2897 日清食HD 2021-11-05 13:15:00
日清食品HD 2021年度 第2四半期決算報告 [pdf]
日清食品HD 2021年度 第2四半期決算報告
2021年11月5日
日清食品ホールディングス株式会社
(証券コード:2897)
決算説明会開催日:2021年11月8日
本日の内容
I. 2021年度 第2四半期 業績報告 ………… P2
CFO 矢野 崇
II. 中長期成長戦略の達成に向けた今期の主な取り組み ………… P10
代表取締役 取締役社長・CEO 安藤 宏基
代表取締役 取締役副社長・COO 兼 日清食品株式会社 代表取締役社長 安藤 徳隆
Appendix
I. 2021年度 第2四半期:既存事業コア営業利益の増減要因
…… P19
II. 2021年度計画:既存事業コア営業利益の増減要因
…… P21~22
1
2021年度 第2四半期 業績報告
2
2021年度 通期の経営方針
Reboot & Make A Fresh Start
新経営計画元年として、3つの成長戦略と組織/人材変革のスタートダッシュを切る
国内 既存事業 海外 既存事業 新規事業
• 即席めん事業:サプライチェーン構造の改 • すでに成果をあげ始めているGlobal • 「完全栄養食の普及」に向け、スピード感
革に加え、新カテゴリ/チャネルの創出と Brandingの深化を加速。成長ドライバー を持って事業をローンチし認知を獲得
“新しい売り方”への転換を推進 としての競争優位性をより強固なものに
• 5つのタッチポイントでの事業立上げと実
• 非即席めん事業:菓子事業を中心に需 • 中国やブラジルでは事業のレバレッジに向 証実験の実施:①定期宅配便(D2C:
要・供給両面からのグループシナジーを加 けたマルチカテゴリー・マルチエリア戦略を着 インテンシブプログラム)、②社員食堂、③シ
速させ、成長と収益性向上の基盤を整備 実に推進 ニア、④小売販売、⑤スマートシティ
グループ全体
• COVID-19からの学びを活かし、Digitalの最大活用によって働き方のみならず事業構造自体を“ニューノーマル”へとシフト
• 生活者の行動/意識変容に的確に対応していくことで、COVID-19禍で生じた需要増大を持続的な成長ドライバーへと転嫁させる
* 中国地域の戦略、それに基づく各種目標ならびに業績予想数値は、日清食品HDが独自に設定したものです 3
2021年度 第2四半期 決算ハイライト
*1,*2
第2四半期実績 為替一定・前期C-19
決算開示ベース 今期目標水準
控除後ベース
売上収益 2,750億円 + 14.1% 2,705億円 +18.1% Double Digit
既存事業コア営業利益 271億円 △ 14.8% 267億円 +12.8% Double Digit
国内即席めん事業 △ 9.9% + 25.4% Mid single Digit
国内非即席めん事業 + 4.7% + 31.0% Double Digit
海外事業 △ 32.7% △ 21.3% Double Digit
当決算期のサマリー
【決算開示ベース】
• 売上収益 : C-19の影響控除前ながら、3事業いずれも増収を達成
• 既存事業コア営業利益 :2019年度対比では堅調な成長を遂げるも*3 、前年同期のC-19影響の反動により、減益
【為替一定・前期C-19控除後ベース】 Make a Fresh Start に向けて順調な進捗
• 売上収益 : 3事業いずれも増収、連結ベースで+18.1%の成長
• 既存事業コア営業利益 : 前年同期比成長率は連結ベースで+12.8%、中長期目標を超える水準で着地
*1 連結時の円換算の影響を除く“現地通貨ベースでの実質的な増減/成長性”を重視する主旨にて、外貨金額を、前年同期の為替レートで円換算した場合の成長率
*2 為替影響に加え、20年度業績に大きな影響(需要増大や販売費低減、経費未使用等)を及ぼしたC-19影響も除いた、実質的な前期比増減/成長率
4
*3 2019年度対比 既存事業コア営業利益+77億円(+39.6%)
連結決算サマリー
・決算開示ベース : 増収・減益となったが、19年度比では高成長を維持
・為替一定・前期C-19控除後ベース :全ての項目において、前年同期を大きく上回る着地
決算開示ベース 為替一定・前期C-19控除後ベース
2021年度 2020年度 前期比 2019年度 前々期比 2021年度 2020年度 前期比
単位:億円
