2882 イートアンドHD 2021-07-13 14:00:00
2022年2月期 第1四半期決算説明資料 [pdf]
2021年7月13日
2022年2月期第1四半期
決算説明資料
株式会社イートアンドホールディングス
(証券コード:2882)
1.2022年2月期第1四半期連結決算概要
・連結サマリー
・財務の状況
・損益の状況
・外食事業の出店概況
・セグメント別営業利益推移
2.イ―トアンドグループのビジネスモデルの強み
3.イートアンドグループの施策と今後の取り組み
・食品事業、生産事業 (㈱イートアンドフーズ)
・外食事業 (㈱大阪王将、㈱アールベイカー)
・新規事業 (㈱イートアンドインターナショナル、㈱一品香、㈱ナインブロック)
・トピックス (地球環境、地域共生への持続的な取組み)
1
2022年2月期第1四半期 連結決算概要
2
連結サマリー
1. 食品事業と外食事業の両輪が機能し、事業ポートフォリオの効果で
外食の落ち込みをカバー、グループ全体では営業利益を確保している
2. 食品事業は市場が伸長しており、㈱イートアンドフーズは、引き続き
拡大成長している。第三工場を新設(2022年10月操業開始予定)し、
生産量の拡大と、工場の生産性向上により、さらなる成長を目指す
3. 外食事業は、前年度の積極的なスクラップ&ビルドの効果もあり、
収益に寄与。コロナ禍においても㈱大阪王将の生活立地モデルの
出店は好調に推移している
4. 次世代の事業の拡張に向けて、新規事業(外食事業のアジア展開、
M&Aの推進、EC事業の探索)の取り組みに着手しているホール
ディングス化後のグループ経営体制の構築を行っている
3
財務の状況(連結)
2021年 2021年
単位:百万円 ポイント
2月末現在 5月末現在
資産の部 20,426 19,324
流動資産 9,764 8,699 現預金の増加、売掛金の減少
出店に伴う増加、
固定資産 10,661 10,624 差入保証金の減少
負債の部 13,297 11,989
流動負債 9,904 8,560 買掛金、未払金の減少
固定負債 3,392 3,428 長期借入金の減少
純資産の部 7,128 7,335
4
損益の状況(連結)
2021年 2022年
単位:百万円、% 対前期比
2月期第1Q ※ 2月期第1Q
売上高 6,648 7,423 ー
食品(構成比) 4,188(63.0) 4,407(59.4) ー
外食(構成比) 2,459(37.0) 3,016(40.6) ー
売上総利益 2,518 3,114 ー
販売費及び一般管理費 2,584 2,838 ー
営業利益 △65 275 ー
営業利益率 △1.0% 3.7% ー
経常利益 △51 460 ー
親会社株主に帰属する当期純利益 △348 257 ー
※決算期変更により2020年4~6月実績 5
外食事業の出店概況
店舗数は470店舗から467店舗へ減少。大阪王将は+3店舗、カフェおよび
ラーメンは繁華街、商業施設立地中心にー4店舗
2021年2月末 2022年2月期 第1Q 2021年5月末
店舗数 出 店 退 店 店舗数
直営 加盟 全店 直営 加盟 全店 直営 加盟 全店 直営 加盟 全店
大阪王将 39 312 351 2 3 5 0 2 2 41 313 354
ラーメン 12 19 31 0 0 0 1 0 1 11 19 30
ベーカリー
22 14 36 1 0 1 1 3 4 22 11 33
カフェ
一品香 8 3 11 0 0 0 0 0 0 8 3 11
その他 5 1 6 0 0 0 0 0 0 5 1 6
海外 3 32 35 0 0 0 0 2 2 3 30 33
グループ計 89 381 470 3 3 6 2 7 9 90 377 467
6
セグメント別 営業利益推移
食品事業は堅調に推移し、営業利益を確保
