2978 M-ツクルバ 2019-09-13 16:00:00
2019年7月期 決算説明会資料 [pdf]

決算説明会資料



  2019年7月期
 株式会社ツクルバ
(東証マザーズ:2978)
  2019年9月13日




                © 2019 tsukuruba inc.
目次




 1.会社概要

 2.2019年7月期 業績

 3.2020年7月期 業績予想

 4.事業について

 5.ご参考資料




                   © 2019 tsukuruba inc.   1
1.会社概要




         © 2019 tsukuruba inc.   2
© 2019 tsukuruba inc.   3
ツクルバは、cowcamoを通じて、
新しい事業創造のモデルを実現していく
ツクルバの事業の作り方


               競争型のアプローチ        編集型のアプローチ



               競争優位の確立による       産業の再編集による
  基本的な戦略
                シェア拡大・維持           市場創出


                              一貫した世界観の確立による
  競争優位の源泉     機能やコスト面での優位性
                                高いエンゲージメント



 重視する顧客価値      経済価値・スペック         感情価値・体験



 オペレーションの      競争優位につながる     デザイン、テクノロジーを活用し
   つくり方       特定機能に特化し秀でる    高度なオペレーションの統合を実現


              特定機能の効率的な実践が      多様な職能が共存し
  組織のつくり方
               可能な統制された組織        共創を行う組織


                                          © 2019 tsukuruba inc.   4
一貫した世界観を実現する組織的ケイパビリティを強みとする
組織的なケイパビリティと発現される力


                            プロダクト力




発現される力


               構想力                       マーケティング力
                             一貫した
                              世界観

                           バリューチェーン
                             の統合
             Technology                    Design

組織的           エンジニア、                     Webデザインに加え
           データサイエンティストを                   建築デザインを
ケイパビリティ     中心としたメンバー       マーケティング、     専門とするメンバー
                             制作、営業の
                          一連のプロセスをデザイン

                            Business
                            Operation


                                                      © 2019 tsukuruba inc.   5
ITを活用した中古住宅流通プラットフォームcowcamoを展開
cowcamoとは



                               物件の売買




            手数料、企画フィー                            手数料



    売主      ◼ 物件情報の掲載                        ◼ 物件情報の提供
                                                                        買主
            ◼ 仲介                             ◼ 仲介
            ◼ 企画プロデュース                       ◼ リノベ事業の紹介




                         物件データと顧客データのマッチング

                                             サービスの流れ   データの流れ     お金の流れ



                                                                © 2019 tsukuruba inc.   6
cowcamoは独自のポジションで成長を継続
cowcamoの主要KPI推移

 会員数・会員MAU                                             取引件数・GMV
 左軸:会員数(人)    右軸:会員MAU(人)      期末会員数       約10万人       左軸:取引件数(件)   右軸:GMV(百万円)       取引件数      約380件
                               平均会員MAU     約4万人                                       GMV      約178億円


   100,000                                    50,000     500                                                20,000




    80,000                                    40,000     400                                                16,000




    60,000                                    30,000     300                                                12,000




    40,000                                    20,000     200                                                8,000




    20,000                                    10,000     100                                                4,000




        0                                     0           0                                                 0
             2017年7月期   2018年7月期   2019年7月期                    2017年7月期    2018年7月期         2019年7月期



会員数: 「cowcamo」に会員登録したユーザーの特定期間の末日における会員数               取引件数:特定期間において販売された住宅の件数の合計。売買契約書の締結日ベース
会員MAU:「特定期間における月間アクティブユーザー」                            GMV:特定期間において販売された住宅の流通額の合計。売買契約書の締結日ベース




                                                                                                   © 2019 tsukuruba inc.   7
プラットフォーム価値の向上による売上総利益の最大化を重視

                                         営業利益

 財務KGI

                           売上総利益                             営業利益率




                     GMV


 事業KPI                                          テイク    CPA                 営業
                                                レート   (広告効率)              生産性
         会員          MAU
                                   単価
         MAU         成約率




               取引数                      取引当たり収益




           プラットフォーム                バリューチェーン上の           オペレーション効率
             価値の向上                   付加価値の創出               の改善



                                                               © 2019 tsukuruba inc.   8
2.2019年7月期 業績




                © 2019 tsukuruba inc.   9
2019年7月期通期 業績ハイライト


          売上高      1,515       百万円 (YoY   +185%)
  全社業績
          売上総利益    1,059       百万円 (YoY   +141%)

