2978 M-ツクルバ 2019-12-13 16:00:00
2020年7月期 第1四半期決算説明会資料 [pdf]

 決算説明会資料



2020年7月期第1四半期
 株式会社ツクルバ
(東証マザーズ:2978)
  2019年12月13日




                © 2019 tsukuruba inc.
目次




 1.会社概要

 2.2020年7月期第1四半期 業績

 3.事業について

 4.Q&A

 5.ご参考資料




                      © 2019 tsukuruba inc.   1
1.会社概要




         © 2019 tsukuruba inc.   2
© 2019 tsukuruba inc.   3
ツクルバは、cowcamoを通じて、
新しい事業創造のモデルを実現していく
ツクルバの事業の作り方


               競争型のアプローチ        編集型のアプローチ



               競争優位の確立による       産業の再編集による
  基本的な戦略
                シェア拡大・維持           市場創出


                              一貫した世界観の確立による
  競争優位の源泉     機能やコスト面での優位性
                                高いエンゲージメント



 重視する顧客価値      経済価値・スペック         感情価値・体験



 オペレーションの      競争優位につながる     デザイン、テクノロジーを活用し
   つくり方       特定機能に特化し秀でる    高度なオペレーションの統合を実現


              特定機能の効率的な実践が      多様な職能が共存し
  組織のつくり方
               可能な統制された組織        共創を行う組織


                                          © 2019 tsukuruba inc.   4
一貫した世界観を実現する組織的ケイパビリティを強みとする
組織的なケイパビリティと発現される力


                            プロダクト力




発現される力


               構想力                       マーケティング力
                             一貫した
                              世界観

                           バリューチェーン
                             の統合
             Technology                    Design

組織的           エンジニア、                     Webデザインに加え
           データサイエンティストを                   建築デザインを
ケイパビリティ     中心としたメンバー       マーケティング、     専門とするメンバー
                             制作、営業の
                          一連のプロセスをデザイン

                            Business
                            Operation


                                                      © 2019 tsukuruba inc.   5
ITを活用した中古住宅流通プラットフォームcowcamoを展開
cowcamoとは



                               物件の売買




            手数料、企画フィー                            手数料



    売主      ◼ 物件情報の掲載                        ◼ 物件情報の提供
                                                                        買主
            ◼ 仲介                             ◼ 仲介
            ◼ 企画プロデュース                       ◼ リノベ事業の紹介




                         物件データと顧客データのマッチング

                                             サービスの流れ   データの流れ     お金の流れ



                                                                © 2019 tsukuruba inc.   6
cowcamoは独自のポジションで成長を継続
cowcamoの主要KPI推移


 会員数・会員MAU                         会員数       約12万人                取引件数・GMV
                                                                                                   取引件数     約120件
 左軸:会員数(人)     右軸:会員MAU(人)                                        左軸:取引件数(件)     右軸:GMV(百万円)
                                   平均会員MAU       約3.6万人
                                    新定義により会員MAUを算出
                                                                                                   GMV      約58億円
                                    旧定義での集計値は6万人*1

  140,000                                                70,000

                                                                    500                                                  20,000
  120,000                                                60,000


  100,000                                                50,000     400                                                  16,000



   80,000                                                40,000
                                                                    300                                                  12,000

   60,000                                                30,000
                                                                    200                                                  8,000
   40,000                                                20,000


                                                                    100                                                  4,000
   20,000                                                10,000


       0                                                 0            0                                                  0
            2017年7月期   2018年7月期   2019年7月期    2020年7月期                    2017年7月期   2018年7月期   2019年7月期   2020年7月期
                                              1Q(YTD)                                                      1Q(YTD)

会員数: 「cowcamo」に会員登録したユーザーの特定期間の末日における会員数                          取引件数:特定期間において販売された住宅等の件数の合計。売買契約書の締結日ベース
会員MAU:「特定期間における月間アクティブユーザー」                                       GMV:特定期間において販売された住宅等の流通額の合計。売買契約書の締結日ベース

*1 会員MAUの定義の変更について
今まではカウカモのアプリとウェブサイトに来訪した会員MAUを単純合計した数値を「会員MAU」と定義し
ておりましたが、より正確に開示をするためにアプリとウェブサイトに来訪した会員MAU数をユニーク化した
数値を「会員MAU」と再定義致しました。
尚、新しいMAUの定義に基づく運用は、2018年7月期第4四半期以降であり、それ以前の期につきましては当
該定義に基づく数字がございませんので、上記のグラフでは、2018年7月期以前の会員MAUのグラフの記載は                                                            © 2019 tsukuruba inc.   7
割愛しております。
プラットフォーム価値の向上による売上総利益の最大化を重視

                                         営業利益

 財務KGI

                           売上総利益                             営業利益率




                     GMV


 事業KPI                                          テイク    CPA                 営業
                                                レート   (広告効率)              生産性
         会員          MAU
                                   単価
         MAU         成約率




               取引数                      取引当たり収益




           プラットフォーム                バリューチェーン上の           オペレーション効率
            価値の向上                   付加価値の創出                の改善



                                                               © 2019 tsukuruba inc.   8
2.2020年7月期第1四半期 業績




                     © 2019 tsukuruba inc.
                                             9
2020年7月期第1四半期 業績ハイライト


          売上高      453   百万円 (YoY   +8%)
  全社業績
          売上総利益    366   百万円 (YoY   +91%)

