3048 ビックカメラ 2020-10-09 15:00:00
2020年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年10月9日
上場会社名 株式会社ビックカメラ 上場取引所 東
コード番号 3048 URL https://www.biccamera.co.jp/ir/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 木村 一義
問合せ先責任者 (役職名) 取締役経理財務本部長 (氏名) 安部 徹 TEL 03-3987-8785
定時株主総会開催予定日 2020年11月19日 配当支払開始予定日 2020年11月20日
有価証券報告書提出予定日 2020年11月20日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2020年8月期の連結業績(2019年9月1日~2020年8月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年8月期 847,905 △5.2 12,066 △47.4 14,690 △43.2 5,450 △61.2
2019年8月期 894,021 5.9 22,943 △15.2 25,871 △11.5 14,047 △18.0
(注)包括利益 2020年8月期 10,457百万円 (△31.2%) 2019年8月期 15,192百万円 (△26.4%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円銭 円銭 % % %
2020年8月期 30.98 30.96 4.0 3.4 1.4
2019年8月期 79.09 79.08 10.6 6.8 2.6
(参考)持分法投資損益 2020年8月期 -百万円 2019年8月期 -百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年8月期 472,074 169,791 29.0 779.15
2019年8月期 400,451 163,342 33.4 761.10
(参考)自己資本 2020年8月期 137,078百万円 2019年8月期 133,902百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年8月期 52,004 △15,691 55,106 117,211
2019年8月期 13,192 △11,437 2,069 25,791
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2019年8月期 - 10.00 - 10.00 20.00 3,543 25.3 2.7
2020年8月期 - 10.00 - 3.00 13.00 2,287 42.0 1.7
2021年8月期(予想) - 5.00 - 10.00 15.00 33.4
3.2021年8月期の連結業績予想(2020年9月1日~2021年8月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 441,000 1.0 5,000 △34.8 6,000 △34.0 2,800 △42.3 15.92
通期 896,000 5.7 15,000 24.3 17,000 15.7 7,900 44.9 44.90
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 有
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年8月期 188,146,304株 2019年8月期 188,146,304株
② 期末自己株式数 2020年8月期 12,211,800株 2019年8月期 12,213,800株
③ 期中平均株式数 2020年8月期 175,934,055株 2019年8月期 177,613,073株
(参考)個別業績の概要
2020年8月期の個別業績(2019年9月1日~2020年8月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年8月期 460,501 △10.8 △2,987 - 627 △94.9 △424 -
2019年8月期 516,078 5.9 9,941 △38.3 12,185 △33.2 7,300 △39.4
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円銭 円銭
2020年8月期 △2.41 -
2019年8月期 41.10 41.10
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年8月期 332,070 101,957 30.7 579.14
2019年8月期 278,294 105,288 37.8 598.21
(参考)自己資本 2020年8月期 101,891百万円 2019年8月期 105,244百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて
おり、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想
の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等につきましては、添付資料2ページ 「1.経営成績等の概況 (1)当期の経営成績
の概況」をご覧ください。
(決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手方法について)
当社は、2020年10月16日(金)に機関投資家、アナリスト向けの決算説明会を開催する予定であります。その模様及び説明内容(音声)につきまして
は、決算説明資料とともに当社ウェブサイトに掲載する予定であります。
㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 8
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 8
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 14
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 14
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) ………………………………………………………… 14
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 15