          カウカモ事業                                        シェアードワークプレイス事業


  事業KPI   GMV      178    億円      会員数      102   千人*1   売上高      246              百万円


          売上総利益    960    百万円     会員MAU     45   千人*2   売上総利益     99              百万円




          • 通期   黒字化      達成
 トピックス
          • cowcamo会員数   10万人       突破


                                                              *1 2019年7月期末時点の累計会員数
                                                              *2 2019年7月期 7月の会員MAU


                                                                   © 2019 tsukuruba inc.   10
全社業績
前期から2倍以上の高成長を実現し、通期黒字を達成                              (単位:百万円)




                    2018年7月期   2019年7月期    前年比


 売上高                  531       1,515     +185 %


 売上総利益                438       1,059     +141 %


 営業利益                △485        19        (黒転)




 経常利益                △486         7        (黒転)




 最終利益                △401        10        (黒転)




                                              © 2019 tsukuruba inc.   11
全社売上高・売上総利益の推移
高いトップライン成長を継続                                                            (単位:百万円)




                 CAGR(2016年7月期-2019年7月期)                 1,515
                     売上高     +89         %

                   売上総利益     +84         %




    売上高
    売上総利益                                    531
                                                            1,059
                             346

     223
                                                   438
                                   260
           170

     2016年7月期               2017年7月期         2018年7月期     2019年7月期


                                                                 © 2019 tsukuruba inc.   12
         全社営業利益の推移
         Jカーブを経て、通期で営業黒字を達成                                      (単位:百万円)




1,600
                                                    1,515



1,000     売上高
          営業利益
                                           531
                                346
  400              223
                                                      19
                   -34
 -200                           -105       -485



 -800




-1,400
                 2016年7月期     2017年7月期   2018年7月期   2019年7月期


                                                         © 2019 tsukuruba inc.   13
セグメント別業績
カウカモ事業が全体を牽引                                     (単位:百万円)



               2018年7月期   2019年7月期    前年比



    売上高          382       1,268     +231%
カ
ウ
カ
    売上総利益        362        960      +165%
モ


    セグメント利益    △129         344       (黒転)



シ
ェ   売上高          148        246      +66%
ア
ー
ド
ワ
ー
    売上総利益        76         99       +30%
ク
プ
レ
イ
ス
    セグメント利益      10         41       +310%

                                         © 2019 tsukuruba inc.   14
        カウカモトップラインKGI(GMV・売上高・売上総利益)
        カウカモは継続的に成長                                                                                                       (単位:百万円)




         売上                                                                                       6,095
600.0                                                                                                               6,000.0
         売上総利益
                                                                                                          4,682     YoY +180.2%
         GMV                                                                        4,442

500.0                                                                                                               4,000.0
                                                                          2,638
                                                          2,075
                               1,763   1,658                      1,671
400.0                                          1,403                        365                                     2,000.0
         787     793     601
                                                                                                          343       YoY +261.1%
                                                                                                  320
300.0                                                                                                      282      YoY
                                                                                                                    0.0      +235.7%
                                                                                     238

200.0                                                                                                               -2,000.0

                                                          116
                                               92                 95                               268
                               72      79                                              234
100.0                                                                                                               -4,000.0
                                                                              175
         24      39                      79      87        110      84
                         19      72
          24      39      19
  0.0                                                                                                               -6,000.0
         Q1      Q2       Q3    Q4      Q1      Q2         Q3      Q4         Q1       Q2          Q3       Q4

                   2017年7月期                         2018年7月期                                2019年7月期




                                                                                                                  © 2019 tsukuruba inc.   15
        カウカモ会員数*1、会員MAU*2
        会員は継続的に積みあがっている                                                                     (単位:千人)



120.0

                                                                            102        YoY +75.9%
100.0
                                                                       90
                                                               81
 80.0
                                                          69

                                                     58
 60.0


                                                                       39
                                                                            41         YoY +24.2%
                                                40             38
 40.0                                                33   35
         会員数
                                        30
         会員MAU                                  24
                                   22   18
                              19
 20.0                    14
                 12                12
          9               7   9
          5       6
  0.0
          Q1     Q2      Q3   Q4   Q1   Q2      Q3   Q4   Q1   Q2      Q3    Q4

