2931 ユーグレナ 2020-05-15 15:30:00
2020年9月期 第2四半期決算説明 [pdf]
2020年9月期
第2四半期決算説明
【免責事項】
本資料に記載されている予測、見通し、戦略およびその他歴史的事
実ではないものは、当グループが資料作成時点で入手可能な情報を
株式会社ユーグレナ
基としており、その情報の正確性を保証するものではありません。
これらは経済環境、経営環境の変動などにより、予想と大きく異な
る可能性があります。 2020年5月
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この度新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方に
哀悼の意を申し上げるとともに、ご遺族の方には謹んでお悔やみ
申し上げます。また、罹患された方やご家族、関係者の皆様には
心よりお見舞い申し上げます。
また、医療機関や行政機関の方々など、感染拡大防止に日々ご尽力されて
いる皆様、社会インフラを支えてくださる皆様へ深く感謝申し上げます。
ユーグレナは今後も「人と地球を健康にする」という経営理念をもとに
ますます多くの方にユーグレナ・クロレラを届けていくことで
皆様の健康に役立てて頂けたらと考えております。
一日も早い収束と、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
株式会社ユーグレナ
説明内容
2020年9月期第2四半期決算 P4
ヘルスケア事業の進捗 P9
エネルギー・環境事業の進捗 P24
通期業績予想修正 P28
新型コロナウイルス感染症の当社グループ対応について P32
サステナビリティ推進に向けた取り組み P35
補足資料
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2020年9月期
第2四半期決算
2020年9月期上半期実績
期首方針のとおり短期的な収益を追わず、広告投資の厳格化、
マーケティング施策準備、事業基盤整備に注力
2019/9期上半期実績 2020/9期
2020/9期
(百万円) 通期業績予想
一括費用計上※ 一括費用計上 上半期実績
含む 除く (前回発表)
売上高 6,919 6,919 6,081 13,300
営業利益 △6,523 △153 △360 △1,200
経常利益 △6,356 15 △137 △850
親会社株主に
帰属する △6,456 △86 △143 △900
当期純利益
※バイオ燃料製造実証プラントの建設関連費用: 6,370百万円
注:上記は決算短信に合わせ百万円未満を切捨てて記載しております。他のページのチャート、テーブルの記載値は百万円未満を四捨五入しているため、一部数値が
一致しない場合があります。
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売上構造推移、セグメント別損益
広告投資の厳格化により、足許の売上は減少するも、
ヘルスケア事業のセグメント損益は黒字幅を大幅拡大
売上高構造推移 セグメント別損益
(百万円) (百万円) ヘルスケア事業
全社費用
直販 流通 OEM・原料・海外 その他 エネルギー・環境事業(実証プラント一括費用計上額を除く)
実証プラント一括費用計上額
黒字幅拡大
6,919 7,049
581
288
828
445 6,082 68
443
1,096 252
784 634 930
465 (432) (450) (453)
(302) (350)
5,019 4,875 ※
4,434 (554)
(6,371)
上期 下期 上期 上期 下期 上期
2019/9期 2020/9期 2019/9期 2020/9期
※ 実証プラントの定期修繕により費用拡大、毎年夏季に実施予定
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販売費及び一般管理費、EBITDA
広告宣伝投資の採算管理厳格化に加えて、固定費コントロール
も強化し、営業キャッシュフロー(EBITDA)を改善
販売費及び一般管理費 EBITDA
(百万円) (百万円)
販売費 人件費 管理費 研究開発費
318
5,833
5,214 625 ※2 人件費+管理費
429 ※1 4,741 対前半期比
824
755 470 △150百万円
928 693
863 (15)
909
3,456 広告宣伝費
3,167
2,669 対前半期比
△616百万円
(451)
上期 下期 上期 上期 下期 上期
2019/9期 2020/9期 2019/9期 2020/9期