第2四半期 第2四半期 増減 増減率 第2四半期 CAGR 第2四半期 第2四半期 増減 増減率
① ② ③=①-② ④=③÷② ⑤ ⑥ ⑦=①-為替影響 ⑧=②-C19影響 ⑨=⑦-⑧ ⑩=⑨÷⑧
売上収益 2,750 2,411 + 339 + 14.1% 2,214 + 11.5% 2,705 2,291 + 414 + 18.1%
既存事業コア営業利益 271 318 △ 47 △ 14.8% 194 + 18.2% 267 237 + 30 + 12.8%
営業利益 268 318 △ 50 △ 15.7% 197 + 16.7% 264 237 + 28 + 11.7%
親会社の所有者に帰属する
四半期利益
171 220 △ 49 △ 22.1% 135 + 12.7%
既存事業コア営業利益率 9.9% 13.2% △ 3.3pt- 8.8% 9.9% 10.3% △ 0.5pt-
営業利益率 9.8% 13.2% △ 3.4pt- 8.9% 9.8% 10.3% △ 0.6pt-
親会社の所有者に帰属する
四半期利益率
6.2% 9.1% △ 2.9pt- 6.1%
5
セグメント別 売上収益実績
・決算開示ベース :C-19控除前ながら、国内その他を除く全セグメントで増収
・為替一定・前期C-19控除後ベース : 国内その他を除き、全セグメントで増収
決算開示ベース 為替一定・前期C-19控除後ベース
2021年度 2020年度 前期比 2019年度 前々期比 2021年度 2020年度 前期比
単位:億円
第2四半期 第2四半期 増減額 増減率 第2四半期 CAGR 第2四半期 第2四半期 増減額 増減率
① ② ③=①-② ④=③÷② ⑤ ⑥ ⑦=①-為替影響 ⑧=②-C19影響 ⑨=⑦-⑧ ⑩=⑨÷⑧
日清食品 985 970 + 15 + 1.5% 925 + 3.2% 985 946 + 39 + 4.1%
明星食品 187 181 +6 + 3.2% 171 + 4.6% 187 171 + 16 + 9.6%
国内即席めん事業 1,172 1,152 + 21 + 1.8% 1,096 + 3.4% 1,172 1,117 + 55 + 4.9%
低温・飲料事業 410 393 + 17 + 4.2% 355 + 7.4% 410 381 + 29 + 7.6%
菓子事業 348 147 + 201 + 136.3% 129 + 64.4% 348 141 + 207 + 146.2%
国内非即席めん事業 758 541 + 217 + 40.2% 484 + 25.1% 758 522 + 236 + 45.1%
国内その他 11 17 △6 △ 36.1% 21 △ 28.3% 11 25 △ 14 △ 57.0%
国内事業 計 1,941 1,709 + 232 + 13.6% 1,600 + 10.1% 1,941 1,664 + 277 + 16.6%
米州地域 424 355 + 69 + 19.4% 316 + 15.9% 405 290 + 115 + 39.6%
中国地域 259 243 + 16 + 6.6% 210 + 11.1% 240 237 +2 + 0.9%
アジア地域 73 62 + 10 + 16.4% 56 + 13.8% 70 61 +9 + 13.8%
EMEA地域 54 42 + 12 + 27.8% 32 + 30.0% 50 38 + 12 + 31.3%
海外事業 計 810 703 + 107 + 15.2% 613 + 14.9% 764 627 + 137 + 21.9%
連結 計 2,750 2,411 + 339 + 14.1% 2,214 + 11.5% 2,705 2,291 + 414 + 18.1%
* 中国地域の実績は、日清食品 HD の連結方針に基づくもので、香港日清の開示とは異なる可能性があります 6
セグメント別 売上収益貢献度(前期比・為替一定・C-19控除後ベース)
主な要因*
億円 (+4%, 控除前:+2%)カップめん:「カップヌードル 辛麺」、「カップヌードルPRO」、「U.F.O.」好調。「カップヌードル スーパー合体」シ
前期:C-19控除後 2,291
リーズも貢献。袋めん:「爆裂辛麺」等のPrime袋めんカテゴリー堅調。その他:「カレーメシ」をはじめライスカテゴリー好調
国内 日清食品 + 39 (+10%, 控除前:+3%)カップめんは「明星 麺神」が貢献。「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」、「酸辣湯麺」が好調な「明星 中華三