外食事業は、昨年コロナ禍で打撃を受けるも、営業利益が黒字回復
営業利益
食品 外食
(百万円)
400
300 319 320
300
224
200
107
100 73
39
0
-100
-200 -128 -122
-300
-304
-400
※
第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 第1Q
2021年2月期 2022年2月期
7
※2021年2月期第4Qは、決算月変更に伴い、2カ月実績
2022年2月期 業績予想について
2022年 2022年
単位:百万円
2月期第2Q 2月期通期
売上高 14,875 31,702
営業利益 370 800
経常利益 650 1,080
親会社株主に帰属する当期純利益 290 390
業績予想修正のポイント
・第1四半期累計期間の実績を反映
・前回公表時には予想に織り込む事ができなかった「新型コロナウイ
ルス感染症拡大防止協力金」を営業外収益(補助金収入)に反映
・外食事業は今後も継続が予想される営業時間短縮や外出自粛に
よる影響を反映 8
イ―トアンドグループのビジネスモデルの強み
9
イートアンドグループのスローガン
おなかいっぱいになるだけでなく、食べることから「人生の彩り」「健やかな笑顔」を生み出したい。
昭和44年の創業から大切に受け継いできた、私たちの想いです。
おなかいっぱいの幸せと、健やかな毎日を笑顔で楽しめる社会。
おなかいっぱいの幸せと、正しい食の教育によって、次の世代が活躍できる社会。
おなかいっぱいの幸せと、多様性を受け入れ、可能性を広げる社会。
おなかいっぱいの幸せと、働き手の環境が公平で、日常生活の質が高い社会。
おなかいっぱいの幸せと、それを持続可能にする社会。
そんな社会を実現するための「+&」を、これからも生み出し続けます。
10
イートアンドグループの概況
日常のあらゆる食シーンに、新しい食文化を創造する
「食のライフプランニングカンパニー」
11
イートアンドグループのビジネスモデル
食品事業と外食事業の両輪の成長による生産事業の拡大
生産 カフェベーカリー
ラーメン
通販
大阪王将
量販店
(冷凍食品・調味料) 食品 外食
12
イートアンドグループの事業ポートフォリオ構築
食品メーカーとしての事業拡大、新業態開発による成長と、新規事業の探索
新規事業
事業
アジア/EC/M&A
食品メーカー 生産事業の拡充による
垂直展開
(生産事業)
大阪王将
(食品事業) 多業態開発による
水平展開
大阪王将 ラーメン アールベイカー
(外食事業) 業態 など新業態
業態
13
2022年2月期第1四半期の施策と今後の取組み
14
食品事業/冷凍餃子市場のシェア伸長
コロナ禍で大きく市場が伸びる中、カテゴリーシェアも拡大
冷凍餃子カテゴリー市場規模 冷凍餃子カテゴリーシェア
イートアンド A社 その他
100%
90% 19.9% 21.8%
80%
70%
60%
47.4% 43.6%
50%
40%
30%
20%
10%
32.7% 34.6%
0%
20年度 21年度
3-5月 3-5月
※インテージSCIより
15
食品事業/販売促進手法のシフト
コロナ禍の中、店頭イベントに代わる、新しい販売促進にチャレンジ
ウェブプロモーション オンラインイベント SNSキャンペーン
ティーバーCM、ウェブ広告 芸能人を起用した SNS上での話題化、コラボ
などネット上での訴求 オンラインイベント開催 販促で新たな認知を獲得
16
食品事業/自社製品のカテゴリー開拓
羽根つき餃子、ぷるもち水餃子に次ぐ新規自社製品を拡販
関東工場 関西工場
大阪王将 大阪王将 大阪王将
羽根つきスタミナ肉餃子 たれつき焼売 小籠包
17
生産事業/生産効率の向上
自社製品を拡販し、工場生産量を上げることで収益性を向上
工場生産量推移(四半期比較) 内製化比率・営業利益率推移
(トン) 岡山工場 関西工場
