2991 J-ランドネット 2021-07-21 08:00:00
東京証券取引所JASDAQへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]
2021 年7月 21 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ラ ン ド ネ ッ ト
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 榮 章博
(コード番号:2991 東証JASDAQ)
問合せ先 取締役経営企画室長 仲内 好広
(TEL:03-3986-3981)
東京証券取引所JASDAQへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ
当社は、本日、2021 年7月 21 日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場いたしま
した。今後とも、なお一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、2021 年7月期(2020 年8月1日~2021 年 7 月 31 日)における当社グループの業績予想
は以下のとおりであり、また、最近の決算情報等につきまして別添のとおりであります。
【連結】 (単位:百万円、%)
2021 年7月 2021 年7月期 2020 年7月期
期 第3四半期累計期間 (実績)
決算期 (予想) (実績)
対売上 対前期 対売上 対売上
項 目
高比率 増減率 高比率 高比率
売 上 高 40,929 100.0 14.4 30,692 100.0 35,773 100.0
営 業 利 益 1,129 2.8 29.1 951 3.1 874 2.4
経 常 利 益 1,059 2.6 27.4 902 2.9 831 2.3
親会社株主に帰属
する当期(四半 732 1.8 23.1 592 1.9 594 1.7
期)純利益
1 株 当 た り 当期
635 円 27 銭 517円 58 銭 519 円 77 銭
(四半期)純利益
1 株当たり配当金 51 円 50 銭 - 52円 00 銭
(注)1.2020 年7月期(実績)及び 2021 年7月期第3四半期累計期間(実績) の1株当たり当期(四半期)純利益は
期中平均発行済株式数により算出しております。
2.2021 年7月期(予想)の1株当たり当期純利益は、公募株式数(284,000 株)を含めた予定期中平均発行済
株式数により算出し、
オーバーアロットメントによる売出しに関連する第三者割当増資分
(最大 53,500 株)
は含まれておりません。
【2021 年7月期業績予想の前提条件】
本資料に記載の 2021 年7月期の業績予想数値は、当期の期首から 2021 年3月末日までの実績
数値に、2021 年4月以降の予想数値を合算して策定した数値となっております。
1.当社グループの見通し
当社グループは、当社及び連結子会社の計4社で構成されており、
「最新のテクノロジーを活
用して不動産流通業を革新する世界 No.1企業」という企業目標のもと、不動産の資産運用コン
サルティングを行う総合不動産商社であります。不動産の売買・賃貸・リフォームに関し、
「購
入と売却」「再生と運用」という視点から様々なアイデアをご提案し、お客様の豊かなライフプ
ランを実現することを企業理念として企業活動を行っております。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、2020 年3月以降、新型コロナウイルス感
染症の世界的な拡大が継続したことにより、社会経済活動が大幅に停滞し、同年5月の緊急事態
宣言の解除以降は、一部持ち直しの動きも見受けられましたが、2021 年1月に再度、緊急事態宣
言が発令され、同年4月には東京都、大阪府等の区域に三度目となる緊急事態宣言が発令される
こととなり、世界的な感染の終息には相当な時間を要する可能性があります。さらに米中間の政
治・経済両面での対立構造が激化し投資家心理の不安定さも増していると言えます。
当社グループが所属する不動産業界、特に中古区分マンション業界においては、公益財団法人
東日本不動産流通機構によると、2020 年2月以降同7月までは新型コロナウイルス感染症の影響
もあり前年対比で月間成約件数はマイナスが続いておりましたが、2020 年8月以降は高水準の成
約件数が継続する等、不動産取引については持ち直しの動きが見られ、2021 年4月度の首都圏中
古マンションの月間成約件数は 3,428 件(前年同月比 110.4%増)となりました。一方で、新型コ
ロナウイルス感染症の今後の終息時期は依然として見通しが十分に立っておらず、先行きは依然
不透明であり楽観視はできないと言えます。
当社グループでは、このような市場環境の中、引き続き取扱不動産のエリア、販路、種類の拡
大、買取りを強化するとともに、ウェブによる商談及びセミナー開催、並びに IT を活用した重要
事項説明(IT 重説)の活用等、非対面接客を積極的に取り入れ、加えて在宅勤務を積極的に活用
