2908 フジッコ 2019-05-13 13:00:00
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年5月13日
上場会社名 フジッコ株式会社 上場取引所 東
コード番号 2908 URL https://www.fujicco.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 福井 正一
問合せ先責任者 (役職名) 常務取締役管理担当兼管理本部長 (氏名) 山田 勝重 TEL 078-303-5921
定時株主総会開催予定日 2019年6月25日 配当支払開始予定日 2019年6月26日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月25日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有
(百万円未満切捨て)
1. 2019年3月期の連結業績(2018年4月1日∼2019年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 64,145 2.0 5,214 △3.4 5,546 △3.2 4,189 4.1
2018年3月期 62,917 3.4 5,396 0.8 5,728 0.4 4,023 6.1
(注)包括利益 2019年3月期 3,035百万円 (△40.1%) 2018年3月期 5,069百万円 (35.8%)
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2019年3月期 140.02 139.89 6.4 7.0 8.1
2018年3月期 134.57 134.42 6.4 7.5 8.6
(参考) 持分法投資損益 2019年3月期 ―百万円 2018年3月期 ―百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2019年3月期 79,984 66,938 83.6 2,234.84
2018年3月期 78,327 64,972 82.9 2,170.35
(参考) 自己資本 2019年3月期 66,882百万円 2018年3月期 64,920百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、前連結会計年度に係
る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指標等となっております。
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年3月期 6,018 △2,552 △1,110 15,224
2018年3月期 4,525 △6,216 △1,076 12,867
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2018年3月期 ― 18.00 ― 18.00 36.00 1,080 26.8 1.7
2019年3月期 ― 19.00 ― 19.00 38.00 1,140 27.1 1.7
2020年3月期(予想) ― 19.00 ― 19.00 38.00 29.9
3. 2020年 3月期の連結業績予想(2019年 4月 1日∼2020年 3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 31,500 1.4 2,350 1.2 2,500 0.4 1,750 △7.7 58.48
通期 65,000 1.3 5,250 0.7 5,550 0.1 3,800 △9.3 126.98
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期 34,991,521 株 2018年3月期 34,991,521 株
② 期末自己株式数 2019年3月期 5,064,449 株 2018年3月期 5,079,016 株
③ 期中平均株式数 2019年3月期 29,919,933 株 2018年3月期 29,897,426 株
(注)期末自己株式数には、「株式給付信託(J−ESOP)導入において設定した資産管理サービス信託銀行株式会社(信託E口)」が保有する当社株式数が
含まれております。また、期中平均株式数の計算において控除する自己株式には、「株式給付信託(J−ESOP)導入において設定した資産管理サービス
信託銀行株式会社(信託E口)」が保有する当社株式の期中平均株式数が含まれております。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の
業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料
4ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
フジッコ株式会社(2908) 2019年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………4
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………4
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………5
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………7
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………10
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………11
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………11
(会計基準等の改正に伴う会計方針の変更) ……………………………………………………11
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………11
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………11
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………12
4.その他 …………………………………………………………………………………………………13
(1)販売の状況 ………………………………………………………………………………………13