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………………………… 15
(会計上の見積りの変更) ………………………………………………………………………………………… 15
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 15
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 16
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 19
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 19
4.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 20
生産、受注及び販売の実績 ………………………………………………………………………………………… 20
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㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
① 当期の経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が一転し、新型コロナウイルス感染症(以下「本
感染症」という)の影響により厳しい状況にありますが、このところ持ち直しの動きがみられます。個人消費
は持ち直しているものの、本感染症による影響で、企業収益は大幅な減少が続いており、雇用情勢は弱い動き
となっております。
当家電小売業界における売上は、2019年9月に消費増税前の駆け込み需要がありましたが、その後の反動減
が続く中で、2020年2月以降、本感染症による大きな影響が生じております。商品別にはOS(Windows7)のサポ
ート終了に伴う駆け込みやテレワークに伴う需要が生じたパソコン、パソコン周辺機器のほかテレビが好調だ
ったことに加え、冷蔵庫や洗濯機等が堅調に推移いたしました。一方、スマートフォン、デジタルカメラ、理
美容家電等は低調に推移いたしました。
こうした状況下にあって、「より豊かな生活を提案する、進化し続けるこだわりの専門店の集合体」を目指
し、接客力・専門性の向上、新規事業の拡大及びアフターサービスの強化に取り組んでおります。また、オム
ニチャネル推進のため、当社の本サイトを中心とするインターネット通販事業の強化や店頭の表示価格が自動
更新される電子棚札の導入等による店舗のデジタル化を進めているほか、物流拠点におきましてはロボット等
を活用した効率化にも取り組むなど、積極的なIT投資を行っております。
本感染症による当社グループへの影響につきましては、2020年3月以降、本感染症拡大防止を重視する観点
から営業時間の短縮や臨時休業を実施いたしました。営業時間の短縮は現在も続けており、一部店舗(Air Bic
Cameraの一部)では臨時休業を継続しております。営業にあたっては、お客様と従業員の安全確保を最優先に
考え、マスク着用、丁寧な手洗い、従業員の出退勤時の検温、店内消毒、レジ・カウンター等への飛沫感染防
止シート設置、ソーシャルディスタンスの確保などの対策を継続して実施しておりますが、ビックカメラで
は、都心の昼間人口減少やインバウンドの激減も重なり実店舗の販売は低迷いたしました。インターネット通
販事業は、販売を大きく伸ばしたものの実店舗の低迷を補うには至りませんでした。一方、都市近郊を中心に
事業を行うコジマにおきましては、テレワークなどによる商圏内の昼間人口増加などを背景に販売を伸ばしま
した。
店舗展開におきましては、2019年11月8日に「ビックカメラ 所沢駅店」(埼玉県所沢市)、2020年2月7日
に「ビックカメラ 日本橋三越」(東京都中央区)を開店いたしました。また、当社グループの家電と非家電の
幅広い品揃えを、立地や客層を踏まえ集約した店舗形態の新店として、2020年6月1日に「ビックカメラ セレ
クト六本木駅店」(東京都港区)を開店いたしました。
グループ会社におきましては、株式会社コジマが、「コジマ×ビックカメラ イーアス沖縄豊崎店」(沖縄県
豊見城市、6月19日開店)など4店舗を開店いたしました。
このほか、当社と日本空港ビルデング株式会社との共同出資会社のAir BIC株式会社が、2020年5月29日に
「Air Bic Camera 東京スカイツリータウン・ソラマチ店」(東京都墨田区)を開店いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は 8,479億5百万円(前年同期比 5.2%減)、営業利益は 120億66百
万円(前年同期比 47.4%減)、経常利益は 146億90百万円(前年同期比 43.2%減)、税金等調整前当期純利
益は 126億29百万円(前年同期比 44.3%減)となりました。法人税等合計が 33億86百万円、非支配株主に帰
属する当期純利益が 37億93百万円となったため、親会社株主に帰属する当期純利益は 54億50百万円(前年同
期比 61.2%減)となり、ROE(自己資本当期純利益率)は 4.0%となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、事業セグメントの区分方法を見直し、報告セグメントを従来の単一セグメント
から「物品販売事業」「BSデジタル放送事業」の2区分に変更しております。当連結会計年度の比較・分析
は、変更後のセグメント区分に基づいております。詳細については、「3.連結財務諸表及び主な注記(5)
連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情報等)」をご参照下さい。
(物品販売事業)
売上高は、音響映像商品、家庭電化商品及び情報通信機器商品が低調に推移いたしました。その結果、当
セグメントの売上高は 8,356億71百万円(前年同期比 5.1%減)、経常利益は 123億78百万円(前年同期比
48.7%減)となりました。
(BSデジタル放送事業)
売上高は、本感染症の拡大により企業の経済活動が鈍化したことから広告出稿が減少し低調に推移した一
方で、本感染症の拡大防止の観点から一部番組で制作が延期又は中止となったことから番組制作費用(売上
原価)が減少、また経費コントロールにも努めました。その結果、当セグメントの売上高は 106億57百万円
(前年同期比 9.6%減)、経常利益は 21億50百万円(前年同期比 32.6%増)となりました。