即席めん 昧」も堅調。袋めんは「宮崎辛麺」の躍進と「もやしが超絶うまいまぜそば」の貢献もあり「明星 チャルメラ」が伸長。「明星 麺神」も貢献
明星食品 + 16 【チルド(+9%, 控除前:+8%)】「行列のできる店のラーメン」等、主力ブランドが堅調に推移
【冷凍(+11%, 控除前:+6%)】市販用商品が引き続き好調を維持
低温・飲料事業 + 29 【ヨーク(△3%, 控除前:△4%)】新発売の「ピルクル400」が好調も、コロナ禍のCVSでの売上低迷により減収
国内
非即席めん 【シスコ(+5%, 控除前:+0%)】「ごろっとグラノーラ」が引き続き好調を維持
菓子事業 + 207
【ぼんち(+3%, 控除前:+0%)】「海鮮揚煎」シリーズや「辛子明太子大型揚げせん」等が好調に推移
国内その他 【湖池屋】主力品の好調に加え、高付加価値商品群が伸長(2020年12月より新規連結)
△ 14
主にホールディングスの売上減
米州地域 + 115 【米国(+35%, 控除前:+4%)】プレミアム製品が好調に推移、価格改定の効果もあり増収
【メキシコ(+24%, 控除前:+20%)】主力商品の「CUP NOODLES」を中心に売上が好調に推移
中国地域 +2 【ブラジル(+51%, 控除前:+30%)】内食需要増及び給付金の継続、価格改定の効果継続
海外
【香港(△1%, 控除前:△4%)】国内袋めん、輸出ともに売上は伸び悩む。
アジア地域 +9
【大陸(+2%, 控除前:+0%)】「カップヌードル」群の販売が引き続き好調。袋めん香港製造「出前一丁」は前年を下回った
EMEA地域 + 12 売上額が多い順
【タイ】増収(控除前:増収) 【インド】増収(控除前:増収) 【シンガポール】増収(控除前:減収)
当期:為替一定 2,705 【インドネシア】増収(控除前:増収) 【ベトナム】増収(控除前:増収)
為替影響 + 45 【欧州地域】「CUP NOODLES」「Demae Ramen」ブランドが好調に推移
当期:決算開示ベース 2,750 【米州地域】+19億円 【中国地域】+19億円 【アジア地域】+3億円 【EMEA地域】+4億円
* 日清食品、明星食品のメーカー出荷額ベースのC-19影響含む前期比については補足資料をご確認ください 7
セグメント別 コア営業利益実績
・決算開示ベース : ほぼ全セグメントで減益となったが、19年度比では全般に堅調な成長維持
・為替一定・前期C-19控除後ベース : 国内好調、既存事業全体は今期の計画水準を超え着地
決算開示ベース 為替一定・前期C-19控除後ベース
2021年度 2020年度 前期比 2019年度 前々期比 2021年度 2020年度 前期比
その他
単位:億円 営業利益 第2四半期 第2四半期 第2四半期 第2四半期 第2四半期
収支 増減額 増減率 CAGR 増減額 増減率
コア営業利益 コア営業利益 コア営業利益 コア営業利益 コア営業利益
① ② ③=①-② ④ ⑤=③-④ ⑥=⑤÷④ ⑦ ⑧ ⑨=③-為替影響 ⑩=④-C-19影響 ⑪=⑨-⑩ ⑫=⑪÷⑩
日清食品 154 0 154 166 △ 13 △ 7.5% 117 + 14.7% 154 121 + 32 + 26.7%
明星食品 17 0 17 23 △6 △ 26.6% 13 + 14.6% 17 15 +2 + 14.9%
国内即席めん事業 171 1 171 189 △ 19 △ 9.9% 130 + 14.7% 171 136 + 35 + 25.4%
低温・飲料事業 27 2 25 28 △3 △ 9.9% 8 + 72.9% 25 21 +4 + 19.4%
菓子事業 22 1 22 17 +5 + 28.5% 8 + 63.5% 22 15 +7 + 47.5%
国内非即席めん事業 49 3 47 45 +2 + 4.7% 16 + 68.3% 47 36 + 11 + 31.0%
国内その他 13 0 12 8 +5 + 61.2% 7 + 33.9% 12 8 +4 + 51.0%
国内事業 計 233 3 230 242 △ 12 △ 4.9% 153 + 22.5% 230 180 + 50 + 27.7%
米州地域 22 0 21 34 △ 12 △ 36.5% 23 △ 3.9% 20 20 △0 △ 1.6%