するなど、新常態に向けて様々な取り組みを継続的に行ってまいります。
こうした状況のもと、2021 年7月期の業績予想は、売上高 40,929 百万円(前期比 14.4%増)、
営業利益 1,129 百万円(前期比 29.1%増)、経常利益 1,059 百万円(前期比 27.4%増)
、親会社株主
に帰属する当期純利益 732 百万円(前期比 23.1%増)を見込んでおります。
2.業績予想の前提条件
(1)売上高
当社グループの売上高は、主に中古区分マンションの販売による売上高(当社グループでは「不
動産売買事業」としております)及び、賃貸管理物件の管理による売上高(当社グループでは「不
動産賃貸管理事業」としております)から構成されています。
①不動産売買事業
不動産売買事業では、
「買取販売」「買取リフォーム販売」と「仲介」を行っています。それぞ
・
れ当社グループが中古区分マンションを直接仕入れし、販売を行うケース(「買取販売」「買取リ
・
フォーム販売」)と、当社グループが売主と買主の仲介会社となるケース(「仲介」)になり、「買
取販売」「買取リフォーム販売」では、取扱不動産の床面積(30 ㎡以下、30 ㎡超)
・ 、築年数(築
20 年以内、築 20 年超)
、賃貸中か否かの区分でそれぞれ過去1年間分の実績に基づき売上総利益
率を算出し、売上総利益を売上総利益率で割り戻して、売上高計画として使用しております。一
方、「仲介」では、売上総利益が売上高計画とほぼ同一になります。
売上総利益を算定するにあたっては、営業社員の実務経験年数や役職に応じた営業社員別(入
社年次、新卒、中途等)の営業成績を基礎とし、個人別の売上総利益目標値を算出し、営業人員
数に乗じた売上総利益計画としております。また不動産売買事業では、営業人員数が重要な経営
管理指標となっており、2021 年4月末(第3四半期末)時点で 203 人の営業人員数を、採用の強
化によって 2021 年7月期末時点で 220 人(前期比 19.5%増)を見込んでおり、日次で予実対比を
確認しながら通期予算の達成に向けた採用活動を行っております。
また、
「買取販売」「買取リフォーム販売」および「仲介」の取引件数も重要な経営管理指標と
・
位置付けており、2021 年4月末(第3四半期末)時点で「買取販売」「買取リフォーム販売」が
・
2,606 件、
「仲介」が 842 件となっており、2021 年7月期末時点で「買取販売」「買取リフォーム
・
販売」で 3,409 件(前期比 23.0%増)「仲介」で 1,136 件(前期比 11.7%増)をそれぞれ累計件数
、
目標としております。
第3四半期累計期間実績につきましては、売上高 30,216 百万円(前年同期比 18.1%増)となり
順調に推移しておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響によっては、販売件数に影響が出
てくることが懸念されます。当社グループにおいては、不動産投資の為の融資を必要としない不
動産業者向けの販売や、融資を要しない現金購入顧客等への販売活動を継続することで業績の拡
大に向けた一層の努力を継続して参りますが、保守的に見積り、
通期のセグメント売上高は 40,272
百万円(前期比 14.3%増)を見込んでおります。
②不動産賃貸管理事業
不動産賃貸管理事業では、管理戸数目標を重要な経営管理指標と位置付けており、管理戸数の
増減を月次で管理しながら、通期予算の達成に向けた管理物件の受託と解約防止に向けたサービ
ス活動を実施しております。売上高を構成するものとして、リフォーム、管理手数料、保険手数
料、賃貸用不動産の家賃収入等があり、それぞれの科目の単価については直近事業年度の実績値
を採用し、同様に直近事業年度の増加戸数実績から管理戸数を算定し、それを各単価に乗じて売
上高を算出しております。
第3四半期累計期間実績につきましては、売上高 509 百万円(前年同期比 22.7%増)となりま
した。2021 年4月末(第3四半期末)時点で 5,348 戸の賃貸管理戸数を 2021 年7月期末時点で
5,596 戸(前期比 15.6%増)と計画しており、通期のセグメント売上高は 692 百万円(前期比 24.2%
増)と見込んでおります。
これらから第3四半期累計期間実績につきましては、事業セグメント間の内部売上高 33 百万円
を控除し、売上高は 30,692 百万円(前年同期比 18.2%増)となり、通期につきましては、事業セ
グメント間の内部売上高 35 百万円を控除し、売上高は 40,929 百万円(前期比 14.4%増)を見込
んでおります。
(2)売上原価
①不動産売買事業
売上原価の主な項目は、中古区分マンションの仕入に係るものであり、競争環境の激化に伴い
仕入は厳しさを増しております。当社グループでは直近事業年度の商品売上に対する仕入原価の
比率を設定し、計画を策定しております。なお、原価率については2(1)①の売上総利益率と
同じ指標を用いており、
「原価率=1-売上総利益率」となります。
第3四半期累計期間実績につきましては、売上原価は 26,034 百万円(前年同期比 18.4%増)と