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㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
② 今後の見通し
次期におけるわが国経済は、国内外の新型コロナウイルス感染症(以下「本感染症」という)の動向や金融
資本市場の変動等の影響を注視する必要があるものの、本感染症拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレ
ベルを引き上げていくなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直しの動きが続くことが期待
されております。
また、当家電小売業界におきましては、本感染症予防対策やテレワーク・オンライン授業に関連する商品の
需要が見込まれております。
このような状況下において当社グループは、「生産性の向上」と「持続的な成長」を2大戦略に掲げ、グル
ープの企業価値の向上に努めてまいります。
(売上高)
当社グループでは、本感染症の影響によりインバウンドマーケットが減縮しているものの、家電エコポイン
ト制度終了から約10年が経過し、これに伴う買替需要の高まりから、テレビ、冷蔵庫、エアコン等は堅調な伸
びを予想しております。また、本感染症の影響により自宅で滞在する時間が増加することに伴って、パソコン
等のテレワークやオンライン授業に関連する商品の他に、自宅で快適に過ごす「巣ごもり」を目的とした高付
加価値機能の調理家電、「5G」と呼ばれる第五世代通信システムのサービスエリア拡大とサービスの拡充によ
るスマートフォンの売上は伸長するものと予想しております。このほか、今後におきまして、商品軸では独自
性のあるプライベートブランド商品の拡充、チャネル軸では着実に伸長しているインターネット通販事業や法
人事業の更なる拡大、2021年春に予定している熊本県熊本駅北ビルへの新規出店等に取り組むことから、グル
ープ全体の売上高は前年同期比 5.7%増の 8,960億円を見込んでおります。
(営業利益・経常利益)
当社及び株式会社コジマにおきまして、インターネット通販事業の伸長による物流費の増加や、将来を見据
えた積極的なIT投資を見込む一方、「生産性の向上」戦略の一環として、新しい組織体制への移行に伴う本部
業務の見直しや働き方改革、また、物流インフラ強化、電子棚札の全店導入、販売支援ツールの導入等を始め
とするこれまで整備してきたIT投資の目的を明確に現場業務の効率化・短時間化等によるコスト削減を行うと
ともに、「持続的な成長」戦略として、独自性のあるプライベートブランド商品の開発強化、新規サービスや
新規事業の開拓に取り組むなど粗利の向上に努め、グループ全体の営業利益は、前年同期比 24.3%増の 150億
円、経常利益は、前年同期比 15.7%増の 170億円を見込んでおります。
(親会社株主に帰属する当期純利益・ROE)
親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比 44.9%増の 79億円を予想しており、ROE(自己資本当期純
利益率)は 5.7%となる見込みであります。
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㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
① 資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 716億23百万円増加(前年同期比 17.9%増)
し、4,720億74百万円となりました。主な要因は、商品及び製品の減少 270億29百万円があったものの、現金及
び預金の増加 914億19百万円、売掛金の増加 19億77百万円によるものであります。
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ 651億74百万円増加(前年同期比 27.5%
増)し、3,022億83百万円となりました。主な要因は、短期借入金の減少 180億48百万円があったものの、1年
内返済予定の長期借入金の増加 125億22百万円、長期借入金の増加 645億84百万円によるものであります。な
お、新型コロナウイルス感染症の影響に備え、手元資金を確保するため、緊急の資金調達として、700億円の長
期資金の調達を行っております。
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 64億49百万円増加(前年同期比 3.9%
増)し、1,697億91百万円となりました。主な要因は、剰余金の配当(純資産の減少)35億18百万円、親会社株
主に帰属する当期純利益の計上(純資産の増加)54億50百万円、非支配株主持分の増加(純資産の増加)32億
38百万円によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に
比べ 914億19百万円増加し、当連結会計年度末には 1,172億11百万円となりました。当連結会計年度における
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は 520億4百万円(前年同期は 131億92百万円の獲得)となりました。これは
主に、法人税等の支払額 59億94百万円があったものの、税金等調整前当期純利益 126億29百万円、減価償却費
89億16百万円、たな卸資産の減少額 270億17百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は 156億91百万円(前年同期は 114億37百万円の使用)となりました。これは
主に、有形固定資産の取得による支出 113億15百万円、無形固定資産の取得による支出 45億95百万円によるも
のであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は 551億6百万円(前年同期は 20億69百万円の獲得)となりました。これは主
に、短期借入金の純減少額 180億48百万円があったものの、長期借入金の純増加額(収入と支出の差額)771億
7百万円によるものであります。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2018年8月期 2019年8月期 2020年8月期
自己資本比率 (%) 35.5 33.4 29.0
時価ベースの自己資本比率 (%) 72.7 46.3 43.8
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 (年) 3.1 6.9 2.9
インタレスト・カバレッジ・レシオ (倍) 77.3 46.3 185.8