中国地域 23 △1 24 31 △6 △ 20.7% 22 + 5.1% 22 26 △4 △ 15.4%
アジア地域 22 0 22 25 △3 △ 11.0% 17 + 12.0% 21 24 △3 △ 10.9%
EMEA地域 2 1 1 13 △ 12 △ 92.0% 4 △ 50.7% 1 11 △ 10 △ 92.8%
海外事業 計 69 0 69 102 △ 33 △ 32.7% 67 + 1.3% 64 82 △ 17 △ 21.3%
国内・海外事業 計 302 4 299 344 △ 45 △ 13.1% 220 + 16.4% 294 262 + 32 + 12.4%
その他連結調整 △1 △1 △1 △1 +0 - △1 - △1 △1 +0 -
グループ関連費用 △ 27 - △ 27 △ 24 △2 - △ 25 - △ 27 △ 24 △2 -
既存事業 計 274 3 271 318 △ 47 △ 14.8% 194 + 18.2% 267 237 + 30 + 12.8%
新規事業 △6 1 △7 △3 △4 - △1 - △7 △3 △4 -
連結 計 268 4 264 316 △ 51 △ 16.3% 194 + 16.9% 260 234 + 26 + 11.2%
* 中国地域の実績は、日清食品 HD の連結方針に基づくもので、香港日清の開示とは異なる可能性があります
8
セグメント別 既存事業コア営業利益貢献度(前期比・為替一定・C-19控除後ベース)
前期:C-19控除後 237 億円
主な要因
+)売上増加による利益増、販売費減、一般経費削減、広告宣伝費減、プロダクトミックス等
国内 日清食品 + 32
△)減価償却費(設備更新)、原材料費、物流費等の増加
即席めん
明星食品 +2 +)売上増加による利益増
低温・飲料事業 +4 【チルド】増益 【冷凍】増益 【ヨーク】広告宣伝費の投入等により減益
国内
非即席めん 菓子事業 +7 【シスコ】増益 【ぼんち】減益 【湖池屋】新規連結による純増
国内その他 +4
【米国】原材料費、物流費、人件費の高騰により減益 【メキシコ】減益(C-19控除前:販売数量増により増益)
米州地域 △0 【ブラジル】 価格改定により原材料費増をカバーし増益
中国地域 △4 【香港】原材料高騰により減益 【大陸】増益
海外 アジア地域 利益額が多い順(持分法適用会社除く)
△3
【タイ】増益 【シンガポール】減益 【インドネシア】増益 【ベトナム】赤字 【インド】赤字
EMEA地域 △ 10 【持分法による投資損益】タイプレ 12億円(前期比:△3億円、△20%) NURC 6億円(前期比:+1億円、+12%)
その他連結調整 +0 【欧州】減益 【持分法による投資損益】マルベン △1億円(前期比:△10億円)
グループ関連費用 △2
当期:為替一定 267
為替影響 +4 【米州地域】+1億円 【中国地域】+2億円 【アジア地域】 +1億円 【EMEA地域】+0億円
当期:決算開示ベース 271
9
中長期成長戦略の達成に向けた
今期の主な取り組み
10
成長戦略 1 既存事業のキャッシュ創出力強化
Global Brandingの深化
各地域での市場・競争環境やターゲットの嗜好に応じたブランドプロポジションを
確立することで、持続的かつハイペースでの利益成長へ結びつける
⚫ カップヌードルは、発売50年目に世界累計販売500億食を達成
• 年間販売食数は、2015年度から7年の間で国内・海外ともに約4割増(見込み)
⚫ 国内:変化する生活環境と多様化する消費者 ⚫ 海外:国内で培った開発力・マーケティングノウハウを海外にも
ニーズに合わせた商品展開により、顧客の間口・ 移植、ブランドコアのIDを守りつつ、各地域の市場・競争環境
奥行を拡大 やターゲットの嗜好に応じたブランドプロポジションを確立
• コロナ禍において需要の減少したカップめんの復権を掲げ、 • 主要市場において着実な成長
カップヌードル50周年、どん兵衛、U.F.O.45周年を徹底訴求し需要を喚起 米国・メキシコ:プレミアム商品が新規顧客層の拡大に寄与
• ヘルシーコンシャス層向けの「カップヌードルPRO」、 中国:大陸では「合味道 Big」も販売拡大
辛口ブームに対応した新定番「カップヌードル辛麺」を発売 ブラジル:ブランド別ランキング全リージョンで「NISSIN」1位、「CUP NOODLES」は2位
• 「マーケティングを見習いたい」企業ランキング1位(日経ビジネス2021年10月18日号)* (全国のスーパーマーケット協会ABRAS)
