2931 ユーグレナ 2020-11-13 16:10:00
2020年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年11月13日
上 場 会 社 名 株式会社ユーグレナ 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 2931 URL http://www.euglena.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)出雲 充
問合せ先責任者 (役職名) 取締役副社長 (氏名)永田 暁彦 (TEL)03(3454)4907
定時株主総会開催予定日 2020年12月18日 配当支払開始予定日 -
有価証券報告書提出予定日 2020年12月21日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1.2020年9月期の連結業績(2019年10月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年9月期 13,317 △4.7 △1,807 - △1,457 - △1,486 -
2019年9月期 13,967 △8.0 △7,460 - △7,073 - △9,798 -
(注)包括利益 2020年9月期 △1,483百万円 (-%) 2019年9月期 △9,793百万円 (-%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2020年9月期 △16.00 - △14.7 △9.0 △13.6
2019年9月期 △107.25 - △73.4 △36.2 △53.4
(参考)持分法投資損益 2020年9月期 △27百万円 2019年9月期 17百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年9月期 15,351 9,386 61.0 100.58
2019年9月期 17,199 10,834 62.9 116.45
(参考)自己資本 2020年9月期 9,363百万円 2019年9月期 10,811百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年9月期 △1,217 △350 162 6,253
2019年9月期 1,089 △1,436 2,713 7,791
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
(合計) (連結) 率(連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年9月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2020年9月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2021年9月期(予想) - 0.00 - 0.00 0.00 -
3.2021年9月期の連結業績予想(2020年10月1日~2021年9月30日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 15,200 14.1 - - - - - - -
(参考)調整後EBITDA 2021年9月期 △630百万円 (2020年9月期 △732百万円)
2021年9月期の業績予想は、売上高と調整後EBITDAの2つを公表致します。調整後EBITDAは、EBITDA(営業利益
+のれん償却費及び減価償却費)+助成金収入+株式関連報酬としています。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年9月期 93,153,322株 2019年9月期 92,928,322株
② 期末自己株式数 2020年9月期 56,459株 2019年9月期 89,749株
③ 期中平均株式数 2020年9月期 92,900,464株 2019年9月期 91,365,998株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。業績予想の前提とな
る条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、[添付資料]3ページ「1.経営成績当の概況
(4)今後の見通し」をご覧ください。
㈱ユーグレナ(2931) 2020年9月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 3
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 3
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 4
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 4
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 6
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 6
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 7
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 8
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 10
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 12
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 12
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 15
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 15
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㈱ユーグレナ(2931) 2020年9月期 決算短信
1.経営成績等の概況
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したも
のであります。
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度において、上半期に発生した新型コロナウイルス感染症の拡大によって、今後の当社グループ事
業への影響は不透明性があるものの、消費者における外出自粛による通販需要の拡大や、健康意識の向上による健
康食品需要の拡大といったトレンドは、通信販売や健康食品販売といったヘルスケア事業を主力とする当社グルー