※1 実証プラント引き渡しに伴う一括費用計上額を除いた数値
※2 実証プラントの定期修繕により費用拡大、毎年夏季に実施予定
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2020年9月期上半期ハイライトと下半期の展望
上半期 下半期
ヘルスケア事業 ヘルスケア事業
直販のKPIが改善 絶好の成長投資機会が
広告投資の採算管理厳格化が完了
有期間定期顧客比率増でLTVが改善
到来
外出自粛でオフライン広告・CRMも好調 通販需要・健康商品需要の
化粧品定期顧客数は純増に 高まりは当社に追い風
主力食品商品をリニューアル 好機を逃さず、機動的な
「からだにユーグレナ」ブランドに統一 広告投資を推進
訴求便益を3要素に整理 厳格な採算管理のもと、
下半期のマーケティング展開準備が完了 LTV>CPOとなる領域では
エネルギー・環境事業 積極的に投資を実施
ユーグレナ素材の便益は足元の
次世代バイオディーゼル燃料の
消費者ニーズにマッチ
供給開始/売上計上
コロナウイルスの影響と対策 エネルギー・環境事業
徹底した固定費削減 バイオ燃料の製造・供給拡大は関係者の
強固な財務状況を維持 状況に応じ柔軟に対応
現預金残高71億円、純資産107億円
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ヘルスケア事業の進捗
絶好の投資機会が到来
1. 直販KPIが改善、
投資拡大に向けて準備万端
2. 免疫訴求商品に対する
需要増に応える積極的な
販促投資を実施
2020年9月期のヘルスケア事業方針(2019年本決算資料より再掲)
上半期は期初に掲げた事業戦略を実行、短期的売上成長・利益
確保は追求せず、持続的成長に向けた素材/ブランディング/
事業基盤整備に投資比重をシフト
1 課題/機会 メーカーとしての素材開発、機能性研究の強化
素材への
ユーグレナ食品 フォーカス 便益の特定と認知向上施策の展開
の低い認知率
全販路展開による「国民的素材」化
2 課題/機会 持続的成長につながる「企業/素材/商品ブラ
ブランディングへ
企業/素材/商品間の ンディング」への投資を拡大
広告比重シフト
ブランド連携不足 短期的な直販広告投資を縮小、KPI厳格化
3 課題/機会 マーケティング/CRM/事業管理における
獲得チャネル/ 事業基盤整備 デジタル化推進
顧客層の偏り ロイヤルカスタマー育成施策の拡大
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絶好の投資機会が到来
1. 直販KPIが改善、
投資拡大に向けて準備万端
2. 免疫訴求商品に対する
需要増に応える積極的な
販促投資を実施
新型コロナウイルス感染症影響に耐性の高いビジネスモデル
販売チャネル別
その他 ※連結ベース
OEM・原料・ 4%
売上高7割超を占める
海外 15%
直販チャネルへの追い風
流通 8% 外出自粛によって通信販売への需要は
直販 73% 増加
在宅率上昇に伴いテレビ通販の広告効率が
改善
商品カテゴリー別
その他 2% ※単体ベース
同 約7割の健康食品への需要増
健康志向の高まりにより、免疫訴求
スキンケア
商品への需要増
29%
健康食品
外出機会の減少による化粧品の消費減少
69%
トレンドの中、当社主力のスキンケア商品は
生活必需品のため影響が軽微
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上半期における直販KPIの改善
主要な直販KPIが軒並み改善、
LTV>CPOとなる広告投資拡大の準備が完了
LTV CPO
在宅率増による顧客 採算管理厳格化による不採算
受電率の改善 投資の撤廃
有期間定期比率増に 在宅率増によるオフライン
よる継続率の改善 広告・CRMの獲得効率改善
新規獲得顧客 2019年9月 2020年3月
における
有期間定期
コース の ※
大幅
選択比率 改善
※ ユーグレナ社直販における
約6割
約9割
3か月/6か月コースを対象
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定期購入者数推移
定期購入者数:食品(千人)
定期購入者数:化粧品(千人)
広告宣伝費を絞る中、
広告宣伝費(百万円)
主要KPIの改善により、
241
234
861 219 215
化粧品定期購入者数が
純増に好転
784
626
403 化粧品定期顧客数の月次推移
3Q 4Q 1Q 2Q
2019/9期 2020/9期
10月 11月 12月 1月 2月 3月
