2931 ユーグレナ 2021-02-15 15:00:00
2021年9月期第1四半期決算説明 [pdf]

      euglena Group


2021年9月期第1四半期決算説明
株式会社ユーグレナ
東証一部(証券コード:2931)




【免責事項】
本資料に記載されている予測、見通し、戦略およびその他歴史的事実
ではないものは、当グループが資料作成時点で入手可能な情報を基と
しており、その情報の正確性を保証するものではありません。
これらは経済環境、経営環境の変動などにより、予想と大きく異なる
可能性があります。




2021年2月15日
 2021年9月期 第1四半期 エグゼクティブサマリー

    キューサイ社 M&A                                                                              ヘルスケア領域

  55年の歴史を持つ老舗企業と共に、                                                                       通販事業の着実な成長とM&Aによる収益力強化で、
  ヘルスケア通販業界の一角を担う企業グループを目指す                                                               V字回復を継続
                                                                                                                   対前四半期比で売上増を維持しながら
                                                        キューサイ社 概要                                                   赤字幅を縮小。売上高は業績予想に対
                                                                                                                    して26%の進捗率
                                           ①55年の歴史と圧倒的な知名度、                                                       素材/商品の認知拡大、ブランド価値の
                                            ②TVCM等の通販ノウハウ、③商品開発                                                     蓄積/波及、マルチチャネル化の推進に
                                            力を強みに事業を拡大。売上246億円                                                      関する施策を実行
                                            /EBITDA36億円まで成長                                                        当社フィロソフィーとの親和性が高い
                                           主力3商品は各市場でトップクラスの市                                                      D2C化粧品ブランド「あきゅらいず」
                                            場シェア                                                                    を販売するLIGUNA社のグループ化を
                                                                                                                    発表。日本有数のサステナブルなスキ
                                                        M&Aスキーム 概要                           先端投資領域                 ンケア通販会社がユーグレナの仲間に

                                           当社、APファンド※および東京センチュ                           陸・海での次世代バイオディーゼル供給先拡大が順調に進捗
                                            リーの3者がキューサイ全株式を共同取                                                     商船三井グループが運行する船舶へ
                                            得                                                                       の次世代バイオディーゼル燃料の供
                                           当社は1年以内を目途にキューサイの連                                                      給を完了。環境規制が強化される中、
                                            結子会社化を目指す方針                                                             次世代バイオディーゼル燃料が代替
                                           経営改善経験が豊富なAPおよび財務面                                                      燃料の一つとして注目
                                            に強い東京センチュリーと手を組み、                                                      次世代バイオディーゼル燃料の供給
                                            キューサイの着実なV字回復を目指す                                                       先は34社まで拡大

                                                    ※:株式会社アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンドである投資事業有限責任組合アドバンテッジパートナーズⅥ号、APCP VI, L.P.、
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.     CJIP (AP) VI, L.P.、投資事業有限責任組合 AP VI-QG、AP Reiwa F6-A, L.P.及び投資事業有限責任組合 AP 令和 F6-B1の6社が出資   2
 目次


     1. ユーグレナグループの事業構造                              4

     2. キューサイM&Aについて                                10

     3. 2021年9月期第1四半期決算ハイライト                        19

     4. ヘルスケア領域                                     22

     5. 先端投資領域(バイオ燃料事業)                             29

     6. 先端投資領域(その他)                                 38

     7. ESG / コーポレート領域                              40

     8. 補足資料                                        43



Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.        3
                    1. ユーグレナグループの事業構造




Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.   4
                                                                                             2020年9月期本決算説明資料より再掲

 ユーグレナグループのありたい姿(ユーグレナ・フィロソフィー)
 「Sustainability(持続可能性)」を軸とした事業を展開し、事業を通して「Sustainability」が当たり前に
 なっている世界の実現を目指す。結果、「当社事業の成長=社会問題の縮小」という構図が実現する



                                                           Sustainability First
                                                               ユーグレナグループの仲間全員が
                                                    ”自分たちの幸せが誰かの幸せと共存し続ける方法”を常に考え、行動している状態




                                                      事業インパクト                   社会インパクト

                                                      当社事業の                    社会問題の
                                                        成長                       縮小

                                                        Good                     Good




Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                              5
                                                                                                              2020年9月期本決算説明資料より再掲

 ユーグレナグループの事業 全体像
 「Sustainability」が当たり前になっている世界を実現するため、先端的な研究開発の力を活用しながら、
 事業を通じて持続的な社会問題解決を目指す




                                      気候変動への具体的な解決策                      生涯にわたる健康の実現                 発展途上国の栄養不良の解消

                                                              ユーグレナ・フィロソフィー : Sustainability First




                                                                       バイオインフォマ
                                                    バイオ燃料事業             ティクス事業      ヘルスケア領域※           ソーシャルビジネス




                                               ミドリムシ屋外大量培養                    遺伝子解析                      先端技術研究

※:有価証券報告書上のセグメント情報とは異なる区分で開示
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                               6
                                                                                                2020年9月期本決算説明資料より再掲

 2020年9月期実績におけるポートフォリオ整理
 黒字を維持するヘルスケア領域がグループ全体における収益の柱となり、その他領域への投資原資を創出
 先端投資領域は新たな収益の柱となることを、ソーシャル領域は商業化と共にブランド力の向上を目指す

                         先端投資領域                                    ヘルスケア領域                    ソーシャル領域

     売上高 2.2億円 + 助成金 1.4億円                                         売上高   129億円          売上高 0.4億円 + 助成金 1.1億円

                               バイオ燃料事業
                                                                                                 ソーシャルビジネス

                       バイオインフォマティクス事業

                                                                                                     ESG投資
                               先端技術研究
                                                         投資                        投資
         調整後EBITDA ▲8.7億円                                       調整後EBITDA +10億円          調整後EBITDA ▲0.8億円


                                                    コーポレート+その他事業
                                                                           調整後EBITDA ▲7.9億円
                                                      売上高 2億円

    ※:調整後EBITDAは当社独自の財務指標。計算式は、EBITDA(営業利益+のれん償却費及び減価償却費)+助成金収入+株式関連報酬

Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                 7
                                                                                       2020年9月期本決算説明資料より再掲

