2914 JT 2021-10-29 15:00:00
2021年度第3四半期 決算説明会資料 [pdf]
2021年度 第3四半期
決算説明会資料
JT Group CFO
⾒浪 直博
※本資料に含まれる数値は各事業の業績を分かりやすく説明するために使⽤しており、財務諸表の数値と異なる場合があります。
※⽤語の定義については、スライド16以降に記載しております。
将来に関する記述等についてのご注意
本資料には、当社⼜は当社グループの業績に関連して将来に関する記述を含んでおります。かかる将来に関する記述は、「考えています」「⾒込んでいます」「予期してい
ます」「予想しています」「予⾒しています」「計画」「戦略」「可能性」等の語句や、将来の事業活動、業績、事象⼜は条件を表す同様の語句を含むことがあります。将来
に関する記述は、現在⼊⼿できる情報に基づく経営者の判断、予測、期待、計画、認識、評価等を基礎として記載されているに過ぎません。これらの記述ないし事実⼜
は前提(仮定)については、その性質上、客観的に正確であるという保証も将来その通りに実現するという保証もなく、当社としてその実現を約束する趣旨のものでもあ
りません。また、かかる将来に関する記述は、さまざまなリスクや不確実性に晒されており、実際の業績は、将来に関する記述における⾒込みと⼤きく異なる場合があります。
その内、現時点で想定される主なものとして、以下のような事項を挙げることができます(なお、かかるリスクや要因はこれらの事項に限られるものではありません)。
(1) 喫煙に関する健康上の懸念の増⼤
(2) たばこに関する国内外の法令規則による規制等の導⼊・変更(増税、たばこ製品の販売、
国産葉たばこの買⼊れ義務、包装、ラベル、マーケティング及び使⽤に関する政府の規制等)、
喫煙に関する⺠間規制及び政府による調査の影響等
(3) 国内外の訴訟の動向
(4) 国内たばこ事業、海外たばこ事業以外へ多⾓化する当社の能⼒
(5) 国際的な事業拡⼤と、⽇本国外への投資を成功させる当社の能⼒
(6) 市場における他社との競争激化、お客様の嗜好・⾏動の変化及び需要の減少
(7) 買収やビジネスの多⾓化に伴う影響
(8) 国内外の経済状況
(9) 為替変動及び原材料費の変動
(10)⾃然災害及び不測の事態等
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2021年度
第3四半期実績
2021年度 第3四半期︓全社実績
為替⼀定調整後営業利益︓前年同期⽐+21.9%
2021年
(億円) 前年同期⽐ • 引き続きたばこ事業が牽引
1-9⽉
財務報告ベース 売上収益
売上収益 17,661 +10.9% • 海外たばこ事業におけるプライシング効果・数量成⻑の貢献
調整後営業利益 5,429 +23.0%
営業利益 4,807 +23.2% 調整後営業利益(財務報告ベース)・営業利益
• トップライン好調により増益
四半期利益 3,388 +31.3% • 現地通貨/⽶ドル、⽶ドル/円ともにポジティブに推移
四半期利益
• ⾦融損益も改善し、増益
注︓20年Q3よりIAS第29号超インフレ会計の適⽤を開始したことに伴い、上記の表に記載の財務報告ベースの21年実績は超インフレ会計の影響を含みます。為替⼀定ベースの実績は、21年Q1から特定市場の
ハイパーインフレーションに伴う売上及び利益の増加分について⼀定の算定⽅法を⽤いて控除しています。
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国内たばこ事業︓数量/財務実績
総需要
数量実績(カッコ内は前年同期⽐)
• RMC︓趨勢減・RRPカテゴリー伸⻑・2020年定価改定影響により対前年で減少
(億本)
1-9⽉ 1-9⽉ 1-9⽉ • RRP︓対前年で増加、市場占有率はQ2時点と同⽔準
総需要 JT販売数量 シェア
1,166 523 44.9%
たばこTotal* JT販売数量・シェア
(▲3.3%) (▲8.2%) (▲2.4ppt)
• RMC︓RMC総需要減少に加え、RRP製品への移⾏、低価格帯競争の激化に伴う
822 490 59.6%
RMC シェア減により数量減
(▲8.7%) (▲9.3%) (▲0.4ppt)
• RRP︓Ploom X発売で着実に数量伸⻑、駆け込み需要が少なくシェア減少
344 34 9.8%
RRP*