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絶好の投資機会が到来
1. 直販KPIが改善、
投資拡大に向けて準備万端
2. 免疫訴求商品に対する
需要増に応える積極的な
販促投資を実施
主力食品商品群のリニューアル:「からだにユーグレナ」
訴求便益コンセプトの設定とブランドイメージの統一が完了、
主力食品商品群を「からだにユーグレナ」としてリニューアル
① 訴求便益コンセプト ② ブランドイメージの統一
③ 下半期より本格的なプロモーションを開始
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① 訴求便益コンセプトの設定
豊富な栄養素、心身の疲れにくさ、免疫機能の3要素を
一連のサイクルとして体感可能な訴求便益として設定
59種の
栄養素
からだの根本から元気に
心身の
免疫機能UP
疲れにくさ
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① 訴求便益コンセプトを支える研究成果
ユーグレナ素材の特徴や過去の研究成果を踏まえて、
素材の訴求便益コンセプトを設定
ユーグレナは肉に多く含まれる
アミノ酸、魚に多く含まれる不
59種の栄養素 飽和脂肪酸、野菜に多く含まれ
るビタミン・ミネラルなど59種
の栄養素をバランスよく含む 写真はイメージ ユーグレナ粉末
ヒト臨床試験により、ユーグレナの継続摂取が脳の状態に効果的
ヒト臨床試験により、ミドリムシの継続摂取が 脳の状態に効果的に寄
に寄与することを確認(2019.5.28 発表)
心身の
与することを確認しました ~脳由来神経栄養因子(BDNF)の上昇や認
疲れにくさ ① 脳細胞の増加に不可欠なたんぱく質である血中の BDNF の上昇
知機能速度・運動速度の向上、 心の健康スコアの改善などを確認~
② 脳からの指令で身体が動く速度(認知機能速度・運動速度)の向上
③ 健康関連 QOL(生活の質)としての心の健康スコアの改善
ユーグレナ特有成分パラミロンの継続摂取によ
る免疫バランス調整機能を示唆、特許出願)
(2014.4.17 発表)
免疫機能UP
ユーグレナの継続摂取により、免疫伝達物質の
産生が促進され、インフルエンザ症状が緩和 ユーグレナの特有成分パラミロン
される効果示唆を確認(2017.11.1 発表) 撮影:青山学院大学 福岡伸一教授
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① 訴求便益コンセプトを支える研究成果
上半期に免疫機能に関する新たな研究成果を発表
これまでの研究成果を紹介する特設ページも開設
東京医科歯科大学との共同研究により、微細藻類ユーグレ
ナおよび特有成分パラミロンの腸管における影響を観察し、
ユーグレナの
食シグナル※として免疫細胞や神経細胞に作用することを示
免疫細胞への
唆する研究結果を確認
作用を確認
研究成果は、「日本農芸化学会 2020 年度大会」で発表し、優秀発
表に選出
ユーグレナ及び各種素材の健康機能
免疫機能に 情報や最新の研究成果について情報
関する 発信するサイト『ユーグレナ・ヘル
紹介ページを スケア・ラボ』にて、ユーグレナの
特設 免疫機能に関する研究成果の紹介
ページを特設
https://www.euglab.jp/lp/meneki/
※ 細胞内に情報伝達を活性化する食品成分のこと。細胞内カルシウム濃度を指標としている
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② ブランドイメージの統一
今後のプロモーション効果の最大化を目的として、
分散していた主力食品商品群のブランドイメージを統一
直販主力商品 『からだにユーグレナ』シリーズ
流通主力商品
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③ 下半期からの本格的なプロモーション展開
素材・便益認知から購入・体感までの一貫した販促プロセスを
構築、素材や商品への接触機会を増やす広告・販促を強化
素材認知 商品認知 購入
便益認知 理解 体感
素材や便益に関する ターゲット層が信頼する ロゴ・POPなど店頭での
マスプロモーション 媒体を通じたアプローチ 販促や、プロモーションに
を順次展開 を強化し、便益理解の促 連動した獲得広告を強化
進を実現
免疫訴求商品に対する需要拡大を追い風として、
下半期より積極的な先行投資を実施
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絶好の投資機会が到来
1. 直販KPIが改善、