自己資本比率 : 自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 : 有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ : キャッシュ・フロー/利払い
※ いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※ 株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
※ キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローを利用しております。
※ 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としておりま
す。
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2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、日本基準で連結財務諸表を作
成しております。
なお、将来のIFRS(国際財務報告基準)適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方
針であります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年8月31日) (2020年8月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 25,791 117,211
売掛金 39,008 40,986
商品及び製品 127,954 100,925
原材料及び貯蔵品 682 649
番組勘定 78 123
その他 15,688 14,188
貸倒引当金 △268 △274
流動資産合計 208,936 273,809
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 63,572 64,780
減価償却累計額 △33,186 △35,465
建物及び構築物(純額) 30,385 29,314
機械装置及び運搬具 2,680 2,919
減価償却累計額 △1,321 △1,614
機械装置及び運搬具(純額) 1,358 1,305
土地 46,998 46,983
リース資産 9,450 9,705
減価償却累計額 △6,720 △7,462
リース資産(純額) 2,730 2,242
建設仮勘定 555 877
その他 17,611 24,228
減価償却累計額 △12,130 △14,577
その他(純額) 5,480 9,651
有形固定資産合計 87,509 90,374
無形固定資産 23,105 25,379
投資その他の資産
投資有価証券 13,626 14,553
長期貸付金 182 835
繰延税金資産 20,785 21,541
退職給付に係る資産 2,913 2,885
差入保証金 42,529 41,731
その他 1,190 1,339
貸倒引当金 △329 △376
投資その他の資産合計 80,898 82,510
固定資産合計 191,514 198,265
資産合計 400,451 472,074
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年8月31日) (2020年8月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 58,387 58,301
短期借入金 50,224 32,176
1年内償還予定の社債 - 200
1年内返済予定の長期借入金 8,954 21,477
リース債務 894 660
未払法人税等 3,429 3,143
賞与引当金 3,378 3,241
ポイント引当金 12,922 13,159
店舗閉鎖損失引当金 260 278
資産除去債務 78 341
その他 35,396 40,975
流動負債合計 173,927 173,957
固定負債
社債 - 800
長期借入金 29,375 93,959
リース債務 1,788 1,428
繰延税金負債 83 145
商品保証引当金 824 592
店舗閉鎖損失引当金 741 467
退職給付に係る負債 16,320 17,201
資産除去債務 9,239 9,285
その他 4,809 4,445
固定負債合計 63,181 128,326
負債合計 237,108 302,283
純資産の部
株主資本
資本金 25,929 25,929
資本剰余金 27,139 27,140
利益剰余金 96,699 98,630
自己株式 △16,737 △16,734
株主資本合計 133,030 134,965
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,913 2,616
退職給付に係る調整累計額 △1,041 △503
その他の包括利益累計額合計 871 2,112
新株予約権 53 88
非支配株主持分 29,386 32,624
純資産合計 163,342 169,791
負債純資産合計 400,451 472,074
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年9月1日 (自 2019年9月1日
至 2019年8月31日) 至 2020年8月31日)
売上高 894,021 847,905
売上原価 650,576 616,899
売上総利益 243,444 231,005
販売費及び一般管理費 220,500 218,939
営業利益 22,943 12,066
営業外収益
受取利息 76 59
受取配当金 252 263
受取手数料 1,494 1,390
協賛金収入 365 503
その他 1,260 916
営業外収益合計 3,448 3,133
営業外費用
支払利息 283 293
賃貸収入原価 77 90
支払手数料 97 56
その他 63 68
営業外費用合計 521 509
経常利益 25,871 14,690
特別利益
固定資産売却益 36 8
投資有価証券売却益 18 -
助成金収入 - 1,048
特別利益合計 55 1,056
特別損失
固定資産売却損 - 0
固定資産除却損 252 143
投資有価証券売却損 10 11
投資有価証券評価損 - 118
減損損失 2,946 1,434
臨時休業による損失 - 1,332
その他 43 76
特別損失合計 3,253 3,117
税金等調整前当期純利益 22,673 12,629
法人税、住民税及び事業税 7,159 4,525