                  2017年7月期               2018年7月期               2019年7月期


                                                                              *1 四半期末月時点の累計会員数
                                                                              *2 四半期中平均会員MAU




                                                                                  © 2019 tsukuruba inc.   16
カウカモ売上総利益=会員MAU×会員MAUあたり売上総利益
顧客価値を維持しながら、顧客を増やしている

                                       会員MAU*1の成長
                                       (単位:千人)
                                                                      39


                                                    22      +77%


  売上総利益の成長
  (単位:百万円)
                              960
                                                 2018年7月期          2019年7月期

                    +165%
             362
                                       会員MAUあたり売上総利益
                                       (単位:百万円)                      25

         2018年7月期           2019年7月期
                                                   16       +49%




                                                 2018年7月期          2019年7月期



                                                                                   *1 期中平均会員MAU



                                                                              © 2019 tsukuruba inc.   17
       カウカモ事業コスト内訳
       2019年7月期を通じて継続的にセグメント利益を創出。Q4は2020年7月期以降に向けた先行投資として組織拡大を実施                                             (単位:百万円)



300
                                                                                             268                   282

        人件費                                                                      234
250
        広告費

200     その他
                                                                           175
        セグメント利益

150     売上総利益
                                                             110
                                            79   87                   84
100                                    72
                  39
 50      24                       19

  0


 -50


-100


-150
         Q1       Q2              Q3   Q4   Q1   Q2              Q3   Q4   Q1    Q2              Q3                  Q4

                       2017年7月期                       2018年7月期                        2019年7月期



                                                                                                      © 2019 tsukuruba inc.   18
3.2020年8月期 業績予想




                  © 2019 tsukuruba inc.   19
ツクルバの成長の方向性
中期は引き続きカウカモ事業を中心とした成長を想定


                                                  長期的に、主に生活領域において
                                                  既存事業とのシナジーが創出可能な
                                                  新規事業を展開




                                                  案件ごとの投資効率を見極めながら、
                                                  規律をもった投資を実施




                                                   当面の成長を牽引。
                                                   売上総利益の再投資も
                                         カウカモ事業
                                                   重点的に実施。




※当該グラフは各事業の将来イメージとなります。中期事業計画などではありません



                                                                © 2019 tsukuruba inc.   20
カウカモ事業のフェーズ
カウカモ事業は拡大フェーズのため、売上総利益の再投資によるトップライン拡大に注力

       先行投資                 事業拡大                      収穫~再成長


                                                                   トップライン




                                                                    事業利益
                                                                    (再投資前)




                                   獲得した売上総利益を、財務規律を保てる範囲で再投資し、
                                   トップライン拡大に注力

                                        ※当該グラフは事業利益とトップラインの関係を示すイメージ図となります



                                                               © 2019 tsukuruba inc.   21
カウカモ事業の成長ステップ




  ユーザー数の        収益機会の   cowcamoによる
    拡大           最大化       市場創出




                              © 2019 tsukuruba inc.   22
2020年7月期 業績予想


  トップライン           売上高・売上総利益ともに年率40%以上の成長



   各段階利益           黒字(水準については非開示)



業績予想に織り込まれていないアップサイド・ダウンサイド要因
(現時点で蓋然性が低いため織り込まれていない)




             各事業KPIが想定以上に進捗するケース
 アップサイド      (ユーザー獲得、成約率、CPA、営業生産性の想定以上の改善)
                                              現時点未想定の
                                              成長投資に踏み込むケース
                                              (新規機能・サービス、外部提携等を含む組織・
 ダウンサイド                                       オペレーションモデルのトライアルなど)
             採用が想定以上に遅延するケース
             (主にエージェント、エンジニア)




                                                               © 2019 tsukuruba inc.   23
4.事業について




           © 2019 tsukuruba inc.   24
事業の成長可能性と今後の方向性


1   拡大する中古・リノベーション住宅流通市場での独自のポジショニング




2   プロダクト、マーケティング力を軸とした自律的成長モデル




3   バリューチェーンの統合による事業アセットと競争優位




4   ユーザー基盤の構築による成長ポテンシャル


                                  © 2019 tsukuruba inc.   25
  1      高い成長ポテンシャルを有する中古住宅流通市場
2018年の首都圏のみで1.6兆円。政府目標によると全国では今後8兆円市場にまで拡大するとされている



                     cowcamoによる
                      市場創出による
                    成長ポテンシャル



                            国内合計
                     8兆円/2025年
                            政府目標

                                       拡
                                       大
                                       す                     全国(2025)
                                       る
                            国内合計
                                       対                      8兆円
                     4兆円/2010年         象
                       政府公表数値          市
                                       場          全国(2010)