投資拡大に向けて準備万端
2. 免疫訴求商品に対する
需要増に応える積極的な
販促投資を実施
エネルギー・環境事業の進捗
次世代バイオディーゼル燃料の新規供給先
次世代バイオディーゼル燃料の供給開始
いすゞ自動車および川崎鶴見臨港バスで使用
いすゞ自動車 川崎鶴見臨港バス
2020年4月1日より、いすゞの藤沢工場 2020年3月28日より、鶴見駅~横浜市内
シャトルバスにて燃料使用を開始 を走行する路線バスにて燃料使用を開始
2014年7月より、次世代バイオディーゼ 廃食油※3回収に協力する横浜市の小学生
ル燃料の実用化に向けDeuSEL®プロジェ が「大人になっても残したい自然」を
クト※1を共に取り組んできた成果 テーマに描いた絵をバスのラッピングに
使用
いすゞ自動車のシャトルバス 川崎鶴見臨港バスの路線バス
※1 DIESEL(ディーゼル)とeuglena(ユーグレナ)を組み合わせた造語で、ユーグレナ(和名:ミドリムシ)からつくったバイオディーゼル燃料を表すいすゞ自動車
社とユーグレナ社の共同で取得した商標
※2 「日本をバイオ燃料先進国にする」を合言葉にした宣言 ※3 次世代バイオディーゼル燃料の原料の一部に廃食油を使用
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バイオ燃料の実用化に向けたロードマップ
2020年3月、次世代バイオディーゼル燃料の供給開始。
有償フライト実現の方針は変更せず、新型コロナウイルス感染
症に関する関係者の状況に配慮し、スケジュールは柔軟に対応
2020年9月期
2Q 3Q~
ASTM 完
規格取得 了
認証
国交省による 完
通達改正施行 了
バイオ燃料製造実証 完
生産 プラントの本格稼働開始 了
新型コロナ
次世代バイオディーゼル ウイルス感染症
燃料供給開始、売上を初計上 拡大の影響が
20社以上) 公道走行
供給
(供給見込先 見込まれ
スケジュールは
バイオジェット燃料供給に向けた 柔軟に対応
航空会社、空港、運送会社等との調整
有償フライト
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バイオ燃料製造・供給の商業化に向けて(2019年9月期本決算説明資料より再掲)
実証プラントの稼働データ獲得と並行して、商業プラント設計
開始に向けた準備を推進。2020年中に設計開始を判断予定
バイオ燃料 100万KL/年
次世代バイオ 産業の確立へ
ディーゼル燃料供給 商業プラント
の完成
日本初となる
有償フライトを実現
25万KL/年
125KL/年
2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 2030
実証 準備 稼働
プラント
商業 検討・準備 設計 建設 稼働
プラント
商業プラント設計開始に向け、立地候補地調査や
事業パートナー候補との協議を実施中
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通期業績予想の修正
通期業績予想の修正
下半期業績が機動的な広告投資の進捗度合に左右されること、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響が依然不透明なことを
勘案し、通期業績予想を取り下げて未定に修正
2020/9期 2020/9期
2020/9期
(百万円) 通期業績予想 通期業績予想
上半期実績
(前回発表) (今回修正)
売上高 6,081 13,300 ー
営業利益 △360 △1,200 ー
経常利益 △137 △850 ー
親会社株主に
帰属する △143 △900 ー
当期純利益
注:上記は決算短信に合わせ百万円未満を切捨てて記載しております。他のページのチャート、テーブルの記載値は百万円未満を四捨五入しているため、
一部数値が 一致しない場合があります。
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業績予想修正の要因―業績に与える影響
広告宣伝の投資進捗により業績が変動し、新型コロナウイルス
感染症拡大の今後の影響も不透明
下期業績における不透明要因
○プラス要因
KPI改善、免疫訴求商品のニーズ拡大を背景に、持続的な利益成長の
定期顧客増
ため、厳格な採算管理に基づいて積極的な広告投資を実施
新型コロナウイルス感染拡大による健康意識の高まり、
売上/収益増
免疫への需要増のよる当社グループ商品へのニーズ拡大
○マイナス要因
LTV>CPOとなる領域での投資が順調に拡大した場合、下半期は営業
コスト増
赤字が拡大(来期の黒字化で投資回収見込み)