*「日経トレンディ」が1987年から毎年発表している「ヒット商品ランキング」に商品・サービスが複数回ノミネートされた企業、
CMO職を置くなどマーケティング戦略を重視している企業にアンケート調査を実施。回答社37社
Global Branding
各国の取り組み
米国 ブラジル アジア EMEA
Innovative Premium Unique and Variety Advanced Quality Authentic Asia
STIR FRYブランドの育成 ユニークな世界観を継続訴求 ミニ拡大戦略の始動(インド) CUP NOODLESリブランディング 11
成長戦略 1 既存事業のキャッシュ創出力強化
海外事業 利益成長水準
海外事業は、高付加価値化の推進や価格改定等の実施により、
成長とプレゼンス拡大のモメンタムを継続
中国地域
⚫ 中国大陸では「合味道Big」が好調に推移
中国 ⚫ 「合味道」の口径サイズ変更による製造原価低減等に
EMEA より、コスト増を吸収
米州 米州地域
アジア ⚫ ブラジル:好調が継続
⚫ 米国:プレミアム商品が順調に拡大
⚫ メキシコ:国内・輸出伸ばし、着実にプレゼンス拡大
⚫ 原材料費増・物流費増・人件費増等の影響はあるが、
価格改定実施や生産効率向上による原価低減を促
進
EMEA地域 アジア地域
⚫ COVID-19を通じて即席めんの認知度が大幅上昇 ⚫ プレミアム袋めんが各国で順調に推移
⚫ 「Asian Blast」 コンセプトを通じ、市場拡大を図る ⚫ COVID-19収束に伴う人流の戻りに伴い、
⚫ プレミアフーズとの協働による販路拡大も順調に進捗 「カップヌードル」などの高付加価値商品の販売も拡大
12
成長戦略 2
EARTH FOOD CHALLENGE 2030
持続可能なパーム油の調達、水の使用の節約、食品廃棄物の削減において、概ね順調に推移
有限資源の有効活用にチャレンジ
日本にてRSPO認証
パーム油の使用を開始 国際的なイニシアチブ
「10×20×30」に参画
日本、ブラジル等の主要
RSPO認証パーム油の活用 工場にて水使用量を削減
は欧州、米国、日本に したことが寄与
パーム油農家とのダイアログ、 生産過程(日本)における
再資源化率
ミルリストのESGリスク調査
等、自社アセスメント実施
99.6 %以上
2020年度実績 2020年度実績 販売・流通過程(日本)の廃棄物
26% 11.3㎥ 4割減
20%(前年度) /IFRS売上百万円 2020年度実績
13
成長戦略 2
EARTH FOOD CHALLENGE 2030
気候変動対応については、再生可能エネルギーの活用を中心にSBT目標の実現を目指す
気候変動問題へチャレンジ
(対2018年度比)
(対2018年度比) (対2018年度比)
環境負荷の少ない
ブラジル2工場と、国内 素材を採用
2工場で再エネ調達開始
カップヌードル容器を
植物由来のバイオマス
2021年度における ECOカップに
主要工場への導入で
グループ再エネ調達比率 プラスチックフタ止めシール
が20%に達する見込み 廃止し、プラスチック使用
量を削減
2020年度実績
4工場 バイオマス
ECOカップ導入
主要 にて
再エネ調達開始
14
成長戦略 3 新規事業の推進
2021年度上期の主な活動内容
1 2
EC/インテンシブ 社員食堂
バイタルデータと連動した 健康経営サポート社食メニュー開発
日清の
未病改善プログラムの開発 実証実験
おいしい完全食
おいしさと栄養の完全バランス
3 4 5
シニア 小売販売(コンビニ・スーパー) スマートシティ
健康寿命延伸サポート 小売向け商品の開発 「杜の街づくりプロジェクト」への参画
プログラムの開発 スマートキッチンの開発
慶應義塾大学と分子栄養学の
「おいしい完全食 Ver.2」 分野にて共同研究 フードテックの探索と
に向けた研究 事業展開
15
Digital時代における事業構造改革の推進(1)
NBX(Nissin Business Transformation):
デジタルを駆使して、生産・物流・営業・人事・資材といったあらゆる分野において、
中長期成長戦略で掲げた7つの切り口で事業構造改革を推進
① ツールの最大活用 / ペーパーレス・ハンコレス
ハンコレス 出社比率
▲74,000回 ▲102,000枚 25%
ペーパーレス 業務工数
30万枚 5万枚 7万時間 3万時間