                                                   4兆円

                            首都圏*1
                  約1.6兆円/2018年             首都圏(2018)
                         2013年対比
                                           約1.6兆円
                        約 1.3倍
*1 首都圏:1都3県(東京/埼玉/千葉/神奈川)
出所:公益財団法人東日本不動産流通機構、首相官邸「未来投資戦略2017」




                                                                        © 2019 tsukuruba inc.   26
  1      なかでもリノベーション住宅の市場規模は拡大
需給それぞれの要因、政策要因により、リノベーション住宅の流通規模は拡大が見込まれる




                         中古住宅流通市場
                         首都圏(2018)
                             1.6兆円
                                                                   リノベーション住宅市場拡大の主要因


                                                                      住宅ストックの高齢化
                        リノベーション住宅の
                       潜在市場規模(2025)*1
                            8,000億円~
                                                                        嗜好の多様化




                        リノベーション住宅の                                      政府の後押し
                        潜在市場規模 (2018)*2
                            5,000億円~




*1 2018年の中古住宅流通市場規模×2025年の築25年以上の中古マンションストック割合(推計)をもとに算出
*2 2018年の中古住宅流通市場規模×2015年の築25年以上の中古マンションストック割合(実績)をもとに算出
出所:公益財団法人東日本不動産流通機構 「首都圏不動産流通市場の動向」、みずほ信託銀行 「不動産マーケットレポート2016.5」


                                                                                       © 2019 tsukuruba inc.   27
        cowcamoはリノベーション時代の
 1
        住宅流通プラットフォームとしてポジションを確立
リノベーション時代の競争原理の変化とcowcamoのポジション


                    従来の住宅流通産業                   cowcamoが実現するプラットフォーム



バリューチェーン上の
                      川上:供給者                        川下:エンドユーザー
       力点


      顧客の
                       スペック                         ストーリー・デザイン
     物件選択の軸                       リノベーション
                                   時代の変化
     情報流通に
                     検索・絞り込み      • 自分らしい生活を         マッチング・提案
  求められる機能                           志向する層の増加
                                  • ビジュアルコミュニ
                                    ケーションの
                                    重要度の高まり            定性情報・
  キーコンテンツ              定量情報
                                                    ビジュアルイメージ



  オペレーション              分散的                              統合的



                                                               © 2019 tsukuruba inc.   28
 2      ユーザーを起点とした自律的成長サイクルを実現


                                          累計GMV290億円超
                         反響があつまる
                       早く適切な価格で売れる



                          データに基づく
                       物件とユーザーのマッチング
 会員数                                                                     事業者数
10万人超                                                                    500社超


             データに基づく                          データに
  ユーザーが集まる    一貫したUX      事業アセットの蓄積          基づく支援         売り主が増える
                        (ユーザー/データ/ノウハウ)




                          データに基づく
                           物件の選定




                         欲しいすまいが
                            増える
                                          累計取扱物件数5,500件超


                                                             © 2019 tsukuruba inc.   29
  2      徹底的なユーザー視点で住宅購入の体験を革新
一点もののくらしを実現する顧客体験すべてをデザイン


                           出会い方          選び方             買い方

                         ソーシャル特化     マッチング/キュレーション        O2O*1
                            (SNS等)     (取材記事・ミックス)    (エージェント+チャット)




                                                                         高い
                                                                      エンゲージメント




                        店舗・チラシ・       スペック情報の検索         主にオフライン
      既存の体験
                       ポータルでの出会い       マイソク*2の提示     (店舗・対面・電話/メール)


*1 O2O: Online to Offline
*2 マイソク:不動産事業者が用いる物件情報をまとめた紙の資料




                                                                      © 2019 tsukuruba inc.   30
 参考      cowcamoのプロダクトは複数の賞を受賞
cowcamo.jp(ウェブサイト)          cowcamo for android(アプリ)