(+12.6%) (+12.5%) (▲0.0ppt)
⾃社たばこ製品売上収益・調整後営業利益
RRP
29.5% ー ー (+)RMC単価差
市場占有率*
* ⾃社推計(出荷ベース) (-)RMC数量差
(-)Ploom X発売に伴う販促投資
財務実績
2021年 Topics︓定価改定影響
(億円) 前年同期⽐
1-9⽉ • 定価改定直前の⼀時的な需要増の規模は、約0.4か⽉分
• 増税値上げ幅に応じて需要増の濃淡あり(リトルシガーは顕著、RRPは影響⼩)
⾃社たばこ製品売上収益 4,052 +2.6%
• 値上げ後の動向︓⼀部銘柄で価格を据え置きしたPloom Xでシェア増加傾向
調整後営業利益 1,621 +16.6%
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Ploom X 販売状況
• 7⽉にHTS新デバイス Ploom Xを発売開始、
8⽉より⽇本全国で展開
参考︓JT RRPカテゴリーシェア*および
• デバイスの販売状況は好調に推移 Ploom X/Ploom Sリフィルカテゴリーシェア*の推移
*⾃社推計(実需ベース)、7⽇移動平均シェア
• シェア動向 PX/PSリフィルカテゴリーシェアは近似曲線
• 10⽉増税時にキャメルブランドのリフィル価格を 15.0%
据え置いたことも奏功し、10⽉以降、シェア伸⻑の動き
• 優先投資カテゴリであるHTSの⾃社RRP製品内構成⽐は、
Ploom X発売後着実に上昇し、10⽉以降50%程度の
⽔準で推移 10.0%
Ploom X 定価改定
全国のCVS・たばこ販売店で発売
• 半導体影響 5.0%
• 需給が逼迫し、今後の計画通りの市場拡⼤に必要な
デバイスの確保が困難
• 21年中は、製造できるデバイスをすべて⽇本に投⼊
0.0%
2021/7/1 2021/8/1 2021/9/1 2021/10/1
JT RRPカテゴリーシェア PX/PSリフィルカテゴリーシェア
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海外たばこ事業︓数量/財務実績
数量実績 販売数量
• 複数市場において総需要が対前年増加
2021年 主要市場を中⼼に好調なシェアモメンタムが継続
(億本) 前年同期⽐ •
1-9⽉
⾃社たばこ製品売上収益・調整後営業利益
総販売数量 3,489 +5.7%
(+)フィリピン、ロシア、UK等における単価上昇効果
GFB販売数量 2,352 +10.3% (+)ロシア、UK等における数量押し上げ効果
(+)ポジティブな為替影響
財務実績 Topics︓主要市場の動向
2021年 • ロシア
前年同期⽐
1-9⽉ 総需要は依然底堅いものの、増税値上げの影響が顕在化したことにより、7-9⽉期の
総需要減少幅は上期に⽐べ拡⼤
⾃社たばこ製品売上収益 11,269 億円 +17.8% キャメルブランドを中⼼にシェアが伸⻑
為替⼀定ベース 9,944 USDMM +11.7% • UK
上期は想定よりも強い実績であった総需要は、渡航制限緩和に伴い7-9⽉期は
調整後営業利益 3,990 億円 +26.7% 対前年マイナスに転じたものの、引き続き底堅く推移
RMC、Fine-cutともにシェア伸⻑が継続
為替⼀定ベース 3,662 USDMM +25.0%
注︓20年Q3よりIAS第29号超インフレ会計の適⽤を開始したことに伴い、上記の表・グラフに記載の財務報告ベースの21年実績は超インフレ会計の影響を含みます。為替⼀定ベースの実績は、21年Q1から特定市場の
ハイパーインフレーションに伴う売上及び利益の増加分について⼀定の算定⽅法を⽤いて控除しています。また、ロードマップ上の為替影響には、従来の為替影響に加え、これらの影響も含みます。
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医薬事業・加⼯⾷品事業︓財務実績
医薬事業
• 売上収益︓⿃居薬品の増収を、海外ロイヤリティ減少が上回る
2021年 • 調整後営業利益︓ 売上収益減収に加え、研究開発費や⿃居薬品における
(億円) 前年同期⽐
1-9⽉ 販管費の増加により、減益
売上収益 568 ▲1.3%
調整後営業利益 66 ▲47.6%
加⼯⾷品事業
• 売上収益︓家庭⽤製品売上の相対的減少により、減収
• 外⾷向け製品のトップラインはコロナ禍以前の⽔準までは回復せず
2021年
