2914 JT 2020-02-06 15:00:00
2019年度決算説明会資料 [pdf]
2019年度決算
JT Group CFO
⾒浪 直博
※本資料に含まれる数値は各事業の業績を分かりやすく説明するために使⽤しており、財務諸表の数値と異なる場合があります。
※⽤語の定義については、スライド14、15に記載しております。
将来に関する記述等についてのご注意
本資料には、当社⼜は当社グループの業績に関連して将来に関する記述を含んでおります。かかる将来に関する記述は、「考えています」「⾒込
んでいます」「予期しています」「予想しています」「予⾒しています」「計画」「戦略」「可能性」等の語句や、将来の事業活動、業績、事象
⼜は条件を表す同様の語句を含むことがあります。将来に関する記述は、現在⼊⼿できる情報に基づく経営者の判断、予測、期待、計画、認識、
評価等を基礎として記載されているに過ぎません。これらの記述ないし事実⼜は前提(仮定)については、その性質上、客観的に正確であるとい
う保証も将来その通りに実現するという保証もなく、当社としてその実現を約束する趣旨のものでもありません。また、かかる将来に関する記述
は、さまざまなリスクや不確実性に晒されており、実際の業績は、将来に関する記述における⾒込みと⼤きく異なる場合があります。その内、現
時点で想定される主なものとして、以下のような事項を挙げることができます(なお、かかるリスクや要因はこれらの事項に限られるものではあ
りません)。
(1) 喫煙に関する健康上の懸念の増⼤
(2) たばこに関する国内外の法令規則による規制等の導⼊・変更(増税、たばこ製品の販売、
国産葉たばこの買⼊れ義務、包装、ラベル、マーケティング及び使⽤に関する政府の規制等)、
喫煙に関する⺠間規制及び政府による調査の影響等
(3) 国内外の訴訟の動向
(4) 国内たばこ事業、海外たばこ事業以外へ多⾓化する当社の能⼒
(5) 国際的な事業拡⼤と、⽇本国外への投資を成功させる当社の能⼒
(6) 市場における他社との競争激化、お客様の嗜好・ニーズの変化及び需要の減少
(7) 買収やビジネスの多⾓化に伴う影響
(8) 国内外の経済状況
(9) 為替変動及び原材料費の変動
(10)⾃然災害及び不測の事態等
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(このスライドは空⽩です)
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全社(実績)
2019年度実績
(億円)
為替⼀定調整後営業利益︓対前年0.9%増 2019年
• たばこ事業(国内+海外)トータルでの成⻑が 対前年 対Q3⾒込
1-12⽉
医薬の減少を上回る
財務報告ベース
調整後営業利益 売上収益 21,756 ▲1.8% +56
• 為替の不利な影響により減益
調整後営業利益 5,159 ▲13.4% ▲21
営業利益・当期利益 営業利益 5,024 ▲11.1% ▲26
(+)医薬の抗HIV薬ライセンス契約解消に係る⼀時⾦収⼊
当期利益 3,482 ▲9.7% +82
(-)調整後営業利益の減少
(-)買収に係る償却費の増加 FCF 4,042 +2,986億円 +342
(-)海外たばこの事業運営体制の変⾰に係る施策関連費⽤の計上
(-)不動産売却益の減少
Q3⾒込からの増減要因
(-)⾦融費⽤の増加 調整後営業利益︓
(-)国内たばこにおける低温加熱向けカプセル製造機械の減損
FCF (+)海外たばこの想定を上回る数量実績
(+)医薬の導出契約に伴う⼀時⾦受領および経費減少
• 事業の安定したキャッシュ創出能⼒に加え⼀時的な収⼊を計上
当期利益︓
• 前年度の買収に伴う⽀出がなくなったことにより⼤幅改善 (+)税負担率がQ3⾒込を下回る
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国内たばこ事業(実績)
販売数量実績
RRPにおける製品展開が進展する⼀⽅、RMCの低価格帯における競争激化の影響を受け、トータルシェアは対前年で減少
RMC RRP
• JT RMC販売数量︓755億本(対前年︓▲7.9%) • JT RRP販売数量︓33億本相当(対前年︓+5億本)
₋ RMC総需要減(趨勢減、RRP市場拡⼤、定改影響) ₋ 新製品の上市・拡販に伴い数量増
₋ シェアの減少
• カテゴリー内シェア*︓約9%(対前年︓約+2ppt)
• カテゴリー内シェア︓60.4%(対前年︓▲1.0ppt) ₋ 製品ポートフォリオの拡充に伴いシェア向上
₋ 低価格帯における競争激化の影響 ₋ RRP市場占有率︓約23%
⾜元では12⽉上市のキャメルLCで
ダウントレーディングを捕捉
Jan-19 Mar-19 Jun-19 Sep-19 Dec-19 Jan-19 Mar-19 Jun-19 Sep-19 Dec-19
JT RMC SOS JT RRP SOS
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*RRPカテゴリー内シェア︓実需ベース
国内たばこ事業(実績)
財務実績
(億円)