GOOD DESIGN AWARD 2016を受賞   Google Play Best of 2018を受賞




                                                          © 2019 tsukuruba inc.   31
 2    供給側事業者も巻き込んで市場創出をリード
cowcamoによるプロデュース物件の例

                        物件プロデュースのスキーム




                               依頼




                                           独自データ

                         リ                 デザインノウハウ
                              企画提案
                         ノ
                         ベ
                         ー
                         シ
                         ョ                       デザイン監修
                         ン
                         再
                         販
                         事
                         業   企画に基づく
                         者
                               発注
                                      設計・施工事業者




                                        © 2019 tsukuruba inc.   32
 3       中古住宅流通のバリューチェーンをテクノロジーで統合
cowcamoが実現する流通構造

                               売主と買主が循環




                       一連のバリューチェーンをテクノロジーで統合
     売                                                                             買
             データに基づく         メディアサービス           エージェントサービス
     主                                                                             主
            住宅デザイン企画        [cowcamo web/app]   [cowcamo agent/chat]


                          物件・顧客・デザインデータ



既存の流通構造


              買取                 情報流通                 不動産流通
     売                                                                             買
     主    再販事業者が買取り、           ポータルサイトが                仲介事業者を                      主
           リノベして再販             物件情報を掲載                  通じて購入



                              売主から買主に流れる


                                                                       © 2019 tsukuruba inc.   33
参考   一連のプロセスをテクノロジーによって統合・最適化
データを中心としてあらゆるオペレーションのプロセスをテック化




                                      エージェント     業務支援チーム
                                 Agent CRM             Agent CRM
                               顧客データ管理                 顧客応答の自動化
                     顧客-物件マッチングによる提案支援                 エージェントアサインの自動化




                                             顧客データ



                                             cowcamo
     マーケティングチーム                                data                           コンテンツ制作チーム

              マーケティング支援ツール                                         制作支援ツール
                                     物件データ             デザイン
              会員データ解析                                   データ        コンテンツ管理
              マーケティング・オートメーション                                     物件選定の自動化




                                                       企画支援ツール
                                                       査定業務の自動化
                                                       物件・デザインデータの解析




                                         物件企画・開発チーム


                                                                                     © 2019 tsukuruba inc.   34
           顧客、データ、ノウハウの蓄積により
  3
           持続的な競争優位を確立
これまでの事業運営において、独自の顧客基盤、データ、ノウハウを蓄積


             顧客基盤                  データの蓄積            オペレーションノウハウ

       リノベーション・中古住宅流通              首都圏のリノベ住宅流通に        あらゆるオペレーションを
      プラットフォームとしての先駆け              関する独自のデータを蓄積      テクノロジーを活用しリデザイン

                                                              ◼ 物件情報取得
             利用事業者数*1                累計取扱件数*3
                                                              ◼ 企画・デザイン
                                                     ソーシング


           500         社超          5,500        件超
                                                      メディア
                                                              ◼ 取材・記事制作
                                                              ◼ マーケ

                                                       運営
              登録会員数*2                                         ◼ 顧客管理
                                                              ◼ マッチング


             10
                                      顧客、物件、         エージェント
                                                              ◼ 接客支援ツール
                                    成約、デザインデータ        サービス
                     万人



       首都圏のリノベ・中古住宅流通            自社での取材や実際の取引に基づく    一連のバリューチェーンを統合した
      トップクラスの利用者数を擁する              統合的なデータで希少性高        ノウハウは模倣可能性低



*1:cowcamoにて取材・記事掲載を行った再販事業者数
*2:cowcamoの累積登録会員数(2019年8月末時点)
*3:cowcamoにて掲載した物件の総数


                                                                 © 2019 tsukuruba inc.   35
      ユーザー基盤の拡大を軸に、
 4
      収益機会の最大化と市場創出に取り組む
cowcamoの成長機会




     ユーザー数の      収益機会の     cowcamoによる
       拡大         最大化         市場創出




                                 © 2019 tsukuruba inc.   36
   4          ユーザー基盤の拡大余地は大きい
都区部エリアにおけるユーザー拡大余地                                            エリア拡大によるユーザー拡大余地
(千人)                                               ~1,500
                                                                        都区部                                首都圏                          (千人)

       会員数(期末)*1

       会員MAU(期中平均)*2                                                都区部の                              首都圏の
                                                                  ターゲット層人口*3                        ターゲット層人口*3

