2914 JT 2019-02-07 15:00:00
2018年度 決算説明会資料 [pdf]
2018年度 決算説明会資料
JT Group CFO
⾒浪 直博
※本資料に含まれる数値は各事業の業績を分かりやすく説明するために使⽤しており、財務諸表の数値と異なる場合があります。
※⽤語の定義については、スライド13、14に記載しております。
将来に関する記述等についてのご注意
本資料には、当社⼜は当社グループの業績に関連して将来に関する記述を含んでおります。かかる将来に関する記述は、「考えています」「⾒込
んでいます」「予期しています」「予想しています」「予⾒しています」「計画」「戦略」「可能性」等の語句や、将来の事業活動、業績、事象
⼜は条件を表す同様の語句を含むことがあります。将来に関する記述は、現在⼊⼿できる情報に基づく経営者の判断、予測、期待、計画、認識、
評価等を基礎として記載されているに過ぎません。これらの記述ないし事実⼜は前提(仮定)については、その性質上、客観的に正確であるとい
う保証も将来その通りに実現するという保証もなく、当社としてその実現を約束する趣旨のものでもありません。また、かかる将来に関する記述
は、さまざまなリスクや不確実性に晒されており、実際の業績は、将来に関する記述における⾒込みと⼤きく異なる場合があります。その内、現
時点で想定される主なものとして、以下のような事項を挙げることができます(なお、かかるリスクや要因はこれらの事項に限られるものではあ
りません)。
(1) 喫煙に関する健康上の懸念の増⼤
(2) たばこに関する国内外の法令規則による規制等の導⼊・変更(増税、たばこ製品の販売、
国産葉たばこの買⼊れ義務、包装、ラベル、マーケティング及び使⽤に関する政府の規制等)、
喫煙に関する⺠間規制及び政府による調査の影響等
(3) 国内外の訴訟の動向
(4) 国内たばこ事業、海外たばこ事業以外へ多⾓化する当社の能⼒
(5) 国際的な事業拡⼤と、⽇本国外への投資を成功させる当社の能⼒
(6) 市場における他社との競争激化、お客様の嗜好・ニーズの変化及び需要の減少
(7) 買収やビジネスの多⾓化に伴う影響
(8) 国内外の経済状況
(9) 為替変動及び原材料費の変動
(10)⾃然災害及び不測の事態等
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全社実績
為替⼀定調整後営業利益︓Mid to high single-digit成⻑を達成
(億円) 為替⼀定調整後営業利益
• 海外たばこが牽引し、8.9%成⻑
2018年度 ⁃ 前年の海外たばこにおける⼀過性の損失影響を除いて
対前年 対修正⾒込
実績 も約5%の成⻑
為替⼀定ベース 調整後営業利益
• 事業パフォーマンスを為替の不利な影響等が相殺
調整後営業利益 6,372 +8.9% +132
営業利益
財務報告ベース • 買収に係る商標権償却費の増加
売上収益 当期利益
22,160 +3.6% +260
• ⾦融費⽤の増加
調整後営業利益 5,955 +1.7% +205 FCF
• (+)不動産売却益の増加、運転資本の改善
営業利益 5,650 +0.7% +330 • (-)買収関連⽀出、資本的⽀出
当期利益 3,857 -1.7% +157 (修正⾒込からの増減要因)
調整後営業利益
FCF 1,056 +330億円 -614 • 国内たばこ、海外たばこ、医薬が修正⾒込を上回る実績
• 為替影響の緩和
営業利益
• 想定を上回る不動産売却益
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国内たばこ事業(実績)
RMC︓市場の底堅さを確認
RRP︓想定通りの進捗
RMC実績 RRP実績
• 販売数量は対前年で減少も、定価改定後の • 通年の市場占有率︓約21%
販売実績は想定を上回る
• Ploom TECH 販売実績︓28億本
• 12⽉のシェアは定価改定前の⽔準へ回復
• Q4カテゴリー内シェア︓約10%と推計
• 通年でもシェア61.8%(+0.5%pt)
トータルシェア
JT RMCシェア
• 回復基調
64%
8⽉シェア︓ 62.2%
トータルシェアの推移イメージ*
63%
62%
0.9ppt
61%
60%
59% 12⽉シェア︓ 62.1%
58%
Jan Apr Jul Oct Dec
17H1 17H2 18H1 18H2
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RRP: 喫煙に伴う健康リスクを低減させる可能性のある製品 RMC: 紙巻たばこ
国内たばこ事業(実績)
厳しい環境の中、翌期以降に向けた投資を強化
(億円)
2018年度 ⾃社たばこ製品売上収益
対前年
実績
• RMCの⼤幅な数量減少を、RRP伸⻑、RMC単価効果
⾃社たばこ製品 がほぼ相殺
売上収益 5,824 -1.4%
• RRP関連売上収益︓646億円
調整後営業利益 2,090 -10.0% ⁃ ⾃社たばこ製品売上収益の1割強を占める規模へ