卸先の店舗での来客減、営業自粛により、リピート注文が減少
売上/収益減
外出自粛の長期化により、卸先や新規先への営業機会が減少
中国は3月中は一部営業停止、現在は再開
売上/収益減
竹富エビ養殖は市況悪化が影響
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業績予想修正の要因―直販における機動的な広告投資
持続的な利益成長のために、会計上の期間損益に囚われず、
採算が見込める広告投資を継続して積上げる
定期購入モデルの収支イメージ(12か月投資回収の場合)
下半期に実施する広告
初期投資の費用計上が完了し
投資の回収期間は最長 下半期は固定的な
ているため、翌期は期初から
6か月のため、期中損益
利益計上に寄与 投資予算額を設定せず、
は赤字が先行
厳格な採算管理に基づき、
広告投資額を柔軟に
コントロールする方針で、
投資回収 業績予想は困難
が完了
投資が順調に拡大した場合、
下半期は営業赤字が拡大し、
投資月
10か月目
11か月目
12か月目
13か月目
14か月目
15か月目
16か月目
17か月目
18か月目
2か月目
3か月目
4か月目
5か月目
6か月目
7か月目
8か月目
9か月目
来期の黒字化に寄与
定期購入売上 広告投資 原価・連動経費 累積損益
注:上図はモデルケースでの解説であり、当社のヘルスケア事業の現状を表すものではありません。
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新型コロナウイルス感染症の
当社グループ対応について
新型コロナウイルス感染症に対する全社的な取り組み
事業活動継続に向けてテレワーク対応を2月より推進
従業員及び家族の健康と生活支援に向けた施策も拡充
実施事項 詳細
グループの全従業員及び家族の健康を第一に考え、
全グループでの 各拠点において原則出社禁止
テレワーク対応 国内外の出張原則禁止
半期に1回実施する全社会議をオンラインで実施
マスク配布 マスクが不足する従業員や家族に対しマスクを配布
福利厚生ポイントの
テレワーク環境整備費用を福利厚生ポイントにて補助
利活用
ベビーシッター 「内閣府企業主導型ベビーシッター利用者支援事業」に
利用料補助 登録。対象児童がいる家庭で補助を利用可能に
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新型コロナウイルス感染症に対する当社グループの支援
最前線で活躍する医療従事者や、業務負荷が高まっている
保育園関係者の健康を支援するべく、ユーグレナ商品を提供
提供先 提供商品
からだにユーグレナ green powder
(旧『ユーグレナの緑汁』、石垣島ユーグレナ入り粉末ドリンク)
• 医療機関
• 保育園 からだにユーグレナ green smoothie
(旧『飲むユーグレナ』、石垣島ユーグレナ入りドリンク)
• We Support※
SPURT
(石垣島ユーグレナ入りゼリー飲料)
旧パッケージ
旧パッケージ
※ オイシックス・ラ・大地株式会社、一般社団法人 RCF、ココネット株式会社(セイノーホールディングスグルー プ)が連携、実施する食料支援プラットフォーム
https://www.oisixradaichi.co.jp/news/posts/wesupport/
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サステナビリティ推進
に向けた取り組み
当社のサステナビリティに関する考え方
サステナビリティをSDGsとESGに分解し、事業を通したSDGs
達成に加え、持続的な事業活動を支えるESG経営の強化を開始
SDGs/ESG※に対する考え方 当社の現状
主力のヘルスケア事業をはじめ、
気候変動問題の解決策となるバイオ燃料事業、
バングラデシュの栄養問題解決に寄与する
事業を通した ソーシャルビジネスなど
SDGs達成への挑戦 事業を通したSDGs達成には積極的
に活動中
環境
E
持続的な事業活動を
社会 ガバナンス
支えるESG経営 今後、ESGに関する方針や目標を設定し、
S G 持続的な企業経営の基礎となる
ESGに対応した経営基盤構築を目指す
※ SDGs:2015年に国際連合によって制定された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略語。17の目標と目標達成のための169のターゲットで構成
ESG :環境、社会、ガバナンス(Environment, Social, Governance)の略語。企業の長期的な成長のために必要な観点
