2894 石井食 2021-04-28 15:00:00
特別損失(減損損失)及び繰延税金資産の計上並びに業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]

                                           2021 年 4 月 28 日
 各   位
                           上場会社名   石 井 食 品 株 式 会 社
                           代表者 代表取締役社長執行役員 石井 智康
                               (コード番号   2894 東証第二部)
                           問合せ先 執行役員財務戦略部マネージャー 松本 英士
                                   (TEL  047-774-8748)

         特別損失(減損損失)及び繰延税金資産の計上
           並びに業績予想の修正に関するお知らせ


  当社は 2021 年3月期決算において、下記のとおり特別損失(減損損失)及び繰延税金資
産を計上するとともに、最近の業績動向を踏まえ、2020 年 10 月 29 日に公表いたしました
2021 年3月期の通期業績予想を下記のとおり修正することとしましたので、お知らせいた
します。
                       記


1.特別損失(減損損失)の計上について
 当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により食のライフ
スタイルの変容及び消費行動の変化が生じており食品業界を取り巻く環境が大きく変化し
ております。
 当社においても、変化する顧客ニーズへの対応及び感染症対策強化のために生産体制の
再構築が必要となりました。それに伴い「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき固定
資産のグルーピングを見直し、将来の回収可能性を検討した結果、惣菜・正月料理等部門
の事業用資産において減損損失 650 百万円を計上する見込みであります。


2.繰延税金資産の計上について
 当社は「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」に基づき当期及び今後の業績見
通し等を踏まえて、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産を計
上することといたします。これにより、法人税等調整額は連結・個別ともに△13 百万円(△
は利益)になる見込みであります。
3.業績予想の修正について
 2021 年3月期 通期連結業績予想の修正(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)
                                             (金額の単位:百万円)
                                            親会社株主
                                                     1株当たり
                 売上高      営業利益     経常利益     に帰属する
                                                     当期純利益
                                            当期純利益
  前回予想(A)         9,000    △395     △384      △414   △24 円 53 銭
  今回予想(B)         9,192    △179     △162      △800   △47 円 43 銭
  増減額(B-A)          192      216     222      △386           _
  増減率(%)            2.1     54.7     57.8       _            _
  (ご参考)前期実績
                  9,556    △126     △117      △162   △9 円 62 銭
  (2020 年3月期)



修正理由
 当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う学校の一斉休
校や学校行事の中止・短縮・縮小等の措置によりお弁当商材の需要が減退し、主力商品のミート
ボール群の売上が減少いたしました。このような経営状況を踏まえて、2020 年5月 13 日に公表
いたしました 2021 年3月期の通期業績予想(売上高 10,000 百万円、営業利益 50 百万円、経常
利益 50 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 50 百万円)を 2020 年 10 月 29 日に下方修正
(前回予想(A)
       )いたしました。
 当第3四半期及び第4四半期においても、引き続き新型コロナウイルス感染症の拡大の影響に
より食のライフスタイルの変容及び消費行動の変化が生じており、厳しい経営環境となっており
ますが、前回予想時からはお弁当需要が回復基調となり、主力のミートボール群の売上高が前回
予想より 170 百万円増加いたしました。また、新商品の「神奈川三浦のキャベツを使ったトマト
ソースハンバーグ」等の各地域の旬の食材を生かしたハンバーグ商品がお客様のご好評を頂き前
回予想よりも 23 百万円増加いたしました。さらに、全社的なコスト削減活動や生産性の改善を
進めてきたことにより、水道光熱費及び燃料費が 30 百万円減少する等、売上原価、販売費及び
一般管理費が前回予想よりも 24 百万円改善する見込みであります。
 この結果、売上高、営業利益及び経常利益は前回予想(A)を上回る見込みであります。親会
社株主に帰属する当期純利益については、上記1の特別損失(減損損失)及び上記2の繰延税金
資産の計上見込を考慮した結果、前回予想(A)よりも下回る見込みであります。


※上記の予想は、本資料の発表日において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後の
様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。


                                                           以上