内製化比率 食品セグメント
9,000 関東第一工場 関東第二工場
営業利益率
北海道工場
8,000
8.0%
7,000 65%
7.0%
6,000 60% 6.0%
5,000 55% 5.0%
4,000 4.0%
50%
3.0%
3,000
45%
2.0%
2,000
40%
1.0%
1,000
35% 0.0%
0
18
※内製化比率=売上原価に占める自社製品製造原価の割合
生産事業/関東第三工場の建設
基幹商品「羽根つき餃子」の生産体制増強
関東第三工場
関東第二工場
関東第一工場
延べ床面積 5,539㎡
工事着工 2021年12月(予定)
投資総額 約24億
操業開始 2022年10月(予定)
生産能力 約595t/月
※操業時点の生産能力 19
生産事業/自動化に向けての取り組み
AI、IOTを活用し、「停まらない工場」の実現へ
IOT
各機器をIOTでつなぐことで、
タイムリーに製造状況を管理。
生産速度、歩留を自動調整、
設備の故障も事前に察知
X線AI化 生産ライン
AIでの画像センシングにより
関東第1工場の約2倍、
異物混入を防止
595トン/月の生産能力
関東第2工場を超える生産性
検査の自動化 自動回避
タレの異常確認など、目視検査を 設備異常停止時に製品を
カメラによる自動判別とロボット 一時的に回避し、トラブル時の
での排出により自動化 製品ロス削減
20
生産事業/スマートファクトリー構想
さらなる高品質と安全性の追求、IOTを駆使したスマートファクトリーへ
工程把握 設備状況
制御 把握
制御
【Iot】
生産状況
監視
安全推進 監視 通信
(労働) 【センサー】 【工場間
(製品) 【カメラ】
スマート化
z
LAN】
(衛生)
外部環境
自動化 把握
【FA/ロボット】
需給予測
省人化 性能向上
21
“スマート工場化プラン“は、経済産業省のスマートファクトリーロードマップを基準に策定しています。
外食事業/大阪王将の出店立地シフト
売上好調な生活立地への高収益モデル出店へシフト
コアターゲットを流入者層(オフィス就業者、買い回り客)から、居住者層(地域住民)へシフト
店独自のメニュー展開により、地域ニーズへ密着。テイクアウトを強化し、惣菜需要を取り込み
店舗の小型化と動線改善によるオペレーション効率向上と販管費抑制により、高収益化を実現
コロナ以前 <繁華街モデル> コロナ禍での好調店舗 <生活立地モデル>
(2020年1月以前) (2020年4月OP 千歳船橋店~)
(店舗立地構成比) (店舗立地構成比)
人通りの多い繁華街 居住者中心の生活動線沿い
大規模ターミナル至近 食品スーパー至近の日常使い
アルコール需要を獲得 高いテイクアウト比率と客単価 22
外食事業/大阪王将のコロナ禍での出店
売上好調な生活立地モデルを堅調に出店し、店舗数拡大
西新店 富山黒部店
4/28 3/22
喜多見店
5/30
第1四半期:5店舗出店
第2四半期:10店舗出店予定
東長崎店
桜台店 三河島店 両国店 院庄店
4/30 6/20 6/26 7/5 6/30
23
外食事業/販促キャンペーン、戦略商品
内食需要のさらなる開拓と、外食ならではの価値提案
内食需要のさらなる開拓 外食店舗ならではの価値提案
生餃子スタンプ この街の味シリーズ
カードキャンペーン 「ハッスル
麻婆カツライス」
リピート利用喚起 街中華の醍醐味
24
外食事業/アールベイカーの展開
地域コミュニティの中心となるようなカフェベーカリー業態のFC展開開始
日常的な利便性
ベーカリー
テイクアウト
豊かさを楽しむ フード 食事を楽しむ
ギフト ライフスタイル モーニング
ブランチ
カフェ
スイーツ
ショップ ランチ
ディナー
地元を楽しむ
地元の野菜
地元食イベント
地元の食品
25
新規事業/アジア(中国・台湾)への出店拡大
中国へのラオックス社との合弁会社による出店開始へ