          カウカモ事業                                       シェアードワークプレイス事業


  事業KPI   GMV      58億円        会員数       124    千人*1   売上高        66         百万円


          売上総利益    344   百万円   会員MAU      37
                               新定義により会員MAUを算出
                                                千人*2   売上総利益      22          百万円
                               旧定義での集計値は6万人*1




          • スター・マイカグループとの事業提携開始
 トピックス
          • 株式会社subsclifeと資本業務提携を締結

                                                             *1 2020年7月期 第1四半期末時点の累計会員数
                                                             *2 2020年7月期 10月の会員MAU


                                                                    © 2019 tsukuruba inc.   10
全社業績
売上総利益は前年同期比で約2倍の成長を実現し、各段階利益における黒字を達成                        (単位:百万円)



                    2019年7月期1Q     2020年7月期第1Q
                                                  増減率
                  (2018年8月~10月)   (2019年8月~10月)


 売上高                  421               453       +8 %


 売上総利益                192               366       +91 %


 営業利益                 △52               24        (黒転)




 経常利益                 △53               24        (黒転)




 最終利益                 △53               18        (黒転)




                                                     © 2019 tsukuruba inc.   11
    全社売上高・売上総利益の推移
    継続して高いトップライン成長を実現、売上総利益YoY+90.6%                                                                              (単位:百万円)




500.0
                                                                                                  453            YoY +7.6%
450.0    売上高
                                                                     421                   429
         売上総利益
400.0                                                                              374              366          YoY +90.6%

350.0
                                                      一時的な高額仕入れ取引
                                                                            289
300.0

250.0

200.0
                                                       167
                                                               142                          326
150.0                               131         121                                  282
                                          99                                 258
100.0   70     79                                                     192
                          65
                                                         150
 50.0
                                     86    91    99             97
         56      64            52
  0.0
        Q1     Q2          Q3        Q4   Q1     Q2      Q3     Q4    Q1     Q2      Q3     Q4       Q1

                    2017年7月期                      2018年7月期                    2019年7月期            2020年7月期




                                                                                                          © 2019 tsukuruba inc.   12
     全社営業利益の推移
     トップラインは継続的に成長、営業利益YoY黒字への転換                                                                           (単位:百万円)




500.0
                                                                  421                429    453           YoY +7.6%
              売上高
400.0                                                                          374
              営業利益

                                                    一時的な高額仕入れ取引
                                                                        289
300.0


200.0                                                167
                                  131                      142
                                              121
                                        99
100.0    70         79       65                                                 49
                                                                        13
                                                                                             24
                                                                                     7
                                                                                                          YoY 黒転
   0.0

         △14        △13
                            △33   △44   △34
-100.0                                                            △52
                                              △89
                                                    △106
-200.0


-300.0                                                     △254
         Q1          Q2      Q3   Q4    Q1    Q2      Q3    Q4    Q1    Q2      Q3   Q4       Q1

                      2017年7月期                 2018年7月期                  2019年7月期          2020年7月期




                                                                                                   © 2019 tsukuruba inc.   13
セグメント別業績
カウカモ事業が全体を牽引しており、売上総利益で約2倍、セグメント利益で約4倍の成長を遂げている              (単位:百万円)


                    2019年7月期1Q     2020年7月期第1Q
                                                   増減率
                  (2018年8月~10月)   (2019年8月~10月)


    売上高               365             386         +6%
カ
ウ
カ
    売上総利益             175             344         +97%
モ


    セグメント利益            37             140         +278%

シ
ェ   売上高                56              66         +18%
ア
ー
ド
ワ
ー
    売上総利益              17              22         +29%
ク
プ
レ
イ
ス
    セグメント利益            2               4          +100%

                                                     © 2019 tsukuruba inc.   14
        カウカモトップラインKGI(GMV・売上高・売上総利益)
        カウカモは継続的に成長                                                                                                          (単位:百万円)




         売上                                                                              6,095             5,801        YoY +119.9%
600.0    売上総利益                                                                                                         6,000.0
                                                                                                 4,682
         GMV                                                                    4,442

500.0                                                                                                                  4,000.0
                                                                       2,638
                                                       2,075
                              1,623   1,658                    1,671                                       386          YoY +5.8%
400.0                                         1,403                      365                                           2,000.0
         954
                 402
                        731
                                                                                         320
                                                                                                  343       344         YoY +96.6%

300.0                                                                                                                  0.0
                                                      一時的な高額仕入れ取引                238

200.0                                                                                                                  -2,000.0

                                                       116                                          282
                                              92               95                          268
                              72      79                                           234
100.0                                                                                                                  -4,000.0
                                                                          175
         24    39                       79     87       110      84
                        19      72
          24    39       19
  0.0                                                                                                                  -6,000.0
         Q1      Q2      Q3    Q4      Q1      Q2       Q3      Q4        Q1       Q2      Q3       Q4       Q1

                  2017年7月期                      2018年7月期                            2019年7月期              2020年7月期




                                                                                                                     © 2019 tsukuruba inc.   15
        カウカモ会員数*1
        会員数は継続的に積みあがっている                                                                         (単位:千人)



140.0
                                                                                124        YoY +79.7%

120.0

                                                                         102
100.0
                                                                    90
                                                            81
 80.0
                                                       69
                                                  58
 60.0


                                             40
 40.0
                                     30
                                22
                           19
 20.0
              12      14
         9