                                                                        ~1,500                             ~4,400




                                                                      都区部の                               首都圏の
                            103                                      中古住宅購入                             中古住宅購入
                                                       ~400           検討者数*4                             検討者数*4
                                                                         ~400                              ~1,000
                   59
       19
                             39
                   22                                         *3:都区部(A1)、首都圏(A2)それぞれにおける25歳以上50歳未満の人口×推計持ち家許容割合(B)×推計中古住宅許容割合(C)により算出
        7                                                         A1:「住民基本台帳による東京都の世帯と人口(平成31年1月)」東京都総務局統計部
                                                                  A2:「人口推計 平成30年10月1日現在人口推計」総務局統計部
                                                                  B: 「平成29年度 住宅経済関連データ 3.住宅に対する国民の意識」国土交通省 において「現在貸家」の世帯のうち、今後の居住形
       FY17     FY18        FY19                   拡大余地               態及び住み替え方法を「貸家などへの住み替え」と答えた世帯を除く世帯の割合(66.2%)
                                                                  C:「平成29年度 住宅経済関連データ 3.住宅に対する国民の意識」国土交通省 において「現在借家」の世帯のうち、今後の居住形態
                                                                      及び住み替え方法を「中古住宅」「こだわらない」と答えた世帯の割合(44.1%)
                                                              *4:ターゲット層人口×5年以内に住み替えを希望する割合(D)により算出
*1:「会員数」は、「cowcamo」に会員登録したユーザーの特定の期間の末日における会員数。                   D:「今後の住み替え・改善意向(5区分)/家計主の年齢(8区分) 」総務省統計局 において 世帯主の年齢が50歳未満の世帯のうち、
    一度も取引を行ったことのない会員も含む                                               5年以内に「住み替えたい」と答えた世帯の割合(23.6%)
*2:「会員MAU」は、特定の期間におけるMAU(特定月にサービスを利用したアクティブユーザー)の平均値




                                                                                                                    © 2019 tsukuruba inc.   37
 4       長期的にはcowcamoによる市場創出を実現する
適切なリノベ物件価格の形成と生涯買い替え頻度向上により中古物件流通市場の活性化をリード


                価格形成                         買い替え頻度向上                   = TAM拡大


◼ リノベ物件の流通データの蓄積によるリノベ物件の             ◼ ライフスタイルに応じた住み替えの促進
 公正な評価                                ◼ 流通中間コストの削減による買い替えの経済性向上
◼ 一点ものの魅力を伝えるプレゼンテーション


                                            20代      30代         40代~
         これまで             これから


                                                  持ち家は一生もの
                                       こ
                                 UP    れ
                                       ま
                                       で   賃貸              持ち家



     中古購入時の   再販時の   中古購入時の   再販時の
      物件価格    物件価格    物件価格    物件価格            ライフスタイルに応じて買い替え
                                       こ
 リノベーションの履歴事項や       リノベーションの履歴事項や     れ
 物件固有性が評価されず経年       物件固有性を評価・伝達し、     か
                                       ら   持ち家     持ち家           持ち家
 での価格下落が大きい          経年での価格下落を緩やかに
                     する




                                                                        © 2019 tsukuruba inc.   38
5.ご参考資料




          © 2019 tsukuruba inc.   39
会社概要
名称        株式会社ツクルバ



本社        東京都目黒区上目黒1-1-5 第二育良ビル2階



設立        2011年8月



代表取締役     代表取締役CEO   村上 浩輝
          代表取締役CCO   中村 真広



従業員数      121人(2019年7月現在、正社員)



事業内容      ITを活用したリノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」事業
          シェアードワークプレイス事業
          インターネットサービスの開発
          空間デザイン・プロデュースに関する調査分析・企画・デザイン



アワードなど    デロイト テクノロジー企業成長率ランキング 日本テクノロジー Fast50 2017/2018
受賞歴(抜粋)   東工大発ベンチャー称号記




                                                            © 2019 tsukuruba inc.   40
デザイン×ビジネス×テクノロジーによる共創を体現する
共同代表と実務経験が豊富な経営陣
                                   北原 寛司
                                   取締役COO/シェアードワークプレイス事業部長
                                   東京工業大学大学院博士課程修了。博士(工学)、パリ・ドフィー
       村上 浩輝(むらかみ ひろき)
                                   ヌ大学/MBA修了。
       代表取締役 CEO
                                   コーポレイト・ディレクション、デロイトトーマツコンサルティン
       立教大学社会学部産業関係学科(現:経営学部)卒     グ、Deloitte Consulting Southeast Asiaを経て、2016年11月より
       LIFULLなどを経て、2011年8月弊社設立。    当社入社。経営企画室長を経て2018年5月当社取締役COOに就任




