3001 片倉 2019-01-25 16:00:00
中期経営計画「カタクラ2021」における構造改革推進体制の再構築について [pdf]
2019 年1月 25 日
各位
会 社 名 片 倉 工 業 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 佐野公哉
(コード:3001、東証第1部)
問合せ先 企 画 部 長 水澤健一
(TEL.03-6832-0223)
中期経営計画「カタクラ 2021」における構造改革推進体制の再構築について
当社は、2017 年2月 14 日に公表しました 2017 年度から5カ年を計画期間とする中期経営計画
「カタクラ 2021」において、2018 年度中を目途に構造改革を完了させるとしておりましたが、
この度、構造改革を更に1年継続することとし、そのための推進体制を再構築することを決定しま
したので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.背景について
当社は中期経営計画「カタクラ 2021」において、不採算事業については 2018 年度中を目途
に構造改革を完了させるとし、これまで、収益改善に取り組むとともに一部事業からの撤退を
決定・実行してまいりました。
しかしながら、計画策定時からの更なる事業環境の悪化や、注力してきた新規製商品の拡販
が伸び悩んだこと等により、繊維事業における実用衣料分野、医薬品事業、機械関連事業に
ついては、安定した収益基盤の確立と成長事業への転換が完了していないため、構造改革を
更に1年継続し、経営上の最優先課題として取り組んでまいります。
2.構造改革推進体制の再構築について
グループ全体の最重要課題として構造改革に取り組むため、上記の事業における構造改革の
企画・立案・推進を担う「構造改革推進室」を新設いたします。
3.今後の方向性について
(1)グループ全体
事業環境の悪化等により安定した収益基盤の確立に至っていない事業については、ビジネス
モデル転換と更なる収益改善に取り組んでまいります。また、2020 年度での黒字化が見込めな
い事業については、2019 年度中に事業規模の大幅な縮小または撤退を検討いたします。
不採算事業を縮小・撤退し、不動産事業等の成長事業へ経営資源を振り向けることで、企業
価値の向上を図ってまいります。また、その判断においては、収益性以外に資産効率性等も
意識してまいります。
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(2)繊維事業における実用衣料
補整下着の事業撤退、低採算商品の絞り込みや物流・生産体制の改善に加え、新ブランド
「Katakura Silk」の市場開拓等に取り組んできたものの、業界環境の厳しさと新商品の浸透
遅れから、更なる抜本的な収益改善を図るため、事業規模の縮小を含めた商品カテゴリーの見
極めと物流費・生産コスト削減を行ってまいります。
(3)医薬品事業
戦略製品である経皮吸収型 β1遮断剤「ビソノテープ」の適応追加等について本年1月に製
造販売承認を取得するとともに、ジェネリック医薬品のラインナップ拡充や販売提携による
腎・透析領域への進出を実施してまいりましたが、国による医療費抑制策や消費増税に伴う薬
価改定の影響等により、想定よりも厳しい事業環境下にあります。
今後は更なる製品ラインナップの拡充、諸経費・研究開発費の効率的支出や人員体制の適正
化により、収益力の向上に引き続き取り組んでまいります。
(4)機械関連事業
消防自動車においては、採算性を重視した営業体制の再構築に取り組むとともに、生産計画
の精度を高めることにより生産性を向上させ、早期の採算性改善を図ります。
受託加工、環境機器、農業用機械においては、事業規模の縮小を含めた事業再構築を行い、
更なる経費削減に取り組むことで、安定した収益構造への転換を図ります。
以上
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