プにとって成長機会となるものと見込んでおります。
当社グループは、ヘルスケア事業において、上半期に直販チャネルにおける広告宣伝効率や有期間定期顧客割合
の増加による定期購入継続率の改善が進んだこと、主力の健康食品ラインアップをユーグレナ食品ブランド「から
だにユーグレナ」としてリニューアルしたこと、デジタルマーケティングや素材や商品の認知拡大に向けたマーケ
ティング施策を展開する体制が整ったことを踏まえ、下半期において、厳格な採算管理を維持した上で、広告宣伝
および販売促進活動への投資を機動的かつ積極的に実施いたしました。この結果、同事業のセグメント利益は
115,301千円(前連結会計年度比82.2%減)と縮小する一方で、売上高は下半期より増加に転じました。
エネルギー・環境事業においては、2018年10月に竣工したバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント
(以下「実証プラント」)の本格稼働に至ったことで、同事業のセグメント損失986,086千円を計上しました。今
後もバイオディーゼル燃料の利用拡大やバイオジェット燃料による有償フライトの実現に向けた取組みを継続する
ため、セグメント損益は赤字が継続する見込みです。
以上の結果、売上高は13,317,316千円(前連結会計年度比4.7%減)、営業損失は1,807,720千円(前連結会計年
度は営業損失7,460,144千円)、経常損失は1,457,689千円(前連結会計年度は経常損失7,073,425千円)となり、
親会社株主に帰属する当期純損失は1,486,686千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失9,798,562
千円)となりました。
なお、当連結会計年度の各四半期の業績推移は以下のとおりです。
当第1四半期 当第2四半期 当第3四半期 当第4四半期
連結会計期間 連結会計期間 連結会計期間 連結会計期間
売上高 (千円) 3,219,103 2,862,819 3,454,269 3,781,124
営業損益 (千円) △244,341 △115,791 △733,932 △713,654
経常損益 (千円) △216,393 78,793 △684,446 △635,642
セグメント別の状況については、以下のとおりです。
(ヘルスケア事業)
当連結会計年度は、中長期的な事業成長に必要な素材認知と企業ブランドの確立に向けたマーケティング施策の
準備を進め、2020年3月に「ユーグレナの緑汁」や「飲むユーグレナ」などの既存の主力の健康食品ラインナップ
を、ユーグレナ食品ブランド「からだにユーグレナ」としてリニューアルいたしました。素材認知の観点では、同
年5月にヒト臨床試験によって、石垣島ユーグレナの継続摂取が、現代人が抱える複合的な健康不安を解決し根本
から健康へ導く可能性があることを確認した研究成果を発表し、同年6月には石垣島ユーグレナが持つ複数の特長
とその最新の研究成果を伝えるTVCMを放映いたしました。
上半期においては、直販チャネルにおいて新規購入顧客獲得のための広告宣伝投資を厳格に採算管理して抑制し
た影響から、セグメント利益が拡大する一方で売上高は減少を継続しました。一方、下半期においては、主力商品
のリブランディングが完了し、直販チャネルにおける広告宣伝効率や直販顧客の定期購入継続率が改善したこと、
ならびにデジタルマーケティングやブランド認知拡大に向けたマーケティング施策を展開する体制が整ったことを
踏まえて、広告宣伝等の成長投資を積極化するよう方針を転換した結果、減少を続けていた売上高および定期購入
顧客数は純増に転じました。成長投資の積極化により当連結会計年度はセグメント利益が縮小したものの、純増に
転じた定期購入顧客からの商品購買による収益貢献を2021年9月期以降に見込んでおります。
以上の結果、当連結会計年度は、セグメント売上高13,301,697千円(前連結会計年度比4.5%減)、セグメント
利益は115,301千円(前連結会計年度比82.2%減)となりました。
(エネルギー・環境事業)
エネルギー・環境事業においては、バイオジェット・ディーゼル燃料の実用化に向けた取組みが着実に進捗いた
しました。2020年3月には、いすゞ自動車株式会社とともに次世代バイオディーゼル燃料の完成と燃料供給開始を
発表し、実証プラントが2020年3月に本格稼働に至りました。また、2020年1月にバイオジェット燃料の製造技術
の国際規格であるASTM D7566規格の新規格の取得の完了を発表しました。バイオジェット燃料の製造・供給に向け
た準備および関係各所との協議を進めておりますが、バイオジェット燃料を使用した有償フライトの実現の方針は
変更しないものの、有償フライトの実施スケジュールについては、新型コロナウイルス感染症拡大に関する関係者
の状況に配慮し、柔軟に対応してまいる方針です。
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㈱ユーグレナ(2931) 2020年9月期 決算短信
研究開発活動については、2019年11月に、伊藤忠商事株式会社とともに、バイオ燃料用と飼料用の微細藻類ユー
グレナの海外培養実証事業を、インドネシア共和国に続き、コロンビア共和国においても開始しました。また、三
重県多気郡多気町において、燃料用微細藻類の大規模、低コスト生産技術の確立を目指す研究開発活動を実施して
おります。
以上の結果、主にバイオジェット・ディーゼル燃料開発を目的とした研究開発活動により当連結会計年度は、セ
グメント売上高15,618千円(前連結会計年度比53.4%減)、セグメント損失は986,086千円(前連結会計年度はセ
グメント損失7,226,713千円)となりました。
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末の総資産は15,351,098千円となり、前連結会計年度末と比較して1,848,350千円の減少となり
ました。これは主に、当連結会計年度において棚卸資産が減少したこと、将来収益の獲得を目的とした広告宣伝投
資及び実証製造プラントの運転資金のために現預金が減少したこと等によります。
負債は、買掛金等の仕入債務の減少、未払法人税等の減少等により、前連結会計年度末から400,728千円減少
し、5,964,339千円となりました。
純資産は、利益剰余金の減少に伴って、前連結会計年度末から1,447,621千円減少し、9,386,758千円となりまし
た。この結果、自己資本比率は61.0%となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末から1,537,899千円減少し、6,253,900千円
となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純損失1,434,226千円が計上されて
