3050 DCM 2021-07-09 15:30:00
「従業員持株ESOP信託」の導入に関するお知らせ [pdf]
2021 年7月9日
各 位
会 社 名 DCMホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長兼C O O
石黒 靖規
( コード 3050 東証1部 )
問合せ先 取締役執行役員総務・株式・広報管掌
清水 敏光
( TEL 03−5764−5211 )
「従業員持株ESOP信託」の導入に関するお知らせ
当社は、2021 年7月9日開催の取締役会において、当社の中長期的な企業価値を高めることを目
的として、従業員インセンティブ・プラン「従業員持株ESOP信託」
(以下「ESOP信託」とい
います。)の導入を決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.ESOP信託導入の目的
当社の成長を支える従業員に対する福利厚生制度をより一層充実させるとともに、株価上昇へ
のインセンティブを付与することにより、当社の業績や株式価値に対する従業員の意識を更に高
め、中長期的な企業価値の向上を図ることを目的に、本プランを導入するものであります。
2.ESOP信託の概要
ESOP信託とは、従業員持株会の仕組みを応用した信託型の従業員インセンティブ・プランで
あり、当社株式を活用した従業員の財産形成を促進する貯蓄制度の拡充(福利厚生制度の拡充)を
図る目的を有するものをいいます。
当社が「DCMホールディングス社員持株会」(以下「当社持株会」といいます。)に加入する従
業員のうち一定の要件を充足する者を受益者とする信託を設定し、当該信託は今後数年間にわた
り当社持株会が取得すると見込まれる数の当社株式を、予め定める取得期間中に取得します。その
後、当該信託は当社株式を毎月一定日に当社持株会に売却します。信託終了時に、株価の上昇によ
り信託収益がある場合には、受益者たる従業員の拠出割合に応じて金銭が分配されます。株価の下
落により譲渡損失が生じ信託財産に係る債務が残る場合には、金銭消費貸借契約の保証条項に基
づき、当社が銀行に対して一括して弁済するため、従業員の追加負担はありません。
なお、本信託の設定時期、期間等の詳細につきましては決定次第、改めてお知らせいたします。
3.ESOP信託の仕組み
【委託者】 ⑨
② 保
当社 証
⑤ 保
③ ③ ① ② 証 債
代 当 信 配 保 務
金 社 託 当 証 の
の 株 設 料 履
支 式 定 行
払
い
【受託者】 ②借入金
銀 行
ESOP信託
③’当社株式
⑥元本・利息返済
当社株式 借入金
株式市場
③’代金の支払い
④
当 ④ ⑧
⑦議決権行使等 社 金 信
株 銭 託
の指図 式 収
益
の
分
配
信託管理人 当社持株会
④拠出金
実線 :資金の移動
【受益者】
加入員 二重線:株式の移動
(従業員)
点線 :財産運用の指図
① 当社は受益者要件を充足する従業員を受益者とするESOP信託を設定いたします。
② ESOP信託は銀行から当社株式の取得に必要な資金を借入れます。当該借入にあたっては、当社
がESOP信託の借入について保証を行い、ESOP信託は当社に保証料を支払います。
③ ESOP信託は上記②の借入金をもって、信託期間内に当社持株会が取得すると見込まれる数の
当社株式を、当社または株式市場から予め定める取得期間中に取得いたします。
④ ESOP信託は信託期間を通じ、毎月一定日までに当社持株会に拠出された金銭をもって譲渡可
能な数の当社株式を、時価で当社持株会に譲渡いたします。
⑤ ESOP信託は当社の株主として、分配された配当金を受領いたします。
⑥ ESOP信託は当社持株会への当社株式の売却による売却代金及び保有株式に対する配当金を原
資として、銀行からの借入金の元本・利息を返済いたします。
⑦ 信託期間を通じ、信託管理人が議決権行使等の株主としての権利の行使に対する指図を行い、ES
OP信託はこれに従って株主としての権利を行使いたします。
⑧ 信託終了時に、株価の上昇により信託内に残余の当社株式がある場合には、換価処分の上、受益者
に対し信託期間内の拠出割合等に応じて信託収益が金銭により分配されます。
⑨ 信託終了時に、株価の下落により信託内に借入金が残る場合には、上記②の保証に基づき、当社が
銀行に対して一括して弁済いたします。
以 上