(億円) 前年同期⽐
1-9⽉ • 調整後営業利益︓ 販管費低減や⽕災保険⾦収⼊の発⽣により、増益
売上収益 1,067 ▲1.8%
調整後営業利益 24 +175.4%
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2021年度
修正⾒込
2021年度全社業績︓修正⾒込
為替⼀定調整後営業利益︓対前回⾒込+11.9%、前年度⽐+19.9%
2021年 対前回 の⼤幅な上⽅修正
(億円) 前年度⽐
今回⾒込 ⾒込増減
財務報告ベース
売上収益・調整後営業利益
売上収益 22,800 +800 +9.0% • 海外たばこ・医薬事業の⾒込修正を反映し、上⽅修正
• ビジネスのアップサイドに加え、現地通貨のネガティブな為替影響緩和及び
調整後営業利益 5,880 +710 +20.8% 円安ドル⾼傾向を反映し、⼤幅な上⽅修正
営業利益 4,780 +760 +1.9% 営業利益・当期利益
• 減益予想から増益予想へ上⽅修正
当期利益 3,300 +580 +6.4%
FCF
FCF 4,550 +720 ▲489億円 • 利益の上⽅修正に加え、設備投資減により上⽅修正
注︓20年Q3よりIAS第29号超インフレ会計の適⽤を開始したことに伴い、上記の表に記載の財務報告
ベースの⾒込は超インフレ会計の影響を含みます。為替⼀定ベースについては、特定市場のハイパーインフ
レーションに伴う売上及び利益の増加分について⼀定の算定⽅法を⽤いて控除しています。
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国内たばこ事業︓修正⾒込
数量前提の⾒直し 数量前提
2021年 前回⾒込 2021年 今回⾒込 たばこ総需要、RMC総需要︓9⽉までの堅調な実績を踏まえ上⽅修正
RRP市場占有率︓変更なし
前年度⽐ 前年度⽐
たばこTotal* JT RMC販売数量︓RMC総需要のアップデートを受け、上⽅修正
▲3%台後半 ▲3%台半ば
総需要 前年度⽐ 前年度⽐ JT RRP販売数量︓変更なし
RMC総需要
▲9%台前半 ▲8%台後半
RRP市場占有率* 通年で約30% 修正なし ⾃社たばこ製品売上収益
前年度⽐ 前年度⽐ • 前回⾒込みから変更なし
JT RMC販売数量
JT ▲11%弱 ▲約10%
10⽉定価改定後の市場動向を注視する必要あり
販売数量
JT RRP販売数量 40億本台後半** 修正なし
* ⾃社推計(出荷ベース)**当初⾒込から修正なし
調整後営業利益
財務⾒込 • 当初⾒込みから変更なし
Ploom Xへの集中的投資を実施しつつ当初⾒込の達成を⽬指す
2021年 対前回
(億円) 前年度⽐
今回⾒込 ⾒込増減
⾃社たばこ製品売上収益 5,100 - ▲1.1%
調整後営業利益 1,760 - +4.7%
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海外たばこ事業︓修正⾒込
数量前提の⾒直し 数量前提
• 主要市場における堅調な総需要動向、好調なシェアモメンタムを
2021年 前回⾒込 2021年 今回⾒込 主因に上⽅修正
前年度⽐
総販売数量 前年度⽐+4%程度 ⾃社たばこ製品売上収益・調整後営業利益︓上⽅修正
横ばい
• 為替⼀定ベース(USD)︓
前年度⽐
GFB販売数量 前年度⽐+8%程度 上記の数量前提上⽅修正を反映
+3%程度
財務⾒込 • 財務報告ベース(JPY)︓
現地通貨安の緩和、円安/ドル⾼傾向を反映
2021年 対前回
前年度⽐
今回⾒込 ⾒込増減
⾃社たばこ製品売上収益 14,400 億円 +800 +15.1%
為替⼀定ベース 12,850 USDMM +750 +9.6%
調整後営業利益 4,420 億円 +650 +29.7%
為替⼀定ベース 4,080 USDMM +530 +28.2%
注︓20年Q3よりIAS第29号超インフレ会計の適⽤を開始したことに伴い、上記の表・グラフに記載の財務報告ベースの⾒込は超インフレ会計の影響を含みます。為替⼀定ベースについては、特定市場のハイパーインフレー
ションに伴う売上及び利益の増加分について⼀定の算定⽅法を⽤いて控除しています。
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医薬事業・加⼯⾷品事業︓修正⾒込
医薬事業
• 売上収益、調整後営業利益ともに上⽅修正