おりますが、減価償却費567,511千円及びのれん償却額151,307千円等を計上したことにより、1,217,472千円の支
出となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得157,529千円、無形固定資産の取
得235,803千円等により、350,533千円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入による収入580,000千円、長期借入金の返済
474,360千円等により、162,891千円の収入となりました。
(4)今後の見通し
次期の連結業績見通しといたしましては、ヘルスケア事業においては、当連結会計年度中に純増に転じた定期購
入顧客からの商品購買に加えて、デジタルマーケティングやブランディングへの投資やマルチチャネル化に向けた
取組みを強化することで売上高が増加し、2021年9月期の連結売上高は過去最高となる見込みです。エネルギー・
環境事業においては、実証プラントの本格稼働、ならびにバイオジェット燃料による有償フライトの実現に向けた
取組みにより、セグメント損益は赤字が継続する見込みです。
なお次期からキャッシュ・フロー重視の経営にシフトするため、開示指標に当社のキャッシュ・フロー創出力を
示す指標として調整後EBITDAを追加し、売上高と調整後EBITDAの2つを業績予想として公表致します。調整後
EBITDAは、EBITDA(営業利益+のれん償却費及び減価償却費)+助成金収入+株式関連報酬として算出しておりま
す。
次期においては、売上高は過去最高の15,200百万円(前連結会計年度比14.1%増)、調整後EBITDAは△630百万
円(前連結会計年度は△732百万円)となる見込みです。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財
務諸表を作成する方針であります。
なお、今後につきましては、外国人株主比率の推移等を踏まえ、国際会計基準の適用について検討を進めていく
方針であります。
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㈱ユーグレナ(2931) 2020年9月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年9月30日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 7,832,985 6,253,900
受取手形及び売掛金 1,078,143 1,076,070
商品及び製品 1,110,256 805,920
仕掛品 53,343 44,636
原材料及び貯蔵品 874,341 949,842
その他 242,810 669,477
貸倒引当金 △8,556 △8,292
流動資産合計 11,183,325 9,791,554
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 3,035,798 3,068,137
機械装置及び運搬具 1,434,113 1,488,471
工具、器具及び備品 384,956 391,575
土地 900,520 900,520
リース資産 28,201 25,946
建設仮勘定 6,967 6,253
減価償却累計額 △2,200,734 △2,576,423
有形固定資産合計 3,589,824 3,304,480
無形固定資産
のれん 1,112,546 961,239
その他 536,085 598,358
無形固定資産合計 1,648,632 1,559,597
投資その他の資産
投資有価証券 430,788 319,946
差入保証金 254,988 283,979
繰延税金資産 14,977 8,291
その他 76,911 83,248
投資その他の資産合計 777,665 695,465
固定資産合計 6,016,122 5,559,543
資産合計 17,199,448 15,351,098
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年9月30日) (2020年9月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 379,734 260,402
短期借入金 470,843 547,425
未払金 939,644 935,975
リース債務 647 291
未払法人税等 241,886 8,500
賞与引当金 39,760 28,800
ポイント引当金 43,236 22,200
資産除去債務 - 24,620
その他 354,257 332,185
流動負債合計 2,470,008 2,160,401
固定負債
長期借入金 3,190,385 3,216,532
リース債務 315 24
退職給付に係る負債 16,168 19,839
資産除去債務 410,280 399,080
繰延税金負債 272,874 164,805
その他 5,035 3,656
固定負債合計 3,895,059 3,803,938
負債合計 6,365,067 5,964,339
純資産の部
株主資本
資本金 7,318,148 7,323,548
資本剰余金 11,880,107 2,229,643
利益剰余金 △8,224,708 △84,993
自己株式 △150,597 △94,737
株主資本合計 10,822,948 9,373,460
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △1,374 △1,802
為替換算調整勘定 △10,143 △8,227
その他の包括利益累計額合計 △11,517 △10,029
新株予約権 15,219 13,556
非支配株主持分 7,730 9,771
純資産合計 10,834,380 9,386,758
負債純資産合計 17,199,448 15,351,098
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 13,967,671 13,317,316
売上原価 4,010,032 3,825,098
売上総利益 9,957,638 9,492,218
販売費及び一般管理費 17,417,782 11,299,938
営業損失(△) △7,460,144 △1,807,720
営業外収益
受取利息 1,318 2,008
助成金収入 320,186 329,227
受取手数料 21,500 12,000
為替差益 - 2,054
持分法による投資利益 17,449 -
その他 42,831 43,949
営業外収益合計 403,285 389,239
営業外費用
支払利息 10,215 8,957
為替差損 2,655 -
借入金繰上返済費用 3,626 -
持分法による投資損失 - 27,492
その他 69 2,759