  0.0
         Q1   Q2      Q3   Q4   Q1   Q2      Q3   Q4   Q1   Q2      Q3   Q4       Q1

               2017年7月期               2018年7月期               2019年7月期          2020年7月期


                                                                                   *1 四半期末月時点の累計会員数




                                                                                       © 2019 tsukuruba inc.   16
       カウカモ会員MAU*1
       会員MAUは順調に成長                                                                                                (単位:千人)



70.0

                                                                                                  60
60.0



50.0

                                                                                          41
                                                                       38      39
40.0
                                                               35                                 36     YoY +44.0%
                                                         33
                                                                                         29
30.0          会員MAU(旧)*2                                               27      28
                                                   24          25
              会員MAU(新)*3                                 23
                                           18
20.0

                                     12
                                9
10.0                       7
          5       6

 0.0
         Q1       Q2       Q3   Q4   Q1    Q2      Q3    Q4    Q1      Q2      Q3         Q4       Q1

                   2017年7月期                 2018年7月期                    2019年7月期                2020年7月期

       ※会員MAUの定義の変更について
       今まではカウカモのアプリとウェブサイトに来訪した会員MAUを単純合計した数値を「会員MAU」と定義しておりましたが、より                *1 四半期中平均会員MAU
       正確に開示をするためにアプリとウェブサイトに来訪した会員MAU数をユニーク化した数値を「会員MAU」と再定義致しました。                *2 アプリ会員MAUとWeb会員MAUを単純合計した会員MAU
       尚、新しいMAUの定義に基づく運用は、2018年7月期第4四半期以降であり、それ以前の期につきましては当該定義に基づく数字               *3 アプリ会員MAUとWeb会員MAUをユニーク化した会員MAU
       がございませんので、上記のグラフでは、 2018年7月期第4四半期以降の数字を開示しております。
                                                                                                        © 2019 tsukuruba inc.   17
カウカモ売上総利益=会員MAU×会員MAUあたり売上総利益
顧客価値を維持しながら、顧客を増やしている

                                          会員MAU*1の成長                  36
                                          (単位:千人)

                                                    25       +44%




  売上総利益の成長
  (単位:百万円)
                             344
                                                2019年7月期1Q      2020年7月期1Q(YTD)
                     +97%
             175                                                     新定義により会員MAUを算出
                                                                     旧定義での集計値は6万人*1


                                          会員MAUあたり売上総利益
                                          (単位:千円)
                                                                      9
        2019年7月期1Q      2020年7月期1Q(YTD)             7        +29%




                                                2019年7月期1Q      2020年7月期1Q(YTD)



                                                                                *1 期中平均会員MAU



                                                                           © 2019 tsukuruba inc.   18
       カウカモ事業コスト内訳
       引き続き会員獲得と組織拡大に投資をしつつ、セグメント利益を継続的に創出                                                                   (単位:百万円)




                                                                                                                   344
350
        人件費
        広告費                                                                                         282
                                                                                           268
        その他
250
                                                                               234
        セグメント利益
        売上総利益                                                            175

150
                                                           110
                                          79   87                   84
                                     72
                39
 50     24                  19



 -50




-150
        Q1      Q2              Q3   Q4   Q1   Q2              Q3   Q4   Q1    Q2              Q3   Q4               Q1

                     2017年7月期                       2018年7月期                        2019年7月期                   2020年7月期



                                                                                                     © 2019 tsukuruba inc.   19
スター・マイカグループとの提携で、自社企画物件を拡充

      スター・マイカグループの概要*                                     提携内容

                                    ◼ スター・マイカ供給の施工前物件と両社共同開発の”パターンリノベ
                                     パッケージ”を組み合わせ、カウカモユーザーへオリジナル企画物件を
 名称        スター・マイカ・ホールディングス株式会社      提供
           (東証一部市場:証券コード 2975)
                                    ◼ “施工前物件×複数のリノベパターン”の組み合わせで家を選ぶとい
 本社        東京都港区虎ノ門四丁目3番1号
                                     う、これまでの流通構造にない新しい家の買い方の創出も狙う
 設立        1998年7月

 代表取締役     代表取締役社長 水永政志                   施工前物件                         ×

 株主資本      182億円 [2019年8月末時点]

 従業員数      173人 [2019年6月時点]
                                                       独自データ         パターン         カウカモ
 事業内容      リノベマンション事業、インベスメント事業、                       デザインノウハウ    リノベーション物件      ユーザー
           アドバイザリー事業                 ス                            (オリジナル企画物件)
                                     タ
 グループ      スター・マイカ株式会社 、スター・マイカ・レ    ー
 会社        ジデンス株式会社、スター・マイカ・アセット・    ・                     ×
                                     マ       ・企画提案
           パートナーズ株式会社 、スター・マイカ・プロ
                                     イ       ・デザイン監修     パターンリノベ
           パティ株式会社 、スター・マイカ・アセットマ                         パッケージ
           ネジメント株式会社、                カ
           SMAiT株式会社
                                          企画提案
 業績        売上高302.8億円、営業利益38.3億円                  スター・マイカ・
           ストック物件562億円(約2,700室)                     レジデンス
           [2018年11月時点]

*グループ全体の情報となります
                                                                                © 2019 tsukuruba inc.   20
ツクルバの成長の方向性
中期は引き続きカウカモ事業を中心とした成長を想定


