の徹底した削減を行ってまいります。
財務施策
1.資産の処分と有利子負債の圧縮による財務健全化
本社機能の圧縮及び物流業務の外部委託等に伴い、前連結会計年度において、所有していたショールームビル、第
2ビル、第3ビル及びその他の余剰不動産を売却し、有利子負債の圧縮及びキャッシュ・フローの改善を実施してま
いりました。また、当第1四半期連結累計期間において、本社ビルの土地と建物を譲渡しており、引き続き有利子負
債の圧縮及びキャッシュ・フローの改善を図ってまいります。
2.財務基盤の安定化
金融機関からは、借入金の返済期限について条件変更契約を締結する等の支援を受けております。取引金融機関と
緊密な関係を維持し、継続的にご支援いただけるよう対応してまいります。また、2020年1月31日開催の取締役会に
おける第三者割当による新株予約権の発行の決議に基づき、2020年2月17日に当該新株予約権の発行価額の総額の払
込が完了し、2020年3月5日、7月9日、に当該新株予約権の一部について権利行使が行われました。残りの新株予
約権の権利行使についても割当者と協議中であります。また、2020年7月末には既存取引金融機関より新たに運転資
金として300百万円の借入を実行いたしました。これら調達資金の有効な活用を行い、営業収支のさらなる改善に努
め財務基盤の強化と金融機関との取引正常化に取り組んでまいります。
以上の施策をもって抜本的な改善を実行していく予定でおりますが、当社の借入金の返済スケジュールについては
取引金融機関と協議中であり、その結果によっては今後の資金繰りに重要な影響を及ぼす可能性があること、事業施
策及び財務施策の実現可能性は市場の状況、需要動向等の今後の外部環境の影響を受けること、さらに新型コロナウ
イルス感染症の収束時期については予測が困難であることから、現時点においては継続企業の前提に関する重要な不
確実性が存在するものと認識しております。
なお、四半期連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響
を四半期連結財務諸表に反映しておりません。
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(株)アマガサ(3070) 2021年1月期 第2四半期決算短信
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、2020年2月17日付発行の第1回新株予約権(第三者割当による新株予約権)の行使に伴う新株の発行
による払込みを受け、資本金及び資本準備金がそれぞれ178,875千円増加しております。
この結果、当第2四半期連結会計期間において資本金が486,975千円、資本準備金が409,475千円となっており
ます。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。また、見
積実効税率を使用できない場合は、税引前四半期純損益に一時差異に該当しない重要な差異を加減した上で、法定
実効税率を乗じて計算しております。
3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは2016年1月期以降、継続的な売上高の減少傾向にあり、前連結会計年度において営業損失
266,603千円及び当期純損失254,407千円を計上しました。さらに当第2四半期連結累計期間においても、新型コロ
ナウイルス感染症の拡大による影響を強く受けたことが重なり、営業損失436,690千円及び四半期純損失361,474千
円を計上しております。このような業績悪化等により、引き続き金融機関から、借入金の返済期限について条件変
更契約を締結する等の支援を受けております。以上のことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような
状況が存在しておりますが、「2.(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(継続企業の前提に関する注
記)」に記載のとおり、当該状況の改善に全力を挙げて取り組んでまいります。
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