AOP増減要因 2019年
対前年
1-12⽉
【プラス要因】 ⾃社たばこ製品
5,689 ▲2.3%
売上収益
• RMCプライシング効果
• RRP販売数量増加 調整後営業利益 1,872 ▲10.4%
【マイナス要因】 調整後営業利益
• RMC販売数量減少 (億円)
-218
• RRPデバイス販売台数減少 (-10.4%)
• 低温加熱向けカプセル製造機械の減損 2,090 -174
-316 +272 1,872
2018年 RMC数量差 RMC単価差 RRP/その他* 2019年
1-12⽉ 1-12⽉
© Copyright JT 2020 *製造コスト、販売費、⼀般管理費を含む 6
海外たばこ事業(実績)
財務実績(財務報告ベース)
(億円)
AOP増減要因 2019年
財務報告ベース 対前年
1-12⽉
• ⼒強いプライシング効果および買収による数量効果を
コストおよび為替影響が上回る ⾃社たばこ製品
12,530 +0.2%
₋ 主にIRR、RUBの下落が影響 売上収益
₋ 加えて、ドル円が不利に作⽤ 調整後営業利益 3,408 ▲11.4%
為替レート変化率(対前年) 調整後営業利益(財務報告ベース)
2018年 2019年
変化率
1-12⽉ 1-12⽉
-438 (億円)
USD/EUR 0.85 0.89 5.2%安 (-11.4%)
USD/GBP 0.75 0.78 4.4%安
USD/IRR 61,649 104,046 40.7%安 3,845 +411
-813
USD/RUB 62.68 64.74 3.2%安 -36 3,408
USD/TRY 4.82 5.67 14.9%安
為替影響︓848億円
USD/JPY 110.44 109.03 1.3%⾼
EUR/IRR換算から、表のUSD/IRRを算出 2018年 Operations ドル・ ドル・円 2019年
1-12⽉ 現地通貨 1-12⽉
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医薬事業・加⼯⾷品事業(実績)
財務実績
医薬事業 (億円)
2019年
• 抗HIV薬6品の国内におけるライセンス契約解消の 対前年
1-12⽉
影響および海外ロイヤリティ収⼊の減少等により、
売上収益・調整後営業利益ともに減少 売上収益 885 ▲255
調整後営業利益 159 ▲125
加⼯⾷品事業
(億円)
• 売上収益は、ステープル商品の販売は伸⻑したも 2019年
のの、その他商品の販売減少により減収 対前年
1-12⽉
• 調整後営業利益は、価格改定効果に加え、商品構 売上収益 1,586 ▲28
成の改善およびコスト低減等により増益
調整後営業利益 54 +13
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全社(⾒込)
2020年度⾒込
為替⼀定調整後営業利益︓前年同⽔準を⾒込む
• たばこ事業トータルで約3%成⻑
₋ 国内たばこ︓RMC数量減を主因に減少 (億円)
₋ 海外たばこ︓利益成⻑を引き続きプライシングが牽引
2020年
対前年
⾒込
営業利益
財務報告ベース
(+)海外たばこの事業運営体制の変⾰に係る施策関連費⽤の剥落
(+)本社ビル売却益 売上収益 21,800 +0.2%
(-)為替のネガティブな影響による調整後営業利益の減少
(-)医薬の抗HIV薬ライセンス契約解消に係る⼀時⾦収⼊の剥落 調整後営業利益 5,030 ▲2.5%
営業利益 4,710 ▲6.2%
当期利益 当期利益 3,050 ▲12.4%
• 営業利益の減少に加え、税負担率の上昇により減益
FCF 3,700 ▲342億円
FCF
• 引き続き安定した事業のキャッシュ創出能⼒を⾒込む
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国内たばこ事業(⾒込)
数量・財務⾒込
(億円)
AOP増減要因
2020年
対前年
⾒込
【プラス要因】
• RMCプライシング効果 ⾃社たばこ製品
5,400 -5.1%
売上収益
₋ 20年10⽉値上げを⼀定の前提で織り込み
• RRP販売数量増加 調整後営業利益 1,700 -9.2%
• 低温加熱向けカプセル製造機械減損影響の剥落
【マイナス要因】
• RMC販売数量減少 数量前提
• RRP関連収益減少 • 総需要減少要因︓趨勢減、定価改定影響、規制影響等
• RRP販促・R&D投資強化
総需要 JT販売数量
₋ 数量最⼤化を企図したトップライン投資 たばこ
対前年3%台半ばの減少 -
19年10⽉リフィル価格設定 トータル
₋ リフィルの拡充
RMC 対前年5%台前半の減少 対前年約6%の減少
₋ デバイスのアップグレード
対前年1%台半ばの増加
RRP 30億本台後半
(市場占有率︓20%台半ば)
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海外たばこ事業(⾒込)
財務⾒込(財務報告ベース)
(億円)
AOP増減要因
2020年
• 堅調なプライシング効果により、 財務報告ベース 対前年
⾒込
財務報告ベースでも対前年で増益