中国
台湾
19店舗
ミャンマー タイ フィリピン
1店舗 3店舗 1店舗
2021年夏 オープン予定
シンガポール
6店舗
インドネシア
2店舗
※各国店舗数は2021年5月末現在
26
新規事業/EC事業展開開始
個人の名店、地方の人気ブランドを全国へ届けるECに着手
らぁ麺ジャーニー SAPPORO餃子製造所
支那そば屋、ドゥエイタリアンなど 地方の人気ブランドを全国に向け販売し、
名店の個性が集まったラーメンEC 生産効率も上げる製販一体型EC
6月 4月
オープン オープン
27
新規事業/M&Aブランドの再活性化
イートアンドグループのノウハウを活かした、横濱一品香の営業力改善
創業より66年間の歴史が持つ
「物語」の訴求、リブランド
看板メニュー「たんめん」の
カテゴリー強化
定食セットの魅せ方
餃子の焼き方の改善
FL改善や販売促進など
オペレーションの見直し
28
トピックス/地球環境への持続的な取組み
食品ロス削減を通して、地球環境を大切にします
工場残渣の活用 店頭廃棄ロスの削減
キャベツなどの食品残さや、プラトレーなど資材 廃棄になりそうな食品を消費者へお届けする
ロスについては、食品残さは肥料や飼料に、プラ 「rebake」などに参加し、廃棄ロスを減らすとともに、
スチックは発電燃料となり電気をつくるなど、資 売上の一部を寄付しています。
源の循環再生に貢献しています。
29
トピックス/地域共生への持続的な取組み
食を通した「地域との共生」への取組みを推進
産地連携の取組み 離島振興の取組み
宮崎・鹿児島を中心に7万坪以上の土地面積 「地方創生」をめざし、日本を豊かな「食列島」に
を使用し、全国各地域の農家とニンニク・生 する離島振興地方創生協会の取り組みに賛同、
姜・キャベツを栽培しています。 生産者との取組みを推進します。
北海道
宮崎県
群馬県
鹿児島県 自社農場
30
会社概要
2021年5月末日現在
社 名 株式会社 イートアンドホールディングス
英 語 名 EAT&HOLDINGS Co.,Ltd.
東京ヘッドオフィス 東京都品川区東品川4-12-8 品川シーサイドイーストタワー15階
大 阪 オ フ ィ ス 大阪市淀川区宮原3-3-34 新大阪DOIビル 3F
設 立 年 月 昭和52年8月
資 本 金 20億1,637万円
発 行 済 株 式 総 数 10,158,190株
決 算 期 2月末日
代 表 者 代表取締役会長 CEO 文野 直樹
従 業 員 数 1,249名【グループ社員・パートアルバイト(8h換算)】
業 種 飲食店経営および食品販売
営 業 店 舗 数 467店舗 (直営店 87店舗、加盟店 345店舗、海外 35舗)
31
本書には、当社に関連する見通し、将来に関する計画、経営目標などが記載されています。
これらの将来の見通しに関する記述は、将来の事象や動向に関する現時点での仮定に基づ
くものであり、当該仮定が必ずしも正確であるという保証はありません。様々な要因により、
実際の業績が本書の記載と著しく異なる可能性があります。
別段の記載がない限り、本書に記載されている財務データは日本において一般に認められ
ている会計原則に従って表示されています。当社は、将来の事象などの発生にかかわらず、
既に行っております今後の見通しに関する発表等につき、開示規則により求められる場合を
除き、必ずしも修正するとは限りません。
当社以外の会社に関する情報は、一般に公知の情報に依拠しています。
本書は、いかなる有価証券の取得の申込みの勧誘、売付けの申込み又は買付けの申込み
の勧誘(以下「勧誘行為」という。)を構成するものでも、勧誘行為を行うためのものでもなく、
いかなる契約、義務の根拠となり得るものでもありません。投資に関する決定は、閲覧者ご
自身の判断と責任で行われますようお願いいたします。
株式会社イートアンドホールディングス
経営管理本部
経営戦略部