営業外費用合計 16,567 39,208
経常損失(△) △7,073,425 △1,457,689
特別利益
新株予約権戻入益 561 1,662
固定資産売却益 1,249 365
負ののれん発生益 5,384 -
投資有価証券売却益 - 36,278
持分変動利益 - 12,856
特別利益合計 7,196 51,162
特別損失
減損損失 2,383,625 26,672
投資有価証券評価損 152,561 1,027
関係会社整理損 2,565 -
特別損失合計 2,538,753 27,699
税金等調整前当期純損失(△) △9,604,982 △1,434,226
法人税、住民税及び事業税 210,323 153,443
法人税等調整額 △16,845 △101,170
法人税等合計 193,478 52,272
当期純損失(△) △9,798,460 △1,486,498
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に
101 188
帰属する当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純損失(△) △9,798,562 △1,486,686
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(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
当期純損失(△) △9,798,460 △1,486,498
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △588 △428
為替換算調整勘定 5,612 4,013
持分法適用会社に対する持分相当額 - △244
その他の包括利益合計 5,023 3,340
包括利益 △9,793,437 △1,483,157
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △9,796,732 △1,485,199
非支配株主に係る包括利益 3,295 2,041
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 5,424,242 9,080,458 1,624,653 △231,396 15,897,957
当期変動額
新株の発行 1,893,905 1,893,905 3,787,810
合併による増加 162,681 162,681
資本準備金の取崩 -
欠損填補 -
親会社株主に帰属する当期
純損失(△)
△9,798,562 △9,798,562
株式交換による増加 743,062 743,062
自己株式の処分 △50,799 80,798 29,998
自己株式処分差損の振替 50,799 △50,799 -
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
-
当期変動額合計 1,893,905 2,799,649 △9,849,361 80,798 △5,075,008
当期末残高 7,318,148 11,880,107 △8,224,708 △150,597 10,822,948
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 その他の包括利益
評価差額金
為替換算調整勘定
累計額合計
当期首残高 △785 △12,561 △13,347 15,780 4,435 15,904,825
当期変動額
新株の発行 3,787,810
合併による増加 162,681
資本準備金の取崩 -
欠損填補 -
親会社株主に帰属する当期
純損失(△)
△9,798,562
株式交換による増加 743,062
自己株式の処分 29,998
自己株式処分差損の振替 -
株主資本以外の項目の当期
△588 2,418 1,829 △561 3,295 4,563
変動額(純額)
当期変動額合計 △588 2,418 1,829 △561 3,295 △5,070,445
当期末残高 △1,374 △10,143 △11,517 15,219 7,730 10,834,380
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㈱ユーグレナ(2931) 2020年9月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 7,318,148 11,880,107 △8,224,708 △150,597 10,822,948
当期変動額
新株の発行 5,400 5,400 10,800
合併による増加 -
資本準備金の取崩 -
欠損填補 △9,655,863 9,655,863 -
親会社株主に帰属する当期
純損失(△)
△1,486,686 △1,486,686
株式交換による増加 -
自己株式の処分 △29,461 55,860 26,398
自己株式処分差損の振替 29,461 △29,461 -
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
-
当期変動額合計 5,400 △9,650,463 8,139,715 55,860 △1,449,487
当期末残高 7,323,548 2,229,643 △84,993 △94,737 9,373,460
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 その他の包括利益
評価差額金
為替換算調整勘定
累計額合計
当期首残高 △1,374 △10,143 △11,517 15,219 7,730 10,834,380
当期変動額
新株の発行 10,800
合併による増加 -
資本準備金の取崩 -
欠損填補 -
親会社株主に帰属する当期
純損失(△)
△1,486,686
株式交換による増加 -
自己株式の処分 26,398
自己株式処分差損の振替 -
株主資本以外の項目の当期
△428 1,915 1,487 △1,662 2,041 1,866
変動額(純額)
当期変動額合計 △428 1,915 1,487 △1,662 2,041 △1,447,621
当期末残高 △1,802 △8,227 △10,029 13,556 9,771 9,386,758
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㈱ユーグレナ(2931) 2020年9月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純損失(△) △9,604,982 △1,434,226
減価償却費 575,895 567,511
のれん償却額 380,639 151,307
実証製造設備の研究開発費計上額 6,370,841 -
減損損失 2,383,625 26,672
株式報酬費用 22,499 27,298