 グループにおける各事業の関係性
  ヘルスケア領域の成長と買収先のサステナビリティを向上させるグリーンM&Aにより、グループ全体のキャッシュ創出
  先端投資領域とソーシャル領域に投資し将来事業創出を図るとともに、ヘルスケア事業に対するブランド価値を創出



                          キャッシュフロー創出                                             将来事業の創出

                                                                                 先端投資領域※1

                                                                継続的な投資CF
                                                                                    バイオ燃料事業
                                                    ヘルスケア領域※1


                                                                                    バイオインフォマティ
                                                                                    クス事業

                                                                   ブランド価値波及      ソーシャル領域※1
                           グリーンM&A※2                            環境、先端技術、ソーシャル
                                                                                    ソーシャルビジネス
                                                                                    ESG投資


       ※1:有価証券報告書上のセグメント情報とは異なる区分で開示
       ※2:買収した会社をPMI(Post Merger Integration)の段階でサステナブルな会社に変革していくことをグリーンM&Aと呼称


Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                        8
                                                                                                                                                            2020年9月期本決算説明資料より再掲

 黒字化タイミングとターゲット市場規模
 黒字継続のヘルスケア領域に続き、バイオインフォマティクス事業、ソーシャルビジネス、バイオ燃料事業を
 段階的に黒字化。 社会問題の解決に事業として取り込むことが、巨大な市場へのエントリーに繋がる

                  黒字化のタイミングと売上のイメージ                                                                               社会問題の規模                                          市場規模

  凡例:            は想定される黒字化のタイミング
                                                                                                            世界の運輸セクターからの                                     世界のバイオジェット/
                                                                                                               CO2排出量増加                                       ディーゼル燃料市場
                                                                                                                10年間で+20%
                                                                                                                                              ※1
                                                                                                                                                            8.5兆円(2025年推計) ※4
                                                                     バイオ燃料事業
                                                                                                                   バングラデシュでの                            バングラデシュ食品流通市場
                                                                                                                    栄養不良の児童数 ※2
                                                             ソーシャル・ビジネス                                                                                  約1.6兆円以上(2016年)※5
                                                                                                                        550万人
                                                    バイオインフォマティクス事業
                                                                                                                                                          日本のヘルスケア市場
                                                                                                                    健康不安を抱える                             (健康維持、増進向け商品/
                                                                                                                     日本人の割合                                  サービス)
                                                                      ヘルスケア領域
                                                                                                                    全世代の6割
                                                                                                                                              ※3                            ※6
                                                                                                                                                          10.3兆円(2020年推計)

2020                                                                                     2030
出典:
※1: International Energy Agency “Tracking Transport 2020” 期間は2008年~2018年、※2: United States Agency International Development “Bangladesh: nutrition Profile 2018”
※3:厚生労働省“健康意識に関する調査”、※4:各種データより当社推計 ※5:国際協力機構“調査レポート:バングラデシュの食品流通産業 2016年8月” 1USD=105円換算、
※6: 経済産業省”次世代ヘルスケア産業協議会の今後の議論について~アクションプラン2019に向けて~”

Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                                                                             9
                    2. キューサイのM&Aについて




Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.   10
 案件ハイライト
 当社、APファンド※1および東京センチュリーの3者が、 2021年2月1日付でキューサイ全株式を共同取得
 当社は1年以内を目途にキューサイの連結子会社化を目指す方針

                  2021年2月1日時点の株式保有状況                                              当社が連結子会社化した場合の株式保有状況

                                                                      1年以内に
                                                                      SPC持分を
                                                                    追加取得する方針
                                                                    でAP/TC※3と合意

       12.84%                      67.22%    19.94%
      (30億円)                     (約157億円※1) (約47億円)                               最大   49%    約 47%※4         約 4%※4


                             Q-Partners                                                      Q-Partners
                         (SPC:特別目的会社)                                                    (SPC:特別目的会社)

                                                    CCBJH※2から株式譲受                                     株式
                                                         (100%)                                      (100%)



 ※1:株式会社アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンドである投資事業有限責任組合アドバンテッジパートナーズⅥ号、APCP VI, L.P.、CJIP (AP) VI, L.P.、投資事業有限責任組合 AP VI-QG、
    AP Reiwa F6-A, L.P.及び投資事業有限責任組合 AP 令和 F6-B1の6社が出資
 ※2:CCBJH=コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社
 ※3:AP=株式会社アドバンテッジパートナーズ、TC=東京センチュリー株式会社
 ※4:当社が49%持分を取得した場合のAPファンドおよび東京センチュリーの持分割合
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                       11
 キューサイの概要
 ①55年の歴史と圧倒的な知名度、②TVCMやコールセンターの通販ノウハウ、③ヒット商品を生み出す商品
 開発力を強みに事業を拡大し、売上246億円/EBITDA36億円まで成長

                                         キューサイの強み                                    キューサイと当社のPL比較※2


                           
歴史と知名度  健康食品/スキンケア通販業界を代表する
                                 55年の歴史                                   売上高

                                 老舗企業
                                                      ※1                                                             246 億円
                            シニア層を中心に約
通販ノウハウ  TVCMやコールセンター運用のノウハウを
                                                    38万人の通販顧客
                                 蓄積                                                                    129 億円

商品開発力                       数々の             ヒット商品を生み出す                  EBITDA ※3
                             商品開発体制


                                                                                            36 億円

                                                                                         10 億円
                                                                      ※1:月次アクティブ顧客数(2020年12月時点)
   国産ケール青汁                              オールインワン化粧品       機能性表示食品      ※2:キューサイは2020年12月期実績ベース、ユーグレナは2020年9月期実績ベースでヘルスケア領域の業績
   「ザ・ケール」                                「コラリッチ」     「ひざサポートコラーゲン」   ※3:ユーグレナはヘルスケア領域の調整後EBITDA( = EBITDA+助成金収入+株式関連報酬)ベース
                                                                        (コーポレート関連費用は含まず)
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                          12
 キューサイの事業/商品ポートフォリオ
 通販チャネルを中心に健康食品/化粧品を展開。主力商品であるオールインワン化粧品のコラリッチ、機能性
 表示食品のひざサポートコラーゲン、ロングセラーのケール青汁は、各市場でトップクラスのシェアを誇る

