2927 J-AFC-HD 2021-10-08 16:20:00
(株)さいか屋の連結子会社化に伴う2022年2月期~2024年2月期 さいか屋営業指針について [pdf]

                                            2021 年 10 月8日
各 位
                           会 社 名 株式会社 AFC-HD アムスライフサイエンス
                           代表者名 代表取締役社長           淺山 雄彦
                               (コード:2927、東証 JASDAQ)
                           問合せ先 社長室長              南方 茂穂
                               (TEL.0 5 4 - 2 8 1 - 5 2 3 8)




             (株)さいか屋の連結子会社化に伴う
      2022 年2月期~2024 年2月期 さいか屋営業指針について



 当社は、2021 年 5 月 26 日に、株式会社さいか屋(銘柄コード 8254)を連結子会社化い

たしました。シナジー効果を活かすため、当社からさいか屋へ資金を貸し付け、金利負担を

軽減することでさいか屋における支払利息を年間約1億円削減いたしました。現在は、さい

か屋において当社グループ商材である健康食品・化粧品の販売を拡充するほか、さいか屋横

須賀店に当社グループ商材に、さいか屋グループ商材の宝飾品を加えたコラボショップ「サ

ロン・ド・AFC」の出店、また当社グループの販売網の活用などを進めております。

 このたび、添付資料「2022 年2月期~2024 年2月期 さいか屋営業指針」のとおり、さ

いか屋が、当社とのシナジー効果を生み出す取り組み、継続的・安定的な百貨店事業を確立

させるための四大改革(営業改革、外商改革、人事制度改革、後方部門改革)推進、創業 150

年企画開催などを軸とした営業指針を掲げ、常態的な黒字化実現による企業価値向上を目

指すことになりましたので、お知らせいたします。



                                                       以 上
(添付資料)




                2022年2月期~2024年2月期
           さいか屋営業指針
          常態的な黒字化実現による企業価値向上

                          2021年10月5日
                       株式会社      さいか屋

         いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
アジェンダ

   1.当社、業界を取り巻く環境
   2.基本方針

   3.四大改革の推進
   4.シナジー効果
   5.創業150年記念
   6.個別店舗戦略




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        いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
1.当社、業界を取り巻く環境
(1)業界の動向
   業 界                  新型コロナウィルス                           郊外中型店や
   全 体                   感染症拡大                               地方店
百貨店売上高が       ①インバウンド需要の収縮                        独自の営業戦略(外商、リモート販売など)
年を追って縮小       ②大手アパレルの業容縮小や外出機会減少                 が奏功
   ↓           によるファッション衣料低迷                      リビング用品や健康維持商材などが堅調
小売業界における      ③将来不安を反映した消費マインドの低下                     ↓
プレゼンスの低下          ↓                               知恵と工夫次第で光明が差す状況
              逆風下の営業展開

(2)さいか屋の消長
➢創業148年に当たる昨年は、「2010年の事業再生計画スタート」から「2015年の川崎店閉店・移設」を経て、
 2021年2月の横須賀店閉店を発表しました。
➢その後、お客様、地元商店街、行政、お取引先様などの支援を受けて、横須賀店のリスタートを表明し、2021年
 3月「YOKOSUKA SHOPPING PLAZA」を開店いたしました。
➢2021年5月には、財務基盤の強化、シナジー効果による営業力の強化を目的とし、AFC-HDと資本業務提携を
 締結。同社より第三者割当増資を受け連結子会社となりました。

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           いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
    2.基本方針
当社は、「常態的な黒字化の実現による企業価値の向上」を目指して営業指針を策定いたしました。
営業指針実行におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による事業環境の変化やSDGSに代表される社会的要請
への対応を踏まえ、以下の基本方針を着実に実現してまいります。

                     ■店舗成長戦略の策定                   ■顧客満足の最大化
基    本   方      針 ■ローコストオペレーション                   ■経営資源(人材、資産)の最大活用

                                   基本方針を
                                  実現するために


         四大改革を推進                            シナジー効果                   創業150年
営業改革                      外 商 改 革 AFC-HDとの資本業務                 2022年1月からの「さ
                                         提携を背景とした財務            いか屋創業150年記念
         継続的、安定的な
                                         基盤・営業力の強化             企画」による営業力向
         百貨店事業の確立
                                                               上およびお客様のすそ野
人事制度改革                  後方部門改革                                 拡大
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             いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
 3.四大改革の推進
   営業改革                                          外商改革
        収益性を重視したMD政策の推進、
MD政策    顧客満足度の高い品揃えの実現                       生産性向上        一人当たり売上高
➢マーケットに対応した店舗別最適MDの構築                        ➢口座体系の見直しと優良顧客の開拓
➢編集平場、消化仕入、定期賃貸借のバランスチェック                    ➢顧客情報の管理とデータ活用
➢地域密着MD、地場産業とのコラボレーション推進                     ➢販路拡大、好適商材の発掘
➢コト対応・ソリューション対応の深化
        最大の顧客満足を                                          一人当たり営業利益
販売政策 最小のコストで実現する仕組みづくり                       収益力アップ
➢適正要員配置、自主運営部門の選定と人材投入                      ➢個人別算定利益意識の醸成
➢フロア・部門・催事別収支の検証                            ➢高益率商材の拡販
➢行政・周辺商店街との連携および顧客戦略強化による                   ➢計画的・効率的な営業活動の推進
 集客力の向上                                     ➢組織販売増強、システム販売開発