• 不利な為替影響は継続 ⾃社たばこ製品
13,000 +3.7%
₋ IRR、TRYの通貨下落影響を、RUBを含む複数通貨 売上収益
の上昇が⼀部相殺
調整後営業利益 3,610 +5.9%
₋ ドル・円はネガティブに作⽤
為替レート変化率 対前年 調整後営業利益(財務報告ベース)
2019年 2020年
変化率
実績 ⾒込
+202 (億円)
USD/EUR 0.89 0.89 0.4%⾼ (+5.9%)
USD/GBP 0.78 0.78 0.5%⾼
USD/IRR 104,046 130,000 20.0%安
-130 3,610
+332
USD/RUB 64.74 63.00 2.8%⾼
3,408
USD/TRY 5.67 6.20 8.6%安
USD/JPY 109.03 108.00 0.9%⾼
EUR/IRR換算から、表のUSD/IRRを算出 2019年 Operations FX 2020年
実績 ⾒込
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医薬事業・加⼯⾷品事業(⾒込)
財務⾒込
医薬事業 (億円)
2020年
• 海外ロイヤリティ収⼊の減少および⿃居薬品におけ 対前年
⾒込
る薬価改定影響により、売上収益・調整後営業利益
ともに減少 売上収益 760 ▲125
調整後営業利益 100 ▲59
加⼯⾷品事業
(億円)
• 売上収益は、注⼒商品の販売伸⻑により増収 2020年
対前年
• 調整後営業利益は、事業モメンタムは堅調も、物流 ⾒込
費の上昇および最適⽣産体制の構築に係る経費が今 売上収益 1,600 +14
期に集中することにより減益
調整後営業利益 50 ▲4
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Closing remarks
2019年度実績︓
• 為替⼀定AOPは、たばこ事業トータルでの成⻑が医薬事業の
減少を上回り増加
株主 • 当期利益は、主に為替の影響を⼤きく受けたことにより減益
2020年度⾒込︓
• 中⻑期の成⻑に向けた基盤を強化すべく、⾼い⽔準の投資を
お客様 継続しつつも、前年同⽔準の為替⼀定AOPを⽬指す
従業員 社会
株主還元︓
• ⼀株当たり配当⾦(予定)
₋ 2019年︓154円
₋ 2020年︓154円
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<⽤語の定義>
調整後営業利益(AOP)︓ 調整後営業利益 = 営業利益 + 買収に伴い⽣じた無形資産に係る償却費 + 調整項⽬(収益及び費⽤)*
*調整項⽬(収益及び費⽤) = のれんの減損損失 ± リストラクチャリング収益及び費⽤等
為替⼀定調整後営業利益︓ 海外たばこ事業における当期の調整後営業利益を前年同期の現地通貨対ドル、円対ドルの為替レートを⽤いて換算/算出す
ることにより、為替影響を除いた指標
当期利益︓ 親会社の所有者に帰属する当期利益
FCF︓ FCF=営業活動CF+投資活動CFただし以下の項⽬を除外
• 営業活動CFから、リース取引から⽣じる減価償却費、利息及び配当⾦の受取額とその税額影響、リース取引以外から⽣
じる利息の⽀払額とその税額影響
• 投資活動CFから、事業投資以外に係る、投資の取得による⽀出、投資の売却及び償還による収⼊、定期預⾦の預⼊によ
る⽀出、定期預⾦の払出による収⼊、その他
Reduced-Risk Products (RRP)︓ 喫煙に伴う健康リスクを低減させる可能性のある製品
⾃社たばこ製品売上収益︓ 物流事業、製造受託等を除き、⽔たばこ、RRPの売上込み
(海外たばこ事業)
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<⽤語の定義>
たばこ総需要︓ ⽇本市場全体におけるたばこ製品の本数ベースの市場規模(⾃社推計)
(国内たばこ事業) RRPやリトルシガーを含む
RMC︓ Ready made cigarettesの略
(国内たばこ事業)
RMC総需要︓ ⽇本市場全体における紙巻たばこの本数ベースの市場規模(⾃社推計)
(国内たばこ事業) リトルシガーを含み、RRPを含まない
RMC販売数量︓ 国内免税販売中国事業の販売分を除く、JT紙巻たばこの販売本数
(国内たばこ事業) リトルシガーを含み、RRP等を含まない
RRP販売数量︓ 国内免税販売分を除く、JTのRRPの販売本数(1パック当たり紙巻たばこ20本として換算)
(国内たばこ事業) デバイス/関連アクセサリー等は含まない
リトルシガー︓ たばこ葉を原料とする巻紙を使い、紙巻たばこと同様の形態に巻き上げた製品。
(国内たばこ事業) たばこ事業法上「葉巻たばこ」に分類される
⾃社たばこ製品売上収益︓ 輸⼊たばこ配送⼿数料収益等を除き、国内免税販売/中国事業/RRP関連の売上を含む
(国内たばこ事業)
RRP関連売上収益︓ 国内たばこ事業における⾃社たばこ製品売上収益の内訳としての、デバイス/関連アクセサリー等を含む
(国内たばこ事業) RRPの売上
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