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サステナビリティに関するウェブサイトを開設
サステナビリティに対する社会からの関心増加に伴い、
ユーグレナのSDGs/ESGに関する取り組みを体系的に開示
開示の背景 ウェブサイトの内容
サステナビリティに対する SDGs達成に寄与する
社会からの関心が増加 現在の事業活動の紹介に加え、
ESGに関するページを新設※3
投資家
財務面の成長だけでなく、環境に配慮した
事業や社員の働きやすさが、中長期的な成
長の源泉と評価するESG投資※1が増加
消費者
環境や社会に貢献する企業/ブランドを重
視して、商品を選択するエシカル消費※2が
増加
※1 従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資のこと
※2 人や社会、地球環境、地域に配慮した考え方や行動
※3 URL:https://www.euglena.jp/companyinfo/sustainability/
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バングラデシュ農家の所得向上に貢献
ユーグレナ社の「緑豆プロジェクト 」が、国連開発計画 ※1
(UNDP)の主導するビジネス行動要請(BCtA)に採択
• BCtA※2は、企業のビジネスモデルと技術を活用し、貧困層の成長を
活性化させるための取組で、SDGs達成の促進が目的
BCtA採択の意義 • 200を超えるBCtA賛同企業間のコラボレーションや、専門的なサ
ポート等を受けることが可能
※1 バングラデシュの農民が育て、栄養価の高い食材として現地で食されている緑豆の生産性を日本の技術で安定的に向上させ、同国内で販売するだけでなく、日本
に供給しようというプロジェクト
※2 2008年に発足した国連開発計画(UNDP)を含む6つの開発機関・政府が主導。長期的視点で商業目的と開発目的を同時に達成できるビジネスモデルを模索・促進
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補足資料
会社概要
設立 2005年8月9日
本店 東京都港区芝5-29-11
資本金 73億1,814万円 2020年3月末
売上高 139億6,767万円 2019年9月期
従業員数 454名(連結) 2019年9月末
グループ会社 完全子会社7社、海外合弁会社2社(上海、ダッカ) 2020年5月15日時点
経営理念 人と地球を健康にする
経営
ビジョン バイオテクノロジーで、昨日の不可能を今日可能にする
上場市場 東京証券取引所市場第一部
証券コード 2931
株主数 86,009名 2020年3月末
Copyright (C) 2020 euglena Co., Ltd. All Rights Reserved. 40
連結損益計算書サマリー
2018/9期 2019/9期 2020/9期
一括費用
一括費用
(百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q 合計 1Q 計上除く 2Q 3Q 4Q 合計 計上除く 1Q 2Q 合計
※
売上高 3,450 3,729 3,957 4,038 15,175 3,432 3,432 3,487 3,526 3,522 13,968 13,968 3,219 2,863 6,082
直販 2,445 2,752 2,881 2,663 10,740 2,549 2,549 2,471 2,497 2,377 9,894 9,894 2,332 2,103 4,434
流通 390 400 458 423 1,672 405 405 379 335 299 1,418 1,418 234 231 465
OEM・原料・海外 553 499 510 717 2,279 358 358 470 555 541 1,924 1,924 524 406 930
その他 61 79 108 235 483 120 120 168 139 306 733 733 130 123 252
売上原価 841 946 1,078 1,355 4,220 858 858 1,000 1,018 1,134 4,010 4,010 878 824 1,702
売上総利益 2,609 2,784 2,879 2,682 10,954 2,573 2,573 2,487 2,509 2,388 9,958 9,958 2,342 2,039 4,380
粗利率 76% 75% 73% 66% 72% 75% 75% 71% 71% 68% 71% 71% 73% 71% 72%
