2930 北の達人 2020-10-22 19:00:00
2021年2月期 第2四半期決算説明会 主な質疑応答(要旨) [pdf]

    2021 年2月期 第2四半期決算説明会 主な質疑応答(要旨)
               (2020 年 10 月 20 日実施)


【質問】 業績悪化の主な要因は新型コロナウイルスによるものか。
【回答】 たしかに2月及び3月については新型コロナウイルスの影響があったが、主な要因ではない。
     主な要因は、実力不足という内部要因。


【質問】 内部要因とはどのようなものか。
【回答】 マーチャンダイジングとクリエイティブ。マーチャンダイジングについては、びっくりするほ
     ど良いものができた時にしか発売しないという方針だが、発売できた新商品が少なかった。こ
     うした際に、新しい切り口で広告を作るクリエイティブの力によって既存商品の売上を伸ばす
     必要があったが、こちらも伸び悩んだ。


【質問】 サブスクリプション型のビジネスモデルであるにもかかわらず、業績が悪化した要因は何か。
【回答】 サブスクリプションであっても一定の割合で解約は発生するが、解約件数を上回る新規の獲得
     ができなかったことが理由。定期会員の規模が小さいうちは、解約件数自体が少ないので、新
     規獲得件数は容易にそれを上回る。しかし、現在は、規模が大きくなっており、それに応じて
     解約件数も増加している。これを補うレベルで新規獲得件数を伸ばせるかどうかというタイミ
     ングに来ている。


【質問】 計画比で、利益面が回復する時期のイメージは。
【回答】 第2四半期までは落ち込んでいるが底打ちしており、通期ではそこまで悪くはならない印象。


【質問】 ニッチマーケット市場で限界を迎えたため、マスマーケット市場へ方針転換するということな
     のか。
【回答】 目標としてきた売上高 100 億円を達成して振り返ってみると、当初想定していた 10 億円規模商
     品の複数展開によるものではなく、実際には 40 億円~50 億円規模の1商品の貢献が大きかっ
     た。今後売上高 1,000 億円を目指すうえでは、ニッチ市場に注力するよりは、より大きな市場
     にチャレンジして 50 億円~100 億円規模の商品を複数リリースする方が業績を伸ばしやすいと
     判断した。


【質問】 50 億円~100 億円規模の商品の開発基準と期間は。
【回答】 開発基準自体はこれまでと変わらない。ただし、従来は競合がない商品を開発してきた一方
     で、今後は、競合商品がある前提で、明確に優れた点がある商品かどうかが重要になる。商品
     規模によって開発期間が変わるということはないが、開発スピードがより早まるよう体制整備
     に取り組んでいる。
【質問】 新型コロナウイルスの影響によって大手のオンライン市場参入が進み、CPO が高騰して競争が激
      化すると思うがどう考えているか。
【回答】 新型コロナウイルスによるオンライン市場の拡大というのは、オフラインで購入していたもの
      をオンラインで買うというシフトであり、広告費が必要な通販マーケットが拡大しているわけ
      ではない。現在の当社の規模では、まだナショナルブランドと真正面から競合する段階にはな
      いという認識。


【質問】 新規顧客と解約者の特徴は。
【回答】 当社の顧客層として 45 歳以上がメインで、インターネット販売による一般的な顧客層よりは年
      齢が高いという特徴がある。新規顧客も解約者もそうした特徴があり、特に商品や単価による
      傾向はない。


【質問】 解約理由は、商品満足度の低下が主な要因なのか。
【回答】 解約理由は様々であり、お気に召さなかった場合や、当社の商品はお悩みに焦点を当てている
      ので当社の商品を使うことでお悩みが解消して解約なさる等の場合がある。


【質問】 現在伸びている商品や今後期待している商品は。
【回答】 男性向けの商品。また現在開発に取り組んでいる 50 億円~100 億円規模の商品。




(注)
本資料は説明会での質疑応答をそのまま書き起こしたものではございません。
よりご理解いただけるよう当社の判断で、一部加筆・修正を加えているものであることをご了承ください。