2914 JT 2021-04-30 15:00:00
2021年度第1四半期 決算説明会資料 [pdf]

2021年度 第1四半期 決算説明会資料

JT Group CFO
見浪 直博



※本資料に含まれる数値は各事業の業績を分かりやすく説明するために使用しており、財務諸表の数値と異なる場合があります。
※用語の定義については、スライド8以降に記載しております。
将来に関する記述等についてのご注意
 本資料には、当社又は当社グループの業績に関連して将来に関する記述を含んでおります。かかる将来に関する記述は、「考えています」「見込んでいます」「予期してい
 ます」「予想しています」「予見しています」「計画」「戦略」「可能性」等の語句や、将来の事業活動、業績、事象又は条件を表す同様の語句を含むことがあります。将来
 に関する記述は、現在入手できる情報に基づく経営者の判断、予測、期待、計画、認識、評価等を基礎として記載されているに過ぎません。これらの記述ないし事実又
 は前提(仮定)については、その性質上、客観的に正確であるという保証も将来その通りに実現するという保証もなく、当社としてその実現を約束する趣旨のものでもあ
 りません。また、かかる将来に関する記述は、さまざまなリスクや不確実性に晒されており、実際の業績は、将来に関する記述における見込みと大きく異なる場合があります。
 その内、現時点で想定される主なものとして、以下のような事項を挙げることができます(なお、かかるリスクや要因はこれらの事項に限られるものではありません)。
 (1) 喫煙に関する健康上の懸念の増大
 (2) たばこに関する国内外の法令規則による規制等の導入・変更(増税、たばこ製品の販売、
  国産葉たばこの買入れ義務、包装、ラベル、マーケティング及び使用に関する政府の規制等)、
  喫煙に関する民間規制及び政府による調査の影響等
 (3) 国内外の訴訟の動向
 (4) 国内たばこ事業、海外たばこ事業以外へ多角化する当社の能力
 (5) 国際的な事業拡大と、日本国外への投資を成功させる当社の能力
 (6) 市場における他社との競争激化、お客様の嗜好・行動の変化及び需要の減少
 (7) 買収やビジネスの多角化に伴う影響
 (8) 国内外の経済状況
 (9) 為替変動及び原材料費の変動
 (10)自然災害及び不測の事態等



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2021年度 第1四半期:全社実績

(億円)                   2021Q1   前年同期比      為替一定調整後営業利益:前年同期比 +27.2%
                                           • たばこ事業の好調なビジネスモメンタムが牽引
財務報告ベース                                       •  海外たばこ事業における渡航制限に伴う一部高単価市場での総需要の増加といった
                                                 一時的要因も加わり、Q1は高水準の成長率
売上収益                   5,474    +5.3%
                                           売上収益
調整後営業利益                1,781    +21.3%
                                           • 海外たばこ事業における数量成長及びプライシング効果が牽引し、増収
営業利益                   1,601    +24.2%
                                           調整後営業利益(財務報告ベース)・営業利益
四半期利益                  1,138    +31.7%     • 海外たばこ事業にてネガティブな為替影響を受けつつも、財務報告ベースにおいても増益

                                           四半期利益
                                           • 金融損益の改善により増益



                                           なお、各事業におけるコロナ禍影響については、20年下期以降のトレンドが継続。たばこ事業における免税
                                           ビジネスは引き続き低調




注:20年Q3よりIAS第29号超インフレ会計の適用を開始したことに伴い、上記の表に記載の財務報告ベースの21年実績は超インフレ会計の影響を含みます。為替一定ベースの実績は、21年Q1から特定市場のハ
イパーインフレーションに伴う売上及び利益の増加分について一定の算定方法を用いて控除しています。
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  国内たばこ事業:数量/財務実績
                                                                       総需要
                                                                       • RMC :趨勢減・RRP拡大影響・定改影響・コロナ禍により減少
  数量実績                                                                 • RRP :コロナ禍影響による消費者行動変化の継続もあり、カテゴリは引き続き拡大
                            総需要            JT販売数量            シェア
  (億本)
                            356              159            44.8%      JT販売数量/シェア
たばこTotal*                                                              • RMC :RMC総需要の減少に加え、 RRP製品への移行、ダウントレードによる低価格帯での
                          (▲6.5%)          (▲11.7%)        (▲2.6ppt)
                                                                              競争激化を背景としたシェアの減少により販売数量は減少
                            250              149            59.5%
 RMC                                                                   • RRP :20年に新発売したPloom S/PT+withが牽引し、数量及びシェア共に対前年同期で増加
                          (▲13.0%)         (▲13.3%)        (▲0.2ppt)
                            106               10             9.8%
 RRP*                                                                  調整後営業利益
                          (+13.5%)         (+19.3%)        (+0.5ppt)
                                                                       (+)RMC単価差影響
 (市場占有率*)                  29.7%              ー               ー           • 2020年10月定価改定影響
                                                                       (+)RRPリフィル数量差
* 自社推計(出荷ベース)
                                                                       (+)販促費の減少
                                                                       (-)RMC数量差
財務実績(億円)                       2021Q1             前年同期比                (-)免税販売の減少