                                   小池 良平
                                   取締役CFO/財務経理部長
                                   朝日監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)に入所。2007年公認
                                   会計士登録。
                                   スターフェスティバル株式会社取締役CFO、監査役などを歴任し、
                                   2016年より当社社外監査役、2018年5月取締役CFOに就任


       中村 真広(なかむら まさひろ)
       代表取締役 CCO
       東京工業大学大学院建築学専攻修了
                                   高野 慎一
       デザイン事務所などを経て、2011年8月弊社設立。
                                   社外取締役

       日経アーキテクチュア「次代の変革者100人」に     株式会社リクルートにて人事・広報を経て、株式会社リクルートコ
       選出。共著:「場のデザインを仕事にする」「シェ     スモス(現コスモスイニシア)執行役員に就任。
       アをデザインする」                   2010年、株式会社ぎょうせい執行役員管理本部長を経て、日本交通
                                   株式会社常務取締役。




                                                                    © 2019 tsukuruba inc.   41
貸借対照表
(単位:百万円)
              2018年7月期末   2019年7月期末

  流動資産           637        1,505

   現金及び預金        333        1,420

  固定資産           338         363

  資産合計           975        1,869

  流動負債           260         269
  (うち有利子負債)      (85)        (64)

  固定負債           268         124
  (うち有利子負債)      (265)       (116)


  純資産            446        1,475

   資本金           90          594

   資本剰余金         797        1,307

  負債・純資産合計       975        1,869


                                      © 2019 tsukuruba inc.   42
キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
                     2018年7月期末   2019年7月期末



  営業活動によるキャッシュ・フロー    △618         399


  投資活動によるキャッシュ・フロー    △135        △169


  財務活動によるキャッシュ・フロー     753         837


  現金及び現金同等物の増減額        △0         1,067


  現金及び現金同等物の期末残高       304        1,371


                                             © 2019 tsukuruba inc.   43
首都圏の中古住宅流通市場は急速に成長し、
2018年で1.6兆円の規模を誇る
首都圏の中古住宅流通市場

中古住宅流通市場は、急速に成長している                                  中古住宅は、いまや住宅購入のファーストチョイスに

◼ 首都圏の中古住宅流通市場は、2013年から5年間で1.26倍に拡大                  ◼ 首都圏では、2016年に中古マンションの流通件数が
◼ マンション市場は同期間で1.32倍とさらに拡大                             新築マンションの供給戸数を上回る
※首都圏:1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)


                                                      (万戸)          首都圏の新築・中古住宅(マンション)の流通件数の推移
                             1.26
                              倍                          7

                                    16,400               6
[流通金額:億円]
                                                         5
                    13,004          3,996                                                                                   3.7
                                                         4

        10,622                                           3                                                                  3.6
                     3,572   1.32
                              倍
            3,140                                        2

                                                         1
                                    12,404
                     9,432                               0
            7,482                            合計              2007   2008   2009   2010   2011   2012   2013   2014   2015   2016   2017 (年度)
                                             戸建て
                                                                                            既存住宅取引戸数                        新設着工戸数
                                             マンション

            2008     2013            2018
                                                     出所:既存住宅取引戸数:東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向」2018年4月17日付レポート
                                                     新設着工戸数:㈱不動産経済研究所「首都圏マンション市場動向(2017年度)」
                                                     ※既存住宅取引戸数、新設着工戸数のいずれも中古マンションのみ(中古戸建ては除く)
出所:公益財団法人東日本不動産流通機構等のデータよりツクルバ作成                     ※2007年のみ暦年ベース



                                                                                                                        © 2019 tsukuruba inc.   44
今後も中古住宅流通市場は拡大する見込み
TAMの成長ポテンシャル

政府は既存住宅流通市場の倍増を目標としている                              国際比較から中古住宅流通シェアの成長余地は十分


                                                                      中古住宅流通シェアの国際比較

             4兆円                                    100%
            2010年/全国                   既存住宅の                             90.3%
                          倍増
                                     流通に係る政府目標       90%                              85.8%

            1.6兆円                       8兆円          80%
             2017年/                    2025年/全国
              首都圏
                                                     70%
                                                                                                         64.0%