なりました。通期の売上原価は 34,713 百万円(前期比 11.9%増)を見込んでおります。前期から
の増加要因は、取扱件数の増大に比例するものであります。
②不動産賃貸管理事業
売上原価の項目は、保有物件の減価償却費、管理費、地代家賃等であり、それぞれ直近事業年
度実績を基に計画を策定しております。
第3四半期累計期間実績につきましては、売上原価は 392 百万円(前年同期比 16.0%増)とな
りました。通期の売上原価は 547 百万円(前期比 19.8%増)を見込んでおります。前期からの増
加要因は、取引件数の増大に比例するものであります。
これらから、第3四半期累計期間実績につきましては、事業セグメント間の内部売上原価7百万
円を控除し、売上原価は 26,420 百万円(前年同期比 18.3%増)となり、通期につきましては、事
業セグメント間の内部売上原価9百万円を控除し、売上原価は 35,251 百万円(前期比 14.0%増)
を見込んでおります。
(3)販売費及び一般管理費、営業利益
販売費及び一般管理費の主な項目は、人件費及び地代家賃等の経費であります。人件費は、不
動産売買事業部門及び不動産賃貸管理事業部門、管理部門等に携わる人員に関する費用でありま
す。人員数は直近事業年度における採用費と採用実績を基に想定するとともに、昇給の基礎資料
となる人事考課を 2021 年7月期の見込み昇給予定額を反映しており、賞与については、予算策
定時点での各営業員の見込み売上や直近事業年度の実績をもとに策定しております。経費は、直
近事業年度の実績をもとに、科目別に増加要因等を分析し積上げて策定しております。
第3四半期累計期間実績につきましては、販売費及び一般管理費は 3,320 百万円(前年同期比
11.8%増)となりました。これは、主に販売物件数の増加に伴う、固定資産税、不動産取得税とい
った租税公課の増加、従業員の増加による給与手当や賞与引当金の増加、広告宣伝費の増加が主
なものであります。第4四半期も第3四半期累計期間実績同様の営業力強化のための人材登用に
よる人件費、経費等の増加が予想されることから、通期の販売費及び一般管理費は 4,548 百万円
(前期比 14.6%増)を見込んでおります。
以上の結果、営業利益は、1,129 百万円(前期比 29.1%増)を見込んでおります。
(4)営業外損益、経常利益
営業外収益の主な項目は売買契約の解除に伴う違約金収入であり、営業外費用の主な項目は金
融機関からの借入金等に係る支払利息、新規上場に伴う費用であります。
第3四半期累計期間実績における、営業外収益は 41 百万円(前年同期比 14.8%増)
、営業外費
用は 91 百万円(前年同期比 12.2%増)となりました。
第4四半期も売買契約の解除に伴う違約金収入として営業外収益が継続的に発生することが予
想されます。また、営業外費用についても金融機関からの借入金等に係る支払い利息、新規上場
に伴う費用等が継続的に発生することから、通期の営業外収益は 40 百万円(前期比 20.5%減)、
営業外費用は 110 百万円(前期比 17.0%増)を見込んでおり、経常利益は 1,059 百万円(前期
比 27.4%増)を見込んでおります。
(5)特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益
第3四半期累計期間実績において特別損益は発生しておらず、また、第4四半期も特別損益は
見込んでおりません。税金等調整前当期純利益に法定実行税率を乗じて算定した法人税等の税金
費用を差し引き、通期の親会社株主に帰属する当期純利益は 732 百万円(前期比 23.1%増)を見
込んでおります。
【業績予想に関するご留意事項】
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合
理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は、経済状況の変化や市場状況の
変化等の様々な要因によって異なる場合があります。
以上
2021年7月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年7月21日
上 場 会 社 名 株式会社ランドネット 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 2991 URL https://landnet.co.jp/
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)榮 章博
問合せ先責任者 (役職名)取締役経営企画室長 (氏名)仲内 好広 (TEL)03-3986-3981
四半期報告書提出予定日 2021年6月14日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2021年7月期第3四半期の連結業績(2020年8月1日~2021年4月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年7月期第3四半期 30,692 - 951 - 902 - 592 -
