3004 神栄 2020-03-02 08:30:00
米国における集団訴訟の和解及び和解に伴う特別損失の計上について [pdf]

                                                      2020 年3月2日
各      位
                          会社名    神   栄   株    式   会    社
                          代表者名   代表取締役社長          赤澤       秀朗
                          (コード番号3004 東証1部)
                          問合せ先   執行役員        経営戦略部長         中西   徹
                          (TEL.078-392-6911)


        米国における集団訴訟の和解及び和解に伴う特別損失の計上について


    当社並びに当社の連結子会社である神栄テクノロジー株式会社、神栄キャパシタ株式会
社及び Shinyei Corp. of America は、2020 年3月1日に、フイルムコンデンサの取引に関
して米国において提起された集団訴訟等のうち、直接購入者を原告とする集団訴訟につい
て、原告との間で和解の合意に達しましたので、お知らせいたします。


                           記


1.訴訟の提起から和解に至るまでの経緯
     当社及び当社の連結子会社(以下、「当社グループ」といいます。)を含む主に日系の
    コンデンサメーカーは、コンデンサ取引において米国反トラスト法に違反したとして、
    2014 年 11 月、米国カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所において損害賠償を求める
    複数の集団訴訟等を提起されました。
     フイルムコンデンサメーカーである当社グループは、原告の主張するような違法行為
    を行っていないとの認識の下、これまで証拠開示等の訴訟手続きへの対応を行ってまい
    りましたが、このたび直接購入者を原告とする集団訴訟に関して、 (以下、
                                  和解  「本和解」
    といいます。
         )することといたしました。


2.和解の相手方の概要
     コンデンサの直接購入者原告


3.和解の内容
     本和解に基づき、当社グループは直接購入者原告に対し、和解金として 2.95 百万ドル
    (約 320 百万円)を支払います。なお、本和解は直接購入者原告との訴訟のさらなる長
    期化による費用発生を回避することなど諸般の事情を総合的に勘案して行うものであり、
    当社グループが原告の主張するような違法行為を行っていたこと及び当社グループに損
    害賠償責任があることを認めたものではありません。
     また、本和解は、裁判所による承認を経て確定いたします。

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4.今後の見通し
  本和解に基づく和解金の支払いに伴い、2020 年3月期において約 320 百万円を特別損
 失に計上いたします。また、今後発生が見込まれる費用の引当計上についても検討して
 まいります。
  なお、上記の特別損失は、2019 年 10 月 31 日に公表いたしました 2020 年3月期の連結
 業績予想に織り込んでおりませんが、業績への影響については他の要因も含めて現在精
 査中であり、判明次第速やかに開示いたします。


                                                以   上




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