販売費及び一般管理費 3,039 3,465 3,284 2,547 12,334 9,031 2,660 2,553 2,693 3,140 17,418 11,047 2,586 2,155 4,741
販売費 2,188 2,519 2,122 1,496 8,325 1,620 1,620 1,546 1,681 1,775 6,623 6,623 1,534 1,136 2,669
(内 広告宣伝費) 1,394 1,516 1,079 624 4,614 674 674 697 784 861 3,016 3,016 626 403 1,029
人件費 405 429 477 446 1,757 442 442 421 438 490 1,791 1,791 474 435 909
管理費 318 362 502 446 1,628 401 401 354 407 417 1,579 1,579 360 333 693
研究開発費 129 154 183 159 624 6,568 197 232 166 459 7,425 1,054 219 251 470
営業利益 -430 -681 -405 136 -1,380 -6,458 -87 -66 -184 -752 -7,460 -1,089 -244 -116 -360
EBITDA -288 -516 -182 371 -614 144 144 174 56 -507 -133 -133 -71 56 -15
営業外損益 66 148 42 27 283 36 36 132 181 38 387 387 28 195 223
(内 助成金収入) 42 124 27 10 203 18 18 109 167 25 320 320 30 183 213
経常利益 -364 -533 -363 163 -1,097 -6,422 -51 66 -3 -715 -7,073 -703 -216 79 -138
特別損益 1 1 -1 -13 -12 0 0 2 5 -2,539 -2,532 -2,532 0 12 12
親会社株主に帰属する
当期純利益 -462 -531 -373 113 -1,252 -6,495 -124 38 -81 -3,261 -9,799 -3,428 -253 109 -144
◆参考指標
減価償却費 91.3 108.7 125.1 145.1 470.3 140.9 140.9 149.7 145.2 140.1 575.9 575.9 135.7 134.1 269.8
(内 M&A関連) 10.7 13.4 18.7 18.7 61.5 18.7 18.7 18.7 18.7 18.7 75.0 75.0 18.7 17.2 35.9
のれん償却額 50.9 56.8 97.6 90.3 295.6 90.3 90.3 90.3 95.1 104.9 380.6 380.6 37.8 37.8 75.7
※1 バイオ燃料製造実証プラントの建設関連費用: 6,370百万円
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連結貸借対照表サマリー
(百万円) 2018/9末 2019/9末 2020/3末
流動資産 8,362 11,183 10,476
現金及び預金 4,427 7,833 7,112
その他 3,935 3,350 3,364
固定資産 13,476 6,016 5,641
有形固定資産 8,897 3,590 3,460
(内 建設仮勘定) 4,984 7 4
無形固定資産 3,777 1,649 1,526
投資その他の資産 802 778 654
(内 投資有価証券) 389 431 314
総資産 21,838 17,199 16,117
負債 5,933 6,365 5,399
流動負債 2,081 2,470 1,853
(内 短期借入金) 461 471 470
固定負債 3,851 3,895 3,546
(内 長期借入金) 3,389 3,190 2,957
純資産 15,905 10,834 10,718
株主資本 15,898 10,823 10,710
(内 資本金) 5,424 7,318 7,318
(内 資本剰余金) 9,080 11,880 2,224
(内 利益剰余金) 1,625 -8,225 1,263
その他 7 11 7
負債純資産合計 21,838 17,199 16,117
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バイオテクノロジーで、
昨日の不可能を今日可能にする