2020年7月期第3四半期 - - - - - - - -
(注) 包括利益 2021年7月期第3四半期 593 百万円 ( - %) 2020年7月期第3四半期 - 百万円 ( - %)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年7月期第3四半期 517.58 -
2020年7月期第3四半期 - -
(注)1.当社は、2020年7月期第3四半期については、四半期連結財務諸表を作成していないため、2020年7月期第3
四半期の数値及び対前年同四半期増減率並びに2021年7月期第3四半期の対前年同四半期増減率は記載しておりま
せん。
2.潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年7月期第3四半期 9,667 3,988 41.3
2020年7月期 8,398 3,454 41.1
(参考) 自己資本 2021年7月期第3四半期 3,988 百万円 2020年7月期 3,454 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年7月期 - 0.00 - 52.00 52.00
2021年7月期 - 0.00 -
2021年7月期(予想) 51.50 51.50
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年7月期の連結業績予想(2020年8月1日~2021年7月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 40,929 14.4 1,129 29.1 1,059 27.4 732 23.1 635.27
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年7月期3Q 1,144,000株 2020年7月期 1,144,000株
② 期末自己株式数 2021年7月期3Q - 2020年7月期 -
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年7月期3Q 1,144,000株 2020年7月期3Q -
(注)当社は、2020年7月期第3四半期については、四半期連結財務諸表を作成していないため、2020年7月期第3四半
期の期中平均株式数を記載しておりません。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々
な要因により大きく異なる可能性があります。
株式会社ランドネット(2991)2021 年7月期 第3四半期決算短信(連結)
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………8
-1-
株式会社ランドネット(2991)2021 年7月期 第3四半期決算短信(連結)
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、2020年3月以降、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大
が継続したことにより、社会経済活動が大幅に停滞し、同年5月の緊急事態宣言の解除以降は、一部持ち直しの動き
も見受けられましたが、2021年1月に再度緊急事態宣言が発令され、同年4月には東京都、大阪府等の区域に三度目
となる緊急事態宣言が発令されることとなり、世界的な感染の終息には相当な時間を要する可能性があります。さら
に米中間の政治・経済両面での対立構造が激化し投資家心理の不安定さも増していると言えます。
当社が所属する不動産業界、中古マンション業界においては、公益財団法人東日本不動産流通機構によると、2020
年2月以降同7月までは新型コロナウイルス感染症の影響もあり前年対比で月間成約件数はマイナスが続いており
ましたが、回復が進んでおり、また、2020年8月以降も高水準の成約件数が継続する等、不動産取引については持ち
直しの動きが見られ、2021年4月度の首都圏中古マンションの成約件数は3,428件(前年同月比110.4%増)となり、一
方で、新型コロナウイルス感染症の今後の終息状況は依然として見通しが十分に立っておらず、先行きは依然不透明
であり楽観視はできないと言えます。
当社では、このような市場環境の中、引き続き取扱不動産のエリア、販路、種類の拡大、買取りを強化するととも
に、ウェブによる商談及びセミナー開催、並びにIT重説の活用等、非対面接客を積極的に取り入れ、加えて在宅勤務
を積極的に活用するなど、新常態に向けて様々な取り組みを継続的に行ってまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は30,692百万円、営業利益は951百万円、経常利益は902百万円、親
会社株主に帰属する四半期純利益は592百万円となりました。
各セグメント別の概略は以下のとおりであります。
(不動産売買事業)
不動産売買事業におきましては、当第3四半期連結累計期間の買取販売及び買取リフォーム販売の件数は2,606
件、仲介取扱件数は842件となりました。