 人事制度改革                                        後方部門改革
営業改革・外商改革を支える体制整備                           効率的な後方業務体制の構築
 ➢人材の登用と育成、専門的能力の向上                          ➢経営企画、営業戦略部門の業務精度向上
 ➢直間比率の見直しと是正による偏りの修正                        ➢総務、管理、経理部門の再構築
 ➢組織体系と評価制度の見直し                              ➢ロジスティック改革の推進
 ➢環境変化と社会的要請への対応、働き甲斐のある職場風土の醸成              ➢保有資産の有効活用と遊休資産の見直し
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           いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
 4.シナジー効果
2021年5月26日より親会社となったAFC-HDと業務改善に取り組み、そのシナジー効果により、コストの見直しおよび
合理化、営業力の強化などを推進いたします。

                    AFC-HDとのシナジー効果による業務改善

コストの見直しおよび合理化                               営業力の強化
➢親会社(AFC-HD)からの資金借入【実行済】               ➢AFC-HDとの通信販売コンテンツやECインフラの活用
  本件により、新規・成長分野への投資による売上増大             ➢AFC-HD商材の販売拡充
  が見込まれるほか、借入利率の低下に伴い、年間約               (健康食品・サプリメントなど)
  1億円の支払利息が削減されます。                     ➢未使用スペースの効果的活用




         コストの見直しおよび合理化 + 営業力の強化 ➡ 企業価値の向上



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           いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
 5.さいか屋創業150年                                          創業1872年(明治5年)10月20日

 創業150年を迎えるにあたり、当社藤沢店、横須賀店、川崎店の所在する地域の皆様や永年お引き立ていただいておりま
すお客様へ、これまでのご愛顧に感謝を込め「創業150年記念企画」を2022年1月より実施いたします。既存顧客のロイヤ
リティ向上に加え、新たな顧客を創出することでお客様のすそ野拡大をはかります。
           さいか屋創業150年企画実行の概要(2022年1月~2022年12月)
     特別限定品や特別お買得品をご用意                          お取引先様とコラボレーションした当社限定の創業150
全館    ➢大感謝祭(春・秋の2回開催を予定)                 コラボ   年オリジナル記念商品を販売
      ➣創業150年記念企画商材の販売
企画    ➢福袋・150年感謝袋(初商、創業月の2回開催)           企画      ➣地元企業や近隣商店・学校関連とのコラボレーション企画
                                                 ➣地元新江ノ島水族館とのコラボレーション企画 他


     外商常得意様に向けたスペシャルなイベントを開催                   新規出店や新商品の開発をはじめ、お客様からの支持
外商    ➢彩華会(さいかかい)・・・限定の逸品を販売、外商          物産    が高い商品を豊富に取り揃え物産展を開催
       常得意様向けイベントの開催(春・秋の2回開催予定)                 ➢北海道物産展(春・秋の2回開催予定)
企画    ➣大絵画展(開催月未定)
                                         展       ➣駅弁大会(1月開催)・・・鉄道開業150周年との相乗
      ➣3月:薩摩焼15代沈壽官展                                           効果を狙った催しを検討
       7月:九谷焼米久和彦作陶展
       10月:15代酒井田柿右衛門展

  既存顧客のロイヤリティ向上 + 新たな顧客の創出 ➡ お客様のすそ野拡大に伴う売上高の増加

                  顧客ロイヤリティを向上させ、継続的な成長をはかります。
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6.個別店舗戦略
 店舗       ストアコンセプト                               キーワード


       SHONAN               ➢We are Shonanian「湘南マインド百貨店」
藤沢店    ライフスタイルストア           ➢価値観の高い品揃えとホスピタリティあふれる売場づくり
       <地域との共生、地元密着>        ➢中規模店の強みを活かした買い回り環境の整備



       食べる・遊ぶ・楽しむ           ➢デイリーユースとギフトニーズに対応したコンパクトストア
                            ➢時間消費型MDとサービスを融合させたお気に入り空間
横須賀店   「横須賀ぐらし」
                             <南館の再構築および未使用スペースの活性化>
       <地域との共生、地元密着>        ➢三浦半島をメイン商圏とするロイヤリティ顧客の拡大


                            ➢立地条件と顧客ニーズにマッチしたMD選定、イベント開催
       地元に愛される
川崎店    サテライトストア
                            ➢外商拠点としての存在価値向上
                            ➢お客様に寄り添ったおもてなし空間の提供


                                                                8
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