有価証券評価損益(△は益) 152,561 1,027
有価証券売却損益(△は益) - △49,134
貸倒引当金の増減額(△は減少) △11,950 △264
賞与引当金の増減額(△は減少) △785 △10,960
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 612 3,670
受取利息及び受取配当金 △1,514 △681
助成金収入 △320,186 △329,227
新株予約権戻入益 △561 △1,662
負ののれん発生益 △5,384 -
支払利息 10,215 8,957
借入金繰上返済費用 3,626 -
関係会社整理損 2,565 -
持分法による投資損益(△は益) △17,449 27,492
売上債権の増減額(△は増加) 271,735 1,806
たな卸資産の増減額(△は増加) △122,107 236,790
仕入債務の増減額(△は減少) 6,839 △119,584
未払金の増減額(△は減少) 156,470 29,435
未払又は未収消費税等の増減額(△は増加) 402,169 △100,623
その他 84,726 △45,025
小計 740,102 △1,009,421
利息及び配当金の受取額 2,954 104,962
助成金の受取額 307,998 277,647
利息の支払額 △10,366 △2,545
法人税等の支払額 △113,273 △621,453
法人税等の還付額 161,976 33,337
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,089,392 △1,217,472
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の増減額(△は増加) △43,534 41,848
有形固定資産の取得による支出 △1,331,734 △157,529
有形固定資産の売却による収入 759 854
無形固定資産の取得による支出 △47,057 △235,803
投資有価証券の取得による支出 △28,263 △9,999
有価証券の売却及び償還による収入 10 -
投資有価証券の売却及び償還による収入 - 36,843
投資有価証券の清算による収入 15,362 -
差入保証金の差入による支出 △5,129 △31,248
差入保証金の回収による収入 7,318 2,279
その他 △3,931 2,222
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,436,200 △350,533
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㈱ユーグレナ(2931) 2020年9月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の増減額(△は減少) - △2,901
長期借入れによる収入 300,000 580,000
長期借入金の返済による支出 △1,373,217 △474,360
リース債務の返済による支出 △1,056 △647
株式の発行による収入 3,787,810 10,800
非支配株主からの払込みによる収入 - 50,000
財務活動によるキャッシュ・フロー 2,713,536 162,891
現金及び現金同等物に係る換算差額 △3,524 △519
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 2,363,203 △1,405,632
現金及び現金同等物の期首残高 4,426,943 7,791,799
株式交換に伴う現金及び現金同等物の増加額 1,001,652 -
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額
- △132,266
(△は減少)
現金及び現金同等物の期末残高 7,791,799 6,253,900
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㈱ユーグレナ(2931) 2020年9月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
a.セグメント情報
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資
源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、製品・サービス別のセグメントから構成されており、「ヘルスケア事業」及び「エネルギー・環境事
業」の2つを報告セグメントとしております。
各セグメントの主なサービス及び製品の種類は、以下のとおりであります。
「ヘルスケア事業」… ユーグレナ等を利用した食品、化粧品等のOEM供給、自社製品の企画・販売
「エネルギー・環境事業」… ユーグレナを中心とした微細藻類の技術開発、受託研究、及びバイオ燃料の将来
の事業化に向けての研究開発等
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表の作成の基本となる重要な事項」におけ
る記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結財務諸表
調整額
計上額
エネルギー・ (注1)
ヘルスケア事業 計 (注2)
環境事業
売上高
外部顧客への売上高 13,934,183 33,487 13,967,671 - 13,967,671
セグメント間の内部売上高又は振
- - - - -
替高
計 13,934,183 33,487 13,967,671 - 13,967,671
セグメント利益又は損失(△) 648,823 △7,226,713 △6,577,889 △882,254 △7,460,144
セグメント資産 10,725,124 634,291 11,359,415 5,840,032 17,199,448
その他の項目
減価償却費 400,986 105,513 506,500 69,395 575,895
のれん償却額 380,639 - 380,639 - 380,639
有形固定資産及び無形固定資産の
229,251 1,132,649 1,361,900 1,425 1,363,325
増加額
(注)1.調整額は、以下のとおりであります。
①セグメント利益又は損失(△)の調整額△882,254千円は、主に各報告セグメントに配分していない一般管
理費等の全社費用であります。
②セグメント資産の調整額5,840,032千円は各報告セグメントに配分していない現預金4,952,046千円等が含まれ
ております。
③減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社資