                          チャネル別売上構成                          商品別売上構成

                        通販が主要チャネル                   主力3製品は各市場でトップクラスの市場シェアを誇る



                                     その他
                          BtoB                                   その他
                                        3%
                                 9%                        ケール     13%
                                                                          コラリッチ
                                                            青汁
                                                                 10%       39%


                                        BtoC(通販)                 ひざサポート
                                             88%                  コラーゲン
                                                                   38%




Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                 13
 キューサイの成長をサポートするユニークかつ最適なフォーメーション
 経営改善やPMI経験豊富なAPおよび財務面に強みを持つ東京センチュリーと手を組むことで、
 キューサイの着実なV字回復を達成し、「ウェルエイジング支援カンパニー」の実現を目指す

                                            Q-Partners
                                                              キューサイの着実な        「ウェルエイジング
                                                             V字回復の達成に貢献        支援カンパニー」の
                                            経営改善/PMIのノウハウ                     実現を共に目指す※
                                            過去の案件で
                                             V字回復を達成した経験

                                                                           55年の歴史と圧倒的な知名度
                                                                           TVCMやコールセンターの
                                            ユーグレナ、アドバンテッ                   通販ノウハウ
                                             ジパートナーズの株主とし                  ヒット商品を生み出す
                                             て財務面から継続支援                     商品開発力


                                            健康食品/スキンケアの商品
                                             群やビジネスモデルが類似                    ※:「ウェルエイジング支援カンパニー」
                                            顧客層、ブランド、マーケ                      を「アンチエイジングとは異なり、年
                                                                               齢を重ねることに上手に向き合ってい
                                             ティングノウハウ等を補完    類似性と補完性を活かし       くことを支援する企業」と定義。政府
                                                                               が「健康寿命の延伸」を目指している
                                                              シナジー創出に貢献        ことや経済産業省が「ウェルエイジン
                                                                               グ(Well Aging)」を推進しているこ
                                                                               とから時流に沿った方針であると思料
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                       14
 当社が本件参画で目指すもの―業界屈指のヘルスケア企業グループの形成
 キューサイが連結子会社となれば、成長が続くヘルスケア通販業界の一角を担う企業グループが誕生
 健康食品と化粧品の両カテゴリーで相応の規模を有するプレーヤーは限られ、ユニークな存在感を発揮
ヘルスケア通販企業ランキング※1                                                            :健康食品と化粧品の売上が各々100億円以上
                                            0                   200          400      600   800   1,000   1,200   (億円)

                                    A社
                                    B社
                                    C社
                                   D社
                                    E社
                                    F社                                                       健康食品と化粧品を
                                                                                      ※2
 ユーグレナ+キューサイ
                                   G社
                                                    129               246
                                                                                   375億円        網羅する
                       キューサイ                              246
                                                                                             企業グループとしては
                                                                                              業界屈指の規模
                       ユーグレナ                        129

 出典:ネット経済研究所「【2020年新春版】通販売上高ランキングTOP500」から、健康食品もしくは化粧品を主力商品とする企業を抽出し、売上ランキングを当社で再構成
 ※1 直近の本決算データを参照し、非公表の場合には上記出典の数値とした ※2 ユーグレナにおけるヘルスケア領域の売上と、キューサイの売上を単純合算した数値
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                        15
 当社が本件参画で目指すもの―全世代の心身の健康を美食両面でサポート

 各世代をカバーする健康食品とスキンケア商品を提供し、生涯にわたるサステナブルな心身の健康に貢献
               0歳                                      20歳               40歳                  60歳                 80歳

                                                                                      からだにユーグレナ        ウェルエイジング領域
                                                                                   「からだのベースにアプローチし、
                                                                                     今と未来の健康を支える」


                                                                     美的ヌーボ
     ユ                     M&Aで若年層を強化                            「天然素材100%、妊活、妊婦
                                                                  すべての女性をサポート」
     ー
     グ                                                  C COFFEE
                                                                                                  メディカプラス
                                                                                              「お悩み別の機能性表示サプリ」
     レ                                              「チャコールクレンズコーヒー
                                                      で理想のカラダへ」
     ナ                                                                  あきゅらいず
                                                                       「ファンデフリーで
                                                                        素肌に自由を」
                                                                                                   one / epo
                                                                                              「ユーグレナ成分配合/無添加と
                                                                                                高配合へのこだわり」


                                                                                          ザ・ケール
     キ                       凡例:
                                                                                     「日本を代表する青汁ブランド」
     ュ                                                                                                  ひざサポートコラーゲン
     ー                              食品                                                                  「ひざ関節カテゴリーで
     サ                                                                                                 日本初の機能性表示食品」
                               スキンケア
     イ
                                                                                                    コラリッチ
                                                                                             「コラーゲンを含む全方位エイジングケア」
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                       16
 当社が本件参画で目指すもの—類似性と補完性を活かしたシナジーの創出
 商品ラインナップやバリューチェーンの類似性および広告方法やブランドの補完性を活かし、
 商品開発、コスト削減、デジタル化等におけるシナジーを創出

凡例:
     類似性                  補完性                                                               両者間のシナジー


              商品                                                                     ① 両社の素材・研究・技術を活かした商品開発
            ラインナップ                                                                   ② クロスセルによるリーチ拡大
類                                                   健康食品    スキンケア   健康食品     スキンケア
似
性               バリュー
                                                     物流、コールセンター、システム等共通機能が類似         ③ 共通部分のコスト削減
                チェーン

                                                           通販からマルチチャネルへ移行中           ④ 両社チャネルでの商品販売
            販売チャネル
                                                      通販における         インフォマーシャル       ⑤ デジタルマーケティングやインフォマーシャル
                                                    デジタルへの移行を加速      による通販が中心          のノウハウを双方で共有

補               対象顧客                                若年層顧客開拓が進行中       シニア層中心         ⑥ 新規世代の開拓
完
性
                                                    ESG/SDGs領域での     55年の歴史を持つ
                ブランド                                 取り組みなどによる       老舗企業としての        ⑦ 双方のブランド価値波及
                                                    独自のブランディング         安心・安全感

Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                             17
 キューサイの中期目標—V字回復の達成
 APが豊富な経験を活かして経営改善を推進するとともに、当社もノウハウ共有と事業連携を進めることで、
 2025年に売上高300億円、EBITDA50-60億円を達成するとともに、プラスαのシナジー創出を目指す

                                    キューサイの売上高およびEBITDAの推移

     (単位:億円) 売上高                              EBITDA

                                                     V字回復の実現
                                                            3             +α                     利益確保重視で従来型のTVCM
                                                                                      ① 収益重視期     広告投資を削減
                250                            246                                               売上・利益が減少傾向
                                                                         300億円

                                                                                                 再成長に向けて、オンライン含
                                                                                                  む新たな広告投資を拡大すると
                                                                                                  ともに、経営改善策を推進
                                                                                       ② 投資期
                                                                                                 広告宣伝と経営改善策への
                                                                                                  先行投資により、
                                                                                                  一時的にEBITDAは悪化
                                                                                 +α
                              43                       36
                                                                                                 投資期に行った広告投資による
                                                                            50-60億円               定期顧客基盤の拡大と経営基盤
                                                                                      ③ 再成長期      の強化により、EBITDAが反転
                2019/12期                       2020/12期                   2025/12期                成長
                                                                                                 広告投資を継続することで、
                                                                        より早期の実現を目指す
                                                                                                  売上も安定成長
                               ① 利益重視期                          ② 投資期     ③ 再成長期
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                18
                    3. 2021年9月期第1四半期決算ハイライト




Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.   19
 2021年9月期第1四半期 実績

 2021年9月期第1四半期は売上増を維持しながら赤字幅を縮小。売上高は業績予想に対して26%の進捗率



                                              2020/9期       2021/9期     対     2021/9期
     (単位:百万円)
                                               4Q実績          1Q実績     前四半期比   業績予想
                                                                                           売上
             売上高                                    3,781    3,910    +129    15,200
                                                                                        業績予想進捗率
          営業利益                                      △713     △365      +348     -
          調整後
         EBITDA※
          経常利益
                                                    △429     △129      +300    △630      26%
                                                    △635     △306      +329     -
         親会社株主に
          帰属する                                      △667     △360      +307     -
          当期純利益

  ※:調整後EBITDAは当社独自の財務指標。計算式は、EBITDA(営業利益+のれん償却費及び減価償却費)+助成金収入+株式関連報酬
  注:上記は決算短信に合わせ百万円未満を切捨てて記載。他のページのチャート、テーブルの記載値は百万円未満を四捨五入しているため、一部数値が一致しない場合有


Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                              20
  チャネル別四半期売上高推移
  四半期別売上高は、2020年9期2Qを底にV字回復を継続。ブランド別に広告投資比重をコントロールすること
  で、バランスのとれた売上成長と利益拡大を達成
      直販           流通            OEM・原料・海外                  その他
                                                                            V字回復継続
(単位:百万円)                                                                  3,911      食品通販は、MEJ社「C COFFEE」が若年
                                                                  3,781
                                                                            142
                                                     3,454         129               層向けデジタルマーケティングで継続成長
     3,219                                                                 539
                                                      123          523
        130                   2,863                                        236
                                                      747          219               2021年11月に基幹ブランド「からだに
        524                      123
                                 406
                                                                                     ユーグレナ」のマスプロモーションを
        234                                           238
                                 231                                                 実施、直販/流通ともに対前四半期比で増収


                                                                           2,993
                                                                                     からだにユーグレナ以外の広告投資を抑え
                                                                  2,911
      2,332                                          2,346                           た結果、今四半期末の定期購入者数は前四
                               2,103
                                                                                     半期末比微減の27.9万人となる一方、通販
                                                                                     化粧品(当社「one」とエポラ社「epo」)
                                                                                     の収益寄与が拡大
         1Q                       2Q                  3Q           4Q       1Q

                                         2020/9期                          2021/9期
 Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                              21
                    4. ヘルスケア領域




Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.   22
 これまでの課題と実行施策
 2020年9月期初に特定した課題解決のため、①素材と商品の認知拡大、②ブランド価値の蓄積/波及、
 ③マルチチャネル化の推進により、ユーグレナのサステナブルな成長に向けた施策を着実に推進

                 ヘルスケア領域において特定した課題                                                実行施策

                                                                   1
                                           ユーグレナの非認知層・                          機能性研究の推進による素材便益
     ユーグレナの                                 認知未購買層は94.6%               素材/商品の     のエビデンス強化
          認知不足                             素材便益が不明瞭                    認知拡大     素材、商品それぞれのマスプロ
                                                                                  モーションの実施による認知拡大

                                           社名と商品、                 2             CI(コーポレートアイデンティ
  企業/素材/商品
                                            独自素材が                                 ティ)を改訂
                                                                       ブランド価値
       ブランドの                                繋がらない                                パッケージ/自社ECサイト
                                                                       の蓄積/波及     リニューアルにより
          連携不足
                                                                                  ブランドメッセージを統一

                                           シニア層(60歳以上): 約6割※      3         デジタルマーケティングの推進と
  獲得チャンネル                                  電話・ハガキでの注文約7割※         マルチチャネル化   ユーザビリティ改善
   /顧客層の偏り                                                                   基幹商品の流通チャネルでの展開
                                                                      の推進
                                                     ※ユーグレナ社単体直販              強化
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                   23
 ❶素材/商品の認知拡大:からだにユーグレナ マスプロモーション事例

 人気マンガ『はたらく細胞』との企業広告コラボレーションやカズレーザー起用したマスプロモーションを実施


    2021年1月:素材              / 便益認知向上                         2020年11月:商品認知向上




    はたらく細胞 ユーグレナ編~ユーグレナで、免疫細胞がもっと強くはたらく!~                 「からだにユーグレナ 3つの力、だから強い」篇
    https://youtu.be/NSIFn4YVJA8                           https://youtu.be/CNfXPiKAA2s