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フジッコ株式会社(2908) 2019年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
(当期の経営成績)
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得の改善を背景に緩やかな回復基調で推移しましたが、米
中貿易摩擦への懸念等、海外経済の不確実性の高まりにより先行き不透明な状況となりました。
食品業界におきましては、未曾有の自然災害に加え、原材料価格の高騰や人件費の増加等を背景とした製品
値上げの実施が相次ぎ、依然として厳しい経営環境となりました。
このような環境の中、当グループにおきましては、中期3か年計画の最終年度として、全社一丸で1人当た
り生産性の向上に取り組みました。
売上高は、デザート製品、豆製品が前年実績を下回りましたが、惣菜製品、ヨーグルト製品、昆布製品が前
年実績を上回ったことから、641億45百万円(前期比2.0%増)となりました。
また、利益面では、販管費率は改善したものの、減価償却費、製造人件費及びエネルギー費用の増加等によ
り売上原価率が上昇したことから、営業利益は52億14百万円(前期比3.4%減)、経常利益は55億46百万円(前
期比3.2%減)となりましたが、投資有価証券売却益を特別利益として計上したこと等により、親会社株主に帰
属する当期純利益は41億89百万円(前期比4.1%増)となりました。
製品分類別の売上高の状況は次のとおりであります。
惣菜製品では、日配惣菜の伸長とともに、包装惣菜は個食ニーズに対応した食べきりタイプ「おばんざい小
鉢」シリーズの生産設備を拡充し、和風惣菜だけでなく新たにサラダ3品を追加して商品ラインナップを洋風
惣菜まで拡大しました。その結果、惣菜製品の売上高は209億89百万円(前期比4.6%増)となりました。
昆布製品では、塩こんぶが業務用チャネルの販売拡大や調味料用途に特化した「ふりふり塩こんぶ」の育成
により大きく伸長したことに加え、カップ佃煮が増量企画やTVCM放映等で堅調に推移したことから、昆布製品
の売上高は177億46百万円(前期比0.7%増)となりました。
豆製品では、蒸し豆が健康志向の高まりを背景に大豆の健康効果を表現した「大豆ファースト」のPR効果な
どで注目され大きく伸長しましたが、主力である煮豆が不振となったことから、豆製品の売上高は139億80百万
円(前期比0.6%減)となりました。
ヨーグルト製品では、「カスピ海ヨーグルト」が旬のフルーツにかける新しい食べ方を提案するとともに、
その特長である「ねばり」を訴求したTVCMを全国各地で放映したことから大きく伸長しました。また、通信販
売チャネルのサプリメント「善玉菌のチカラ」も堅調に推移したことから、ヨーグルト製品の売上高は68億3
百万円(前期比6.4%増)となりました。
デザート製品では、「フルーツセラピー」シリーズにおいて、期間限定商品「ゆず」などを投入しましたが、
デザート製品の売上高は32億56百万円(前期比3.1%減)となりました。
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フジッコ株式会社(2908) 2019年3月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
(資産、負債及び純資産の状況)
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ16億57百万円増加し、799億84百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ37億67百万円増加し、346億98百万円となりました。これは主に、投資
有価証券の売却による現金及び預金の増加によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ21億10百万円減少し、452億86百万円となりました。これは主に、投資
有価証券の減少によるものです。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ6百万円増加し、115億67百万円となりました。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ3億15百万円減少し、14億78百万円となりました。これは主に、前連
結会計年度末に計上されていた繰延税金負債の計上がなくなったことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べ19億66百万円増加し、669億38百万円となりました。
これらの結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の82.9%から83.6%となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
(キャッシュ・フローの状況)
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ23億56百万円増加し、152億24百万
円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払や棚卸資産の増加等があったものの、税金等調整前
当期純利益を62億73百万円、減価償却費を27億62百万円計上したこと等から、60億18百万円の収入(前連結会
計年度は45億25百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入があったものの、鳴尾工場の「おば
んざい小鉢」増産設備及び北海道工場の「カスピ海ヨーグルト」増産設備に関連する有形固定資産の取得によ
る支出等により、25億52百万円の支出(前連結会計年度は62億16百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により、11億10百万円の支出(前連結会計年度は10
億76百万円の支出)となりました。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
自己資本比率(%) 81.7 83.5 82.9 82.9 83.6
時価ベースの自己資本比率(%) 86.6 100.9 103.4 91.4 80.5
キャッシュ・フロー対有利子
20.3 13.1 1.7 2.1 1.5
負債比率(%)
インタレスト・カバレッジ・
660.4 885.0 2,390.7 2,886.5 3,644.1
レシオ(倍)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。