2021年 対前回
(億円) 前年度⽐ 海外ロイヤリティ収⼊の増加
今回⾒込 ⾒込増減
⿃居薬品における売上増
売上収益 800 +30 +1.3%
研究開発費の期ズレ
調整後営業利益 100 +30 ▲41.7%
加⼯⾷品事業
2021年 対前回 • 売上収益︓外⾷向け製品、ベーカリー事業のトップライ
(億円) 前年度⽐ ンが前回⾒込の想定よりも緩やかに回復する⾒込みを
今回⾒込 ⾒込増減
反映し、下⽅修正
売上収益 1,470 ▲30 ▲1.6%
調整後営業利益 35 +5 -
• 調整後営業利益︓経費の効率的な執⾏に加え、
⽕災保険⾦収⼊を反映し、上⽅修正
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終わりに
Closing remarks
• 通期⾒込を上⽅修正
• Ploom Xを通じた⽇本国内のHTSカテゴリにおけるシェア獲得に注⼒
• 年内は⽇本にリソースを集中
株主
• 2022年以降の経営計画策定にあたって留意すべき不確定要素
渡航制限の緩和状況およびそれに伴う往来の変化
半導体需給
お客様
• たばこ事業⼀本化及び⽇本マーケットの競争⼒強化の進捗状況
従業員 社会 ⼀連の施策全体の費⽤の⾒込に⼤きな変更はなし
• 株主還元について
年間の⼀株当たり配当⾦予想を10円引き上げ、140円に
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<⽤語の定義>
調整後営業利益(AOP)︓ 調整後営業利益 = 営業利益 + 買収に伴い⽣じた無形資産に係る償却費 + 調整項⽬(収益及び費⽤)*
*調整項⽬(収益及び費⽤) = のれんの減損損失 ± リストラクチャリング収益及び費⽤等
為替⼀定調整後営業利益︓ 海外たばこ事業における当期の調整後営業利益を前年同期の現地通貨対ドル、円対ドルの為替レートを⽤いて換算/算出することにより、
為替影響を除いた指標
当期利益/四半期利益︓ 親会社の所有者に帰属する当期利益/四半期利益
Reduced-Risk Products (RRP)︓ 喫煙に伴う健康リスクを低減させる可能性のある製品
GFB︓ Winston、Camel、MEVIUS、LDの4ブランド
(Global Flagship Brands)
総販売数量︓ ⽔たばこ/E-Vapor/製造受託を除き、Fine Cut/Cigar/Pipe/Snus/Kretek/加熱式たばこを含む
(海外たばこ事業)
⾃社たばこ製品売上収益︓ 物流事業、製造受託等を除き、⽔たばこ、RRPの売上込み
(海外たばこ事業)
為替⼀定ドルベース 当期の⾃社たばこ製品売上収益/調整後営業利益を前年同期の現地通貨対ドルの為替レートを⽤いて換算/算出することによ
⾃社たばこ製品売上収益/ り、為替影響を除いた指標
調整後営業利益︓
(海外たばこ事業)
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<⽤語の定義>
たばこ総需要︓ ⽇本市場全体におけるたばこ製品の本数ベースの市場規模(⾃社推計)
(国内たばこ事業) RRPやリトルシガーを含む
RMC︓ Ready made cigarettesの略
(国内たばこ事業)
RMC総需要︓ ⽇本市場全体における紙巻たばこの本数ベースの市場規模(⾃社推計)
(国内たばこ事業) リトルシガーを含み、RRP等を含まない
RMC販売数量︓ 国内免税販売中国事業の販売分を除く、JT紙巻たばこの販売本数
(国内たばこ事業) リトルシガーを含み、RRP等を含まない
RRP総需要︓ ⽇本市場全体におけるRRPの本数ベース(1パック当たり紙巻きたばこ20本として換算)の市場規模(⾃社推計)
(国内たばこ事業) デバイス/関連アクセサリー等は含まない
RRP販売数量︓ 国内免税販売分を除く、JTのRRPの販売本数(1パック当たり紙巻たばこ20本として換算)
(国内たばこ事業) デバイス/関連アクセサリー等は含まない
リトルシガー︓ たばこ葉を原料とする巻紙を使い、紙巻たばこと同様の形態に巻き上げた製品。
(国内たばこ事業) たばこ事業法上「葉巻たばこ」に分類される
⾃社たばこ製品売上収益︓ 輸⼊たばこ配送⼿数料収益等を除き、国内免税販売/中国事業/RRP関連の売上を含む
(国内たばこ事業)
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