2897 日清食HD 2021-05-11 13:15:00
「日清食品グループ中長期成長戦略」について [pdf]
2021 年 5 月 11 日
各 位
会 社 名 日清食品ホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長・CEO 安藤 宏基
(コード番号 2897 東証第1部)
問合せ先 広報部 部長 大口 真永
電 話 (03)6233-6850 (代表)
「日清食品グループ中長期成長戦略」 について
当社はこの度、2016 年度から 2020 年度(2021 年 3 月期)の 5 ヵ年を対象とした「中期経営計画 2020」
の後継として、2021 年度以降の中長期的な成長戦略および 10 年後に向けた成長目標を定めた経営計
画「日清食品グループ中長期成長戦略」を策定しましたので、その概要をお知らせいたします。
1. 日清食品グループの CSV 経営
常に新しい食の文化を創造し続ける「EARTH FOOD CREATOR (食文化創造集団)」として、環境・社会
課題を解決しながら企業としての持続的成長を果たします。
創業者精神
Mission
食足世平 食創為世 美健賢食 食為聖職
Vision EARTH FOOD CREATOR
大切な4つの思考
Value
Creative Unique Happy Global
2. 中長期成長戦略
CSV 経営におけるビジョンの実現と持続的成長に向けて、中長期的な 3 つの成長戦略テーマに取り組
んでまいります。
# 成長戦略テーマ 概要
既存事業の 海外+非即席めん事業のアグレッシブな成長により
1
キャッシュ創出力強化 利益ポートフォリオを大きくシフトさせながら持続的成長を追求
EARTH FOOD 有限資源の有効活用と気候変動インパクト軽減へのチャレンジ
2
CHALLENGE 2030 既存事業のライフサイクルの超長期化へ
フードサイエンスとの共創による“未来の食”
3 新規事業の推進
テクノロジーによる食と健康のソリューション企業へ
1
10 年後に向けた成長目標:利益構成比と成長性水準
事業 海外 国内非即席めん 国内即席めん
構成比目標 現約 30%→約 45% 現約 10%→約 15% 現約 60%→約 40%
成長性目標 1 桁台後半~2 桁 1 桁台後半 市場成長率以上
高付加価値市場における 即席めん事業に次ぐ
戦略目標 100 年ブランドカンパニー
トップカンパニー 第 2 の収益の柱
カ ッ プ ヌ ー ド ル の Global 需要・供給両面からグルー 成熟市場にあっても着実な
Branding の深化により競争 プシナジーを徹底追求する 増収増益を重ね中長期的
戦略の 優位性をさらに強固なもの ことにより、付加価値フォー に成長し続けるべく、需要
方向性 とし、市場・ 競争環境/自 カスでの各事業の成長/収 開発・ブランド浸透・市場開
社競争力に応じたオペレー 益性向上をレバレッジ 拓・供給力強化への取り組
ション戦略へと展開 みをさらに深化
3. 定量目標
持続的な利益成長、効率的な資本活用、安全性ある負債活用、そして安定的な株主還元の 4 つを
CSV 経営上の中長期的な経済価値(財務)目標としてコミットし、社会価値・環境価値(非財務)目標との
同時実現を追求します。
価値区分 経営指標 中長期的目標
1
成長性 既存事業コア営業利益 成長率 為替一定ベース 1 桁台半ば
効率性 ROE 長期的に 10%
財
務 安全性 純有利子負債/EBITDA 倍率 ≦2 倍
配当政策 累進的配当
安定的株主還元
相対 TSR TOPIX 食料品対比 >1 倍
3
持続可能なパーム油の調達比率 100%
有限資源の
水使用量 IFRS 売上 100 万円あたり 12.3 ㎥
非 有効活用
財 流通廃棄物削減率 15 年度対比/日本国内 △ 50%
務
気候変動 CO2 排出削減(Scope1+2) △ 30%
2
18 度年対比
インパクトの軽減 CO2 排出削減(Scope3) 18 年度対比 △ 15%
関連資料:https://www.nissin.com/jp/ir/library/financialresults/pdf/kes_2103_4q_01.pdf
日清食品グループサイト「中長期成長戦略」:https://www.nissin.com/jp/ir/management/business_plan/
1
IFRS 上の営業利益から、積極的な先行投資を予定する「新規事業に係る損益」および非経常損益としての「その他収
支」を控除した Non-GAAP の重要経営管理指標
2
非財務目標については、2030 年度の目標値
3
外部認証の活用および独自アセスメントによる
2