(注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象とし
ています。
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フジッコ株式会社(2908) 2019年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
国内経済は、雇用・所得の改善を背景に緩やかな回復基調にあるものの、世界経済の不確実性から今後も不
透明な状況が続くものと思われます。
食品業界におきましては、労働力不足の深刻化や多様化する消費者ニーズへの対応に加え、2019年10月に施
行予定の消費税増税による消費の冷え込みが懸念されるなど、引き続き厳しい経営環境が続くものと思われま
す。
このような状況下、当グループにおきましては、2019年6月より、製造人件費の増加や原材料価格の高騰に
対応するため一部製品の値上げを実施し、収益性の改善に取り組みます。
また、2020年3月期を初年度とする中期3か年計画がスタートしました。本中期3か年を「飛躍への加速」
を実現する期間と位置づけ、おかず、ヨーグルトの成長事業の拡大とともに、昆布と豆の収益基盤の再強化に
も徹底して取り組みます。
製品分類別の主な取組みは、次のとおりであります。
惣菜製品では、日配惣菜の収益性向上に努めるとともに、包装惣菜は「おばんざい小鉢」シリーズの更なる
販売拡大と商品ラインナップの充実に引き続き注力します。
昆布製品では、塩こんぶは「ふりふり塩こんぶ」に新たに「しそ」を追加して新規顧客の獲得に注力すると
ともに、佃煮は個食ニーズに対応した新商品「佃煮小鉢」を発売し、昆布製品全体の売上の再成長に注力しま
す。
豆製品では、煮豆は「おまめさん豆小鉢」シリーズを後味すっきりにリニューアルして低糖質ニーズに対応
するとともに、水煮・蒸し豆は健康志向の高まりを追い風に販売拡大に注力します。
ヨーグルト製品では、量販チャネルは「カスピ海ヨーグルト」の特長である「ねばり」がもつ機能性を訴求
するとともに、新しい食べ方提案を進めブランド力の更なる強化に注力します。通販チャネルは機能性表示食
品としてリニューアルした「善玉菌のチカラEX」の販売拡大に注力します。
デザート製品では、「フルーツセラピー」シリーズにおいて期間限定商品の投入等を通じて品群全体の活性
化に注力します。
以上により、次期の連結業績につきましては、売上高は650億円(前期比1.3%増)、営業利益は52億50百万
円(前期比0.7%増)、経常利益は55億50百万円(前期比0.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は38億
円(前期比9.3%減)を見込んでおります。
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当グループは、収益性の向上と財務体質の強化に努め、着実に業績を向上させ、株主の皆さまへの利益還元
を充実させていくことを最重要課題としております。配当金につきましては、1株当たり当期純利益金額、配
当性向等総合的に勘案し、株主の皆さまのご期待に報いるよう努力してまいります。
内部留保資金につきましては、新たな成長に繋がる研究開発投資、設備投資等に充当いたします。
なお、当期の期末配当金につきましては、直近予想(第3四半期決算発表時)と同じ19円(中間配当を含め
て年間38円)の配当を予定しております。
次期の配当につきましては、業績が堅実に推移していることから、当期と同じ1株につき年間38円(中間19
円、期末19円)の普通配当を予定しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財
務諸表を作成する方針であります。
なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、検討を進めてまいります。
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フジッコ株式会社(2908) 2019年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 12,867 15,224
受取手形及び売掛金 10,177 10,595
商品及び製品 951 1,097
仕掛品 309 325
原材料及び貯蔵品 6,340 7,164
その他 286 294
貸倒引当金 △2 △2
流動資産合計 30,930 34,698
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 36,239 35,897
減価償却累計額 △22,007 △22,415
建物及び構築物(純額) 14,231 13,482
機械装置及び運搬具 26,138 27,650
減価償却累計額 △16,390 △17,340
機械装置及び運搬具(純額) 9,747 10,309
工具、器具及び備品 1,994 1,884
減価償却累計額 △1,583 △1,491
工具、器具及び備品(純額) 411 392
土地 13,249 13,377
建設仮勘定 412 709
有形固定資産合計 38,052 38,272
無形固定資産
ソフトウエア 222 221
その他 120 114
無形固定資産合計 342 335
投資その他の資産
投資有価証券 7,650 5,007
繰延税金資産 22 129
その他 1,336 1,547
貸倒引当金 △8 △6
投資その他の資産合計 9,001 6,678
固定資産合計 47,396 45,286
資産合計 78,327 79,984
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フジッコ株式会社(2908) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 4,015 4,212
未払金 5,067 4,022
未払法人税等 881 1,270
未払消費税等 41 601
賞与引当金 595 499
預り金 239 237
その他 719 724
流動負債合計 11,561 11,567
固定負債
長期未払金 273 246
繰延税金負債 324 -
退職給付に係る負債 1,121 1,163
従業員株式給付引当金 74 68
固定負債合計 1,793 1,478
負債合計 13,355 13,045
純資産の部
株主資本
資本金 6,566 6,566
資本剰余金 7,456 7,472
利益剰余金 55,080 58,158
自己株式 △6,968 △6,946