自社たばこ製品売上収益                        1,241          ▲1.4%                調整後営業利益 増減要因(億円)                      480
調整後営業利益                            480            +11.1%                    432                     +45

                                                                                     -121   +123


    © Copyright JT 2021                                                                                               4
                                                                           2020Q1   RMC数量差 RMC単価差 RRP/その他   2021Q1
海外たばこ事業:数量/財務実績

                                                 トップラインパフォーマンス
数量実績 (億本)                 2021Q1        前年同期比
                                                 •  主要市場を中心に好調なシェアモメンタムが継続
総販売数量                      1,102        +5.8%         • 台湾、UK等渡航制限に伴う一部高単価市場での堅調な総需要影響
                                                      • ロシアにおいては流通在庫調整による数量押し上げ効果あり
 流通在庫調整除き                               +5.2%    •  イラン、フィリピン、ロシア等における単価上昇効果

GFB販売数量                        737      +9.1%


財務実績                      2021Q1        前年同期比    調整後営業利益 増減要因(USD MM)
                                                 (+)トップライン成長
自社たばこ製品売上収益            3,490    億円      +11.8%   (+)販促費の減少
                                                 (-)IRR、RUBの下落によるネガティブな為替影響
 為替一定ベース               3,268    USDMM   +14.0%

調整後営業利益                1,336    億円      +28.4%
                                                                                         1,308          1,258
 為替一定ベース               1,308    USDMM   +36.9%
                                                                     +182       +22               -50
                                                   956     +148

                                                  2020Q1   Volume   Price/Mix   Others   2021Q1   現地通貨 2021Q1
                                                                                         為替一定     vs USD

注:20年Q3よりIAS第29号超インフレ会計の適用を開始したことに伴い、上記の表・グラフに記載の財務報告ベースの21年実績は超インフレ会計の影響を含みます。為替一定ベースの実績は、21年Q1から特定市
場のハイパーインフレーションに伴う売上及び利益の増加分について一定の算定方法を用いて控除しています。また、ロードマップ上の為替影響には、従来の為替影響に加え、これらの影響も含みます。
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医薬事業・加工食品事業:財務実績

医薬事業
                                            •   海外ロイヤリティ収入の減少を主因に減収減益
(億円)                   2021Q1   前年同期比

売上収益                    197     ▲5.2%       (参考)承認取得状況のアップデート
                                            •  「コレクチム®軟膏」(アトピー性皮膚炎治療薬)
調整後営業利益                  42     ▲35.7%        小児患者に対する用法及び用量に係る国内製造販売承認事項一部変更承認を取得(3/23)

                                            •    「リオナ®錠」(慢性腎臓病患者の高リン血症治療薬)
                                                鉄欠乏性貧血を新たな効能として国内製造販売承認事項一部変更承認を取得(3/23)
加工食品事業
                                         (参考)承認取得状況のアップデート
                                             冷食・常温製品の販売減少を主因に減収減益
                                         「コレクチム®軟膏」(アトピー性皮膚炎治療薬)
                                           •
(億円)                   2021Q1   前年同期比         •  コロナ禍影響の継続により、外食向け製品は販売減少
                                           小児患者に対する用法及び用量に係る国内製造販売承認事項一部変更
                                              •  家庭用製品についても、コロナ禍による需要の増加影響を大きく受けていた前年同期
売上収益                    338     ▲8.0%    承認を取得(3/23)
                                                 との比較により販売減少
調整後営業利益                  3      ▲22.2%
                                         「リオナ®錠」(慢性腎臓病患者の高リン血症治療薬)
                                           鉄欠乏性貧血を新たな効能として国内製造販売承認事項一部変更承認
                                         を取得(3/23)