その結果、セグメント売上高は30,216百万円、セグメント利益は2,127百万円となりました。
(不動産賃貸管理事業)
不動産賃貸管理事業におきましては、当第3四半期連結累計期間の管理戸数が前期末時点に対し508件純増し、
管理総戸数は5,348戸となりました。
その結果、セグメント売上高は476百万円、セグメント利益は106百万円となりました。
-2-
株式会社ランドネット(2991)2021 年7月期 第3四半期決算短信(連結)
(2)財政状態に関する説明
資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は7,825百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,007百万円増
加しております。主な要因は、販売用不動産の増加795百万円、現金及び預金の増加234百万円、未成工事支出金の
減少31百万円によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は1,842百万円となり、前連結会計年度末に比べ261百万円増加
しております。主な要因は、新システム構築によるソフトウエア(ソフトウエア仮勘定を含む)の増加72百万円、
賃貸用不動産の取得による土地の増加107百万円及び建物の増加39百万円、繰延税金資産の増加42百万円によるも
のであります。
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は3,649百万円となり、前連結会計年度末に比べ96百万円増加し
ております。主な要因は、未払法人税等の増加128百万円、賞与引当金の増加37百万円、短期借入金の増加34百万
円、未払金の減少101百万円、買掛金の減少52百万円によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は2,029百万円となり、前連結会計年度末に比べ638百万円増加
しております。主な要因は、長期借入金の増加680百万円、社債の減少50百万円によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は3,988百万円となり、前連結会計年度末に比べ534百万円増加し
ております。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上592百万円及び配当金の支払59百万円に伴う
利益剰余金の増加532百万円によるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
現時点における2021年7月期の連結業績予想につきましては、本日開示いたしました「東京証券取引所JASD
AQへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ」をご参照ください。
なお、業績予想につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づい
ており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
-3-
株式会社ランドネット(2991)2021 年7月期 第3四半期決算短信(連結)
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年7月31日) (2021年4月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,270,472 2,504,499
売掛金 32,679 15,355
販売用不動産 3,913,627 4,709,131
未成工事支出金 116,814 84,901
前渡金 368,148 386,035
前払費用 90,907 98,415
その他 26,455 27,234
貸倒引当金 △1,531 -
流動資産合計 6,817,573 7,825,573
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 426,317 465,762
工具、器具及び備品(純額) 44,398 40,598
土地 502,491 610,055
リース資産(純額) 14,418 14,468
有形固定資産合計 987,626 1,130,884
無形固定資産
ソフトウエア 124,760 166,426
ソフトウエア仮勘定 66,289 96,938
その他 400 400
無形固定資産合計 191,450 263,765
投資その他の資産
長期前払費用 31,284 34,078
敷金及び保証金 288,602 287,001
繰延税金資産 59,652 102,415
その他 22,167 36,540
貸倒引当金 - △12,600
投資その他の資産合計 401,707 447,436
固定資産合計 1,580,784 1,842,086
資産合計 8,398,358 9,667,660
-4-
株式会社ランドネット(2991)2021 年7月期 第3四半期決算短信(連結)