                                                  長期的に、主に生活領域において
                                                  既存事業とのシナジーが創出可能な
                                                  新規事業を展開




                                                  案件ごとの投資効率を見極めながら、
                                                  規律をもった投資を実施




                                                   当面の成長を牽引。
                                                   売上総利益の再投資も
                                         カウカモ事業
                                                   重点的に実施。




※当該グラフは各事業の将来イメージとなります。中期事業計画などではありません



                                                                © 2019 tsukuruba inc.   21
カウカモ事業のフェーズ
カウカモ事業は拡大フェーズのため、売上総利益の再投資によるトップライン拡大に注力

       先行投資                 事業拡大                      収穫~再成長


                                                                   トップライン




                                                                    事業利益
                                                                    (再投資前)




                                   獲得した売上総利益を、財務規律を保てる範囲で再投資し、
                                   トップライン拡大に注力

                                        ※当該グラフは事業利益とトップラインの関係を示すイメージ図となります



                                                               © 2019 tsukuruba inc.   22
カウカモ事業の成長ステップ




  ユーザー数の        収益機会の   cowcamoによる
    拡大           最大化       市場創出




                              © 2019 tsukuruba inc.   23
3.事業について




           © 2019 tsukuruba inc.   24
事業の成長可能性と今後の方向性


1   拡大する中古・リノベーション住宅流通市場での独自のポジショニング




2   プロダクト、マーケティング力を軸とした自律的成長モデル




3   バリューチェーンの統合による事業アセットと競争優位




4   ユーザー基盤の構築による成長ポテンシャル


                                  © 2019 tsukuruba inc.   25
  1      高い成長ポテンシャルを有する中古住宅流通市場
2018年の首都圏のみで1.6兆円。政府目標によると全国では今後8兆円市場にまで拡大するとされている



                       cowcamoの
                     市場創出による
                    成長ポテンシャル



                            国内合計
                     8兆円/2025年
                            政府目標

                                       拡
                                       大
                                       す                     全国(2025)
                                       る
                            国内合計
                                       対                      8兆円
                     4兆円/2010年         象
                       政府公表数値          市
                                       場          全国(2010)

                                                   4兆円

                            首都圏*1
                  約1.6兆円/2018年             首都圏(2018)
                         2013年対比
                                           約1.6兆円
                        約 1.3倍
*1 首都圏:1都3県(東京/埼玉/千葉/神奈川)
出所:公益財団法人東日本不動産流通機構、首相官邸「未来投資戦略2017」




                                                                        © 2019 tsukuruba inc.   26
  1      なかでもリノベーション住宅の市場規模は拡大
需給それぞれの要因、政策要因により、リノベーション住宅の流通規模は拡大が見込まれる




                         中古住宅流通市場
                         首都圏(2018)
                             1.6兆円
                                                                   リノベーション住宅市場拡大の主要因


                                                                      住宅ストックの高齢化
                        リノベーション住宅の
                       潜在市場規模(2025)*1
                            8,000億円~
                                                                        嗜好の多様化




                        リノベーション住宅の                                      政府の後押し
                        潜在市場規模 (2018)*2
                            5,000億円~




*1 2018年の中古住宅流通市場規模×2025年の築25年以上の中古マンションストック割合(推計)をもとに算出
*2 2018年の中古住宅流通市場規模×2015年の築25年以上の中古マンションストック割合(実績)をもとに算出
出所:公益財団法人東日本不動産流通機構 「首都圏不動産流通市場の動向」、みずほ信託銀行 「不動産マーケットレポート2016.5」


                                                                                       © 2019 tsukuruba inc.   27
        cowcamoはリノベーション時代の
 1
        住宅流通プラットフォームとしてポジションを確立
リノベーション時代の競争原理の変化とcowcamoのポジション


                    従来の住宅流通産業                   cowcamoが実現するプラットフォーム



バリューチェーン上の
                      川上:供給者                        川下:エンドユーザー
       力点


      顧客の
                       スペック                         ストーリー・デザイン
     物件選択の軸                       リノベーション
                                   時代の変化
     情報流通に
                     検索・絞り込み      • 自分らしい生活を         マッチング・提案
  求められる機能                           志向する層の増加
                                  • ビジュアルコミュニ
                                    ケーションの
                                    重要度の高まり            定性情報・
  キーコンテンツ              定量情報
                                                    ビジュアルイメージ



  オペレーション              分散的                              統合的



                                                               © 2019 tsukuruba inc.   28
 2      ユーザーを起点とした自律的成長サイクルを実現


                                          累計GMV350億円超
                         反響があつまる
                       早く適切な価格で売れる



                          データに基づく
                       物件とユーザーのマッチング
 会員数                                                                     事業者数
12万人超                                                                    750社超


             データに基づく                          データに
  ユーザーが集まる    一貫したUX      事業アセットの蓄積          基づく支援         売り主が増える
                        (ユーザー/データ/ノウハウ)




                          データに基づく
                           物件の選定




                         欲しいすまいが
                            増える
                                          累計取扱物件数6,500件超


                                                             © 2019 tsukuruba inc.   29
  2      徹底的なユーザー視点で住宅購入の体験を革新
一点もののくらしを実現する顧客体験すべてをデザイン


                           出会い方          選び方             買い方

                         ソーシャル特化     マッチング/キュレーション        O2O*1
                            (SNS等)     (取材記事・ミックス)    (エージェント+チャット)