株主資本合計 62,135 65,251
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 2,898 1,742
退職給付に係る調整累計額 △112 △111
その他の包括利益累計額合計 2,785 1,631
新株予約権 51 56
純資産合計 64,972 66,938
負債純資産合計 78,327 79,984
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 62,917 64,145
売上原価 36,927 38,037
売上総利益 25,989 26,107
販売費及び一般管理費 20,592 20,893
営業利益 5,396 5,214
営業外収益
受取利息 0 0
受取配当金 157 163
受取賃貸料 87 100
売電収入 48 50
その他 95 79
営業外収益合計 388 394
営業外費用
支払利息 1 1
賃貸費用 30 28
売電費用 20 24
その他 4 7
営業外費用合計 57 62
経常利益 5,728 5,546
特別利益
固定資産売却益 - 50
投資有価証券売却益 145 1,363
国庫補助金等収入 45 58
受取保険金 - 28
特別利益合計 190 1,501
特別損失
固定資産処分損 189 124
投資有価証券売却損 - 178
災害による損失 - 75
減損損失 215 396
特別損失合計 405 775
税金等調整前当期純利益 5,513 6,273
法人税、住民税及び事業税 1,659 2,012
法人税等調整額 △169 71
法人税等合計 1,490 2,083
当期純利益 4,023 4,189
非支配株主に帰属する当期純利益 - -
親会社株主に帰属する当期純利益 4,023 4,189
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フジッコ株式会社(2908) 2019年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
当期純利益 4,023 4,189
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 1,031 △1,155
退職給付に係る調整額 14 1
その他の包括利益合計 1,045 △1,154
包括利益 5,069 3,035
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 5,069 3,035
非支配株主に係る包括利益 - -
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フジッコ株式会社(2908) 2019年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他有価 退職給付に その他の包 新株予約権純資産合計
株主資本合
資本金 資本剰余金利益剰余金 自己株式 証券評価差 係る調整累 括利益累計
計
額金 計額 額合計
当期首残高 6,566 7,421 52,136 △7,009 59,115 1,867 △127 1,739 48 60,903
当期変動額
剰余金の配当 △1,079 △1,079 △1,079
親会社株主に帰属す
4,023 4,023 4,023
る当期純利益
自己株式の取得 △0 △0 △0
株式給付信託による
4 4 4
自己株式の処分
新株予約権の行使 35 37 72 72
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 1,031 14 1,045 2 1,048
額)
当期変動額合計 - 35 2,943 41 3,019 1,031 14 1,045 2 4,068
当期末残高 6,566 7,456 55,080 △6,968 62,135 2,898 △112 2,785 51 64,972
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他有価 退職給付に その他の包 新株予約権純資産合計
株主資本合
資本金 資本剰余金利益剰余金 自己株式 証券評価差 係る調整累 括利益累計
計
額金 計額 額合計
当期首残高 6,566 7,456 55,080 △6,968 62,135 2,898 △112 2,785 51 64,972
当期変動額
剰余金の配当 △1,110 △1,110 △1,110
親会社株主に帰属す
4,189 4,189 4,189
る当期純利益
自己株式の取得 △0 △0 △0
株式給付信託による
6 6 6
自己株式の処分
新株予約権の行使 15 16 31 31
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △1,155 1 △1,154 5 △1,149
額)
当期変動額合計 - 15 3,078 22 3,115 △1,155 1 △1,154 5 1,966
当期末残高 6,566 7,472 58,158 △6,946 65,251 1,742 △111 1,631 56 66,938
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フジッコ株式会社(2908) 2019年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 5,513 6,273
減価償却費 2,405 2,762
株式報酬費用 75 36
貸倒引当金の増減額(△は減少) △0 △2
賞与引当金の増減額(△は減少) △5 △96
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 48 43
受取利息及び受取配当金 △157 △163
支払利息 1 1
固定資産処分損益(△は益) 60 69
減損損失 215 396
投資有価証券売却損益(△は益) △142 △1,185
売上債権の増減額(△は増加) △1,463 △418
たな卸資産の増減額(△は増加) △343 △984
仕入債務の増減額(△は減少) △54 123
未払金の増減額(△は減少) 188 215
未払消費税等の増減額(△は減少) △247 618
預り金の増減額(△は減少) 94 △2
その他 △16 △213
小計 6,172 7,476
利息及び配当金の受取額 157 163
利息の支払額 △1 △1
法人税等の支払額 △1,802 △1,619
営業活動によるキャッシュ・フロー 4,525 6,018