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年7月31日) (2021年4月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 68,113 15,261
短期借入金 1,542,296 1,576,385
1年内償還予定の社債 83,000 57,500
1年内返済予定の長期借入金 234,198 213,511
リース債務 7,056 5,685
未払金 547,429 445,745
未払法人税等 88,413 216,981
前受金 271,466 300,669
預り金 556,407 584,345
賞与引当金 21,671 58,675
その他 133,345 174,907
流動負債合計 3,553,399 3,649,667
固定負債
社債 103,500 53,000
長期借入金 616,266 1,296,951
リース債務 8,708 10,091
退職給付に係る負債 27,061 34,925
資産除去債務 169,922 169,922
長期預り保証金 263,969 263,969
賃貸事業預り敷金 201,077 198,210
その他 - 2,140
固定負債合計 1,390,505 2,029,209
負債合計 4,943,904 5,678,877
純資産の部
株主資本
資本金 100,000 100,000
利益剰余金 3,354,029 3,886,652
株主資本合計 3,454,029 3,986,652
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 152 1,897
退職給付に係る調整累計額 273 232
その他の包括利益累計額合計 425 2,130
純資産合計 3,454,454 3,988,782
負債純資産合計 8,398,358 9,667,660
-5-
株式会社ランドネット(2991)2021 年7月期 第3四半期決算短信(連結)
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
当第3四半期連結累計期間
(自 2020年8月1日
至 2021年4月30日)
売上高 30,692,693
売上原価 26,420,244
売上総利益 4,272,448
販売費及び一般管理費 3,320,736
営業利益 951,712
営業外収益
受取利息 44
違約金収入 36,876
その他 4,636
営業外収益合計 41,557
営業外費用
支払利息 28,253
違約金 14,173
支払手数料 32,922
支払保証料 5,566
貸倒引当金繰入額 6,600
その他 3,633
営業外費用合計 91,150
経常利益 902,119
税金等調整前四半期純利益 902,119
法人税、住民税及び事業税 352,750
法人税等調整額 △42,741
法人税等合計 310,008
四半期純利益 592,111
親会社株主に帰属する四半期純利益 592,111
-6-
株式会社ランドネット(2991)2021 年7月期 第3四半期決算短信(連結)
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
当第3四半期連結累計期間
(自 2020年8月1日
至 2021年4月30日)
四半期純利益 592,111
その他の包括利益
為替換算調整勘定 1,745
退職給付に係る調整額 △40
その他の包括利益合計 1,704
四半期包括利益 593,816
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 593,816
-7-
株式会社ランドネット(2991)2021 年7月期 第3四半期決算短信(連結)
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当第3四半期連結累計期間(自 2020年8月1日 至 2021年4月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結損益計
調整額
不動産 不動産 算書計上額
計 (注)1
売買事業 賃貸管理事業 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 30,216,482 476,211 30,692,693 - 30,692,693
セグメント間の内部
- 32,807 32,807 △32,807 -
売上高又は振替高
計 30,216,482 509,019 30,725,501 △32,807 30,692,693
セグメント利益 2,127,326 106,331 2,233,658 △1,281,945 951,712
(注)1 セグメント利益の調整額△1,281,945千円には、セグメント間取引消去△25,761千円、各報告セグメントに
配分していない全社費用△1,256,184千円が含まれております。全社費用は主に管理部門の一般管理費です。
2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
-8-