より多くの時間を価値創造に充当可能に
昨年は「DX銘柄
決裁承認 名刺をデータベース化
2020」に選定。2021 20日 4.4日 24万枚
年は「DX注目企業
2021」に選定
16
Digital時代における事業構造改革の推進 (2)
②データドリブン/ 360度消費者理解(マルチインサイト戦略) によるソリューション提案
〜データ分析に基づくターゲティングと販促・プロモーションの提案〜
COVID-19影響に伴う環境の変化に合わせて従来の営業スタイルを変え、価格訴求ではなく、
デジタルとエンタメによる価値訴求で、収益性を確保できる体制づくりを目指す
エンタメ
クロスセル デジタルサイネージ
ウェルネス With
メーカーコラボ
マルチインサイトの一例 17
アプリ
メニュー提案
Appendix
I. 2021年度 第2四半期:既存事業コア営業利益の増減要因 …… P19
II. 2021年度計画:既存事業コア営業利益の増減要因 …………… P21~22
第2四半期:既存事業コア営業利益の増減要因(前期比・為替一定ベース・C-19影響含む)
(億円)
減益要因 増益要因 主な要因:国内 同:海外
A: 売上収益変動 (国内) △4 △ 拡販費増 等 + 全地域における販売増 等
限 +42 (米州地域価格改定の影響含む)
(販売費率変動含む) (海外)
界
利 (国内) +0 △ 主に米州地域、中国地域に
益 B: 原価率変動 △46
(海外)
増 おける原材料費増加 等
(国内) △0
減 C: 物流費比率変動 △ 主に米国における物流費上昇 等
(海外) △8
(国内) △6
D: 減価償却費増減 △設備更新 等 △ 全地域における増加 等
固 (海外) △4
定 (国内) △7
費 E: 広告宣伝費増減 △前期C-19の反動 等
(海外) △1
増
減 (国内) △1
F: 一般管理費増減 △ 中国地域における前期C-19の反動 等
(海外) △9
(国内) △1
そ G: 持分法損益増減 △ 前期C-19の反動、原材料費増加 等
(海外) △12
の
他 (国内)
H:企業結合による影響 +7
(海外)
既存事業コア営業利益増減 (国内) △12
(為替一定ベース) (海外) △37
為替影響 ※別途「調整額」として前期比△2億円の差異発生
+4
既存事業コア営業利益増減 (国内) △12
(決算開示ベース) (海外) △33
△50 △30 △10 +10 +30 +50
【増減要因の算出法】 ① 限界利益 (A,B,C) = (当期の売上収益 × 前期の売上収益比率)- 当期費用 * 売上収益に販売費控除額を足し戻した額を元に算定しています。
② 固定費 (D,E,F) = 前期費用 - 当期費用
③ その他 (G) = 前期実績 - 当期実績 19
(H) = 新規連結会社の当期コア営業利益実績
Appendix
I. 2021年度 第2四半期:既存事業コア営業利益の増減要因 …… P19
II. 2021年度計画:既存事業コア営業利益の増減要因 …………… P21~22
2021年8月5日開示
「2021年度第1四半期決算報告」資料を修正
既存事業コア営業利益予想に関する増減要因(20年度比・計画為替一定ベース・C-19影響含む)
(億円)
減益要因 増益要因 主な要因:国内 同:海外
A: 売上収益変動 (国内) △15 △ C-19の反動減 等 + 主に中国地域、米州地域、アジア
限 +23
界 (販売費率変動含む) (海外) 地域における販売増 等
利 (国内)
益 B: 原価率変動 +1
(海外) △1
増
減 (国内)
C: 物流費比率変動 △5 △ 物流費増 等
(海外) △1
(国内) △8 △ 設備更新 等
D: 減価償却費増減 (海外) +0
固
定 (国内) +4 △ 主に米州地域、中国地域に
費 E: 広告宣伝費増減 (海外) △10 おける広告宣伝費増 等
増
減 (国内) △27 △ C-19反動増 等 △ 主に中国地域におけるC-19
F: 一般管理費増減 △12
(海外) の反動増 等
(国内) △4
そ G: 持分法損益増減 +1
の (海外)
他
(国内) +9
H:企業結合による影響
(海外)
既存事業コア営業利益増減 (国内) △44 ※別途「調整額」として前年比△10億円の差異発生
(為替一定ベース) (海外) +0
△60 △40 △20 +0 +20 +40