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △6,422 △4,663
有形固定資産の売却による収入 - 115
無形固定資産の取得による支出 △113 △106
投資有価証券の取得による支出 △30 △14
投資有価証券の売却による収入 365 2,183
その他 △16 △66
投資活動によるキャッシュ・フロー △6,216 △2,552
財務活動によるキャッシュ・フロー
自己株式の売却による収入 4 -
自己株式の取得による支出 △0 △0
配当金の支払額 △1,080 △1,109
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,076 △1,110
現金及び現金同等物に係る換算差額 - -
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △2,767 2,356
現金及び現金同等物の期首残高 15,635 12,867
現金及び現金同等物の期末残高 12,867 15,224
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(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計基準等の改正に伴う会計方針の変更)
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期
首から適用しており、前連結会計年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指
標等となっております。
(セグメント情報等)
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
当グループは、製品の種類、性質、製造方法、販売市場の類似性から判断して同様・同系列の加工食品を専ら製造
販売しており、事業セグメントを区分開示する重要性が乏しいため、報告セグメントは単一となっております。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額 2,170円35銭 2,234円84銭
1株当たり当期純利益金額 134円57銭 140円02銭
潜在株式調整後
134円42銭 139円89銭
1株当たり当期純利益金額
(注)1 資産管理サービス信託銀行株式会社(信託E口)が保有する当社株式は、1株当たり当期純利益金額
の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めており、また、1株当たり純資産
額の算定上、期末発行済株式数から控除する自己株式に含めております。
前連結会計年度の当該信託口が保有する当社株式の期中平均株式数は105千株、期末株式数は
104千株であります。また、当連結会計年度の当該信託口が保有する当社株式の期中平均株式数は
103千株、期末株式数は102千株であります。
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フジッコ株式会社(2908) 2019年3月期 決算短信
2 1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下の
とおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
(1)1株当たり当期純利益金額 134円57銭 140円02銭
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 4,023 4,189
普通株主に帰属しない金額(百万円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する
4,023 4,189
当期純利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数 (千株) 29,897 29,919
(2)潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 134円42銭 139円89銭
(算定上の基礎)
親会社株式に帰属する
― ―
当期純利益調整額(百万円)
普通株式増加数(千株) 33 27
(うち新株予約権(千株)) (33) (27)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当
たり当期純利益金額の算定に含まれなかった潜在株 ― ―
式の概要
3 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度末 当連結会計年度末
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 64,972 66,938
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 51 56
(うち新株予約権(百万円)) (51) (56)
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 64,920 66,882
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式
29,912 29,927
の数(千株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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4.その他
(1)販売の状況
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
自2017年4月1日 自2018年4月1日
製品分類 至2018年3月31日 至2019年3月31日 増減額
金 額 構成比 金 額 構成比
惣菜製品 20,064 31.9% 20,989 32.7% 924
昆布製品 17,619 28.0% 17,746 27.7% 126
豆製品 14,063 22.3% 13,980 21.8% △83
ヨーグルト製品 6,391 10.2% 6,803 10.6% 412
デザート製品 3,359 5.3% 3,256 5.1% △103
その他製品 1,418 2.3% 1,370 2.1% △48
合計 62,917 100.0% 64,145 100.0% 1,228
(注)増減額は、当連結会計年度と前連結会計年度との比較で表示しております。
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