法人税等調整額 △2,483 △1,139
法人税等合計 4,676 3,386
当期純利益 17,996 9,243
非支配株主に帰属する当期純利益 3,948 3,793
親会社株主に帰属する当期純利益 14,047 5,450
- 8 -
㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年9月1日 (自 2019年9月1日
至 2019年8月31日) 至 2020年8月31日)
当期純利益 17,996 9,243
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △2,395 710
退職給付に係る調整額 △408 503
その他の包括利益合計 △2,803 1,213
包括利益 15,192 10,457
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 11,330 6,691
非支配株主に係る包括利益 3,862 3,765
- 9 -
㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年9月1日 至 2019年8月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 25,929 27,131 87,112 △13,821 126,351
当期変動額
剰余金の配当 △4,460 △4,460
親会社株主に帰属する
当期純利益
14,047 14,047
自己株式の取得 △2,921 △2,921
自己株式の処分 0 5 6
非支配株主との取引に
係る親会社の持分変動
8 8
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - 8 9,587 △2,916 6,679
当期末残高 25,929 27,139 96,699 △16,737 133,030
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利
評価差額金 調整累計額 益累計額合計
当期首残高 4,263 △675 3,587 5 25,821 155,765
当期変動額
剰余金の配当 △4,460
親会社株主に帰属する
当期純利益
14,047
自己株式の取得 △2,921
自己株式の処分 6
非支配株主との取引に
係る親会社の持分変動
8
株主資本以外の項目の
△2,350 △365 △2,716 47 3,565 896
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △2,350 △365 △2,716 47 3,565 7,576
当期末残高 1,913 △1,041 871 53 29,386 163,342
- 10 -
㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年9月1日 至 2020年8月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 25,929 27,139 96,699 △16,737 133,030
当期変動額
剰余金の配当 △3,518 △3,518
親会社株主に帰属する
当期純利益
5,450 5,450
自己株式の取得 -
自己株式の処分 0 2 3
非支配株主との取引に
係る親会社の持分変動
-
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - 0 1,931 2 1,934
当期末残高 25,929 27,140 98,630 △16,734 134,965
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利
評価差額金 調整累計額 益累計額合計
当期首残高 1,913 △1,041 871 53 29,386 163,342
当期変動額
剰余金の配当 △3,518
親会社株主に帰属する
当期純利益
5,450
自己株式の取得 -
自己株式の処分 3
非支配株主との取引に
係る親会社の持分変動
-
株主資本以外の項目の
703 538 1,241 35 3,238 4,514
当期変動額(純額)
当期変動額合計 703 538 1,241 35 3,238 6,449
当期末残高 2,616 △503 2,112 88 32,624 169,791
- 11 -
㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年9月1日 (自 2019年9月1日
至 2019年8月31日) 至 2020年8月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 22,673 12,629
減価償却費 7,796 8,916
減損損失 2,946 1,434
のれん償却額 360 389
貸倒引当金の増減額(△は減少) △191 53
賞与引当金の増減額(△は減少) △146 △136
ポイント引当金の増減額(△は減少) 798 236
商品保証引当金の増減額(△は減少) △355 △283
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 1,226 1,601
店舗閉鎖損失引当金の増減額(△は減少) △296 △36
受取利息及び受取配当金 △328 △322
支払利息 283 293
固定資産売却損益(△は益) △36 △8
固定資産除却損 252 143
投資有価証券売却損益(△は益) △7 11
投資有価証券評価損益(△は益) - 118
売上債権の増減額(△は増加) △6,040 △1,977
たな卸資産の増減額(△は増加) △21,910 27,017
仕入債務の増減額(△は減少) 11,165 △86
その他 3,926 7,824
小計 22,113 57,820
利息及び配当金の受取額 263 269
利息の支払額 △284 △279
法人税等の支払額 △9,782 △5,994
補助金の受取額 882 188
その他 △0 -
営業活動によるキャッシュ・フロー 13,192 52,004
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △8,707 △11,315
有形固定資産の売却による収入 100 9
無形固定資産の取得による支出 △3,621 △4,595
投資有価証券の取得による支出 △177 △100
投資有価証券の売却による収入 139 80
差入保証金の差入による支出 △1,079 △1,270
差入保証金の回収による収入 1,608 1,331
その他 299 168