                                                                         高い
                                                                      エンゲージメント




                        店舗・チラシ・       スペック情報の検索         主にオフライン
      既存の体験
                       ポータルでの出会い       マイソク*2の提示     (店舗・対面・電話/メール)


*1 O2O: Online to Offline
*2 マイソク:不動産事業者が用いる物件情報をまとめた紙の資料




                                                                      © 2019 tsukuruba inc.   30
 参考      cowcamoのプロダクトは複数の賞を受賞
cowcamo.jp(ウェブサイト)          cowcamo for android(アプリ)

GOOD DESIGN AWARD 2016を受賞   Google Play Best of 2018を受賞




                                                          © 2019 tsukuruba inc.   31
 2    供給側事業者も巻き込んで市場創出をリード
cowcamoによるプロデュース物件の例

                        物件プロデュースのスキーム




                               依頼




                                           独自データ

                         リ                 デザインノウハウ
                              企画提案
                         ノ
                         ベ
                         ー
                         シ
                         ョ                       デザイン監修
                         ン
                         再
                         販
                         事
                         業   企画に基づく
                         者
                               発注
                                      設計・施工事業者




                                        © 2019 tsukuruba inc.   32
 3       中古住宅流通のバリューチェーンをテクノロジーで統合
cowcamoが実現する流通構造

                               売主と買主が循環




                       一連のバリューチェーンをテクノロジーで統合
     売                                                                             買
             データに基づく         メディアサービス           エージェントサービス
     主                                                                             主
            住宅デザイン企画        [cowcamo web/app]   [cowcamo agent/chat]


                          物件・顧客・デザインデータ



既存の流通構造


              買取                 情報流通                 不動産流通
     売                                                                             買
     主    再販事業者が買取り、           ポータルサイトが                仲介事業者を                      主
           リノベして再販             物件情報を掲載                  通じて購入



                              売主から買主に流れる


                                                                       © 2019 tsukuruba inc.   33
参考   一連のプロセスをテクノロジーによって統合・最適化
データを中心としてあらゆるオペレーションのプロセスをテック化




                                      エージェント     業務支援チーム
                                 Agent CRM             Agent CRM
                               顧客データ管理                 顧客応答の自動化
                     顧客-物件マッチングによる提案支援                 エージェントアサインの自動化




                                             顧客データ



                                             cowcamo
     マーケティングチーム                                data                           コンテンツ制作チーム

              マーケティング支援ツール                                         制作支援ツール
                                     物件データ             デザイン
              会員データ解析                                   データ        コンテンツ管理
              マーケティング・オートメーション                                     物件選定の自動化




                                                       企画支援ツール
                                                       査定業務の自動化
                                                       物件・デザインデータの解析




                                         物件企画・開発チーム


                                                                                     © 2019 tsukuruba inc.   34
           顧客、データ、ノウハウの蓄積により
  3
           持続的な競争優位を確立
これまでの事業運営において、独自の顧客基盤、データ、ノウハウを蓄積


             顧客基盤                  データの蓄積            オペレーションノウハウ

       リノベーション・中古住宅流通              首都圏のリノベ住宅流通に        あらゆるオペレーションを
      プラットフォームとしての先駆け              関する独自のデータを蓄積      テクノロジーを活用しリデザイン

                                                              ◼ 物件情報取得
             利用事業者数*1                累計取扱件数*3
                                                              ◼ 企画・デザイン
                                                     ソーシング


           750         社超          6,500        件超
                                                     メディア
                                                              ◼ 取材・記事制作
                                                              ◼ マーケ

                                                      運営
              登録会員数*2                                         ◼ 顧客管理
                                                              ◼ マッチング


              12
                                      顧客、物件、         エージェント
                                                              ◼ 接客支援ツール
                                    成約、デザインデータ        サービス
                     万人



       首都圏のリノベ・中古住宅流通            自社での取材や実際の取引に基づく    一連のバリューチェーンを統合した
      トップクラスの利用者数を擁する              統合的なデータで希少性高        ノウハウは模倣可能性低



*1:cowcamoにて取材・記事掲載を行った再販事業者数
*2:cowcamoの累積登録会員数(2019年8月末時点)
*3:cowcamoにて掲載した物件の総数


                                                                 © 2019 tsukuruba inc.   35
      ユーザー基盤の拡大を軸に、
 4
      収益機会の最大化と市場創出に取り組む
cowcamoの成長機会




     ユーザー数の      収益機会の     cowcamoによる
       拡大         最大化         市場創出




                                 © 2019 tsukuruba inc.   36
   4            ユーザー基盤の拡大余地は大きい
都区部エリアにおけるユーザー拡大余地                                     エリア拡大によるユーザー拡大余地
(千人)
                                             ~1,500              都区部                                首都圏                          (千人)

       会員数(期末)*1

       会員MAU(期中平均)*2                                         都区部の                              首都圏の
                                                           ターゲット層人口*3                        ターゲット層人口*3

                                                                 ~1,500                             ~4,400




                                                ~400
                                                               都区部の                               首都圏の
          124                                                 中古住宅購入                             中古住宅購入
                                                               検討者数*4                             検討者数*4
                                                                  ~400                              ~1,000