【増減要因の算出法】 ① 限界利益 (A,B,C) = (当期の売上収益 × 前期の売上収益比率)- 当期費用 * 売上収益に販売費控除額を足し戻した額を元に算定しています。
② 固定費 (D,E,F) = 前期費用 - 当期費用
③ その他 (G) = 前期実績 - 当期予想
(H) = 新規連結会社の当期コア営業利益予想−新規連結会社の企業結合時点からの前期コア営業利益実績
* 計画為替一定ベースは20年度の4-3月実績平均為替レートを使用。 21
* 第2四半期より、減価償却費増減、一般管理費増減の数値を変更しています。
2021年8月5日開示
「2021年度第1四半期決算報告」資料を再掲
2021年度 セグメント別予想
多くのセグメントで、COVID-19影響を除く2020年度実績からの大きな成長を目指す
売上収益(IFRS) コア営業利益(Non-GAAP)
単位:億円 2021年度 前期(2020年度 実績) 2021年度 前期(2020年度 実績)
予想 売上収益 C-19影響 C-19控除後 前期比 予想 営業利益 その他収支 コア営業利益 C-19影響 C-19控除後 前期比
日清食品 2,070 2,056 28 2,028 + 42 + 2.1% 280 322 2 320 53 266 + 14 + 5.1%
明星食品 375 376 14 362 + 13 + 3.6% 24 32 1 31 10 21 + 3 + 13.5%
即席めん事業 2,445 2,432 42 2,390 + 55 + 2.3% 304 354 3 351 63 288 + 16 + 5.7%
低温・飲料事業 770 777 18 759 + 11 + 1.5% 30 36 2 34 9 25 + 5 + 19.7%
菓子事業 650 411 6 405 + 245 + 60.4% 31 26 0 26 2 23 + 8 + 34.0%
国内その他 25 33 △ 14 47 △ 22 △ 46.8% 10 8 0 8 2 6 + 4 + 60.2%
国内 計 3,890 3,653 52 3,601 + 289 + 8.0% 375 425 5 419 77 342 + 33 + 9.6%
米州地域 740 709 96 613 + 127 + 20.8% 39 40 0 40 18 22 + 17 + 75.3%
中国地域 550 482 5 476 + 74 + 15.5% 55 58 2 55 5 50 +5 + 9.9%
アジア地域 135 127 1 125 + 10 + 7.9% 46 41 1 40 1 40 + 6 + 16.0%
EMEA地域 85 91 10 81 +4 + 4.6% 15 19 0 18 4 15 +0 + 2.1%
海外 計 1,510 1,408 113 1,295 + 215 + 16.6% 155 157 3 155 28 127 + 28 + 22.4%
国内・海外 計 5,400 5,061 165 4,896 + 504 + 10.3% 530 582 8 574 105 469 + 61 + 13.1%
その他連結調整 40 41 △1 0 △1
△ 60 △ 10 -
グループ関連費用 △ 49 0 △ 49 0 △ 49
既存事業 5,400 5,061 165 4,896 + 504 + 10.3% 470 573 49 524 105 419 + 51 + 12.2%
△ 25 △7 -
新規事業 △ 18 0 △ 18 0 △ 18
~ △ 45 ~ △ 27 -
445 + 44 + 11.0%
連結 計 5,400 5,061 165 4,896 + 504 + 10.3% 555 49 506 105 401
~ 425 ~ + 24 ~ + 6.0%
* 中国地域の戦略、それに基づく各種目標ならびに業績予想数値は、日清食品HDが独自に設定したものです =470-524+10=△44 22
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• 当該資料の決算期は原則として、20YY年4月1日~20YY年3月31日を「20YY年度」または「YY年度」とします
• 中国地域の実績は、日清食品HDの連結方針に基づくもので、香港日清の開示とは異なる可能性があります。また、中国地域の戦略、それに基づく各種目標なら
びに業績予想は日清食品HDが独自に設定したものです
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