産に係る減価償却費、増加額であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失と、セグメント資産は連結貸借対照表の資産合
計と調整を行っております。
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㈱ユーグレナ(2931) 2020年9月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結財務諸表
調整額
計上額
エネルギー・ (注1)
ヘルスケア事業 計 (注2)
環境事業
売上高
外部顧客への売上高 13,301,697 15,618 13,317,316 - 13,317,316
セグメント間の内部売上高又は振
- - - - -
替高
計 13,301,697 15,618 13,317,316 - 13,317,316
セグメント利益又は損失(△) 115,301 △986,086 △870,784 △936,935 △1,807,720
セグメント資産 9,646,788 543,672 10,190,461 5,160,637 15,351,098
その他の項目
減価償却費 382,130 107,907 490,037 77,473 567,511
のれん償却額 151,307 - 151,307 - 151,307
有形固定資産及び無形固定資産の
323,265 28,634 351,899 6,686 358,585
増加額
(注)1.調整額は、以下のとおりであります。
①セグメント利益又は損失(△)の調整額△936,935千円は、主に各報告セグメントに配分していない一般管
理費等の全社費用であります。
②セグメント資産の調整額5,160,637千円は各報告セグメントに配分していない現預金4,192,640千円等が含まれ
ております。
③減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社資
産に係る減価償却費、増加額であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失と、セグメント資産は連結貸借対照表の資産合
計と調整を行っております。
b.関連情報
前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
有形固定資産全体に占める本邦の割合が90%を超えるため、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略
しております。
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㈱ユーグレナ(2931) 2020年9月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
有形固定資産全体に占める本邦の割合が90%を超えるため、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略
しております。
c.報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
エネルギー・環
ヘルスケア事業 計 調整額 合計
境事業
減損損失 2,383,625 - 2,383,625 - 2,383,625
当連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
エネルギー・環
ヘルスケア事業 計 調整額 合計
境事業
減損損失 26,672 - 26,672 - 26,672
d.報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報
前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
エネルギー・環
ヘルスケア事業 計 調整額 合計
境事業
当期償却額 380,639 - 380,639 - 380,639
当期末残高 1,112,546 - 1,112,546 - 1,112,546
当連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円)
エネルギー・環
ヘルスケア事業 計 調整額 合計
境事業
当期償却額 151,307 - 151,307 - 151,307
当期末残高 961,239 - 961,239 - 961,239
e.報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報
前連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
スポーツ・イノベーション株式会社を吸収合併したことにより受け入れた資産及び引き受けた負債の純額
が取得原価を上回ったため、負ののれん発生益5,384千円を計上しております。なお、報告セグメントごと
のセグメント利益には、負ののれん発生益は含まれておりません。
当連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
該当事項はありません。
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㈱ユーグレナ(2931) 2020年9月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
1株当たり純資産額 116.45円 100.58円
1株当たり当期純損失 107.25円 16.00円
(注)1.当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり当
期純損失であるため記載しておりません。
2.1株当たり当期純損失及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
1株当たり当期純損失
親会社株主に帰属する当期純損失(千円) 9,798,562 1,486,686
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純損
9,798,562 1,486,686
失(千円)
期中平均株式数(株) 91,365,998 92,900,464
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株 第4回新株予約権(13,615 第4回新株予約権(13,613
当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式 個)、第5回新株予約権 個)、第5回新株予約権
の概要 (11,220個)、第6回新株予約 (10,872個)
権(17,990個)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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