 再生回数          豪華声優陣がはたらく細胞として登場し                                  からだにユーグレナフルーツグリーンオレの
 540万回           ユーグレナやパラミロン※2が                                    美味しさと「つくる・はたらく・まもる」の
  突破※1          免疫細胞を活性化させる理由を解説                                    「からだにユーグレナサイクル」を訴求
                                                       からだにユーグレナ
※1:2021/2/15時点
※2:微細藻類ユーグレナ特有の成分であり、グルコース分子がβ-1,3-結合により直鎖状に重合した多糖体   フルーツグリーンオレ
 Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                        24
 ❷ブランド価値の蓄積:訴求便益を強化する研究成果の追加

 ユーグレナの訴求便益を強化すべく、ヒト臨床試験を始めとするさまざまな研究結果を追加発表

                                                            はたらく(ヒト臨床試験)
                                                                 ユーグレナ粉末を継続的に摂取することで
                                           つくる                ストレスによる諸症状の抑制や睡眠の質が改善すること
                                                                     を示唆する研究成果を確認
                                         59種類の                                        (2020.10.21発表)
                                           栄養
                                                             まもる
               からだの根本から元気に                                    ユーグレナの継続摂取が、免疫バランス調整等の可能性
                                                                が注目されている酪酸(らくさん)を産生する
                          まもる                       はたらく      腸内細菌(酪酸菌)の占有率上昇および酪酸産生増加に
                                                                      寄与することを確認  (2021.01.15発表)
                         免疫力                         心身の
                         機能UP                       疲れにくさ
                                                             まもる
                                                                     微細藻類ユーグレナ粉末の抽出物が
                                                                   インフルエンザウイルスの増殖抑制に寄与
                                                                                      (2020.11.16発表)

Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                  25
 ❷ブランド価値の波及
 ❸マルチチャネル化の推進:顧客満足度拡大に向け自社ECサイトを全面リニューアル
 1月13日に全面リニューアルを実施 メッセージの統一とユーザビリティを改善
 直販チャネルのオンライン比率はさらに向上

                                         直販オンライン比率

                                          オンライン         オフライン

        100%

                                                                              ユーグレナ・フィロソフィー
                                                                               Sustainability Firstが
                                                                                 伝わるメッセージ


          50%

                                                                   30%へ        ユーザビリティを改善し
                                                                               マルチチャネル化を促進




           0%
                     2018年9月期                2019年9月期   2020年9月期   2021年9月期
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                      26
 米国への“ユーグレナ”輸出が可能に
 ユーグレナが米国における食品安全性に関するGRAS認証を取得
 進出済みの中国に加え、世界最大のサプリメント市場である米国での販売が可能に

                                日米の健康食品市場規模の比較


                                                                  世界最大のサプリメント市場※1
                                                    約3.0兆円


                                         約3倍                         米国市場における石垣島ユーグレナの魅力

                   約1.2兆円                                                  •   増加するビーガン※2に不足しがち
                                                                               な動物性たんぱく質の補完が可能
                                                                           •   他の藻類にはない豊富な栄養素

                          日本                         アメリカ    石垣島ユーグレナの粉末   •   ASC/MSC認証に準拠し、環境に
                                                                               配慮した方法で生産された素材
 市場規模:健康産業新聞1688号より                                          ※1:健康産業新聞1688号
 ビタミン・栄養補助食品マーケット                                            ※2:可能な限り食べ物・衣服・その他の目的のために、あらゆる形態の動物への残虐
 1ドル=105円で換算                                                    行為、動物の搾取を取り入れないようにする生き方
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                      27
 LIGUNAの完全子会社化
 LIGUNA社を3月1日に完全子会社化予定。素肌で暮らす心地よさを提案するスキンケアブランド
 「あきゅらいず」を展開する、日本有数のサステナブルなスキンケア通販ブランドがユーグレナに仲間入り

                                   LIGUNA            会社概要                             主要ブランド「あきゅらいず」

                                                                               素肌で暮らす心地よさを提案
            ビジョン                                                               シンプルケアに共感する方々の支持を獲得
         Sustainable Wellness                                                  オンライン購入比率が約80%
         持続可能なすこやかさ                                                            高LTV顧客を獲得

                                    ユーグレナ・フィロソフィー
                                「Sustainability First」との高い親和性

                売上高推移
      (単位:億円)                                                 売上は底堅く成長      オンライン購入比率
                                                      20
                    18          18
       15                                                      2022/5期は
                                                                                約   80 %
                                                              売上高   20億円    ロイヤルカスタマー
                                                              EBITDA3.7億円      比率※

                                                                 の計画             約  65%
   2018/5期 2019/5期 2020/5期                          2022/5期                                      泡石 / 優すくらぶ / 秀くりーむ
                                                      計画                    ※:ポイント還元率7%以上の顧客割合

Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                     28
                    5. 先端投資領域(バイオ燃料事業)




Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.   29
                                                                                                               2020年9月期本決算説明資料より再掲

 バイオ燃料 市場の状況
 2025年の市場規模は、バイオジェット燃料で1兆円、バイオディーゼル燃料で7.5兆円まで拡大すると予測
 成長可能性のある大きな市場への参入を目指す

                            バイオジェット燃料市場(世界)                                       バイオディーゼル燃料市場(世界)


                                                    1兆円
                                                                            2025年
                                                                                                             7.5兆円
                   2025年
                                                              1,000倍
              +1兆円                                                       +3兆円                                         1.7倍
                                                                                             4.5兆円




                                   10億円


                                 2018年              2025年                                   2019年            2025年
                                  (推計)              (予測)                                     (推計)             (予測)

     出典: ICAO ENVIRONMENT 「Historical production of SAF」                 出典:USDA GAIN reports、Argus Direct等より当社推計
        IATA「Sustainable Aviation Fuels Fact Sheet」、Argus Directより当社推計

Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                               30
                                                                                   2020年9月期本決算説明資料より再掲

 バイオ燃料 競合の状況
 各種規制やサプライチェーンが整備され、2020年に日本におけるバイオジェット燃料市場が勃興
 当社は国内バイオ燃料市場におけるリーディングカンパニーとなり、高い収益性の獲得を目指す