調整後営業利益ロードマップ (億円)
調整後営業利益
-233 • (-) RMC販売数量減少
(-10.0%)
2,323 -544 • (-) RRPを中⼼に販促投資の強化
2,090
• (+) 10⽉定価改定に伴うRMC単価効果発現
258
53 • (+) RRP販売数量増加
17年実績 RMC数量差 RMC単価差* RRP/その他** 18年実績
*IFRS15号影響を含む
**製造コスト、販促投資、販管費等を含む
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RRP: 喫煙に伴う健康リスクを低減させる可能性のある製品 RMC: 紙巻たばこ
海外たばこ事業(実績)
財務報告ベースでも増益
(億円)
2018年度
事業パフォーマンスが為替の不利な影響を上回る
財務報告ベース 対前年
実績 • プライシングが牽引
⾃社たばこ製品 • 前年の⼀過性の損失(219億円)を除いても増益
売上収益 12,507 +6.3%
• 為替影響︓-417億円
調整後営業利益 3,845 +9.5% ⁃ IRR, RUBの下落が主因
調整後営業利益ロードマップ(財務報告ベース) (億円)
+332
(+9.5%) 対ドルレートの推移
750
-352 3,845 2017 2018 変化率
-65
3,513 USD/IRR 38,811 61,649 37.0%安
為替影響
-417 USD/TRY 3.64 4.82 24.5%安
USD/RUB 58.35 62.68 6.9%安
17年実績 Operations ドル・現地通貨 ドル・円 18年実績 USD/JPY 112.16 110.44 1.5%⾼
JTGのイラン市場での外貨調達はEURのみで、EUR/IRR換算から上記表のUSD/IRRを算出
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医薬事業・加⼯⾷品事業(実績)
医薬事業︓ロイヤリティ収⼊増を主因に増益
加⼯⾷品事業︓原材料費⾼騰に伴い減益
医薬事業 (億円) 加⼯⾷品事業 (億円)
2018年度 2018年度
対前年 対前年
実績 実績
売上収益 1,140 +8.9% 売上収益 1,614 -1.1%
調整後営業利益 284 +18.0% 調整後営業利益 41 -23.6%
• ロイヤリティ収⼊の増加、導出品に係るマイ • 厳しい競争環境を背景とするトップライン
ルストーン収⼊ 伸び悩み
• 2018年実績には抗HIV薬関連の契約解消 • 原材料費の⾼騰が損益を圧迫
影響なし
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全社⾒込
たばこ事業はMid to high single-digit利益成⻑を⽬指す
引き続き為替のネガティブな影響を⾒込む
為替⼀定調整後営業利益︓+2.4%の成⻑
(億円)
2019年度
対前年 • たばこ事業トータル(国内+海外)で約7%の成⻑
⾒込
⁃ 国内たばこ︓増益転換を⽬指す
為替⼀定ベース ⁃ 海外たばこ︓プライシングが牽引する⾼成⻑継続
• 医薬︓⼤幅な減益
調整後営業利益 6,100 +2.4%
財務報告ベース
財務報告ベース
売上収益 22,000 -0.7% • 営業利益、当期利益は減益の⾒通し
⁃ (-)為替影響︓600億円超
調整後営業利益 5,460 -8.3% ⁃ (-)不動産売却益の減少、商標権償却費の増加
⁃ (+)医薬事業⼀時⾦収⼊
営業利益 5,400 -4.4%
当期利益 3,700 -4.1% • FCF
⁃ 前年から⼤幅な改善を⾒込む
FCF 3,600 +2,544億円
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国内たばこ事業(⾒込)
販促投資を強化しつつ、RMC・RRPトータルで増益を⽬指す
(億円)
⾃社たばこ製品売上収益
2019年度
対前年 • RRP︓2種類の新製品を加え売上収益拡⼤
⾒込
(⾃社たばこ製品売上収益の15%〜20%)
⾃社たばこ製品 6,200 +6.5%
売上収益 • RMC︓販売数量減少も、前年の定価改定に伴う
単価効果を主因に減少幅縮⼩
調整後営業利益 2,150 +2.9%
業績予想の主な前提条件 調整後営業利益
• 総需要(RMC+RRP)︓対前年約5%の減少 • 利益⽬標達成を優先し柔軟に事業運営
総需要 JT数量 ⁃ (+)RMCの単価効果
RMC 対前年7%台前半の減少 対前年7%台後半の減少 ⁃ (+)RRPトップライン伸⻑
対前年3%台前半の増加 ⁃ (-)RRP販促投資増強
RRP (市場占有率︓22%〜 RMC換算で50億本程度
23%になる⾒込)
JT Investor Meeting
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RRP: 喫煙に伴う健康リスクを低減させる可能性のある製品 RMC: 紙巻たばこ
海外たばこ事業(⾒込)