投資活動によるキャッシュ・フロー △11,437 △15,691
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㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年9月1日 (自 2019年9月1日
至 2019年8月31日) 至 2020年8月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 580 △18,048
長期借入れによる収入 26,600 89,600
長期借入金の返済による支出 △16,387 △12,492
社債の発行による収入 - 1,000
自己株式の取得による支出 △2,921 -
子会社の自己株式の取得による支出 △154 -
配当金の支払額 △4,449 △3,513
非支配株主への配当金の支払額 △134 △525
リース債務の返済による支出 △1,061 △914
その他 △0 △0
財務活動によるキャッシュ・フロー 2,069 55,106
現金及び現金同等物に係る換算差額 △0 △0
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 3,824 91,419
現金及び現金同等物の期首残高 21,967 25,791
現金及び現金同等物の期末残高 25,791 117,211
- 13 -
㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1. 連結の範囲に関する事項
(1)連結子会社の数 12社
連結子会社の名称
株式会社生毛工房
株式会社ジェービーエス
株式会社ソフマップ
株式会社東京計画
株式会社東京サービスステーション
株式会社ビックアウトレット
株式会社ビック酒販
株式会社ラネット
東京カメラ流通協同組合
豊島ケーブルネットワーク株式会社
日本BS放送株式会社
株式会社コジマ
(2)主要な非連結子会社の名称
主要な非連結子会社
株式会社WILBY
株式会社エスケーサービス
株式会社フューチャー・エコロジー
株式会社バイコム
株式会社セレン
その他4社
(連結の範囲から除いた理由)
非連結子会社は小規模であり、総資産、売上高、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に
見合う額)等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないため、連結の範囲から除外しており
ます。
(3) 他の会社等の議決権の過半数を自己の計算において所有しているにもかかわらず子会社としなかった当該他の
会社等の名称
株式会社ビックカメラ楽天
(子会社としなかった理由)
当社は、株式会社ビックカメラ楽天の議決権の51%を所有しておりますが、同社は合弁会社であり、共同支
配の実態があるためであります。
2. 持分法の適用に関する事項
(1)持分法適用の非連結子会社及び関連会社の数
該当事項はありません。
(2)持分法を適用しない非連結子会社及び関連会社のうち主要な会社等の名称
非連結子会社
株式会社WILBY
株式会社エスケーサービス
株式会社フューチャー・エコロジー
株式会社バイコム
株式会社セレン
その他4社
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㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
関連会社
株式会社ビックカメラ楽天
Air BIC株式会社
楽天ビック株式会社
(持分法を適用しない理由)
持分法を適用しない非連結子会社及び関連会社は、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分
に見合う額)等に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため、持分法の適用から除外
しております。
(3)持分法の適用の手続について特に記載する必要があると認められる事項
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
1. 連結損益計算書
前連結会計年度において、区分掲記しておりました「営業外収益」の「補助金収入」は、金額的重要性が
乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映
させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外収益」の「補助金収入」に表示しており
ました 530百万円は、「その他」として組み替えております。
2. 連結キャッシュ・フロー計算書
前連結会計年度において、区分掲記しておりました「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「補助金収
入」は、金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。こ
の表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フ
ロー」の「補助金収入」に表示しておりました △530百万円は、「その他」として組み替えております。
(会計上の見積りの変更)
たな卸資産の評価基準の変更
当社、株式会社コジマ及び株式会社ソフマップにおきましては、たな卸資産の評価基準として、営業循環
過程から外れた商品は帳簿価額を処分見込価額まで切り下げる方法を採用しております。この度、営業循環
過程から外れた商品を認識する判定を、従来、個別店舗毎の販売実績及び各社毎の仕入実績により行ってお
りましたが、商品群の販売状況の実態をより詳細に把握し、たな卸資産に係る収益性の低下の事実をより適
切に財政状態及び経営成績に反映させるため、各社毎の販売実績により判定する方法に変更いたしました。
この結果、従来の方法に比べて、当連結会計年度の売上原価が 912百万円増加し、売上総利益、営業利
益、経常利益及び税金等調整前当期純利益がそれぞれ 912百万円減少しております。
(追加情報)
新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積り
新型コロナウイルス感染症(以下「本感染症」という)の拡大の影響により、政府により発令された緊急
事態宣言は2020年5月25日に解除されておりますが、当社グループの一部店舗では営業時間の短縮又は臨時
休業による売上高の減少等の影響が発生いたしました。
本感染症の収束時期や再拡大の可能性等を正確に予測することは困難ではありますが、外部情報等を踏ま