             日本におけるバイオジェット燃料の利用状況                    バイオ燃料事業の収益性ポテンシャル

            2020年11月
                                                         バイオ燃料最大手Neste社の
    国内の航空会社による日本出発の定期便において
  海外産のバイオジェット燃料を使ったフライトが初実現                               バイオ燃料セグメント※は
         日本国内におけるバイオジェット燃料関連の規制                              高い収益性 を確保
            一連のサプライチェーンが整備された



                                                         売上高                        営業利益率
 日本にバイオジェット燃料市場が勃興
                                                    約5,000億円                         40%超
          当社が国内バイオ燃料市場における
        リーディングカンパニーとなるチャンス拡大
                                                    出典:Neste社「Annual Report」
                                                    ※ Renewable Products Segmentのことをバイオ燃料セグメントと呼称


Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                   31
                                                                              2020年9月期本決算説明資料より再掲

 バイオ燃料事業 計画全体図

 バイオ燃料の原料生産/調達から製造/供給までを手掛けるサプライチェーンの構築と収益化を目指す


    ❶ 原料(大量培養/バイオマス調達)                                   ❷ 製造(実証事業)       ❸ 全サプライチェーンの商業化

                                                    委託/助成事業




                 海外における大規模培養実証                          製造実証プラントの安定稼働



                                                              原料調達/燃料使用      バイオ燃料の
                                      国内外における                   に関する
                                      バイオマスの調達                            全サプライチェーン構築と
                                                              事業パートナーの
                                                                 拡大         収益モデルの実現
            産業廃棄油




Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                              32
                                                                                                    2020年9月期本決算説明資料より再掲

 ❶原料:国からの支援によるユーグレナ大量培養技術確立に向けた研究開発

 NEDOや国からの助成金を活用し、微細藻類の安定大量培養技術に関する実証規模を段階的に拡大

                                                    国内での研究活動                                    海外での実証活動

                   2010年~2014年                                  2016年~2019年                    2020年~2024年

                      沖縄県石垣市                                     三重県多気町                           インドネシア
                                                          燃料用微細藻類の大規模、低コスト生産技              バイオ燃料の原料となる微細藻類の安定大量
       微細藻由来のバイオジェット燃料製造に関                                術の確立を目指すため、資源エネルギー庁
        する要素技術の研究開発                                                                          培養技術の確立を目指すNEDOの公募事業
                                                           の補助事業として実施
                                                           (補助事業期間は2016年10月-2019年3月)
       バイオマスエネルギーの導入と普及を図る                                                                 商業化に必要となる大規模培養槽の安定稼働
        ためのNEDO公募事業                                       現在も生産効率化、低コスト化を目的に                を商業化候補地にて実証
                                                           継続して研究を推進




                                                                                         10年で
                                                                                       約1,000倍程

                                            25㎡
                                                           1,000㎡


Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                    33
 ❷製造(実証事業):パートナー企業・団体等の拡大

 サプライチェーン構築に不可欠なユーザー開拓を継続

                                                    GREEN OIL JAPAN賛同企業の増加




                                                             「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す


Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.
                                                            『GREEN OIL JAPAN』に34企業・団体等が賛同   34
 ❷製造(実証事業):次世代バイオディーゼル燃料供給実績
 「陸、海、空」における移動体にバイオ燃料を導入することを目標にユーザーを開拓
 2021年2月現在、「陸、海」合計20社以上への導入が完了

             2020年3月                                   2020年4月         2020年7月              2020年8月
次世代バイオディーゼル燃料完成                                       川崎鶴見臨港バス       ファミリーマート          ひろ自連※      JRバス関東
いすゞ(継続使用:社用バス)                                          (路線バス)        (配送トラック)      (公用車・社用車)     (観光バス)




                                    2020年9月                       2020年11月       2020年12月       2021年1月
               西武バス                                 八重山観光フェリー    セブンーイレブン        商船三井           JR四国バス
              (路線バス)                                 (フェリー)        ・ジャパン         (タグボート)        (路線バス)
                                                                 (ペットボトル回収車)




※ ひろしま自動車産学官連携推進会議。広島県、広島市、マツダ社などが参画
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                          35
   船舶に次世代バイオディーゼル燃料の導入が進む理由
   SOx(硫黄化合物)による大気汚染や健康被害が懸念され、2020年より環境規制が強化
   次世代バイオディーゼル燃料が代替燃料の一つとして注目
                              環境規制(SOx規制)の強化

        一般海域おける燃料油中の硫黄分濃度の規制値が
                                                                                         対応策          ① 規制適合油※2の使用
                              3.5%から0.5                  %に強化※1                          (一例)
                     全世界における船舶用燃料油に適用                                                                 ② SOxスクラバー※3の導入
2005年5月19日
                                    硫黄含有率の上限                                                          ③ 代替燃料への転換
                                                              2020年1月1日
                      4.5%

                                                      3.5%              大幅な 次世代バイオディーゼル燃料は
                         2012年1月1日                                     規制強化     硫黄を含まない
                                                                                         ため、SOxによる大気汚染の懸念はなく、
                                                                 0.5%                   船舶の代替燃料の一つとして注目されている

        2005
       2005年                 2010
                            2010年                 2015
                                                 2015年        2020
                                                             2020年      2025
                                                                     出典:国土交通省「海事分野におけるSOx規制の概要及び国土交通省の対応について」
                                                                     ※1:2016年10月開催された国際海事機関(IMO)の海洋環境保護委員会で、国際的な規制強化の開始時期を2020年1月1日に決定
                                                                     ※2:軽油、LSA重油、LSC重油など、硫黄分が0.5%以下の油
  Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                  ※3:排ガス洗浄装置(スクラバー)を搭載し、排ガスを洗浄することにより、従来の3.5%硫黄分濃度のC重油を使用し続けることも可能    36
                                                                                                                     2020年9月期本決算説明資料より再掲

 ❸商業化:商業プラント完成に向けたスケジュール
 2025年の商業プラント完成に向けて、2021年9月期中にパートナーと立地選定を経て設計段階に移行
 2023年頃の建設開始を目指す

                                        2019          2020   2021   2022   2023   2024     2025   2026   2027    2028    2029   2030


                                                                       継続供給による                                               100万 kl /年
                                                                      運転ノウハウ蓄積                              バイオ燃料
                                                                     商業サプライチェーン                            産業の確立へ
                                                                         の確立