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Closing remarks


                                  •   たばこ事業の堅調なモメンタムに加えて一時的要因もあり、2021Q1は力強いパフォーマンス
                                            •   RMC:各国でシェア拡大
                                            •   RRP:HTS最大市場の日本において着実に数量増加
                       株主                        •   HTS次世代デバイス Ploom X(プルーム・エックス) を下期の早い段階でローンチ予定
                                                 •   一方、昨今の半導体需給の逼迫を受け、次世代デバイス供給量については一定の制限が発生する可
                                                     能性有り


                                  •   通期見込について、Q1での見直しは行わず、Q2以降のコロナ禍影響等も勘案し事業/財務へのインパクトを精査
                       お客様             •   為替についても期初前提比でポジティブに推移しており、現在の為替水準が継続した場合の調整後営業利益のアップサ
                                           イドは200億円強と想定

従業員                          社会
                                  •   2022年からの国内外たばこ事業の一本化は順調に進捗




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<用語の定義>

  調整後営業利益(AOP):                  調整後営業利益 = 営業利益 + 買収に伴い生じた無形資産に係る償却費 + 調整項目(収益及び費用)*
                                 *調整項目(収益及び費用) = のれんの減損損失 ± リストラクチャリング収益及び費用等

  為替一定調整後営業利益:                   海外たばこ事業における当期の調整後営業利益を前年同期の現地通貨対ドル、円対ドルの為替レートを用いて換算/算出することにより、
                                 為替影響を除いた指標

  当期利益/四半期利益:                    親会社の所有者に帰属する当期利益/四半期利益

  Reduced-Risk Products (RRP):   喫煙に伴う健康リスクを低減させる可能性のある製品


  GFB:                           Winston、Camel、MEVIUS、LDの4ブランド
  (Global Flagship Brands)

  総販売数量:                         水たばこ/E-Vapor/製造受託を除き、Fine Cut/Cigar/Pipe/Snus/Kretek/加熱式たばこを含む
  (海外たばこ事業)


  自社たばこ製品売上収益:                   物流事業、製造受託等を除き、水たばこ、RRPの売上込み
  (海外たばこ事業)


  為替一定ドルベース                      当期の自社たばこ製品売上収益/調整後営業利益を前年同期の現地通貨対ドルの為替レートを用いて換算/算出することによ
  自社たばこ製品売上収益/                   り、為替影響を除いた指標
  調整後営業利益:
  (海外たばこ事業)



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<用語の定義>
  たばこ総需要:             日本市場全体におけるたばこ製品の本数ベースの市場規模(自社推計)
  (国内たばこ事業)           RRPやリトルシガーを含む


  RMC:                Ready made cigarettesの略
  (国内たばこ事業)


  RMC総需要:             日本市場全体における紙巻たばこの本数ベースの市場規模(自社推計)
  (国内たばこ事業)           リトルシガーを含み、RRP等を含まない


  RMC販売数量:            国内免税販売中国事業の販売分を除く、JT紙巻たばこの販売本数
  (国内たばこ事業)           リトルシガーを含み、RRP等を含まない



  RRP総需要:             日本市場全体におけるRRPの本数ベース(1パック当たり紙巻きたばこ20本として換算)の市場規模(自社推計)
  (国内たばこ事業)           デバイス/関連アクセサリー等は含まない



  RRP販売数量:            国内免税販売分を除く、JTのRRPの販売本数(1パック当たり紙巻たばこ20本として換算)
  (国内たばこ事業)           デバイス/関連アクセサリー等は含まない


  リトルシガー:             たばこ葉を原料とする巻紙を使い、紙巻たばこと同様の形態に巻き上げた製品。
  (国内たばこ事業)           たばこ事業法上「葉巻たばこ」に分類される


  自社たばこ製品売上収益:        輸入たばこ配送手数料収益等を除き、国内免税販売/中国事業/RRP関連の売上を含む
  (国内たばこ事業)
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