え、少なくとも2021年8月期中は都市部の店舗を中心に売上高への影響を受けるなどの仮定を置き、繰延税
金資産の回収可能性及び固定資産の減損会計等の会計上の見積りを行っております。
なお、本感染症の経営環境への影響は不確定な状況にあり、状況が変化した場合には、翌連結会計年度の
連結財務諸表に影響を与える可能性があります。
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㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1. 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、
取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであ
ります。
当社グループは、事業領域を基礎としたセグメントから構成されており、「物品販売事業」と「BSデジタ
ル放送事業」の2つを報告セグメントとしております。
「物品販売事業」は、音響映像商品、家庭電化商品、情報通信機器商品等の物品販売を行っており、「BS
デジタル放送事業」は、BSデジタルハイビジョンによるテレビ放送を行っております。
(報告セグメントの変更等に関する事項)
当社グループは、従来、「物品販売事業」以外に重要なセグメントが無かったため、セグメント情報の記
載を省略しておりましたが、「BSデジタル放送事業」について量的な重要性が増したことから、当連結会
計年度より報告セグメントを「物品販売事業」及び「BSデジタル放送事業」の区分に変更しております。
なお、前連結会計年度のセグメント情報は、当連結会計年度の報告セグメントの区分に基づき作成してお
ります。
2. 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」
における記載と同一であります。
報告セグメントの利益は、経常利益ベースの数値であります。
3. 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年9月1日 至 2019年8月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸表
その他 調整額
合計 計上額
物品販売 BSデジタル (注1) (注2)
計 (注3)
事業 放送事業
売上高
外部顧客への売上高 880,590 11,713 892,304 1,717 894,021 - 894,021
セグメント間の内部
90 79 170 1 171 △171 -
売上高又は振替高
計 880,681 11,792 892,474 1,718 894,192 △171 894,021
セグメント利益 24,118 1,621 25,739 131 25,871 - 25,871
セグメント資産 387,155 19,222 406,378 1,825 408,203 △7,752 400,451
その他の項目
減価償却費 7,434 214 7,648 148 7,796 - 7,796
のれんの償却額 350 10 360 - 360 - 360
受取利息 76 0 76 0 76 - 76
支払利息 283 0 283 - 283 - 283
有形固定資産及び無
11,969 183 12,152 176 12,329 - 12,329
形固定資産の増加額
(注) 1. 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ケーブルテレビ事業を含んでおり
ます。
2. セグメント資産の調整額 △7,752百万円は、セグメント間の取引消去であります。
3. セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
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㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年9月1日 至 2020年8月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸表
その他 調整額
合計 計上額
物品販売 BSデジタル (注1) (注2)
計 (注3)
事業 放送事業
売上高
外部顧客への売上高 835,593 10,568 846,161 1,743 847,905 - 847,905
セグメント間の内部
78 89 167 1 169 △169 -
売上高又は振替高
計 835,671 10,657 846,328 1,745 848,074 △169 847,905
セグメント利益 12,378 2,150 14,529 161 14,690 - 14,690
セグメント資産 457,211 20,622 477,833 1,989 479,823 △7,748 472,074
その他の項目
減価償却費 8,534 237 8,771 144 8,916 - 8,916
のれんの償却額 379 10 389 - 389 - 389
受取利息 59 0 59 0 59 - 59
支払利息 293 - 293 - 293 - 293
有形固定資産及び無
15,021 797 15,818 92 15,910 - 15,910
形固定資産の増加額
(注) 1. 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ケーブルテレビ事業を含んでおり
ます。
2. セグメント資産の調整額 △7,748百万円は、セグメント間の取引消去であります。
3. セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2018年9月1日 至 2019年8月31日)
1. 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2. 地域ごとの情報
(1)売上高
本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3. 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はあり
ません。
当連結会計年度(自 2019年9月1日 至 2020年8月31日)
1. 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2. 地域ごとの情報
(1)売上高
本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
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㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