          36
                                                       *3:都区部(A1)、首都圏(A2)それぞれにおける25歳以上50歳未満の人口×推計持ち家許容割合(B)×推計中古住宅許容割合(C)により算出
                                                           A1:「住民基本台帳による東京都の世帯と人口(平成31年1月)」東京都総務局統計部
                                                           A2:「人口推計 平成30年10月1日現在人口推計」総務局統計部
                                                           B: 「平成29年度 住宅経済関連データ 3.住宅に対する国民の意識」国土交通省 において「現在貸家」の世帯のうち、今後の居住形
       FY20 (YTD)                              拡大余地            態及び住み替え方法を「貸家などへの住み替え」と答えた世帯を除く世帯の割合(66.2%)
                                                           C:「平成29年度 住宅経済関連データ 3.住宅に対する国民の意識」国土交通省 において「現在借家」の世帯のうち、今後の居住形態
                                                               及び住み替え方法を「中古住宅」「こだわらない」と答えた世帯の割合(44.1%)
                                                       *4:ターゲット層人口×5年以内に住み替えを希望する割合(D)により算出
*1:「会員数」は、「cowcamo」に会員登録したユーザーの特定の期間の末日における会員数。            D:「今後の住み替え・改善意向(5区分)/家計主の年齢(8区分) 」総務省統計局 において 世帯主の年齢が50歳未満の世帯のうち、
    一度も取引を行ったことのない会員も含む                                        5年以内に「住み替えたい」と答えた世帯の割合(23.6%)
*2:「会員MAU」は、特定の期間におけるMAU(特定月にサービスを利用したアクティブユーザー)の平均値

 ※会員MAUの定義の変更について
 今まではカウカモのアプリとウェブサイトに来訪した会員MAUを単純合計した数値を「会員MAU」と定義し
 ておりましたが、より正確に開示をするためにアプリとウェブサイトに来訪した会員MAU数をユニーク化した                                                          © 2019 tsukuruba inc.   37
 数値を「会員MAU」と再定義致しました。
 4    事業アセットを活用し収益機会の拡大を図る
cowcamoの事業アセットと収益機会




                 データ・デザイン            オペレーション     オペレーション
                 ノウハウの       データ                 モデル・ブランドの
                                       モデル
                 横展開による                          横展開による
                 収益機会の拡大                         収益機会の拡大
 売主・事業者向け                       cowcamoの
                                事業アセット                        パートナーモデル
   サービス

蓄積したデータを活用し売主・               デザイン                            自社エージェントにて確立された
                                      ブランド
再販事業者へ企画・開発を支援               ノウハウ                            オペレーションモデルを横展開
◼ 供給物件の質・量の向上                                                ◼ 事業の拡張可能性の向上
◼ 収益源の拡大                                                     ◼ 収益源の拡大




                                     デザインノウハウ・
                                     ブランドの展開による収益性の向上



                               自社企画物件

                            デザインノウハウ、ブランドを
                            活用し自社企画物件を提供
                            ◼ 流通額に対する収益性
                              (テイクレート)向上
                                                                   © 2019 Tsukuruba Inc.   38
 4       長期的にはcowcamoによる市場創出を実現する
適切なリノベ物件価格の形成と生涯買い替え頻度向上により中古物件流通市場の活性化をリード


                価格形成                         買い替え頻度向上                   = TAM拡大


◼ リノベ物件の流通データの蓄積によるリノベ物件の             ◼ ライフスタイルに応じた住み替えの促進
 公正な評価                                ◼ 流通中間コストの削減による買い替えの経済性向上
◼ 一点ものの魅力を伝えるプレゼンテーション


                                            20代      30代         40代~
         これまで             これから


                                                  持ち家は一生もの
                                       こ
                                 UP    れ
                                       ま
                                       で   賃貸              持ち家



     中古購入時の   再販時の   中古購入時の   再販時の
      物件価格    物件価格    物件価格    物件価格            ライフスタイルに応じて買い替え
                                       こ
 リノベーションの履歴事項や       リノベーションの履歴事項や     れ
                                       か
 物件固有性が評価されず経年       物件固有性を評価・伝達し、     ら
 での価格下落が大きい          経年での価格下落を緩やかに
                                           持ち家     持ち家           持ち家
                     する




                                                                        © 2019 tsukuruba inc.   39
4.Q&A




        © 2019 tsukuruba inc.   40
Q&A

カテゴリー                質問                         回答
                                 期初に発表した通り、前期比で売上高及び売上総利益の+40%以上成
  全社     今期の業績予測は?               長を目指している。通期黒字を維持しながら再投資するため利益水準
                                 は非開示。

                                 売上総利益及びGMVの伸び、起点となるMAUを成長指標として見て
カウカモ事業   成長指標は何を見れば良いか?
                                 頂きたい。

                                 供給プレイヤーとの提携は、カウカモのプラットフォームとしての価
         今後もスター・マイカのような再販事業者との
カウカモ事業                           値に寄与するものであり、カウカモ事業として有利なものであれば積
         提携は行うのか?
                                 極的に拡大していく。
                                 市場の影響による取引件数、及び物件の取引単価に応じてQ毎のブレ
         GMVにおいてQ毎にブレが発生するのは
カウカモ事業                           は発生する。前期第3四半期は想定より上振れたものであり、カウカ
         なぜか?
                                 モのプラットフォームとしての価値自体は堅調に成長を続けている。

                                 同期間中のマーケティング手法の改善により新規会員獲得が伸長した
カウカモ事業   MAUが大幅に改善している理由は?
                                 ことが主要な要因。