                                                     60%


            未来投資戦略2017 ー     Society 5.0 に向けた戦略分野    50%

 1   健康・医療・介護(例:遠隔診療・AI・ロボット・センサー等)                  40%
 2   移動サービスの高度化~(例:第5世代移動通信システム・ドローンの産業利用等)
 3   世界に先駆けたスマートサプライチェーンの実現(例:データ連携の促進等)             30%

 4   インフラの生産性と都市の競争力の向上等                                    15.4%
                                                     20%
 5   FinTechの推進等
 6   エネルギー・環境制約の克服と投資の拡大
                                                     10%
 7   ロボット革命/バイオ・マテリアル革命(例:宇宙ビジネス・航空機産業の拡大等)
 8   既存住宅流通・リフォーム市場を中心とした住宅市場の活性化                     0%
◼ 《KPI》2025年までに既存住宅流通の市場規模を8兆円に倍増する(2010年4兆円)              日本(2016)   アメリカ(2009)   イギリス(2009)     フランス(2009)
◼ 可能な限り2020年までに達成を目指す

                                                    出所:国土交通省「中古住宅流通促進・活用に関する研究会(参考資料)」
出所:首相官邸「未来投資戦略2017」(平成29年6月9日)P.78                  ただし、日本はリフォーム産業新聞社「中古住宅市場データブック2018」による推計値




                                                                                                © 2019 tsukuruba inc.   45
2025年には“築古”が市場の半数を占め、
リノベーション住宅があたりまえの選択肢に
【参考】中古住宅の拡大に伴う構造変化

“築古”が市場の半分に迫る                                              リノベーションがあたりまえの世界に

◼ 2005年に2割程度であった築25年以上の中古マンションの比率は2025年には全体の半              ◼ 首都圏での住宅購入においてはリノベーションがあたりまえになり、市場のマス化に
 分となる                                                       伴ういくつかの変化が予想される


           首都圏中古マンションの築年帯別構成比率(2005-2025)

                    成約ベース                 ストックベース           リノベマンション市場の形成
                                                            ◼ リノベを前提とした流通価格の形成
                                                            ◼ 安いから中古リノベ から こだわるならリノベ へ



 ~15年
                                                            中古マンションの流通方法の多様化
                                                            ◼ 中古+リノベ
                                                            ◼ リノベ済マンション
 15年~25年
                                                            ◼ リノベ済+追加リノベ

                                                    50%
                            32%    32%
 25年~        22%
                                                            中古住宅流通事業者の変化
             2005           2015   2015             2025    ◼ 再販事業者の拡大
                                                            ◼ リノベマンション専門サイトの成長

出所:公益財団法人東日本不動産流通機構等のデータよりツクルバ作成




                                                                                          © 2019 tsukuruba inc.   46
新築にこだわらない
都市型ライフスタイル生活者がメインターゲット
cowcamoのターゲット

中古マンションにこだわり                                                                          中古マンションは住宅デザインを重視

◼ 購入の際に比較検討した住宅は「中古マンション」が圧倒的                                                         ◼ 中古マンションの購入者が重視する要素は、スペック(住宅の広さ、間取り・部屋数)
◼ 中古マンションの購入者は、中古マンションに照準を合わせて探している                                                    に次いで「住宅のデザイン」


                   比較検討した住宅(中古マンション取得者)                                                                今回の住宅に決めた理由(設備等)

            0%     10%     20%    30%    40%     50%   60%   70%   80%   90%   100%                        0%     20%          40%     60%       80%          100%

 中古マンション                                                                 85.2%                   間取り・部屋数                                          74.3%

 分譲マンション                                 35.2%                                                     住宅の広さ                                57.8%

  中古戸建住宅                         21.3%                                                           住宅のデザイン                       34.9%

  分譲戸建住宅                    17.4%                                                              台所の設備・広さ                    28.4%

    賃貸住宅                 13.5%                                                                 浴室の設備・広さ                   26.6%

    注文住宅            6.5%                                                                       高齢者向けの配慮                18.3%

      その他        0.6%                                                                 火災・地震・水害などへの安全性              15.6%

      無回答        0.3%                                                                            高気密・高断熱        6.4%



出所:国土交通省住宅局「平成28年度住宅市場動向調査報告書」(平成29年3月)P.15                                           出所:国土交通省住宅局「平成28年度住宅市場動向調査報告書」(平成29年3月)P.17




                                                                                                                                             © 2019 tsukuruba inc.   47
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