ビジネスモメンタムは好調も、現地通貨安の影響を⾒込む
(億円)
調整後営業利益
2019年度
財務報告ベース 対前年 • 引き続き堅調なプライシングを⾒込む
⾒込
• M&Aの貢献
⾃社たばこ製品 12,400 -0.9%
売上収益 • IRR, RUB等ローカル通貨安の為替影響︓約600億円
調整後営業利益 • ドル円影響︓限定的
3,560 -7.4%
ドルベースの為替⼀定調整後営業利益︓+8.8%成⻑
対ドルレートの推移
2018 2019 変化率
USD/IRR 61,649 85,000 27.5%安
USD/TRY 4.82 5.50 12.3%安
USD/RUB 62.68 67.40 7.0%安
USD/JPY 110.44 110.00 0.4%⾼
JTGのイラン市場での外貨調達はEURのみで、EUR/IRR換算から上記表のUSD/IRRを算出
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医薬事業・加⼯⾷品事業(⾒込)
医薬事業︓抗HIV薬に係る国内ライセンス契約解消と海外ロイヤリティ減少が影響
加⼯⾷品事業︓⽣産性向上により増益
医薬事業 (億円) 加⼯⾷品事業 (億円)
2019年度 2019年度
対前年 対前年
⾒込 ⾒込
売上収益 810 -28.9% 売上収益 1,620 +0.4%
調整後営業利益 50 -82.4% 調整後営業利益 50 +21.3%
• 国内の抗HIV関連収益剥落 • 売上収益はほぼフラット
• 海外ロイヤリティ減少 • ⽣産性向上により増益
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Closing remarks
• 2018年実績︓
• 事業パフォーマンス堅調、事業基盤を着実に強化
• 2019年⾒込︓
株主 • たばこ事業トータルでMid to high single-digitの
利益成⻑率を⽬指す
• ⼀株当たり配当⾦
お客様
• 2018年︓150円
• 2019年︓154円
従業員 社会
• 今後も安定的・継続的な成⻑を⽬指す
• ⾃⼰株式取得
• 500億円または23,000,000株を上限に実施
• 実施期間︓2⽉8⽇〜4⽉22⽇
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<⽤語の定義>
調整後営業利益︓ 調整後営業利益 = 営業利益 + 買収に伴い⽣じた無形資産に係る償却費 + 調整項⽬(収益及び費⽤)*
*調整項⽬(収益及び費⽤) = のれんの減損損失 ± リストラクチャリング収益及び費⽤等
為替⼀定 海外たばこ事業における当期の調整後営業利益を前年同期の現地通貨対ドル、ドル対円の為替レートを⽤いて換算
調整後営業利益︓ /算出することにより、為替影響を除いた指標
四半期利益・当期利益︓ 親会社の所有者に帰属する四半期利益・当期利益
Reduced-Risk Products︓ 喫煙に伴う健康リスクを低減させる可能性のある製品
(RRP)
GFB︓ Winston、Camel、MEVIUS、LDの4ブランド
(Global Flagship Brands)
総販売数量︓ ⽔たばこ/Reduced-Risk Products/製造受託を除き、Fine Cut/Cigar/Pipe/Snus/Kretekを含む
(海外たばこ事業)
⾃社たばこ製品売上収益︓ 物流事業、製造受託等を除き、⽔たばこ、Reduced-Risk Productsの売上込み
(海外たばこ事業)
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<⽤語の定義>
為替⼀定ドルベース 当期の⾃社たばこ製品売上収益/調整後営業利益を前年同期の現地通貨対ドルの為替レートを⽤いて換算/算出する
⾃社たばこ製品売上収益/ ことにより、為替影響を除いた指標
調整後営業利益︓
(海外たばこ事業)
たばこ総需要︓ ⽇本市場全体におけるたばこの販売本数(Reduced-Risk Products等を含む)
(国内たばこ事業)
RMC総需要︓ ⽇本市場全体における紙巻たばこの販売本数(Reduced-Risk Products等は含まない)
(国内たばこ事業)
RMC販売数量︓ 国内免税販売/中国事業/Reduced-Risk Productsを除く、JT紙巻たばこの販売本数
(国内たばこ事業)
RRP販売数量︓ 1パック当たり紙巻たばこ20本として換算(デバイス/関連アクセサリー等は含まない)
(国内たばこ事業)
⾃社たばこ製品売上収益︓ 輸⼊たばこ配送⼿数料収益等を除き、国内免税販売/中国事業/Reduced-Risk Products関連の売上を含む
(国内たばこ事業)
RRP関連売上収益︓ 国内たばこ事業における⾃社たばこ製品売上収益の内訳としての、デバイス/関連アクセサリー等を含む
(国内たばこ事業) Reduced-Risk Productsの売上
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