      バイオ                                                                                商業プラント
      燃料事業                                                                                 の完成
                                        次世代                   バイオジェット燃
      想定推移                           バイオディーゼル                 料を使用した有償
                                      燃料供給完了                   フライトを実現
                                                                                         25万 kl /年
                                125 kl/年

  実証プラント                                   準備                       稼働

  商業プラント                                            検討・準備           設計             建設                           稼働

Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                                      37
                    6. 先端投資領域(その他)




Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.   38
 リアルテックファンド投資案件 初の上場

 2021年2月5日に株式会社QDレーザが東証マザーズに上場。リアルテックファンドの投資先で初の上場




                                                                                             ミッション
                                                                                             半導体レーザの力で、「できない」を「できる」に変える。

                                                                                              コア技術

                                                                                             世界で初めて光通信用量子ドットレーザの量産化に成功
          レーザ網膜投影技術を活用したアイウェア「RETISSA」

                                                                                              事業概要
 世界初の網膜投影技術で全世界2.5億人の
                                                                                             レーザデバイス事業
      ロービジョン人口※1の視覚を支援
                                                                                              通信・加工・センサ用の最先端半導体レーザの製品化
     レーザアイウェア普及で高齢者の視覚支援にも貢献                                                                 当社の技術・ノウハウを活用した顧客の試作品の
 量子ドットレーザを搭載したシリコンフォトニクスで                                                                     受託・共同開発
                                                                                             レーザアイウェア事業
      半導体の電力消費量を90%削減                                                                         世界初となる、レーザ網膜投影技術を活用した
 ※1: WHOの定義: Low vision is defined as the best-corrected visual acuity of less than 0.3 in     「RETISSA」を製品化
 the better-seeing eye. ロービジョン者による写真撮影(動画)https://youtu.be/RSvwqS9KOWI
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                         39
                    7. ESG/コーポレート領域




Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.   40
                                                                                              2020年9月期本決算説明資料より再掲

    初代CFOの成果
    初代CFOは、石油由来プラスチック量削減目標策定、ゴミに対する社内の意識向上、電力におけるCO2排出量
    ゼロを目指すことについて成果を残した

    2021年中に商品に使用される石油由来プラスチック量50%削減                                            ゴミに対する社内の意識向上

    石油由来プラスチック量50%削減に向けた施策を立案                                               初代CFOからの提言を受け
                                                                          自らが地球環境に与える影響を再認識
                                                          CFO策定方針
                                                                          1               2    ユーグレナ・ガーデンが
                                                                            ゴミを見える化する
                                                     “お客様が意識せずとも          「ゴミステーション」の設置       ゼロ・ウェイスト認証を取得
                                                    環境に配慮した行動をとれる
                                                     仕組みの構築を目指す“



1                                                   2   お客様がプラスチックストローの
    既存の飲料用ペットボトル商品を全廃に
                                                        有無を選択可能に
                  1本あたり                                      1本あたり            電力におけるCO2排出量ゼロへ
                プラスチック使用量                                  プラスチック使用量

                   約   94%削減                                約   40%削減
                                                                                          藻類エネルギー研究所
                                                                                          (三重県多気町)において
                                                                                          再生可能エネルギー100%
                                                                                          電力の使用を開始

Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                              41
 GENKIプログラムの実績
 クッキー累計配布数は1,000万食を突破。2020年、コロナ禍において小学校が休校になる中、ダッカのスラム
 街住民に40万食、ダッカ以外の地域へ10万食の食料支援を実施

                                     クッキー配布数推移                                     コロナ禍における支援

    (単位:万食)
                                                                               ロックダウンにより食料流通が停滞する中
                                                                 1,028 1,062       50万食の食糧支援を実施

                  累計配布数
                                                           855

           1,062万食
                                                     640
            (2020年12月時点)
                                               528


                                  314

                     149
          46

       2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
          ※ 集計年度:前年の10月~対象年の9月まで(2018年以前は4月~翌年3月まで)
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                    42
                    8. 補足資料




Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.   43
 会社概要


                                                      創業      2005年8月9日

                                                      本店      東京都港区芝5-29-11

                                                      資本金     73億2,885万円(2020年12月末時点)

                                                      売上高     133億1,731万円(2020年9月期)

                                                     社員数※     459名(連結)(2020年9月末時点)

                                                              完全子会社7社
                                                    グループ会社    国内合弁会社1社(リアルテックファンド )
                                                              海外合弁会社2社(上海、ダッカ )(2020年12月末時点)

                                                    フィロソフィー   Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)



                                                     上場市場     東京証券取引所市場第一部

                                                    証券コード     2931

                                                      株主数     87,107名(2020年9月末時点)