                                 当面はカウカモ事業に積極投資を行う。シェアードワークプレイス事
シェアードワー シェアードワークプレイス事業に対する
                                 業については、案件ごとの投資効率を見極めながら、規律をもった投
クプレイス事業 今後の投資の考え方は?
                                 資を実施する。




                                                          © 2019 tsukuruba inc.   41
5.ご参考資料




          © 2019 tsukuruba inc.   42
会社概要
名称        株式会社ツクルバ



本社        東京都目黒区上目黒1-1-5 第二育良ビル2階



設立        2011年8月



代表取締役     代表取締役CEO   村上 浩輝
          代表取締役CCO 中村 真広



従業員数      121人(2019年7月現在、正社員)



事業内容      ITを活用したリノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」事業
          シェアードワークプレイス事業
          インターネットサービスの開発
          空間デザイン・プロデュースに関する調査分析・企画・デザイン



アワードなど    デロイト テクノロジー企業成長率ランキング 日本テクノロジー Fast50 2017/2018
受賞歴(抜粋)   東工大発ベンチャー称号記




                                                            © 2019 tsukuruba inc.   43
デザイン×ビジネス×テクノロジーによる共創を体現する
共同代表と実務経験が豊富な経営陣
                                                             北原 寛司
                                                             取締役COO/経営企画室長
            村上 浩輝(むらかみ ひろき)
                                                             東京工業大学大学院博士課程修了。博士(工学)、
            代表取締役 CEO
                                                             パリ・ドフィーヌ大学/MBA修了。
            立教大学社会学部産業関係学科(現:経営学部)卒                          コーポレイト・ディレクション、デロイトトーマツ
            LIFULLなどを経て、2011年8月弊社設立。                         コンサルティング、Deloitte Consulting Southeast
                                                             Asiaを経て、2016年11月より当社入社。経営企画室長
                                                             を経て2018年5月当社取締役COOに就任



            中村 真広(なかむら まさひろ)
                                                             小池 良平
            代表取締役 CCO
                                                             取締役CFO/管理部長
            東京工業大学大学院建築学専攻修了
                                                             朝日監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)に入所。
            デザイン事務所などを経て、2011年8月弊社設立。
                                                             2007年公認会計士登録。
                                                             スターフェスティバル株式会社取締役CFO、監査役な
            日経アーキテクチュア「次代の変革者100人」
                                                             どを歴任し、2016年より当社社外監査役、2018年5月
            に選出。共著:「場のデザインを仕事にする」
                                                             取締役CFOに就任
            「シェアをデザインする」




    高野 慎一                               鈴木 秀和一                                福島 良典
    社外取締役                               社外取締役                                 社外取締役
    株式会社リクルートにて人事・広報                    大和証券SMBC投資銀行本部(現:                     株式会社Gunosyを創業し、およそ2
    を経て、株式会社リクルートコスモ                    大和証券)にて資金調達や                          年半で東証マザーズに上場。後に東
    ス(現コスモスイニシア)執行役員                    バリュエーション、東証審査対応の                      証一部に市場変更。2018年に
    に就任。2010年、株式会社ぎょうせ                  アドバイザリー業務に従事。 2018                    LayerXの代表取締役社長に就任。
    い執行役員管理本部長を経て、日本                    年12月に株式会社アトラエ取締役                      2016年Forbes Asiaよりアジアを代
    交通株式会社常務取締役。                        CFOに就任。                               表する「30歳未満」に選出。



                                                                                       © 2019 tsukuruba inc.   44
貸借対照表
(単位:百万円)
              2019年7月期末   2020年7月期1Q

  流動資産          1,505        1,410

   現金及び預金       1,420        1,338

  固定資産           363         410

  資産合計          1,869        1,820

  流動負債           269         205
  (うち有利子負債)      (64)         (56)

  固定負債           124         121
  (うち有利子負債)      (116)       (107)


  純資産           1,475        1,493

   資本金           594         594

   資本剰余金        1,307        1,307

  負債・純資産合計      1,869        1,820


                                       © 2019 tsukuruba inc.   45
首都圏の中古住宅流通市場は急速に成長し、
2018年で1.6兆円の規模を誇る
首都圏の中古住宅流通市場

中古住宅流通市場は、急速に成長している                                  中古住宅は、いまや住宅購入のファーストチョイスに

◼ 首都圏の中古住宅流通市場は、2013年から5年間で1.26倍に拡大                  ◼ 首都圏では、2016年に中古マンションの流通件数が
◼ マンション市場は同期間で1.32倍とさらに拡大                             新築マンションの供給戸数を上回る
※首都圏:1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)


                             1.26                     (万戸)          首都圏の新築・中古住宅(マンション)の流通件数の推移
                              倍                          7

                                    16,400               6
[流通金額:億円]
                                                         5
                    13,004          3,996                                                                                   3.7
                                                         4

        10,622                                           3                                                                  3.6
                     3,572   1.32
                              倍
            3,140                                        2

                                                         1
                                    12,404
                     9,432                               0
            7,482                            合計              2007   2008   2009   2010   2011   2012   2013   2014   2015   2016   2017 (年度)
                                             戸建て
                                                                                            既存住宅取引戸数                        新設着工戸数
                                             マンション