3. 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はあり
ません。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年9月1日 至 2019年8月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 全社・消去 合計
物品販売 BSデジタル
計
事業 放送事業
減損損失 2,946 - 2,946 - - 2,946
当連結会計年度(自 2019年9月1日 至 2020年8月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 全社・消去 合計
物品販売 BSデジタル
計
事業 放送事業
減損損失 1,434 - 1,434 - - 1,434
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年9月1日 至 2019年8月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 全社・消去 合計
物品販売 BSデジタル
計
事業 放送事業
当期償却額 350 10 360 - - 360
当期末残高 3,616 13 3,630 - - 3,630
当連結会計年度(自 2019年9月1日 至 2020年8月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 全社・消去 合計
物品販売 BSデジタル
計
事業 放送事業
当期償却額 379 10 389 - - 389
当期末残高 3,237 2 3,240 - - 3,240
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年9月1日 至 2019年8月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2019年9月1日 至 2020年8月31日)
該当事項はありません。
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㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年9月1日 (自 2019年9月1日
至 2019年8月31日) 至 2020年8月31日)
1株当たり純資産額 761.10円 779.15円
1株当たり当期純利益 79.09円 30.98円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 79.08円 30.96円
(注) 1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年9月1日 (自 2019年9月1日
至 2019年8月31日) 至 2020年8月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 14,047 5,450
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
14,047 5,450
(百万円)
普通株式の期中平均株式数(株) 177,613,073 175,934,055
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額
△0 △1
(百万円)
(うち連結子会社の潜在株式による調整額
(△0) (△1)
(百万円))
普通株式増加数(株) 18,495 38,410
(うち新株予約権(株)) (18,495) (38,410)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当
たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概 - -
要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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㈱ビックカメラ(3048) 2020年8月期 決算短信
4.その他
生産、受注及び販売の実績
品目別売上高
当連結会計年度
(自 2019年9月1日
至 2020年8月31日)
品目別
売上高 構成比 前年同期比増減率
(百万円) (%) (%)
カメラ 25,173 3.0 △31.9
テレビ 47,485 5.6 16.0
レコーダー・ビデオカメラ 14,984 1.8 △5.5
音響映像商品
オーディオ 13,806 1.6 △6.3
その他 31,535 3.7 △3.3
小計 132,985 15.7 △5.8
冷蔵庫 42,913 5.1 5.4
洗濯機 40,415 4.8 4.0
調理家電 36,296 4.3 △4.2
家庭電化商品 季節家電 58,464 6.9 △2.1
理美容家電 43,357 5.1 △9.3
その他 53,831 6.3 2.2
小計 275,280 32.5 △0.8
パソコン本体 84,726 10.0 12.9
パソコン周辺機器 28,664 3.4 5.2
情報通信機器
携帯電話 100,150 11.8 △18.7
商品
その他 55,472 6.5 △7.0
小計 269,014 31.7 △5.6
ゲーム 40,434 4.8 15.5
時計 15,889 1.9 △34.6
中古パソコン等 10,046 1.2 8.6
スポーツ用品 10,083 1.2 △13.6
玩具 12,664 1.5 △11.0
その他の商品
メガネ・コンタクト 5,246 0.6 △23.5
酒類・飲食物 6,829 0.8 △15.8
医薬品・日用雑貨 14,243 1.7 △32.9
その他 42,874 5.0 △7.0
小計 158,312 18.7 △10.4
物品販売事業 835,593 98.6 △5.1
BSデジタル放送事業 10,568 1.2 △9.8
その他の事業 1,743 0.2 1.6
合計 847,905 100.0 △5.2
(注) 1. 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2. 前連結会計年度において「その他の事業」に含めておりましたBSデジタル放送事業については、当連結会計
年度より「BSデジタル放送事業」として表示しております。
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