                                                                                ※社員数:役員、従業員、契約社員、アルバイト、派遣の合計

Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                         44
 連結損益計算書サマリー
                                                                               2019/9期                                                2020/9期                      2021/9期
                                                            一括費用                                            一括費用
               (百万円)                                1Q      計上除く     2Q          3Q        4Q      合計       計上除く     1Q       2Q        3Q      4Q      合計       1Q       合計
                                                             ※1                                              ※1
                                                    3,432   3,432    3,487       3,526    3,522    13,968   13,968   3,219    2,863     3,454   3,781   13,317   3,911    3,911
売上高            直販                                   2,549   2,549    2,471       2,497    2,377     9,894    9,894   2,332    2,103     2,346   2,911    9,691   2,993    2,993
               流通                                     405     405      379         335      299     1,418    1,418     234      231       238     219      922     236      236
                OEM・原料・海外                            358      358     470          555      541     1,924    1,924     524     406       747     523     2,200     539       539
               その他                                 120        120      168         139       306      733      733     130      123       123     129      504     142      142
売上原価                                               858        858    1,000       1,018     1,134    4,010    4,010     878      824     1,110   1,013    3,825   1,056    1,056
売上総利益                                            2,573      2,573    2,487       2,509     2,388    9,958    9,958   2,342    2,039     2,344   2,768    9,492   2,855    2,855
粗利率                                               75%        75%      71%          71%       68%     71%       71%     73%      71%       68%     73%      71%     73%      73%
                                                 9,031      2,660    2,553       2,693     3,140   17,418   11,047   2,586    2,155     3,078   3,481   11,300   3,221    3,221
販売費            販売費                               1,620      1,620    1,546       1,681     1,775    6,623    6,623   1,534    1,136     1,970   2,020    6,659   2,116    2,116
及び
               (内 広告宣伝費)                           674        674      697         784       861    3,016    3,016     626      403     1,134   1,086    3,250   1,193    1,193
一般管理費
               人件費                                 442        442      421         438       490    1,791    1,791     474      435       467     496    1,872     459      459
               管理費                                 401        401      354         407       417    1,579    1,579     360      333       397     485    1,575     418      418
               研究開発費                             6,568        197      232         166       459    7,425    1,054     219      251       245     480    1,195     228      228
営業利益                                            -6,458        -87      -66        -184      -752   -7,460   -1,089    -244     -116      -734    -714   -1,808    -366     -366
調整後EBITDA※2                                     -6,208        162      291         231      -475      210      210      -34     246      -515    -430     -732    -129     -129
営業外損益                                               36         36      132         181        38      387      387       28     195        49      78      350      59       59
     (内 助成金収入)                                      18         18      109         167        25      320      320       30     183        42      74      329      49       49
経常利益                                            -6,422        -51       66           -3     -715   -7,073     -703    -216       79      -684    -636   -1,458    -306     -306
特別損益                                                 0          0        2            5   -2,539   -2,532   -2,532        0      12         0      11       23       -0       -0
親会社株主に帰属する
                                                -6,495       -124         38       -81    -3,261   -9,799   -3,428    -253     109       -675   -668    -1,487    -360       -360
当期純利益

◆参考指標
減価償却費                                               140.9    140.9   149.7       145.2    140.1     575.9    575.9   135.7    134.1     132.6   165.2    567.5   138.9    138.9
    (内 M&A関連)                                        18.7     18.7    18.7        18.7     18.7      75.0     75.0    18.7     18.7      18.7    18.7     75.0    18.7     18.7
のれん償却額                                               90.3     90.3    90.3        95.1    104.9     380.6    380.6    37.8     37.8      37.8    37.8    151.3    37.8     37.8
       ※1 バイオ燃料製造実証プラントの建設関連費用: 6,370百万円
       ※2 調整後EBITDAは当社独自の財務指標。計算式は、EBITDA(営業利益+のれん償却費及び減価償却費)+助成金収入+株式関連報酬
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                                                                                                   45
 連結貸借対照表サマリー

                       (百万円)                        2019/9末            2020/9末            2020/12末
                        流動資産                                  11,183              9,792              12,618
                         現金及び預金                                7,833              6,254               8,849
                         その他                                   3,350              3,538               3,768
                        固定資産                                   6,016              5,560               5,382
                         有形固定資産                                3,590              3,304               3,207
                         無形固定資産                                1,649              1,560               1,537
                         投資その他の資産                                778                695                 638
                          (内 投資有価証券)                             431                320                 299
                        総資産                                   17,199             15,351              18,000
                        負債                                     6,365              5,964               8,962
                         流動負債                                  2,470              2,160               5,044
                          (内 短期借入金)                              471                547               3,347
                         固定負債                                  3,895              3,804               3,918
                          (内 長期借入金)                            3,190              3,217               3,328
                        純資産                                   10,834              9,387               9,038
                         株主資本                                 10,823              9,373               9,024
                            (内 資本金)                            7,318              7,324               7,329
                            (内 資本剰余金)                         11,880              2,230               2,235
                            (内 利益剰余金)                         -8,225                -85                -445
                         その他                                      11                 13                  14
                         負債・純資産合計                             17,199             15,351              18,000

Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                             46
 本件のスキーム:当初出資後の方針
 当社は1年以内にキューサイの連結子会社化を目指し、以後も当面はAPファンド及び東京センチュリーと連携
 してキューサイの企業価値向上に取り組む方針

                                        株式譲渡後1年以内                連結子会社化以降

  当社は、株式譲渡完了後1年以内にキューサイの連結子                         連結子会社化以降も、キューサイの企業価値向上に向け
        会社化を目指す方針で、AP及び東京センチュリーと合意                   て、APファンド及び東京センチュリーとの連携を継続
            出資比率を最大49%まで引上げ                         APファンド及び東京センチュリーのイグジットの柔軟性
  株主間契約で、APファンド及び東京センチュリーが保有                        を確保しつつ、当社がキューサイを完全子会社化する選
        するSPC持分に関して、コール・オプション1とプット・                  択肢を保有するメカニズム3を株主間契約で規定
        オプション2を規定                                      イグジットの時期や方法は未定、今後のキューサイ
            譲渡価格の総額は最大で102億円                           の事業進捗に応じて決定

 注:
 1 当社が、株式譲渡完了から約1年間、キューサイの連結子会社化のために必要となる数のQ-Partners株式を、APファンド及び東京センチュリーから取得できる権利
 2 APファンド及び東京センチュリーが当社に対して、株式譲渡完了から約1年後の時点で、キューサイの連結子会社化のために必要となる数のQ-Partners株式を売却できる権利
 3 時期に応じて以下のイグジット手法を規定することで、AP及び東京センチュリーと合意
     • 株式譲渡完了から2年半後以降:当社が、APファンド及び東京センチュリーが保有する全てのQ-Partners株式を取得する権利を有すること(コール・オプション:譲渡価格の総額は、
       262億円を下限として行使時期に応じて変動)
     • 株式譲渡完了から3年半後以降:当社、APファンド及び東京センチュリーの一部又は全部が、保有するQ-Partners株式を連携して第三者に売却可能となること(所定の条件に従って、
       IPO等の様々な手法を検討)
     • 株式譲渡完了から4年後以降:APファンド及び東京センチュリーが当社に対して、保有する全てのQ-Partners株式を売却する権利を有すること(プット・オプション:キューサイの
       EBITDAが所定の水準を達成していることを条件に行使され、譲渡価格の総額は、143-239億円の範囲でキューサイのEBITDA水準に応じて変動)

Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.                                                 47
Copyright © euglena Co.,Ltd. All rights reserved.   48