            2008     2013            2018
                                                     出所:既存住宅取引戸数:東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向」2018年4月17日付レポート
                                                     新設着工戸数:㈱不動産経済研究所「首都圏マンション市場動向(2017年度)」
                                                     ※既存住宅取引戸数、新設着工戸数のいずれも中古マンションのみ(中古戸建ては除く)
出所:公益財団法人東日本不動産流通機構等のデータよりツクルバ作成                     ※2007年のみ暦年ベース



                                                                                                                        © 2019 tsukuruba inc.   46
今後も中古住宅流通市場は拡大する見込み
TAMの成長ポテンシャル

政府は既存住宅流通市場の倍増を目標としている                              国際比較から中古住宅流通シェアの成長余地は十分


                                                                      中古住宅流通シェアの国際比較

             4兆円                                    100%
            2010年/全国                   既存住宅の                             90.3%
                          倍増
                                     流通に係る政府目標       90%                              85.8%

            1.6兆円                       8兆円          80%
             2017年/                    2025年/全国
              首都圏
                                                     70%
                                                                                                         64.0%

                                                     60%


            未来投資戦略2017 ー     Society 5.0 に向けた戦略分野    50%

 1   健康・医療・介護(例:遠隔診療・AI・ロボット・センサー等)                  40%
 2   移動サービスの高度化~(例:第5世代移動通信システム・ドローンの産業利用等)
 3   世界に先駆けたスマートサプライチェーンの実現(例:データ連携の促進等)             30%

 4   インフラの生産性と都市の競争力の向上等                                    15.4%
                                                     20%
 5   FinTechの推進等
 6   エネルギー・環境制約の克服と投資の拡大
                                                     10%
 7   ロボット革命/バイオ・マテリアル革命(例:宇宙ビジネス・航空機産業の拡大等)
 8   既存住宅流通・リフォーム市場を中心とした住宅市場の活性化                     0%
◼ 《KPI》2025年までに既存住宅流通の市場規模を8兆円に倍増する(2010年4兆円)              日本(2016)   アメリカ(2009)   イギリス(2009)     フランス(2009)
◼ 可能な限り2020年までに達成を目指す

                                                    出所:国土交通省「中古住宅流通促進・活用に関する研究会(参考資料)」
出所:首相官邸「未来投資戦略2017」(平成29年6月9日)P.78                  ただし、日本はリフォーム産業新聞社「中古住宅市場データブック2018」による推計値




                                                                                                © 2019 tsukuruba inc.   47
2025年には“築古”が市場の半数を占め、
リノベーション住宅があたりまえの選択肢に
【参考】中古住宅の拡大に伴う構造変化

“築古”が市場の半分に迫る                                              リノベーションがあたりまえの世界に

◼ 2005年に2割程度であった築25年以上の中古マンションの比率は2025年には全体の半              ◼ 首都圏での住宅購入においてはリノベーションがあたりまえになり、市場のマス化に
 分となる                                                       伴ういくつかの変化が予想される


           首都圏中古マンションの築年帯別構成比率(2005-2025)

                    成約ベース                 ストックベース           リノベマンション市場の形成
                                                            ◼ リノベを前提とした流通価格の形成
                                                            ◼ 安いから中古リノベ から こだわるならリノベ へ



 ~15年
                                                            中古マンションの流通方法の多様化
                                                            ◼ 中古+リノベ
                                                            ◼ リノベ済マンション
 15年~25年
                                                            ◼ リノベ済+追加リノベ

                                                    50%
                            32%    32%
 25年~        22%
                                                            中古住宅流通事業者の変化
             2005           2015   2015             2025    ◼ 再販事業者の拡大
                                                            ◼ リノベマンション専門サイトの成長

出所:公益財団法人東日本不動産流通機構等のデータよりツクルバ作成




                                                                                          © 2019 tsukuruba inc.   48
新築にこだわらない
都市型ライフスタイル生活者がメインターゲット
cowcamoのターゲット

中古マンションにこだわり                                                                          中古マンションは住宅デザインを重視

◼ 購入の際に比較検討した住宅は「中古マンション」が圧倒的                                                         ◼ 中古マンションの購入者が重視する要素は、スペック(住宅の広さ、間取り・部屋数)
◼ 中古マンションの購入者は、中古マンションに照準を合わせて探している                                                    に次いで「住宅のデザイン」


                   比較検討した住宅(中古マンション取得者)                                                                今回の住宅に決めた理由(設備等)

            0%     10%     20%    30%    40%     50%   60%   70%   80%   90%   100%                        0%     20%          40%     60%       80%          100%

 中古マンション                                                                 85.2%                   間取り・部屋数                                          74.3%

 分譲マンション                                 35.2%                                                     住宅の広さ                                57.8%

  中古戸建住宅                         21.3%                                                           住宅のデザイン                       34.9%

  分譲戸建住宅                    17.4%                                                              台所の設備・広さ                    28.4%

    賃貸住宅                 13.5%                                                                 浴室の設備・広さ                   26.6%

    注文住宅            6.5%                                                                       高齢者向けの配慮                18.3%

      その他        0.6%                                                                 火災・地震・水害などへの安全性              15.6%

      無回答        0.3%                                                                            高気密・高断熱        6.4%



出所:国土交通省住宅局「平成28年度住宅市場動向調査報告書」(平成29年3月)P.15                                           出所:国土交通省住宅局「平成28年度住宅市場動向調査報告書」(平成29年3月)P.17




                                                                                                                                             © 2019 tsukuruba inc.   49
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